【工場見学の前に】カルビーの歴史は？
今では日本のみならず、海外でも知られているスナック菓子の会社カルビー。元々は、全く違う会社名でした。
1949年の会社設立時には、今とは全く違う「松尾糧食工業」という名前でスタート。その後、1955年に現在の名前であるカルビーとなりました。
カルビーの「カル」はカルシウムから、「ビー」はビタミンB1から取って作られた名前です。その当時はまだ、カルビーは会社として有名ではありませんでした。
しかしその後、発売されたかっぱえびせんの人気がきっかけで、会社名が知られるようになったんです。そしてポテトチップスやじゃがりこなど、多くの人気商品を販売しています。
コンビニエンスストアやスーパーでは、必ずと言えるほどカルビーの商品が並んでいます。創業して60年以上経ち、今では日本に無くてはならない、大手お菓子メーカーとなりました。
【見学できないのも含めて】カルビーの工場は全国にいくつある？
カルビーの工場は北海道から鹿児島まで、全国14カ所にあります。日本を4つの地域に分け、各エリアに2～3工場あります。
カルビーといえば、じゃがいもを使ったお菓子が有名ですよね。各工場で製造しているお菓子は違いますが、じゃがいもを使ったお菓子を製造している工場が多いのが特徴です。
全国でポテトチップスは8工場、じゃがりこは6工場で作られています。
そして、フルーツグラノーラなどのシリアルを製造している工場もありますが、じゃがいものスナックと比べると少ない工場数です。
企業によって工場直売もありますが、カルビーには残念ながらありませんので、注意しましょう。
カルビーの工場見学ができる工場2選
カルビーの工場見学は、2カ所でのみ行われています。それぞれ場所も違えば、製造しているお菓子も違います。
ここでは、それぞれの工場を詳しく見ていきましょう。
カルビー工場見学①：北海道工場
北海道千歳市にある北海道工場では、ポテトチップスの製造過程を約90分、見学できます。カルビーで使われているじゃがいもは、北海道産のものが多く、この工場ではポテトチップス以外に、北海道限定のじゃがポックルも作られているんですよ。
まず工場に入ると、じゃがいもと土の匂いがしてくるのです。これだけで、工場見学へ来た実感が湧きますし、ますます見学が楽しみになってしまいますよね。
工場見学では最初に、カルビーの歴史や材料などについて、ガイドから説明を受けます。
特に、名前の由来はあまり考え付かないものなので、おもしろいですよ。
次に実際に製造している所を見る前に、ポテトチップスが出来るまでを説明されたDVDを見ます。
その後、窓越しに実際の製造過程を見学です。
生のじゃがいもが、あなたの目の前で食べたことのあるポテトチップスになる過程を見れるのですが、子供だけでなく大人でも楽しめると評判なんです。
大量のスナックが、次々と出来上がっていくところを見るのは圧巻。
そして多くの人が食品の工場見学で楽しみにしているのが、試食ではないでしょうか。
ここの工場でも、なんと試食ができます。
味付けされる前のポテトチップスと、味が付いた出来立てのポテトチップスを食べることができるんです。
もちろん、スーパーなどで販売されている商品は美味しいですが、出来立てにはかないませんよね。
そして工場見学をすると、お土産をもらえるのも嬉しいです。売店はありませんが、希望者は商品を購入することができますよ。
北海道工場の見学へ行きたいと思ったら、まずは1週間前までに予約が必要です。見学可能日を、公式ウェブサイトにあるカレンダーで確認しましょう。
そして日程が決まったら予約です。
予約方法は、メール、電話、FAXのみで、当日の参加は受け付けていないので、必ず予約を忘れないようにしましょう。
注意点として、見学できる子供は小学生以上なので、幼児がいる人は残念ながら参加できません。
また工場内は段差が多いので、移動に車いすが必要な人は、事前に相談しましょう。
カルビー北海道工場
住所：〒066-8567 北海道千歳市北信濃779-4
電話番号：0123-26-3822
営業時間：9:00-16:00
定休日：金・土・日・祝日、お盆、年末年始、工場の行事がある日は見学なし
入場料や利用料：なし
URL：カルビー北海道工場
カルビー工場見学②：清原工場
もうひとつカルビーで工場見学ができるのは、栃木県にある清原工場です。この工場では、かっぱえびせんとシリアルの製造を約2時間、見学できます。
あまい香りがしてくる清原工場では、フルーツグラノーラが生まれました。この工場でも最初はDVDを観てから、実際にお菓子の製造工程を見学できます。
実際の工場見学も良いですが、社員が作った模型でも、どのように商品が作られているのかを見ることができます。丁寧に作られていて、見ごたえがあるんですよ。
お菓子が完成している状態のものは、商品を購入したことがあれば見たことがあるはずです。しかしスナックが完成する前の状態にも、興味が湧きませんか？
清原工場の見学では、商品が完成する前の生地を直接、さわることが出来るんです。そしてそれぞれの商品が、生地の状態からどのような工程を経て食べられる状態になるのかも、知ることができます。
そしてこの工場でも、お楽しみの試食があります。自分で好きな味付けができるかっぱえびせんや、限定のフルーツグラノーラも食べることができますよ。
自分で味付けができるなんて、とても贅沢なかっぱえびせんですよね。ますます工場見学が、楽しくなってしまいます。
清原工場でも売店はありませんが、お土産がもらえます。そして見学時間中に、希望者は商品を購入もできますよ。
清原工場の見学は、北海道工場と同じで事前に予約が必要ですが、システムが違います。まず予約をするには、希望の2週間前までに予約が必要です。
しかし工場見学はかなり人気で、この工場の場合、12月はじめから翌年分の予約を受け付けています。ですので、春休みや夏休みなどとても混雑する期間の見学は、数か月前に予約が必要でしょう。
そして、この工場見学の空き状況を知りたい場合は、電話のみで問い合わせが出来ます。予約の申し込みは、電話、メール、FAXで出来ますが、小学生以上の子供と大人のみが参加可能なので、注意しましょう。
この工場内はエレベーターがあるので、車いすが必要な場合でも安心して見学できます。
カルビー清原工場
住所：〒321-3231 栃木県宇都宮市清原工業団地23-7
電話番号：028-346-7070
営業時間：9:00-16:30
定休日：金・土・日・祝日、お盆、年末年始、工場の行事がある日は見学なし
入場料や利用料：なし
URL：カルビー清原工場
工場見学ができない人はアンテナショップ(カルビープラス)がおすすめ！
せっかく工場見学へ行きたいと思っても、全国でたった2工場でしか実施されていません。北海道か栃木の近くに住んでいないと、行くのにも一苦労です。
工場へ行きたくても行けないなら、カルビープラスがおすすめ！カルビープラスとは、カルビー直営のアンテナショップで、日本には14店舗、海外に2店舗あります。
ここの特徴は、工場と同じく出来立てのスナックを食べられること。揚げたてのポテトチップスにチョコレートがかけられたスナック、ポテりこ、じゃがいもで作ったチュロス・ポテチュロなど、ここでしか味わえないお菓子を食べられます。
店舗限定フードメニューもあるので、各お店へ行く前にメニューをチェックするのも良いですね。そしてカルビープラスでは、その場で食べられるスナックだけでなく、商品も購入できます。
種類もいくつかあり、カルビープラス限定商品、店舗限定など選ぶのに困ってしまうほど。特に限定商品は、気になってしまいますよね。
1番人気の商品は、各地域のじゃがりこが入った「じゃがりこ地域の味シリーズ」。あなたが住んでいる地域で見ることがないフレーバーを、一度に楽しめます。
そして毎年人気なのが、甘味のあるインカのめざめを使ったポテトチップス。期間限定なので、ポテトチップスが好きなら、店舗で見つけた時に迷わず購入しましょう。
その他、お菓子以外にもぬいぐるみや文房具など子供が喜ぶものが売っているので、お土産にもおすすめです。
カルビーの工場見学は大人も子供も楽しめる！
工場見学と聞くと、子供のためのものと思われがちですが、カルビーの工場見学は、大人でも十分楽しめます。あなたが食べたことのあるお菓子が、大量に目の前で作られているのを見るのは、なかなか出来ない経験です。
カルビーの歴史やスナック菓子の作り方を学びながら、試食してお土産までもらえてしまうなんて、嬉しいですよね。思わず笑顔になってしまいます。
ぜひ時間を見つけて、工場見学へ行ってみませんか？満足すること間違いなしです。
