恵那でおすすめの観光地:恵那峡
恵那渓は、大正時代に木曽川にダムを作った際に、両幅がせばめられてできた、人工的な渓谷です。
と言っても、人工的な雰囲気はありません。
ダム建設のため自然が破壊される、というのはよくある話なのですが、恵那渓はダム建設によって景勝地となった、稀有な観光スポットなのです。
緑が豊かな渓谷となっており、春には桜やつつじ、冬にはカエデや紅葉が錦繍を描く景勝地となっています。
付近には動物も住んでおり、冬のバードウオッチングも観光客に人気のアクティビティ。
大地を掘り出したさいに地上にあらわれた、奇岩が並んでいるところは、圧巻。
屏風岩、軍艦岩、獅子岩、鏡岩など、様々な名前がつけられ、観光スポットになっています。
それらを巡る遊覧船も、人気。
すぐそばには、恵那峡ワンダーランド
もあり、子どもたちにも嬉しい観光地です。
- 住所
- アクセスJR「恵那」駅から東鉄バスに「恵那峡行き」に乗って「恵那峡バス停」下車
- 営業時間24時間
- 定休日なし
恵那でおすすめの観光地:大井宿
中山道にある宿場町の中で、もっとも大規模だと言われていたのが、恵那にある大井宿。
黒壁に講師の美しい家々が軒を連ねる観光スポットです。
それらの家には、屋根に装飾がほどこされているものがあります。
それが、「うだつ」。
もともとは屋根の中で防火の役割を持つパーツだったのですが、江戸時代には装飾をほどこし、美しい「うだつ」を軒に掲げるようになりました。
そして、それをする財力のない人のことを、うだつが上がらないと言いました。
大井宿本陣跡も大切に保存されています。
その姿は威風堂々たるもの。
大井宿がいかに豊かな宿だったのかを今に伝えています。
- 住所
- アクセスJR「恵那」駅下車 徒歩10分
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
恵那でおすすめの観光地:日本大正村
明智街に、大正時代の町並みを保存しているエリアがあります。
日本大正村といって、浪漫のある観光スポットです。
もともとはこの辺りは、製糸を地場産業として栄えていました。
その当時の建物を保存したり、復元したりして、観光客を呼び込んでいるのです。
京都にある映画村とは違い、時代を感じる建物が集まっているだけなので、入場料などは取られないのが観光客にはありがたいですね。
大正村では、当時の建物や美術を楽しむことはもちろん、着物を借りることも可能。
矢絣に袴姿で、アンティークな町並みを散策できるハイカラさんコースが大人気です。
浪漫亭という、大きなレストランでは、どこか懐かしい料理を注文できます。
子どもが大好きなメニューも揃っています。
- 住所
- アクセスJR中央線「恵那駅」より明知鉄道に乗って「明智」駅下車 徒歩5分
- 電話番号
- 営業時間9:00~17:00
- 定休日なし
- 公式サイト
恵那でおすすめの観光地:岩村城
岐阜県屈指の山城として知られる城です。
日本三大山城の一つにも数えられていました。
戦国時代には、遠山氏が治めていたのですが、城主が病没後、親戚関係にあった織田信長の傘下に入りました。
信長は、自分の5男を城主として送り込み、その後見を、遠山氏の奥方で信長の叔母に当たる女性を任せます。
彼女はおんな城主とも言われました。
その後、この城が武田勢に攻められた際、彼女が武田方の武将に嫁して武田の軍門に下ったり、それを取り返した信長が、彼女と夫の武将を逆さ磔の刑に処したり。
戦国時代の習いとして、苛烈な歴史を経た城。
今では基礎のみの城跡になっていますが、日本の名城100戦にも選ばれている、麓の太鼓櫓や本丸石垣がインスタ映えする観光スポットです。
- 住所
- アクセスJR中央線「恵那駅」より明知鉄道に乗って「岩村」駅下車 徒歩40分
- 営業時間24時間
- 定休日なし
恵那でおすすめの観光地:岩村城下町
岩村駅から岩村城へと続く道は、歴史的建造物の立ち並ぶ観光スポットです。
江戸時代の風情を色濃く残す、保存地区となっています。
黒い石塀や古い軒の続く道は、全長1.3kmもの距離。
重厚な色合いが守れており、どこを撮ってもインスタ映えする筈。
軒先には名物のカステラ、五平餅、かんからもちなどが観光客を迎えてくれ、食べ歩きにぴったりです。
近年はNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の舞台となり、観光スポットとして注目を浴びています。
- 住所
- アクセスJR中央線「恵那駅」より明知鉄道に乗って「岩村」駅下車 徒歩20分
- 営業時間24時間
- 定休日なし
恵那でおすすめの観光地:木村邸
江戸時代中期から末期にかけて、木村氏という問屋がこの街で栄えていました。
藩の財政が困窮するたびに、御用金として資金を差し出して藩を救ってきた名家です。
商人の身分に有りながら、藩主の大給松平氏からも特別な存在として認められていました。
そのため、藩主がたびたび木村氏の邸宅を訪れていたといいます。
通常、武家以外には作られることのない藩主が出入りするための玄関や、表通りを見張るための武者窓が雄壮。
上段の間や茶室、いくつもの桶が並んだおくどさんに、部屋の仕切りにほどこされた欄間など、江戸時代の裕福な邸宅の様式があちこちに留めていますので、観光に行かれた際はお見逃しなく。
- 住所
- アクセスJR中央線「恵那駅」より明知鉄道に乗って「岩村」駅下車 徒歩20分
- 電話番号
- 営業時間9:30~16:30
- 定休日月曜日
恵那でおすすめの観光地:道の駅「そばの郷らっせいみさと」
恵那に行くなら、立ち寄って頂きたいグルメスポットの一つが、道の駅「そばの町らっせいみさと」
恵那の辺りはそばがおいしいことで有名なのです。
この道の駅には「そば処らっせい屋」があり、名物のそばを食べることができます。
二八蕎麦の蕎麦打ち体験もできるのは全国的にも珍しい。
そばのソフトクリームもあり、濃厚なそばの風味が味わえるのでチャレンジしてみてくださいね。
「らっせい」というのは、三郷地区で昔使われていた言葉「らっせい」に由来しています。
道の駅のスローガンが「寄らっせい、見らっせい、食べらっせい、ゆっくりせらっせい」
「~しにいらっしゃい!」と威勢よく呼び込みを受けている気分になります。
週末は7:30~15:00まで朝市が開催されていて、地元の新鮮野菜やお米を購入できます。
- 住所
- アクセス中央自動車道恵那ICから多治見恵那線(県道66号線)を南西へ7km、約10分
- 電話番号
- 営業時間9:00~18:00
- 定休日月曜日
- 公式サイト
恵那でおすすめの観光地:明知鉄道
恵那地域の観光地を巡るなら、「明知鉄道」が便利。
JR中央本線「恵那」駅から接続していて、観光地のある「明智」駅や「岩村」駅に行くことができます。
昭和60年に開業した第三セクターの鉄道で、営業キロ数が25.1km。
地域密着で、ほのぼのした雰囲気の車両が走っています。
ローカル線で初めて食堂車を導入した歴史もある、明知鉄道。
通勤や通学の手段というより、観光列車として、いろんなキャラクター列車を走らせたり弁当列車を企画したり。
子供向けに、実際の運転席に乗車して運転シミュレーションを楽しめるサービスもしています。
鉄道名は、戦国武将「明智光秀」に由来するもの。
明智光秀は、恵那が出身地だといわれているのです(可児という説もあります)
2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公として描かれる明智光秀。
大河ドラマに向けて、大注目の鉄道になること間違いなしの観光スポットです。
- 住所
- アクセスJR中央線「恵那駅」下車
- 定休日なし
- 公式サイト
恵那でおすすめの観光地:土佐屋
江戸時代に大変栄えた恵那地域。
その一角で、染物業で財を築いていたのが「土佐屋」の元となった建物です。
岐阜地域は、昔から養蚕業を大切にしていた地域(白川郷の建物も養蚕向けに作られています)。
260年もの間、その絹や綿を美しく仕上げていました。
現在は工芸の館として観光客に開放されています。
昔の染物の歴史や工程を学べるように、様々な資料が展示されています。
260年も前の藍染についての歴史も詳しく紹介されています。
建物は資料館として改築・復元されています。
庭の天正疎水など、江戸時代の面影を色濃く残す観光スポットもおすすめです。
- 住所
- アクセスJR中央線「恵那駅」より明知鉄道に乗って「岩村」駅下車 徒歩20分
- 電話番号
- 営業時間9:30~16:30
- 定休日水曜日
恵那でおすすめの観光地:坂折棚田
全国の棚田百選に選ばれている、恵那の坂折棚田。
笠置山と権現山に挟まれたエリアに広がる田園風景には、ただの田んぼだと侮れない、観光に来てよかったと思わせる雰囲気があります。
その歴史は古く、400年以上前から、千枚田と言われる棚田があったことがわかっています(現在は468枚)。
坂折集落の始まりは、大坂冬の陣からしばらく後とのこと。
小中学生相手の農業体験や、石積塾の開催など、観光や教育の一環として様々なイベントが企画されていて、観光客を呼び込んでいます。
毎年5月30日頃に行われる、田の神様灯祭りは、非常に幻想的な観光スポットになっています。
- 住所
- アクセスJR中央線「恵那駅」より恵那市自主運行バス中野方線に乗車「野瀬」バス停下車
- 電話番号
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
2020年に大注目の観光地恵那へ!
2020年の放映に向けて希代の高まる「麒麟がくる」
明智光秀の出身地として、大河ドラマの舞台になることは想像に難くありません。
2019年も、大河ドラマに向けて、観光地として様々に発展すると要されています。
緑の中に眠るような恵那地域ですが、江戸時代に発展し、その面影を残す観光スポットが多く存在しています。
恵那観光で、歴史と自然を満喫しましょう!