青ヶ島に行ったらぜひ行きたいおすすめ観光地14選｜宿泊地も併せて紹介

青ヶ島ってどんなところ？

東京都でありながら、船を使って13時間以上もかかる場所にあるのが青ヶ島です。
ここは一体どのような島なのでしょうか。

青ヶ島についての概要やどのような観光ができるのかを紹介します。

人口が少ない島

青ヶ島は、人口170人の島で、113の世帯が暮らしています。
住民は標高250ｍほどの高いところに集落をつくって暮らしています。

島そのものは、一周が9キロほどとコンパクトなので観光するにはとても楽ではないでしょうか。
この島には、男島、鬼が島なる伝説も残っているそうです。

今回はそんな青ヶ島について観光地や宿泊スポットをご紹介します。

二重式火山の島

青ヶ島は神秘の島としてしられ、手つかずの自然がたくさん残っています。
島には複合火山があり、島のあちらこちらから噴気がみられますが、主だった火山活動はない状態が続いています。

火山のカルデラの外側である岡部地区に「休戸郷」と「西郷」という2つの集落があります。

青ヶ島にあるおすすめ観光地13選

東京から358km離れた南の島・青ヶ島まで13時間ほどの船旅か、飛行機に50分乗って八丈島まで行き、その後ヘリコプターに20分乗って青ヶ島へ行くかどちらかで行くことができます。
都会では見ることができない伊豆諸島の青ヶ島でおすすめの観光スポットよりすぐり13ヶ所ご紹介します。

青ヶ島にあるおすすめ観光地1：大凸部公園

青ヶ島の岡部地区には、標高250～300mの高台があります。
絶景を楽しむことができる場所の1つで、観光におすすめなのが大凸部（オオトンブ）です。

展望台もあり、気軽に登ることができる観光スポットです。
青ヶ島港（三宝港）より車では5分ほど、徒歩では50分ほどで行くことが可能です。

周囲には遊歩道などもあるのでトレッキングを兼ねて行くのもよいでしょう。

青ヶ島にあるおすすめ観光地2：青ヶ島港（三宝）

青ヶ島(三宝)港は青ヶ島への玄関口です。
ここには、小型定期船が運行しており八丈島と青ヶ島を結んでいます。

港は200ｍの断崖で要塞をイメージさせる雰囲気も話題です。
天気の良い日は、堤防で釣りなどを楽しむことができる観光スポットです。

側にある海岸は海水浴場なので、海遊びもできます。
三宝港までは、八丈島から「あおがしま丸」という船で2時間半、「東京愛らんどシャトル」ヘリで20分ほどです。

東京竹芝桟橋から飛行機で八丈島まで50分ほどです。
その後、船で20分で青ヶ島港に行く方法もあります。

青ヶ島にあるおすすめ観光地3：丸山遊歩道

青ヶ島の池之沢地区にある丸山は、港から徒歩34分の場所にある内輪山です。
その山の周辺を散策するのにぴったりなのが、丸山遊歩道です。

丸山遊歩道は、太平洋を眺めることができる観光スポットで絶景を満喫できます。
自然豊かな場所で、季節折々の草花や野鳥の観察を楽しめます。

青ヶ島にあるおすすめ観光地4：ふれあいサウナ

青ヶ島には様々な施設がありますが、三宝港より徒歩で30分の「ふれあいサウナ」もおすすめです。
ふれあいサウナは、島の池之沢地区にある地熱を利用したサウナです。

営業時間は、平日は16時～20時、土・日・祝日のみ14時～20時で、定休日は第1、3、5水曜日です。
どちらも閉店1時間までに入館しておく必要があります。（2020年8月17日時点）

ふれあいサウナは緑豊かな場所にあり、風景を楽しみながらサウナを堪能できます。
屋外には卵や野菜を蒸して食べられる地熱窯があります。

島の観光を楽しんだ後に利用してみはいかがでしょうか。

青ヶ島にあるおすすめ観光地5：ひんぎゃ

地方に行くと、その地域の言葉の訛りがそのまま名前になった観光スポットを見かけることがありますが、「ひんぎゃ」もその1つです。
火山がある青ケ島らしい言葉で、「火の際（ひのきわ）」が転化し「ひんぎゃ」と呼ばれています。

ひんぎゃは池之沢地区の方言で、地面からたくさんの蒸気が出ているスポットのことを言います。
電気がない時代に、蒸気や地熱を料理などに使っていたと言われています。

すぐそばに地熱窯があり、地熱を活かして食べ物をふかして食べる体験ができます。
青ヶ島港より車で10分かからない場所にあります。

青ヶ島にあるおすすめ観光地6：オオタニワタリ群生地

青ヶ島の池之沢地区にある「オオタニワタリ群生地」は、おすすめの観光スポットの1つです。
オオタニワタリの由来は、「谷を渡る」という言葉で、日本本土では見ることがない植物・シダの群生を見ることができる貴重な場所です。

このシダは島のあちらこちらで見ることができます。
おすすめの時期は3月から5月にかけてです。

八丈島から東京愛ランドシャトルで約20分ぐらいです。

青ヶ島にあるおすすめ観光地7：尾山展望公園

青ヶ島の岡部地区にある「尾山展望公園」は、パノラマビューの絶景を眺めることができる場所です。
地形も独特な場所で、視界を邪魔するものがない場所のために360度に広がる太平洋を見ることができます。

天気の良い日は八丈島の方まで見え、島全体を見渡すことができるおすすめの観光スポットです。
アクセスは、青ヶ島ヘリポートから徒歩で20分ほどです。

青ヶ島にあるおすすめ観光地8：ジョウマン

観光スポットの1つが岡部地区にある「ジョウマン」です。
ここは、夜に星を観測するスポットとしても人気の場所です。

島の北部にある標高200ｍのジョウマンでは、周辺が草原に覆われています。
青ヶ島そのものは、満天の星が見える場所としても知られ、多くの人が星空を見に訪れます。

ジョウマンまでは港より徒歩で約1時間の場所にあります。

青ヶ島にあるおすすめ観光地9：佐々木次郎太夫屋敷跡

佐々木次郎太郎屋敷跡は、天保6年に火山が噴火した時に島民を非難させて命を救った功労者です。
その功労者である佐々木次郎太夫の江戸時代に住んでいた屋敷跡で、現在は玉石垣が残っています。

島には、墓石も残っており、島の歴史を語る貴重な資料であり観光スポットの1つです。
港より徒歩で1時間、車で10分ほどの場所にあります。

青ヶ島にあるおすすめ観光地10：東大所神社

東大所神社は、青ヶ島の観光スポットの1つで、赤い社殿が印象的です。
この場所には、かつて、島民7名を殺傷したと言われている人物「浅之助」が祀られています。

祟神と呼ばれたことがある「浅之助」ですが、失恋を理由に島民を殺傷し、その後入水自殺を図っています。
そんな「浅之助」を祭っている神社ですが、現在は縁結びの神としてパワースポットになっています。

青ヶ島港より車で5分ほどの場所に神社があります。

青ヶ島にあるおすすめ観光地11：大里神社

大里神社は、昭和41年頃まで島で行われていたという「でぃらほん」といお祭りで使われていた、でぃらほん男の鬼面と女面が安置されている場所です。
「でぃらほん」祭りは、11月25日夜中から行われる復活の祭りで、死者を呼び起こすものだったと言われています。

神社には、大小20基ほどの石場が残っています。
神社の主祭神は、オオナムチノミコトで神社鳥居の正面に鎮座しており、玉石の階段が見どころの1つです。

アクセスは、港から車で10分ほどです。

青ヶ島にあるおすすめ観光地12：清受寺

青ヶ島にある、たった1つのお寺ということで観光スポットになっています。
浄土宗のお寺で建立されたのは1695年で、明治以降、寺には僧侶がいない状態になっています。

寺院までは、港より車で10分ほどです。

青ヶ島にあるおすすめ観光地13：金毘羅神社

天明の時代に島が噴火した時に、八丈島から無事にもどることができるように安全を祈願した神社で、青ヶ島のヘリポートの側にあります。
神社には4つの神が祀られているといわれ、そのうちの1つが、火山の時に島民を非難させることに尽力を尽くした佐々木次郎太夫です。

青ヶ島港より車で10分ほどの場所にあります。

青ヶ島にあるおすすめ宿泊所3選

青ヶ島へ観光の際におすすめの宿泊施設として「あおがしま屋」「 民宿杉の沢」「あじさい荘」が挙げられます。
それぞれの「特徴」「アクセス」「料金」「おすすめポイント」などを詳しくご紹介していきます。（2020年8月17日時点）

青ヶ島にあるおすすめ宿泊所1： あおがしま屋

あおがしま屋は、大きな岩に「宿あおがしま屋」と書かれているのが目印です。
チェックイン・チェックアウトは、その時の交通機関に応じた対応をしてくれます。

アメニティとして歯ブラシ・タオル・バスタオル・ドライヤー・シャンプー類も無料で使用できます。
無料で使える洗濯機や乾燥機もあり、長期滞在の際に便利ではないでしょうか。

宿泊料金は1泊1万食事つきです。
青ヶ島港より車で6分ほどです。

青ヶ島にあるおすすめ宿泊所2： 民宿杉の沢

おすすめの宿泊所、民宿杉の沢は、島で居酒屋も経営している会社が運営をしています。
1泊2食付きで7800円より滞在できます。

チェックイン・チェックアウトは10時です。
要相談で、宿までの送迎もあります。

予約をすれば、伊豆諸島や八丈島などの郷土料理として知られる島寿司を食べることができます。
島ごとに食べ方が異なるので、青ヶ島の島寿司を堪能したい人は、民宿杉の沢に滞在してみるのもいいのではないでしょうか。

アクセスは、青ヶ島港より車で6分ほどです。

青ヶ島にあるおすすめ宿泊所3： あじさい荘

あじさい荘は、青ヶ島港より車で6分ほどの場所にあります。
島の料理や家庭的な料理を食べることができる宿で、ダイニングから海を眺めながら食事が楽しめます。

宿泊は一泊3食付きで9500円ですが、相談にも応じてくれます。
和室のみ5部屋でチェックイン、チェックアウトは公共交通機関に合わせて対応してくれます。

現在は休業中です。

青ヶ島を堪能しよう！

青ヶ島は世界的にも珍しい二重式火山があり、気温は1年を通して20度ほどです。
日本本土では見ることができないような植物が育つ豊かな自然と絶景を楽しんだり、都会では見ることができない星空観測も楽しめます。

東京から10数時間の船旅を経て、ぜひ一度、魅力的な青ヶ島へ観光に行ってみてはいかがでしょうか。
都会の喧騒からしばし離れ、自然豊かな青ヶ島で心身ともにリフレッシュしましょう。