シンガポールのホーカーズってなに?
そもそも「ホーカーズ」とはなんのことを言っているのでしょうか?
この言葉は屋台を意味するホーカー(Hawker)が由来となっています。
隣国であるマレーシアやタイなどのように、シンガポールには屋台がたくさんありました。
しかし衛生面などで問題を抱える屋台を、シンガポール政府が廃止するよう働きかけたのです。
それでもシンガポール住民にとって屋台は必要不可欠な存在でした。
なぜなら自宅で料理する習慣があまりなかったシンガポール人にとって、屋台での食事は日常的だったのです。
この点を考慮し、たくさんの屋台を一ヶ所に集めたフードコートが誕生しました。
屋台(Hawker)がたくさん集まっているという意味でホーカーが複数形となり、ホーカーズという名前になったのです。
シンガポールのホーカーズの衛生管理はどう?トイレはある?
正直、ホーカーズの見た目はレストランなどに比べると劣ると言わざるを得ません。
多くの場合、ホーカーズには壁がなく、Tシャツやポロシャツを着た人たちが小さなキッチンでせわしなく調理しています。
従業員が決まったユニフォームを着ているわけでもなく、統一感もありません。
中には古いテーブルやいすが使用されているところもあるために、おしゃれな雰囲気すら感じられないところもあります。
しかしシンガポールのホーカーズは、政府によってしっかりと管理されています。
衛生面に関する資格がなければここでお店を開くことはできず、規則に反すると罰金を支払わなければならないのです。
またホーカーズにの中にはトイレがないところもあります。
そのためトイレを心配するのであれば、滞在中は宿泊しているホテルやショッピングモール近くのホーカーズに行くことをおすすめします。
シンガポールのホーカーズは値段はどれくらい?クレジットカードは使える?
ホーカーズでの食事の価格は、場所によって異なります。
しかしおおよその価格は3SD(約180円)から6SD(約480円)ほどです。
ホッケンミーやビーフヌードル、それにチキンライスやナシゴレンといったシンガポールの定番メニューは、だいたい4SDから6SDほどで食べることができます。
日本に比べるとかなり安いものの、隣国のマレーシアやタイに比べると約2倍から3倍の値段になります。
ホーカーズでの支払いは、現金で行うのが基本です。
ショッピングモール内にあるホーカーズの中にはクレジットカードが使用できるところもありますが、ほとんどのホーカーズは現金支払いのみです。
シンガポールのホーカーズに行ってみよう!席や注文方法は?
ではホーカーズに行ったら、何をどのように注文したらよいのでしょうか?
ホーカーズでの暗黙のルールについて見ていくことにしましょう。
ここではすべきことを順を追って説明していきます。
座席をゲットしよう!相席でもOK!
ホーカーズでは壁際に沿ってたくさんの屋台が並んでおり、中央にはたくさんのテーブルや椅子がセットされています。
そのためまずは座る場所を確保しなければなりません。
混み合うこともありますが、席取りのために争奪戦が起こるようなことは滅多にありませんので、ご心配なく。
またクーラーのないホーカーズの天井には、大きなファンが付いています。
シンガポールは常夏の国です。
そして日中は気温がかなり上昇するために、心地よい風を送ってくれるファンの下の席は人気があります。
また屋台の多くは火を使って調理しています。
そのため屋台近辺は非常に暑く感じられることもあります。
もちろん混んでいれば席を選ぶことはできません。
しかし空席がたくさんあるような状況では、これらのことを考慮してふさわしい席を見つけることができます。
料理の注文方法は?
席に座ると、ウェイターやウェイトレスが注文を取りに来てくれるところもありますが、このようなホーカーズは非常に稀です。
多くの場合、屋台に赴き、そこで料理を注文します。
屋台は様々な料理を販売していますが、1つの屋台に1ジャンルといったように、食べ物の種類によって分かれています。
たとえばホッケンミーやワンタンミーなどの中華系ヌードルを専門的に販売している屋台や、チキンチョップやフィッシュアンドチップスなどのウェスタンフードを販売している屋台などがあります。
また屋台には必ずと言っていいほどメニューの写真が貼られていますので、それを見て何を注文するのかを決めることもできます。
料理を注文したら、自分の席を伝えます。
座席に番号が書いてあればその番号を伝え、もしそのような番号がなければ座席を指さして、「あの辺に座っています」と言えば、料理を運んでくれます。
ハラルマークって何だろう?
隣国のマレーシア同様、シンガポールにはイスラム教徒もいます。
そのためこのような人達も安心して料理を食べることができるよう、ホーカーズには「ハラルマーク」というマークが貼られている屋台があります。
イスラム教徒は豚肉を食べることがせきません。
そしてハラルマークを貼っている屋台では、豚肉、そして豚を原材料としたものを一切使用していません。
そのためイスラム教徒の人たちは、このような屋台で料理を注文することができるのです。
このマークはシンガポールを旅行でお訪れた外国人イスラム教徒にとっても、大きな役割を果たしています。
お箸やソースも忘れずに。食器は片さなくても大丈夫!
料理と一緒に箸やスプーン、そしてフォークなどが運ばれてくることもありますが、そうでない場合もあります。
ホーカーズの中にはそれらが一ヶ所にまとめて置かれているところもあります。
そのため箸などが料理と一緒に来なかった場合、それが置かれている場所を見つける必要があります。
場所によっては各テーブルに置かれているところもあり、この点はホーカーズによって異なります。
基本的に食べ終わった食器はそのままにしておくことができます。
ちなみにお会計は食事がテーブルに届けられた後、ウェイターもしくはウェイトレスに渡します。
シンガポールのホーカーズはミシュランを獲得したお店もある!
ホーカーズに並ぶ屋台の中にはミシュランで星を獲得するほどのお店も存在します。
たとえば「香港油鶏飯麺」と「吊橋頭大華猪肉麺」は連日行列ができる屋台であり、シンガポール国内ではすでに有名店です。
名前からしてわかるように、どちらも中華料理を振舞う屋台です。
前者の方はチキンをメインとした料理が好評で、チキンライスやチキンミー(チキンヌードル)が有名です。
後者の方はバクチョーミーが大人気です。
これはバク(肉)とチョー(ミンチ肉)が入ったミー(麺)のことです。
価格もお手頃であり、「こんなに安くミシュランの星を獲得したお店の料理が食べられるの!」と思わず感嘆の声を上げてしまうほどです。
ひとりでホーカーズ巡りも楽しい!シンガポールでおすすめのホーカーズ10選!
では続いてシンガポールの有名ホーカーズについてご紹介したいと思います。
- マクスウェル・フードセンター
- オールドエアポートロード・フードセンター
- フード・オペラ
- テッカセンター
- ニュートン・フードセンター
- フード・リパブリック
- ラサプラ・マスターズ
- ティオンバル・マーケット
- チャイナタウン・コンプレックス・フードコート
- ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケット
続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。
マクスウェル・フードセンター
「マックスウェル・フードセンター」はチャイナタウンにあるホーカーズで、古くから地元の人たちで賑わう有名スポットです。
週中のお昼時には午前中の仕事を終えた人たちが、昼食を取りにやってきます。
また朝からオープンしているお店も多く、仕事前に朝食を取る人の姿も見受けられます。
最近ではガイドブックなどでも取り上げられるようになり、地元のシンガポール人の他にも、たくさんの外国人観光客の姿を目にします。
マクスウェル・フードセンター
住所:1 Kadayanallur Street, シンガポール 069184
営業時間:10:00~22:00(屋台の営業時間は店舗により異なる)
定休日:店舗により異なる
URL:マックスウェル・フードセンター
オールドエアポートロード・フードセンター
名前が示すように、「オールドエアポートロード・フードセンター」は1955年に閉鎖された旧カラン空港付近のオールドエアポートロード南側に位置するホーカーズです。
規模が大きく、都心から離れているものの、多くのお客さんが集まるところとなっています。
周囲にシンガポールの観光名所はないものの、このホーカーズに来るためだけに交通機関を用いて足を運ぶ観光客もいます。
オールドエアポートロード・フードセンター
住所:51 Old Airport Rd, シンガポール 390051
営業時間:6:00~23:00(屋台の営業時間は店舗により異なる)
定休日:店舗により異なる
URL:オールドエアポートロード・フードセンター
フード・オペラ
「フード・オペラ」は「イオン・オーチャード」というショッピングセンター内にあるホーカーズです。
シンガポールではショッピングセンター内にあるホーカーズを「フードコート」と呼びますが、フード・オペラも地元の人たちの間ではフードコートとして親しまれています。
コロニアル調のモダンでおしゃれなフードコートで、たくさんの外国人観光客も訪れるところです。
お店もたくさんあるために、清潔な場所でゆっくりと食事を取りたいという人におすすめです。
フード・オペラ
住所:Orchard Turn #B4-03/04, 2 ION Orchard No, シンガポール 238801
営業時間:10:00~22:00、金曜日、土曜日のみ23:00まで営業(屋台の営業時間は店舗により異なる)
定休日:店舗により異なる
URL:フード・オペラ
テッカセンター
「テッカセンター」はリトルインディアにあるホーカーズです。
そのためインド料理が食べたいという人におすすめです。
屋台の他にもマーケットとして使用されているエリアがあり、肉や野菜、そして果物なども販売されています。
また建物の2階にはインド系の服飾店があり、ここでインド人が着用する華やかな衣装などが販売されています。
テッカセンターはホーカーズ、そしてアジアのマーケットの雰囲気を同時に味わえるところとなっています。
テッカセンター
住所:Bukit Timah Rd, シンガポール
営業時間:6:30~21:00(屋台の営業時間は店舗により異なる)
定休日:店舗により異なる
URL:テッカセンター
ニュートン・フードセンター
「ニュートン・フードセンター」は2016年に改装工事が完了したホーカーズです。
シンガポールのホーカーズの中でも海鮮料理を振舞う屋台が多いことで知られています。
またビール専門の屋台もあるために、お酒を楽しみながら美味しい海鮮料理を食べたいという人におすすめできる場所です。
ホーカーズの周りにはたくさんの木が植えられており、自然に囲まれた場所にあるのもここの特徴です。
ニュートン・フードセンター
住所:500 Clemenceau Ave North, シンガポール
営業時間:12:00~2:00、(屋台の営業時間は店舗により異なる。24時間営業のお店も有り)
定休日:(店舗により異なる)
URL:ニュートン・フードセンター
フード・リパブリック
「フード・リパブリック」は、シンガポール国内に15店舗を展開するフードチェーンです。
その中でも今回ご紹介するのは「サンテック・シンガポール国際会議展示場」の地下1階にあるフード・リパブリックです。
清潔でおしゃれなこのホーカーズは、観光スポット「富の噴水」の目の前にあります。
そのためここを見てから食事を取ることができます。
シンガポール料理の他にもデザートや飲み物もオーダーできるために、観光の合間の休憩にも使用できます。
フード・リパブリック(サンテック・シティ)
住所:3 Temasek Boulevard #B1-115 to 120, #B1-126/127, シンガポール 038983
電話番号:6338 2848
営業時間:10:00~22:00、金・土・祝日の前日は10:00~23:00
定休日:無し
URL:フード・リパブリック(サンッティク・シティ)
ラサプラ・マスターズ
高級ホテルとして知られる「マリーナ・ベイ・サンズ」の地下2階にある「ラサプラ・マスターズ」は、24時間営業のフードコートです。
ここは他のホーカーズとは一味違う雰囲気を楽しむことのできる場所です。
ここにあるお店はアジア各国の名店であり、クオリティーの高いものが提供されています。
しかし当然のことながら値段は他のホーカーズに比べると高くなります。
そのためホーカーズと同じような感覚で訪れるというよりは、レストランでの食事感覚で訪れるようなところです。
ラサプラ・マスターズ
住所:2 Bayfront Avenue, B2-50 The Shoppes at Marina Bay Sands
電話番号:(+65)6516-0161
営業時間:24時間
定休日:無し
URL:ラサプラ・マスターズ
ティオンバル・マーケット
名前が示すように、「ティオンバル・マーケット」は市場です。
ここでは生鮮食品や花などが販売されています。
しかし2階にはホーカーズエリアがあり、ここでシンガポールのB級グルメを楽しむことができます。
2017年にリニューアルしているために、以前はかなりローカル色が強かったこの場所も、今では非常にきれいです。
ティオンバル・マーケット
住所:30 Seng Poh Rd, シンガポール 168898
営業時間:店舗により異なる
定休日:月曜日
URL:ティオンバル・マーケット
チャイナタウン・コンプレックス・フードコート
「チャイナタウン・コンプレックス」はチャイナタウンの真ん中に位置するホーカーズです。
かなり大きな規模であり、4つのエリアに分かれています。
チャイナタウンにあるものの、屋台は中華料理、インド料理、そしてマレー料理など様々です。
ここは常に多くの人が集まる場所です。
またミシュランの星を獲得した「香港油鶏飯麺」もあり、外国人観光客もたくさん訪れます。
チャイナタウン・コンプレックス・フードコート
住所:335 Smith St, シンガポール 050335
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
URL:チャイナタウン・コンプレックス・フードコート
ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケット
1838年に建てられた「テロック・エア市場」を改装し、新たに出来上がったホーカーズが「ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケット」です。
ここでは中華系、インド系、マレー系、そしてタイやベトナムなどの料理も楽しむことができます。
また韓国料理や日本料理のお店もあります。
値段は多少高くなるものの、こうした料理をシンガポールで食べれるのも、嬉しいことです。
ちなみにお昼時などは地元の人たちが立ち寄るために、非常に混雑します。
ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケット
住所:18 Raffles Quay, シンガポール 048582
電話番号:6220-2138
営業時間:11:00~21:00、もしくは22:00が一般的
定休日:無し
URL:ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケット
ホーカーズで食べてみたいシンガポールグルメ10選!
では次にシンガポールのホーカーズでおすすめのメニューをご紹介します。
代表的なものは以下の通りです。
- トセ
- ロティチャナイ
- ナシゴレン
- ナシレマ
- サテ
- ミーゴレン
- ラクサ
- ビーフヌードル
- 経済飯
- 肉骨茶(バクテイ)
ではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ①:トセ
「トセ」はインド料理です。
薄いクレープのような形をしていま。
主な材料は米粉ですが、中にはポテトを練り込んだものなどもあります。
味は塩味で、シンプルではあるものの食べやすい料理です。
たいていの場合、トセを注文するとシルバーカラーのお皿にのせて運ばれてきます。
このお皿にはいくつかの窪みがあり、そこに数種類のカレーが入っています。
これらのカレーにトセをつけて食べます。
基本的にカレーのお代わりは無料です。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ②:ロティチャナイ
「ロティチャナイ」もインド料理です。
「ロティ」とはパンのことを言います。
使用されている材料はパンと同じ小麦粉で、バターを練り込んで薄く焼かれます。
焼きあがったロティチャナイはギュッと握られ、くしゃくしゃにされます。
この料理も手でちぎってカレーにつけて食べるわけですが、焼きあがった後に握られることでちぎりやすくなり、容易に食べることができるのです。
トセ同様、ロティチャナイもシルバーカラーのお皿にのって運ばれてきます。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ③:ナシゴレン
「ナシゴレン」はシンガポール風フライドライスです。
味付けはスパイシーで、日本で食べられているチャーハンとは異なります。
ナシゴレンには様々な種類があります。
ナシゴレンビアサと呼ばれるノーマルナシゴレン、ナシゴレンアヤムという鶏肉入りのもの、そしてナシゴレンパタヤという薄焼き卵に包まれたオムライスのようなものなどが代表的です。
お店によっては数えきれない種類のナシゴレンを提供しているところもあります。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ④: ナシレマ
「ナシレマ」はマレー料理です。
これはココナッツで炊いたご飯に、サンバル(唐辛子やエビを使ったスパイシーなソース)や小魚、そして卵などがセットになったものです。
お店によって添えられるおかずは異なります。
またおかずの種類や数を選べるお店もあり、自分好みのナシレマとすることも可能です。
選ぶおかずの数によって量を調節することができるために、テイクアウトしてホテルで小腹が空いたときに食べることもできます。
ちなみにテイクアウトすると、バナナの葉にナシレマを包んでくれるお店もあります。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ⑤:サテ
「サテ」は日本で言う焼き鳥です。
当然のことながらこれだけではお腹は満たされません。
そのためお酒のつまみや小腹が空いたときに食べることのできるメニューです。
シンガポールのサテはピーナッツのソースにつけて食べます。
またお店によっては生のタマネギがサテのお皿に添えられていることもあります。
ピーナッツのソースは甘味を帯びていますが、この味がサテとタマネギにマッチします。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ⑥:ミーゴレン
「ミーゴレン」はフライドヌードルのことです。
これはインド風、マレー風、そしてチャイニーズ風と様々な種類があります。
チャイニーズ風になると、チャークイテオやフライドビーフンといったように、さらに種類が複雑になります。
インド風、そしてマレー風はスパイシーな味付けが一般的で、ライムをかけて食べることもあります。
価格もリーズナブルであり、人気のメニューです。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ⑦:ラクサ
「ラクサ」は濃厚なスープが特徴的なスープヌードルです。
ココナッツミルクが使われているために、クリーミーなカレーのようなスープに仕上がっています。
具材には海老が使用されており、その出汁がラクサの味を際立たせています。
多くの場合、この料理を注文すると別皿にサンバルとライムをのせたものが運ばれてきます。
これらはお好みで入れることができます。
ラクサ自体、すでにスパイシーな仕上がりとなっていますが、他のシンガポール料理と比べると、それほど辛くはありません。
そのためもう少し辛みを加えたいという人は、サンバルをスープに混ぜることができます。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ⑧:ビーフヌードル
「ビーフヌードル」は名前が示す通り、牛肉の入ったスープヌードルです。
出汁にも牛肉が使用されているために、スープはコクのある上品な味に仕上がっています。
このスープの味を求めてビーフヌードルを注文する人もいます。
具材は牛肉がメインであり、野菜などはそれほど多くありません。
そのため見た目はさほど華やかではないものの、味は最高です。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ⑨: 経済飯
シンガポールのホーカーズを訪れると、「経済飯」、もしくは「Economy Rice」という看板を目にすることがるでしょう。
これはいわゆるビュッフェ方式のお店です。
お店にはたくさんのおかずが並べられており、そこから好みのものをチョイスするのです。
もちろん料金はおかずの種類、そして量によって異なります。
お店の中にはおかずの料金を表示していないところもあります。
そのようなところでは事前に料金を尋ねるのがベストです。
ホーカーズで食べたいシンガポールグルメ⑩:肉骨茶(バクテイ)
「肉骨茶」とは名前が示す通り、骨付きの豚肉をお茶で煮込んだ料理です。
お茶といっても漢方薬を煮出したようなものを使用するために、健康促進に貢献する料理です。
肉骨茶はご飯と一緒に食べられる料理ですが、この料理とご飯を注文するとお皿に刻んだニンニクと唐辛子の入った小皿を運んでくれます。
これは肉骨茶に直接入れることもできますし、お皿に醤油を注いでそれをご飯にかけて食べることもできます。
ちなみに肉骨茶は地元の人が風邪をひいたときなどにもよく食べられる料理です。
シンガポールのおすすめホーカーズ10選!値段を気にせず深夜のひとり巡りのまとめ
華やかで近代的なイメージの強いシンガポールですが、B級グルメと呼ばれる美味しいローカルフードはまだまだ健在です。
本当のシンガポールを楽しみたいのであれば、このようなものにトライすることをおすすめします。
そしてホーカーズは美味しいローカルフードを提供する屋台の宝庫ですので、是非とも足を運んでください。