マカオの通貨はマカオ・パタカ
それでは、マカオの通過の種類を紹介します。
通貨の単位は、2種類あります。
それは、パタカ(MOP)とアボス(Avos)です。
なお、パタカ(MOP)とアボス(Avos)の関係は、1パタカ(MOP)が100アボス(Avos)となります。
MOP1=約13円(2019年1月現在)になります。
なお、紙幣は、
- 10MOP
- 20MOP
- 50MOP
- 100MOP
- 500MOP
- 1000MOP
硬貨の種類は、
- 10Avos
- 20Avos
- 50Avos
- 1MOP
- 2MOP
- 5MOP
- 10MOP
ちなみに、マカオでは、香港ドルも使用されていて、香港では、1HK$(1.03MOP)と、ほぼ価値が同一で使用できます。
そして、パタカの方が多少お得ですので、クレジットカードの支払いで通貨を選部ことができるときは、パタカ(MOP)を選ぶことでお得でしょう。
ここからは、両替について紹介します。
日本円からパタカ(MOP)間の両替は、便利さやレートなどを考えれば、マカオでの両替がお得です。
マカオの物価は日本に比べて高いのか?それとも安いのか?
現在、中国は急速な経済成長をしています。
その影響で中国の物価や中国系の物価が上がってきています。
もちろんマカオもその一つであり、平均年収で比較すると、マカオの人は、日本人の平均年収の約2倍で約800万円になります。
食事や公共交通機関は安い(日本と比較すると)ですが、宿泊費の物価は日本と同じくらいです。
次に、宿泊費の物価について紹介します。
観光地の中心にあるホテルは、観光には便利ですが、宿泊費は高くなります。
マカオの最高級なホテルの平均な費用の物価は、約15000-50000円/泊で、4つ星ホテルの平均費用は、約14000-18000円/泊。
どちらも豪華なレストランやFree Wifi、屋外スイミングプール、サウナなどが完備されていることがほとんどです。
また、3つ星ホテルの平均費用の物価は、約6000-13000円/泊で、比較的綺麗で、立地もある程度良いでしょう。
基本的にアメニティも揃っていて、十分です。
2つ星ホテルの平均費用の物価は、約3000-8000円/泊で、1人旅やバックパッカーには便利でしょう。
睡眠を取るだけならば、問題無いですが、ホテルによってはWi-Fiがない場合もあるので注意しましょう。
マカオの物価が高い理由
マカオは、近年急速な経済発展を遂げて、アジアの中で最も1人当たりGDPが高い国。
そこで、マカオを訪れる観光客にとって、マカオの物価は実際どうなのか重要です。
下記は、マカオの物価が高い理由を3つに分けています。
- 中国人の爆買い
- カジノ経営権の国際入札
- マカオがアジアの中で最も1人当たりGDPが高い国
マカオの物価が高い理由を下記で、詳しくみていきます。
マカオの物価が高い理由①:中国人の爆買い
マカオの物価が高い理由の一つが中国人の爆買いです。
中国本土からの中国人の富裕層がブランド品から日用品などをマカオで買い占め、その影響でマカオの経済は好調です。
現状、マカオを訪れる外国人旅行者の数が増え続けています。
そして、中国人旅行客がマカオ国内の家電量販店やデパート、ドラッグストアなどで、購買意欲を爆発させています。
中国人がマカオに行く理由で最近多いのは「爆買い」といわれるショッピングを目当てとするものです。
「爆買い」という言葉は、すでに社会現象となっています。
この中国人の爆発的な購買意欲は、小売業界をはじめとしたマカオ経済にとってかなり貢献しています。
結果として、マカオの物価水準も上昇傾向になっているのです。
マカオの物価が高い理由②:カジノ経営権の国際入札
中国から返還されてからマカオ経済は、最も大きな変化がありました。
それは、2002年にカジノ経営権の国際入札が実施されたことがきっかけでしょう。
その結果、これまで地元の「Sociedade de Jogos de Macau」が市場を支配してきたカジノ産業の経営の権利が、香港系、アメリカ系企業に開放されました。
このようなマカオへの外資系カジノ関連産業の参入は,マカオ地域の経済や社会を根本から変革します。
そして、カジノ、ホテル、レストラン、デパート、劇場、会議場などから複合的に構成される「統合型リゾート」開発します。
それを基本的な戦略としたアメリカのラスベガス系カジノ産業の参入によって、それまでのマカオカジノの暗いイメージはなくなり、家族で訪れることのできる華やかで巨大なリゾート施設に変貌したのです。
マカオの物価が高い理由③:マカオがアジアの中で最も1人当たりGDPが高い国
マカオがここまで経済発展した理由は、カジノ産業の発展による、中国本土のカジノ客と観光客の増加によるものです。
なお、マカオが中国に返還された1999年以降、マカオのGDPはカジノ産業の後押しで557%も成長しました。
さらに、2006年にはカジノ売上で、米ラスベガスを抜いて世界最大のカジノセンターとなりました。
そして、2013年のマカオの年間カジノ売上は、約4兆6000億円となり、米ラスベガスの約6640億円の約7倍の規模に到達しているのです。
また、2018年には、マカオのコタイ地区では、新たなカジノリゾートの開設と並行して、高速鉄道や高速道路、橋などの交通インフラの整備に取り組んでいます。
そして、香港国際空港からマカオまで車で、30分の移動ができるようになる世界最長の香港、珠海、マカオ大橋(港珠澳大橋)が2017年までに開通しました。
これは、マカオに大きな貢献をもたらすことが期待されています。なお、香港国際空港は、戦略的に大事な交通ハブで、マカオ国際空港よりも大きな許容範囲を有しています。
マカオの物価を日本の物価と比較【交通費|食費】
ここからは、交通費と食費において、マカオの物価と日本の物価を比較していきます。
マカオの物価は、都心以外の地方においてはかなり安いです。
タクシーの初乗りの物価は約150円、バスなら約30円で乗ることができます。
ただ、マカオでは中国の料理屋やカジノなどでお金がかかる可能性もあるので、旅の予算は皆さんそれぞれ異なるでしょう。
以下では、マカオの物価がどれくらいなのか交通網や食費などをいろいろなジャンルの物価からご紹介していきます。
マカオの物価を日本の物価と比較:交通費
マカオの交通費の物価を紹介します。
そこで、タクシーとバスのマカオの物価と日本の物価を比べます。
タクシー
最初の1.6㎞が初乗り料金である19MOP(266円)です。
初乗りの次から240mの間ごと、2MOP(28円)追加です。
また、乗車場所、荷物により、料金加算があります。
例えば、スーツケースなどの大型の荷物は、1つあたり3MOP(42円)、マカオ半島〜コロアン島間を移動する場合は5MOP(70円)追加です。
なお、ほとんどのタクシーの運転手が、英語を話せないので、行き先を漢字で書いて見せる方法か、地図やガイドブックを指さして目的地を示す方法が主流です。また、悪質なタクシーもあります。
例えば、道端に車を止めて客待ちをしているタクシーやホテルや町のタクシー乗り場を利用するような流しのタクシーもいるでしょう。
バス
次に、バスの交通費ですが、全部の線の全てが同額で6MOP(84円)です。
「マカオパス」というSuicaのような交通系電子マネーを使用することで、3MOP(42円)で、乗車から30分以内の乗り継ぎの場合には1回のみ無料です。
そして、このマカオパスはなんとコンビニで買うことができます。
ちなみに、バス停の案内は、中国語とポルトガル語のみで、バスの運転はかなり雑なので、手すりに捕まっていた方が良いです。
マカオの物価を日本の物価と比較:通信費
プリペイドカードのSIMカードは、空港をはじめ、フェリーターミナルの自動販売機やコンビニで購入できます。
マカオの携帯の会社は以下の3つあります。
- CTM
- 3(スリー)
- 中国電信(チャイナテレコム)
ただ、サービスの差はほぼ無いです。
また、マカオ内では、インターネットが無制限で使えて、マカオ内通話が30分できて、3日間で100MOP(1,400円)程度です。
滞在期間によって、1日から1週間まで選択することもできます。
マカオは、香港や中国には国外ということで、電話はかけることはできないでしょう。
万が一、香港でも利用したい場合は、「澳港」。
中国でも利用したい場合は、「澳中」と示されていることを確認してください。
マカオの物価を日本の物価と比較:コンビニ
それでは、マカオの物価と日本の物価をコンビニを例として比べていきます。
マカオは経済発展していますが、歩けばすぐにコンビニを見つけられるという街ではありません。
恐らく、ホテルが発達しているので、そこで、必要な物は調達できるようになっているのが理由でしょう。
ちなみにマカオのコンビニは「セブンイレブン」と「サークルK」が中心です。
お水
水の価格は約120円(500ml)です。
コンビニにはミネラルウォーターが置いてありますが、マカオの水道水は硬水なので、注意しましょう。
お酒
コンビニのお酒は約80円(500ml)です。かなりお安いですよね。しかし、上記でも記しましたが、なかなかコンビニがないので前もって調べておくと良いでしょう。
タバコ
タバコの価格は、日本と比べるとやや高く、一箱600円です。また、改正法施行後に、製品を公開陳列することは禁止となりました。
ただ、スーパー、コンビニ、街頭の新聞スタンド等でたばこ製品の販売を継続することはできるそうです。
マカオの物価を日本の物価と比較:レストラン
ここでは、ポルトガルのレストランを例とします。
なお、料理が多いため、何人かで行き、料理を取り分けるとあらゆる種類の食事を召し上がることができるでしょう。
ポルトガル料理店は、世界遺産で有名な「媽閣廟」近隣の「海灣餐廳(リトラル)」やなど、セナド広場近隣の「エスカーダ」などが人気です。
- 前菜:50~100MOP(700~1400円)
- メイン:150~300MOP(2,100〜4,200円)
- デザート:40~50MOP(560〜700円)
- 飲料水:30~60MOP(420〜840円)
マカオ)の物価を日本の物価と比較:ローカルフード
地元のローカルな食堂のことをマカオでは、茶餐廳と言います。
そのお店によっては、朝食やランチと午後の軽食のセットメニューを分けて、用意しているところもあります。
- 定食:50~60MOP(700~840円)
- サンドイッチ:15~30MOP(200~420円)
- 飲料水:10~20MOP(140~280円)
マカオの物価を日本の物価と比較:ショッピング
やはり、ほとんどの方がショッピングは観光地内のお店で購入します。
マカオのお土産も様々な種類があるので、見ているだけでも楽しめるでしょう。
- お菓子:一箱あたり約50MOP(700円)
- 雑貨:約15〜100MOP(210〜1,400円)
- マカオ関連グッズ:約50〜100MOP(700〜1,400円)
また、お土産(雑貨)は、人気の跡地である聖ポール天主堂跡の近隣やマカオタワーを中心に購入することが当たり前になっています。
なお、「ガロ」という雑貨は、幸運を呼ぶ鶏という意味です。
マカオの物価を日本の物価と比較:観光・アクティビティ・テーマパーク(あれば)
- マカオ博物館:15MOP(210円)
- 海事博物館:月曜〜土曜は10MOP(140円)で、日曜は5MOP(70円)
- マカオ藝術博物館:入場無料
上記以外にも、マカオには多種多様な博物館、歴史的に珍しい建物があります。
そして、ほとんど安価な料金で見学することができます。
また、学生割引やシニア割引もあるので、パスポートや学生証を持参することで、お得に見学できるでしょう。
マカオの物価を日本の物価と比較:ホテル
マカオの宿泊では、平日が比較的安く、金土日の週末は料金が高くので、注意しましょう。
以下で、宿泊費を大きく3つに分けて説明しています。
- 安価なホテル
- 中堅ホテル
- 最高級ホテル
安価なホテル
平日の場合には、1泊あたり400~500MOP(約5600~7000円)、週末の場合には、500~700MOP(約7000~9800円)です。
中堅ホテル
平日の場合には、1泊あたり600~700MOP(8400~9800円)、週末の場合には、800~1000MOP(約11200~14000円)
最高級ホテル
平日の場合には、800~1000MOP(約11200~14000円)、平日の場合には、1500~2000MOP(約21000~28000円)
マカオの物価を日本の物価と比較:スターバックス
価格は、日本よりも少し安いです。
例えば、トールラテは29パタカ(304円)で、日本だと399円です。
実際にマカオに滞在している時のレートにもよりますが、約100円ほど安いのは嬉しいですね。
なお、日本よりも少しメニューは少ないです。
また、マカオは、20年前までポルトガルの植民地でした。
アズレージョ(ポルトガルのタイル)は、マカオのスターバックスにも沢山飾られていて、コーヒーを飲みながらポルトガル旅行を味わうこともできます。
マカオの物価を日本の物価と比較:お土産
下記で示しているのがマカオで買える雑貨のお土産の例になります。
- ガロ
- 美容コスメ・化粧品
- ブランド品
- カジノグッズ
- スターバックスのグッズ
- ポルトガルタイル(アズレージョ)
また、以下では、マカオで買える食べ物のお土産の紹介です。
- エッグタルト
- アーモンドクッキー(杏仁餅)
- エッグロール
- ジャーキー(肉乾)
さらに、以下では、マカオで買える飲み物のお土産についてです。
- 鴛鴦茶
- ポルトガルワイン
- マカオビール
- ポルトガルビール
マカオので特に物価が高いものと安いものは?
以下では、マカオので特に物価が高いものとマカオので特に物価が安いものについて紹介していきます。
そこで、食事、観光、移動、日用品などのジャンルから選んで説明していきます。
マカオので特に物価が高いもの
1つ目は、中華料理のお店での食事についてです。
昼食が1人あたり100MOP(1,400円)で、夕食は300MOP(約4200円)で、日本と比べると高いです。
2つ目は、歯ブラシと歯磨き粉についてです。
それぞれ15〜20MOP(210〜280円)、歯磨き粉は40MOP(約560円)少々高いのが現状です。
ただ、歯ブラシと歯磨き粉とセットになっているものは、約210円と安いですので、おすすめです。
マカオので特に物価が安いもの
1つ目は、市内地のスーパーやコンビニなどで販売されている「コカ・コーラ」や「ファンタ」、「クリームソーダ」、「スプライト」などの炭酸飲料は、約5OP(約70円)(330ml)です。
2つ目は、最初の1.6㎞では初乗り料金19MOP(約266円)で、1.6㎞から後では、240m間隔で2MOP(約28円)追加です。
ただ、コタイ地区のホテル〜マカオ半島の世界遺産エリアは、タクシーで約70~100MOPと少し高いです
物価の高いマカオまでの渡航費用は?
日本〜マカオ間は、マカオ航空の直行便が運航されてます。
格安チケットならば、中国の上海などを経由する乗継便もおすすめです。
さらに、まず隣の香港への行って、マカオへ船で行く方法もあるので、香港行きの安いチケットを探してみても良いでしょう。
ちなみに、価格は、直行便利用が20,000円~で、経由・乗継便利用が15,000円~です。
なお、もし、1カ月以上先に出発する便ならば、直行便と経由便の旅費の差ほとんど無いと考えていいでしょう。
しかし、繁忙期や出発日が近い時期に、出発する便を利用する時は、数万円の差で、直行便の方が高くなる可能性がありますので注意しましょう。
要するに、マカオ旅行の日程を早めに決めておくことで、旅費を安くおさえて、空路の選択肢が広がります。
物価の高いマカオを旅行する予算の目安は?
時期やレートなどで価格が変わってくると思いますが、目安ということで、マカオに一泊二日の予算の目安について上記に示してきたデータも使用しつつ紹介していきます。
まず、渡航費ですが、直行便で行くとして、国内空港施設使用料、現地空港税などを含めて、約25000円です。
次は、宿泊代です。
中級のホテル(比較的綺麗で、立地もある程度良くて、
基本的にアメニティも揃っている)に泊まると仮定すると、約10000円でしょう。
続いて、食費です。
以下で、朝、昼、夜に分けて紹介していきます。
・朝:マカオの地元のローカルな食堂(茶餐廳)でのサンドイッチ【30MOP(約420円)】
・昼:マカオの地元のローカルな食堂(茶餐廳)での定食【60MOP(約840円)】
・夜:中華料理のお店での夕食【200~300MOP(3,000~4,200円)】
次に紹介するのは、移動です。
マカオを1日で観光するならば、徒歩かタクシーで移動するのが便利です。
タクシーの料金は、最初の1.6kmまで19パタカで、1.6㎞から後は、240m感覚で2パタカが追加です。
ただし、タクシーの運賃は、距離によって運賃以外に追加料金が発生するケースもあるので注意しましょう。
また、マカオ国際空港やタイパフェリーターミナルから乗車した場合には、5パタカが加算され、トランクに荷物を積む場合は、1個当たり3パタカの追加料金があります。
したがって、一泊二日の予算は、約38600円〜43000円です。
マカオの通貨はマカオ・パタカ。物価は高い?日本と比較【交通費|食費】のまとめ
マカオの物価について詳しく紹介してきましたが、高く感じましたでしょうか?
宿泊費や食費は日本と比べても、あまり変わらないようでした。
一方で、タクシーやバスなどの移動費は比較的安いので、様々な観光地に気軽に行けるでしょう。
今現在、急速な経済成長を遂げているマカオで、是非カジノをはじめとする娯楽を堪能するべく、一度は行ってみては如何でしょうか?