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2019/03/25

日本三大温泉とは?名泉、秘湯や美人の湯も紹介

人々の心や体を癒してくれる存在、温泉。温泉は、昔から日本人の憩いの場所として人気を集めてきました。
今回は、そんな温泉に大注目!

日本三大温泉や三名泉、美人の湯などあらゆる日本の三大温泉をご紹介します。
次のお出かけスポットは、ぜひ日本の三大〇〇な温泉にしてみてはいかがでしょうか。

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日本三大温泉とは?

日本三大温泉

ではまず、日本三大温泉についてご紹介します。

日本三大温泉と言われている場所はたくさんある

冬の温泉

日本には、心も身体も癒される温泉がたくさんあります。
最近では外国人観光客にも人気を集めており、温泉につかりながら過ごしひと時はまさに至高です!

ではそもそも、日本三大温泉についてですが、そもそも日本の中には名湯と呼ばれている温泉がたくさんあり、様々な協会や団体などが様々なカテゴリーの三大温泉をピックアップして広報活動などを行ったりしているのです。
例えば、日本三大古湯日本三大美人の湯など、名前を聞くだけで気になる三大温泉がたくさんありますよ。

日本三大温泉には様々なカテゴリーがある

美人の湯

先ほどもご紹介したように、日本三大温泉には様々なカテゴリーがあります。
代表的な日本三名泉のほかにも、日本書紀や風土記などの歴史的な書物に登場した日本三大古湯や、美人になれる成分が含まれている日本三大美人の湯、清少納言による枕草子に登場する枕草子・三大名泉、病を治す効果があると言われている成分を含んだ日本三大薬泉など様々な三大温泉があります。

日本三大温泉はどこも街並みが魅力的

温泉近くの街並み

日本三大温泉が人気を集めている理由は、決してお風呂だけではありません。
温泉に訪れるときの楽しみの一つとして、浴衣を着て温泉街を歩きながら食べ歩きをしたり、温泉らしい景色を眺めたりすることが挙げられます。

温泉街の景色を楽しむことは、三大温泉を満喫するための重要な要素のひとつ。
温泉街の特徴的な街並みとして、昔ながらの家屋や灯籠の灯り、川に架けられた橋などが挙げられます。

温泉地ならではの景観が守られている温泉街が多く、街を挙げて温泉を観光地として盛り上げている姿が素敵!

日本三大温泉のグルメもチェック!

温泉街のグルメ

日本三大温泉は、日本全国様々な場所にあるため各地のおいしいグルメを満喫するのも楽しみのひとつです。
また、温泉地には旅館やホテルなどがたくさんあるので、各地の名物をふんだんに使ったおいしいグルメが食べられます。

また、高級なお料理のほかにも温泉の湯けむりで作ったプリンなどのスイーツや、お風呂上がりに食べたくなるようなアイスクリームなどが人気です。
同じ食べ物でも、温泉地によって異なる特徴があるので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。

<下に続く>

日本三大温泉

自然の中にある温泉

ではここで、日本三大温泉についてご紹介します。

日本三大温泉①:別府温泉(大分県)

ではまず、大分県にある別府温泉についてご紹介します。

別府温泉の特徴、泉質や名湯ポイント

まずご紹介する日本三大温泉は、大分県の別府市にある別府温泉です。
別府温泉は湯湧量と源泉数がともに世界で第1位と言われており、その規模の大きさは名実ともに世界規模で有名な温泉です。

別府温泉は、別府と鉄輪、観海寺、明礬、亀川、柴石、堀田、浜脇の8つの温泉郷で構成されていることから別府八湯と呼ばれています。

別府温泉の見どころ

別府温泉の楽しみ方と言えば、地獄めぐりではないでしょうか。
地獄めぐりは、別府八湯の中の鉄輪温泉を中心としており、市内に100以上ある共同の浴場を巡っていくというもの。

地獄めぐりでは、世界にある11種類もの泉質の内10種類を持っているので、ここに訪れるだけでほとんどの泉質を制覇できるのです!
また、別府温泉では地獄めぐりを楽しむためにウォーキングイベントやスタンプラリーなどのイベントを開催しており、いつ訪れても楽しめる仕組みづくりをしています。

別府温泉のグルメ(地獄蒸しプリン)

別府温泉でおすすめしたいグルメは、岡本屋地獄蒸しプリンです!
昔ながらの製法で丁寧に作られたプリンは、苦みのあるカラメルと濃厚な卵を感じられる商品です。

別府温泉のスパイスがたくさん詰まっており、そのシンプルな味わいは飽きがこないためリピーターも多いんですよ。
また、岡本屋では温玉うどん塩玉子なども食べられます。

日本三大温泉②:熱海温泉(静岡県)

では次に、静岡県にある熱海温泉についてご紹介します。

熱海温泉の特徴、泉質や名湯ポイント

続いてご紹介する日本三大温泉は、静岡県にある熱海温泉です。
関東地方を代表する熱海温泉では、かの有名な小説金色夜叉に登場した温泉としても有名で、約1500年前に発見されました。

江戸時代から将軍家の御用達温泉として知られており、明治時代には文化人が、その後も団体客や新婚旅行など、様々な層の顧客が楽しめる場所として栄えてきました。
その泉質はナトリウムやカルシウム、塩化物や硫酸塩温泉が中心となっています。

熱海温泉の見どころ

熱海温泉を楽しむためには、ぜひ宿泊をしてみてください。
熱海温泉郷には数々の旅館やホテルがありますが、宿泊をすることで楽しめることがたくさんあります。

例えば、熱海温泉は海がとても近いため、海の幸をふんだんに使ったおいしいグルメを楽しんだり、お部屋から青色にライトアップされた幻想的なビーチを眺められます。
この夜景があまりにもロマンチックであったため、かつて信仰旅行のメッカとして大きな賑わいを見せました。

熱海温泉のグルメ(熱海プリン)

熱海温泉でおすすめしたいグルメは、熱海で初めて専門店をオープンさせた熱海プリンです。
牛乳瓶のようなパッケージがインスタ映えすると話題の熱海温泉は、余分な材料を一冊買うことなく素材の味を最大限に引き出したともので、小さなお子さんからお年寄りまで様々な世代から支持を集めています。

また、季節限定で抹茶プリン丹波の黒豆が入った静岡抹茶プリンも人気です。

日本三大温泉③:白浜温泉(和歌山県)

では次に、和歌山県にある白浜温泉についてご紹介します。

白浜温泉の特徴、泉質や名湯ポイント

和歌山県にある白浜温泉は、別名南紀白浜温泉として有名な、和歌山県の南部に位置する温泉です。
日本書紀や万葉集など歴史的な書物にも多くの著名人が訪れた温泉としての記録があります。

泉質の特徴としては、食塩水や炭酸泉、重曹泉で、リウマチや神経痛などの体の痛みに効果をもたらしてくれます。
また、地下プレートから滲み出してきた地下水がそのまま源泉となっていることも特徴です。

白浜温泉の見どころ

白浜温泉は、崎の湯が有名です。
こちらは海を眺めながら入ることのできる日本で最も古い温泉で、無色透明のお湯からはほんのりと磯の香りがします。

崎の湯に入っていると、まるで波しぶきが届いてしまうほどの近さが魅力的!
海からの潮の香りや波が押し寄せる音などの大自然を感じながら入浴できます。

また、夏は19時まで営業しているので、夜景を楽しみながらお風呂に入れば幸せを感じられそうです。
直接海につながっているので、お湯の中ではシャンプーなどを使用してはいけない決まりになっています。

白浜温泉のグルメ(クエ)

白浜温泉に訪れたらぜひ堪能しておきたいグルメ、それはクエ料理です。
クエは、かつて幻の魚と呼ばれていたほど貴重な魚でしたが、現在は近畿大学水産研究所により安定的に供給される用意なりました。

クエを使った料理の定番はクエ鍋ですが、白浜温泉の旅館やホテルではクエの刺身、クエのかき揚げや丼ものなど様々な料理にアレンジされます。
クエそのもののおいしいさを味わいたい人は、クエの酒蒸しがおすすめですよ!

<下に続く>

日本三大〇〇な温泉「日本三名泉」

では次に、日本三名泉についてご紹介します。

日本三名泉の定義

日本の温泉

続いてご紹介するのは日本三名泉です!
日本三名泉は、徳川家康を始めとする4代にわたる将軍に仕えたとされる、儒学者の林羅山が詩集の中で、日本の温泉の中では、草津、有馬、下呂が天下の三名湯であると表記したことからそう呼ばれるようになりました。

ですが、最近では室町時代に万里集九という僧がすでにこれを書き残していたことが分かりました。

日本三名泉①:有馬温泉(兵庫県)

ではまず、兵庫県にある有馬温泉についてご紹介します。

有馬温泉の特徴、泉質や名湯ポイント

まずご紹介するのは、兵庫県の神戸市にある有馬温泉です。
有馬温泉は別名で阪神の奥座敷とも呼ばれている、日本書紀にも名前がある最古の名湯のひとつ。

泉質は鉄分を多く含んだ濃厚な茶褐色の金泉、透明な銀泉のふたつに分類されており、これは腰痛や冷え性、女性に嬉しい皮膚疾患に効果をもたらすとして人気を集めています。
有馬温泉は豊臣秀吉が通った温泉としても有名で、秀吉に因んだ太閤像やねね橋などはフォトスポットとしても有名です。

有馬温泉の見どころ

先ほどご紹介したように、有馬温泉には金泉を堪能する金の湯と銀泉を堪能する銀の湯に分かれています。
このふたつを入り比べてみるのがおすすめ。

金の湯ではあつ湯とぬる湯の2種類があり、交互に入ることで全身がぽかぽかになりますよ!
銀の湯はラジウムと炭酸泉を利用しており、お肌がつるつるになると女性を中心に人気を集めています。

また、スチームサウナやジャグジーなどもあり、長時間楽しめる温泉となっています。

有馬温泉のグルメ(すだち蕎麦)

有馬温泉でおすすめしたいグルメは、すだち蕎麦です。
湯本坂を上ったところの高台にある蕎麦山人 有馬店では、やさしい出汁のに入った冷たいお蕎麦の上にすだちが乗った、冷かけすだち蕎麦が人気です。

そばの上にたっぷりのすだちが乗っている姿はインスタ映えするとSNSでも大きな話題を集めています。
また、お蕎麦を食べるときに使うお箸は持ち帰ることもできますよ!

日本三名泉②:草津温泉

では次に、群馬県にある草津温泉についてご紹介します。

草津温泉の特徴、泉質や名湯ポイント

続いてご紹介するのは、群馬県にある名湯草津温泉です。
草津温泉は日本の温泉の中でも豊富な湧出量を誇っている温泉のひとつです。

草津の中心部にある湯畑から源泉と湯滝、湯けむりが湧き出る姿は圧巻で、草津を代表する観光スポットとなりました。
泉質は酸性・硫黄・アルミニウムが含まれた硫酸塩、塩化物温泉で、神経痛や関節痛、筋肉痛などの痛みに効果があるほか、疲労回復など疲れを癒す効果も持っていますよ。

草津温泉の見どころ

草津温泉で有名なスポットは、湯畑湯もみショーです。
湯畑は毎分4,000リットルもの湧出量を誇る白い湯けむりを間近で見学することができます。

湯畑には遊歩道やベンチなどもあり、迫力満点の湯けむりをより身近に感じられますよ。
また、夜にはライトアップされるので、幻想的な湯畑の様子も見学できます。

湯もみショーは、湯畑近くにある熱の湯で草津節に合わせてお湯の温度を下げていく湯もみを見られます。
息の合った湯もみは昔からの伝統で、土日や祝日には実際に湯もみを体験できますよ。

草津温泉のグルメ(三國そば)

草津温泉でご紹介する絶品グルメは、草津町の三國家で食べられる三國そばです。
三國そばは、白根山のふもとの雪解け水でだしを取ったおいしいお蕎麦です。

2~3人前に盛り付けられたお蕎麦は、4種類のつけ汁で楽しめます。
つけ汁は鰹節が効いており、お蕎麦の温冷によって作り方を変えているので1番合った楽しみ方ができますよ!

また、夜の営業時間には草津の地酒とおいしいおつまみが食べられ、こちらもおすすめです。

日本三名泉③:下呂温泉(岐阜県)

では次に、岐阜県にある下呂温泉についてご紹介します。

下呂温泉の特徴、泉質や名湯ポイント

最後にご紹介する日本三名泉は、岐阜県下呂市にある下呂温泉です。
下呂温泉は、江戸時代から湯地場として栄えてきて、特に美容効果に優れていると言われています。

泉質は美容液のようにとろりとしており、アルカリ性のお湯には石鹸効果があるためツルツルと浄化されたようなお肌に仕上がります。

下呂温泉の見どころ

下呂温泉は、岐阜県が誇る大自然をの中にあり、山に囲まれた温泉地はまるで異世界のような雰囲気を持っています。
温泉街は灯籠に照らされた通りがあり、実際に川へ下って散歩を楽しむこともできます。

また、手形に加盟している3軒の旅館のお風呂に入る、湯めぐり手形という手形制度で観光客を取り込んでいます。
それぞれ異なる雰囲気の温泉に入りながら、川魚を始めとするおいしいお料理を堪能するのもおすすめの過ごし方です。

下呂温泉のグルメ(下呂プリン)

そんな、昔ながらの街並みを楽しめる温泉、下呂温泉ですが、最近では若い女性をターゲットにインスタ映えするお店も少しずつ登場するようになりました。
そのひとつがGEROGEROみるくすたんどというお店。

カエルのレトロなロゴが特徴のお店で、飛騨産の牛乳を使ったミルクドリンクやスイーツが人気です。
看板メニューのみるくプリンを始めとし、ティラミスやかき氷などのスイーツは見た目もかわいくて大人気!

また、ドリンクに無料でミルクを追加できる追いミルクのサービスもありますよ。

<下に続く>

その他の日本三大〇〇な温泉

おすすめの露天風呂

では次に、その他の日本三大〇〇な温泉についてご紹介します。

日本三古湯

白いバスタブ

ではまず、日本三大古湯についてご紹介します。

日本三大古湯の定義

温泉で使うタオル

まずご紹介する三大〇〇温泉は、日本三古湯です。
この三古湯は、日本に古くから伝わる書籍、日本書紀風土記などに登場する温泉のことを指しています。

どの温泉も神話時代から続くものもあるほど長い歴史を誇っています。
諸説ありますが、日本三古湯として挙げられるものには有馬温泉道後温泉白浜温泉があります。

日本三大古湯①:有馬温泉

ひとつめの日本三古湯は、先ほどもご紹介した有馬温泉です。
諸説ありますが、有馬温泉は日本書紀において631年の滞在記録があり、飛鳥時代にはその存在が確認されています。

また、当時の天皇や大名、公家などの人物も多数訪れた場所として知られており、昔から多くの人々から愛されてきました。

日本三大古湯②:道後温泉(愛媛県)

続いてご紹介する愛媛県の道後温泉は、愛媛県松山市にある温泉で3000年もの歴史を誇ります。
万葉集、日本書紀にも記載されており、歴史上の人物では天智天皇や天武天皇を始め、あの聖徳太子も疲れを癒しに訪れたとされています。

また、夏明漱石の有名すぎる小説坊ちゃんの舞台になったことでも有名で、数々の歴史上の著名人、文化人が訪れました。
道後温泉の本館には皇族専用の浴室やお部屋もあるなど、少し格式高いイメージの残る温泉です。

日本三大古湯③:白浜温泉(和歌山県)

最後にご紹介する日本三古湯の白浜温泉は、和歌山県にある温泉資源に恵まれた温泉です。
先ほどご紹介した通り日本書紀や万葉集に登場する温泉で、大正時代には紀州の徳川家15代当主、徳川頼倫が訪れたと言われている洞窟風呂が有名です。

日本三大美人の湯

温泉で使うバスソルト

では次に、日本三大美人の湯についてご紹介します。

日本三大美人の湯の定義

青い温泉

美容に効果を発揮するという温泉ですが、日本にある多くの温泉から美肌に効果を発揮すると言われている日本三大美人の湯はぜひチェックしておきたい温泉です。
日本三大美人の湯の出典は明らかにされていませんし、諸説ありますが、1920年に鉄道院による温泉案内において、肌を白くしてくれる温泉の一覧として挙げられたことが発端だと言われています。

現在日本三大美人の湯と言われているのは、群馬県の川中温泉、和歌山県の龍神温泉、島根県の湯の川温泉です。

日本三大美人の湯①:川中温泉(群馬県)

まずご紹介する美人の湯は、群馬県の川中温泉です。
川中温泉の泉質はカルシウム硫酸塩泉で、川の中から温泉が湧き出ることから川中温泉と名付けられるようになりました。

アルカリ性のお湯は厳選34.6度とややぬるめなので、時間をかけてゆっくりとお湯を楽しむことができます。
30分ほど入っていると肌が驚くほどすべすべに!

特に肌荒れをしているときに効果を発揮すると言われています。

日本三大美人の湯②:龍神温泉(和歌山県)

続いてご紹介する秋田県の龍神温泉は、化粧水いらずの温泉として知られている温泉です。
ナトリウム炭酸水素塩泉は、ヌルヌルとした濃厚な触り心地が特徴で、肌にまとわりつくような粘り気があります。

龍神温泉で有名な宿、季楽里龍神には内湯と露天風呂を持っており、日帰りの入浴も体験できるので休日にふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

日本三大美人の湯③:湯の川温泉(島根県)

最後にご紹介する三大美人の湯は、島根県の出雲空港の近くにある湯の川温泉です。
出雲の神話にも出てくるような歴史深い温泉で、美しさの象徴とされた八上姫が湯の川温泉に入ったことから美人の湯と言われるようになりました。

お湯の特徴としてはさらっとしており癖のないかけ流しで、入った直後に肌がツルツルになる感覚が分かると言います。
日帰りの入浴はできないので、ぜひ近くの温泉宿を予約して体験してみましょう!

枕草子・三大名泉

温泉で過ごす女性

では次に、枕草子・三大名泉についてご紹介します。

枕草子・三大名泉の定義

温泉と足元

続いてご紹介する枕草子・三大名泉は、清少納言の枕草子において湯はななくりの湯(榊原温泉)、有馬の湯、玉造の湯という表記があることからそう呼ばれるようになりました。
清少納言が紹介したことにより、歴史がありかつ効果にも優れた美しい温泉は大きな話題となりました。

枕草子・三大名泉①:榊原温泉(三重県)

三重県にある榊原温泉は、無色透明でお湯につかるとお肌がツルツルになると有名な美肌の湯です。
温泉に含まれているのは重曹成分で、古くなったお肌の角質を崩してくれるという女性には嬉しい効果があります。

また、ナトリウムイオンが豊富な高アルカリ成分が含まれており、石鹸効果でお肌にツヤと弾力をもたらしてくれます。
また、伊勢にあることから伊勢神宮とセットでプラン化されていたりと、周囲にも見どころがたくさんあります。

枕草子・三大名泉②:有馬温泉(兵庫県)

続いてご紹介するのは、先ほども登場した兵庫県の有馬温泉です。

枕草子・三大名泉③:玉造温泉(島根県)

島根県にある玉造温泉は、神の湯とも呼ばれているほど自然な治癒力を持っている温泉です。
出雲風土記の中には、一度洗えばお肌もしっとり、二度洗えばどんな病気やケガも治ると言われており、美肌と療養のふたつの効果を兼ね備えた温泉です。

玉造温泉の高級旅館である湯之助の宿 長楽園(ちょうらくえん)には、120坪もある日本で最も広い露天風呂があることでも有名です。

日本三大薬泉

温泉に浮かぶ花

では次に、日本三大薬泉についてご紹介します。

日本三大薬泉の定義

温泉で顔を拭く

続いてご紹介する日本三大〇〇な温泉は、日本三大薬泉です。
これは、昔から病気やけがを治してくれるという治癒力があるとして知られている温泉です。

出典は明らかにされていませんが、温浴効果のある温泉の中でも特に効果の高いものとして挙げられた3つの温泉のことを指していると言われています。
新潟県の松之山温泉と兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉です。

日本三大薬泉①:松之山温泉(新潟県)

最初にご紹介する新潟県十日町市にある松之山温泉は、南北朝時代に鷹が傷を癒すためにこの温泉を利用していたことから日本三大薬泉に選ばれたと言われています。
かの上杉謙信の隠し湯だったとも言われており、戦の傷をいやしに多くの武士が使っていたとも言われています。

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉であり、塩分濃度が濃いのが特徴です。
湯冷めしにくく体の芯までぽかぽかにしてくれるため、病気を防いでくれるとも言われていますよ。

日本三大薬泉②:草津温泉(群馬県)

続いてご紹介する三大薬泉は、先ほども登場した草津温泉です。
草津温泉の薬泉としての効果は、酸性水による殺菌作用や硫酸アルミニウムによる皮膚病、糖尿病です。

その昔はハンセン病や梅毒などのはやり病の患者もたくさん草津温泉に入ったと言われています。

日本三大薬泉③:有馬温泉(兵庫県)

何度も登場する兵庫県の有馬温泉にも薬泉としての効果があります。
有馬温泉には鉄分や塩分が豊富に含まれているため、お風呂に入ると湯冷めしにくく低温でも身体がぽかぽかになると言われています。

奥州三名泉

温泉で温まる人

ではここで、奥州三名泉についてご紹介します。

奥州三名泉の定義

白い温泉

最後にご紹介する日本三大〇〇な温泉は、奥州三名泉です。
その名の通り、奥州は陸奥の国とも呼ばれている東北地方の異称で、この地にある有名な3つの温泉地として秋田県の秋保温泉と宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉が選ばれています。

奥州三名泉①:飯坂温泉(福島県)

まずご紹介するのは、福島県にある飯坂温泉です。
飯坂温泉は、かの松尾芭蕉が奥の細道の道中に立ち寄ったことで知られている温泉です。

共同浴場は全部で9種類あり、鯖湖湯や波来湯、切湯が有名です。
外湯めぐりをしながら福島県の大自然を満喫できるのもこの地ならでは。

また、JR福島駅から車で30分ほどというアクセスの良さも人気の理由で、遠くから温泉旅行に訪れる人もたくさんいますよ!

奥州三名泉②:鳴子温泉(宮城県)

次にご紹介するのは、宮城県にある鳴子温泉です。
鳴子温泉には日本にある11の泉質の中の9種類が存在しています。

鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉の5つの温泉で構成され、ここを巡る湯めぐりチケットも温泉を楽しむためのツールです!
厳選近くの温泉なので、季節によって乳白色になったり紫色になったりと様々な変化が見られるところも魅力的ですね。

奥州三名泉③:秋保温泉(宮城県)

最後にご紹介するのは、宮城県の仙台市にある秋保温泉です。
秋保温泉は1500年ほど前に第29代の欽明天皇の病を癒したと言われています。

仙台の大自然に囲まれた温泉で、秋保大滝や磐司岩などが作り出す景観を楽しめるほか、近くには秋保工芸の里万華鏡美術館なあど、観光におすすめのスポットが数多く存在しています。
また、仙台の中心地から車で約20分ほどというアクセスの良さも魅力的ですよ!

<下に続く>

日本には様々な三大温泉があった!

温泉に入る人

日本三大温泉と言っても、様々なカテゴリーに分けられた温泉がたくさんありましたね。
日本らしさが感じられる温泉は、1年を通してたくさんの人が訪れます。

ぜひ、今回ご紹介した三大温泉に訪れて、心も身体も癒されてみてくださいね。

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