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2019/04/26

estaとは?申請方法や料金、手順は?再取得や特例の条件も解説!

今回は、estaとはなにか、申請方法や手順を詳しく解説していきます。
アメリカに渡航したことのある人は、esta申請の経験がある人がほとんどではないでしょうか。

estaは、飛行機や船舶でアメリカに渡航する際に必ず取得しなければいけない電子渡航認証システムのことを指します。
今回は、このestaの取得方法だけでなく、特例や気を付けることも紹介しているのでesta申請をする参考にしてみてください。

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estaとは?

はじめに、esta(エスタ)とはなにかということを説明します。
estaは、電子渡航認証システムの略で2009年の1月より始まった制度です。

アメリカに飛行機または船での入国をする際、搭乗前の取得が義務付けられています。
通常、海外旅行で目的地に到着後に入国審査を受ける前に入国カードを記入しますが、estaとはその役割を担っているもので、渡航前に事前にウェブサイトでの申請をしておく必要があります。

estaの申請は、アメリカのビザ免除プログラムに参加している国からの渡航者がアメリカに入国する際に必要なものです。
ビザ免除プログラムとは、90日以内の観光・商用目的のアメリカへの渡航を許可するプログラムのことで、日本をはじめ先進国の多くが参加しています。

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estaとビザの違いとは?

ここでは、estaとビザの違いとはなにかを説明します。
以下がestaとビザの違いを表で示したものです。

esta ビザ
目的 商用・観光 商用・観光以外に就労や就学も可能
滞在日数 90日以下 ビザの種類によるが90日以上の滞在は可能
料金 14USドル~ 160USドル~
有効期限 2年間 最長10年
パスポート更新後の利用 不可 不可
申請~承認までの期間 最大72時間 1カ月以上
申請方法 ウェブ上で可能 ウェブ上での申請と面接が必要
パスポートの残存期限 出国時に期限が切れていなければOK 6カ月以上の有効期限が必要

estaとビザは、目的や料金や有効期限、申請方法、承認までの期間、必要なパスポートの残存期間など、異なる点がたくさんあります。
ビザは、商用・観光目的以外にも就労や就学も可能なものがあり、長期滞在も可能ですが、料金もesta申請の10倍以上となります。

estaの場合は、申請から承認までに期間は最長で72時間であり24時間審査をおこなっているのに対して、ビザの場合は1カ月以上かかってしまいます。
また、estaはウェブ上での申請で可能であるのに対して、ビザ取得の場合はウェブ上での申請とアメリカ領事館・大使館での面接が必要となります。

この面接にも予約が必要なうえ、祝日や長期休暇・年末年始などは面接をおこなっておらず24時間体制ではないため、ビザ取得には時間がかかってしまうのです。
ビザはウェブ申請と面接で審査がおこなわれるため、estaよりも承認を得るのが難しいといわれています。

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estaの申請が必要な人とは?申請不要な人もいるの?

estaの申請は、基本的に日本からアメリカに入国する渡航者すべてに申請の必要があります。
estaは最終目的地がアメリカでなくとも、飛行機で乗り継ぎをする場合も申請が必要なので注意が必要です。

estaは日本からアメリカに入国する渡航者すべてに申請の必要があると述べましたが、例外となる人もいます。
例外となる人とは、日本とアメリカの二重国籍の人、商用観光ビザ、就労ビザ、学生ビザなど各種ビザを取得済の人、グリーンカードと呼ばれる永住権を取得済の人です。

商用観光ビザ、就労ビザ、学生ビザを既に取得している人の場合は、ビザの有効期限内である限り、estaの申請は不要とされています。
ビザ取得済の人以外に、アメリカ人と結婚して永住権を取得している人やその子供はesta申請が不要ということになります。

日本とアメリカの二重国籍を取得している場合は、アメリカのパスポートを使用することで、esta申請が不要となります。
日本に在住する人の中では、これらの条件に当てはまる人は少ないので、基本的にはestaの申請が必要と思っておいたほうが無難です。

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estaはいつまでに申請するの?料金や必要な情報とは?

estaの申請は、アメリカ行きの飛行機に搭乗する前に審査が通っていればOKです。
estaの審査は、24時間無休で行われているため申請後すぐに許可が下りる場合が多いのですが、審査に時間がかかる場合もあります。

特に旅行者が多い夏や年末年始などの繁忙期は審査に時間がかかるといわれているので、当日の申請は避けたほうが良いでしょう。
estaの審査は最長でも72時間以内に結果が出るので、渡航の72時間前までには申請しておくのがおすすめです。

estaの申請には、1人につき14USドルかかります。
料金は、アメリカesta申請公式サイトで申請時にクレジットカードかペイパルで支払います。

esta申請は、公式サイトから自分で行えば14USドルのみで済むのですが、旅行代理店や公式サイトに類似したesta申請の代理店から申請する場合は手数料もかかってしまいます。
以下の6つが、esta申請の際に必要な情報となります。

  1. 名前
  2. 生年月日
  3. パスポート番号と発行日、有効期限
  4. 搭乗する都市
  5. アメリカでの滞在先
  6. 搭乗する航空会社と便名
  7. 緊急連絡先
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estaの申請方法とは?

estaの申請方法は、以下の3つがあります。

  1. アメリカのestaホームページで取得
  2. 旅行代理店に依頼
  3. 代行会社に依頼

アメリカのestaホームページで取得

1つ目のesta取得方法は、アメリカのestaホームページで取得する方法です。
公式のホームページなので、最も信頼性が高く最低限の料金でestaの取得ができます。

estaホームぺージには、日本語の翻訳サイトがあるので英語が苦手な人でも安心です。
名前や生年月日などの入力をフォームに従って入力したら、最後にクレジットカードかペイパルで申請にかかる14USドルを支払います。

旅行代理店に依頼

2つ目のesta取得方法は、旅行代理店に依頼することです。
アメリカへの旅行を予約した旅行代理店で、予約時にestaの申請も依頼しておけば、代行してもらえます。

パッケージツアーを予約した旅行代理店であれば、便名や滞在先のホテルの住所を間違いなく入力してもらえるので安心です。
自分でフォームに入力する自信のない方におすすめの方法です。

ただし、料金はesta申請代金の14USドルの他手数料が上乗せされますので、その点は注意しましょう。

代行会社に依頼

3つ目のesta取得方法は、代行会社に依頼することです。
estaの申請を専門におこなっている代行会社の入力フォームにて基本的な情報を入力して、estaの申請の代行をしてもらいます。

estaの取得を代行会社に依頼すると、esta申請を拒否されてしまった時のサポートなどといったトラブルに対応してもらえるメリットがあります。
esta申請専門なだけあって、取得や申請に関する相談も受けてもらえる会社もあるようです。

しかし、esta代行会社には公式サイトを装って14USドルに手数料をかなり上乗せした代金を請求してくるような会社も存在します。
ウェブ上の対応のみで問い合わせに応じてもらえない会社など、良質でない会社も存在するので注意が必要です。

esta代行会社も旅行代理店同様に、14USドルに手数料が上乗せされた料金がかかります。

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estaを自分で取得する場合の流れとは?

ここでは、estaを自分で取得する場合の流れとはどのようなものなのかを説明します。
estaを自分で取得する場合の大まかな流れは、以下のようになります。

  1. esta公式ホームページにアクセスする
  2. estaの申請方法を個人かグループでの一括申請かを選ぶ
  3. パスポート情報を入力する
  4. 他の国の国籍を持っている場合は記入する
  5. 両親の名前を入力する
  6. 日本での住所と連絡先を記入する
  7. 渡航情報を入力する
  8. 適格性に関する質問にチェックをつける
  9. ここまでで入力した情報に間違いがないか確認・修正する
  10. esta申請にかかる14USドルをクレジットカードかペイパルで支払う
  11. 渡航認証の審査を待つ

項目2のestaの申請方法ですが、家族旅行やグループでの旅行の場合は申請を一括でおこなえます。
しかし、支払いも1グループ分をまとめておこなうことになるので注意しましょう。

項目3と7のパスポート情報や渡航情報の詳細は、「estaはいつまでに申請するの?料金や必要な情報とは?」の項目を参考にしてください。
8の適格性に関する質問は、過去にアメリカでのオーバーステイや犯罪歴がないか・危険な感染症にかかっていないかという質問に答える内容になっています。

この適格性に関する質問は、1つでも「はい」にチェックがあるとestaの申請が承認されません。
間違えて「はい」にチェックをしないように注意しましょう。

また、この項目に「はい」がある場合は、estaの申請ができないので、アメリカ渡航する場合はビザの申請が必要です。

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estaの申請が拒否されることはあるの?対処法は?

estaの申請は過去のオーバーステイや犯罪歴、特殊な感染症にかかっていない限り、高確率で申請が承認されますが、拒否されることもあります。
estaの申請が承認されない場合の多くが、適格性に関する質問の項目で、間違って「はい」にチェックをしているパターンです。

また、アメリカの入国管理局のブラックリストに載っている人物と同姓同名の場合も申請が拒否されることがあるといわれています。
estaが拒否された場合の対処法は主に2つあります。

1つ目は、estaの上書き申請が可能になる審査結果から24時間が経過してからestaを再申請することです。
esta申請時の入力ミスやチェックミスによる承認拒否が考えられる場合、最初から申請をやり直すことで認証されることが多いといわれています。

2つ目は、アメリカビザを発行することです。
ビザの申請はesta申請よりも費用も手間もかかりますが、確実な方法といえます。

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esta有効期限中でも再取得しなければいけない人とは?

estaは、有効期限中でも再取得をしなければならない人がいます。
その人とは、以下のいずれかの条件に当てはまる人です。

  1. パスポートの有効期限が切れた人
  2. パスポートの氏名に変更があった人

1つ目のパスポートの有効期限が切れた人の場合、estaは2年間の有効期限中であっても、新たに申請が必要です。
パスポートが変わるとパスポート番号が変わってしまうからです。

2つ目のパスポートの氏名に変更があった人も再申請の対象となります。
結婚や離婚でパスポートの氏名を変更した場合、パスポート番号と氏名がestaと新しいパスポートの情報と一致しないためです。

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estaはプリントアウトが必要?estaの利用条件や気を付けることとは?

estaの承認画面のプリントアウトは必須ではありませんが、アメリカのestaの公式ホームページはプリントアウトしておくことを推奨しています。
estaの承認画面は、アメリカ入国審査時に担当官がesta申請結果にアクセスできるようにデータ上で管理されているため、渡航時に承認画面を印刷して持っていく必要はありません。

しかし、承認画面は渡航が承認されたこと以外にも、申請番号や有効期限が記載されています。
estaの申請番号は、estaが承認されたか、有効期限はいつまでかというような申請に関する情報の閲覧に使用します。

estaの有効期限や申請結果をいつでも確認できるように印刷したものを控えとして持っておくのがおすすめです。
また、estaを取得してアメリカ渡航をする際に特に気を付けておきたいことは、2つあります。

1つ目は、estaはビザではなく、あくまで商用・観光用の90日以下のアメリカ滞在に使えるという点です。
アメリカへの長期留学や就労を許可するものではないことを理解しておきましょう。

2つ目は、estaはパスポートの氏名と同じでないと再申請が必要となる点です。
結婚・離婚などで苗字が変わったり、パスポートとestaの氏名が違うといったことのないようにしましょう。

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esta取得には特例も!条件とは?

esta取得には特例もあります。その条件とはどのようなものなのか、この項目で紹介します。

アメリカ自治領のグアムや北マリアナ諸島

グアムや北マリアナ諸島への渡航にはestaの申請・取得は必要ありません。
ただし、esta取得なしに滞在できる期間は45日となってしまうので注意しましょう。

グアムや北マリアナ諸島への渡航は、estaの取得が必要ない代わりに出入国カードの記載を求められます。
出入国カードは、入国時に記載内容の確認があり、到着便が重なるとレーンが混雑してしまうというデメリットがあります。

estaを取得している状態でグアムに到着すれば、esta取得者の専用レーンで入国審査を受けられるので待ち時間の短縮ができます。
グアムや北マリアナ諸島はestaの取得は必須ではないのですが、このようなメリットもあるので取得しておくのがおすすめです。

アメリカへの陸路入国

アメリカと陸続きになっているカナダやメキシコからアメリカへの陸路入国の場合も、estaの取得は必要ありません。
陸路でのアメリカ入国も、estaの申請・取得を求められませんが、出入国カードの記載を求められます。

出入国カードは、国境で記載する必要がありすべてが英語記載となっています。
記載する内容に間違いや誤解のないように、事前に旅行ガイドブックなどで出入国カードの記入例を確認しておくのがおすすめです。

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estaの申請方法や手順を理解しよう!

今回は、estaとはなにか、申請方法や手順について紹介しました。
アメリカ旅行をする多くの人は、飛行機での渡航だと思います。

estaは、アメリカ本土だけでなく、日本人に人気の旅行先のハワイに渡航する際も申請が必要です。
空港で当日に申請して承認されることもありますが、審査に時間がかかったり、入力ミスによる拒否も可能性としてあるので余裕を持って申請しておきましょう。

今回は、旅行代理店や代行会社を経由せずに、自身で申請・取得する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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