日本が誇る日本発祥のブランドを紹介
実のところ、日本発祥の有名ブランドは多数存在します。
多くの場合、ブランドが手掛けたファッションアイテムが世界中に知れ渡るきっかけとなるのは、ファッションショーです。
とりわけフランスのパリやイタリアのミラノで行われるファッションショーは、世界中のデザイナーやモデルから注目されます。
そのためこれらのファッションショーでデビューを果たしたブランドは、一躍有名になるのです。
そして有名なファッションショーの1つである「パリ・コレクション」でデビューを果たした日本人デザイナーがおり、彼らが手掛けるブランドは世界中に知れ渡っています。
それらのデザイナーとは、川久保玲さん、山本耀司さん、そして三宅一生さんです。
川久保玲さんは「コムデギャルソン」、山本耀司さんは「ヨウジヤマモト」、そして三宅一生さんは「イッセイ ミヤケ」というブランドを立ち上げています。
これらのブランドは日本のファッションシーンをけん引するのみならず、今や世界的に有名なブランドとして知られるようになりました。
世界で有名な日本のファッションブランド20選!
では日本発祥の有名ファッションブランドについて、詳しく見ていくことにしましょう。
今回ご紹介するのは、以下の20です。
- コムデギャルソン
- イッセイミヤケ
- Y-3
- ユニクロ
- リゾルト
- ジョンブル
- ビズビム
- N.ハリウッド
- ケンゾー
- ジュンハシモト
- ビームス
- ミチコ ロンドン コシノ
- アンダーカバー
- トーガ
- ポーター
- ア二アリ
- 所作
- カンサイ ヤマモト
- オニツカタイガー
- リーガル
日本の有名ファッションブランド①:コムデギャルソン
「コムデギャルソン」はデザイナー川久保玲さんによるファッションブランドです。
ブランド名はフランス語の「少年の様に」という言葉に由来しており、遊び心を加えたアイテムを提供しています。
創業は1969年で、現在は「ナイキ」や「ルイヴィトン」といった有名なブランドと度々コラボアイテムを提供するなど、活躍の場を広めています。
このように世界的に有名なブランドとなったコムデギャルソンですが、とりわけシャツが高い人気を得ています。
細部にまでこだわりをもって作られており、幅広い年代の人たちからの支持を得ています。
日本の有名ファッションブランド②:イッセイミヤケ
「イッセイミヤケ」は1970年創業の、総合ファッションブランドです。
デザイナーを務めているのは三宅一生さんで、彼のこだわりが随所に見られるファッションアイテムを提供しています。
とりわけオリジナルファブリックを使用したものや、日本の伝統に海外の要素をミックスしたアイテムは、高い評価を受けています。
このブランドの定番バッグである「ガストン」は、上質な一枚革で作られており、何重にも重ねられた積層プリントにより、見る角度によって異なる顔を見せる仕上がりとなっています。
クオリティーが高く、それでいておしゃれなデザインのバッグを探している人におすすめのモデルです。
日本の有名ファッションブランド③:Y-3
「Y-3」は世界的に有名な日本人デザイナー山本耀司さんがスポーツブランド「アディダス」と手掛けたブランドです。
2002年創業と比較的新しいものの、すでに世界中で名を馳せている山本耀司さんとアディダスによるものとあって、多くの人から人気を得ています。
アディダスの持つスポティーなイメージに独特のアレンジが加わったモデルが多く、体を動かすシーンだけではなく、普段使いもできるアイテムを提供しています。
スニーカーやウェアはもちろんのこと、バッグやアクセサリーなども展開しています。
スニーカーに関してはおしゃれなデザインにアディダスの履きやすさがマッチしており、足にも優しいモデルとなっています。
日本の有名ファッションブランド④:ユニクロ
今やファッションの中心地であるアメリカのニューヨークにもお店を構える「ユニクロ」は、日本発祥の有名ブランドです。
創業は1984年で、オーソドックスでありながらも高品質、低価格が売りのブランドでした。
そのため老若男女を問わず、店舗は常に多くの人で賑わっています。
2016年からは世界的に有名なデザイナーであるクリストフ・ルメールにより、「UNIQLO U」がスタートしました。
こちらはファッション性が高いアイテムを提供しており、若者から人気があります。
またユニクロは日本を代表するブランドであるアンダーカバーや、JWアンダーソンなどとコラボを行うなど、話題際に富んだブランドでもあるのです。
その他にも有名スポーツ選手と契約を結び、機能性に富んだスポーツウェアを販売していることでも知られています。
また様々なキャラクターや企業ロゴをあしらったTシャツなども定期的に販売しており、これらの商品も人気があります。
日本の有名ファッションブランド⑤:リゾルト
日本のデニムと言えば岡山県が有名です。
そこで使用されるデニムを用いて世界に発信されたブランドが、「リゾルト」です。
創立は2010年で、有名デニムブランド「Denime」で長年デザイナーを務めたジャパンデニム界の巨匠、林芳亨さんがデザイナーを務めています。
もともと品質が良いことで知られる日本のデニムですが、リゾルトは日本人の体形に合った商品を中心に製造しているために、日本人が着用しても美しい形をキープすることができます。
そのため日本人、そして外国人の双方から高い評価を得ているブランドです。
デニム生地は旧式織機で作られており、履きこむほど味のあるデニムとなります。
レングスの種類、そして形も豊富であり、自分好みのものを容易に見つけることができます。
日本の有名ファッションブランド⑥:ジョンブル
「リゾルト」同様、岡山県のデニムブランドとして誕生したのが「ジョンブル」です。
創業は1952年で、1963年に株式会社となりました。
このブランドはワークウェアにルーツを持つデニムに適した、カジュアルウェアを提供しています。
もちろんおしゃれなタウンウェアとしての着用も可能ですし、アクセントとなるファッションアイテムも販売しています。
拠点は現在でも岡山県倉敷市で、地域に根差した有名ブランドというところにも魅力を感じます。
日本の有名ファッションブランド⑦:ビズビム
「ビズビム」は2001年創業の、比較的新しいブランドです。
もともとはフットウェアブランドとして立ち上げられたビズビムですが、現在はその他にもアパレルウェアを展開しています。
オーソドックスなウェアに流行を取り入れたアパレルウェアは人気があります。
対照的にフットウェアは個性的なものが多く、足元のおしゃれで他の人と差を付けたいという人から高い人気を得ています。
「良いシューズを作る」をコンセプトに製造されているビズビムのシューズは、デザインとその履きやすさから、海外でも高い人気を誇っています。
日本の有名ファッションブランド⑧:N.ハリウッド
「N.ハリウッド」は2000年に設立されたブランドです。
現在のところメインとなっているのはメンズウェアで、デザイナーは尾花大輔さんです。
アパレルアイテムはストリート系とモード系を組み合わせたデザインとなっており、シンプルでありつつもおしゃれで存在感があります。
またタイトなデザインのものが多く、着用するとかしこまった印象を与えるアイテムも多々存在します。
そのため若者だけではなく、幅広い年代の人たちからも支持されています。
日本の有名ファッションブランド⑨:ケンゾー
すでにファッション中心地であるパリを中心に活動している、高田賢三さんがデザイナーの「ケンゾー」は、言わずと知れた有名なファッションブランドです。
なんと高田さんの初コレクション地はパリであり、センセーショナルなデビューを飾ります。
そのためケンゾーは1969年創業以来、日本のファッションブランドをけん引してきたと言っても過言ではありません。
とりわけカラフルな色を使用したアイテムが人気で、ときには民族衣装をデザインに取り込むことさえありました。
このようなファッションアイテムは多くの人を引き付け、70年代には「イブ・サンローラン」と共に、ファッションシーンをリードしたことでも知られています。
その他にも虎をデザインしたスウェットなども人気で、派手さの中におしゃれさ感じさせるアイテムとなっています。
日本の有名ファッションブランド⑩:ジュンハシモト
「ジュンハシモト」は2008年創業と、比較的新しい日本のファッションブランドです。
このブランドが提供するアイテムの特徴は、タイトであることです。
そのため体にフィットし、着用する人をかっこよく見せます。
多くはミリタリーをベースとしており、大人っぽさを演出してくれるデザインとなっています。
特に30代以上の年代の人たちから人気を得ているブランドで、おしゃれな大人の演出に一役買っています。
とりわけ「ミドルエイジ」に人気のアイテムは、特有の縦しわの入ったリンクルシャツです。
このシャツにはスタイルを良く見せる効果があります。
また最近ではジャージ素材を用いたものなどもリリースされており、タイトでありつつも伸縮性があり、着やすいモデルに仕上がっています。
日本の有名ファッションブランド⑪:ビームス
「ビームス」は1976年に、設楽悦三さんが創業したセレクトショップです。
しかしビームスがデザインするアイテムもリリースするようになり、現在では各店舗でセレクトされたアイテムとビームスのオリジナルアイテムが販売されています。
現在、日本国内に74店舗、そして香港と台湾に6店舗を構えています。
ビームスのコンセプトはベーシック&エキサイティングで、カジュアルなファッションアイテムを提供しています。
しかしその他にも展開ブランドを有しており、おしゃれなアクセサリーやグッズ、子ども向けアイテム、そしてかしこまった印象を与えるオーソドックスなスーツなども販売しています。
対象とする顧客に合わせてブランド展開されているために、欲しいアイテムを容易に見つけることができます。
日本の有名ファッションブランド⑫:ミチコ ロンドン コシノ
小篠美智子さんが手掛けるブランド、「ミチコ ロンドン コシノ」は、イギリスのロンドンで展開されているファッションブランドです。
小篠さんは1973年に単身でイギリスにわたり、1986年にこのブランドをスタートさせます。
「ミチコ ロンドン コシノ」は80年代に大きな影響を与えたブランドですが、最近ではそのテイストを活かしたファッションアイテムをリリースしています。
もともとストリート系ファッションを多くデザインしていた小篠さんですが、ゆったりとしたアイテムに流行をプラスし、若い女性をターゲットとした商品も数多く展開しています。
日本の有名ファッションブランド⑬:アンダーカバー
「アンダーカバー」は高橋盾さんが一之瀬弘法さんと文化服装学院アパレルデザイン科在学中に設立したブランドです。
ベースとなるのは「音楽とファッションの融合」で、パンクファッションアイテムなども数多くリリースしています。
またテーマに沿ったファッションアイテムをリリースしたり、ユニクロなどの有名ブランドとのコラボレーションを行うなど、話題性にも富んでいます。
アメリカの旅行サイトでも紹介されるほどのブランドで、「日本に行ったら訪れたいお店」としてアップされたこともあります。
日本の有名ファッションブランド⑭:トーガ
「トーガ」は1997年に古田泰子さんによって創業されたファッションブランドです。
ウィメンズコレクションを扱う「トーガ プルラ」、そしてメンズコレクションを扱う「トーガ ビリリース」も展開されています。
古田さんはエスモードパリ卒業後、CMの衣装製作を手掛けるなど、ファッションに関する経験が豊富なデザイナーです。
2013年にはパリでの秋冬コレクション、そして2014~15年シーズンはロンドンでの秋冬コレクションで新作を発表しています。
このブランドでリリースされている革製品は世界中で人気で、シューズに関してはデザイン、そしてクオリティー共に高評価を得ています。
日本の有名ファッションブランド⑮:ポーター
1962年創業のカバンブランド、「ポーター」はそのデザインの良さとクオリティーの高さから、高い人気を維持しています。
カバンの他にも財布やキーホルダーなどの小物も販売しており、小物のおしゃれに凝っている人たちからも人気があります。
流行を取り入れたアイテムもありますが、大半のものは時代に関わりなく、いつでも使用できるデザインです。
クオリティーも高いことから、長期にわたって使用できるアイテムを提供しているわけです。
このような商品を作り続けていることも、このブランドが世界的に有名な理由の1つです。
カバンの種類もショルダーバッグ、ブリーフケース、そしてバックパックやスーツケースなど、バラエティーに富んでいます。
日本の有名ファッションブランド⑯:ア二アリ
「An ideal and reality(理想と現実)」をコンセプトに、こだわりのレザーアイテムを提供しているのが「ア二アリ」です。
創業は1997年で、主にレザーバッグをデザイン、製造しているブランドです。
リリースされるバッグは細部にまでこだわって作られており、長期にわたって使用することができます。
比較的新しいブランドでもあるものの、すでに高級セレクトショップで取り扱われるなど、注目のブランドでもあります。
壊れにくいバッグであるために、レザー独特の変化を楽しむこともできます。
日本の有名ファッションブランド⑰:所作
「所作(ショサ)」は財布やコインケースなどをメインとして販売している、レザーブランドです。
そして所作によるレザー製品の製法は非常に凝ったもので、おしゃれな印象を与えるアイテムを展開しています。
その製法とは一枚革を折り紙のようにし、縫わずに仕立てるというものです。
また使用しているレザーは高品質であるために、長持ちします。
中には財布を開いたときの動きを美しく見せるようにデザインされてるものもあり、楽しみながら使用できます。
このように日本の文化を感じさせつつも、高級感のあるアイテムをデザインしているために、所作の商品は外国人がお土産として購入していくこともあります。
日本の有名ファッションブランド⑱:カンサイ ヤマモト
「カンサイ ヤマモト」は日本のデザイナー、山本寛斎さんが手掛けるブランドです。
山本寛斎さんの経歴は、デザイナーとして華々しいものです。
まず1971年には日本人として初めて、ロンドンでファッションショーを開催しました。
その3年後の1974年にはパリコレクション、そして1979年にはニューヨークコレクションに参加します。
これらのファッションショーをきっかけに世界的に有名なデザイナーとなった山本寛斎さんは、現在パリ、ミラノ、ニューヨーク、そしてマドリードなどの世界各地の主要都市に「ブティック寛斎」を出店しています。
「日本の美しいもの」を世界に発信することをコンセプトとしており、和を基調としたアイテムをデザインしています。
日本の有名ファッションブランド⑲:オニツカタイガー
「オニツカタイガー」は日本発祥のスポーツウェアブランドです。
創業は1949年で、もともとはナイキの人気モデル「コルテッツ」の生産を行っていました。
オニツカタイガーは人気スポーツブランドである「アシックス」が展開するシューズブランドです。
そのため最先端のスポーツ科学により、履きやすい靴を提供しています。
デザインは古き良き時代を彷彿させるものが多く、中には復刻版などもあります。
シンプルでありながらもおしゃれな雰囲気を漂わせており、アクセントとなるファッションアイテムです。
また限られた店舗でしか販売されていないものの、「NIPPON MADE」という職人が手作業で制作、染色、縫製を行ったモデルもあり、こだわりの一足を求める人たちから人気があります。
日本の有名ファッションブランド⑳:リーガル
「日本のブランドなの?」と驚く人も少なくないと思いますが、「リーガル」は1893年創業の日本の有名シューズブランドです。
それでもリーガルは日本で誕生したブランドではありません。
もともとはアメリカのシューズブランドでした。
しかし日本企業との合併により、日本のブランドとなったのです。
リーガルも飽きの来ない、伝統的なモデルをベースにレザーシューズを展開しています。
クラッシックでありながらもどことなく近代的な印象を与えるアイテムを提供しており、主にスーツなどを着用するシーンで大活躍しています。
リーガルのレザーシューズのほとんどは、グットイヤーウェルトと呼ばれる製法で作られています。
この製法で作られたレザーシューズは、ソールの交換が簡単にできるという特徴を有しています。
そのためアッパーの手入れをきちんと行っていれば、長期にわたって使用できるのです。
上手に手入れすれば10年以上履き続けることもできるために、コスパに優れています。
日本のブランドはクオリティーとデザインに優れている
海外のファッションブランドに比べると、何となく日本のファッションブランドは知名度という点で劣っているように感じる人もいます。
しかし実際にはクオリティー、そしてデザインの両面で、日本のファッションブランドは高評価を得ているのです。
外国人が好んで日本のブランドをチョイスしているという現実を知ると、何となく嬉しくなるものですね。