【治安の前に】バングラデシュってどんな国?
南アジアに位置する「バングラデシュ」は、インドとミャンマーに挟まれた国です。
信仰宗教はイスラム教徒の方が多い国で、国民の、約90%がイスラム教徒と言われています。
日本の約40%ほどしかない領土になのに、なんと約1億5000万人もの人が暮らしている世界で最も人口密度の高い国のひとつなのです。
最近、低中所得国に認定された「バングラデシュ」は、アジア諸国の中でも貧しい国と言われ、首都のダッカは、「世界で住みにくい都市」の第2位にランクインしています。
しかし、近年では人口が多いという労働力の豊富さから、「縫製産業」を中心とする様々な多国籍企業も進出を図っている国なのです。
「バングラデシュ」という国名は聞いたことがあっても、気軽に観光をしに行くといったイメージはほとんど無いかもしれません。
ですが、このバングラデシュには、見所の観光地がたくさんありますし、美味しい食べ物もたくさんあります。
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「バングラデシュを訪れよう!観光客が来る前に」
「バングラデシュ」は観光客が少ない国で、日本人はもちろん海外の方々もあまり観光で訪れません。
そんな観光客の少ないバングラディシュの観光客誘致の際に使われたキャッチフレーズが「バングラデシュを訪れよう!観光客が来る前に」と自虐的なフレーズでした。
現在は使われていませんが、インパクトのあるキャッチフレーズでした。
観光客が少ない理由としては、政情不安や、観光資源が少ないことが理由です。
異国情緒が溢れるバングラデシュは、観光客が集まりそうですが、お隣にインドがあり費用も、時間もあまり変わらないので、インドに観光客が流れてしまうのです。
「バングラデシュにあるものは全部インドにある」なんて言われているくらいインドと比較されている国なのです
しかし、近年ではインドが急成長を遂げているので、比較されるというよりも発展したインドで失われてしまった混沌とした雰囲気がバングラデシュで楽しめると評価を受けています。
日本が大好きなバングラデシュの人々
日本とバングラデシュの国旗は非常に似ています。
日本の国旗の白い部分を緑色にしたらバングラデシュの国旗になります。
正式には日の丸が左寄りなのですが、ここまで似ている国旗も珍しいです。
国旗が似ているのは偶然ですが、日本車が町中を駆け巡り、家には日本製の家電があります。
バングラデシュの人々は温厚な性格で困ってる人を見ると助けてしまう国民性で日本人と近いです。
日本の「ヒロシマ・ナガサキ」を国民の多くが知っています。
学校教育で日本で起きた原爆について学ぶのです。
悲惨な歴史から立ち上がり戦後復興した日本はバングラディシュにとって成長目標なのです。
日本は、バングラデシュに援助している援助額が常に世界第1なのです。
バングラデシュの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい
バングラデシュは名前だけは聞いたことがあるけど実際どんな国か知られていないです。
カオスな雰囲気や異国情緒を味わいたい旅行客にとってはオススメの観光地なのです。
そんな、バングラデシュを訪れる際に治安情報は気になりますよね。
バングラデシュの治安情報が知りたい時は、外務省が発表している「海外安全ホームページ」を確認してください。
世界中の、治安情報が細かく記載してあります。
「危険レベル」は意味をしっかりと理解し、観光には欠かせない情報になります。
そもそも、危険レベルとは日本人旅行客に対して危害を及ぼす可能性をレベル分けしたものです。
レベル1/黄色
「十分注意してください」
その国や地域への渡航または滞在の際には、危険を避け、十分注意してください。
レベル2/山吹色
「不要不急の渡航はやめてください」
その国や地域への不要不急な渡航または滞在はやめてください。
渡航または滞在する場合には十分注意して安全対策を取りましょう。
レベル3/オレンジ色
「渡航禁止勧告」
その国や地域への渡航または滞在は、どのような目的でもやめてください。
レベル4/赤色
「退避勧告」
その国や地域に滞在している日本人は、今すぐに滞在地から退避し、安全な場所に逃げてください。
渡航または滞在を計画している方は、どんな目的でも渡航または滞在はやめてください。
バングラデシュの治安状況は?
現在、外務省が発表している「海外安全ホームページ」では、バングラデシュの危険レベルは「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください」となっています。
貧富の差が激しいバングラデシュは、治安が悪いと一般的に言われています。
現地のバングラデシュ人からも「夜は一人で絶対外出しないで」と注意を受けていました。
バングラデシュに限らず、どの国でも基本的な注意事項を守っていれば、大きな犯罪被害に遭うことはないでしょう。
バングラデシュは観光客が少ない国です。
だから、外国人観光客が歩いていると、たくさんの人が物珍しさに近寄ってきます。
初めは怖いと感じますが、多くの人がいるような場所では何もされません。
路地などの人通りが少ない場所では注意が必要ですが、実際に路地でストリートチルドレンに囲まれた時も、特に何も起こりませんでした。
ただ、外国人観光客をターゲットにスリなどの軽犯罪は多発しています。
人が多い場所は軽犯罪に注意してください。
他にも、バングラデシュでは二大政党の根強い対立があります。
「ハルタル」と呼ばれる、野党側によるデモ・ストライキといった行為が行われる期間があります。
特に人が集まる中心部や繁華街は頻繁に「ハルタル」が発生する危険地域となるので、十分注意して観光するようにしてください。
もし、バングラデシュでデモ・ストライキ等に遭遇した場合は、その場からすぐに避難して安全第一で行動してください。
普段は温厚で優しい性格の多いバングラデシュ人も、このデモ・ストライキ中は殺気だちますので注意してください。
首都ダッカの治安状況は?
バングラデシュの首都であるデッカは現地で暮らすバングラデシュ人も多く人で溢れてるカオスな空間です。
軽犯罪が非常に多く発生していますので注意してください。
特に、すり・強盗は頻繁に起こっている印象があります。
引ったくりやぼったくりといった被害報告もあります。
中には、睡眠薬強盗の被害も報告されていますので、人にもらったものを食べないなどの基本を守ってください。
他にもいくつか気をつけなくてはいけないことがあります。
まずはテロです。
記憶に残ってる方も多いと思いますが、2016年にはダッカ市内のレストランで爆破テロがありました。
日本人7名を含む計20人以上の死傷者が出た悲惨な爆撃テロでした。
次に「ハルタル」です。
バングラデシュ全土で注意が必要ですが、特に首都ダッカで頻繁に発生します。
大使館発ハルタル等邦人安全情報
バングラデシュを訪れる際には必ず、政治の情勢を確認しハルタル開催期間でないことを確認しましょう。
命の危険もありますので、必ずチェックしてください。
「ハルタル」はバングラデシュ特有のもので、最も予測しづらいものになります。
通常は前日までに開催が告知されるのですが、観光客には情報が回ってこないので現地にいたら突然始まったような感覚になることもあります。
デモから暴動に変わり、警察と衝突し多くの死傷者がでた「ハルタル」もありますので興味本位で近づかないことを意識してください。
治安の悪いバングラデシュで気をつけるべき犯罪5選
バングラデシュは観光客が少なく、イメージがあまりないかもしれません。
日本からもバングラデシュを訪れる旅行客は少ないです。
実際に訪れたことがある人はすくないとおもいます。
バングラデシュの人はとても親切な人が多い印象です。
現地の文化や習慣に触れてみてくだささい。
カオスな空間を感じられます。
観光の際に起こる犯罪は知っておけば回避できるのがほとんどです。
意外に知られていない「バングラデシュ」で気をつけるべき犯罪について紹介します。
バングラデシュ気をつけるべき犯罪①:スリに注意
海外旅行ではスリに注意しましょう。
これはバングラデシュはもちろんどの国でも同じです。
移動中にバックの中から財布等が盗まれた被害や、駅構内で同様に盗まれるといった被害が報告されています。
このような被害に合わないためにも、荷物は極力少なくして移動しましょう。
バングラデシュ気をつけるべき犯罪②:子供からは絶対に目を離さない
家族でバングラデシュを訪れる際は絶対に子供から目を離してはいけません。
人混みでは必ず子供と手をつなぎ歩いてください。
実際に子供が誘拐されるといったことが起きています。
これは現地のバングラデシュ人でもものすごく警戒していることなので、外国人である日本人はさらに警戒しなくてはいけません。
子供を誘拐する理由は、身代金目的も、もちろんありますが、もっとも恐ろしいのは人身売買が実際に存在します。
町中にいるストリートチルドレンによる物乞いは、実は組織化されていて裏で操られています。これはもう、ひとつのビジネスであり、その働き手が子供です。
こういった働き手を人身売買によって集めているのです。
バングラデシュ気をつけるべき犯罪③:強盗
バングラデシュでは、「深夜」や「早朝」にといった時間帯に「市内と空港」を移動中の強盗に遭うといった被害があります。
他にも、長距離バスで移動中の車内に乗り込んでくる集団強盗や、宿泊しているホテルの部屋に侵入され、盗難等の被害が出ています。
強盗に遭遇した場合は、抵抗したり大声で叫んだりせず、相手に従いましょう。
自身の命を第一に考え、冷静に判断してください。
財布を2つに分けておくなどの対策をとっておき、強盗に渡す財布を事前に準備しておくことも安全対策に繋がります。
また、「空港」や「博物館」などの観光地で現地の方が親しげに声を掛けてきて強引に荷物を運ばれ金銭を強要されたといった事例や、睡眠薬強盗被害もあります。
なので十分注意してください。
気を抜いていると犯罪のターゲットになりますので異国の地ということを忘れずに観光を楽しんでください。
バングラデシュ気をつけるべき犯罪④:リキシャ・オートリキシャ
オートリキシャとリキシャの料金は交渉だと思ってください。
必ず何かしらの理由でぼったくってきます。
また、メーター自体に細工をしている悪質な者もいますので交渉した料金を払いましょう。
オートリキシャとリキシャ利用は極力避け、どんなに近距離であっても、移動の際はタクシーを利用してください。
タクシー走行時は、必ず窓を閉め、ドアには確実に鍵をかけてください。
オートリキシャとリキシャのドライバーは流暢な英語を話したり、片言の日本語で近づいてきたりします。
いわゆる「リキシャ引き」に対しては慎重に対応してください。
バングラデシュ気をつけるべき犯罪⑤:ひったくり
バングラデシュのひったくりはどんな角度からも狙ってくる印象があります。
もちろん観光中に後ろから近づき荷物をひったくるといった行為もありますが、タクシーに乗車している時に窓から荷物を狙ってきたり、レストランで食事している人を狙ってひったくりが行われています。
地形がわからない観光客相手なら逃げ切れると思っている犯罪者が多く、いつでもどんな角度からでも狙っていますので注意してください。
治安の悪いバングラデシュで注意するポイント10選
バングラデシュはデモやストライキ、といった危険があるので治安が悪いと言われ、観光客が少ないので外国人に慣れている人が少ないのも現状です。
なので、現地にある習慣や文化を尊重してください。
首都ダッカのテロ事件が起きた直後は心配されましたが、バングラデシュのその後の治安は大きく変化があったとは言えません。
テロの危険や、イスラム圏の国ならではの宗教思想、現地の気候といった点に注意しながら旅行を楽しんでください。
現地のリアルな情報を集めながら、しっかり準備に時間をかけてください。
バングラデシュ注意するポイント①: 金曜・土曜が公休日
バングラデシュは国民の多くがイスラム教徒です。
ラマダン明けの、金曜日の夜にダッカで人質テロが起きました。
ラマダンとは1ヶ月間の、断食のことでイスラム圏に住んでいる信仰者だけでなく、各国に住んでいるイスラム教徒も各地で行う、信仰者にとって神聖な行事なのです。
旅行者は、バングラデシュを訪れる際に集団礼拝や宗教行事期間中である金曜日などの観光は注意しましょう。
日本とは違い、金曜・土曜が公休日なバングラデシュでは、会社や銀行も休日になります。
活気あふれる街「オールドダッカ」も、この日は閑散としています。
観光地へ行く場合は、事前に目的地の営業時間や営業日を確認してください。
バングラデシュ注意するポイント②: 生活、文化、宗教を尊重した生活を送る
バングラデシュは観光客の少ない国なので観光客を珍しがります。
なかなか海外の人を見る機会がないので目立ちます。
国民性が温厚でやさいいので困ったら助けてくれることもあります。
しかし、いい意味でも悪い意味でも目立ってしまいます。
イスラム圏の、国の中でも世俗的なほうなのですが、女性は肌を見せ過ぎないこと、男性も目立ちすぎる服は避けたほうがいいです。
現地の生活や文化、信仰している宗教を尊重してください。
もちろん旅行なので楽しみたい気持ちもありますが、旅行者だからと言って、羽目を外しすぎないようにしてください。
派手な格好をしたり、豪華な装飾品をみにつけたりすることはやめましょう。
相手の文化を尊重して観光してください。
バングラデシュ注意するポイント③:女性特有の問題 (女性蔑視)
バングラデシュはイスラム教国なので、女は服装に注意が必要です。
長袖・長ズボンが基本なので、ストールなどで肩から胸元を隠す対策が必要です。
イスラム国では、婚前交渉禁止なのですが、外国人女性に対しては性に寛容と見られてしまいます。
バングラデシュは、まだまだ、女性の職場進出が実現していません。
CAといった一部の職種を除き、人前で女性が仕事をしていることが珍しい国なのです。
女性は、縫製工場などの目につきにくいところで女性は働いているのです。
バングラデシュ注意するポイント④:ハルタルが始まったら近寄らない
バングラデシュは政治に対する思想がとても強い国です。
政府に対して、反対意志の表明としての「ハルタル」は、今でも起こっています。
「ハルタル」は突然、時期を選ばず起こり、交通機関等は完全に崩れます。
至る所で大勢の人が集まり、大声で叫んでいます。
中には熱くなった人たちが、車やバスを燃やすといった過激な行動もあります。
いつ、どこで、どんなことが起こるのかが予想つきません。
興味本位で「ハルタル」には近づかないようにしてください。
異常なまでに人数が集まる場所には危険がたくさんありますので、近づかないようにしてください。
バングラデシュ注意するポイント⑤:選挙期間は特にニュースに注目する
バングラデシュでは、政党が変わるとルールが大きく変わります。
大小様々ですが、商売をする人にとっては影響が大きく、自分にとって利益のある政党を応援することが基本です。
この政権が変わることに対しての真剣度は非常に高いです。
選挙期間中は、いたるとこで集会が開かれ、熱くなっています。
ときには、時間や場所に関係なく小さな爆発事件などが起こるほど過激になることもあります。
この時期は、いつ、どこで爆発が起きるか予測がつきません。
なので、今どんなことがバングラデシュで起こっているかを、常に気にしてください。
現地の方に近づかないほうがいい場所等を聞いておきましょう。
これは外国人観光客に限らず、現地のバングラデシュ人も同じなので、当然の行動です。
バングラデシュ注意するポイント⑥:蚊が多い
蚊から感染するデング熱やジカ熱といった病気には気をつけてください。
ダッカは特に蚊が多い場所なので虫除けスプレーは必須アイテムです。
ホテルや日本人宿などでは蚊取り線香を用意してますが、基本は無い物と考えましょう。
なので、虫除けスプレーや蚊除けグッツは必需品です。
バングラデシュ注意するポイント⑦:道路の横断に注意
日本では道路において歩行者が優先です。
しかし、バングラデシュは歩行者が優先ではありません。
車が歩行者を見かけてもスピードを落とす、といった配慮はありません。
ダッカ市内の道路を走っている車はマナーを悪いので、道路を横断するのは危険を伴います。
基本的に道は渋滞しているのでそこまで、スピードが出せませんが、どこからでも割り込んでくる車が多いです。
横断の際には左右の確認と死角になっているかどうかの確認を必ず行なってください。
バングラデシュ注意するポイント⑧:外国人価格
これはアジアの中でよくあることですが、日本人は必ずぼったくられます。
だから、バングラデシュでも日本人は、必ず外国人料金になります。
バングラデシュでは、CNG(天然ガスの簡易タクシー)と呼ばれる便利なタクシーがあります。
このCNGですが、現地人が料金交渉すれば150タカ程度で済むものが、外国人なら倍以上料金を請求されるケースもあります。
バングラデシュの公用語である、ベンガル語が話せる場合や、相場を把握してれば安くなりますが、なかなかハードルが高いと思います。
交渉テクニックとして、事前に目的地のベンガル語を調べて、いくつかのタクシーに料金はいくらになるか聞いてみましょう。
そうすると平均の外国人価格が見えてきますので、そこから少し値段交渉をしていくスタイルがいいと思います。
他には、近くにいる英語ができるバングラデシュ人に交渉してもらうといった方法がありますが難易度は高いかと思います。
ぜひ、交渉の際には使ってみてください。
バングラデシュ注意するポイント⑨:日本の食べ物はむやみにあげない
中東諸国と比べれば、バングラデシュはザ・イスラム教といった国の雰囲気はそこまでありません。
中には女性でも髪の毛や腕を露出している服装の方もいますし、男性も民族衣装でなくデニムにTシャツといった普通の服装をしています。
ですが、宗教の信仰深さは決して外見だけではわかりません。
だからこそ注意してください。
ほんの親切心で日本から持ってきたお菓子を子供にあげたとします。
そのお菓子の中に豚に関するものが入っていた場合宗教への冒涜になります。
これは宗教の上で重罪になります。
人によってはかなり怒りを表しますのでむやみに食べ物を上げないようにしましょう。
バングラデシュ注意するポイント⑩:食べ物の油の量と質に注意する
バングラデシュの料理は意外に知られていませんが、美味しい料理がたくさんあります。
「野菜がたっぷりのカレー」や「スパイスを混ぜた炊き込みご飯」など、辛くておいしい珍しい料理がたくさんあります。
辛いものが好きな人にはつい食べ過ぎてしまい、そしておなかを壊してしまいます。
食事の他にも、水には気をつけてください。
水道水は飲まずに、市販のミネラルウォーターを飲むようにしてください。
美味しい料理は食べすぎてしまいますが、どんなにおいしくても量を半分にしましょう。
バングラデシュ料理では油の使う量はとんでもないです。
しかも、その油は鮮度が悪くて使い回しが普通です。
量と質が日本人にとっては限度を超えてしまうものなので摂取しすぎには注意してください。
治安の悪いバングラデシュで戦争の危険性はある?
バングラデシュで戦争の可能性はありませんが、内戦までは行かずとも政治に関する衝突は今後もありそうです。
世界的にもニュースになった、2013年の縫製工場の崩壊事故や、その後の5年に1度の国政選挙に向けた野党と与党の駆け引きで起こるハルタルが発生して経済が停滞しました。
しかし、2014年の選挙では最終的に野党が選挙に対してボイコットをしたため、与党は粛々と選挙を実施して圧勝という結果に終わりました。
その結果、政権が安定して強権で野党の活動を抑え込んでいるような形で、現在は政情・治安が意外に安定しています。
しかし2019年に国政選挙の結果次第ではどうなるのかわからなくなります。
内戦までは行かなくとも暴動などに発展する可能性も十分あるので注意してください。
治安の悪いバングラデシュでテロの危険性はある?
テロの可能性は十分にあります。
2016年7月に起こった爆破テロ事件では、ダッカ市内のレストランで、日本人7名を含む20人以上の死傷者が出た悲惨なテロでした。
現在でも、バングラデシュ全土に渡って外務省によるテロ特別警戒が発表されています。
外国人観光客が多く集まるレストランや市場といったテロの標的となりやすい場所を観光する際は十分注意してください。
また、公共交通機関や政府機関などもテロ攻撃の対象です。
これらには観光施設も含まれているので、これらを訪れる際には注意してください。
ラマダンの集団礼拝や宗教行事期間中の金曜日などは、特に注意してください。
同じ行動パターンは避け、危険な場所にむやみに近づかないようにしましょう。
目立つ存在だからこそ、十分に気をつけましょう。
バングラデシュの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介のまとめ
聞いたことはあるけれどどんな国か知らない。
そんな印象が強いバングラデシュですが、日本人に対しての気持ちは強く繋がりもある国なのです。
けれど、やはり日本と全く同じというわけではありません。
テロの危険や、デモ・ストライキといった「ホルタル」の危険があります。
他にも軽犯罪が横行しているといった印象もあります。
しかし、危険な面ばかりではありません。
綺麗なモスクや美味しいカレーなど見所や魅力に溢れた国でもあります。
カオスを楽しめるザ・アジアを堪能できる国なのです。
危険があることをしっかり把握した上で、気を引き締めて観光、危険と感じたら近寄らず立ち去ることなどを徹底していれば安全に観光を楽しめます。
また、外務省や在日大使館が発表する情報を欠かさずにチェックしてください。
そうすれば、きっと楽しく素敵な観光を味わえます。
それはきっと素敵な思い出になると思います。
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