- 【観光の前に】ニースってどんな街?
- ニースのおすすめ観光地15選【美術館/ビーチ/旧市街】
- ニースを観光するならこれは食べなきゃ!おすすめグルメ5選!
- ニース観光に便利なおすすめホテル5選
- ニース観光を満喫するのに必要な日数は?
- ニース観光に便利な交通手段は?観光バスもおすすめ!
- ニース観光のおすすめモデルコース!
- 日本とはちょっと違う?ニース観光で気を付けたいこと!
- ニースの気候は?冬の観光でも楽しめる?
- ニースへの行き方は?日本からの直行便はある?
- ニース観光局のホームページは情報が充実!
- 【番外編】ニースからモナコやカンヌ観光へ
- ニースの人気観光地15選!おすすめモデルコースやホテル、気候のまとめ
【観光の前に】ニースってどんな街?
南フランスの都市、ニースは、フランスで最大のリゾート地。
地中海に面した青い海がうつくしく、モナコやカンヌとともに、コートダジュール(水色の海岸)と呼ばれます。
19世紀以来、ニースは、保養地として栄え、王侯貴族が多く訪れる社交場となったため、今も、かつての王侯貴族の豪奢な別荘や邸宅が点在。
また、ニースの青い海に引きつけられたのは、王侯貴族ばかりでなく、20世紀の芸術家たちも。
シャガール美術館やマティス美術館、ニース近代・現代美術館など、ニースは美術館の集まる観光地でもあります。
観光客が多く詰めかけるニースのイベントなら、なんといっても、ニースのカーニヴァル。
毎年、2月の終わりごろに開催されるカーニヴァルでは、町中がイルミネーションで飾り付けられ、パレードや花合戦が行われます。
ニースのカーニヴァルを一度は見てみたいという人も多いのではないでしょうか。
さて、そんな南仏・ニースの観光地について、ご案内しましょう。
ニースのおすすめ観光地15選【美術館/ビーチ/旧市街】
では、ニースのおすすめ観光地をみていきましょう。
ニースのおすすめ観光地には、以下の15選があります。
- ジャン・メドサン大通り
- ノートルダムバジリカ大聖堂
- ギャラリー・ラファイエット・ニース・マセナ(デパート)
- マセナ広場
- プロムナード・デ・ザングレ
- ネグレスコ
- パブリック・ビーチ
- ケ・デ・ゼタ・ジュ二(アメリカ海岸)
- サレヤ広場
- 旧市街
- ル・シャトー(城跡)
- シャガール美術館
- マティス美術館
- ニース近代・現代美術館
- マセナ美術館
続いて、ニースのおすすめ観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
ニースの観光地①:ジャン・メドサン大通り
ジャン・メドサン大通りは、ニース市街を貫くメインストリート。
通り沿いに、ノートルダムバジリカ大聖堂やショッピングセンター、デパートなどが並びます。
ニースの観光は、ニース・ヴィル駅を降りて、駅から東側のまず、この通りから。
ニースの観光地②:ノートルダム大聖堂
ニースのメインストリート、ジャン・メドサン大通り沿いに立つノートルダム大聖堂。
19世紀末ごろに建てられたゴシック様式の教会で、ニースの教会の中でも最大の大きさを誇ります。
日が落ちると、ライトアップも行われ、昼夜問わず、観光客が訪れます。
ノートルダム大聖堂
住所:2 Rue d'Italie, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 93 88 73 63
URL:ノートルダム大聖堂
ニースの観光地③:ギャラリー・ラファイエット・ニース・マセナ(デパート)
フランスの高級百貨店ギャラリー・ラファイエットがニースに展開するギャラリー・ラファイエット・ニース・マセナ。
グッチ、サンローラン、バーバリーなどの高級ブランドが入っており、ブランド品のショッピングをするならここ。
ニース観光のお土産には、人気の石鹸や香水などを購入することができます。
ギャラリー・ラファイエット・ニース・マセナ
住所:6 Avenue Jean Médecin, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 92 17 36 36
営業時間:9時30分~20時00分,日曜日 11時00分~20時00分
URL:ギャラリー・ラファイエット・ニース・マセナ
ニースの観光地④:マセナ広場
ニースの海にほど近く、観光客からもニース市民からも親しまれるマセナ広場。
広場の中心には、アルベール1世の噴水があり、周囲を赤い色の建物が囲みます。
市松模様のモダンなタイルが敷き詰められた広場では、大道芸などが行われることも。
トラムが走っているので、ここを拠点にニース観光を組み立てると便利です。
また、有名なニースのカーニヴァルでは、ここがメイン会場となります。
マセナ広場
住所:マセナ広場
ニースの観光地⑤:プロムナード・デ・ザングレ
マセナ広場を抜けて、海側に行くと、ニースの海沿いに続く大通りがあります。
それが、プロムナード・デ・ザングレ、ニースの海沿いの観光のメインとなる通りです。
ここには、高級ホテルが軒を連ね、いかにも高級リゾート地ニースらしい雰囲気。
プロムナード・デ・ザングレ大通りには、ケ・デ・ゼタ・ジュ二(アメリカ海岸)の方に、ヴェルデュール劇場やオペラ座、マルシェの立つサレヤ広場があり、また、その反対方向に、マセナ美術館もあります。
ニースの観光地⑥:ネグレスコ
プロムナード・デ・ザングレ大通りに面して立つネグレスコ。
ニースが王侯貴族の社交場として栄えたベル・エポック(良き時代)を代表する建築で、現在は、高級ホテルとなっています。
赤い屋根に緑の装飾が印象的な外観で、外装はもちろん、中に入ると、内装もとても豪華。
海外の要人や有名芸能人も宿泊したホテルです。
ホテル ネグレスコLe Negresco
住所:37 Prom. des Anglais, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 93 16 64 00
URL:Le Negresco
ニースの観光地⑦:パブリック・ビーチ
プロムナード・デ・ザングレに立ち並ぶ高級ホテル。
各ホテルはプライベートビーチを持っており、そこにはホテル宿泊者しか入れませんが、ほかに、一般市民が利用できるパブリック・ビーチがあります。
ニースの青い海を間近に見たいなら、このビーチに行きましょう。
ニースの観光地⑧:ケ・デ・ゼタ・ジュ二(アメリカ海岸)
ケ・デ・ゼタ・ジュ二(アメリカ海岸)は、ニースの海沿いを東西に走る大通りプロムナード・デ・ザングレの東側のエリア。
オペラ座やサレヤ広場といった観光スポットがあるほか、ケ・デ・ゼタ・ジュ二(アメリカ海岸)の北側には、ニース旧市街があります。
ニースの観光地⑨:サレヤ広場
ケ・デ・ゼタ・ジュ二(アメリカ海岸)から少し陸に入った通りにあるサレヤ広場。
ここでは、南仏の花や野菜、果物を売るマルシェが毎日開かれます。
花や食料品のほかに、南仏のおみやげに最適なかご製品や石鹸のお店が出ることもあり、観光客も多数訪れます。
サレヤ広場
住所:06300 Nice
ニースの観光地⑩:旧市街
ニースの下町、旧市街は、迷路のように路地が入り組んだ古いヨーロッパの町並みを楽しめる観光スポット。
噴水のあるガリバルディ広場や、バロック様式で建てられた教会、ミゼリコルド礼拝堂などが見どころです。
ニースの観光地⑪:ル・シャトー(城跡)
旧市街の丘の上にあるル・シャトー(城跡)。
ここは、公園になっていて、展望台があり、ニースの市街地や地中海に景色を一望することができます。
展望台までは、エレベーターもあるので便利。
公園のベンチに座って、ランチを食べる観光客の姿も見られます。
ル・シャトー(城跡)
住所:06300 Nice
ニースの観光地⑫:シャガール美術館
幻想的な画風で、日本でも人気のある画家、マルク・シャガール。
ニースには、シャガールファンならぜひ訪れたい観光スポット、シャガール美術館があります。
展示されているのは、聖書や宗教ををテーマにしたシャガールの絵画や美術作品で、所蔵作品数は800点以上。
シャガールの作品とともに、現代のアーティストの作品を展示するコーナーもあります。
シャガール美術館
住所:Avenue Dr Ménard, 06000 Nice, フランス
電話番号:Avenue Dr Ménard, 06000 Nice, フランス
営業時間:10時00分~18時00分
定休日:火曜日
URL:シャガール美術館
ニースの観光地⑬:マティス美術館
ニース市街地の北に位置するシミエ地区。
マティス美術館は、このシミエ地区の公園内にあり、建物は17世紀の貴族の館をそのまま利用しています。
有名なマティスの絵画「ダンス」のデッサンや、マティスが南仏のヴァンスに建てたロザリオ礼拝堂の構想などが展示されます。
マティス美術館のある公園内には、ローマ時代の円形闘技場跡も残っています。
マティス美術館に行くときは、ここも一緒に観光を。
マティス美術館
住所:164 Avenue des Arènes de Cimiez, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 93 81 08 08
営業時間:10時00分~17時00分
定休日:火曜日
入場料や利用料:6ユーロ
URL:マティス美術館
ニースの観光地⑭:ニース近代・現代美術館
ニース旧市街の北、長距離バスターミナル近くにあるニース近代・現代美術館。
おもに、1960年代から70年代の近代アート、現代アートを所蔵します。
フランス出身の作家の作品が多く、イヴ・クラインの作品も。
ニース近代・現代美術館
住所:1 Place Yves Klein, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 97 13 42 01
営業時間:木曜日 11時00分~18時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:6ユーロ
URL:ニース近代・現代美術館
ニースの観光地⑮:マセナ美術館
ニースの海岸沿いを走る大通りプロムナード・デ・ザングレに面するマセナ美術館。
美術館の建物は、19世紀末の貴族の館が利用されていて、建物の外観だけでも見ごたえがあります。
展示されているのは、19世紀末、保養地として発展し、王侯貴族たちの社交場となっていたニースのベルエポック(良き時代)をしのばせる絵画やポスターなど。
マセナ美術館
住所:65 Rue de France, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 93 91 19 10
営業時間: 11時00分~18時00分
定休日:火曜日
入場料や利用料:10ユーロ
URL:マセナ美術館
ニースを観光するならこれは食べなきゃ!おすすめグルメ5選!
ニースに観光に来たら、ぜひニースならではの料理を堪能しましょう。
地中海の海の幸に恵まれたニースでは、シーフードを使ったグルメはもちろん、隣国イタリアの影響を強く受けた料理もあります。
以下で、ニース観光でおすすめのグルメをご紹介します。
ニース観光のグルメ①:ニース風サラダ(サラド・ニソワーズSalade Niçoise)
ニース風サラダ(サラド・ニソワーズSalade Niçoise)は、日本でもよく知られたサラダでしょう。
しかし、本場のニース風サラダには、入れる材料に決まりがあり、それ以外は、ニース風サラダを名乗ることはできません。
ニース風サラダに入るのは、トマト、レタスの芯、玉ねぎ、紫アーティチョーク、さやいんげん、はつか大根。
それに、ツナ、卵を加え、バジル、ブラックオリーブ、アンチョビ、オリーブオイルで風味付け。
おしゃれなパリのイメージが強いかもしれませんが、フランスは、実は、農業大国。
マルシェやスーパーにも、安くて新鮮な野菜、果物が並びます。
ニースに観光に来たら、ニース風サラダはまず味わいたい一品です。
ニース観光のグルメ②:ソッカ
ニース観光のおともにぴったりのソッカ。
ひよこ豆の粉から作ったクレープのようなファーストフードで、窯の中で焼き上げます。
旧市街の屋台などでよく売られているので、ぜひ焼きたてを。
ニース観光のグルメ③:シーフード
地中海を臨むニースに観光に来たら、やはり食べておきたいのがシーフード。
獲れたての新鮮なシーフードが手に入るので、風味は抜群。
生ガキやムール貝、カニ、エビなどを、お皿やボウルに盛り付けて出してくれます。
添えられたレモンをかけても美味。
シーフードのおともには、ぜひ白ワインを。
ニース観光のグルメ④:ズッキーニの花の揚げ物(ベニェ・ド・フルール・ド・クルジェットBeignets de fleur de courgettes)
ニースのレストランでよく提供される料理、ズッキーニの花の揚げ物(ベニェ・ド・フルール・ド・クルジェットBeignets de fleur de courgettes)。
ズッキーニの花に薄い衣をつけて揚げた料理で、日本のイメージだと、天ぷらに近いかもしれません。
コートダジュールに位置し、イタリアにも近いニースは、イタリア料理の影響を強く受けており、このズッキーニの花も、もとはイタリア料理でよく使われる食材。
ズッキーニの花の揚げ物は、黄色い鮮やかな色が特徴で、食べるとほんのり甘みがあります。
ニース観光のグルメ⑤:ファルシ(ファルシ・ニソワFarcis niçois)
ファルシは、中身をくり抜いた野菜の中に、ひき肉を詰めて焼いた料理。
日本でもピーマンの肉詰めなどがよく食べられますが、それとよく似ています。
ファルシ・ニソワ(ニース風ファルシ)は、ニースでよく食べられる料理のひとつで、野菜は、トマトやピーマン、パプリカを使います。
中身は、ひき肉が定番ですが、チーズをたっぷりかけたり、アンチョビを入れることも。
ニース観光に便利なおすすめホテル5選
では、ニース観光に便利なおすすめホテルにはどのようなホテルがあるのでしょう。
ニース観光に便利なホテルには、以下のホテルがあります。
- イビス スタイルズ ニース サントル ガールIbis Styles Nice Centre Gare
- オテル ド ラ フォンテーヌ Hôtel de la Fontaine Nice France
- ホテル デュ サントルHôtel du Centre
- ニース マセナNice Masséna
- ホテル ネグレスコLe Negresco
続いて、それぞれのホテルを詳しくみていきます。
ニース観光のホテル①:イビス スタイルズ ニース サントル ガール Ibis Styles Nice Centre Gare
ニース駅から徒歩で10分ほどの位置にあるイビス スタイルズ ニース サントル ガール Ibis Styles Nice Centre Gare。
交通アクセスが抜群で、ホテルからニースの観光地やビーチにも歩いていくことができます。
また、ショッピング施設も近く、ニース観光の目的のひとつがショッピングの人には特におすすめのホテル。
スタッフの応対もよく、部屋も清潔です。
Ibis Styles Nice Centre Gare
住所:3-5 Avenue Durante, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 92 00 63 00
URL: Ibis Styles Nice Centre Gare
ニース観光のホテル②:オテル ド ラ フォンテーヌHôtel de la Fontaine Nice France
ニース観光の中心になる海岸沿いの大通りプロムナード・デ・ザングレから近い位置にあるオテル ド ラ フォンテーヌHôtel de la Fontaine Nice France。
ビーチや観光スポットに行くのに便利で、交通アクセスも抜群です。
スタッフは親切で、部屋も清潔ですが、やや客室がせまいという声も。
オテル ド ラ フォンテーヌ
Hôtel de la Fontaine Nice France
住所:49 Rue de France, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 93 88 30 38
URL:Hôtel de la Fontaine Nice France
ニース観光のホテル③:ホテル デュ サントル
Hôtel du Centre
その名のとおり、ニースの街の中心、ノートルダム大聖堂の隣に位置するホテル デュ サントルHôtel du Centre。
プロムナード・デ・ザングレやビーチなど観光スポットに行くにも近く、近隣にはショッピング施設もあって買い物にも便利です。
ホテルは古い建築物をリノベーションしていて、おしゃれな外観。
ただし、そのため、客室がやや狭いのが難点です。
部屋は清潔、スタッフの対応も親切。
ホテル デュ サントルHôtel du Centre
住所:2 Rue de Suisse, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 93 82 29 80
URL:Hôtel du Centre
ニース観光のホテル④:ニース マセナNice Masséna
ニース観光の拠点のひとつになるマセナ広場。
ニース マセナNice Massénaは、このマセナ広場に近く、カーニヴァルの時期は、マセナ広場がメイン会場になるため、部屋からカーニヴァルの様子を眺めることも。
もちろん、観光スポットのプロムナード・デ・ザングレやビーチまでは、徒歩5分とかからず、観光スポットや公共交通機関へのアクセスも便利。
ニース観光を宿泊でも楽しみたいなら、おすすめのホテルです。
ニース マセナNice Masséna
住所:13 Place Massena, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 6 29 64 10 12
URL:Nice Masséna
ニース観光のホテル⑤:ホテル ネグレスコLe Negresco
最後に、ニースの5つ星ホテル、ホテル ネグレスコLe Negrescoを。
「ニースの観光地⑥」でもご紹介しましたが、かつて王侯貴族がニースを社交場にしていた時代の建築で、ひと際壮麗な外観が特徴です。
有名人や要人の宿泊も多く、一度は泊まってみたいという人も多いのでは。
5つ星ホテルだけあって、スタッフのサービスはすばらしく、広い客室からの眺めも抜群です。
プロムナード・デ・ザングレやビーチにも至近。
観光スポットに行くのも便利。
また、宿泊したら、ホテルネグレスコの内部の装飾や雰囲気にもぜひ注目してください。
ホテル ネグレスコLe Negresco
住所:37 Prom. des Anglais, 06000 Nice, フランス
電話番号:+33 4 93 16 64 00
URL:Le Negresco
ニース観光を満喫するのに必要な日数は?
ニースの観光スポットは、ほとんど歩いて移動できる範囲に固まっています。
そのため、おもな観光スポットを大まかに見てまわるだけなら、ニース観光は、1日あればじゅうぶんでしょう。
ただし、ニース観光で何を見るかによっても必要な日数は変わってきます。
たとえば、ニースは美術館の多い街ですが、美術館をじっくり見たいなら、もう少し長めに時間を取った方がよさそう。
また、カーニヴァルの時期は、カーニヴァルをぜひゆっくり楽しみたいですね。
ニースは、ニースを拠点にほかの南仏の観光に出かけるのにも便利な立地にあるので、日程に余裕をもって観光するのがおすすめです。
ニース観光に便利な交通手段は?観光バスもおすすめ!
ニースの観光スポットは、歩いて移動できる範囲に固まっているので、おもな観光地は、乗り物に乗らなくても見てまわることができます。
けれど、あまり歩きまわりたくないとき、効率的に移動したいときは、トラムやバスの利用を。
切符は、トラムとバス共通で、1回券が1.5ユーロ、1日券が5ユーロ。
乗車前に券売機で切符を買ってから乗ります。
また、乗ったあとは、車内の刻印機に必ず切符を通して、刻印してください。
ほかにも、ニースで乗り物に乗って観光を楽しみたいなら、プチトランがおすすめ。
プロムナード・デ・ザングレから、観光名所の旧市街を抜けて、見晴らしのいい城跡公園がある丘の上に連れて行ってくれます。
料金は往復で7ユーロです。
最も効率的にニースの観光地めぐりをするなら、観光バスもあります。
観光バスは、屋根のないオープンバスになっており、観光スポットに向かいながらニースの景色も楽しめるのが特徴。
プロムナード・デ・ザングレから旧港へ行き、シャガール美術館を通って、シミエ地区へ、さらに国鉄駅へと向かいます。
停留所は14か所あり、どの停留所でも乗り降り自由。
チケットは、1日用か2日用の乗り放題になっていて、大人の料金で1日券20ユーロ、2日券23ユーロ。
日本語のイヤホンガイドがあり、バスの中で、ニースの観光名所の案内を日本語で聞くことができます。
ニース観光のおすすめモデルコース!
観光スポットの多いニース。
何をどれだけ時間をかけて見たいか、どこで何をして過ごしたいかで、もちろん観光コースは変わってきますが、まずは、大きな目玉になる観光のポイントを決めてモデルコースを作ってみます。
大きな目玉になる観光のポイントは、
- 旧市街散策
- ビーチや海側で過ごす
- ニースの美術館めぐり
また、これに、
- 南仏料理を味わう
- マルシェに行く
- ショッピングする
- 教会を見に行く
を組み合わせるといいでしょう。
ニースの観光に、旧市街の歴史的な街並みの散策は欠かせません。
ニースの古い街の雰囲気を感じながら、ゆっくり歩いてみましょう。
また、コートダジュールのうつくしい青い海を満喫したいなら、海岸沿いの大通りプロムナード・デ・ザングレを。
通りには、高級ホテルが並び、ニースの高級リゾートの空気を感じることもできます。
パブリックビーチで過ごすのもいいですね。
ほかに、ニースといえば、シャガール美術館、マティス美術館、ニース近代・現代美術館など、たくさんの美術館が並ぶ場所。
美術が好きなら、ぜひ美術館めぐりをメインにしてみましょう。
お腹がすいたら、ランチは、海沿いのレストランで、南仏料理を楽しむのも。
また、サレヤ広場に立つマルシェでは、新鮮な野菜や果物など食料品ばかりでなく、南仏伝統のかご製品や石鹸を、お土産に買い求めることもできます。
ショッピングなら、ショッピング・センターのニース・エトワールや、高級デパート、ギャラリー・ラファイエットにも行ってみてください。
また、ヨーロッパの教会が好きなら、ニースには、ノートルダム・バジリカ大聖堂、サン・二コラ大聖堂をはじめとする5つの教会があるので、コースに組み込んでも。
日本とはちょっと違う?ニース観光で気を付けたいこと!
ニースは治安のいい街ですが、ニースを観光するときは、気をつけておきたいこともあります。
ニースと日本では、習慣的に違うこともあるので要注意です。
ニースの観光で気をつけたいことをご紹介します。
ニースの治安は?
ニースは、治安のいい街で、差し迫った危険があったり、強盗や殺人など凶悪な犯罪の発生が多いわけではありませんが、それでも人の多く集まる観光スポットで、スリや置き引きの被害が報告されます。
スリや置き引きに遭わないように、貴重品の管理は確実にすること、自分の荷物からは一瞬でも目を離さないことを心がけてください。
また、いくら治安のいい街だからといって、観光客がひと気のない場所に行ったり、ひと気のない時間に外出することはおすすめできません。
特に、女性の一人歩きなどはなるべく避けて、トラブルから身を守ってくださいね。
ニースのトイレは有料
海外旅行によく行く人ならご存じかもしれませんが、海外では、トイレを使うとき、どこのトイレでも無料で使えるというわけではありません。
トイレは有料になっていて、使う前にお金を払わなくてはいけないのです。
ニースも、トイレ事情は同じで、商業施設でもトイレがなかったり、有料になっていることが。
トイレの場所がわからないと不安な人は、あらかじめ観光先で、トイレが使える場所をチェックしておいた方がいいでしょう。
また、公園や街中にあるトイレは、営業時間があり、夕方ごろには使えなくなるものもあるので要注意。
ニースの気候は?冬の観光でも楽しめる?
地中海に面するニースは、地中海性気候で、一年を通して温暖。
冬でもめったに雪は降りません。
12月ごろ、朝晩の最低気温が10℃を下回ることもありますが、日中はまだあたたかく、防寒には、コートやジャケットなど上に羽織れるものを持っているといいでしょう。
また、ニースでいちばん寒くなるのは、1月から2月にかけてですが、このときは、気温によっては、セーターを着こんだり、手袋やマフラーを持っておいた方が安心です。
冬はミストラル(強い北風)が吹き、たいへん乾燥するので、保湿対策は欠かせません。
ニースの冬は、観光のオフシーズンということもあって、比較的ほかの観光客が少なく、のんびりできるのがうれしいところ。
オフシーズンなので航空券やホテルの料金もお得になります。
ほかに、12月はクリスマスマーケットが立つので、冬の観光の際は、ぜひ訪れたいですね。
ニースへの行き方は?日本からの直行便はある?
日本からニースへの直行便は、2019年5月時点で就航していません。
日本からヨーロッパの空港に飛び、そこからの乗り継ぎが必要です。
一般的には、日本からパリのシャルルドゴール空港へ飛び、そこからフランス国内便でニースのコートダジュール空港へ行くルートが多いでしょう。
パリからニースまで航空便での所要時間は、約1時間半です。
ほかに、パリからTGVに乗り、約6時間でニースに到着することも。
ニース観光局のホームページは情報が充実!
ニース観光局が運営するホームページでは、ニースの観光情報がたくさん掲載されていて、旅行の計画を立てるのに便利です。
ニース観光でできるアクティビティや、観光スポット、グルメやレストランの情報、泊まりたいホテルの情報も。
残念ながら、日本語に対応しているページが少なく、やや使いにくさもありますが、写真が多く載せられているので、視覚的に、ニースやニース観光のイメージを掴むには充分でしょう。
ニースで何をしようか、何ができるかイメージをふくらませたいときに使ってみましょう。
【番外編】ニースからモナコやカンヌ観光へ
地中海沿岸のコートダジュールには、ニースのほかにもモナコやカンヌなど、ぜひ観光で訪れたい都市があります。
おまけに、ニースからモナコ、カンヌまでは近くてアクセスも便利。
ニースに観光に来たら、一緒にモナコやカンヌの観光もいかがでしょうか。
かんたんにご紹介します。
モナコってどんなところ?
F1グランプリやカジノで知られるモナコは、モナコ公国という国。
世界で2番目に小さい国ですが、19世紀以降、高級リゾート地として発展してきました。
観光の見どころは、モナコ大公の居城である大公宮殿、ル・カジノ・ド・モンテカルロや熱帯公園、グレース妃のバラ園など。
また、レ・テルム・マラン・ド・モンテカルロでは、タラソテラピーのスパの施術を受けることも。
優雅なセレブの雰囲気と極上のサービスを満喫できます。
カンヌってどんなところ?
ニースと並ぶ高級リゾート地カンヌ。
5月に行われるカンヌ映画祭は、日本からも映画作品が出品され、日本の監督・俳優の活躍がよく話題になるので、ご存知の人も多いでしょう。
セレブが集まる華やかな社交場のイメージが強いカンヌですが、観光スポットには、丘の上に立つ旧市街も。
旧市街は、中世の街の雰囲気を味わえる場所で、今は博物館になっているお城の塔からの眺めは最高です。
カンヌの地中海をのぞむ海岸沿いにあるのは、高級ホテルやブランド店が並ぶクロワゼット大通り。
また、その先には、映画祭の会場になるパレ・デ・フェスティヴァル・デ・コングレがあり、パレの前の、映画スターたちの手形も観光客に人気のスポットです。
ニース発のツアーも充実!
ニースから、モナコやカンヌに行くには、各ツアー会社もたくさん現地発のツアーを取り扱っているので、ツアーを利用すると便利です。
ニースを出発して、モナコやカンヌをそれぞれ半日で観光するツアーがあります。
モナコなら、絶景で知られるエズ村の観光がセットになったプラン、カンヌなら、周辺の小さな町を一緒にめぐるプランも。
日本語でのガイドがつくツアーもあります。
日本語のガイドがついていると、観光のポイントなどを日本語で説明してもらえるので、フリープランの旅行でも積極的に活用してみましょう。
ニースの人気観光地15選!おすすめモデルコースやホテル、気候のまとめ
かつて王侯貴族の社交場として繁栄し、現在もフランス最大のリゾート地であり続けるニース。
地中海の青い海をのぞみ、高級ホテルが並ぶプロムナード・デ・ザングレやビーチ、旧市街に美術館など、観光でぜひ訪れたい見どころがたくさんです。
観光に疲れたら、ニースならではの料理で舌鼓を。
ニースはモナコやカンヌなど、ほかのコートダジュールの都市にも近く、観光の拠点にも便利です。
一年を通して温暖で、治安もよく、観光におすすめのニース。
南仏ののんびりした時間をぜひ楽しんでみてくださいね。
2019年4月14日に行ってきました。ヨーロッパ旅行自体がはじめてだったので、もちろんノートルダム大聖堂もはじめて。
バラ窓をはじめとしたステンドグラスの数々と、螺旋階段を登った先にある塔の上から眺めるフランス、パリの街が圧巻でした!