チェコの通貨はコルナ
チェコの通貨は「コルナ」と言います。
EUなのですが、ユーロではありません。
物価の安いチェコのコルナはどこで両替するのがお得?
チェコの通貨、コルナへの両替。
プラハの中では日本円からコルナへの両替が可能です。
レートの良さでおすすめなのはチェコに到着してから、街中の両替所、または銀行です。
ただし、街中の両替所では一部ぼったくりレートや手数料を取るところもあります。
両替の際には必ず確認しましょう。
空港や駅、ホテルでの両替はあまりレートが良くありません。
日本を出発する前に空港の中の両替ショップでも両替可能ですが、こちらもレートはあまりよくありません。
本記事作成時のレートは1コルナ=5.06円ほど。
紙幣の種類は100コルナ、200コルナ、500コルナ、1000コルナ、2000コルナ、5000コルナの6種類。
小さなお店や市場などでは、高額紙幣は嫌がられられちゃう場合もあるので、100コルナや200コルナなどの、小さい額の紙幣を多めに持つのがおすすめです。
硬貨は1コルナ、2コルナ、5コルナ、10コルナ、20コルナ、50コルナでこちらも6種類あります。
ところで、チェコってEUなのに、通貨がユーロじゃなくてコルナなんだって、思いませんでしたか?
一部の場所ではユーロも使用可能なところもありますよ!
もし以前の旅行で使ったユーロが残っていたら、ぜひ持って行ってみては?
コルナに両替して使うのもいいですし、そのままでユーロが使える場所に出会ったら使ってみるのもいいですよね。
チェコの物価は日本に比べて高い?安い?
チェコの物価は日本と比べるととっても安いと言えます。
ものによっての違いがありますが、日本の半分ぐらいの感覚です。
他のヨーロッパの大国と比べても安いと感じます。特にお隣のドイツからチェコに来たりすると、すごく安く感じてびっくりするかもしれません。
スーパーの食料品などは比較的リーズナブルなので、長い期間滞在するのにはおすすめな国と言えるでしょう。
ただ、首都プラハで人気のある観光地の周辺などは観光地価格のところが多いです。
例えばカフェラテが1杯1000円ぐらいなど。
平均して物価が安いと言われるチェコでも、やっぱり人気スポットはそれなりの価格となることが多いです。
ホテルの料金はプラハの中心地で、しかもある程度のレベルであればとっても安いとは言えないでしょう。
お土産物も、プラハ市内にあるお店で買うと日本のものとあまり変わらない値段設定なので、、お土産をたくさん買い込んだりすると、そこまで物価の安さを感じられくなります。
プラハを避けてちょっと離れたところでの滞在をすると、チェコの物価の安さを満喫できるのでは?
また生活に必要な日用品などは比較的高めです。
ちなみに、チェコの人たちの平均所得は日本の70%ほど。
旅行ではなく、腰を据えて生活するとなると、そこまで物価が安いと思わないかもしれませんね。
チェコの物価が安い理由
チェコの物価が安い理由①:ユーロではなくコルナだから
かつてチェコ同じ国だったスロバキア共和国はユーロを導入していますが、チェコと比べると物価が高く感じてしまいます。
チェコの物価が比較的安いのはユーロを導入することによる物価や賃金の平準化が行われていないからというのが一つの理由として考えられます。
かつてヨーロッパの中でも比較的物価が安いと言われていたスペインやポルトガルは、ユーロ導入後に他の国と平準化が行われたために、以前より物価が高くなったと感じる人が多いのもそのあたりが理由です。
チェコの物価が安い理由②:EU諸国の製品が安い
フランスやドイツなどの他のEU諸国の製品は、日本で買うより安く手に入ります。
日本では普段、高価で手が出せずにいた憧れブランドのフランス製化粧品や、品質の高いドイツ製日用品など、チェコの旅で手に入れてみるのもいいですよね。
チェコの物価が安い理由③:国土が比較的小さく他の国への移動が楽
チェコは以前、お隣のスロヴァキア共和国と一つの国でした。でも今は別々の国に別れたこともあり、他の国と比べるとその国土面積は小さいです。
面積はおよそ7万9千平方メートルで、なんと日本の5分の1程度なんです。
そして他の国に囲まれているために、国と国の移動がとても楽チン。
お隣のドイツやポーランドへの移動にはバスや鉄道を利用して簡単に行くことができます。
料金も数千円と、「海外旅行」してるのに考えられないぐらい安い料金ですませられるのです。
海に囲まれ、外国に出るには飛行機移動が必須の日本に住んでいる私たちにとっては羨ましい環境です。
チェコの物価を日本の物価と比較【交通費|食費】
チェコの物価を日本の物価と比較:交通費
チェコの物価の中でも交通費は日本と比べるとその安さが実感できます。
電車
例えば、プラハからお隣ドイツのベルリンまで電車で行こうとした時、2等車を利用すると3600円ぐらいで行けちゃいます。
国内の移動だと、
プラハからボヘミアングラスのブランド・モーゼルの本社があることで有名なカルロヴィ・ヴァリまでおよそ3時間15分、急行列車の2等車で1700円程度です。
日本と比べると相当安い印象ですね。
タクシー
タクシーの初乗り料金は40コルナ、
およそ200円強。
これも日本と比べるとものすごく安いです。
しかし、残念ながらぼったくりタクシーが多いんです。そんなぼったくりタクシーに合わないようにするための注意点があります。
- 屋根にタクシーランプがついているかどうか -フロントガラスに基本料金が明記されているかどうか。
- 乗車する前に目的地を運転手さんに伝え、大体の料金を教えてもらう。目安料金は2km程度の移動で90~120コルナ(約450円〜600円) ぐらいです。
- 目的地に着いたらレシートをもらう。タクシーの運転手さんは必ずレシートをお客さんに渡す義務があります。
バス
チェコの公共交通機関は電車のところで見たように、とても安いんです。
バスも例外ではありません。
30分有効チケットは24コルナ(約120円)です。
プラハの街を縦横無尽に走っている公共交通機関。以下のものがありますよ!
- 地下鉄
- トラム
- バス
この3つはチケットが共通です。
30分、90分など時間制のチケットなので、有効時間内だったら何度でも乗り降りしても大丈夫です。
バスから地下鉄、地下鉄からトラムなど、違う交通機関をまたいで使用することも可能なんですよ。
チケットはキオスク、黄色い券売機で購入できます。
チェコの物価を日本の物価と比較:通信費
いろいろな場所でフリーWiFiが使えるようになっていますが、通信速度が遅かったりする場合もあります。
またホテルのWiFiが有料のことも。
そんな時のツーリストにとって強い味方は、レンタルできるWiFiルーターです。
日本からレンタルして行くことも可能なので、
「海外でもサクサク通信したい!」という方にオススメです。
チェコの物価を日本の物価と比較:コンビニ
チェコでいわゆるコンビニはあまり見かけません。
その代わりに街中でよく見かけるのが「キオスク」的な存在の「タバーク」。タバコ屋さんです。
また、数は多くありませんが、夜遅くまで営業しているスーパーもあります。24時間営業ではありません。
お水
ミネラルウォーターは500mlで大体13コルナ(約65円)ぐらいから。
お酒
アルコール類はその種類によっても違いますが、
ビールは特に安いです。
300mlで20コルナ(約100円)ぐらいから。
ビール好きの人にとってはたまらないですね!
また以外と知られていないのですが、チェコのワインはリーズナブルで安いんです。
一度お試しあれ。
タバコ
銘柄によっても違いますが、大体85コルナ(約420円)から125コルナ(約630円)ぐらい
チェコの物価を日本の物価と比較:レストラン
外食の値段は場所によって違ってきます。人気観光地スポット周辺は比較的高い値段設定のところが多いですね。
伝統的なチェコ料理のお店などは、一品1500円ぐらいの値段をよく見かけます。
チェコの物価を日本の物価と比較:ローカルフード
ローカルフードのお店は、プラハの旧市街の中でもリーズナブルなところがあるので、探してみるといいでしょう。
例えば、カントリー・ライフ。
こちらは旧市街のベジタリアン料理のお店ですが、
単品の野菜バーガーが52コルナ(約260円)など。
続いて紹介するのが、クリナリア・プラハ。
こちらも旧市街のお店。オシャレなデリカテッセンです。
チェコの物価を日本の物価と比較:ショッピング
チェコでのショッピング。洋服はおそらく日本にあるお店の方が質・値段ともに納得のいくものの方が多いでしょう。
でもチェコでショッピングするならおすすめなのが、自然派コスメ。
チェコの女性にとっても人気なんです。
例えば、マニュファクトゥーラ。
ハンドクリームや石鹸が充実した品揃えです。
ビールやワインなど、チェコ特産の自然の恵みを使ったコスメも。
日本円で1000円以下のコスメが沢山あります。
チェコの物価を日本の物価と比較:ホテル
チェコの滞在に必須項目のホテル。
街の中心にある高級ホテルはやはりちょっとお高めです。
大体一泊20000円以上と考えておくといいでしょう。
滞在費にあまりお金をかけたくないという方は中心から少し離れた場所で探したり、少しホテルのランクを下げて探すといいかも知れません。
1泊1万円以下で見つけることも可能です。
またプラハには日本人の方が営む民宿「民宿桐渕」もあります。
優しい日本人ご夫妻がいらっしゃるので、女性の一人旅でも安心ですよ!
チェコの物価を日本の物価と比較:スターバックス
ちょっと一息、という時に気軽に入れて安定感抜群のスターバックス。
チェコでのお値段はというと、そこはスタバ。日本とあまり変わりません。
でもプラハでいま絶景カフェとして人気のスタバがあるの、ご存知ですか?
世界遺産に登録されているプラハ歴史地区を見下ろしながらコーヒーが飲める、オススメの場所です。
チェコの物価を日本の物価と比較:お土産
チェコのお土産、いろいろあります。
でもプラハ市内にあるお土産物屋さんは、やはり観光地価格。
プチプラでお土産を探したいという方には、
「ハヴェルスカー市場」がおすすめです。
平均して街のお店よりは1〜2割程度安く買うことができるので、まずは街のお店でチェックして、同じものがハヴェルスカー市場にあるかどうか、見てからお買い物するのがいいでしょう。
ずらりと並ぶ屋台に木製のマリオネットや雑貨が勢ぞろいしています。
掘り出し物が見つかるかも知れません。
チェコで特に物価が高いものと安いものは?
チェコで特に物価が高いもの
総じて物価が安い印象のチェコではありますが、
何度かこの記事の中でも出ているように、人気観光地の周辺はいろいろなものの価格設定が高めです。
チェコで物価の高さを感じたくなければ、人気スポット周辺での飲食や宿泊を控えるなどしてみては?
チェコで特に物価が安いもの
比較的物価の安いチェコのなかでも、さらにその安さを感じるのはなんといってもビールです。
チェコ名物でもあるので、チェコに旅した際にはぜひ試してほしいものの一つでもあります。
ビアホールも沢山あるので、旅の思い出に、ぜひ一度足を運んで見てはいかがでしょう。
チェコで特に物価が安いもの:ビール
チェコで特に物価が安いビールについて、紹介してみますね。
世界でも一人あたりのビール消費量が他を抜いて1位。しかも24年連続して1位にランキングしているという、世界を代表するビール大国チェコ。
なんとお水の代わりにビールを飲んでいたと言われる時代もあるそうで、ビールが特に安いのも納得の理由ですね。
値段も水より安いです。
500mlが150円〜300円ぐらい。
13世紀から醸造されているという歴史を持つ伝統のチェコビール。種類も豊富で値段も安いから、
チェコ旅の最中に、好みのビールを見つけてはいかがでしょうか。
ついでにビールに合うお肉料理も探すと、チェコの旅の楽しみが倍増です。
物価の安いチェコまでの渡航費用は?
物価の安さが魅力のチェコ。日本からの渡航費用はどれぐらいなのか見ていきましょう。
航空券の値段はシーズンによって変わりますので、旅行の前には各航空会社や旅行代理店などで値段のチェックをすることをお忘れなく!
大体の目安としてはLCC(格安航空会社)が10万円ぐらいから、大手航空会社が15万円ぐらいから。
チェコは日本からの直行便がありません。なので、最低1回、近くの都市で乗り換が必要です。
ヨーロッパのどこかで一回乗り換えるのがスムーズで一般的です。
比較的便利な乗り継ぎ都市はフランクフルト、ミュンヘン、ウィーン、アムステルダムなどです。
プラハまでの飛行時間は大体1時間〜2時間半程度。
トータルの飛行時間はトランジットも含めて13時間半~15時間半程度になります。
物価の安いチェコを旅行する予算の目安は?
チェコで物価の安さを堪能しつつ、トータルの旅の予算を抑えたい場合は、各旅行代理店のフリープランをを探してみるといいでしょう。
オフシーズンだと6日間でおよそ8万円程度のプランが見つかったりします。
その場合は旅の予算が10万円程度で収められることもできます。
ただ、こういった安いプランは、飛行機のトランジットに長時間かかったり、ホテルの場所が不便だったりする場合が多々あります。
とにかく費用を抑えることが大切、という場合にはおすすめですが、快適に旅することも大事にしたい、という場合には、もう少し価格設定をあげて見ましょう。
15万円程度であれば比較的便利な乗り継ぎとホテルのプランを探すことができます。
そうすると旅の総予算が20万円ぐらいで考えられますね。
物価の安いチェコであれば、もう少し抑えることもできるかも知れません。
チェコに旅をする前には是非一度、オフシーズンや繁忙期など含めた旅の時期を考えて、計画して見てくださいね。
チェコの通貨はコルナ。物価は安い?日本と比較【交通費|食費】のまとめ
ヨーロッパの中ではいろいろなものの物価が安いチェコ。そんなチェコの旅はプランを上手に立てて、物価の安さを利用するのがいいでしょう。
なんと言っても「おもちゃ箱」という言葉に例えられるような美しい景観が魅力の国です。
お得に楽しい思い出を作る旅に出かけてみてくださいね。