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2019/08/29

スペイン・グラナダで人気のおすすめ観光地&名所10選!

グラナダは、スペインの中のイスラム文化に出会える街。
イスラム教のナスル王朝が支配し、1492年まで、イスラム王朝として繁栄していました。

バルセロナと並び、スペインの中での2大観光都市として名高いグラナダ。
さまざまな魅力を紹介します。

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グラナダ観光の基本情報

西洋の中で、イスラム教の支配を受けていた時期が長く、アラブ文化を楽しむことができるのが、グラナダ。
グラナダへは、直行便がないので、時間に余裕を持った日程を組み立てましょう。

グラナダ観光の基本情報
時差 ´-8時間(3月最終日曜~10月最終日曜は-7時間)
フライト時間 約17時間(乗り継ぎ便のみ)
言語 スペイン語
通貨 1ユーロ≒117.32円(2019年8月現在)
ベストシーズン 5月~10月
気候 夏の平均気温と冬の平均気温の差が15度ほどしかないため、年間を通して穏やかと言えます。昼間は暖かくても朝晩はぐっと冷えるという日が多いので、常に防寒着を持ち歩きましょう。11月と3月は少し雨が降りますが他の季節はあまり降りません。
<下に続く>

グラナダ観光で人気のおすすめスポット10選

では、グラナダの観光地をみていきましょう。
グラナダには、以下の観光地があります。

  1. アルハンブラ宮殿
  2. ヘネラリフェ
  3. カルロス5世宮殿
  4. アルカサバ要塞
  5. アルバイシン地区
  6. カルデレリア・ヌエバ通り
  7. 王室礼拝堂
  8. グラナダ大聖堂
  9. サンニコラス展望台
  10. カルトゥーハ修道院

続いて、グラナダの観光地を、それぞれ詳しくみていきます。

アルハンブラ宮殿

アルハンブラ宮殿は、スペインにおけるイスラム建築の最高峰との呼び声も高いグラナダの観光スポット。
歴史は相当古く、最初の建築は9世紀に始まっています。

平安京と同じほど古い観光地なのです。
グラナダを治めていた、イスラム王朝ナスル時代の建築。

初代ムハンマド一世の指示のもとに建てられました。
ナスル王朝の王スルタンを始めとし、数千人もの人々が暮らしており、敷地内には数多くの建物や観光スポットが並んでいます。

観光ガイドツアーもあるので、見どころに迷うなら観光ガイドツアーを利用してみてください。
観光所要時間は3時間〜4時間です。

アルハンブラ宮殿

ヘネラリフェ

へネラリフェというのは、グラナダのメイン観光スポット・アルハンブラ宮殿の離宮。
離れて立っているのではなく、アルハンブラ宮殿の裏手という、観光しやすい場所にそびえています。

特に庭園の美しさを楽しめる観光スポットです。
14世紀に作られたため、建築様式はイスラムとスペインの折衷となっています。

特に見どころとなっている観光スポットは、アセキアの中庭。
張り巡らされた水路に光が差し込んできらきらと光ったり、空や回廊が水面に映り込んだり。

物語のワンシーンのような情景を楽しめます。
グラナダに残るイスラムの美しさをとくとご覧ください。

ヘネラリフェ

カルロス5世宮殿

アルハンブラ宮殿は、国政が行われる場所でしたが、古くは住居として活用されていませんでした。
そのため、16世紀になって、グラナダの王族が暮らすための宮殿としてカルロス5世宮殿が建てられました。

アラブイスラム文化を色濃く残すアルハンブラ宮殿の中で、キリスト教時代に建てられたため、周りの建物とまったくおもむきが異なっている、興味深いグラナダの観光スポットです。
全体的に美しく建てられているのですが、特に、西のファサードにほどこされた装飾が美しく、観光スポットとして見ごたえばっちり

グラナダを支配していたナスル王朝が倒れ、イベリア半島の統一戦争時代が落ち着いた1527年から建築が始まりましたが、反乱を受けたり、天井が崩壊したりと様々な苦悩が降りかかった宮殿。
実は今でも未完成の部分が残っている、時代に合わせて息づいているような観光スポットになっています。

カルロス5世宮殿

アルカサバ要塞

アルハンブラ宮殿の西の端にある、宮殿を守っていた要塞という歴史を持つ観光スポットです。
1492年にグラナダが陥落するまで、ナスル王朝を守るために数々の戦いを経験してきました。

美しいイスラム建築の中で、そのエリアだけは質実剛健。
どっしりとした要塞という風情を漂わせています。

アルカサバの最も高いベラの塔は、高さが27m。
元々高台に位置するため、360度グルっと見渡せるようになっていて、グラナダやその周辺、さらに向こうにあるネバダ山脈など、かなり遠くまで見渡すことができます。

見て美しさを味わうという建物ではありませんが、戦争の際には遠くの軍勢や陣をここから見通していたのだろう、と、当時の戦いに思いを巡らせる観光客が多いスポットになっています。
夕方、穏やかな色に包まれるグラナダの町並みは必見。

アルカサバ要塞

アルバイシン地区

アルバイシン地区は、グラナダの中で、古い町並みが保存されている地区。
アルハンブラ宮殿のすぐ北隣にある観光スポットで、グラナダでも特に古い建物が軒を連ねています。

アルハンブラ宮殿建設と同時期に作られた町並みは、グラナダがイスラム圏だった時代、イスラム教徒の家が密集していました。
一般市民も暮らしていたので、石畳の小路が入り組んだ路地が多く、迷路のような雰囲気が観光客をひきつけています。

中世ムーア人が統治していた当時の建築様式が残っている地区は貴重で、1984年に世界遺産として認定を受けました。
高台の「3・ニコラス広場」の周りにはカフェも多く、今でも市民や観光客の憩いの場となっています。

アルバイシン地区
  • 住所
  • アクセス
    ヌエバ広場などからC31アルバイシン地区巡回バスに乗車
  • 営業時間
    24時間
  • 定休日
    なし

カルデレリア・ヌエバ通り

アルバイシン地区にある細い通り。
ここには、雑貨店が数多く立ち並び、グラナダの観光土産を買うのに最適な観光スポットです。

現在のスペイン風雑貨よりも、イスラム教の香りがするアラブ風雑貨が、多く陳列。
特にアラブ系のお店が多く、異国スペインで、さらなる異国を感じられると観光客に喜ばれています。

雑貨屋以外にも、カフェやちょっとしたパブが並んでいるのですが、それらの価格は観光値段ではなくとても安いのがおすすめポイント。
スペインの片隅でケバブやアラブ風のスイーツに舌鼓を打つのもおつな楽しみ方。

スペインからほど近い、モロッコなどの土産も買えるので、いろんなお店をのぞいてみてくださいね。

カルデレリア・ヌエバ通り

王室礼拝堂

イスラム王朝がたおれ、カトリック教の王朝となった後に建てられた観光地です。
女王イザベルが死去した際に計画され、1505年から建築が始まった、王家の墓所。
イベリア半島を統一し、コロンブスに支援し、カトリック両王とたたえられた、イザベル女王と夫フェルナンド王が眠っています。

その功績のわりに、あまり華美な礼拝堂ではありません。
イザベル女王が、亡くなるときに「自分が死んでも壮大な葬式は必要ない。そのお金があるなら、貧しい協会に寄付するように」と言い残して亡くなったためです。

豪華さのある観光スポットではありませんが、その代わり、イザベル女王の心の豊かさを感じることができます。
内部には2つの墳墓があります。

右に両王、左にその娘フアナと夫フィリップが眠っており、地下には孫の王子も安置されています。
コロンブスが新しい大地を目指した時代、その息吹をそこかしこに残すような観光スポットです。

王室礼拝堂

サンニコラス展望台

展望台は、グラナダを広く見渡すことのできる観光スポット。
イスラム王朝のもとでつちかわれた、アラブ文化が色濃く残るアルバイシン地区にある景勝地です。

展望台からは、アルハンブラ宮殿がすぐ目の前に
西洋とアラブの入り混じったグラナダの町並みも心を揺さぶります。

ここからは、さらに高台にある展望台へと登ることができます。
夕暮れに浮かび上がるアルハンブラや、ライトアップは、実際に観光すると目に焼き付いて離れないほどに美しい観光地です。

サンニコラス展望台

グラナダ大聖堂

フレスコ画やステンドグラスのいろどりが美しい、グラナダの観光スポット。
正式名称は、「カテドラル サンタ マリア デ ラ エンカナシオン」ですが、グラナダの大聖堂と言えばここのこと。

16世紀~18世紀の宗教画や、彫刻やタペストリーなど、多くのアートを観光できます。
グラナダの中心部にあるために、アクセスが非常に便利。

元々、この地には、イスラム教のモスクが建てられていました。
16世紀初期にカトリック教の支配を受けた際、モスクが壊され、その後に建てられたカテドラルなので、大地にはグラナダの歴史がしみ込んでいます。

お昼過ぎから夕方までは、観光客が立ち入りできない時間帯なので、観光スケジュールを立てる際には注意が必要です。

グラナダ大聖堂

カルトゥーハ修道院

修道院だけあって、外見や礼拝堂はとてもシンプルなのですが、最深部の装飾が非常に美しいという評判の、グラナダの観光スポット。
バロック様式で作られているのですが、祭壇部分の柱や天井などに、ところ狭しと装飾がほどこされています。

本来は16世紀に建築が始まりましたが、グラナダが何度も戦争を経るうちに壊されたり立て直されたりを繰り返し、今の姿は19世紀初めに建てられました。
終期のバロック様式としても、観光客に人気が高いもの。

天井の中心にほどこされた化粧漆喰は、色のコントラストで3Dの効果があります。
写真では伝わらないこの素晴らしさ、ぜひ実際に観光してください。

2016年まで写真撮影が禁止されていたため、グラナダの観光ガイドなどで紹介されることも多くなく、穴場グラナダ観光スポットとなっていました。
写真撮影が解禁された今でも、グラナダ中心部からは少し離れているため、多くの観光客で込み合うという雰囲気ではありません。

落ち着いた中で、バロック建築の美しさをゆっくり堪能できる、隠れた観光スポットです。

カルトゥーハ修道院
<下に続く>

グラナダ観光の所要日数は?

見どころが多く、できれば二日かけたいのがグラナダ観光。
アルハンブラ宮殿を見るだけでも半日はかかるといわれています。

他の観光スポットもじっくり見て回りたいなら、アルハンブラ宮殿とその周辺で一日、他の観光スポットで一日と計算するのがおすすめです。
確実に見て回りたいなら、町を連れ歩いてくれるグラナダガイドツアーも一つの手。

現在、グラナダには直接便がありません。
バルセロナやほかの都市を経由してグラナダへ移動になるので、そちらとの観光内容とも上手に調節しましょう

<下に続く>

西洋も東洋も香る町グラナダへ

グラナダが誇る観光スポットを多く紹介しました。
イスラム圏からキリスト圏になった際に、取り壊された宗教施設もありますが、保存されていた建物も数多くあります。

それらが現代は観光スポットとなり、世界遺産としても評価されているのですから、歴史というのは面白いもの
そんなことも考えることができる、グラナダ観光へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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