ハワイのタクシーでチップを払う理由
日本ではあまり馴染みのないことかもしれませんが、アメリカでタクシーを利用する場合、チップというサービス料が別途存在します。
ハワイはアメリカの一部なのでチップの設定が組み込まれているのです。
今回はこの「チップ」がどういうものなのか、そしてハワイではなぜタクシーでチップを払うのかという点について触れていきます。
そもそもチップとは？
チップとは、本来規定されている料金のことではなく、「受けたサービスに対するお礼としての現金」を意味しています。
例えば、タクシーを利用した場合や宿泊するホテルのルームサービスといったサービスに対してチップを支払います。
チップを払う理由
つまりチップとは、サービスしてくれた人に対する感謝の気持ちということです。
サービスを行う側はチップをよりたくさんもらえるように意欲的に働くことになります。
サービスを受ける側は意欲的に働く姿をみて感謝の気持ちをチップとして渡します。
お互いが感謝し合えるシステムがこのチップ制度なのです。
払わなくてもいい場合はあるの？
このように、チップ制度はお互いが気持ちよく過ごす為にもなるとても良いシステムです。
しかし、このチップ制度はあくまで感謝の気持ちを表現する手段です。
愛想の悪いケースやレベルの低いサービスを受けた時など、チップを払いたくないと感じるケースはあるかもしれません。
こんな時は「チップは払わなくてもいいのでは？」と思ってしまうのではないでしょうか。
このチップというシステムが果たして任意なのか義務なのかというのがチップを渡しなれていない方にとっては気になる点かと思います。
結論としましては、チップとは義務であり任意ではありません。
なぜかというと、アメリカの場合チップが付与される職業に対しての最低賃金はチップの想定分低く見積もられているからです。
また、このチップに対しては全額自身の懐に入るわけではありません。
同じ職場のメンバーと全体で分割することも多く、さらに税金も課せられています。せっかくもらったチップも自由に扱えるわけではないうえ、チップを含めた収入が最低賃金を下回るケースもあります。
これらのことを考えると、チップが義務的に支払われるものだというのも仕方ないでしょう。
【チップの前に】ハワイのタクシーと日本のタクシーの違いは？
アメリカに比べ日本ではチップを渡すケースは限られています。
感謝の気持ちをチップとして渡すというのは自由に行うことができますが、基本的に日本では長距離利用をした場合などに渡します。
他にも、時間や場所を指定するなど何かしらドライバーに負担をかけた時などに渡すことがあります。
このように、日本ではチップの支払いは任意となっているのが特徴です。
ハワイのタクシーでのチップを支払うタイミングと相場
それでは続いて、ハワイのタクシーにおけるチップ支払いのタイミングやチップの相場について触れていきましょう。
チップを払うタイミング
チップを支払うタイミングは清算時になります。
これは日本のタクシーでも変わりありません。
「お釣りは取っておいてください」とドライバーに伝えるのが自然な流れとなります。
なお、タクシー代の他にも荷物の積み下ろしに対してチップを支払うケースもあります。
その場合は双方のチップをまとめて支払います。
タクシーでのチップの相場
続いてタクシーでのチップ相場についてですが、タクシー代に対して約10~15%程度となります。
例えば、タクシー代が27ドルであれば、30ドル渡してお釣りはチップとして受け取ってもらうという形になります。
荷物の積み下ろしに対しては1ドルが相場です。
ハワイのタクシーで役立つチップの支払い方
続いてはハワイのタクシーで役立つチップの支払い方について触れていきましょう。
クレジットカードで
支払いには現金かクレジットカードでの支払いを選択できますが、ハワイのタクシーではクレジットカードはかなり嫌がられてしまうようです。
本来の決済額よりも多く金額を見積もられてぼったくられてしまうケースもあります。
現金で
このように、ハワイではクレジットカードの利用はあまり良い印象はありません。
ハワイではチップの支払いに対してデジタル対応しているケースも少ないので、現金を用意することをおすすめします。
ウーバーなどタクシーアプリ精算の場合
アメリカにはウーバーという配車アプリが存在します。
ハワイでも利用可能なうえ、料金もお手頃です。
ウーバーはクレジットカードでの支払いですが、料金を事前に設定します。
その為、目的地に到着した際チップを支払う必要がありません。
ですので、現金よりも手間やトラブルが起きる可能性は低いです。
初めてハワイでタクシーを利用するのであれば、ウーバーを利用するのも一つの手段となるでしょう。
ハワイのタクシーで使えるチップの計算方法と便利な早見表
続いては、ハワイのタクシーで支払うチップの計算方法について触れていきたいと思います。
ハワイのタクシーで使えるチップの単純計算方法
ハワイのタクシーで支払うチップについては計算の仕方がいくつか存在します。
一つひとつ確認していきましょう。
お釣りをもらわないのも一つ
ハワイのタクシーで支払うチップについては、現金で支払う可能性が高いです。
その為、お釣りをそのままチップとして扱うケースが多くなります。
ハワイのタクシーのチップの相場は約10~15%ほどですので、細かくなったお釣りをそのまま渡すのがちょうどいいということになります。
チップ計算アプリが便利！
ハワイのタクシーで支払うチップについては、下記のようなチップ計算アプリも用意されています。
- Tip-C 〜 スマートな海外旅行のお会計 〜
- PT: チップ計算
- チップ計算機 TipCal オフラインで完全利用可能
お釣りを全部渡すと少し多いかも･･･とお考えの方にとってはこのようなチップ計算アプリがおすすめです。
ハワイのタクシーで使えるチップの早見表
| タクシー費用(＄) | チップ(＄) |
|---|---|
| 10 | 2 |
| 20 | 3 |
| 30 | 5 |
| 40 | 6 |
| 50 | 8 |
上記以上の金額の場合は単純に上乗せしていく形となります。
【チップ以外に】ハワイのタクシーで便利な英会話
それでは最後に、ハワイのタクシーに乗車した際おすすめの英会話について触れていきましょう。
おすすめ英会話(1)
I have some luggage. Could you put it in the trunk?
荷物があるのでトランクに入れてもらえますか？
この英会話は海外へ旅行に行くなら必須の英会話になるでしょう。
旅先での荷物は多くなってしまうものです。
タクシーのドライバーに荷物をトランクへ入れてもらうようお願いする時に使ってみてください。
おすすめ英会話(2)
Can you take me to the 〇〇, please?
〇〇までお願いします。
ハワイでタクシーを利用するのであれば、必ず目的地を伝えることになります。
スムーズに目的地を伝えられるようこのフレーズも覚えておくと良いでしょう。
おすすめ英会話(3)
I’m going to 〇〇.
〇〇に行ってください。
(2)を別の言い方にするとこのような表現になります。
おすすめ英会話(4)
Can I use credit cards?
クレジットカードは利用できますか？
ハワイのタクシーを利用する時にクレジットカードを使いたい場合はこのように表現します。
基本的には現金やウーバーを利用することをお勧めしますが、事情しだいで現金を持ち合わせていないケースもあるでしょう。
そんな時の為に覚えておくと良いかもしれません。
おすすめ英会話(5)
Keep the change.
お釣りは取っておいてください。
チップとお釣りが同程度の金額であれば、このように伝えると良いでしょう。
タクシーを降りる際はお礼の言葉も伝えてあげてください。
ハワイのタクシー、チップ早見表！相場は？クレジットカードでも払える？のまとめ
日本とハワイでは常識が異なります。
タクシーを利用する際のチップの違いのように対応の仕方が変わってくるのです。
ハワイでタクシーを利用する場合、クレジットカードは歓迎されません。
トラブルを避ける為、現金もしくはウーバーなどタクシーアプリを利用すると良いでしょう。
チップについては早見表を掲載しておりますが、基本的にはチップは10~15%程度と覚えておけば問題にはなりません。
あとはどこへ行きたいのかなど、必要最低限の英会話を覚えておけば十分旅を楽しめるかと思います。
上記について理解していれば、ハワイでの旅行もきっと楽しめるかと思います。
英会話も簡単なものばかりですので、ぜひ利用してみてください。
それでは、本日もご覧いただきありがとうございました。
