【お土産の前に】ギリシャってどんな国?
ギリシャは東にエーゲ海、西にイオニア海、南に地中海が位置しており、更に国境は北西にアルバニア、北に北マケドニア共和国及びブルガリア、北東にトルコと接しています。
観光資源を豊富に有しており、観光産業が国の経済の重要な一旦を担っています。
2017年度には世界中から2,700万人以上の観光客が訪れており、いかにギリシャが観光立国として世界各地の観光客を惹きつけているかが伺い知れます。
ギリシャお土産におすすめの人気食品14選!
では、まずギリシャのお土産として外せない人気食品を見ていきましょう。
ギリシャには、以下の人気食品があります。
- オリーブオイル
- はちみつ
- ハーブ
- スパイス
- ウーゾ(OUZO)
- マスティハ
- ピスタチオ
- ジャム
- オリーブ
- コーヒー
- マウンテンティー
- ワイン
- からすみ
- チョコレート
続いて、ギリシャ土産の人気食品をそれぞれ詳しくみていきます。
オリーブオイル
まずギリシャ土産の定番といえば何と言ってもオリーブオイル。どこのお土産屋に行っても必ずと言って良いほど置いてある定番品です。
ギリシャのお土産屋やスーパーに行くと質が高いのに価格が安いオリーブオイルが揃っています。現地では、産地などで細かく分類されたオリーブオイルの種類の多さにはびっくりしてしまいます。
オリーブオイルと一言で言っても味や香りは様々。もし味見させてもらえるところがあればどんどん試して見ましょう。その香りの豊かさにきっと驚くはずです。
通常のオリーブオイルだけではなく、唐辛子やニンニク、ハーブなどが浸かっているオイルは料理の香り付けにもおすすめ。きっと普段の料理が一段と美味しく感じられるはずです。
はちみつ
ギリシャのはちみつは香り豊かかつ質が高いことで有名。夏の日照量の多さゆえ、ギリシャでは上質なはちみつが取れると言われています。
更にギリシャ国内に生息する植物の多さも、栄養が豊富なはちみつが生産できる要因の一つ。はちみつと一言で言っても様々な種類のものが揃っているため、いくつか買って食べ比べてみるのもおすすめです。パッケージも可愛いものが多く、ついつい色々試してみたくなります。
ハーブ
ハーブもギリシャ土産として有名なものの一つ。種類も豊富で、日本のスーパーでも良く目にするものから、名前すら聞いたことのない珍しいハーブまで多種多様に揃っています。
日本では手に入らない種類のものも多く、かさばらないのでお土産にはぴったり。また小分けで販売されているものは、ばらまき土産としてもおすすめです。
スパイス
日本では高価なスパイスも、ギリシャでは比較的安価で手に入れられることがあります。パエリアに使われるサフランも、ギリシャでは気軽にスーパーなどで購入できます。
サフランが高価な理由は、花の雌しべを大量に集めることでしか生産できないから。漢方薬としても使われる万能なサフランですが、ギリシャでは高品質なものが安価で購入でき、パッケージも小さく持ち帰りやすいのでお土産としてきっと喜ばれるはずです。
ウーゾ(OUZO)
日本では見かけないギリシャ独特のお酒がこのウーゾ。ブドウやレーズンと言った蒸留酒をベースにし、ハーブの一種であるアニスの香りを付けたリキュールで、アルコール度数は40度程度です。
ウーゾ自体は無色透明ですが、水を注ぐと白濁色に変化するという不思議なお酒です。ギリシャとキプロスだけで生産されているため、見かけたら是非購入してみることをおすすめします。
マスティハ
エーゲ海の東に位置するヒオス島。このヒオス島にのみ生育するマスティハの木から採取される天然の樹脂がマスティハです。
この樹脂は抗菌作用に優れており、様々な食品や医薬品、化粧品に活用されています。またマスティハはEU(欧州連合)の原産地呼称保護(PDO)製品にも認定されていることからも、ギリシャ以外の地域でも名を知られています。
独特で爽やかな匂いが特徴。日本人には少し癖が強いかもしれません。
ギリシャではマスティハを用いたガムやキャンディー、アイスクリームなどが売られており、ギリシャ人にとっては馴染みの味。さらにマスティハ配合の歯磨き粉やコスメなども販売されています。
更にギリシャではマスティハの粒がそのまま販売されており、それを使って手作りのお菓子やコスメを作ることもできます。マスティハ製品だけを扱った専門のお店も存在するため、気になる方は是非足を運んでみることをおすすめします。
ピスタチオ
ヨーロッパの中でも高い生産量を誇るギリシャのピスタチオ。特にアテネからも近く、エーゲ海・サロニコス湾中央に位置するエギナ島のピスタチオは高品質なことで有名です。
またピスタチオは通常緑色ですが、エギナ島のピスタチオは赤色と珍しいのも特徴。こちらのピスタチオは中々日本で手に入れることが難しいため、現地でしか手に入らない貴重なピスタチオです。また日本では生のピスタチオに触れる機会が無いため、香りや食感を楽しんでみるのも楽しみの一つになりそうです。
ジャム
あまり注目されることが多くないですが、ギリシャではマルメロ、イチジク、アプリコット、サワーチェリーなど様々な種類のジャムやコンポートを手に入れることが出来ます。日本では中々見かけない種類のものも多く、瓶のデザインも可愛いのでお土産にはぴったりです。
オリーブ
オリーブオイルと並んで忘れてはならないのがオリーブの実。ギリシャのお土産として定番のオリーブの実は種類も味も色々でどれを選ぼうか悩んでしまいそう。
オリーブが日常に溶け込んでいるギリシャならではなのが、オリーブの実だけではなく、オリーブを使った食品が豊富に揃っているということ。オリーブをすり潰したペーストなどもスーパーで手に入るので、少し変わったお土産が欲しい方は是非スーパーで探してみてください。
コーヒー
コーヒー文化が根強いギリシャでは、至る所で喫茶店を見かけますが、ギリシャ風コーヒーは「ブリキ」と呼ばれる伝統的な道具を使って淹れます。もし日本でもギリシャのコーヒーを楽しみたい方は是非豆から買って自宅で楽しんでみるのも味わいがあって良いでしょうね。
マウンテンティー
シソ科の多年草シデリティスは風邪の予防を始めとして様々な効能があると知られており、このシデリティスから作られたハーブティーは「マウンテンティー」とも呼ばれています。標高1,000メートル以上の山岳地帯にのみ生えており、ギリシャやブルガリアなどのバルカン半島諸国で親しまれています。
体調不良や二日酔いに効果がありながら、味は癖が少なく飲みやすいのも特徴。旅行中、外食続きや睡眠不足でちょっと疲れたなという時にもおすすめです。
ワイン
ギリシャはワインの産地として長い歴史を誇り、数千年前からブドウの栽培が行われていたと言われています。ブドウの糖分の高さから、フレッシュなワイン及び甘みの強いワインが特徴。
日本ではあまり見かけないギリシャワインも、物によっては日本の数分の一の価格でボトルが購入できます。ギリシャの豊かな風土に育まれたワインは他の地域のワインとはまた違った魅力を持っており、ギリシャならではの味わい深いワインが楽しめます。
からすみ
日本の珍味として有名な「からすみ」は、なんとギリシャでも高級品として生産されています。ギリシャ中部のメソロンギの名産品で、ねっとりとした濃厚な味わいが特徴。
周りが何層にも覆われているため乾燥にも強く、長く保存できるようになっています。またこのからすみの製造には熟練した技術が必要で、かつ生産量も少ないため、ギリシャでも高級食材として扱われています。
チョコレート
ギリシャのスーパーに行くと目につくのが様々な種類の美味しそうなチョコレートたち。いくつか有名なメーカーがありますが、中でもIONというメーカーのチョコレートはおすすめです。
1930年創業のギリシャのチョコレートメーカーで、現在はチョコレート以外にクロワッサンなども製造しているのだとか。素朴で可愛いパッケージが特徴で、色々な味があるのでつい迷ってしまいそう。
ギリシャお土産におすすめの人気コスメ3選【石鹸/化粧品】
では、ギリシャのお土産におすすめの人気コスメをみていきましょう。
ギリシャには、以下の人気コスメがあります。
- アマルシア石鹸
- Apivita(アピヴィータ)
- KORRES(コレス)
アマルシア石鹸
オリーブの産地として有名なギリシャでは、オリーブオイル配合の石鹸が至る所で売られています。種類も様々で、値段もばらまき土産として購入できる安価なものから、一個で観光地のランチ代くらいの値段がするものまでピンキリです。
中でも有名なのがアマルシア石鹸。クレタ島で取れる無農薬栽培オリーブ、天然水、天然塩、ワイルドオニオン(クレタ島にのみ生息するユリ科の植物)のみから作られた石鹸です。
3年程の熟成期間が必要なため、一個あたり10ユーロ以上と他の石鹸と比べてお高め。日本でも中々手に入りません。
しかし抜け毛に効果があるということで広く知られており、また肌が弱い人でも使えるということもあって多くの人に愛用されている石鹸です。
Apivita(アピヴィータ)
ギリシャを代表するナチュラルコスメブランドがApivita。ギリシャで人気のコスメブランドの一つで、蜂蜜やローヤルゼリー、ハーブやプロポリスといった天然成分を使用した製品が特徴です。
1979年にニコス氏とニキ氏という二人の若き薬剤師が立ち上げたブランドです。その後着々と成長し、今ではギリシャのみならず世界各国で知られるブランドとなりました。
本拠地ギリシャでなら、日本で販売されていた価格よりもかなり安く購入することができます(日本からは数年前に撤退したため、現在日本国内直営店は無し)。また種類も豊富なので、まとめ買いにもおすすめです。
KORRES(コレス)
1996年に薬剤師ジョージ・コレスがギリシャ最古のホメオパシー薬局から誕生させたナチュラルコスメブランド。今では誰もが知るギリシャの国民的コスメブランドとして名を馳せています。
世界各地に店舗を展開しており、スカーレット・ヨハンソン、カイリー・ミノーグ、クロエ・カーダシアンなどの海外セレブにも愛用者が多いブランドとして知られています。美しいデザインのパッケージも人気で、またメンズラインもあることから男性にもおすすめのブランドです。
ギリシャお土産におすすめの人気雑貨5選【アクセサリー/ご当地グッズ】
では、ギリシャでお土産におすすめの人気雑貨をみていきましょう。
ギリシャには、以下の人気雑貨があります。
- オリーブウッド雑貨
- ピアス
- 革製品
- マティグッズ
- 陶器
続いて、ギリシャの人気雑貨を、それぞれ詳しくみていきます。
オリーブウッド雑貨
オリーブの木を使ったカトラリーはギリシャ土産の中でも定番のアイテム。暖かみのある色は、和食から洋食まで何にでも合い、食卓に彩りを添えてくれます。
中でもオリーブウッドから作られたカッティングボードは、まな板としてだけではなく、そのまま料理を載せて食卓にも出すことが出来て非常に便利。料理を美味しそうに見せてくれる効果もあるのも嬉しいですね。
きちんとケアすれば何年も使えるので、長く愛用できる品を探している人にもおすすめです。
ピアス
ギリシャ製のハンドメイドアクセサリーは可愛いデザインのものが多く、お土産にはぴったりです。日本のアクセサリーと違って色も鮮やかなものが多いので、一つ身につけるとファッションのポイントになるのも嬉しいところ。
またネックレスもデザインや色が豊富なので、ピアスをしない方にはそちらもおすすめです。
革製品
ギリシャは革製品でも有名で、特に革製のサンダルはお土産の定番品の一つ。デザインはなんと古代ギリシャ時代のままのものがほとんどだそう。
シンプルなファッションにもぴったり馴染んでくれるおしゃれなサンダルが揃っており、種類も豊富に取り揃えられています。日本では本革のサンダルは値が張るため、手頃な値段で買えるならつい一足欲しくなりますね。
アテネにはハンドメイドの革製品を売るお店が沢山あり、中には工房で革製品作製の体験ができるところもあります。
オリジナルの作品を作って日本に持ち帰ったら、きっと良き旅の思い出にもなるはずです。
マティグッズ
マティは目玉の形をした魔除けのお守り。悪魔の邪視が様々な災いを起こすと信じられており、その邪視を跳ね返してくれると言われるのがマティなんです。
ギリシャではマティという名で、英語圏ではイーブルアイ、トルコではナザールボンジュウとして親しまれています。街の至る所に飾られており、またマティをモチーフにしたブレスレットなどのアクセサリーも色々な所で販売されています。
気軽に購入できるので、旅の間のお守りとして身に付けておくと安心ですね。
陶器
古代ギリシャをテーマにした絵付けの陶器、日本では中々お目にかからないデザインのものも多く、ついつい引き寄せられてしまうものばかりです。彩りも鮮やかでデザインも可愛いものが多く、お土産には喜ばれそう。
ギリシャのスーパーではどんなお土産が買える?
前述した人気食品も、観光地のお土産屋ではなく、地元の人が通うスーパーで買うと割安な値段で購入することができます。ハーブやスパイス類は小さく小分けされた普段使い用のものが販売されており、ミル付き容器のものもあるためお土産には非常に便利です。
はちみつも大きい瓶は持って帰りづらい・・・という場合は、有名メーカーAttikiのパウチパックが便利です。またハーブティーやナッツ類も様々な種類が取り揃えてあり、少量のオリーブオイルや小分けされたオリーブの実なども気軽に購入できます。
更にチョコレートやクッキーなどのお土産にぴったりのお菓子もスーパーで手に入ります。お土産屋でないと購入できないものも沢山ありますが、特に小さなばらまき系お土産は街中のスーパーで探してみると意外と良い品が見つかるかもしれません。
豊かな自然から生み出されるギリシャならではの名産品
ギリシャで手に入るお土産は、どれも恵まれた天候と自然の中で育まれたシンプルだけど上質なものが多いのが特徴です。また日本に帰ってからも長く楽しんで使えるお土産が多いのも嬉しいところ。これならきっと貰った方も喜んで、ギリシャの香りを感じ取ってもらえるはず。是非、ギリシャの土地ならではのお土産を手に入れて、帰国後もギリシャの魅力を楽しんでみてくださいね。