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2019/03/31

ジョージアの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

ジョージアという国は日本ではあまり馴染みが無い国に入ります。
それは過去ソビエト連邦の一員であったことが大きな要因の一つです。

ヨーロッパでは観光地として有名ですし、観光客が行くのだから治安は良さそうです。
ところが一部地域では紛争を抱えてもいます。

では、ジョージアで安全に観光するにはどうしたらよいのか?
ジョージアの治安と観光に関して注意すべき点をまとめて説明します。

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【治安の前に】ジョージアってどんな国?

ジョージア」は黒海の東岸にある国で、日本の政府機関では欧州(中東部)に位置する国としています。
キーワード的には「健康長寿」・「ワイン発祥の地」・「ヨーグルト」などが挙げられる国になります。

日本では栃ノ心を始め臥牙丸や黒海といったジョージア出身の大相撲力士の出身国として知られています。
しかし政治的には複雑な事情を持った国でもあります。

最初にジョージアという国の名前をおさらいしておきます。

ジョージアとグルジア

まず注意が必要ですが、かつて「グルジア」と呼ばれていたジョージアは、缶コーヒー名にも使われているアメリカのジョージア州とは全く関連がありません
名前の由来も、それぞれ全く別のものです。

ややこしいことに、「Georgia」というスペルも読み方も同じです。
そこで日本では度々誤解されることが多く、栃ノ心にジョージアの缶コーヒーの取材をしてしまうこともあります。

政府関係機関などでは、誤解や混乱を避けるために国名のジョージアの際は「ジョージア国」、アメリカの州名のジョージアの際は「ジョージア州」と、単語を付けて使い分けをするようにしています。

そもそも私たちは自分の国を「日本」と言いますが海外では「ジャパン」、「ジャポン」などと呼ばれています。
ジョージアでは自分たちの国を「サカルトヴェロ」と呼びますが、海外ではロシア語の名前をロシア語読みで「グルジア」、あるいはロシア語を英語読みして「ジョージア」と呼びます。

日本ではロシア語読みの「グルジア」を使っていましたが、現在のジョージア政府の要望を受ける形で「ジョージア」と呼ぶようになりました。
それは1991年に当時のソビエト連邦から独立したことにより、現在のジョージアがロシアと政治的緊張関係にあるためです。

とは言っても政府関係の公式サイトですら、いまだに「グルジア」表記が残っていたりします。

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ジョージアの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

海外に渡航する際には、渡航先の治安情報をしっかりと把握する必要があります。
しかし海外の国々の治安状況は都度変化しますので、個人や会社・団体が把握しきれるものではありません。

現在はネット時代でもあり海外サイトで様々に情報収集することができます。
しかしながら、治安情報を掲載しているサイトの信用度や情報の鮮度にバラツキがあり、鵜呑みにするにはリスクが高すぎます。

そこで日本政府として公式な海外治安情報を外務省のサイトで公開しています。
日本の各種会社や団体が現地の治安状況や、海外出張の可否の判断基準にしている情報です。
URL:【外務省 海外安全ホームページ】

ジョージアについても都度最新の治安情報を外務省のサイトで確認するようにしましょう。
URL:ジョージアの危険情報【外務省 海外安全ホームページ】

危険情報のページでは、治安情報により危険度を4レベルで区分けしています。
その4つのレベルを数値と色でわかりやすく注意喚起しています。

なお、外務省の定義にはありませんが、一般的に危険度の定義が無い(つまり危険でない)国や地域は色が塗られていません。
それを「レベル0」という場合があり、治安がしっかりしている地域の目安にしています。

それではジョージアの治安情報による危険レベルをチェックしておきましょう。

ちなみに現在のジョージアの治安状況からレベル0に相当する地域はありません
つまりジョージアに渡航する際は特に治安に注意が必要だということです。

レベル1/黄色

外務省による危険レベルとしてレベル1は以下のように定義されています。

「十分注意してください。」

この注意とは、普通に気を付ければ良いということではありません。
その国・地域への渡航、滞在に当たり危険を避けるための特別な注意が必要だということです。

ジョージアでは、南オセチア・アブハジア自治共和国・ロシア国境周辺を除く残りすべての地域でレベル1となっています。
現在のジョージアは比較的治安は落ち着いてるとはいえ、気を許すことなく緊張感をもって滞在し、常に治安情報に気を配る必要があります。

レベル2/山吹色

外務省による危険レベルとしてレベル2は以下のように定義されています。

「不要不急の渡航は止めてください。」

その国・地域への不要不急の渡航は止めてくださいというのは、禁止しているということではありません。
渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を取りなさいという意味です。

ジョージアではロシア国境周辺がレベル2の地域になります。
観光やワインの商談程度であれば国境に近づくことはないと思いますが、観光地である「パンキシ渓谷」が比較的国境に近いので治安情報には注意するようにしましょう。

ジョージアに限りませんが治安に不安がある国境地帯は何かとリスクが高いこともあり、近づかないに越したことはありません。

レベル3/オレンジ色

外務省による危険レベルとしてレベル3は以下のように定義されています。

「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」

レベル3の国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めるべきです。
レベル3の現地にすでに滞在している日本人には、退避の可能性や準備を促すことがあるという治安状況です。

ジョージアでは、南オセチアとアブハジア自治共和国がレベル3の地域です。
この地域は、現在は治安が特に悪化しているわけではありませんがジョージアとロシアの紛争地域であり、現時点では休戦状態ということから、いつ再び戦闘が起らないとも限りません。

当然、こちらの地域には行かないようにしましょう。

レベル4/赤色

外務省による危険レベルとしてレベル4は以下のように定義されています。

「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」

どのような目的であれ新たな渡航は止めなければなりません。
レベル4の国・地域に滞在している日本人は、滞在地から安全な国・地域へ退避する必要があります。

ジョージアでは、現在レベル4の地域はありません
ただし南オセチアやアブハジア自治共和国で紛争が再燃すると、レベル4になることは明らかです。

2008年のジョージアとロシアの紛争の際は、双方の軍事演習などで緊張が高まり、キッカケが明確ではないままに大規模な戦闘に至っています。
レベル3の段階から渡航しない、滞在しないことを徹底しましょう。

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ジョージアの治安状況は?

それでは、ジョージアの治安状況をみてみましょう。

ジョージアの主要な都市での治安はそれほど悪くはありません。
以前はロシアから、現在はEU圏内から観光客が大勢訪れています。

ただし日本人のジョージアへの観光客はほとんどいません。
これはジョージアの治安に不安があるというより、直行便がなくアクセスの不便さからくるものです。

現在のジョージアの政治は反露・親欧米政策を継続しています。
従って政策としてはEU加盟、軍事的にはNATO加盟を目指しています。

ジョージアは黒海に面して位置しているため東西の交通の要衝でした。
当然のことながら、過去の歴史は侵略を繰り返し受けた歴史でもあります。

ジョージアは長い間ソビエト連邦の一員で、この頃は治安は比較的安定していました。
ジョージアの大統領になったシュワルナゼは、ソビエト連邦の時代には外務大臣を務めたりもしていました。

最後の大規模な戦闘は、2008年8月に南オセチア州を巡りジョージアとロシアの間に勃発した紛争になります。
この戦闘は「南オセチア紛争(ロシア-グルジア戦争)」とも言われています。

そして2009年4月には大規模な反政府デモが起き、2009年5月5日には軍部によるクーデター未遂事件が起きています。
この頃のジョージアは、首都トビリシにおいても治安が良いとは言えない状況でした。

その後は治安状況も改善され、2014年7月にはEUとの連合協定を締結するに至っています。

実際、最近まで南オセチアとその周辺地域、アブハジア自治共和国とその周辺地域の危険度はレベル4(現在はレベル3に引き下げ)でした。
ロシアとの国境周辺地域はレベル3(現在はレベル2に引き下げ)でした。

治安状況は時々刻々と変化しますので、常に最新の治安情報を得る習慣を付けましょう。
先に紹介した「ジョージアの危険情報【外務省 海外安全ホームページ】」で治安状況を常にチェックすることも一つです。

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治安のいいジョージアでも気をつけるべき犯罪5選

ジョージアのレベル1の地域は比較的治安がいいといっても、そこは危険度レベル1
気を抜くことはできません。

では、いったいジョージアでどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
ここでは気を付けるべき5つの犯罪について説明します。

治安のいいジョージアでも気をつけるべき犯罪①:すり

どうしても他の旅行客に比べて脇が甘くなりがちな日本人なので、すりに狙われやすいことは否めません。
どんな治安の安定した国であってもすりはそれなりにいますので、注意が必要です。

対策は治安のいい日本にいる時でも同じです。
財布や貴重品はしまって外部からアクセスできない状態で身に付けることです。

さらに電車などに乗車中には、貴重品を入れたポケットの上に手を置くなど万全を期しましょう。
駅や電車内で居眠りをするなどは言語道断です。

治安のいいジョージアでも気をつけるべき犯罪②:窃盗

すりはこっそり気付かれないように盗みますが、窃盗は気付かれても盗もうとします。
騒いだり抵抗したりすると危害を加えられる恐れがあります。

また、窃盗はグループで行われることも多いです。
注意を引き付ける役と、気を取られている日本人から物を盗む役の者と分担してきますので厄介です。

さすがにジョージアの主要都市では治安がそれほど悪くないので、日中人の目があるところでは窃盗に狙われるリスクを下げることができます。
窃盗には気を付けることも重要ですが、窃盗に会いそうな場所や時間帯を避けることも大切です。

治安のいいジョージアでもをつけるべき犯罪③:押し売り

お金を持っていそうな外国人旅行客だと思うと、治安が悪い国でもないのにやってしまうのが押し売りの類です。
偽物を本物の価格で売ったり、無理やり売りつけようとしたり、ほとんど価値のないものを売りつけたりされるリスクがあります。

誤魔化そうとする場合には、言葉が通じないことを逆手にとって現地語(ジョージア語)で騒ぎ立てられるかもしれません。
安全そうなところでしか買わないことと、買うつもりがないものはハッキリ意思表示をして断る勇気を持つことが必要です。

治安のいいジョージアでも気をつけるべき犯罪④:ひったくり

ジョージアでも、他の治安のいい国でも注意が必要なのがひったくりです。
バイクや自転車ですれ違い様にバッグなどを奪い去って逃走する手口が多く、追いかけることもできません。

これを土地勘のないところでやられたら、ほとんどお手上げです。

これを防ぐには、バッグやリックは肩にひっかけるだけではなく、肩を通してかけることです。
また、バイクや自転車と並行する道路を歩く際は十分周囲に注意を払いましょう。

他にエレベーターや相互にすれ違う通路も、ひったくりに狙われやすいので注意しましょう。

治安のいいジョージアでも気をつけるべき犯罪⑤:強盗

強盗に銃や刃物で脅かされたら、基本は抵抗せずに手持ちのお金を渡して危機を脱する必要があります。
そのために高額紙幣やクレジットカードは滞在期間中に街中では持ち歩かないことが賢明です。

できれば少額のお金しか入れていない財布を持ち、強盗に襲われたら差し出してもダメージが無い準備をしておくことと良いでしょう。

そうした強盗に襲われた場合の対策も必要なのですが、基本は襲われないように予防対策をすることが基本です。
強盗が出そうな治安の悪い場所や地域に出かけないことが第一です。

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治安のいいジョージアでも注意するポイント10選

ジョージアの中心部のように比較的治安が落ち着いているところでも、犯罪やトラブルに巻き込まれないための注意すべき点があります。
以下に10の注意ポイントをあげて説明します。

治安のいいジョージアでも注意するポイント①:余計な現金を持ち歩かない

ジョージアではトビリシの様な大きな都市でも市中ではクレジットカードが使えないお店もあります。
いざという時のためや、チップのためにもジョージアの現地通貨(ラリ)を持っていたいものです。

しかし必要以上に財布の現金を入れているのは良くありません。
治安の良し悪しに関係なく犯罪を誘発させるもとになるので、財布には必要最小限程度のお金だけ入れておく習慣を付けましょう。

ちなみにジョージアはソビエト連邦の一員だった時代が長いためにチップという習慣はありませんでした。
最近では西欧の観光客の増加に伴い、チップが必要となる場面に出くわすこともあります。

受けたサービスが良かったと思ったらチップを渡せばよいですが、不満がある時は渡さなくとも良いでしょう。

治安のいいジョージアでも注意するポイント②:華美な服装をしない

ジョージアの人たちの服装は、どちらかというとシンプルで素朴なものです。
派手目の民族衣装もありますが、日常生活で着ていることはありません。

ニューヨークやパリを観光するような華美な服装は大変目立ちます。
犯罪者に注目されるリスクに加え、ジョージアの人たちに持たれる印象も悪くなりかねません。

治安の良い日本にいる感覚でお洒落を楽しむよりは、地味な服装でいることをおすすめします。
ただしオペラやコンサートの鑑賞や公式行事のセレモニーなどではドレスコードに従って正装しても構いません。

治安のいいジョージアでも注意するポイント③:金目のものを携帯しない

ジョージアのトビリシやムツヘタなどを歩くとわかりますが、ジョージア人や観光に来ている人でアクセサリーや指輪などの高そうな装飾品を身に付けている人をあまり見かけることがありません。
ということは、ジョージアで金目の装飾品を付けていると目立つということです。

金目のものを身に付けないことが一番のおすすめです。
いくら治安が良い地域でも、犯罪心理を煽るようなことをしては危険すぎます。

治安のいいジョージアでも注意するポイント④:施錠を確実にする

治安のいいジョージアにも残念ながら泥棒はいます。
家の玄関や窓にしっかり施錠するのは常識です。

ホテルに滞在する際も、いくら立派なホテルでもドアのカギは確実に施錠しましょう。
ジョージアでは最新式のオートロックではないホテルが今でもたくさんあります。

カギのかけ方が日本とは違うかけ方のカギもありますから、しっかりとロックされていることを確認する習慣を持ちましょう。

治安のいいジョージアでも注意するポイント⑤:政治的デモに近づかない

ジョージアは先に説明しましたように、現在ロシアと政治的な緊張関係にあります。
政治的にロシア側に属する南オセチアとアブハジア自治共和国の中にも、現ジョージア政府寄りの人、欧米寄りの人がいます。

一方で、ジョージア国内では今でもロシア語が通用するように、政治的にロシア寄りの人も大勢います。
したがって政治的に不安定な状態にあるために、いつ大規模な反政府集会や暴動が起こり治安が悪化してもおかしくありません。

日本人は、あくまでそういうデモや集会に近づかないことが必要です。
抗議活動はいったん火が付くと暴動になりかねません。

デモや集会の情報を得たらホテルに戻り、治安が落ち着くまで部屋から出ずに静かにしていましょう。

治安のいいジョージアでも注意するポイント⑥:宗教的な集会に近づかない

ジョージアの宗教については、キリスト教徒が75%、イスラム教徒が11%といわれています。
残りがその他の宗教です。

ジョージアでは、どこの町に行っても古い教会が目につきます。
しかし中東では宗教施設がテロの標的にされることが多いです。

また治安に関して厳しいアメリカでも人種差別からモスクが襲撃される事件も起きています。
つまり宗教的な集会や儀式は危険な面もあるので、観光目的で近づかないことが賢明です。

敬虔な信者にとって教会やモスクは聖なる宗教施設です。
そこを観光スポット気分で見て歩くのはけっして好まれる行動ではないことを心に刻んで行動するようにしましょう。

治安のいいジョージアでも注意するポイント⑦:軍隊や軍事拠点の写真を撮らない

ジョージアに限らずどこの国でもそうですが、軍事施設や軍人を写真に撮ってはいけません
このことはジョージアの治安の良し悪しと関係なく、最悪身柄拘束されるリスクがあります。

日本では軍隊や戦車などを目の前にすることはほぼ無いのですが、外国では普通にあります。
つい記念写真のつもりで写真を撮りがちですが、決してやってはなりません。

治安のいいジョージアでも注意するポイント⑧:一気飲みをしない

一般的に治安に関係なく、アルコールに酔いつぶれては身の危険を招くことになります。
つまりある程度お酒に強い人でも、不用意な飲み方はしないように心がけるべきです。

しかしジョージアでは、厄介な習慣があります。
それは、ジョージア人の乾杯は一気飲み方式だからです。

最初は幹事役の人(あるいは年長者)が一言いって乾杯します。
続いて、次に誰かが一言いって乾杯します。

これがぐるぐる回って続くのがジョージア式飲み会です。
危険なのは、この乾杯が一気飲みだからです。

ジョージア人と仲良しになって乾杯するのは、とても良いことですが、これにハマると酔い潰れる可能性大です。
なるべく早めに降参して許しを請いましょう。

治安のいいジョージアでも注意するポイント⑨:複数の荷物を持ち歩かない

観光客がカバンやスーツケースなどの複数の荷物を持ち歩くことは止めるべきです。
これは治安の悪いところでは常識ですが、治安が安定している場所でも同様です。

置き引き、ひったくり、強盗、あらゆる犯罪を誘うような行為です。

日本では、いくつも荷物をもって移動する姿は日常的に見かけますが海外では非常識な行為になります。
フライトなどで、どうしても荷物が多い場合はホテルまでタクシーに来てもらいホテルのポーターに車のトランクに入れてもらうようにすると良いでしょう。

荷物は必ず手で持つか目の届く範囲に置くようにしましょう。

治安のいいジョージアでも注意するポイント⑩:飲み水には注意する

ジョージアのミネラルウォーターは、ミネラル成分が豊富な「鉱泉水」が一般的です。
ジョージアの人たちの健康長寿の秘密の一つはジョージアの水だとも考えられています。

しかし、このミネラルウォーターは日本人には誰でも効果がある訳ではありません。
軟水の水を美味しいと慣れ親しんでいる日本人には、どちらかというとジョージアのミネラルウォーターはクセがあります。

飲むことでお腹が緩くなる人が出てくる可能性もあります。
体調を崩すとリスクに対する注意も散漫となり、自己防衛もできなくなります。

自分に合う水かどうか、少しづつ飲んで確認してみるなどの用心深さが求められます。

<下に続く>

【例外】ジョージアの治安の悪い地域

ここまでは一部の紛争地域を除いてジョージアの治安はそれほど悪いものではないという説明をしてきました。
今度は、その治安の悪い一部の地域について具体的に説明していきます。

南オセチア

南オセチアは、外務省の危険レベル3の地域です。
それはジョージアとロシアの紛争地帯であるためです。

現時点では休戦状態なので、本当に危険レベル3かというと、そこまで治安は悪くありません。
平和維持軍として、ロシア、ジョージア、南オセチアの3つの軍隊が関与しているものの、南オセチアは実質的に独立国のような状態です。

しかしながら軍同士の衝突など一度何かが起きると、いきなり危険レベルが最高レベル4に逆戻りとなる地域だということは強く意識しておく必要があります。

アブハジア自治共和国

アブハジア自治共和国も南オセチア同様に外務省の危険レベル3の地域です。
治安についても南オセチア同様で、現時点で治安が悪化しているわけではありません。

アブハジア自治共和国は、黒海に接しているという重要な地域です。
つまりジョージアにとっても、ロシアにとってもアブハジア自治共和国を手中にすることで自国の海軍を展開することができるからです。

実際、南オセチア紛争の際にも、アブハジア自治共和国で激しい戦闘が行われています。
ジョージア海軍とロシア海軍による海上での戦闘も起きています。

こうした経緯から、アブハジア自治共和国は現時点で治安はさほど悪くないが、一瞬で最悪の治安になるリスクを常に帯びている地域だといえます。

ロシア国境周辺

ジョージアとロシアとの国境周辺は外務省の危険レベル2の地域です。
しかしこの国境地帯はコーカサスの高い山々が連なっている山岳地帯なので、そもそも人が住める地域は限られています。

軍隊を動かすにも交通の便が悪いので、大規模な戦闘が起きることは考えにくい地域です。
点在する人の居住している地域での治安も現時点では悪くありません。

しかしながら紛争当事国同士の国境であるため、必須の用件が無いのに訪れることは避けるべきです。

いずれかの軍隊に補足されて、スパイ活動の嫌疑をかけられるリスクがあります。

<下に続く>

治安のいいジョージアで、戦争の危険性はある?

残念ながら、ジョージアで戦争が起きる危険性はあると言わざるを得ません。
過去の紛争が起きた際も、小さな小競り合いが続いた後、本格的な戦争状態となりました、

それも、無人偵察機を撃墜したとか、砲撃を加えたとか、ということがキッカケで戦闘が始まっています。
その原因も、双方が否定していてシロクロ付かないようなことです。

現在も平和維持監視と称して、ジョージアとロシアの軍隊が展開しているので、いつ再び治安が悪化し戦争が起きてもおかしくないことは頭に入れておきましょう。

<下に続く>

治安のいいジョージアで、テロの危険性はある?

テロは思想信条を暴力行為で訴えるという誤った行為です。
個人によるものから大規模な集団によるテロがあります。

大規模なテロは治安を破滅的な状態に変えてしまい、戦争の規模や手段を変えたものと言えることもできます。

ロシアとの紛争を抱えているジョージアでも、テロが起きる危険性はあります
軍事作戦を実施するよりも簡単に治安破壊を起こすことができるためです。

実際に過去に軍部によるクーデター未遂事件や、反政府抗議集会が暴動に結び付いたことも起きています。
こうしたことはテロに形を変えて起きる可能性があります。

ちなみにジョージアでテロによる日本人の被害はこれまで確認されていません。

では、ジョージアでテロに巻き込まれないためにはどうしたら良いでしょうか?

テロが起きやすい場所やテロで狙われる場所は、人が集まっている場所か、政治的・思想的な象徴と言える場所のいずれかです。
最近の傾向としては一般の人が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)が狙われることが増えています。

ジョージアで滞在する際は、そうした場所に行かない、近づかないということがテロに遭遇する危険回避に役立ちます。

<下に続く>

治安のいいジョージアの世界遺産

最後に治安のいいジョージアの世界遺産3件をご紹介します。

  1. ゲラティ修道院
  2. ムツヘタの歴史的建造物群
  3. 上スヴァネティ

この3件のジョージアの世界遺産には多くの観光客が訪れ、治安も他の地域に比較してより安全に確保されています。
以下にそれぞれ詳しく説明します。

治安のいいジョージアの世界遺産①:ゲラティ修道院

ゲラティ修道院は、ジョージアを代表する建造物として有名です。
11世紀の歴史的建造物です。
クタイシにあり治安はよく、有名なので観光客も多く訪れています。

有名なだけに自称ガイドもウロウロしています。
現地の人とのコミュニケーションも旅の醍醐味ではありますが、そこは治安が危険度レベル1の地でもあり、用心が必要です。

ゲラティ修道院
URL:Gelati Monastery, Motsameta

治安のいいジョージアの世界遺産②:ムツヘタの歴史的建造物群

ムツヘタの歴史的建造物群には、「サムタブロ修道院」、「ジュヴァリ修道院」、「スヴェティツホヴェリ大聖堂」という3つの建造物が含まれます。
ムツヘタの治安は安定していますが、単独で観光して歩くより幾つかのツアーがありますので、そこに参加することをおすすめします。

ツアーでない場合はホテルで信頼できるタクシーを紹介してもらいましょう。
ムツヘタの治安はいいといっても、危険度レベル1なので過信は禁物です。

ムツヘタの歴史的建造物群
URL:Mtskheta Georgia

治安のいいジョージアの世界遺産③:上スヴァネティ

ジョージアの3つの世界遺産の中で最も危険度レベル2に近いのが上スヴァネティです。
しかし現時点の治安状況はそれほど悪くありません。

この山間部の地域では外敵から治安維持の目的の塔が多く立ち並んでおり塔の家と呼ばれています。
治安も気にしなければなりませんが、上スヴァネティは標高が高いので体調にも十分配慮するようにしましょう。

上スヴァネティ
URL:Upper Svaneti
Upper Svaneti

<下に続く>

比較的治安のいいジョージアでは、危険予知行動をとることが大切

ジョージアは観光するには魅力ある国で、日本人からすると穴場の観光地です。
また和食と一緒に無形世界文化遺産に登録された美味しいワインもあります。

しかしながら、ロシアとの紛争を抱えたままという側面もある国です。

治安は悪くはないにしても、政治状況の変化により危険な治安状況になるリスクはあります。
そのため、ここで説明したリスクを回避する方法を参考に安全にジョージア観光を楽しみましょう。

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