【治安の前に】ポーランドってどんな国?
ポーランドは中央ヨーロッパに位置する国で、首都はワルシャワです。
ヨーロッパの国々に比べると、ポーランドは貧しい国と言われていますが、インフラなどは基本的に整ってます。
ポーランドの通貨は「ズロチ(ズウォティ)」とですが、観光スポットでは、ユーロや米ドルなども利用できるところが多いです。
また、両替をしなくても、多くの店舗でクレジットカードの利用ができます。
ズロチでへの両替は日本の銀行でも可能です。
しかし、日本での両替はズロチがマイナーな通貨のため、手数料が高いです。
そのため、ポーランドの両替所を利用する方が増えています。
現地の両替所を利用するにあたって、心配、不安という方は、日本で両替しておくことがおすすめです。
次に、ポーランドの言葉は「ポーランド語」です。
しかし、英語も利用できる施設も多く、大手ホテルチェーンや観光スポット近辺のレストランなどは問題ありません。
ポーランドの人気の観光スポットは、「ヴァヴェル城」「ヴィエリチカ岩塩坑」などがありますが、「ワルシャワ歴史地区」もおすすめです。
ヨーロッパならではの歴史や文化が感じられる、昔ながらの街並みがすてきです。
街並みをお散歩しているだけでも観光になります。
美術や建設物がお好きな方にもおすすめです。
古い建物も多く、昔の時代にタイムスリップした雰囲気です。
そんなポーランドに行かれる際の治安情報についてご紹介します。
基本的には安全なポーランドですが、なんといっても海外に変わりはありません。
日本と勝手が事あるため、用心するにこしたことはありません。
ポーランドの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい
日本には外務省が配信する海外の治安情報を確認できるホームページがあります。
ポーランドの治安情報も海外安全ホームページ
海外安全ホームページで、渡航前には必ずチェックしておきましょう。
ポーランドは、バルト海に面している国で、北東はロシアとリトアニア、東はベラルーシとウクライナ、南はチェコとスロバキア、西はドイツと隣接しています。
国境が多い国は比較的、治安が悪い国も多いですが、ヨーロッパの国々は安全な国が多いため、ポーランドの治安は良好です。
では、現在の海外安全ホームページのポーランドの治安の様子と、ホームページの見方についてご紹介します。
ぜひともご参考にしてください。
レベル1/黄色
海外安全ホームページでは治安の危険度レベルを5段階で表しています。
渡航するにあたって全く問題ない状態であれば、危険度レベルはゼロに値する状態で、表示は真っ白です。
次に「十分に注意してください」という危険度レベル1に値する場合は、黄色です。
渡航する国のマップをクリックすることで、色分けして危険度レベルを確認することができます。
ポーランドでは、危険度レベルはとても低く真っ白な状態です。
レベル2/山吹色
危険度レベル2の場合、山吹色の表示となっています。
山吹色は「不要不急の渡航は止めてください」という警告であり、旅行に行くには適していません。
可能であれば旅行はキャンセルするか、見送ることが望ましいです。
いくら楽しみにしていた旅行であっても、危険が多い場合、旅行に行っても楽しめない可能性があります。
犯罪や危険なことに巻き込まれること避けるにもキャンセルや見送ることも必要です。
レベル3/オレンジ色
危険度レベル3である場合、オレンジ色で表示されています。
オレンジ色は「渡航は止めてください」という意味です。
これは渡航の中止を警告しており、絶対に渡航しないようにしましょう。
ポーランドの場合、危険度レベルは非常に低いので、オレンジ色の危険度レベルになる可能性はとても低いです。
万が一、オレンジ色の危険度レベルになった場合は、急な政情の悪化や近隣の国との争いなどが考えられます。
レベル4/赤色
危険度レベル4に値する赤色の表示は、「退避してください」という最も危険なレベルです。
万が一、旅行中であっても途中で予定を変更して避難が必要なレベルです。
渡航を予定している方であっても、絶対に危険度レベル4の赤色の地域にはいかないようにしましょう。
旅行の場合はすぐにキャンセルするようにおすすめします。
危険度レベルに値する国への旅行は、旅行会社でもツアーを中止しています。
ポーランドの治安状況は?
ポーランドの治安は良好なため、旅行にも適している国です。
政情も安定しており危険な国とはいえないでしょう。
しかし、ポーランドでも金銭的な軽犯罪の被害は報告されています。
犯罪の被害は減少傾向にあると言われていますが、スリや置き引きの被害はなくなりません。
軽犯罪で最も気を付けておくべきことは、パスポートの管理です。
最近では、キャッシュを持ち歩く方も少なくなり、金銭的な被害は犯罪にあったとしても少なくなってきています。
キャッシュは盗れてしまうと戻ってくる可能性はとても低いです。
しかし、クレジットカードなどを利用されるツーリストが増えており、犯罪にあったとしてもサービスを停止することで被害は抑えられています。
もし、スリなどにあったときのために、海外からでも電話することができるクレジットカードの電話番号を控えておくことをおすすめします。
クレジットカードなどはサービスを停止してから帰国後に再発行をすることも簡単です。
しかし、パスポートの場合、紛失や盗難にあってしまうと、旅行先で再発行をしなければ帰国することができません。
パスポートの再発行には、まずは現地の警察署にて被害届をだす必要があります。
言葉が通じない海外での被害届を発行する作業はとても困難です。
被害届の発効後に現地の日本大使館や領事館で発行手続きを行います。
発行手続きには日本の戸籍謄本などを取り寄せる必要があり、おもっている以上に時間を要します。
このときの滞在費用は個人負担となるため、多くの出費が考えられます。
パスポートの申請には、証明写真なども必要となり、せっかくのポーランド旅行も手続きに時間を取られ楽しめなくなります。
万が一のことを考えて、念には念を入れ、治安のよいポーランドといえども、パスポートを再発行するための書類一式を持参しておくこともおすすめです。
首都ワルシャワの治安状況は?
ポーランドの首都はワルシャワであり、多くのツーリストが入国するための玄関口になっています。
ワルシャワはヨーロッパの他国に比べ、移民も少なく比較的安全な地域といえます。
しかし、ポーランドの中では、1番犯罪が多く、ツーリストを狙った被害は報告されています。
ワルシャワは特にツーリストが多いこともあり、安定して安全な地域が多いですが、そこから離れると治安がよくないエリアも存在します。
また、ワルシャワの中心地でもある長距離列車が到着する中央駅では、スリや置き引きの被害が発生していることも事実です。
メインの都市であるワルシャワであることや、人も多いエリアで安心してしまう旅行者も多いため、狙われやすいです。
特にヨーロッパを周遊しているようなツーリストは、旅の疲れもあることで油断をしがちになります。
疲労の上に、勝手がわからない海外ということもあり、注意が散漫になり、知らぬ間に置き引きにあっていたということもあります。
そして、中心地から離れた危険な街は「プラガ地区」です。
プラガ地区では、悪質な危険な犯罪も発生しており、現地の方でも避けたいエリアです。
有名な観光スポットや、旧市街地からもあまり離れておらず、街を散策しているうちに迷いこんでしまうケースもあります。
ワルシャワも基本的には治安はよい場所ですが、あまりにも無知であると知らぬ間に自ら危険なエリアに足を運び、犯罪に巻き込まれるケースは十分に考えられますので、事前にマップでも確認しておきましょう。
治安のいいポーランドでも気をつけるべき犯罪5選
治安のよいポーランドでも気をつけるべき犯罪があるので、事前に確認しておきましょう。
ポーランドでのよくある犯罪は、金銭的な面を狙った軽犯罪が多いです。
そのため、貴重品の管理をすることで、犯罪から未然に回避することも可能です。
犯罪を未然に防ぐためにも、どのような特徴があるかを知ることで、十分な対策をすることができます。
海外だけでなくても、日本でも起こりえる犯罪もあるため、普段から用心することで、防止策を身に付けることができます。
では、よくある犯罪についてご紹介します。
気をつけるべき犯罪①:スリ
スリはポーランドでも発生している軽犯罪の1つです。
日本人は特にスリに狙われやすいといわれています。
なぜなら日本は平和な国のために、貴重品をポケットに入れて持ち歩いたりすることが多いからです。
海外では、日本よりもスリが多い国も珍しくないために犯罪にあってしまうケースが増えています。
スリにあわないためにも、貴重品の管理はより厳重に行いましょう。
治安のよいポーランドといえども、犯罪者はゼロではありません。
気をつけるべき犯罪②:窃盗
ポーランドでは窃盗事件も発生しています。
窃盗事件はときには強盗も発生しており、無理やりバッグなどをひったくられる可能性もあります。
そのため、バッグは肩掛けのタイプなどは避けて、ひったくられにくいタイプのものを選びましょう。
斜め掛けのバッグなどは窃盗犯も盗みにくいために狙われにくくなります。
最近では、現地で自転車をかりて観光を楽しむツーリストが増えています。
自転車の場合、日本ではかごなどに荷物を入れて走行している方も多く見受けられますが、絶対にやめましょう。
強盗やひったくりにあうことを想定した上で、絶対に貴重品は身に付けておきましょう。
気をつけるべき犯罪③:置き引き
置き引きの犯罪が最近は増えているといわれています。
貴重品でない場合、床に荷物を置いてしまうケースがありますが、犯罪者にとっては貴重品かどうかは不明です。
貴重品でないとついつい油断して、目を離したすきに置き引きにあうということも考えられます。
また、レストランやカフェなどでも置き引きは発生しております。
トイレに立ったすきに置き引きにあうことが多いため、トイレに行く際も荷物は必ず持ち歩きましょう。
また、ビュッフェスタイルのレストランも同じで、荷物を置いたままお食事をとりに行くことは避けましょう。
気をつけるべき犯罪④:物乞い
日本ではあまり見かけることはありませんが、一部の貧しい地域では物乞いをする現地の方が見受けられます。
物乞いをされても無視することが適切です。
むやみに物乞いをする方に何かを差し出そうとすると、そのすきに犯罪にあったりとトラブルに巻き込まれることがしばしばあります。
また、少し何かを渡すといくらでもくれると勘違いされて、ついてこられたりと迷惑行為を受けることもあるので気を付けましょう。
可愛そうと感じるツーリストも多く、親切心で対応したつもりがあだとなるケースがあります。
気をつけるべき犯罪⑤:スキミング
スキミングとはクレジットカードなどの情報を盗み取られることをいいます。
スキミングは知らぬ間に行われており、気づいたときには勝手にカードを使用されいたということで発覚します。
スキミングは特殊な機械である程度の距離に近づくとカード情報を盗めるタイプがあります。
その他には、キャッシュカードサービスなどに仕掛けられており、通常通りカードを使用しただけで盗み取られることもあります。
怪しいお店や、人気の少ないキャッシュカードサービスの利用は避けることで被害を抑えられることもあります。
治安のいいポーランドでも注意するポイント10選
治安のよいポーランドといえども、いかなる犯罪に備えて注意することは大切です。
自分の身は自分で守ることが鉄則ですので、十分に注意をして旅行に行きましょう。
では、あらゆる犯罪を想定して注意するべきポイントをご紹介しますので、ぜひともご参考にしてください。
注意するべきポイントは誰でもできることばかりです。
基本的に旅行の最中に犯罪にあうケースは、うっかりしていたり、うかれてついつい油断をしてしまったことが原因である場合が多いです。
きちんと対策をしておけば、楽しい旅行をすることができます。
注意するポイント①:カバン選びに注意
ポーランドでもスリの対策として、カバンの選び方には注意しましょう。
基本的にどのバッグであっても蓋があり、きちんと締められるタイプがマストです。
口があいているタイプは抜き取られやすいため避けましょう。
次に、ひったくりなどからバッグを守るために、斜めかけタイプをおすすめします。
強盗の場合は、皮や布のベルトであっても切られて盗まれる場合もあります。
切られるケースは非常にまれなケースではありますが、ゼロではないため、頑丈なタイプを探しましょう。
注意するポイント②:小物に注意
小物に注意とはポーチや財布の取り扱いに注意するべきということです。
バッグなどは警戒しているため、身に付けてはなさいように気を付けていても、ついうっかり小物は無防備になっていることがあります。
例えば、スリの1つの手法として、レストランやカフェなどで、ポーチを机の上に置いているものを盗まれることがあります。
机の目の前においていても、雑誌や観光ブックなどでポーチを隠し、その下で犯行を働き、雑誌と一緒に持ち去られるケースがあります。
特に、カフェテラスを利用しているときなどに、通りすがりの方に話しかけられ、あとから気づいたらスリであったというケースがあります。
いくら飲食中であっても、小物類は常にバッグにしまっておくことをおすすめします。
注意するポイント③:レストランでの注意
レストランやカフェでは、スリや置き引きが発生しています。
お店のなかだからといって油断は大敵です。
レストランで飲食をしている最中など、バッグを椅子の背にかけている光景をよく目にします。
日本ではスリにあうことも少ないですが、椅子にかけていると知らぬ間に持ち去れるケースがあります。
また、隣のあいている椅子に置いていても、盗まれそのまま走って逃げられてしまうことがあります。
これらの犯罪からバッグを守るには常に自分の身につけておくことがポイントです。
飲食がしにくくあっても、ひざの上にのせておくことが最も安全です。
注意するポイント④:キャッシュサービスの注意
最近では、現地のキャッシュサービスを利用する方が増えています。
手数料もとても安くなっており、経済的でとても便利な機能です。
クレジットカードにキャッシュサービス機能が付属しているタイプを利用するツーリストが増えていますが、利用される際は十分に注意が必要です。
犯罪で紹介しました、スキミングにも注意が必要ですが、暗証番号を読み取られないようにも注意しましょう。
キャッシュサービスを利用する際は、周辺に不審な人物がいないかどうかを十分にチェックした上で利用しましょう。
友人と一緒の場合は、一方が見張り役で順番交代で利用することも得策です。
注意するポイント⑤:バス、電車の注意
ポーランドのひったくやスリは電車やバスのなかでも起こっています。
特に満員になる時間帯は注意が必要です。
満員であることをいいことに、スリをする犯罪者が隠れている可能性もあります。
危険だと判断した場合には、満員の時間をさけたり、すいている電車やバスを待ちましょう。
注意するポイント⑥:偽警官に注意
ツーリストを狙った犯罪者はとても巧妙で、なかには警官を装っていることがあります。
いわゆる偽警官です。
警官の服装をしている場合、見抜くことは非常に困難です。
道に迷ったときや助けを求める場合には、交番を利用することが間違いありません。
くれぐれも自称警官という私服の方は信用しないことがおすすめです。
注意するポイント⑦:パブでの注意
ポーランドでは、公共の場ではお酒が禁止されています。
そのため、お酒を飲みたい場合には、パブやバーを利用するツーリストも多いです。
パブやバーなどでは、お酒が入り気が大きくなってしまい、油断してしまいがちです。
そんなお酒を楽しんでいる場合に、スリなどにあう可能性があります。
スリは財布だけでなく、スマホなどを狙っている場合もあります。
スマホは中古でも売買されており、ターゲットにされることもあるので、絶対にポケットやテーブルに置きっぱなしなどしないようにしましょう。
注意するポイント⑧:見知らぬ人に注意
基本的に見知らぬ人に話しかけられても相手にしないことがトラブルに巻き込まれないための得策です。
ツーリストを狙った犯罪者は、片言の日本語で話しかけてくるケースがあります。
日本語で油断をさせて、スリやひったくりなどを働くことも考えられますので、気を付けましょう。
また、英語で話しかけてくる方も同様です。
注意するポイント⑨:観光スポットの注意
観光スポットは人が多く、一見安心してしまうことがありますが、その中に犯罪者が紛れ込んでいることもあります。
人混みの中の方が働きやすい犯罪もあるので、バッグの口元などに気をつけましょう。
ポケットに貴重品を入れておかないことは当たり前ですが、カメラやデジカメの管理も怠らないようにしましょう。
また、観光スポットでは、他人にシャッターを押してもらおうと、頼んだところそのままカメラを持ち去られてしまったとうこともあります。
知らない方に写真撮影をお願いするにも十分警戒しましょう。
注意するポイント⑩:ホームレスに注意
ポーランドでも移民や貧しいエリアがあります。
そのようなエリアには立ち入らないことが懸命ですが、観光スポットにもホームレスがいることもあります。
ホームレスらしき人物を見ても、刺激せずに見過ごすことが得策です。
もしも、話しかけられたり、物乞いをされたとしても無視しましょう。
どのようなトラブルに巻き込まれるかわからないため、相手にしないことがおすすめです。
治安のいいポーランドで、戦争の危険性はある?
ポーランドでの政治は安定しており、戦争の危険性はありません。
日本でポーランドでの戦争話を耳にすることはまずありませんが、世界のメディアでも戦争の確率は非常に低いと考えられます。
ポーランドは軍事的予算も少なく、戦争に関しては悲観的です。
自ら戦争を仕掛けるような行動もなく、戦争に値するような動きは長年にわたり見られていません。
また、ポーランドの内戦に関しても報告されておらず、とても安全な国といえます。
移民は流れてきていますが、それほど治安の状況も悪化しておらず、移民を含めうまく市民の生活が守られています。
まだまだ貧しい地域も報告されていますが、戦争に結び付く程の動きはなく、当面、戦争への心配はないと考えられます。
治安のいいポーランドで、テロの危険性はある?
ポーランドではテロの危険性も低いです。
ポーランドのほとんどはキリスト教徒が多く、テロ事件を多く犯しているイスラム過激派組織とはあまり、関連性がありません。
テロはときにイスラム過激派組織以外にも、労働によりデモなどから
引き起こされるケースもありますが、ポーランドではそのような動きも報告されておらず、とても安全といえます。
情勢も安定しており、安全に関してもとても強化されており、治安はよい方向へ向かっています。
また、他国のテロ組織に狙われるほど、経済的にも注目を浴びていないこともテロの可能性が低い要因といえます。
ポーランドの首都のワルシャワであっても、ヨーロッパの国々の大都市に比べると、経済的にも低く、テロを起こしたとしてもダメージが少ないであろうと予想されています。
今後、ポーランドが大きく急成長をした場合には、事情が異なることも考えられますが、今のところはテロに対する対策は薄いと言われています。
「ポーランドの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介」まとめ
ポーランドはとても治安がよい国です。
日本人でも安全に観光ができるため、人気がある海外旅行先の1つです。
そうはいっても、やはりそこは海外なので、治安のよいポーランドであっても渡航の際には十分に気を付けましょう。