ティラミスやカンノーロ!イタリア生まれの伝統お菓子10選!
美食の街イタリアといえば、パスタやピザを思い出しますが、イタリアには伝統のお菓子もたくさんあります。
聞き覚えのあるお菓子も多く、イタリアのお菓子だったんだ!と再認識できそうです。
ここでは、イタリア生まれの伝統お菓子10選を紹介したいと思います。
イタリア生まれの伝統お菓子①:ティラミス
ティラミスと言えば、日本でも有名なスイーツでイタリアンレストランはもちろん、コンビニのカップケーキでもよく見かけます。
イタリア語でティラミスには、「私を元気づけて」という意味があり、このケーキを食べてれば元気になろうという前向きなスイーツ。
クリームの部分は、マスカルポーネチーズとフワフワに泡立てた卵白と卵黄を混ぜたもので、くちどけなめらかのクリームです。
リキュールやリキュールを染み込ませたスポンジケーキやビスケットが下に引いてあり、ジュワーっと口の中で甘味と苦みがひろがります。
さらにこの上に、ココアパウダーを振りかけると、見た目も美味しそうなスイーツになります。
イタリア生まれの伝統お菓子②:カンノーリ
カンノーリの発祥はシチリア島で、単数形のカンノーロと呼ばれることもあり、もともとはお祭りなどで振舞われる定番のお菓子だったようです。
現在では、シチリア島の名物としてイタリアの菓子店やパン屋でも定番商品として取り扱っています。
まわりの生地は、パスタのようなもっちりとしたもので、焼き菓子ではなく油であげてあります。
さらにその中に、リコッタチーズと生クリームを合わせた濃厚なクリームが入っています。
定番の濃厚クリーム以外にも、カスタードクリームを入れたりとアレンジされたカンノーリもたくさんあるようです。
イタリアで、色々なお店のカンノーリの食べ比べも楽しそうですね。
イタリア生まれの伝統お菓子③:パンナコッタ
パンナコッタも日本では有名になっているスイーツで、ちょうどティラミスと同じくらいに流行りましたよね。
日本のプリンよりも少し硬めのプリンの様なスイーツです。
プリントの違いは、パンナコッタは材料が生クリームがメインという点です。
生クリームを使用することで、濃厚な味わいで、口の中で溶けてしまうような食感となります。
イタリア語でパンナは生クリーム、コッタは煮詰めるという意味で、この両方を混ぜて冷やしたものがパンナコッタとなります。
パンナコッタの上に、チョコレートソースや甘酸っぱいイチゴやラズベリーのソースをのせて食べるのが定番。
イタリア生まれの伝統お菓子④:カントゥッチ
カントゥッチの見た目はクッキーのような感じですが、サクサクの食感ではなく実はちょっと固めで、ガリガリッと食べる食感です。
イタリア語では、「小さな歌」という意味のあるスイーツです。
イタリアの家庭でも簡単に作れるスイーツで、原材料は小麦粉や卵など素朴な物ばかり。
その中に、アーモンドやピスタチオが入っているので、ナッツの食感が程よい焼き菓子です。
固い食感のまま食べてももちろん美味しいのですが、イタリアではコーヒーやジェラートに浸して食べるという食べ方がポピュラーなようです。
また、ワインなどと一緒に食べるという方法もあります。
イタリア生まれの伝統お菓子⑤:ジェラート
イタリアンジェラートも日本で有名なスイーツです。
イタリアへ旅行へ行ったら、ジェラートを食べながら街を歩けたらおしゃれですよね。
ジェラートはイタリア語で「凍った」という意味があり、イタリア中部にあるフィレンツェが発祥で、今ではイタリアの人気スイーツの定番となっています。
アイスクリームのような濃厚であまったるいのとはちがい、くちどけが爽やかなサッパリしたアイスクリームという感じです。
一般的なものとくらべると、空気を含む量が少ないため、密度が濃くなり低カロリーなのにも拘わらず濃厚でコクのあるアイスクリーム。
専門店では、水を使わずフルーツ果汁のみで作られているので、美味しいサッパリ濃厚なジェラートが楽しめます。
イタリア生まれの伝統お菓子⑥:スフォッリャテッラ
ナポリから生まれたスフォッリャテッラという印象ですが、もともとはアマルフィ海岸にある修道院で作られたスイーツです。
作られたといっても、スフォッリャテッラが出来上がったのは偶然で、たまたまできたお菓子が修道女から評判となり人気が出たそうです。
修道院で作られていたお菓子をナポリの料理人が、ナポリのお店で売り出したことでナポリの伝統のお菓子と言われています。
スフォッリャテッラは、貝の形をした何重にも層になったパイ生地の中に、リコッタチーズやカスタードクリームなどを入れています。
サクサクの食感とクリームたっぷりでクセになってしまう美味しさ。
イタリア生まれの伝統お菓子⑦:ババ
スフォッリャテッラとならんでイタリアのナポリで人気のスイーツがババです。
もともとは東欧から伝わったもので、それがフランスやイタリアでも伝統として定番となりました。
一般的なイメージでは、エリンギみたいなキノコのような形ですが、丸い物や楕円形のものもあり種類も豊富です。
ラム酒を染み込ませているので、食べると生地からジュワジュワーっと口の中にシロップが広がり、アルコール入りのシロップなのでババは大人向けのスイーツ。
ケーキ店などではババの上に、生クリームなどをトッピングしているところもあり、見た目も可愛くアレンジされています。
イタリア生まれの伝統お菓子⑧:パンドーロ
パンドーロは、クリスマスシーズンになると食べられているお菓子で、スポンジケーキのようなパンのようなものです。
ふわふわの生地で、卵つかわれているため生地が黄色、バニラの香りが付いているのでそのままでも十分美味しく食べられます。
イタリア語では「金のパン」という意味があり、ヴェローナ地方が発祥の伝統菓子。
昔はクリスマスの家庭料理として作られていましたが、お店でも取り扱いが多くなり購入する方も少なくありません。
また、クリスマスシーズンには贈り物や手土産としても重宝しているようです。
イタリア生まれの伝統お菓子⑨:パネットーネ
パネットーネは、ミラノの銘菓でパンドーロ同様にクリスマスシーズンになると食べるお菓子です。
パネットーネは生地にドライフルーツが練り込まれているタイプで、お菓子というよりもパンに近いのでパンドーロよりもさぱりとしています。
イタリア語では「大きなパン」という意味があり、まさにドーム型の大きな菓子パン。
クリスマスシーズンになれば、各家庭で大きなパネットーネを作っていたそうですが、現在はパン屋さんやスーパーで購入する方がほとんどのようです。
日本でもクリスマスシーズンなると見かけるようになったので、両者を食べ比べてみるのも楽しそうですよね。
イタリア生まれの伝統お菓子⑩:アマレッティ
一般的なクッキーとは違い、小麦粉を使わず、アーモンドパウダーを使っているため、杏仁豆腐のような風味があり軽いタイプの焼き菓子。
イタリア語では「少し苦い」という意味があり、スイートとビターの両方の種のアーモンドを使っています。
中身に何も入っていないのが一般的ですが、ナッツやチョコレートを入れたり挟んだりとバリエーションも豊富です。
また、フランスのマカロンと製法がよく似ていることから、マカロンの原型となったのではないかと言われるほど伝統的。
イタリアでも地方によって、大きさや食感が異なるので、食べ比べしてみるのも良さそうです。
ビスコッティやチョコレート!お土産におすすめのイタリアお菓子10選!
イタリアへ旅行へいったら、お土産選びも楽しみの1つとなると思いが、お土産選びをスムーズにするためにも、行く前のリサーチも大切です。
買い物中迷わないよう、ここではおすすめのお菓子を10選紹介したいと思います。
では、イタリアお菓子のお土産をみていきましょう。
おすすめのお土産には、以下のものがあります。
- バッチチョコレート(ペルジーナ)
- ジャンドゥーヤチョコレート(カファレル)
- キンダーチョコレート
- トリュフチョコレート( バルベロ)
- ロシェ(フェレロ)
- トロンチーニ( バルベロ)
- ムリーノビアンコ(バリラ)
- ローカーウエハース
- ビスコッティ
- ミニデザートチョコ(イカム)
続いて、イタリアお菓子のお土産を、それぞれ詳しくみていきます。
バッチチョコレート(ペルジーナ)
青いパッケージに銀の包み紙といえば、バッチで有名ですよね。
とはいえ、これがイタリアのチョコレートだという認知度は低いようでが、実はイタリアの定番のお土産となります。
丸ごと一粒のヘーゼルナッツとココアクリームが、チョコレートでコーティングされた濃厚で食べ応えあるチョコレートです。
バッチは1922年に発売された伝統的ともいえるお菓子で、販売元のベルジーナ社の戦略で1950年代には爆発的なヒットになりました。
バッチはイタリア語で「キス」という意味があり、愛のあるロマンティックなチョコレートです。
ジャンドゥーヤチョコレート(カファレル)
ジャンドゥーヤチョコレートは、トリノにあるお菓子店カファレルが作ったチョコレートです。
ヘーゼルナッツなどの数種類のナッツをペーストして、たっぷりとチョコレートに混ぜ込んであります。
ナポレオンの時代にはカカオが不足しており、カカオを十分に使うことが難しい時代がありました。
そんな時、かさましとして練り込んだヘーゼルナッツだったのですが、その美味しさが人気となり定番として親しまれるようになりました。
ジャンドゥーヤチョコレートを作っているお菓子メーカーはたくさんありますが、元祖をお土産にしたいのならカファレルのチョコレートがおすすめです。
キンダーチョコレート
イタリアのチョコレートはミルク系が多いので、甘すぎず苦すぎずで子供用のお土産にもおすすめです。
中でもおすすめなのが、Kinder Sorpresa(キンダー サプライズ)で卵と同じぐらいの大きさのチョコレート。
中は空洞になっていて、チョコレートを食べたり割ったりすると中からおもちゃが出来てます。
どんなおもちゃが入っているのかはお楽しみで、それもまた盛り上がりそうですよね。
おもちゃの種類は豊富なので、コレクションとして集めるのも人気です。
トリュフチョコレート(バルベロ)
イタリアのチョコレートといえば、トリュフチョコレートも定番ですが、中でも1883年創業のピエモンテにあるバルベロが有名です。
バルベロのチョコレートには、100年以上作り続けている特製トロンチーニを20%使用していており、それが人気理由の1つともなっています。
その他にも、ヘーゼルナッツを入れた食感のいいもの、レモンリキュールを使用したものと3種のトリュフチョコレートが自慢です。
一つ一つ包み込んであるので、ばらまき用のお土産としても人気が高いです。
また、チョコレートの入った缶もおしゃれなので、インテリアや小物入れとしても使用可能なのも嬉しいですよね。
ロシェ(フェレロ)
日本でも馴染みのある有名なチョコレートなので、見たことがあるという方も多く、日本のコンビニやスーパーなどでも置いてあることもあります。
どこの国のチョコレートか知らなかったけれど、イタリアだったんだ!と後から気づくことも少なくありません。
ロシェは、濃厚チョコレートの中に、サクサク生地のウエハース、丸ごと一つ入ったヘーゼルナッツと、食感のいいチョコレートです。
個別包装がしてありますし、ばらまき用のお土産としてもとても重宝します。
また、サクサク食感で甘すぎないことから、子供からも人気があるチョコレートなので食べすぎ注意ですね。
トロンチーニ(バルベロ)
トロンチーニは、トリュフチョコレートでも紹介したバルベロのヌガー菓子です。
伝統的なお菓子のヌガーは、たくさんのお菓子店で作られています。
トロンチーニは、はちみつや砂糖などを練った生地にヘーゼルナッツやピスタチオをふんだんに練り込みひと口サイズに切ったものです。
バルベロのトロンチーニはお土産としても人気や知名度も高く、個別包装されているのでばらまき用のや、ちょっと小腹が空いた時に口に入れるのにもおすすめです。
バルベロの作り方は独特で、通常よりも時間をかけて練り混んで作り上げるというこだわり。
ムリーノビアンコ(バリラ)
バリラはパスタで有名なので日本でも知られているメーカーですが、実はビスケットやクラッカーのようなお菓子もあるんです。
イタリアではカプチーノやエスプレッソと一緒に、バリラのムリーノビアンコのビスケットを食べるという朝食が定番となっています。
素朴なビスケットの他にも、チョコレートがサンドされたいたり、チョコチップが練り込まれていたりと、その種類は20以上にもなります。
種類が豊富にあるので、どれにしようか迷ってしまいそうですが、イタリアのスーパーで物色するのが楽しみになりそうですよね。
ローカーウエハース
ローカーのウエハースは、日本のスーパーでも見かけることがあるほど有名ですよね。
一口サイズなので、おやつにもいいですし、ばらまき用のお土産としても重宝します。
そんなローカーのウエハースは、合成着色料や保存料が無添加で、遺伝子組み換え食材を使わないというこだわりのあるお菓子です。
美味しいのに安全なので、子供用のおやつにも喜ばれます。
また、ヨーロッパのお菓子業界の名誉あるCandy Kettle Awardでは、賞を受賞したことのある大変優秀なお菓子。
大入りの物は、数種類の味があり食べ比べしたり、お気に入りの探したありする楽しさもあります。
ビスコッティ
ビスコッティは、イタリアの伝統菓子でトスカーナ地方で親しまれていました。
イタリア語で「二度焼いた」という意味があり、見た目はビスケットのようでも固めの焼き菓子です。
ビスコッティにもヘーゼルナッツなどのナッツがたくさん練り込まれているので、香ばしさと食感が絶妙です。
また、カプチーノやエスプレッソなどと一緒に出てくることも多く、浸して食べたりするのもおすすめ。
イタリア旅行中に、お気に入りのビスコッティをみつけてお土産にするのもいいですよね。
ミニデザートチョコ(イカム)
イカムは、1945年から続く老舗のお菓子店で、人気の始まりはチョコレートケーキでした。
その後、チョコレートづくりに目覚め、高級チョコレートと言われるほど有名になりました。
イカムのチョコレートを使う洋菓子店は世界中に点在するほどで、世界中のパティシエから愛用されています。
お土産として手軽に購入できるのが、ミニデザートチョコレートで、口どけのいいミルクチョコレートでとても食べやすいです。
ひと口サイズのチョコレートが、1箱に8個入っているのでばらまき用のお土産としても良さそうですよね。
「イタリア発祥のお菓子20選!伝統スイーツや人気お土産を紹介!」のまとめ
美食の国イタリアには、伝統のお菓子がたくさんあり日本でも定番のスイーツとして当たり前のようにお店にあります。
また、おしゃれなチョコレートや子供に人気のお菓子などもあるので、お土産やおやつとしても人気です。
イタリアへ旅行へ行くときには、スイーツ目当てのカフェ巡りや、お土産の買い物なども楽しくなりそうですね。