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2018/12/03

ニューカレドニアの通貨はCFP。物価は高い?安い?日本と比較

「天国にいちばん近い島」として日本でも人気のニューカレドニア-。
南太平洋に浮かぶ数十の群島からなるこのフランス領は、観光旅行や新婚旅行で訪れる人も多い場所です。

ここでは以下に、ニューカレドニアの通貨単位にはじまり、物価が日本と比べて高いか?安いか?旅行する際の予算の目安は?などを考察していきましょう。

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ニューカレドニアの通貨はCFP(フレンチパシフィックフラン)

ニューカレドニアの通貨(CFP)への両替方法

ニューカレドニアはフランス領であり、そのため法定通貨はCFP(フレンチ・パシフィック・フラン)というタヒチと共通のフランになります。

このCFPへ両替するには、「日本で両替する」ケースと「ニューカレドニアへ行ってから両替する」ケースの2種類があります。
日本で両替する場合には、取り扱いのある銀行や両替所、もしくは成田や関空で日本円から、CFPに両替してもらうことができます。

ニューカレドニアへ着いてから両替する場合には、マジェンタ空港やヌーメア=ラ・トントゥータ空港などの空港施設内、または、ホテル内、銀行、カジノなどで両替することができます。
そして実は、日本で両替するよりも、現地で両替する方がCFPのレートが安いので、できるだけ現地で両替する方をオススメします。

ニューカレドニアでは、クレジットカードを利用するのがおすすめ!

ニューカレドニアでは、ホテルはもちろん、レストランやお土産店、スーパーマーケットなどほとんどの利用する公共施設でクレジットカードが利用できます。
CFPに両替して現金で買い物や決済をするのも良いですが、もし余って再度両替する場合に手数料を余分に取られてしまいます。

ですから、ニューカレドニアでは、最低限の金額のみCFPに両替しておき、あとはクレジットカードで決済を行った方がお得です。

ニューカレドニアの税金は?

ニューカレドニアには、消費税がありません。
更に物品税もありません。

精算の際にかかるのは、サービス税というもので、これが5%上乗せされます。

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ニューカレドニアの物価は日本に比べて高い?安い?

ニューカレドニアの物価を考える人

ニューカレドニアは物価が高い分年収も高い?

ニューカレドニアは、南太平洋に浮かんだ絶海の群島です。
そのため、食材をはじめ日常品などほとんどの物品をフランス本国や、周辺諸国であるオーストラリアやニュージーランドからの輸入に頼っています。

ですから、ニューカレドニアの物価は日本と比較すれば、全般的にとても高いです。
だいたい日本の物価の3倍ぐらいだと思っておけば間違いないでしょう。

その高い物価の中でもとりわけ高いのが、「外食費」です。
ニューカレドニアで、普通に街のレストランでランチを取ろうとすれば、1500~3000CFPのメニューが相場です。

1CFP=約1.11円のレートなので、外食するたびに最低でも、2000円以上は覚悟しなくてはいけません。
更にホテルでバイキング形式の朝食を取る場合にも、最低でも一人3000円以上が相場であり、ニューカレドニアに滞在するのであれば、まずは食費を余分に見ておく必要があるでしょう。

これほど物価が高いのだから、ニューカレドニアの現地の人々はさぞ、年収(所得)も高いのだろうと思う人もいるでしょう。
しかし、2016年度のデータによれば、ニューカレドニアの平均年収は、約280万円で、日本の平均年収440万円と比較しても大きく下回るのです。

ニューカレドニアの人々の主な職業は観光業もしくは漁業であり、現地の人々は、高い物価のためあまり消費せず、節約しながら生活しているようです。

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ニューカレドニアの物価が高い理由

ニューカレドニアの物価が高い理由①:基本的に物資は輸入品

何度も申し上げるように、ニューカレドニアは数十の島々から成る南太平洋のフランス領です。
主な産業は漁業と観光業であり、魚介類以外の食物や食料品、生活雑貨や日用品もほとんど海外からの輸入品に依存しているわけです。

そのため、食品も日用品もすべてのものに、高い輸送コストがかかった分価格に上乗せされることになり、ニューカレドニアでは、全判的に物価が高くなっているわけです。
特別レストランやホテルなどが、海外からの観光客をあてこんでぶったくっているというわけではなく、食材そのものや日用品そのものがもともと高い輸送コストが乗っかっているために高いのです。

レストランやホテルの接客態度はむしろ良い方であり、とてもフレンドリーな国民性がニューカレドニアの人々の気質ですし、チップも貰う習慣がないことからも、ニューカレドニアの人々は良心的であることはわかります。

やはり、自給自足で足りる物資や食料がほとんどなく、輸入コストの乗っかった物品が普通であるという物理的な理由が大きいのです。

ニューカレドニアの物価が高い理由②:離島が多い

ニューカレドニアはただでさえ海外からの輸入物資に頼っているため、その高い輸送コストの上乗せで物価がたかいのですが、これに輪をかける地理的な理由もあります。
ニューカレドニアは、首都ヌメアのある最も大きな島・グランドテール島以外にも、数十の離島群から成り立っている国です。

そして、日本人もよく知る「天国にいちばん近い島」で有名なウベア島など、多くの観光客が訪れる島々は、首都ヌメアよりも更に物品や水、食料は輸送コストが上乗せになり高くなっています。
具体的には、離島になれば、250ml入りの水が400円以上もすることは当たり前の世界です。

これらは、ニューカレドニアでは当たり前の概念として頭に入れてから旅行に行く必要があります。

ニューカレドニアの物価が高い理由③:朝食の付かないホテルが多い

日本人観光客がニューカレドニアを訪れて、必要以上に物価が高いと感じる理由に、「朝食が別料金のホテルが多い」という点です。
宿泊費そのものの相場だと、ニューカレドニアのホテルの宿泊費は、日本円で18000~28000円程度が相場といった感じで、そこまで高いという価格帯でもありません。

しかし、この多くが「朝食は付かない」、「朝食は別途」というホテルが多く、この朝食代金が3000~5000円程度が相場だからです。
このため、観光客は1泊するごとに朝食だけで毎日5000円近くも余分に出費することになってしまい、必要以上にニューカレドニアの物価の高さを痛感することとなるわけです。

<下に続く>

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:交通

タクシー

ニューカレドニアのタクシーにかかる料金は、日本のように往来で手を挙げて捕まえるというものではなく、必ず呼び出しをして来てもらわなくてはなりません。
この呼び出し料金が、170CFP(約182円)で、あとは距離に応じてメーター料金となります。

日本の場合、東京で初乗り料金が410円(約1㎞強まで)ですから、タクシーに関しては、ニューカレドニアは安いと言えます。

バス

ニューカレドニアでは、首都ヌメアでは、平日には15~30分おき、土日や祝日には、30~40分おきに乗合バスが走っています。
このバス料金は、大人で一律210CFP(約225円)、子ども(3歳~10歳)で、一律100CFP(約107円)になっています。

日本の場合、路線バスの料金は、最低運賃が220円程度~、距離に応じて上がっていくのが普通なので、距離に関係なく一律210CFPのニューカレドニアの方が安いと言えるでしょう。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:通信費

日本では、スマホやモバイル端末からインターネットを使う場合には、ドコモ、au、ソフトバンクといったキャリアが電波を飛ばしていますが、ニューカレドニアでは、キャリアの電波は飛んできません。
ですから、ニューカレドニアでネットや通信を使う際には、キャリアが現地の電波を借りて使うようにします。

これを国際ローミングというのですが、この利用料は1日あたりおよそ3000円とかなり割高料金になります。
なので、ニューカレドニアにおいて最も通信費を安く上げる方法は、現地用のポケットWiFiをレンタルして、そこ経由でネットにアクセスするやり方です。

この方法なら、複数人でシェアできて1日当たり1000円程度で済みます。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:コンビニ

ニューカレドニアには、日本のように24時間営業のコンビニはありません。
その代わりに、首都ヌメアには大型ショッピングモール式(日本でいえばイオンのような)のスーパーや、ミニスーパー(これが日本でのコンビニのようなもの)があります。

お水

まず、ニューカレドニアにおいては水道のインフラはかなり整っており、基本的に首都ヌメアのような地域では水道水も飲むことができます。
しかし、ウベア島をはじめとする離島では水道水は飲用には向かないでしょう。

スーパーでは、地元の山で採取される天然水の『モンドール』が売られており、その価格は500mlで80CFP程度、1.5lで150CFP程度と安いです。

お酒

お酒、アルコール類に関しては、ニューカレドニアでは基礎知識として知っておかなければならない事項があります。
それは、「アルコールの販売規制」があるということです。

具体的には、「金土日並びに地元の学校のある水曜日には、正午以降の酒類の販売を禁止する」という規則があるのです。
次に、お酒の物価も高く、一般的なウイスキーの販売価格は日本の販売価格の約2倍です。

タバコ

ニューカレドニアは世界的な嫌煙の流れとは無縁に、街中いたるところに灰皿が設置されている「喫煙天国」です。
往来でも歩きタバコをしている現地の人も多く、喫煙には大変おおらかな土地柄となっています。

ただし、御多聞に漏れずタバコの価格も日本よりだいぶ高いです。
免税店で安くても1カートンで7000円程度はするので、1箱(20本入り)あたり700円ということになりますね。

尚、現地で買うのは高いからといって日本から大量にタバコを持ち込んでも、空港で200本以上は没収されてしまいますので注意しましょう。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:レストラン

ニューカレドニアはフランス領ということもあり本格的なフレンチレストランが多数あり、その他にも中華やイタリアン、和食のレストランもあります。
海に囲まれた島なので魚介類を使ったシーフードメニュー豊富で美味しいのが特徴ですが、その価格はやはりかなり高めの相場です。

目安としては、ブレックファースト(朝食)とランチ(昼食)のメニューでだいたい、1800CFP(約2000円)程度で、ディナー(夕食)になると、3500~7000CFP(約4000~8000円)程度と、かなりお高目です。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:ローカルフード

ニューカレドニアの外食が非常に高いのは、一重に食材が海外からの輸入品だらけでありその輸送コストが価格に乗っかってるからに他なりません。
その反面、地採れの魚介類やパンなどは物価も高くなく、ニューカレドニアで採れる食材は、ヌメア市内であればマルシェ(朝市)も開かれているので、新鮮で安く購入することも可能です。

キッチンの付いている宿泊施設に泊まれば、地採れの魚介類やパンを買い込んで自炊するとコストは大幅に削減できるでしょう。
ちなみに、フランス領ということもあり、地元で作られたフランスパンはとても美味しいです。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:ショッピング

言うまでもない事ですが、ニューカレドニアで衣服や日用品、電化製品などを購入する場合には、日本より遥かに高い価格で買うことになります。
こういった日用品はほとんどすべてが、海外からの輸入品なので、高い輸送コストがかかるからです。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:観光・アクティビティ・テーマパーク

ニューカレドニアは、数十もの群島国家なので、それぞれの島々に個性があり、それだけでも良い観光ができます。
また海に囲まれた島のために、マリンスポーツを中心とした海のアクティビティがたくさんあります。

スキューバダイビングをはじめ、水上バイクやマリンジェットツーリングなど数々の水上アクティビティがありますが、価格はだいたい10000~20000CFP(約11000~22000円)程度は見ておいた方が良いでしょう。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:ホテル

ニューカレドニアには様々な形態のホテルがあります。
また、島によっても特徴や宿泊費の相場も違うので一概には括れませんが、だいたい平均すれば、一泊10,000~25,000CFP(約11000~27000円)程度の宿泊費が相場のようです。

これは日本のホテルとほぼ同じ程度から若干高い程度です。
ただし、朝食が付かないホテルも多いので、朝食分の予算は別に見ておく心構えも必要でしょう。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:チップ事情

ニューカレドニアにはチップの習慣はありません。
この点は、日本と同じなので楽ですね。

ニューカレドニアの物価を日本の物価と比較:お土産

ニューカレドニアのお土産は、食品から日用品、工芸品までたくさんあります。
中でも代表的なお土産としては、特産品であるバニラエッセンスやニアウリ石鹸、チョコレートなどが挙げられます。

価格は、ニューカレドニアの特産品に関してはそれほど高くないのでオススメです。

<下に続く>

ニューカレドニアで特に物価が高いものと安いものは?

ニューカレドニアの物価を感じるクルーズ

ニューカレドニアで特に物価が高いもの

全般的に物価が日本の3倍も高いニューカレドニアにおいて、特に物価の高いものは、やはり「外食費」と言えるでしょう。
日本人が、ニューカレドニアに予備知識もなく新婚旅行などで訪れて感想として漏らすのが必ず「食事が高かった」ということです。

そのレストラン等の価格の相場については、前述した通りであり、中長期の滞在ともなれば、外食費だけで相当な出費となってしまいます。
この点は、最も頭に入れた上でニューカレドニアに旅行に行くようにしましょう。

長期滞在を計画している場合には、できるだけ外食しなくて済むように、キッチン付きで自炊可能な宿泊施設をセレクトするなど工夫が必要です。

ニューカレドニアで特に物価が安いもの

物価が日本の3倍と非常に高いニューカレドニアで物価が安いものはあるのでしょうか?
実は、身近なものであります。

それはパン(フランスパン)です。
かなり大きなバケットサイズでも、100CFP(約110円)程度で買うことができます。

しかも、さすがフランス領だけあって、味が抜群に美味しいのです。
ですから、ニューカレドニアでできるだけ出費を抑えて長期の旅行がしたい場合などは、外食をせずに済むキッチン付きの宿を抑えて、安くて美味しいフランスパンとおかずで自炊生活をするのが賢いやり方です。

<下に続く>

物価の高いニューカレドニアまでの渡航費用は?

ニューカレドニアまでの渡航費用としては、個人旅行プランで行くのか?パックを利用するのか?でだいぶ違ってきます。
個人旅行で成田空港からの直行便の場合、安いチケットだと往復便(エコノミークラス)で約45000円~になります。

もちろんパッケージツアーを使った場合には往復航空運賃+ホテル代なども込みで割安になります。
参考までに、成田空港発着でニューカレドニア4泊6日のパックツアーの場合、往復運賃+ホテル代(+夕食代)で約9~10万円からあります。

<下に続く>

物価の高いニューカレドニアを旅行する予算の目安は?

ニューカレドニアに旅行する場合には、往復運賃とホテル代(宿泊費)以外の予算はどれぐらいが目安なのでしょうか?
基本的に、何日ニューカレドニアに滞在するかで大きく変わってきます。
目安としては、現金(CFP)は常に日本円に換算して1~2万円程度の手持ちはあるように用意し、物価が全般に日本より遥かに高いニューカレドニアでは、それ以外の決済はすべてクレジットカードで行うのが賢い方法です。

基本的におこずかいは1日あたり10000CFP程度は必要になるでしょう。

<下に続く>

ニューカレドニアの物価に関するまとめ

ニューカレドニアの物価に対応済みの人

ニューカレドニアの通貨や、その物価の相場について様々な観点から考察してきました。
総じてニューカレドニアの物価は日本の約3倍、といわれるほど高い国です。

そういった基礎知識を頭に入れずに少ない予算でニューカレドニアに観光旅行や新婚旅行などで行くと、現地で身動きが取れなくなると言った最悪の事態になりかねません。
せっかく行くのなら周到な計画と、予算を用意してから行きたいものです。

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