【治安の前に】フランスってどんな国?
西ヨーロッパに位置するフランスは、正式名称をRépublique française、フランス共和国といい、首都をパリに持つ国です。観光地として大変人気で、毎年8000万人以上もの人が観光に訪れる、世界で一番外国からの観光客が多い国でもあります。
パリをメインに芸術や哲学が発展した文化的中心地としての顔を持っています。
その為、各地に数多くの歴史的な建造物や芸術作品がありながら、ファッションやアート等常に新しいものを発信し続けてもいます。
また、ヨーロッパきっての農業国でもあり、食文化も発展しているのでグルメを楽しむことにも最適な国です。
ヨーロッパを訪れるならまずフランス、と言う人も少なくないでしょう。
花の都とも言われる首都、パリにはエッフェル塔や凱旋門、ルーブル美術館等数多くの有名な観光名所が数多くあり、フランス内で最も観光地として人気があります。
その他にも北部のモンサンミッシェルや南部のニース等、フランス中に魅力的な観光地があり、一度訪れるだけでは満足しきれない国です。
フランス旅行といえばパリを思い浮かべる人が多いと思いますが、フランスでは“パリはフランスではない”と言われるくらい、その他の土地でもフランスの魅力を最大に感じることのできる魅力満載の国なのです。
フランスの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい
海外旅行にいく際に参考にしたいのが、外務省が発表する危険レベルです。
危険レベルには1~4の段階があり、フランスは危険レベルが設定されていませんが、各危険レベルについて解説します。
レベル1/黄色
“十分注意してください。”と書かれたレベル1の国は、治安は全体的には安定していても、スリや強盗等の犯罪が多発していたり、デモによって観光客が怪我をしたり、つかまったりと、巻き込まれる危険性のある国です。*渡航する際には特別な注意が必要です。
レベル2/山吹色
“不要不急の渡航は止めてください。”と書かれたレベル2の国は、絶対渡航してはいけないレベルではないですが、渡航を検討し、どうしても渡航することになった場合は十分に安全措置を講じなければいけません。
レベル3/オレンジ色
“渡航は止めてください。”と書かれたレベル3の国は治安や情勢が安定しておらず、渡航者が武装勢力に危害を加えられる危険性の高い国です。
渡航者の命の危険もある為絶対に渡航してはいけません。
レベル4/赤色
“退避してください。渡航は止めてください。”と書かれたレベル4の国は政治が機能しておらず、渡航者に命の危険が及ぶ可能性の高い国です。
滞在中の人も、自分のいる国がレベル4に指定されたら別の場所へ避難する必要のある大変危険な国です。
フランスの治安状況は?
フランスは危険レベルが設定されていないので、、治安が悪いわけではない、比較的安全に旅行できる国と言えます。
しかし、世界中のどこにいにいてもそうですが、絶対に犯罪に巻き込まれない国は存在しません。
世界一観光客の訪れる国だからこそ、観光客をターゲットにした犯罪も多発しています。
不法滞在の移民たちが、観光客をターゲットに組織的にスリ等の犯罪を行っているケースも少なくありません。
そういった犯罪組織がフランスでは長年にわたって問題視されており、フランスという国の歴史に根付いた社会問題となっている為、最大限の注意が必要です。
また、パリやニース、リヨンといった人口の多い都市か、地方の田舎町か、によっても治安のレベルは変わります。
外務省の海外安全ホームページによると、フランスは危険レベルこそ指定されてはいないものの、“テロに対する特別な警戒が必要です。”という表示がされています。
こういったテロや、デモ等巻き込まれる等、危険性の高い事件は主に都市で起こります。
地方はテロやデモ等に遭遇する可能性は低く治安面でも安定していることが多いですが、外国人が犯罪に巻き込まれた際の対応が都市よりもスムーズにいかない場合もあるので、比較的治安の良い田舎町でも十分に警戒して観光する必要があります。
首都パリの治安状況は?
観光でフランスに訪れる人の多くが首都パリでの観光を計画しているでしょう。
しかし、首都パリの治安状況は決してフランス国内の中では良い方とは言えません。
不法滞在の移民等をまとめる犯罪組織が存在し、その末端にいる若い子供の移民を使ってスリや詐欺等をさせています。
そういった組織の末端の人達は生きていく為に必死で犯行の機会を伺っています。
主にオペラ座付近やシャンゼリゼ通り等の、道路やメトロの駅といった観光客が集まりやすい場所でスリや窃盗等のターゲットを狙っている場合が多いです。
人が集まる場所ではとにかく警戒する必要があります。
また、昨今パリの治安で気になる点と言えばデモではないでしょうか。
本来デモは政権に対する抗議活動としてルールを守って行われるものですが、そこに暴徒や野次馬が加わり、暴力的なものになる可能性があります。
有名建造物や有名店が壊されたり燃やされたりする過激なデモに巻き込まれない様、情勢のチェックや、交通機関のホームページチェックはこまめにしておきましょう。
治安のいいフランスでも気をつけるべき犯罪5選
そうは言っても、危険レベルが指定されておらず、多くの外国人観光客を受け入れているフランスは、比較的治安の良い国と言えます。
そんな治安の良いフランスでは特にどういった犯罪に気を付ける必要があるのでしょうか。
こちらでは、フランスで気を付けるべき犯罪を5点ご紹介していきます。
気をつけるべき犯罪①:スリ
フランスの治安面で一番気を付けなければならないことは、何と言ってもスリでしょう。
スリと言えば犯罪者個人が行う犯行をイメージしがちですが、フランスのスリは、背景に犯罪組織がからんでいることがほとんどです。
10代くらいの若いスリが複数人で犯行を行う場合が多く、綺麗な身なりで学生を装って近づいてくる場合もあります。
複数人で行動している為、財布を取られたと思って相手を追いかけても、既に逃げる途中で別の仲間に盗品を渡している為、盗んだ当人をつかまえても財布が返ってくることはまずないでしょう。
スリは人の集まりやすい場所どこにでも存在します。人通りの多い道路や電車の中、駅のホームはもちろんですが、美術館や有名な建造物等、入場料が発生する場所にもいます。
巧妙に相手に気付かれない様にバッグを開けて物を盗る手口が最も多いので、バッグの開け口は手で押さえておく等、スリのバッグを開ける隙をなるべく与えない様に警戒しましょう。
また、スリは強盗ではないので相手が自分の犯行に気付いていると思った途端、騒がれる等の面倒を避けて手を引く場合が多いです。
バッグを押さえて怪しい人を見る等、スリに警戒しているそぶりを見せるだけでもスリのターゲットから外れる可能性が高いのでなるべく警戒して歩くと良いでしょう。
気をつけるべき犯罪②:詐欺
スリと同じく、犯罪組織がからんでいる可能性が高い詐欺もフランスには沢山存在します。
一番多いのが、署名活動をさせる手口の詐欺で、人通りの多い場所で署名を求める人がいたら注意しましょう。
署名をしている間に財布をすったり、署名した後に最初に説明されていなかった高額の寄付金を請求される事件が多発しています。
署名を断ったら暴言をはかれる場合もありますが、怪しい署名活動はどれだけ頼まれても無視しましょう。
また、困っている観光客を装い、「Do you speak English?」と英語を話せる人を探しているフリをするケースもあります。
こちらも囲まれて持ち物を取られたり、金品を請求される詐欺の場合があるので、言語に自身があっても無視しましょう。
他にも、道を聞くふりして地図を広げ、今いる場所を地図で指さしてくれ、等と言ってくる人もいます。
地図を見て説明している間にスリをはかる犯罪ですが、普通の人はまずあからさまに観光客とわかる人には道を尋ねないので、断りましょう。
また、ミサンガを路上で売っていて、試しに着けてみて、と腕に巻いてくる詐欺も沢山見られます。
腕に巻かれたらもう外れない仕組みになっており、代金を請求されてしまいます。
財布を出した時点で財布に入っているお札を根こそぎ取ろうとしてきたりと悪質なので、ミサンガを売っている人達を見かけたらとにかく腕を隠しましょう。
気をつけるべき犯罪③:ひったくり
ひったくりも、フランスで気を付けるべき犯罪の1つです。
政権が安定しており、比較的治安が良いとされる国で最も気を付けるべき犯罪は、こういった個人の金品を狙った犯罪なのです。
ひったくりで狙われやすいのはハンドバッグや、スマートフォン、カメラ等です。
特にスマートフォンは、アイフォン等の人気機種のデータを初期化し、販売するルートが確立しています。
あまり観光客が訪れない様な路地裏の店等でそういった盗品のスマートフォンが平然と売られているので、盗んだスマートフォンは簡単に現金にかえることができます。
その為、ある程度持ち主が警戒している財布よりも気軽に路上で手に持って操作しているスマートフォンの方が狙われやすいです。
気をつけるべき犯罪④:置き引き
治安の良し悪し関係なく、海外では体から離した荷物は“どうぞ盗んでください”と言っているのと同じことだと思ってください。
レストランで食事中にお手洗いに席を立つ時や、ホテルのロビーでチェックインする時、どんな時でも自分の荷物は全て持って行動しましょう。
犯罪組織の末端の人達はどんな場所でも目を光らせています。
比較的治安が良いとされていても、お小遣い稼ぎ感覚ではなく、生きる為に必死で盗みをする人がフランスには沢山存在します。
旅行者である以上、常に盗みのターゲットにされているという意識をもつ必要があるでしょう。
気をつけるべき犯罪⑤:睡眠薬混入
これもたまに存在するケースです。
日本に住んでいたことがあると言って日本語で話し、近づいてくる人には気を付けましょう。
一杯奢ると言われて睡眠薬の混入された飲み物を渡され、眠った隙に暴行されたり、金品を盗られたりします。
相手から渡された飲み物を飲まない様に気を付けるだけでなく、お店もグルである可能性もゼロではないのでお酒を奢ってもらう等は旅行中はなるべくさけたほうが良いかもしれません。
治安のいいフランスでも注意するポイント10選
治安が比較的良い国の中でも、フランス、欲にパリは主に盗み関連の犯罪に巻き込まれる可能性が高いです。
海外旅行をするにあたって、どんなに治安の良い場所へ行くとしても、防ぎようのない犯罪に巻き込まれることもありますが、注意して犯罪に巻き込まれるリスクを減らすことはできます。
ここでは、比較的治安が良いと言われるフランスで注意すべきポイントを10点ご紹介していきます。
注意するポイント①:保険に入る
出発前に、海外旅行保険に入っておくのがおすすめです。
保険にはいったからと言って治安状況が変わる訳ではありませんが、怪我をした場合の治療費や盗品の補償等、何か起こってしまった後で金銭面に不安を抱えずに済みます。
保険適用になる様な何かがあった際、保険会社へ電話連絡すると的確なアドバイスがもらえるので、被害を最大限に押さえることができます。
クレジットカードに海外旅行保険が付いている場合も多いので、一度クレジットカードの保険について調べておくのも良いかもしれません。
注意するポイント②:警戒心を持つ
スリ等の犯罪者は、外国人観光客を主なターゲットにしますが、その中でも警戒心の薄い人は狙われる可能性が高くなってきます。
混雑している訳でもないのに接近してくる人や、駅のホームにいるのに電車に乗る様子の無い人等、少しでも違和感を覚える人がいたらその人の行動に注意しましょう。
大抵の場合、スリ等は不特定多数の人間をターゲットにしており、少しでも狙いにくいと思った相手はスルーして罰のターゲットを探しに行きます。
すぐ後ろをついてくる人はわざとらしくやり過ごして先に行ってもらったり、盗む機会を伺っている様な人はわざとその人が見ているところでしっかりとバッグを抱えたり、“警戒しているぞ”という雰囲気だけでも見せると、狙われる可能性はグッと低くなります。
注意するポイント③:ながら歩きはNG
歩きながら他のことに注意がそれている場合も、治安があまり良くない場所ではスリや窃盗の被害にあう危険性が高まります。
スマートフォンを見ながら歩いていたり、地図やガイドブックを確認しながら歩くのは危険です。
スマートフォンは、見ながら歩いているとそのままひったくられることがあります。
なるべく、写真を撮るときや地図を見るとき、SNSのチェックをするときは歩きながらではなく、どこかで立ち止まって、もしくはお店の中でする様にしましょう。
注意するポイント④:重要な言語は覚えておく
フランスではフランス語が公用語です。
観光地等の外国人が多く訪れる場所なら英語が通じる場合も多いですが、なるべく何かあった時に使う言語はフランス語で覚えておきましょう。ここで、いくつか緊急時に役立つフランス語をご紹介します。
Au secours.
オー スクール
(助けて)
Appelez la police.
アプレ ラ ポリース
(警察を呼んでください)
助けを呼びたい時に使えます。
また、強盗などに何か要求されたり、緊急事態の時に説明されていて相手が何を言っているかわからない時には、
Je ne comprends pas.
ジュ ヌ コンポン パ
(わかりません)
と言いましょう。
あえて要求に従わないんだ、と相手に思われると余計な危害を加えられる可能性があるからです。
数回繰り返し声に出して読んで、道中何度か頭の中で繰り返しておくと良いでしょう。
注意するポイント⑤:危険な地域にはいかない
フランスは国としては全体的に危険レベルが指定されていませんが、現地の人でさえ行くのをためらう様な治安の悪い危険なエリアも存在します。
例えばパリ郊外北部なんかはパリ在住の人達でもなるべく行かない様にしています。
犯罪が多発している治安の悪いエリアへは近寄らない様にしましょう。
窓ガラスが割れていたり、建物の至るところに落書きがされていたりと、目に見えて殺伐としていて危険そうな所へは足を踏み入れない様注意してください。
注意するポイント⑥:夜間や寂しい場所で一人歩きはしない
治安の良い所でも、夜間や寂しい場所での一人歩きは避けましょう。一人で歩いていると、複数人で行動するよりも犯罪に合う可能性が格段に上がってしまいます。
一人で行動をしなければいけない場合はなるべくタクシーを使ったり、暗くなってから外を出歩かない様にしましょう。
タクシーは必ず「TAXI PARISIEN」という白いタクシーランプのついた認可タクシーを選んで乗りましょう。
一人旅でフランス旅行を計画している人は、日照時間の長い夏に旅行するのがおすすめです。
注意するポイント⑦:危ないと思ったら助けを呼ぶ・逃げる
いくら気を付けて治安の悪い場所を避けていても、危険な目にある可能性はゼロではありません。
危険な目に合いそうになったら、助けを求められそうな場合は助けを求めましょう。
そして、何かあった場合は抵抗せずに逃げてください。
強盗に会った際はバッグを渡してしまう等、とにかく自分の体・命を最優先に考え、行動しましょう。
危険そうだな、と感じた時は思い過ごしかも…と思わず元の場所に戻ったり、大きなホテルのロビー等、信頼できそうな人のいる場所に行く様にすることをおすすめします。
注意するポイント⑧:現金を沢山持ち歩かない
スリや強盗に会って財布を無くしてしまった場合、海外旅行保険に入っていても現金は補償されません。
クレジットカードはクレジットカード会社に電話をして止めてもらうことができますが、現金は持っている分を失えば戻ってくることはありません。
普段現金での買い物に慣れている人はフランスでショッピングを楽しむためにできるだけ現金を用意しがちですが、両替は最小限におさえ、なるべくカードで買い物をする方がおすすめです。
買い物の際に財布に現金が沢山入っている所を見られると強盗のターゲットになる危険性もあります。
現金でしか買い物できない店もありますが、クレジットカードから現金をおろせるATMも沢山あるので、都度現金を用意すると良いでしょう。
注意するポイント⑨:万一の場合を想定してシュミレーションしておく
もし、財布を無くしてしまったら、パスポートを取られてしまったら…あまり考えたくないことかもしれませんが、何かあった場合のことをシュミレーションしておくことも大切です。
クレジットカードを止める為の連絡先や日本大使館への連絡先等をひかえた紙をいくつか用意し、いろんな場所に入れておくことをおすすめします。
どんなに治安の良い場所でも、どれだけ注意していても、100%犯罪被害にあわないという補償はありません。
なので、被害にあった時にダメージを最小限にとどめる工夫をする必要があります。
注意するポイント⑩:現地の情報をチェックしておく
フランスは治安が悪くないものの、デモやストライキが多く、交通機関が麻痺することが頻繁にある国です。
デモで人が集まったり、ストライキで一部交通機関が使えず他の交通手段に利用者が集中すると混雑が生じます。
混雑した場所ではスリ等の犯罪に合う危険性があがる為、なるべく避けてタクシーに乗る等早めの決断ができる方が良いですよね。
例えばパリ市内だと、デモ(manifestation)やストライキ(Grève)の予定表を交通機関のホームページで見ることができます。
あらかじめデモのある場所を避けたり、ストライキしている交通機関を使わないスケジュール組みができるとより楽しく旅行できるでしょう。
治安のいいフランスで、戦争の危険性はある?
危険レベルが指定されていない、比較的治安の良いフランスで戦争の危険はあるのでしょうか。
フランスは政権が安定している為、いきなりフランス国内で他国との戦争が勃発する様なことはなかなか無いのではないでしょうか。
しかし、フランスは決して情勢が落ち着いているとは言えません。
2018年12月、マクロン政権が2019年より燃料税を上げると発表したことからはじまった「黄色いベスト運動」と呼ばれるデモ活動はパリで暴動が起きるまでの大規模な、そして長期的なものになりました。
パリのシャンゼリゼ通りで起こった暴動では商店などが火をはなたれる等して壊され、略奪の被害にもあいました。
国同士が起こす戦争ではありませんが、こういった暴動に巻き込まれることは大変危険であり、遭遇した場合は避難する必要があります。
また、フランスには多くの移民が暮らしています。
そういった移民の人達は元よりフランスに住んでいる人達よりも労働条件が悪く、収入が低く、不当な扱いを受けていると感じる人がとても多いのです。
フランスでおこるデモやテロ事件は古くからフランスに根付く移民問題とも密接な関わりがあり、この移民問題が解決しない以上、フランスが平和な国だと安心しきることはできないかもしれません。
治安のいいフランスで、テロの危険性はある?
治安が良いとされるフランスですが、テロの危険性は大いにあります。
フランスはアフリカへの軍事介入やシリア等への空爆を続けている為、国際的なイスラム過激派組織からテロの標的になっています。
実際、2015年から2018年の間に16件ものテロが起きており、ヨーロッパの中でも最もテロ被害の多い国と言えます。
また、テロは首都のパリだけでなく、ニースやマルセイユ、リヨン等南北様々な都市でも発生しています。
おそらく、今後も発生する可能性はあるでしょう。
テロはいつどこで起こるか予測が不可能なので避けることはできません。
しかし、なるべくフランスの祭日や、ラマダン期間中に、人が多く集まる場所やキリスト教系の施設に行くこと等は極力避けましょう。
フランスでのテロ対策として、「SAIP」というアプリをインストールするのもおすすめです。
テロが発生した時に素早くどこでどの様なテロがあったか通知してくれ、発生現場近くにユーザーがいる場合はどうしたら良いかの指示が表示されます。
英語表記もあるので、フランスへ旅行を予定していたらダウンロードすることをおすすめします。
自分を守る為に傾向と対策を
治安が良いとされ、観光で最も人気のある国フランスですが、決して安心してのほほんと過ごしてはいけない国だということをおわかりいただけたのではないでしょうか。
世界中のどんな治安の良い国にいても犯罪に合う可能性はゼロではありません。
起こるべき事態をあらかじめ予測しておき、それを防ぐにはどういう対策をすれば良いか、そうなってしまった場合にどういった行動をとれば良いか考えておきましょう。