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2019/07/10

ベルリンで人気のおすすめ観光地25選!

ドイツの首都ベルリンは、ドイツや世界の様々な歴史を刻んだ都市です。
ヨーロッパの中でも中心付近にあり、他の都市や国などへの旅行も行きやすく、周遊しながら旅行を楽しむこともできます。

そんなベルリンには近代的な建物、歴史的な建物、ベルリンの歴史を伝えるベルリンの壁など多くの観光地があります。
そこで今回は、ベルリンで人気のおすすめ観光地をご紹介します。

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ドイツのベルリンってどんなところ?観光の魅力は?

ベルリンとはドイツの首都で、ドイツの北東、隣国ポーランドの近くに位置しています。
人口は約358万人で、ヨーロッパ諸国の中でも特に人口が多い都市の1つです。

以前は、「ベルリンの壁」で東ベルリンと西ベルリンに分離されていたこともあり、様々な歴史や文化が刻まれ、今もその形跡を見ることができます。
ベルリン観光の魅力と言えば、素晴らしい建物が多いのはもちろんのこと、ベルリンの歴史や芸術、政治などを知り、肌で感じれることです。

ベルリンの歴史を感じるブランデンブルク門、チェックポイントチャーリー、イーストサイドギャラリーや、芸術を感じるベルリン大聖堂、ペルガモン博物館、ベルリン・フィルハーモニー、ジャンダルメンマルクト、政治と近代的な場所であるポツダム広場など、様々な分野の観光スポットがたくさんあります。

ベルリン観光の基本情報
時差 -8時間。サマータイム期間は-7時間。日本のほうが8時間すすんでいます。
フライト時間 日本からの直行便は就航なし。ルフトハンザ航空などでフランクフルトや他ヨーロッパ諸国での乗り継ぎが必要。日本からは、乗り継ぎ時間も含めて14~20時間ほど。
言語 ドイツ語
通貨 Euro(ユーロ)、1ユーロ=122円(2019年7月現在)
ベストシーズン 暖かく日照時間も長い6月~9月
気候 10月頃には冬の寒さとなり、5月までは長袖が必要。特に、12~2月がもっとも寒く、0度以下になることもある。6~9月は25度以上の日もあるが、湿度が低いのでカラッとした暑さ。昼と朝晩の気温の差が激しい日もあるので、上着での調整が必要。

ベルリン中心部だけに焦点を当てると、比較的短い時間で見て周れるので、時間が限られている方でも楽しめるというのも魅力の1つです。

<下に続く>

ベルリンで人気のおすすめ観光地25選!

では、ベルリンの観光地をみていきましょう。
ベルリンには、以下の観光地があります。

  1. ブランデンブルク門
  2. ドイツ連邦議会議事堂
  3. 6月17日通りの蚤の市
  4. ホロコースト記念碑
  5. ポツダム広場
  6. ソニーセンター
  7. ベルビュー宮殿
  8. 戦勝記念塔
  9. ベルリン大聖堂
  10. ベルリンテレビ塔
  11. ウーラニアー世界時計
  12. ジャンダルメンマルクト
  13. ベルリン・フィルハーモニー
  14. シャルロッテンブルク宮殿
  15. カイザー・ヴィルヘルム記念教会
  16. ベルリン動物園
  17. ムゼウムスインゼル
  18. ペルガモン博物館
  19. 新博物館
  20. 旧博物館
  21. イースト サイド ギャラリー
  22. チェックポイント・チャーリー
  23. ベルリン・ユダヤ博物館
  24. ゲーデンスケッテ・ベルリナー・マウアー
  25. シュプレー川

続いて、ベルリンの観光地を、それぞれ詳しくみていきます。

ブランデンブルク門 / ミッテ区

ベルリンの代表的な人気観光スポットの一つが『ブランデンブルク門』です。
1730年に建設されたブランデンブルク門は、長年にわたり、ベルリンの歴史を見続けてきた門であり、関税門としても使用されていました。

ベルリンが東と西に分けられていた際には、閉じていた門ですが、ベルリンの壁が崩壊される際に、通り抜けできるようになり、現在は、ベルリン統一のシンボルとして、地元の人々に大切にされ、多くの観光客が訪れます。
門の上には、「4頭馬車と勝利の女神であるヴィクトリア」の像があります。

ブランデンブルク門へ行く際は、ぜひ門の上の像も見てみてくださいね。
日中の門も素晴らしいですが、夜のライトアップは、日中とは少し異なり神秘的でおすすめです。

ブランデンブルク門

ドイツ連邦議会議事堂 / ミッテ区

ブランデンブルク門から、歩いて行くと『ドイツ連邦議会議事堂』が見えてきます。
ドイツ語では「ライヒスターク」とも呼ばれています。

もとは帝国議会議事堂だった建物を改装した建物なのですが、不審火によって炎上したり、1945年のベルリン攻防戦では破壊されてしまった過去があります。
しかし、1990年のドイツ統一の際に連邦議会が移転されることが決まり、1999年にはイギリス人の建築家によって、現在のドイツ連邦議会議事堂が完成しました。

また、ドイツ連邦議会議事堂の特徴の1つが、建物の一部がガラス張りのドームになっていることです。
もちろんドーム部分にも行くことができ、ドームからはベルリン市街を一望できます。

ドイツ連邦議会議事堂

6月17日通りの蚤の市 / ミッテ区

ベルリンと言えば、マーケットも人気の観光スポットです。
いくつか代表的なマーケットはありますが、その中でも一番歴史が古く多くの人々が集まるのが『6月17日通りの蚤の市』です。

その名の通り、ティアガルテン駅の近くの「6月17日通り」で開催されます。
アンティークや手芸、衣類などがメインで出品されていますので、骨董品などに興味がある方はぜひ行ってみてください。

掘り出し物が見つかるかもしれません。
マーケットは、毎週土曜日と日曜日に開かれますが、午前中が一番賑わい、お昼を過ぎると店仕舞いを始めるお店も出てきます。

マーケットへ行かれる際は、ぜひ朝から行くのをおすすめします。

6月17日通りの蚤の市

ホロコースト記念碑 / ミッテ区

ベルリンを何気なく歩いていると、街中にいきなり長方形の大きな石のようなものがたくさん並んでいる場所を見かけ、驚く方も多いのではないでしょうか。
これは『ホロコースト記念碑』と呼ばれ、「虐殺されたユダヤ人のための記念碑」なのです。

ナチスドイツによって殺害されてしまった多くのユダヤ人の鎮魂ために建てられた記念碑で、広い土地の中に3000枚のコンクリートの石碑が並んでいます。
石碑についての説明やなぜこの場所にあるのかなどの説明はありません。

綺麗に並べられた石碑は、足の膝辺りまでの高さのものから、かるく身長を超すほどの大きさのものまであります。
石碑と石碑の間を通って行くと、だんだんと視界が狭く、街の騒音も聞こえづらくなり、なんだか悲しく、歴史の悲惨さを感じさせられる場所となっています。

ホロコースト記念碑

ポツダム広場 / ミッテ区

1日に約7万人の人が訪れると言われているのが『ポツダム広場』です。
以前は、ヨーロッパ経済の中心地として繁栄していたポツダム広場ですが、第二次世界大戦により多くの建物が崩壊されてしまいました。

また、ベルリンの壁が建設されてからは、人の行き来が難しくなり、一時は荒地にもなっていた場所です。
しかし、ベルリン統一後には、何も残っていないこのポツダム広場で、東ドイツと西ドイツの統一を記念したチャリティコンサートが開催され、現在では、近代的で新しい建物も増え、ショッピングエリアとして栄えています。

因みに、ポツダム広場ということで「ポツダム宣言」が行われた場所と勘違いする人が多いですが、ポツダム広場とポツダム宣言は関係ありませんので、ご注意ください。

ポツダム広場

ソニーセンター / ミッテ区

『ソニーセンター』は、ポツダム広場にある複合商業施設です。
2004年にドイツ生まれであり、世界的にも有名な建築家「ヘルムート・ヤーン」によって設計されました。

様々なショップやカフェが入っているので、観光客はもちろんのこと、ショッピングで訪れる方も多くいます。
傘のような屋根も特徴的で、夜には綺麗にライトアップされるので、ぜひ行ってみてくださいね。

ソニーセンター

ベルビュー宮殿 / ミッテ区

ベルリンの中でも、道路と川沿いにあり、ひときわ目を引く真っ白な建物が『ベルビュー宮殿』です。
現在は、ドイツ連邦大統領官邸として利用されています。

真っ白な建物とその周りに広がる緑色の芝生、青空のコンビネーションがとても素敵です。
大統領官邸なので、残念ながら建物内に入ることはできませんが、道路沿いに面しているので外観だけでも楽しめます。

ベルビュー宮殿

戦勝記念塔 / ミッテ区

『戦勝記念塔』は、たくさんの車が通るロータリーの中央にそびえ立っている塔です。
高さは67メートルあり、塔の上には、勝利の女神である金色のヴィクトリア像が立っています。

1872年に、デンマーク戦争での勝利を記念して建設されたこの戦勝記念塔の中には、285段の螺旋階段があり、頂上まで登っていくことも可能です。
頂上には展望台があり、ベルリンの景色を一望できますよ。

戦勝記念塔の先には、「ブランデンブルク門」があり、塔と門を繋いでいる道が「6月17日通り」です。

戦勝記念塔

ベルリン大聖堂 / ミッテ区

『ベルリン大聖堂』は、ベルリン市内でもひときわ目を引く素敵な建物です。
ホーエンツォレルン王家の記念教会で、1905年にもとの教会を立て替えて、今の姿となりました。

ベルリン大聖堂の中に入ることができ、王家ゆかりの人たちの墓碑などがあります。
内装も美しく、大聖堂や教会が好きな方には特におすすめの観光スポットです。

大聖堂上部114mもの高さにある天蓋は展望台になっていて、270段の階段を使って昇ることもできます。
天蓋からは、ベルリン市内の景色を360°望めますので、こちらもおすすめです。

「ムゼウムスインゼル」にある博物館や美術館などの見学と共に訪れて見てはいかがでしょうか。

ベルリン大聖堂

ベルリンテレビ塔 / ミッテ区

ベルリン市内を歩いていると、色々な場所からちらっと見えてくる建物が『ベルリンテレビ塔』です。
高さは368mで、街歩きの際の目印としても便利な建物です。

もちろんテレビ塔の中に入ることもできます。
203mのところには展望台があり、エレベーターで昇るとベルリンの街並みを一望できます。

また、テレビ塔にはレストランもあります。
食事中、球体がゆっくりと動くので、椅子に座って食事をしながら360°の景色を楽しむことができます。

テレビ塔への入場チケットは当日チケット売り場で買うこともできますが、人気観光スポット&ベルリン市民のデートスポットですので、事前購入がおすすめです。

ベルリンテレビ塔

ウーラニアー世界時計 / ミッテ地区

旧東ドイツの中心地だったアレクサンダー広場にある大きな時計が『ウーラニアー世界時計』です。
ベルリン市民の人々の待ち合わせのスポットともなっており、いつも多くの人々が集まっています。

世界時計ということで、なんと世界24ヶ所の時間帯が一気に確認できる、とても珍しい時計です。
もちろん日本(東京)もありますので、ぜひ見つけてみてくださいね。

ウーラニアー世界時計

ジャンダルメンマルクト / ミッテ地区

ベルリンで最も美しい場所と言われているのが『ジャンダルメンマルクト』です。
18~19世紀の美しい建物が立ち並び、フランス大聖堂、コンサートハウス・ベルリン、ドイツ大聖堂の3つの建物に囲まれている広場です。

また、ジャンダルメンマルクトと言えば、一番有名なのが冬のクリスマス時期に開催されるクリスマスマーケットです。
ベルリンでは様々な場所でクリスマスマーケットが開催されますが、特にジャンダルメンマルクトで開催されるクリスマスマーケットは有名で、地元の人々や多くの観光客が集まります。

小さなお店がたくさん並び、ドイツらしい小物や、お土産にもおすすめのクリスマスグッズが販売されていたり、ドイツの伝統菓子であるシュトーレン、オーストリア発祥のカイザーシュマーレンなど、ヨーロッパらしい物を食べることもできます。

マーケット全体のライトアップもとても綺麗で、クリスマスマーケットで有名な、ドイツらしい経験ができます。
冬のクリスマス時期にベルリンへ行く予定の方は、ぜひクリスマスマーケットにも足を運んでみてくださいね。

ジャンダルメンマルクト

ベルリン・フィルハーモニー / シャルロッテンブルク=ヴィルマースドルフ地区

ベルリンの音楽と言えば、『ベルリン・フィルハーモニー』です。
その名の通り、ベルリンにあるコンサートホールで、「フィルハーモニー管弦楽団」の本拠地でもあります。

黄色の五角形が特徴的な建物で、ハンス・シャロウンによって設計されました。
様々なコンサートやイベントが行われますので、観光だけでなく、ベルリンの音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ベルリン・フィルハーモニー

シャルロッテンブルク宮殿 / シャルロッテンブルク=ヴィルマースドルフ地区

ベルリンで素敵な宮殿を見たいという方におすすめなのが『シャルロッテンブルク宮殿』です。
ベルリンの中心に建っているとても豪華な宮殿で、毎日多くの観光客が訪れる人気観光スポットです。

第二次世界大戦の際、多くの歴史ある建物が壊されてしまったベルリンですが、このシャルロッテンブルク宮殿は崩壊を免れ、古くから残っている特別な建物です。
宮殿内で特におすすめなのは「陶器の間」です。

様々な種類の陶磁器が並べられ圧巻です。
宮殿だけでなく、霊廟やベルベデーレ、広い庭園もありますので、時間に余裕がある方は、ゆっくり時間をかけて見てみてくださいね。

シャルロッテンブルク宮殿

カイザー・ヴィルヘルム記念教会 / シャルロッテンブルク=ヴィルマースドルフ区

街中の近代的な建物やビルの中に立っているのが『カイザー・ヴィルヘルム記念教会』です。
19世紀末に建てられた教会で、周りの建物に比べると、とても歴史を感じます。

ネオロマネスク風の素敵な教会なのですが、他の教会と異なるのが少し壊れてしまっているということです。
2次世界大戦時に砲火で破壊されてしまったカイザー・ヴィルヘルム記念教会ですが、戦争の恐ろしさを伝える、忘れない為の記念碑として、壊れたままの状態で保存されています。

教会内でミサやコンサートが行われているとき以外は、中に入ることもできます。

カイザー・ヴィルヘルム記念教会

ベルリン動物園 /シャルロッテンブルク地区

ベルリンには、ヨーロッパ最大級の動物園があります。
それが『ベルリン動物園』です。

1844年に開園したドイツで一番古い動物園で、約1400種、18000匹以上の動物がいます。
日本の動物園とは展示の仕方が異なっていたり、場所や動物によってこだわりがあったりと、とても楽しい動物園です。

特に家族連れの方におすすめですが、子供だけでなく大人も楽しめます。
水族館も併設していますので、動物園と併せて訪れてみてくださいね。

ベルリン動物園

ムゼウムスインゼル / ムゼウムスインゼル地区

『ムゼウムスインゼル』は、ヨーロッパらしいとても素敵な建物が集まっているスポットで、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
博物館と美術館が集まっていることから、「博物館島」とも呼ばれ、約100年間の間に、旧国立美術館や新博物館、旧博物館、ペルガモン博物館、ボーデ博物館が建設されました。

ベルリン市内を流れているシュプレー川の中州に位置し、ベルリンの中でも人気の観光スポットです。

ムゼウムスインゼル
  • 住所
  • アクセス
    Hackescher Markt駅から徒歩約10分
  • 営業時間
    各施設による
  • 定休日
    各施設による

ペルガモン博物館 / ムゼウムスインゼル地区

「ムゼウムスインゼル」にある博物館の1つ『ペルガモン博物館』もベルリン人気観光スポットの1つです。
ローマやギリシャ、イスラム、中近東などの美術品が多く展示されています。

特に博物館の名前の由来にもなっている「ペルガモンの大祭壇」やイシュタール門、ミレトスの門などは、博物館ではなくまるで本当にその場所に来たかのような大きさで再現され迫力抜群です。

館内はとても広いので、ゆっくり見てまわりたいとお考えの方は、目安として2時間以上の時間をとっておいた方が良いかもしれません。

ペルガモン博物館

新博物館 / ムゼウムスインゼル地区

『新博物館』は、ベルリンのムゼウムスインゼルにある博物館の1つです。
1855年に開館しましたが、第2次世界大戦で被害に遭ってしまったため一時閉館し、修復・復元後、なんと150年以上の歳月をかけ、2009年にリニューアルオープンしました。

エジプトに関する展示品が多く、古代エジプトの神々や像などが多く集められています。
特に古代エジプト美術の中で最高傑作と言われている、ベルリンで最も美しいといわれる美女「王妃ネフェルティティの胸像」は必見です。

新博物館

旧博物館 / ムゼウムスインゼル地区

ムゼウムスインゼルにある、まるでギリシャ神殿のような建物は『旧博物館』です。
ムゼウムスインゼルの5つの博物館と美術館の中では一番古い建物で、プロイセン王室のコレクションを所蔵するために作られました。

主に、古代ローマ・ギリシャに関する彫刻などが展示されています。
18本の柱と大きな円形の吹き抜けが特徴的な建物の前には、噴水と緑が綺麗な広場が広がり、天気が良い日は、芝生の上で日光浴をしたり、本を読んでいる人々を見かけます。

旧博物館

イースト サイド ギャラリー / フリードリヒスハイン地区

『イースト サイド ギャラリー』は、ベルリンを訪れる際に、ぜひとも見ておきたい観光スポットです。
1989年に崩壊されたベルリンの壁はとても有名ですが、未だにその一部は、街中に残されています。

そんな残された灰色のベルリンの壁をアートとして利用しているのが、イースト サイド ギャラリーです。
1990年にドイツやスウェーデン、フランスなど、世界中のアーティストが、このベルリンを訪れ、ベルリンの歴史や平和、社会主義、自由などをテーマにして、様々な個性あふれる絵を描いています。

イースト サイド ギャラリーの中でも特に有名な絵がソビエト連邦最高指導者であるブレジネフと東ドイツの首相だったホーネッカーがキスをしている絵ではないでしょうか。
社会主義国家や共産主義国家では、同性同士でもあいさつでキスをする習慣があり、実際の式典の際の写真をそのまま壁に模写しています。

かなりインパクトがある絵ではありますが、ベルリンという一つの街が閉ざされ、統一されるまでの厳しい歴史があったことを感じる場所でもあります。

イースト サイド ギャラリー

チェックポイント・チャーリー / フリードリヒシュタット区

ベルリンの歴史に興味がある方、もっと知りたいという方におすすめの観光スポットが『チェックポイント・チャーリー』です。
ベルリンが東西に分けられていた際、東ベルリンと西ベルリンの境目に置かれていた国境検問所です。

外国人が東ベルリンと西ベルリンを行き交う際や、西ベルリンの人々が東ベルリンへ出入りする際に、約30年間実際に通っていた場所です。
車が行き交う普通の道路上にあり、大きな兵士の写真が貼られた看板小さな小屋のような建物が目印となっています。

この兵士の写真は、東ベルリンに向くようにアメリカ兵士の写真が貼られ、西ベルリンに向くようソビエト側の兵士の写真が貼られています。
小さな小屋は、60年代に使用されていたアメリカ側の検問所で、検問所の前では兵士の格好をした人たちと写真を撮ることができます。

周りには様々なショップやカフェ、オフィスビルなどが立ち並んでいますが、道路に残るベルリンの壁の跡やチェックポイント・チャーリーを見ると、昔はこんな風に容易に通れなかったんだなと考えさせられます。

チェックポイント・チャーリー

ベルリン・ユダヤ博物館 / クロイツベルク地区

ドイツと言えば、ナチス・ドイツによる悲劇、ユダヤ人迫害を思い出すかたも多いのではないでしょうか。
そんなユダヤ人迫害の歴史を学び、悲惨さを感じる場所が『ベルリン・ユダヤ博物館』です。

ベルリン・ユダヤ博物館は、以前、高等裁判所として使われていた「コレギエンハウス」と近代的な「リベスキンド・ビルディング」の2つの建物のことを言います。
特に「リベスキンド・ビルディング」の表面は、まるで何かに切り付けられたような傷をイメージしたデザインになっており、驚く方も多いかと思います。

建物の形も特殊で、中に入ると真っ暗の中、小さな光のみが照らされていたり、顔のような丸い鉄板がたくさん散らばっているエリアがあったりと、他の博物館とは少し異なる展示となっています。

ベルリン・ユダヤ博物館

ゲーデンスケッテ・ベルリナー・マウアー / ショイネンフィアテル地区

ベルリンを歩いていると、ベルリンの壁が残っていたり、至る所に壁の痕跡を見かけることが多いのですが、もう少しベルリンの壁について知りたいという方におすすめなのが『ゲーデンスケッテ・ベルリナー・マウアー』です。
ベルリンの壁の記録が展示されています。

ゲーデンスケッテ・ベルリナー・マウアーにあるビジターセンターの中を昇ると、建物の前にある、残された2重の壁と監視塔を上からみることができます。
壁を越えようとすると、この監視塔から射殺され、多くの人が命を落とした場所でもあります。

ゲーデンスケッテ・ベルリナー・マウアーでは、ベルリンの壁が昔は有刺鉄線だったことや、壁を乗り越えても壁と壁の間に大きな針のようなものが敷き詰められていたこと、壁を作る為に大きな教会が取り壊されしまったこと、突然の壁の建設で、大切な家族や友人と引き裂かれてしまった人々が多くいたことなどを、写真を通して学ぶことができます。

ゲーデンスケッテ・ベルリナー・マウアー

シュプレー川

ベルリン観光をしていると何度も見かける川が、全長400kmの『シュプレー川』です。
時間に余裕がある方は、ぜひシュプレー川の遊覧船観光をしてみてください。

ベルリン中心部や世界遺産を通っているので、船上から様々なベルリンの見所や観光スポットを見て楽しむことができます。
所要時間は1時間ほどで、船に座ったまま川沿いの街並みや建物、有名な観光スポットを楽しめるので、歩き回るのは大変だなと思う方にもおすすめです。

船乗り場へ行くと、事前予約なしでも乗船することが可能です。
ただし、冬の川はとても寒いので、おすすめの時期は夏です。

シュプレー川(遊覧船)
<下に続く>

ベルリンで人気のおすすめ観光地25選のまとめ

様々な歴史的観光スポットや魅力が詰まったベルリンは、ドイツを訪れるなら一度は行っていただきたい、お勧めの観光都市です。
ベルリン観光の際には、出発前にベルリンの歴史などについて少し学んでおくと、ベルリンについて理解しやすく、より観光も楽しめるのではないでしょうか。

A16 地球の歩き方 ベルリンと北ドイツ ハンブルク・ドレスデン・ライプツィヒ 2018~2019
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