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2019/01/07

ニウエを旅行しよう!治安や行き方、日本との関係は?おすすめ観光地

南太平洋に浮かぶのどかな小国、ニウエをご存知でしょうか。ニウエは小さな島国ながら日本との国交もあり、マリンアクティビティやハイキングなどが楽しめる、海も森林も多い大自然に囲まれた国です。南半球に位置するため夏季と冬季は日本とは真逆になりますが、一年中温暖な気候も観光には最適の、まだ知られざるニウエの魅力をお伝えします!

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Large paradise

ニウエってどんな国?

ニウエは南半球に位置し、南太平洋諸島の島々のうちのひとつです。
まだ国が成立してから約40年と言う比較的新しい島国なので、あまり聞いたことがないかもしれません。

首都は西海岸に位置するアロフィ(Alofi)で、アロフィから南へ行ったところにニウエ国際空港があります。
熱帯気候に属し、通年を通して暖かく年間の平均気温は25度以上と穏やかな環境に恵まれていますが、南太平洋の島国と言うことで頻繁にサイクロンなどの被害にも見舞われています。

島の周囲はたった67kmしかないので、一日で十分島全体を周遊できてしまう大きさです。
ニウエに暮らす人々は、殆どがポリネシア系ニウエ人で、ポリネシア語系のニウエ語のほかに英語を公用語として話します。

南半球にあるため、日本とは帰国が真逆ですが12月から3月の間には雨季に入り、雨が多くなります。
島国と言う性質、また石灰岩の土地が雨水を濾過し海に流すため、海水の透明度が非常に高く、マリンスポーツを楽しむ観光客にも近年人気があります。

ニウエの場所

ニウエは、位置的にはオーストラリアの北東、ニュージーランドの北にある、人口1500人ほどの小さな島国です。
もとは珊瑚礁が長年の月日をかけて形成されして現在の形となった隆起珊瑚礁としては世界最大の島です。

日付変更線のすぐ東側に位置するため、ニュージーランドの本土とは日本との時差は同じなのに日付が1日ずれるという面白い現象が起こります。

ニウエの歴史

ポリネシア系のニウエ人がいつごろこの島に住み始めたかに関しては詳細な記録が残っていませんが、サモアやトンガ同様に紀元前10世紀ごろにラピタ人が渡って来たか、もっと後世になってポリネシア系の移民が住み着いたと言われている説が有力です。

1774年にはイギリスの海軍士官であり海洋研究家のキャプテン・クック(James Cook/ジェームズ・クック/1728-1779)が第2回目の太平洋航海時にトンガ・イースター島・ニューカレドニアなどの島々同様にニウエに上陸を試みましたが、現地人に阻止されて上陸できなかったと記録されています。
その後19世紀半ばにはキリスト教の宣教師によって、キリスト教徒が大部分を占めるようになります。

19世紀には王国として存在していたニウエですが、20世紀にはいるとイギリスの保護領域となり、1974年にはニュージーランドとの自由連合国として財政の援助や経済・貿易の協力を仰ぐことによって安定した生活水準を保つ一方、外交と防衛に関してはニュージーランド政府に責任が一任されています。

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ニウエとニュージーランドの関係は?国旗の意味とは?

ニュージーランドの自由連合国として援助・協力を受けていうニウエですが、ニウエの国旗にもそれが現されています。
1975年になって制定されたニウエ国旗ですが、地色の黄色はニュージーランド国民の心を表し、中央の星はニウエの自治のシンボルです。

そしてニュージーランドが英国領時代のユニオンジャックを国旗に制定しているのと同様に、ニウエの国旗も左上にユニオンジャック、そしてその上には南十字星があしらわれています。
また、ニウエもニュージーランドやその他のクック諸島同様、イギリス国王が国王を兼任しているため、現在の国王はイギリスのエリザベス女王です。

ニウエの国民にはニュージーランドの市民権が与えられているので、移住も自由ですし、ニュージーランドの法律もニウエで効力があります。

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ニウエへの行き方は?直行便はある?

ニウエには国際空港がありますが、残念ながら現在のところまだ日本からの直行便は運行されていません
人口1500人ばかりの小さな島国ですので、仕方ないですね。

ニウエに行くためには、ニュージーランドからニュージーランド航空で週に2便が運航されています。
ニュージーランドのどの都市からも乗り入れできますが、直行便はオークランドから出ているので、オークランド乗り継ぎとなります。

オークランドからニウエへの直行便は火曜日と土曜日の運行、ニウエからオークランドは月曜日と金曜日の運行(2019年1月現在)となっていますので、最短の滞在で2泊3日の日程で旅程を組む事になります。
また、オークランドからニウエまでの飛行距離は約3時間半で航空料金の相場は片道3万円台~からになります。

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ニウエの通貨は?

ニュージランドドル

経済でもニュージーランドと密接に関わりのあるニウエで使われている通貨は、ニュージーランドドル(NZD)です。
ニュージーランドドルは約73円(2019年1月現在)となっています。

ニウエは大変面白いことに、外貨の獲得手段がニュージーランドなど海外に移住してしまった移民からの送金や自国で発行されている記念切手,コインなどに頼っています。
それではコイン収集家や一部の投資家などにはかなり有名な、ニウエの独創的なキャラクター貨幣を見てみましょう。

ディズニー通貨

ニウエはなんとさまざまなキャラクターをコインに刻印して記念コインとして販売している国として、収集家の間ではとても人気があります。
中でもディズニーキャラクターをあしらった金貨や銀貨は、収集家でなくても思わず集めたくなってしまうほどのかわいらしさです!

表にミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジー、グーフィー、プルートがあしらわれた記念金貨は発行枚数なんと1000枚という超貴重品。
裏面はもちろんエリザベス女王の横顔がデザインされていて、800ドルというお値段です。

同デザインの銀貨も販売されていて、こちらは珍しい事にキャラクター面には彩色がされています。
ディズニーキャラクター記念コインは他にもシンデレラやベル(美女と野獣)、白雪姫、アリエル、オーロラ姫、ムーラン、ラプンツェルなどディズニープリンセスのシリーズやピノッキオ、ディズニーヴィランズのコレクションもあったりして、テンションが上がってしまいますね。

ニウエではディズニー以外にもスターウォーズシリーズの記念コイン、ポケモンなどのアニメーション記念コイン、映画ジュラシックパークのメダルのようなコイン、ウミガメやジャガーなど動物モチーフのコインなど様々な記念コインが発行されていて収集家に大人気。
流通はしてそうにありませんが、実際にニウエ国内に限り、使用できてしまうなんてすごいですね。

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ニウエの治安や物価は?

観光地であるニウエですが、島全体の島民は年々減少しており他は観光客の出入りだけという国柄、治安は安定していて非常に良いと言えます。
ただ、ニウエでは飲酒運転が違法ではないということもあり、飲酒運転による交通事故の被害やスピード違反による事故は度々発生しているので注意が必要といえるでしょう。

また大陸から遠く離れた島には良くあることですが、ニウエの物価は決して安いとは言えません
主食にするタロイモや野菜などは基本的に自給自足のニウエですが、農業以外の産業はあまり盛んではなく、魚介類以外の食品の多くをニュージーランドからの輸入に頼っているという面もあるでしょう。

また観光地という性質上、ツアーにかかる代金やレンタカーの代金、ガソリン代が高い傾向があります。
クレジットカードを使える場所も多くなく、現金を引き出せるATMも少ないことから現金の取り扱いには十分注意したいものです。

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大自然を満喫!ニウエのおすすめ観光スポット5選!

おすすめ観光地①ザトウクジラ・イルカを見るツアー

6月から10月くらいまでの間は、繁殖期のためザトウクジラがニウエ付近の海までやってくるので、夏の間はクジラと一緒に泳げるツアーが開催されています。
クジラに詳しい専門のインストラクターがつくので可能な時期には一緒に海に入りシュノーケルができるのです。

時期や天候が悪く、クジラに遭遇できない場合にはイルカに会えるスポットへ連れて行ってくれますよ。

おすすめ観光地②シュノーケリング・ダイビング

石灰岩が雨水をろ過し、海へ流れるニウエは透明度がなんと100m近くもあるというきれいなサンゴ礁の島国です。
水温も1年を通して安定しているため、シュノーケリングやダイビングを年中楽しむことができます。

ボートでのエントリーはもちろんですが、周りをサンゴ礁に囲まれているためビーチからのエントリーでもたくさんの魚や海の生き物に会うことができます。

おすすめ観光地③熱帯雨林ツアー

熱帯気候のニウエでは手つかずの熱帯雨林を探索できる熱帯雨林ツアー(レインフォレストウォーク)が人気です。
面白い形の岩場や絶景を鑑賞しながら、ニウエに生息する動植物について専門のガイドさんの説明を聞きながら回ることができます。

足場の悪いところが多いので、履き慣れた歩きやすい靴と防寒対策をした服装で参加してください。

おすすめ観光地④洞窟探検ツアー

ニウエにはアヴァイキ洞窟(Avaiki Cave)やパラハ洞窟(Palaha Cave)など鍾乳洞が多く、入場制限がないため個人で訪れることも、またツアーに参加することもできます。
洞窟は比較的天井が高いので歩いて入ることができ、洞窟の入り口付近や中は潮溜まりになっているためシュノーケルも可能です。

おすすめ観光地⑤奇岩とビーチ

ニウエには地元の人も多く訪れるタラバアーチ(Talava Arches)やトゴ・キャズムなど長い間の海水の浸食によって削られた壮大な奇岩などの見所のある観光地も多くあります。
ヒオ・ビーチ(Hio Beach)は白い砂浜の広がるビーチやリムプール(Limu Pools)と呼ばれるサンゴが丸く削られたところに海水が溜まった水深のあるポイントなど楽しく泳げるスポットがたくさんあります。

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ニウエの食事も楽しもう!

海に囲まれたニウエは魚介類が豊富で本当に美味しいのです。
レストランの数は多くはありませんが、ホテルや地元のレストラン、カフェで共されるシーフードをふんだんに使った料理はどれも新鮮でクオリティの高さに驚くことでしょう。

欧米風の食事の他にも、アジア、インド料理のレストランもあります。
また驚くことにニウエには日本人経営の日本食レストランもあり、刺身や寿司を始め、天ぷらなどの日本食もオーダーできるのでそれだけでも慣れない土地での心配がなくなりますね。

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ニウエは日本人とも関係があった?

現在ニウエでは国際連合には加盟していませんが、世界の国々との国交や外交関係が維持されています。
アジアの国々では中国に始まり、タイ、マレーシア、シンガポール、インドなどに次いで2015年には日本とも国交が樹立しています。

現在日本では、在ニュージーランド大使がニウエ大使を兼任しており、ニウエに在留している日本人もいるのです。
ニウエで携帯電話を使えるようにしたり、ニウエに新しいホテルや飲食店を経営するプロジェクトを進めている日本人もいます。

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まとめ

観光地としてだけではなく、移住先としても現在様々な方面からの脚光を浴びているニウエですが、マリンアクティビティや自然とのふれあいだけではなく食べ物も日本人の口にあって美味しいとなれば、ぜひ訪れてみたい国の一つですね。
国交のある日本人は観光ビザのみで30日間の滞在が可能ですので、魅力あふれるニウエへ訪れてみてはいかがでしょうか。

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