イタリアのランペドゥーザ島ってどんなところ?英語は通じる?
ランペドゥーザ島は日本ではあまり知られていない世界の絶景スポットの1つです。
海がとても美しく、絵に描いたようなスカイブルーの海水に白いビーチと白い岩場があります。
ビーチエリアは浅瀬の範囲が広いので、ビーチから遠く離れた場所まで、海の中を歩いていくことができます。
海の中にはたくさんの小さな魚が泳いでいる姿をはっきりと見ることができますよ。
7月から9月にかけては世界中の人が観光やビーチスポットとして海水浴やスキューバダイビングをするために集まります。
ランペドゥーザ島はフライング・ボートが有名で、海の上の船が、まるで空中に浮いているかのように見える現象があります。
海の色と、水面の船の影が人の目を錯覚させて、幻想的なシーンを見ることができます。
日本からランペドゥーザ島へ旅行するための移動時間は、トランジット時間などを含むとおよそ30時間かかります。
イタリアの首都ローマから飛行機を乗り継いで、さらにシチリアのパレルモ空港を経由してランペドゥーザ島に到着します。
ランペドゥーザ島は海外からの旅行客が多いにもかかわらず、英語を話せる人が少ないです。
添乗員付きのツアー旅行が増えてきていますのでフライング・ボートのベストシーズンに計画を立ててくださいね。
イタリアのランペドゥーザ島では、何が見れる?
ランペドゥーザ島は宙に浮いて見える船を見ることができるフライング・ボートがあります。
フライング・ボートはランペドゥーザ島でとても有名な現象で海の透明さと、太陽の日差しが作り出します。
海水は濁りがなく無色透明で浅瀬では海底の白い砂や小さな魚をはっきりと見ることができるほどの美しさ。
海に船を浮かべると太陽が作り出す影が海底に映し出されて、船が宙に浮いている錯覚をするのです。
ラビット・ビーチから少し歩くと崖の上からカーラ・プルチーノと呼ばれる入江が見えます。
ボートを浮かべて海遊びを楽しんでいる様子を見ていると、とても感動的なフライング・ボートに出会えます。
カーラ・プルチーノは、フライング・ボートでボートクルーズをする楽しみ方もあります。宿泊先のホテルで予約をすることができますよ。
世界の絶景に選ばれているランペドゥーザ島のフライング・ボートは、死ぬまでに一度は見ておきたいランキングの第1位として注目を集めています。
ランペドゥーザ島への行き方は?チュニジアからもいける?
日本からランペドゥーザ島に行く方法はいくつかあります。
日本からイタリアのナポリ、ミラノ、ローマそしてシチリアを経由する方法とアフリカのチュニジアを経由する方法があります。
ナポリを経由する場合は、ナポリ国際空港からアリバス・シャトルに乗りムニチピオ広場で下車。すぐ近くにナポリ港があります。
ナポリ港からフェリーでランペドゥーザ島へ行くことができます。
ミラノとローマを経由する場合はリナーテ空港やフィウミチーノ空港からの直行便が出ていることがありますので便利です。
直行便を使わない場合はシチリア・パレルモ空港へ行く飛行機に乗り継いでランペドゥーザ島に到着します。
日本からシチリア・パレルモ空港への直行便を使い、パレルモ空港から乗り継ぎ便を使ってランペドゥーザ島へ行く方法があります。
パレルモ空港からフェリーに乗る方法もありますよ。
フェリー乗り場は、パレルモ空港から電車を使ってアグリージェント駅まで行きます。
アグリージェント駅近くのバス停からポルトエンペードクレ行きのバスに乗って、ポルトエンペードクレ・ハーバーの近くのバス停で下車してください。
アフリカのチュニジア・チュニス空港を経由する場合はランペドゥーザ島への便に飛行機を乗り継ぎます。
難民が目指す島?ランペドゥーザ島の治安や物価は?
ランペドゥーザ島は北アフリカに近いことからアフリカや中東からの難民や移民がランペドゥーザ島に船で地中海を横断しています。
ランペドゥーザ島の警察は移民や難民を取り締まる権利がなく、移民や難民はパスポートは持たずに堂々と違法入国します。
ランペドゥーザ島は難民収容センターがあり、港についた移民や難民を保護します。
難民収容センターから脱出した移民や難民による窃盗はありますが、とても治安が悪いわけではありません。
観光地での窃盗はどこの国でもありますので、防犯対策を心がけましょう。
夜の行動はしない、近寄る人には注意を払う、身の回りのものは手放さないなど心構えを持ちましょう。
ランペドゥーザ島の物価は日本と比べると食料品は安いものもあれば日本と同じくらいの価格なので、日本の一般的なスーパーでのお買い物と大きな差はありません。
観光用のアクティビティや外食は高く設定されていますよ。
外食は軽いディナーが€10くらいで、ビールは1杯€3くらいです。参考にしてくださいね。
きれいなビーチを満喫したい!ランペドゥーザ島のベストシーズンは?
気候が良く、旅行代金が安いベストシーズンは6月です。
7から9月はランペドゥーザ島旅行のベストシーズンになりますがホテルの料金や飛行機代がとても高くなります。
ランペドゥーザ島の気候は1年中が暖かく、雨天は少ない過ごしやすい気候です。
1月から4月は少し肌寒い日が多く、7月と8月は日差しの暑い日が続きます。
9月は暑さが和らいで10月も海水浴を楽しむことができます。
11月から12月にかけては気温が下がりますが、年間で一番気温が低い時期は1月です。
最低気温が13度なので日本の春と同じくらい暖かな気候です。
観光客の多い真夏のベストシーズンではなく観光客が少なめの6月や10月に行くことをすすめします。
ランペドゥーザ島の一番の海水浴を満喫するためのビーチは、ラビットビーチです。7月から9月は海水浴を利用する観光客でビーチにはパラソルがたくさん立ちます。
7月から8月は特に暑い時期なので日除け・日焼け止めの対策を十分に行いましょう。
宙に浮く船?ランペドゥーザ島のおすすめ観光地8選!
おすすめ観光スポットはたくさんありますが1番のおすすめは宙に浮いて見える船フライング・ボートです。
他には魅力的なビーチやイルカに会えるスポットそしてチェントロの街の観光スポットがあります。
ランペドゥーザ島の魅力をおすすめの観光地8選!にてご紹介します。
それでは、ランペドゥーザ島の観光地をみていきましょう。
ランペドゥーザ島には、以下の観光地があります。
- カーラプルーチノ
- ラビットビーチ
- カーラクレタ
- カーラクローチェ
- ボートクルーズ
- ローマ通り
- サントゥアリオ・デッラ・マドンナ・ディ・ポルト・サルヴォ
- ランペドゥーザ・タートル・レスキュー・センター
続いて、ランペドゥーザ島の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
ランペドゥーザ島の観光地①:カーラプルーチノ
カーラプルーチノはランペドゥーザ島の中で小さいビーチです。
他のビーチに比べると観光客が少ないのが特徴です。
カーラプルーチノへ行くにはラビットビーチから崖の上で不安定な岩場を歩いて20分くらいかかります。
ボートクルージングによく使われる入江で、ボートで行くこともできますよ。
フライング・ボートを見ることができるスポットです。
カーラプルーチノ
住所:イタリア 〒92010 アグリジェント県 ランペドゥー
ランペドゥーザ島の観光地②:ラビットビーチ
ラビットビーチはランペドゥーザ島の中心地のチェントから路線バスや自転車またはスクーターや車をレンタルして15分くらいで着きます。
そしてバス停と駐車場からは歩いて15分くらいかかります。バス停の近くにお店があるのでドリンク補充やパラソルのレンタルを忘れないでくださいね。
ビーチには売店やトイレがないので、バス停近くのお店を利用することで、簡易トイレやシャワーが使えます。
ラビットビーチ
住所:イタリア 〒92010 アグリジェント県 ランペドゥーザ
ランペドゥーザ島の観光地③:カーラクレタ
カーラクレタはランペドゥーザ島の東部にあるビーチです。他のビーチでは見ることができない魚が生息しているほか、イルカに出会うチャンスがあります。
ダイビングスポットして人気があり、海水浴の観光客が少ないので、穴場のビーチです。
ランペドゥーザ島の東部は最も美しい景色が楽しめるので、高級ホテルがあるエリアになっています。
カーラクレタ
住所:Via Grecale, 92010 Lampedusa E Linosa AG, イタリア
ランペドゥーザ島の観光地④:カーラクローチェ
カーラクローチェはランペドゥーザ島の中心地チェントロから2番目に近いビーチです。チェントロから路線バスやレンタバイクそしてレンタカーを使い10分くらいで着きます。
カーラクローチェのビーチはたくさんの観光客で賑わいます。ビーチの近くにレストランやバーがあり食事や休憩が簡単にできるので人気のビーチスポットです。
パラソルやベッドのレンタルができるので日差しを気にせず1日をのんびりと過ごすことができますよ。
カーラクローチェ
住所:イタリア 〒92010 アグリジェント県 ランペドゥーザ・エ・リノーザ
ランペドゥーザ島の観光地⑤:ボートクルーズ
ボートクルーズは1日中ボートで過ごします。食事やお酒もセット料金になって€40くらいです。
クルージングはランペドゥーザ島の一周やカーラプルーチノでゆっくり海水浴やシュノーケルで楽しむことができます。
ランチには海の幸がいろいろな料理になり、ワインやシャンパンと一緒にいただきます。
おやつタイムでは軽食やおつまみそしてお菓子とお酒を楽しみます。
南イタリアの有名なリキュールのレモンチェッロがありますよ。
ボートクルーズ
宿泊施設やホテルで予約することができます。
ランペドゥーザ島の観光地⑥:ローマ通り
ローマ通りはランペドゥーザ島の中心地チェントロのメイン通りです。ホテルやレストランなどの飲食店そしてインテリアやお土産物などの雑貨を販売しているお店があります。
西洋ならではの建物のデザインや建物を見ながら店舗は夜遅くまで開いているので時間をかけて食事やショッピングを楽しむことができますよ。
ローマ通り
住所:イタリア 〒92010 アグリジェント県 ランペドゥーザ
ランペドゥーザ島の観光地⑦:サントゥアリオ・デッラ・マドンナ・ディ・ポルト・サルヴォ
サントゥアリオ・デッラ・マドンナ・ディ・ポルト・サルヴォはランペドゥーザ島の教会です。教会にはキリスト教の修道士が使用していた洞窟や暖炉などがあります。
ランペドゥーザ島は港を守る聖母の聖域として聖母マリアの信仰があり、教会の中は神聖な空気を感じます。
ビーチや海のほかの観光スポットとして観光客も気軽に入ることができます。
サントゥアリオ・デッラ・マドンナ・ディ・ポルト・サルヴォ
住所:Str. di Ponente, 98, 92010 Lampedusa E Linosa AG, イ
ランペドゥーザ島の観光地⑧:ランペドゥーザ・タートル・レスキュー・センター
ランペドゥーザ・タートル・レスキュー・センターはランペドゥーザ島の西部にあるウミガメの病院です。
ランペドゥーザ島はウミガメの産卵が行われます。
漁業用に張られた網や針に引っかかってケガをしたウミガメがランペドゥーザ・タートル・レスキュー・センターに運ばれて来て手当てを受けます。
ランペドゥーザ・タートル・レスキュー・センターではウミガメに興味がある人は、1週間のボランティアに参加してみてください。
ランペドゥーザ・タートル・レスキュー・センター
住所:Centro Soccorso Tartarughe Marine Lungomare Luigi Rizzo, 92010 Lampedusa, Province of Agrigento
透明度が高い!ランペドゥーザ島でシュノーケリングやダイビングはできる?
ランペドゥーザ島の海は世界で一番のシュノーケリングやスキューバダイビングができるスポットとして人気を集めています。
水中を泳ぐ魚がはっきりと見えるほど澄んでいて透明度が高いことで有名です。
カーラクレタは特に世界中のダイバーが注目している美しいダイビングスポットなのです。
ビーチやクルージングでのシュノーケルは誰もが気軽に楽しむことができます。
シュノーケルやダイビングの機材はダイビングショップなどでレンタルすることができますよ。
シュノーケルとマスクセットは1日€5くらいそしてフィンは1日€5くらいの価格です。
ランペドゥーザ島でイタリアグルメも楽しもう!
ランペドゥーザ島では海鮮素材を使用したイタリアンのレストランがたくさんあります。
ローマ通りにあるイタリアンレストランは、イタリアン料理の前菜のブルスケッタにも新鮮な魚のマリネやオイル漬けが盛り付けられていて、とてもおいしいですよ。
日本でもおなじみのカジキマグロを使ったパスタやグリルも人気のあるメニューです。
他にはタコやイカそしてカニを使ったパスタやピザそしてアクアパッツァもおすすめのイタリアン料理です。
観光地のレストランですのでお料理の値段は安くはないです。金額は少し高く感じますがとても満足する食事ができますよ。
ランペドゥーザ島へ行くツアーはある?
近年ランペドゥーザ島への旅行ツアーが増えてきました。
英語があまり通じないランペドゥーザ島での観光は添乗員さんが付き添う旅行プランなら安心して楽しむことができますね。
ランペドゥーザ島の人たちはとても優しい人柄なので、英語やイタリア語がわからなくても親切に対応してくれますよ。
イタリア語の翻訳ブックを参考にして旅行を満喫しましょう。
ランペドゥーザ島へ最も安く行くツアー旅行プランは時期によってフライング・ボートが見られないことがあるのでご注意ください。
ランペドゥーザ島の人気観光地8選!治安や行き方は?ツアーはある?まとめ
世界で一番美しい海のランペドゥーザ島を詳しく見ていきました。
海水浴やシュノーケルそしてクルージングなどの海遊びをラビットビーチやカーラクレタ、カーラプルーチノで一生分楽しんでくださいね。
日焼け防止対策や足元のけがを予防するマリンシューズは必須ですよ。
新鮮な魚介はイタリア料理で存分に味わいましょう。