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2019/01/12

フランスの有名な食べ物は?おすすめ料理やチーズ、スイーツなど30選

フランスは地方によって気候が異なり、それぞれの地方に適した名物料理が生まれました。ラタトュイユ、ガレット、ブリーチーズ、カヌレ…これらはすべて、本来は地方の郷土料理です。

フランスの食べ物の中でも、とくに有名で人気の高いものを紹介します。旅行やお土産の参考にしてください。

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【食べ物の前に】フランスってどんな国?

凱旋門

フランスは、西ヨーロッパに位置する国です。美食の国、ファッションの国、革命の国、自由の国、愛の国…いろんな呼ばれ方がありますが、とりわけ、世界三大料理のひとつに数えられるフランス料理は世界中で愛されており、どこの国に行ってもフレンチレストランを見かけます。

フランスの人々は、日々の暮らしを豊かに楽しむことを大切にしています。ここで言う豊かさとは精神的な豊かさのこと。

フランスワインに厳格な格付けがあるのは有名ですが、かといって高いワインに飛びつくようなことはしません。ひとりひとり、気に入った醸造所があり、それぞれ好みの銘柄がある…そんな国です。

フランスで英語は通じる?言語、公用語は?挨拶や会話で使える言葉、単語20選フランス言語、公用語は何?? フランスといえば、ヨーロッパの大国のひとつです。
フランス語が...

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フランス料理の歴史は?どうしてフランスの食べ物は美味しいものが多いの?

フランス料理

フランス料理に代表されるのは、生クリームやバターをたっぷり使ったコッテリめのソースです。どんな食材にもしっかりと味をつける食べ物が多いですね。

また、フランス人は世界一、甘いものを食べていると言われるほど、スイーツの種類が豊富です。このようにフランスが美食の国となったのは、16世紀のルネサンス期からのこと。

芸術文化が開花したイタリアでは、美食文化が生まれつつありました。メディチ家がフランス王朝へ嫁いだ際に、美食やナイフ&フォークを持ち込んだと言われています。

それまでの食事は、なんと手づかみだったというから驚き。ブルボン王朝で美食文化はますます発達し、現在にいたります。

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ガレットにエスカルゴ!フランスの有名な食べ物10選!【料理編】

フランスのパン屋

フランス料理というと、大変格式高いイメージがありますが、実は日本人にもなじみの多い食べ物がたくさんあります。

フランスの有名な料理①:舌平目のムニエル

高級食材としてもおなじみの舌平目(シタビラメ)に小麦粉をまぶし、焦がしたバターで焼き上げるムニエル。作り方はシンプルですが、表面はカリッと、中はとろけるような食感がたまらない、フランス料理の代表選手でもあります。

舌平目のムニエルには、レモンのソースを使ったり、カットレモンを添えたりすることが多いようです。バターのコッテリ感と、レモンの酸味がとても良く合うのだとか。

ムニエルは舌平目に限らず、鮭やタラ、ホタテなどでも作ることができます。美味しく作るコツは、焼く直前に小麦粉をまぶし、焼き上がったら網に乗せて油を切ること。

カリッとした食感を目指しましょう!

フランスの有名な料理②:ブイヤベース

ブイヤベースとは、南フランスプロヴァンス地方マルセイユの名物料理です。魚介類を煮込んで、うまみを引き出したスープのような食べ物。

プロヴァンス地方は地中海に面しており、魚介類をよく産出します。また、穏やかな気候により、ハーブの生産もさかん。

ブイヤベースにはサフランをたっぷり使うのが特徴です。ブイヤベースに用いる魚介類は、エビ、カニ、イカ、ムール貝など、なんでもOK。

日本でいう寄せ鍋に近い感覚で、ニンニクやタマネギはじめ野菜もたっぷり入れます。体の芯からあたたまる、冬に人気のフランス料理ですね。

フランスの有名な料理③:ラタトゥイユ

ラタトゥイユも南フランスの食べ物ですが、とくにニースの伝統的な郷土料理でもあります。ニースは「リヴィエラの女王」と呼ばれるなど、世界的にも有名な観光地。

コート・ダジュールに面しており、真っ青な海と空がどこまでも続く美しい海岸です。ラタトゥイユは、夏野菜をゴロゴロと煮込んだ食べ物。

日本の煮物と異なり、クタクタに形が崩れるまで煮込みます。最初にニンニクで香り付けしたオリーブオイルで炒め、水はほとんど加えません。

野菜の水分だけでじっこり煮込んだラタトゥイユは、野菜が持つうまみが凝縮された絶品です。しかし、もともとラタトゥイユとはごった煮の意味。

はじめは余った野菜を消費するための料理だったんだとか。今では家庭料理として、世界中で親しまれています。

フランスの有名な料理④:ポトフ

フランス式おでんとも言えるポトフ。おでんはだし汁で煮込みますが、ポトフの味を決める大きな要素は、セロリやニンニクなどの香味野菜と牛肉(もしくはソーセージ)です。

調味料に用いるのは塩コショウなど、ごくごくシンプルなものだけ。煮込むときにほとんど野菜を切らないのも大きな特徴です。

ニンジンやジャガイモ、タマネギなどは、皮をむいただけで、そのままゴロンと鍋へ。セロリも軽く株を分ける程度です。

日本ではベーコンを使ったり、キャベツを入れたりするアレンジも多く、あらかじめ野菜をカットしてから煮込むことが多いですね。フランスでは、牛の塊肉を煮崩れしないようにヒモで縛ります。

煮込んだあとは野菜と一緒に切り分け、ガーリックトーストを添えることが多いです。

フランスの有名な料理⑤:ビスク

ビスクとは、エビやカニなどを煮て、すりつぶしてから裏ごしし、なめらかに仕上げたたスープのことです。うまみのポイントはカニみそなどの内蔵部分です。

カラをよく炒めて、色と風味を引き出すのも重要です。よく煮込んだら、ミキサーにかけたのち、シノワ(目の細かいザル)でこします。

こうしてエビやカニから作った濃厚なソースは、クーレと呼ばれます。クーレを生クリームで伸ばしたらビスクの出来上がり。

クーレはオムレツなどのソースとして利用したり、バゲットにつけて食べることもあります。魚介をそのまま凝縮したようなクーレをそのままいただけるビスク、なんとも贅沢な食べ物ですね。

フランスの有名な料理⑥:キッシュ

キッシュとは、パイ生地やタルト生地の土台に、卵液を流して焼き上げるフランス料理。卵が黄色なので、濃い緑色の野菜を入れると、色がキレイに仕上がります。

アスパラとトマトを使って、デコレーションケーキのように並べたキッシュや、ほうれん草をみじん切りにして緑色のキッシュに仕上げる方法もありますね。ロレーヌ地方のいわゆるキッシュ・ロレーヌには、ベーコンやクリーム、チーズなどをたっぷり入れるので、カリッと焼き上げた中からとろ~り濃厚なソースが溢れてきます。

出来たてアツアツを食べるも美味しいですが、冷えても美味しく食べられるのがキッシュの魅力。あらかじめ味付けしたひき肉を混ぜ込んだり、別のソースを添える食べ方もあります。

フランスの有名な料理⑦:ガレット

ガレットは、日本でそば粉のクレープと訳されることがあります。そば粉を水で練って、薄焼きにしてクレープを作り、その上に玉子を落とし、削りチーズをふりかけるものが多いですね。

本場フランスでは、ハムや魚介類を一緒に焼き上げることも。目玉焼きができたら、円いクレープの端を折って、正方形の状態にして完成です。

ガレットは本来、ブルターニュ地方の伝統的な食べ物。小麦粉がうまく育たない気候だったため、そば粉がよく用いられました。

同じくブルターニュ名産のシードル(リンゴのお酒)と一緒に食べるのが定番なんだとか。ぜひベビーリーフをたっぷり添えて、食べてみてくださいね。

フランスの有名な料理⑧:テリーヌ

日本ではテリーヌと言うと、ゼリー寄せを言うことが多いですね。フランスでテリーヌというのは、なんとテリーヌ型のほう。

ホーロー製、ステンレス製、素材はいろいろですが、とにかく四角い容器であれば、だいたいテリーヌ。もとはテリーヌ型にひき肉や魚のすり身を詰め、オーブンで焼いたものをテリーヌ・ド・パテと呼びましたが、最近ではゼラチンで固めたり、蒸したりゆでたり、といった調理法も取られています。

わたしたちが「テリーヌ」と呼ぶものは、正確にはパテの部分なんですね。テリーヌは保存が効くので、冬に備えた保存食としても最適。

フランスではデパ地下でおなじみのお惣菜なんだとか。ぜひお試しあれ。

フランスの有名な料理⑨:エスカルゴ

エスカルゴとは、フランスの食用カタツムリのことです。食用に養殖したものを使い、エスカルゴバター(パセリとニンニクのみじん切りを混ぜ合わせたバター)と合わせるのが主流。

古代ローマ時代から食べられていたほど歴史ある食べ物ですが、人気のせいか、最高級のブルゴーニュ種は、なんと絶滅危惧種。このブルゴーニュ種の養殖に世界で初めて成功したのは、なんとなんと日本の牧場なんです。

ブルゴーニュといえば、ワインでも有名な地域。ブドウの葉っぱを食べて育ったエスカルゴが一番美味しいと言われています。

殻から出してゆでて、もう一度殻に戻し、エスカルゴバターを乗せてオーブンで焼きます。

フランスの有名な料理⑩:トリュフ

ブタの嗅覚を利用して探しだす真っ黒いキノコ、トリュフ。世界三大珍味としても有名な食べ物です。

トリュフが珍味と呼ばれるのは、栽培が難しいから。自然にできたものを探すしかなく、希少価値も高いので黒いダイヤなんて呼ばれています。

トリュフの香りは独特で、料理の仕上げに香り付けとして使われます。スライスしてステーキに乗せたり、細かく刻んでパスタに振りかけたり。

サラダやバゲット、なんにでも合います。トリュフの香りを活かしたトリュフ塩という調味料も。これなら手軽に普段の料理にチョイ足しできますよ。

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マカロンにカヌレ!フランスで有名な食べ物5選!【スイーツ編】

フランスで有名なスイーツ①:マカロン

色鮮やかなマカロンは、見た目に可愛らしいのはもちろん、ときには食べてみて驚くような食材が使われていたり、思いがけない味がしたり、と、目でも舌でも楽しめるスイーツです。最近では表面にプリントデザインされたマカロンも人気。

ピスタチオやラズベリー、ヘーゼルナッツなどは、今やマカロンには定番素材ですよね。柚子やローズ、スミレといった変わり種も出てきており、組み合わせは無限大。

マカロンの作り方は、メレンゲにアーモンド粉をくわえ、絞り出したものをオーブンで焼き上げる、というものです。キレイなマカロンにするのは意外と難しいのだとか。

フランスで有名なスイーツ②:シュークリーム

コンビニでも気軽にゲットできるシュークリームも、フランスのスイーツです。シューとはキャベツという意味で、たしかに見た目はキャベツによく似ています。

さまざまなバリエーションがあって、細長いシュークリームにチョコレートをかけたものはエクレア、ぐるりと円形に焼き上げたものはパリブレスト。一口サイズの小さなシューをタワーのように積み重ねたものはクロカンブッシュと呼ばれ、フランスでは伝統的なウェディングケーキなんですよ。

基本的なスイーツとされ、パティシエが個性を出しやすいのがシュークリーム。十人十色のシュークリームを食べ比べしてみるのもおもしろいかも。

フランスで有名なスイーツ③:ミルフィーユ

ミルフィーユを直訳すると千枚の葉。名前の通り、何層にも重なったサクサクのパイ生地が決めてのスイーツです。

パイ生地層の間に、たっぷりとクリームやフルーツを挟んでおり、キレイに食べるのが難しいと思われがちなスイーツでもあります。確かに、上からフォークを入れようとすると、パイ層が潰れてペシャッとしてしまいますよね。

フランスでは、ミルフィーユは最初に横倒しにしてしまうのが一般的です。パイ層と垂直にフォークを入れるというわけ。

大きなミルフィーユなどは、ナイフを使って食べることも。お皿いっぱいのミルフィーユ、思いっきりナイフを入れてみたいですね。

フランスで有名なスイーツ④:クレームブリュレ

バニラ香る濃厚なカスタードクリームの上に、パリッパリの砂糖がフタをするように表面を覆っているクレームブリュレ。「クレーム」とは「クリーム」という意味なので、日本ではクリームブリュレと呼ばれることも多いです。

「ブリュレ」には焦がしたという意味があり、飴状にした砂糖を指していることがわかります。スプーンでアメを割って、なめらかなカスタードと一緒に口に入れると、バニラの香り・カスタードの甘さ・カラメルのほろ苦さ・アメのパリパリ食感…など、たくさんの感覚を一度に刺激してくれる、なんとも贅沢なスイーツ。

砂糖をタップリ使うのが、パリパリに仕上げるコツです。

フランスで有名なスイーツ⑤:カヌレ

カヌレ・ド・ボルドーは、ワインで有名なボルドー地方で生まれたスイーツです。なんでも、ワインのビン底にたまった澱(おり)を取り除くのに、泡立てた卵白を使うのだとか。

この作業により、赤ワインは美しく澄んだ色になりますが、一方、卵黄が大量に余ってしまいます。余った卵黄を大量消費する方法として、考えられたのがカヌレだったのです。

外側はカリッとして、内側はもっちりとしているのがカヌレの特徴。よく似たお菓子にクグロフがありますが、クグロフはカヌレより大きくて、レーズンを混ぜ込んだパン生地を、発酵させて焼き上げます。

カヌレは発酵させずに焼くので、独特の食感に仕上がるんですね。

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種類が豊富!フランスの人気の食べ物5選!【チーズ編】

フランスのチーズ

フランスは世界でも有数のチーズ大国。なんと1年365日、毎日違う種類のチーズを食べられる、なんて言われます。

フランスで有名なチーズの種類をみていきましょう。

フランスで人気のチーズ①:カマンベール

カマンベールは、チーズ大国フランスの中でも最も食べられているチーズと言われたりします。表面が白カビで覆われており、手に乗る小ぶりなサイズは日本でもおなじみ。

熟成が長いカマンベールほど、中がトロリとしていて、濃厚な風味になるんだとか。チーズの女王と呼ばれることもあり、クセが少なくどんな食材とも相性がよい一方、赤ワインとピッタリというしっかりしたチーズらしさが人気のひみつ。

そのままカットして食べたり、クラッカーやバゲットに乗せるのも定番。フルーツとも合うので、デザートに使われることも多いです。

ゴロンと鍋に入れて煮込んだり、チーズフォンデュのソースにするのも美味しい食べ方ですね。

フランスで人気のチーズ②:ブリーチーズ

ブリーチーズも、カマンベールと同じく白カビに覆われたチーズですが、カマンベールよりも歴史が古く、ブリー地方で1000年以上も前から作られているのだとか。「チーズの女王」カマンベールに対して、ブリーチーズはチーズの王様と呼ばれています。

ブリーチーズが愛されるのは、クセがない濃厚な味わいが秘密。クセがないのに濃厚って、とても不思議な表現ですよね。

なめらかな舌触りや、上品な香りモッチリとした食感など、ブリーチーズに魅了される人は多く、かつてはルイ16世やナポレオンが指名するチーズだったとか。

カマンベールは、このブリーチーズから生まれたものですが、ブリーチーズの方が、よりクセがなくて食べやすいです。その秘密はサイズにあります。

カマンベールが直径10cm前後なのに対して、ブリーチーズは30cm前後。自然と熟成期間が長くなり、ゆっくりと熟成が進むため、奥深い味わいを生むんですね。

フランスで人気のチーズ③:フロマージュ・ブラン

チーズと言うよりは、クリームと言ったほうが近そうなフロマージュ・ブラン。さっぱりとして大変食べやすいチーズです。

数多いチーズの中でも、フロマージュ・ブランはお菓子として扱われるチーズ。器に入れて、フルーツソースやジャム、ハチミツなどをかけて食べます。

日本でいうヨーグルトの感覚に近いですが、ヨーグルトよりもまろやかな酸味なんですよ。生クリームよりも脂肪分が少ないので、離乳食にされることも多いです。

羊の乳で作ったものはフィッセルと呼ばれ、フロマージュ・ブランよりもさらに水分が多く、ほとんどヨーグルトに近いです。新鮮なものほど美味しくて高価。

塩やハーブをくわえて、ディップソースにする食べ方も多いですね。

フランスで人気のチーズ④:コンテ

フランスの厳しい冬を乗り越えるため、保存食として生まれたチーズです。直径60cmという巨大なチーズで、重さは1個40kgにもなるのだとか。

ハードチーズに分類され、水分が少なくてうま味がギュッと凝縮されています。辛口の白ワインによく合うとされ、ハードチーズの中では最も多くフランスで食べられているチーズ。

日本酒やビールとの相性もバッチリですよ。ナッツのような風味と、栗のようなホクホクした食感・甘みを持つので、ナッツと一緒に食べるのもいいですね。

また、加熱するとよく溶けるので、グラタンやチーズフォンデュに使われることも多いのだとか。クロックムッシュに一番使われるチーズでもあります。

フランスで人気のチーズ⑤:ロックフォール

三大ブルーチーズと呼ばれるロックフォールは、フランスで作られる青カビチーズです。白カビチーズが表面を覆うのと異なり、青カビチーズは内部にカビを繁殖させます。

青カビを繁殖させるために塩分がかなり強く、しっかりとした風味があります。クセも強いので、苦手だという人も多い一方、一度ハマると刺激的な味わいをやめられなくなる、という人も。

ロックフォールの原料は羊の乳なので、牛乳で作られたチーズよりも高価になります。生クリームで伸ばしてステーキのソースにしたり、さくらんぼやいちじくのジャムと合わせるととても合うのだとか。

一度試してみたいですね。もしかすると、やめられなくなっちゃうかもしれませんが…。

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食べ物だけじゃない!フランスのおすすめワイン5選!【ワイン編】

フランスのおすすめワイン①:ボルドー

フランスの二大ワイン生産地と言えばボルドーとブルゴーニュ。ボルドーワインは渋くて重厚な赤ワインが主流です。

いくつかの品種をブレンドして作るのがボルドー流で、広大な土地を活かした大規模生産をしています。それぞれの醸造所をシャトーと呼んでおり、名前に「シャトー」とつくワインは、だいたいがボルドー産。

中でも5大シャトーと呼ばれる第一級銘柄は大変高級で世界中からも憧れの的ですが、もちろん、第二級、第三級にも美味しいワインはたくさんあります。第一級銘柄の代表格はシャトー・ラフィット・ロートシルトで、中には1本10万円を超える年代も。

最近ドイツで金賞を受賞したシャトー・モン・ペラを始め、2,000前後のお手頃ワインもたくさんあります。ぜひ探してみてくださいね。

フランスのおすすめワイン②:ブルゴーニュ

フランスの二大ワイン産地のもう一方はブルゴーニュ。ボルドーと比べると、上品で軽やかなワインが主流です。

ブルゴーニュでは、基本的に単一品種のみで作られていて、鮮やかで透き通った色と、華々しい香りが特徴。小規模農家が多いブルゴーニュ地方ではといった単位で区分されるので、ワインの名前も村名からつけられたりします。

日本でも有名なボジョレーもブルゴーニュ地方に入るほか、有名な白ワインのシャブリもブルゴーニュ。「世界一高いワイン」として知られるロマネ・コンティや、「大帝」の異名を持つシャルルマーニュなど、著名なワインを数多く産出しています。

フランスのおすすめワイン③:シャンパーニュ

王家や貴族に愛されたスパークリングの王様、シャンパーニュ。「シャンパン」と呼ばれて日本でも愛されています。

スパークリングワインの中でも、シャンパーニュ地方で作られ、限定した銘柄のみを使うなど、厳格な規定をクリアしたものだけが「シャンパーニュ」と名乗ることができます。甘くフルーティな香りと、きめ細かな泡が特徴。

シャンパンを開けるときのポンッという音、勢いよく溢れ出す泡など、お祝いごとにもピッタリなワインです。シャンパンタワーや進水式などに用いられることもあるなど、やはり華やかさが際立ちますね。

ドンペリモエ・エ・シャンドンといった高級シャンパンも有名ですが、お手頃なシャンパンもあるので、ぜひ一度お試しください。

フランスのおすすめワイン④:アルザス

アルザス地方は、ドイツとの国境に面した地方です。そのためドイツの文化とフランスの文化が混じり合ったワインが作られています。

アルザスで有名なのは白ワイン。スモーキーな香りと辛口のリースリングがとくに人気ですね。ボン・ド・ターブル(テーブルワイン)と呼ばれるものは、フランス人が水代わりに飲むと言われるほど。

ゲヴュルツトラミネールという白ブドウは、完全にドイツ語の名前ですが、パリの三ツ星レストランでも採用されるほどのワインを生み出します。ライチやバラの香りがすると言われ、まるで香水のような強い香りを放ちます。

フランスのおすすめワイン⑤:ラングドック

ラングドックは、フランスの中でもっともブドウの生産に適した気候です。世界最大のワイン生産地と言われることもあります。

ラングドックは、フランスの中でもっともブドウの生産に適した気候で、世界最大のワイン生産地と言われることもあります。ワインの生産量・輸出量は、もちろんフランス一です。

いっぽう、品質は二の次で、水代わりに飲まれるようなワインが多かったのだとか。近年は品質向上がめざましく、国内外から大注目を集めています。

その背景にあるのがAOCと呼ばれる機関です。たとえばAOCの規定をクリアしないと「コニャック」と名乗ってはならない、といった厳しいルールがあるのです。

AOCの規定をクリアすると、正式にブランドとして認められるわけですから、多いな効力を持ちます。しかし近年「AOCの規定にとらわれず自由なワイン造りをしたい」と考える新進気鋭の農家・醸造家かラングドックに集まってきたのです。

これからのラングドックが楽しみですね。

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フランスの食べ物のお土産は大人気!おすすめのお土産5選!

フランスで人気の食べ物のお土産①:スイーツ

フランスのお土産と言えば、やっぱりスイーツ!今もっとも人気が高いのはラデュレのスイーツです。

とくに、カラフルで前衛的なマカロンは有名で、日本にも直営店があります。お土産にするなら、日本では発売されていないフレーバーがおすすめ。

「ラデュレといえばマカロン」のイメージが強いですが、フランスのラデュレで買えるチョコレートも素敵です。マカロンよりも日持ちするので、お土産に持ってこい。

ラデュレ以外にも、フランスにはたくさんのスイーツ店があるので、お気に入りのお店を見つけるのもいいですね。困ったときはメールのゴーフルなら間違いなし。

日本のゴーフルと違って、ふわふわの生地に、ザラッとした食感のクリームが挟まれています。いろんなフレーバーがあるので、全種類制覇したくなっちゃう。

フランスで人気の食べ物のお土産②:バター

エシレバターボルディエといったフランスの高級バター。一度は聞いたことがあるのでは?

伝統的な製法をひたすら守って製造しているほか、発酵バター燻製バターなど、日本ではあまり見ない珍しいフレーバーも。豊かな風味に魅了され、世界中の料理人の御用達バターです。

日本で買うと200gで2,000円という値段になってしまいますが、本国で買えば400~500円程度。紙に包まれているだけ、の素朴な包装なので、フリーザーバッグやタッパなどの容器を日本から持参しておくのがいいですね。

風味が劣化してしまうので、帰国直前に買い求めるのがおすすめです。

フランスで人気の食べ物のお土産③:コンフィチュール

コンフィチュールとは、日本でいうジャムのようなもの。シロップ漬けと訳されることもあるように、果肉を潰さず、果物の形を残したまま、ビン詰めされています。

ボンヌ・ママンは、コンビニでも買える手頃なブランド。種類がとても豊富なのが特徴で、ルバーブやグズベリ(スグリ)などは、どんな味がするのか想像もつきませんね。ボンヌ・ママンのジャムをたっぷり使った焼き菓子も人気ですよ。

またフェルベールのコンフィチュールも、大人気のお土産。「メゾン フェルベール」もしくは「クリスティーヌ フェルベール」と呼ばれます。

パイナップル、パッションフルーツなど、ジャムには珍しい果物を使ったり、いくつかの果物をミックスしたものや、チョコレートやスパイスを使ったものなど、抜群のセンスはジャムの妖精と絶賛されています。

フランスで人気の食べ物のお土産④:塩

ゲランデの塩カマルグの塩といった天然の海塩は日本でも大人気の調味料ですね。ミネラル分が豊富で、まろやかな味わいです。

ゲランデはブルターニュ地方、カマルグはプロヴァンス地方の地中海から作られます。中でもフルール・ド・セルと呼ばれるものは、塩田の表面にできる結晶だけを集めたもの。

海水が濃くなって、泡のようになったところをすくい集めて塩にします。コクがあって奥深い味わいなんだとか。

ハーブ塩トリュフ塩も人気のお土産です。本場の香りを日本へ持ち帰って楽しんだら、きっと幸せいっぱいになるはず。

フランスで人気の食べ物のお土産⑤:紅茶

紅茶といえばイギリスですが、フランスの紅茶もお土産として人気。フォションマリアージュフレールニナスなどは、フランスの紅茶ブランドです。

フランスの紅茶は、果物や花の香りがついたフレーバーティが多いです。パッケージデザインに凝っているのも特徴で、黒猫のロゴマークがかわいらしいジャンナッツに、フランス人の支持率ナンバーワンのクスミティー

缶入りをお土産にすれば、紅茶葉がなくなった後でも喜ばれそうですね。

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フランスの美味しい食べ物を満喫!フランスはグルメツアーも充実!

美食の国フランスを旅行するなら、グルメツアーがおすすめ。あるルーブル美術館や凱旋門は素通りして、ひたすら美味しいものを目指すツアーです。

チーズの産地をめぐるチーズツアー、ショコラティエばかり立ち寄るチョコレートツアー、スイーツを片っ端から総なめにしていくスイーツツアー、ワイン農家に泊まれちゃうワイン製造体験ツアーなど、様々なグルメツアーがあります。カスタマイズ可能なツアーもあるので、あなただけのツアープランを組み立てることもできますよ。

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フランスの食べ物はパリやリールなど場所によって名物料理がある!

フランスへ旅行するなら、ガレットブリーチーズは欠かせない。やっぱりボルドーワインも楽しみたいし、マカロンも気になる…けど、ちょっと待って。

ガレットはそもそもブルターニュ地方の食べ物ですし、ブリーチーズはブリー地方のもの。ボルドーワインはボルドー地方のものですし、マカロンを探すならやっぱりパリ。

フランスにはそれぞれ、各地方で昔から育まれてきた名物料理があります。せっかくフランスに来たなら、ぜひ名物料理として味わいたいものです。

とはいえ、旅行日数も限られているので、行き先が決まってから、その土地の名物料理も一緒に楽しむスタイルがおすすめ。美味しいフランスをたっぷり味わってくださいね。

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フランスの有名な食べ物は?おすすめ料理やチーズ、スイーツなど30選まとめ

美食大国フランスには、美味しい食べ物がたくさんあります。それらはすべて、土地の気候や生活を反映して生まれた食べ物ばかり。

敷居が高い、というイメージもありますが、実際にはそんなこともなく、誰もが日常的に食べている普段のものです。まずは気軽にフランスの味を楽しんでくださいね。

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