ウクライナってどんなところ?観光前に基本情報を知っておこう
ウクライナの地理
ウクライナは東ヨーロッパにある国で首都はキエフで、西にはポーランド、ルーマニア、ハンガリー、スロバキア、東に因縁の大国・ロシアと接して、南は黒海に面しています。
ウクライナは美しい国で、ヨーロッパの真珠と呼ばれ、紅葉や古い教会、石畳の道など心を奪われるほど美しいロマンティックな町並みのところです。
国土は60万平方キロメートル程(日本の約1.5倍)あって、人口は4,500万人程度でヨーロッパ諸国の中でも多く、約 20%はロシア人で、そして公用語はウクライナ語です。
ウクライナの歴史
9世紀に建国したキエフ大公国はキエフを首都とし、11~12世紀に栄えましたが、13世紀タタール人の侵入により滅亡して16世紀ウクライナはポーランドに占領されました。
独立のために幾度も戦ってきた歴史がある国で、17世紀に入り勢力を増したウクライナ・コサックは分離運動を起こし、やがてロシアの援助を得て1654年にはロシアと合併して1917年独立して共和国を成立させました。
1922年ウクライナ・ソビエト社会主義共和国としてソビエト連邦に正式加盟しましたが、1991年独立を宣言して今日に至っています。
ウクライナの通貨や物価
ウクライナの通貨はフリヴニャ(UAH)で、補助単位はコピーイカ(1フリヴニャ=100コピーイカ)です。
1 グリブナ =は4.09日本 円 (2019年2月22日)です。
ユーロやアメリカドルを両替できるところはありますが、日本円は両替できませんが、クレジットカードはウクライナの主要都市には、国際キャッシュカードが使用できるATMが設置されており、現地通貨で現金を引き出したり、支払いにも使えます。
ウクライナの物価は地域差が若干あり、キエフはやや高めです。
高級ホテルだと200~300ユーロ、中級ホテルで約15,000円、ユースホステルが5,000円(1ベッド)、庶民的な店ではボルシチが80円、サラダなどセットで120円程です。
日本料理などは高級レストランでは1,200円程度です。
ロシアとの関係は大丈夫?ウクライナを観光する時の治安は?
混雑した地下鉄車内、ホテル、人々が集まるイベント会場、飲食店など不特定多数の利用者が多い施設でのスリ・置引き被害があります。
また、「財布落とし」犯罪は、財布を拾って中身が減っていると弁償を求められるので、係り合いにならないように注意が必要です。
日本人の被害例は、深夜にキエフ市内の公園内で、ウクライナ人グループから持っていたデジタルカメラを横取りされそうになり、カメラは強奪された上、顔を殴られた例があります。
また、宿泊するホステルでは、外出中や入浴中、飲食中に、ノート型パソコンや金品類旅券等が盗難されたり、混み合った地下鉄車内で手提げ鞄やリュックサックに入れたパスポートや財布を抜き取られる被害などがあります。
貴重品には注意が必要です。
ウクライナ観光にビザは必要?クリミア半島は行ける?
ウクライナのビザは短期、長期、トランジットの3種類ありますが、日本人がウクライナへ旅行へ行く場合、90日を超えない滞在の際はビザは免除になり、手続きの必要はありません。
ビザが不要でもパスポートの有効残存期間は3ヵ月以上必要なので気をつけましょう。
でも、観光以外の目的の場合や90日を超える滞在の場合は期間、目的に応じたビザを取得する必要があります。
2014年3月より、クリミア半島全域はロシアによる占領下にあって、現時点では、一般の外国人がウクライナ側からクリミア半島に行くことはできません。
外国人がクリミア半島に行く方法は、ロシア側から空路または船で行くしかなく、ロシアの法律に基づくロシア国内の移動ということで、日本人はロシアのビザが必要です。
ウクライナへの行き方は?日本からの直行便はある?
ウクライナへの日本から飛行機の直行便はないので、ヨーロッパや中東カタール経由などで乗り継いで行くのが一般的です。
日本から行く場合は、ターキッシュエアラインで、トルコ・イスタンブール経由も比較的利用されていて、時期により中東経由でチケットが格安で購入できます。
アジア経由の場合、バンコクや北京からウクライナエアの直行便も出ています。
ドイツ、フランクフルトなどのヨーロッパ各都市からは、各国のエアラインで行くか、ウクライナエア航空、LCCのウィズエアなどで行くことができます。
ヨーロッパ内で乗り継げば、首都キエフ以外の空港(オデッサ、リヴィウなど)から入国可能な便もあります。
ウクライナを観光するのに必要な費用や日数は?
ウクライナのキエフだけのツアー(宿泊代込み)で3泊6日間が一般的で、費用は10万円~15万円位ですが、せっかくですので、「ヨーロッパの真珠」とも呼ばれ他の地域にも足を伸ばすことをおすすめで、現地泊が5泊8日間程必要で、費用は17万円~22万円になります。
ウクライナ単独よりも、ポーランドあるいは(モルドバ) 、サンクトペテルブルグ(ロシア)、イスタンブール(トルコ)と一緒のツアーもあり、14万円~22万円位です。
個人旅行の場合、東京―キエフの航空運賃6万円~18万円(最適プラン13万円)、1泊8,000円~20,000万円中級のホテルに泊まり(2人の場合は半額)、食事代が安いので普通のレストランで食事し、オペラをなどの観劇、旅費、お土産代を含めて一人当たり約20万円~25万円位になり、格安であれば12万円~15万円ということになります。
恋のトンネルに大聖堂!ウクライナの人気観光地20選!
では、ウクライナの観光地をみていきましょう。
- 聖ソフィア大聖堂
- 独立広場
- ペチェールシク大修道院
- 黄金の門
- ポチョムキンの階段
- 聖ヴォロディームィル大聖堂(聖ウラジーミル大聖堂)
- 国立キエフ大学
- リヴィウ歴史地区
- 恋のトンネル
- チェルノブイリ博物館
- 聖ミハイール黄金ドーム修道院
- ウクライナ国立歌劇場
- 聖アンドリーイ教会
- ポーランドとウクライナのカルパティア地方の木造教会群
- マリア宮殿
- オデッサ オペラ バレエ劇場
- ウクライナ建築民俗博物館
- 大祖国戦争博物館
- 怪物屋敷
- Gulliver Shopping Mall
ウクライナの観光地①:聖ソフィア大聖堂
ウクライナの首都であるキエフの中心に位置する世界遺産の「聖ソフィア大聖堂」は、1037年に、キエフの大公国のヤロスラウ大公の大勝利を記念して建てられました。
現在の建物は17世紀後半に再建されたものですが、堂内は11世紀後半のものが残っています。
東欧諸国のキリスト教はウクライナを始め「正教」で、西ヨーロッパのローマ・カトリックとは違って、ビザンツ帝国の文化を受け継いだ教会は、キリストなどを描いた「イコン」と呼ばれる宗教画がたくさんあり、歴史の重みのあります。
聖ソフィア大聖堂
住所:Volodymyrska St, 24, Kyiv, ウクライナ 01001
電話番号:+380 44 278 2620
営業時間:9時00分 – 19時00分
定休日:
入場料や利用料:60ウクライナ・フリヴニャ
URL:聖ソフィア大聖堂
ウクライナの観光地②:独立広場
9本もの通りが集まる独特な形場の「独立広場」は、キエフの街の中央広場的な役割を果たしています。
公園内には「ウクライナ独立記念碑」が建っており、この広場が多くの暴動やデモが行なわれた歴史的に重要な場所になっています。
2004年のオレンジ革命や記憶に新しい2013年のヤヌコビッチ大統領(当時)に対して激しい抗議活動が行われました。
今では平和そのもので、周囲には、ショッピングモーや、ホテルなどが建っており、多くの人が行きかって、夜にはライトアップが美しく幻想的な光景が広がっています。
独立広場
住所:1, Maidan Nezalezhnosti, Kyiv, ウクライナ 02000
電話番号:++380 97 236 7777
営業時間:24 時間
ウクライナの観光地③:ペチェールシク大修道院
キエフ・世界遺産の「ペチェールシク大修道院」の創建は11世紀半ばで、ロシア正教の中でも数少ない「大修道院」の称号を所有するロシア正教ウクライナ支部の総本山です。
ロシアやウクライナを含む東スラヴ地域では最も長い歴史がある修道院で、敷地内には修道院や大聖堂、地下墓地、博物館と多くの見どころがあります。
地下墓地では、実際にミイラ化した修道士の一部が棺桶から出ている様子を見ることができ、高さ100m近くある大鐘楼の頂上から黄金に輝く屋根の大聖堂、市街地などを一望できます。
ペチェールシク大修道院
住所:Lavrska St, 15, Kyiv, ウクライナ 01015
電話番号:+380 44 255 1105
営業時間:(4月~10月)8時00分 – 19時00分、(11月~3月)9時00分 – 18時00分
定休日:
入場料や利用料:60ウクライナ・フリヴニャ
URL:ペチェールシク大修道院
ウクライナの観光地④:黄金の門
「黄金の門」は、キエフ公国のヤロスラウ賢公により街の城壁の大門として、キエフが最盛期を迎える1037年に建てられたといわれています。
1240年以前まであった門(幅7.5m、高さ9.5m以上)は、内部は壁画とモザイクの装飾がありましたが、13世紀にモンゴル軍により完全に破壊され、18世紀には保管のために地中に埋められました。
その後、発掘と研究により1982年に当時の門を再現し、今の新しい門は遺跡をカバーするように立てたため、実際の門よりも大きな建物になりました。
黄金の門
住所:Volodymyrska St, 40А, Kyiv, ウクライナ 01034
電話番号:+380 44 278 6919
営業時間:火曜日 10時00分~17時00分、水~日曜日 10時00分~18時00分
定休日:月曜日
入場料や利用料:10ウクライナ・フリヴニャ
URL:黄金の門
ウクライナの観光地⑤:ポチョムキンの階段
ウクライナ屈指のリゾート地「黒海の真珠」オデッサにある「ポチョムキンの階段」は、市街と港を結ぶこの街のシンボルになっています。
階段全体は目に錯覚を与えるデザインで、「階段を見下ろす際に階段は見えない、見上げる際には踊り場が見えない」という不思議な見え方をするところです。
遠近法の盲点を突いて、階段は上より下のほうが広くできているため、階段を下から見ると階段が実際より長く見え、階段を上から見ると階段をそれほど長くないように見えます。
夏は黒海で泳ぐ観光客がウクライナ全土から集まり、地中海のクルーズ船も多く立ち寄りる港町リゾートです。
この階段に行って、確認してみましょう。
ポチョムキンの階段
住所:Odesa Odes'ka oblast ウクライナ 65000
ウクライナの観光地⑥:聖ヴォロディームィル大聖堂(聖ウラジーミル大聖堂)
ロシア正教の教会「聖ヴォロディームィル大聖堂」は、1882年に国民の寄付により創建されました。
ウクライナの独立後、ウクライナ正教のキエフ総主教庁にロシアから譲渡され、現在は国の重要文化財です。
外観は黄色を基調とした新ビザンチン様式の建物で、内部は聖堂の壁や天井を壁画と自然の美しさなどを写実的に描いたロシアの移動派の画家たちの美しいフレスコ画が飾られています。
他の聖堂とは一味違う様々な宗教画があって、きらびやかで荘厳な雰囲気の聖堂内部は一度訪れる価値があります。
聖ヴォロディームィル大聖堂
住所:Tarasa Shevchenko Blvd, 20, Kyiv, ウクライナ 02000
電話番号:+380 44 235 5385
営業時間:(4月~10月)8時00分 – 19時00分、(11月~3月)9時00分 – 18時00分
定休日:なし
入場料や利用料:60ウクライナ・フリヴニャ
URL:聖ヴォロディームィル大聖堂
ウクライナの観光地⑦:国立キエフ大学
ウクライナの「国立キエフ大学」は、ウクライナで2番目に古い大学で、1834年に創立され、17世紀に設立されたキエフ・モヒラ・アカデミーが前身です。
ウクライナとソヴィエト戦争では、1918年に起きたクルーティ駅の戦いで多くの学生が亡くなった悲劇として、今でも追悼式が行われています。
そんなキエフ大学の校舎はひと際目立つ真っ赤な色で染められており、それは、学生たちが起こした徴兵拒否運動への罰として、血の色で塗りつぶすように皇帝(ニコライ1世)が命令したからだそうです。
国立キエフ大学
住所:Volodymyrska St, 60, Kyiv, ウクライナ 01033
電話番号:+380 44 239 3333
URL:国立キエフ大学
ウクライナの観光地⑧:リヴィウ歴史地区
ポーランドとの国境近くにあるウクライナの古都はリヴィウは14世紀以降にオーストリアやポーランドなどの支配下となり、西ヨーロッパの影響を強く受け、バロック様式の教会、石畳の歩道が敷かれた美しい街並みや文化・歴史が形成されたところです。
世界遺産の「リヴィウの歴史地区」は、古きよきヨーロッパの雰囲気を感じることができる歴史的建築物や教会、広場、博物館などフォートジェニックな美しいスポットがたくさんあります。
市庁舎の塔から一望する夕暮れ時の光景は ノスタルジーを感じて、旅の印象を深くします。
リヴィウ市
住所:リヴィウ、リヴィウ州、ウクライナ、79000
ウクライナの観光地⑨:恋のトンネル
ウクライナ西部のクレーヴェンとオルツィヴを繋ぐ鉄道敷きは、「恋のトンネル(ザ・トンネル オブ ラブ)」と呼ばれる草木が生い茂るアーチがあり、地元では、映画『クレヴァニ 愛のトンネル』の撮影のロケ地として有名です。
今では世界中からカップルが訪れるインスタ映えするスポットです。
1日に3回地元の工場へ向かう列車が通っており、「電車が通る時にキスをすると願いが叶う」「カップルが手を繋いで歩くと永遠に結ばれる」という伝説になっています。
四季によって景色が変わり、秋には紅葉して本当に願いが叶いそうな位、あまりにも幻想的なロマンティックなトンネルになります。
恋のトンネル
住所:Tunnel of love, Тунель кохання, Вул. Космонавтів, 9, Klevan', Rivnens'ka oblast, ウクライナ 35312
ウクライナの観光地⑩:チェルノブイリ博物館
史上最悪のチェルノブイリ原子力発電所事故は、1986年4月23日1時23分に起き、多くの人々の運命を変えました。
「国立チェルノブイリ博物館」は、発電所事故6周年に当たる1992年、キエフの中心街に開設された博物館です。
展示は、「原子力事故がなぜ起きたのか」「当時ソ連が事故の真実を国民に隠蔽した結果どれだけの悲劇が起こったのか」「事故当時の様子」「命を賭けて事故の収束にあたった人々」などですが、事故対応に当たった作業員たちは45%が死亡して50%に身体障害が生じました。
福島原発事故を含めていろいろと考えさせられる、強いインパクトを与える博物館です。
チェルノブイリ博物館
住所:Provulok Khoryva, 1, Kyiv, ウクライナ 02000
電話番号:+380 44 482 5627
営業時間:10時00分~18時00分
定休日:日曜日
入場料や利用料:10UAH、音声ガイド:50UAH、カメラ:50UAH
URL:チェルノブイリ博物館
ウクライナの観光地⑪:聖ミハイール黄金ドーム修道院
キエフのシンボルの一つである「聖ミハイル黄金ドーム修道院」は、中世キエフで最大の教会で、キエフ中心部にある独立広場からもすぐ近く、道を挟んだ対面には世界遺産の「聖ソフィア大聖堂」があります。
ウクライナ・バロック様式の修道院は12世紀に創建され、旧ソ連の教会弾圧によって1936年に破壊されましたが、ウクライナの独立の際に再建されました。
外観の美しい水色の壁と黄金色のドームとの対比は魅惑的で、院内はモザイク画やフレスコ画に彩られた荘厳さが漂い多くの人が祈りを捧げています。
聖ミハイール黄金ドーム修道院
住所:Triokhsviatytelska St, 8, Kyiv, ウクライナ 01601
電話番号:+380 97 777 7434
営業時間:10時00分 – 18時00分木曜日10時00分 – 17時00分
定休日: 月曜日
入場料や利用料:無料
URL:聖ミハイール黄金ドーム修道院
ウクライナの観光地⑫:ウクライナ国立歌劇場
「ウクライナ国立歌劇場」は、管弦楽団及びバレエ団を擁するウクライナを代表する歌劇場であり、1867年に開場されましたが、その後火災で消失し、現在残る劇場は、ネオ・ルネサンス様式で1901年に再建されました。
オペラは、4つの言語(ウクライナ語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語)で演じられていますが、キエフオペラ・キエフバレエは夏の時期は日本など海外での公演のため、キエフでは休演となります。
チケットは低価格(20UAH~)なので、本場のバレエやオペラを2時間たっぷり堪能できます。
ウクライナ国立歌劇場
住所:Volodymyrska St, 50, Kyiv, ウクライナ 01030
電話番号:+380 44 234 7165
営業時間:公演による
定休日:公演による
入場料や利用料:20UAH~
URL:ウクライナ国立歌劇場
ウクライナの観光地⑬:聖アンドリーイ教会
エメラルドグリーンの外壁が美しい「聖アンドリーイ教会」は、イタリア人建築家の設計により1754年に建設され、全体的に青でまとめられた外観はバロック様式、内部はロココ様式のデザインです。
教会の名前の由来は、ウクライナに初めてキリスト教を伝道した使徒アンドリーイです。
20世紀初めに、ソ連時代には閉鎖され無神論博物館になっていましたが、2008年には独立正教会のひとつになりました。
現在は内部が改修され、音楽会などのイベントも開催されています。
教会に面するアンドレイ坂には画廊、骨董品、土産物店などが立ち並んでいます。
聖アンドリーイ教会
住所:Andriivs'kyi descent, 23, Kyiv, ウクライナ 04070
電話番号:+380 44 599 0005
営業時間:10時00分 – 18時00分、木曜日10時00分 – 17時00分
定休日:水曜日
入場料や利用料:無料
URL:聖アンドリーイ教会
ウクライナの観光地⑭:ポーランドとウクライナのカルパティア地方の木造教会群
16~19世紀に建てられた16のギリシア正教会の聖堂で構成されている「ウクライナ西部とポーランドに点在するウクライナのカルパティア地方の木造教会群」は、それぞれタイプの異なった建築様式を持っています。
代表的な木造教会が「カルパティア地方の木造教会群」として2013年ユネスコ世界遺産に選ばれました。
そのうちの8棟がウクライナで、リヴィウ州のドロホブィチ市の天使首ミハイル会衆聖堂、聖ゲオルギオス聖堂、至聖三者聖堂などがよく知られ、現在も教会として機能しているものや博物館になっているものもあります。
ウクライナ 聖ゲオルギオス聖堂
住所:вул. Солоний Ставок, 23, Drohobych, L'vivs'ka oblast, ウクライナ 82100
電話番号:+380 3244 22639
営業時間:平日 9時00分~18時00分、土・日曜日 9時00分~17時00分
定休日:なし
URL:ウクライナ 聖ゲオルギオス聖堂
ウクライナの観光地⑮:マリア宮殿
ロシアの女帝エリザベータの命により1750年~1755年にかけて建造された、ウクライナとロシアのバロック様式がうまく調和したラストレッリ設計の宮殿で、1819年の火災により2階部分が焼失しました。
ロシア皇帝アレクサンドル2世と皇妃マリアの1870年のキエフ訪問の際に再建され、皇妃であったマリアの名が付けられました。
ペチェールシク区、ウクライナ最高議会の議事堂の隣に位置し、現在はウクライナ大統領の公邸・迎賓館として利用されて、特定日に一般公開しています。
マリア宮殿
住所:5A, Mykhaila Hrushevskoho St, Kyiv, ウクライナ 01008
電話番号:+380 44 235 5385
営業時間:非公開
定休日:非公開
ウクライナの観光地⑯:オデッサ オペラ バレエ劇場
「オデッサオペラ バレエ劇場」は、ウィーンの建築家であるフェルディナンド・フェルナーとヘルマン・ ヘルマーの設計で1884年~1887年にかけて建てられた東欧屈指の名門劇場で、夜のライトアップがきれいです。
外観が美しくて端正で、内装はさらに荘厳で、チャイコフスキー、グラズノフ、リムスキー・コルサコフなどの巨匠が指揮をとり、パヴローワが華麗なバレエを演じたこともあります。
オデッサ オペラ バレエ劇場
住所:Chaikovs'koho Ln, 1, Odesa, Odes'ka oblast, ウクライナ 65000
電話番号:+380 48 780 1509
営業時間:11時00分 – 19時30分 11時00分~14時00分、15時00分~19時00分
定休日:
入場料や利用料:
URL:オデッサ オペラ バレエ劇場
ウクライナの観光地⑰:ウクライナ建築民俗博物館
「ウクライナ建築民俗博物館」は、首都キエフの郊外にある野外博物館で1969年に開館されました。
地域別にウクライナ人の伝統的な建築(300棟)と文化的遺物(7万点)が展示され、西部では、木造建築が多く、中部の建物は白の漆喰が目立ち、南部は石造りの建物が目立ちます。
広大な敷地に、16世紀以降に建てられれたウクライナの伝統的な木造建築物(住居や教会、学校の校舎、風車など)が移築され、家具、農具などが展示され、また民芸品の製作実演などあります。
石造りの建物が多いウクライナでの木造の建物(中には茅葺の屋根も)は、目線が異なり意外感があります。
ウクライナ建築民俗博物館
住所:Vulytsya Akademika Tronʹka, Kyiv, ウクライナ 03026
電話番号:+380 98 913 8007
営業時間:10時00分 – 17時00分
定休日:なし
入場料や利用料:40ウクライナ・フリヴニャ
URL:ウクライナ建築民俗博物館
ウクライナの観光地⑱:大祖国戦争博物館
キエフのドニエプル川沿いにある「大祖国戦争博物館」は、第二次世界対戦の資料や写真、武器が展示されている博物館で、2014年のクリミア危機から始まり今も続くロシア・ウクライナの軍事的交戦に関する資料や写真、武器なども展示されています。
屋外には、ソビエト時代のミサイルや軍用機が展示され、「祖国の母」像(高さ108m)は、1981年に当時の共産党書記長ブレジネフによって作られました。
館の北側には、18世紀の城壁や武器庫が保存されたペチェールシク要塞があります。
大祖国戦争博物館
住所:Lavrska St, 24, Kyiv, ウクライナ 01015
電話番号:+380 44 285 9452
営業時間:10時00分 – 17時00分
定休日:月・火曜日
入場料や利用料:5UNA カメラ持込料10UNA ビデオ持込料25UNA(1時間)
URL:大祖国戦争博物館
ウクライナの観光地⑲:怪物屋敷
キエフ市内、大統領府の隣りにある奇妙な装飾が特徴の建築物は「怪物屋敷」と呼ばれ、キエフのガウディと称される建築家レシェク・ホロデツキの設計により高級マンションとして1902年に建てられました。
この建物の屋根や壁面は、イタリア人彫刻家エリオ・サシャにより作られた蛇や蛙、象、鹿などの動物や人魚などの彫像で装飾されていますが、装飾の見た目がユニークです。
現在は、重要文化財になっており大統領公邸の一つとなっています。
怪物屋敷
住所:Bankova St, 10, Kyiv, ウクライナ 02000
電話番号:+380 44 255 7333
営業時間:土曜日 10時00分~14時00分
定休日:日~金曜日
入場料や利用料:ツアーによる(ツアーで観覧可能)
ウクライナの観光地⑳:Gulliver Shopping Mall
「Gulliver Shopping Mall」は、口コミで一番人気の高いショッピングモールで、キエフの中心部に位置する新しいショッピングモールです。
ビル上層部上階には、りっぱなレストランがあり、最新のファッションの高級店からカジュアルな婦人用、紳士用の店舗、スポーツ用品の店舗、フードコート、必要なものがすべて揃ったスーパーマーケット、グルテンフリーの専門食料品などがあります。
新鮮なパン屋、コーヒーショップ、おいしいデリ、ビーガンなどもあり、買い物ついでの美味しい食事も楽しめます。
***Gulliver Shopping Mall*
住所:Sportyvna Square, 1a, Kyiv, ウクライナ 01023
電話番号:+380 98 555 5509
営業時間:10時00分~22時00分
定休日:なし
URL:Gulliver Shopping Mall**
観光中に食べたいおすすめウクライナグルメ5選!
おすすめのウクライナグルメ①:世界三大スープ「ボルシチ」
「ボルシチ」は、赤カブ(ビーツ)、キャベツなどの野菜を煮込んだスープで、この深紅の美しいスープは、世界三大スープにも数えられています。
パン(主食)と一緒に食べるのが一般的で、ロシアの名物料理と思われがちですが、ウクライナが発祥の地です。
クセのないうまみのスープで、キャベツや角切り肉、タマネギやじゃがいも、豆なども入っています。
ウクライナ料理レストランではどこでも食べれますが、チェーン店の「プザタハタ」は人気です。
おすすめのウクライナグルメ②:ウィーン風カツレツ
オーストリアを代表する郷土料理のウィーン風カツレツ(ヴィーナー・シュニッツェル)は、普通の揚げ物料理とはまったく異なり、油臭さなどまったく感じられず、中にたっぷり入ったバターの香り高い上品なディッシュで、カツレツとマッシュポテト添えが一般的です。
ケッパー(独特の風味や酸味を持つ酢漬け木の花のつぼみ)やオリーブの実をアンチョビで巻いたものを付け合せとしたカツレツは白ワインによく合います。
おすすめのウクライナグルメ③:「ロシア風のロールキャベツ」ガルブツィー
「ガルブツィー」は、ロシアの伝統的な家庭料理として親しまれている名物料理で、「ロシア風のロールキャベツ」ですが、日本で食べられているロールキャベツの元になったのがこの料理なんです。
日本のロールキャベツとは異なり、ロシアのガルブツィーには挽肉や野菜のほかにライスが入っており、フライパンでこんがりと焼き目をつけてからトマトベースで煮込むのがウクライナ風ロールキャベツの特徴で、ぜひ本場の味も試してみましょう。
おすすめのウクライナグルメ④:おやつ代わりに食べられる「チェブレキ」
「チェブレキ」は、クリミア半島で生まれた粉物料理で、チーズをたっぷりと含んだ味付けの羊挽肉を、クレープのような生地で包み、油でカラッと揚げて食べます。
ウクライナでよく食べられている名物料理です。
クリミア半島に起源があるテュルク系民族、クリミア・タタール人の伝統料理であったのが、ロシア全体に伝わりました。
おやつ代わりに食べられることが多く、でき立てアツアツの「チェブレキ」は絶品だと人気があるものです。
おすすめのウクライナグルメ⑤:「ロシア風のバーベキュー料理「シャシリク」
「シャシリク」は、ロシアをはじめとした東ヨーロッパ諸国で食べられている定番の「ロシア風のバーベキュー料理」で、シャシリクの起源となったのはカフカス地方のケバブで、それがロシアや周辺各国に広がったということです。
「シャシリク」に使われる肉は、元々はラム(生後1年未満の仔羊)やマトンなどの羊肉が主でしたが、現在は、牛肉、豚肉、魚肉、鶏肉など、地域や宗教などに応じて、いろいろな肉類が用いられています。
この料理も外せない料理ですね。
観光資源やグルメが多いのに観光客が少ないのが不思議な国「ウクライナ」
数々の戦いの歴史を持つウクライナは東ヨーロッパに位置して、古くからイスラム諸国、ポーランド、オーストリア、ロシアなどの治世下の影響を受けて、多様な魅惑的な観光資源・グルメが豊富にあり、西ヨーロッパも感じさせる国です。
観光の情報量や観光客が少ないのが不思議でもったいない国で、ウクライナは世界一美人が多い国と言われて、美味しい伝統料理もたくさんあります。
多様性を持つ自由主義になったヨーロッパの国に行きましょう!イケメンもいますよ。