どこいく|国内・海外旅行のおすすめ情報メディア
2019/04/14

イエメンの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

かつて「幸福なアラビア」として栄えていたイエメン共和国。
イエメンの首都サナアの旧市街はじめ、自然と感じることが出来るソコトラ島など魅力的な観光地ばかりです。

しかし、現在は「中東で最も貧しい国」と言われていて、日本ではイエメンのことはあまり報道されません。
日本ではあまり報道されない、イエメンの現在の治安状況について紹介します。

本コンテンツは当サイトが独自に制作しております。各広告主様やアフィリエイトサービスプロバイダ様から商品案内や広告出稿をいただくこともありますが、各事業者様がコンテンツ内容等の決定に関与することはございません。本サイトは広告およびアフィリエイトサービスにより収益を得ています。コンテンツ内で紹介した商品が成約されると、売上の一部が当サイトに還元される場合があります。
Large yemen 2697403 1280 1

【治安の前に】イエメンってどんな国?

null

アラビア半島の南にあり、サウジアラビアの真下にある国、イエメン共和国
13世紀には、豊かな国で貿易が盛んに行われていた国の1つです。

まずは、基本情報を紹介します。

基本情報
正式名称 イエメン共和国 首都 サナア (Sana'a)
面積 約55万平方キロメートル 人口 約2,230万人
民族 アラブ人 使用通貨 イエメン・リアル
言語 アラビア語 宗教 イスラム教

イエメンの世界遺産は、4か所登録されています。

  1. サヌア旧市街
    1986年、世界文化遺産に登録されたサヌア旧市街は、城壁に囲まれていて「レンガの摩天楼」と呼ばれている場所です。

  2. ソコトラ諸島
    2008年、世界自然遺産に登録されたソコトラ諸島は、イエメンの沖合のインド洋に浮かぶアフリカ大陸から分離してできた島です。
    「インド洋のガラパゴス」と言われ、様々な動物や植物を見ることができます。

  3. シバームの旧城壁都市
    1982年、世界文化遺産に登録されたシバームの旧城壁都市は、500棟以上の独特な高層建築物が残っている場所です。

  4. 古都ザビード
    1993年、世界文化遺産に登録された古都ザビードは、イエメンで最も古いモスクが造られた場所です。
    イエメンには、サヌアの旧市街はじめ素晴らしいモスクがあり、観光地として非常に魅力的な国です。

ですが、独裁政権を廃止した「アラブの春」以降も、内戦が始まったりと平和な日々が訪れていない現状です。

<下に続く>

イエメンの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

null

危険レベルとは、「世界各国・地域に渡航するにあたっての危険度を色別に分かりやすく表しているもの」です。
外務省では、安全な海外渡航・滞在のために役立つ情報として提供しています。

まず、それぞれのレベルについて紹介します。

レベル1/黄色

null

滞在中は、十分注意しながら観光してください。
危険レベル1は、その国・地域への渡航に当たって外国人を狙った犯罪が多く、十分な注意が必要な地域です。

発展途上国に多いレベルで、スリやひったくりが多い地域です。

レベル2/山吹色

null

不要不急の渡航は止めてください。危険です。
危険レベル2は、その国・地域への不要不急の渡航を止める必要があり、渡航する場合には十分な安全対策が必要な地域です。

危険レベル2の地域に、観光で行くのはやめてください。

レベル3/オレンジ色

null

渡航は止めてください。渡航中止勧告です。
危険レベル3は、その国・地域への渡航を辞める必要があり、その国・地域にいる人はすぐにその場所から離れる必要がある地域です。

レベル3を発生している地域には、テロリストや武装勢力等による危険があるので行くのはやめてください。

レベル4/赤色

null

渡航は止めてください。退避勧告です。

危険レベル4は、命の危険があり、どんな理由であれ行くのは止める必要があり、その国・地域に滞在している場合、その国・地域から退避する必要がある地域です。
レベル4が1番危険なレベルです。

渡航前には、必ず外務省・海外安全ホームページを確認!

イエメンに渡航する前に、必ず海外安全ホームページで最新情報を確認しましょう。

外務省 海外安全ホームページ

外務省 領事サービス課
住所: 〒100-0013 東京都千代田区霞が関2丁目2-1
電話番号: 03-3580-3311
営業時間: 9:00-12:30 / 13:30-17:00
定休日: 土曜・日曜
URL: 外務省 海外安全ホームページ

<下に続く>

イエメンの治安状況は?

null

まずは、イエメンの危険レベルを確認しましょう。

外務省・海外安全ホームページ 【イエメン共和国】

2019年4月11日現在、イエメン全体の危険レベルが1番危険は危険レベル4です。

●イエメン全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

イエメンへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。
また、すでに滞在されている方は直ちに退避してください。

なぜこんなに治安が悪いのか?

イエメンの治安が悪い理由が、イエメン内戦です。
まずイエメンは、1978年以降独裁政権が続いていた国の1つです。

2010年12月にチュニジアで始まった「アラブの春」と呼ばれる独裁政権をなくす運動をきっかけに、イエメンも独裁政権が終わりました。
ですが、「アラブの春」が始まる前から、イエメンには反政府勢力・フーシ派と呼ばれる反政府勢力が存在していました。

独裁政権が終わった後、今度はイエメン政府反政府勢力・フーシ派の争いが激しくなりました。
今では「サウジアラビアとイランの代理戦争」ともいわれています。

なぜ、代理戦争といわれているのか?
それには、イエメン政府と反政府勢力を支援する国の宗教に関係があります。

  1. イエメン政府= サウジアラビア支援 / イスラム教スンニ派
  2. 反政府勢力・フーシ派= イラン支援 / イスラム教シーア派

このように、イエメン内戦は現在イスラム教の宗派対立による戦争になっており、「サウジアラビアとイランの代理戦争」ともいわれるようになりました。
内戦以外にも、イスラム過激派組織(ISIL)アル・カイーダ(AQAP)によるテロ活動が発生しています。

イエメン国内で発生した空爆や誘拐事件、殺人事件は、2018年10月から12月の2か月間だけでも約60件発生しています。

  • 2018年10月2日、アデン県にいたボランティア団体が拉致され、車内で死亡した状態で発見。
  • 2018年10月2日、ハドラマウト県シバームに住んでいた民間人3名が、イスラム過激派組織の発砲により死亡。
  • 2018年10月6日、ダーリア県にいた記者が、イスラム過激派組織の銃撃により死亡。
  • 2018年10月6日、ダーリア県にいた抵抗軍兵士が、イスラム過激派組織の銃撃により死亡。
  • 2018年10月8日、ホディダ県に住んでいた民間人4名が、サウジアラビアの軍の空爆により死亡。
  • 2018年10月8日、ジョウフ県に住んでいた民間人1名が、フーシ派狙撃兵の銃撃により死亡。

このように、イエメン国内では1日に2件銃撃や空爆が発生することもあります。
日本人渡航者、滞在者には危険が及ぶ可能性が高い状態が続いているので、イエメンへの渡航はやめましょう。

首都サナアの治安状況は?

null

イエメンのサナアは、世界最古の町の1つと言われており2,500年以上も歴史があります。
サヌアの東に聳え立つ標高約2,900メートルのヌクム山の頂上に、旧約聖書・創世記に登場する「ノアの箱舟」が漂着し、ノアの息子セムによって建設されたという言い伝えがあります。

城壁に囲まれた旧市街は、世界遺産に登録されています。
「レンガの摩天楼」と呼ばれており、古代ギリシャや古代ローマの時代には「幸福のアラビア」として有名な場所でした。

13世紀から変わっていない街並みを見渡すことができ、レンガで作られてた家が建ちならぶ景色は、まるで絵本の世界に入り込んだようです。
このように、魅力的な首都サウナですが、1番危険なレベル4が発令されています。

  • 2013年12月、日本人外交官が武装グループに襲撃され負傷した事件が発生。
  • 2014年9月、反政府勢力フーシ派がサヌアを占領し、政府と反政府組織の戦闘継続。
  • 2018年11月、サナアでホーシー派が放送制作局を襲撃し、カメラマン2名を誘拐。

サヌア市内でも、誘拐や襲撃が多いです。
そのよう状況の中、2015年ドイツ・ボンで行われた世界遺産委員会により、サヌア旧市街は「危機遺産リスト」に追加されました。

追加理由としては、政府側と反政府勢力の戦闘が続き、深刻な損傷を受けている状況だからです。

危機遺産リストについて

危機遺産リストとは、その名の通り危険にさらされている世界遺産で2019年4月現在、55件登録されています。
地震などの自然災害や、紛争などの政情不安により貴重な世界遺産が破壊されている状況を阻止するために危機遺産リストをつくりました。

このような世界遺産は、国際的社会全体で優先的に守っていきます。
イエメンには、3件危機世界遺産に登録されています。

  1. 古都ザビード
  2. シバームの旧城壁都市
  3. サナア旧市街

危機世界遺産リスト

<下に続く>

治安の悪いイエメンで気をつけるべき犯罪5選

ベネズエラ 治安

それでは、イエメンで多く起こる犯罪5選を紹介します。
イエメンでの犯罪は、命を落とす危険性があるものばかりです。

気をつけるべき犯罪①: スリ / 強盗

null

イエメンでは、スリ / 強盗が常に発生していてます。
被害にあう場所として多いのが首都・サヌアです。

イエメン内戦により、1万人の市民が亡くなり、1,400万人が食糧不足に苦しんでいます。
そして、800万人の子供が餓死状態にもなっている状況です。

なので、生きるために「スリや強盗」をしなければいけない状況です。
またイエメンでは、銃器が出回っていて安い価格で購入できるので、銃器をもった犯人が多いです。

強盗犯に抵抗すると、命の危険があるので持っている物すべて渡しましょう。

気をつけるべき犯罪②: 誘拐事件

null

イエメンでは、国籍問わず誘拐事件が多発しています。
外国人を誘拐し、交渉材料として身代金を政府に要求するのが目的だったり、刑務所に入っている知り合いの解放などの要求をすることもあります。

誘拐事件の多くは部族組織による犯行が多く、2008年には観光に来ていた日本人2名も部族組織により誘拐されました。
最近では、部族組織だけではなくイスラム過激派組織(ISIL)アル・カイーダ(AQAP)による誘拐も増えています。

イエメンを訪れる外国人が治安悪化の為、少なくなった関係で政治家や人権活動家、ジャーナリストの誘拐が多くなっています。
日本人が、イエメンに滞在すると顔も体格も違うので非常に目立ちます。

なので、誘拐の標的とされる可能性が非常に高いです。

気をつけるべき犯罪③: イエメン内戦

null

「最悪の人道危機」と呼ばれるイエメン内戦。
この内戦では、誤爆も多くイエメンに住んでいる住民が被害にあっています。

すでに、イエメン内戦にて命を落とした一般市民は1万人を超えています。
2018年には、イエメン政府を支援するサウジアラビア側の軍が、バスを誤爆したというニュースがありました。

このバスに乗っていたのは、遠足を楽しんでいた子供40人です。
この誤爆によりバスに乗っていた子供40人を含め、合計51人が犠牲になりました。

イエメン内戦は、未来があるたくさんの人々の命を失う非常に辛く悲しい出来事です。
2018年、この内戦を終結させようと国連が仲介する和平協議が行われました。

内戦が激しい地域ホディダにて反政府勢力・の撤退を実現し、食料や支援物資を届けるルートを確保することで多くの市民の命を救うことができます。

気をつけるべき犯罪④: 暴力 / 性犯罪

null

イエメンでは、暴力や性犯罪も多いです。
命の危険と常に隣り合わせの生活で、非常にストレスが貯まるのが原因の1つです。

そのイライラやストレスを発散する為に暴力や、性犯罪を犯してしまう人がいます。
また、イスラム教の女性は肌を見せない習慣です。

そこに、観光客の日本人女性がいたら非常に目立ってしまいます。
なので、女性は肌の露出が多い服装は止めてください。

被害にあいそうになった時に役立つのが防犯スプレーや防犯ブザーです。
常に携帯して、身の危険を感じたら使用しましょう。

売れ筋コンパクト防犯スプレー  TG-2508 【護身用】
1700円

気をつけるべき犯罪⑤: 交通事故

null

イエメン国内は、道路の舗装がされていない場所が多く交通事故が良く起こります。
また、日本のように歩道橋や横断歩道がありません。

また、信号機がない場所や壊れている場合が多いので、信号機があってもあまり信用しないようにしましょう。
自分の判断で道を渡りますが、スピードが出ている車も多いので渡るときは気を付けましょう。

また、イエメン国内移動時には長距離バスに乗ると思います。
急にブレーキをかけることも多いので、シートベルトがある場合は必ずシートベルトをしましょう。

<下に続く>

治安の悪いイエメンで注意するポイント10選

null

現在、日本の旅行会社ではイエメンのツアーを催行していません
危険レベル4が発令されているのに、個人で渡航した場合は何か起こっても国は責任は取れないです。

現在、イエメンに渡航する人はいないと思いますが、「治安が少し良くなった時に、行きたい!」という人が多いと思います。
その時に、注意しなければいけないポイントを紹介します。

注意するポイント①: 1人では行動しない

イエメン滞在時には、絶対に1人では行動しないでください
1人で行動していると目立ってしまうので、すぐに強盗や誘拐するためのターゲットにされます。

必ずイエメン人の現地ガイドを雇いましょう。
ガイドを雇い、常に現地の状況を確認しましょう。

注意するポイント②: 貴重品ケースを使用する

イエメン滞在時には、必ず貴重品ケースを使用しましょう。
貴重品ケースは、肌に離さず持つことができ、首に下げるタイプや腰に巻くタイプのものがあります。

首に下げるタイプだと、すぐに盗られてしまう可能性が高いので、おすすめは腰に巻くタイプです。
インターネットで購入したり、旅行用品店で購入できます。

また、空港でも購入できるので出発前までに必ず購入しましょう。

注意するポイント③: イエメンの民族衣装を着る

イエメンで日本人が歩いていると、肌の色や服装ですぐに外国人だと分かってしまいます。
その対策方法として、現地のイエメンの民族衣装を着ることです。

男性は、カンドーラと呼ばれる白い長衣を着て、ジャケット、ベルトとジャンビーアと呼ばれる短剣を持ちます。
そして、頭にはスカーフを巻きましょう。

女性は、黒い長衣を着て黒いスカーフを羽織ります。
少しでも、日本人と分からないようにしましょう。

注意するポイント④: 必要最低限のものだけを持って行動する

パスポートなどの貴重品は貴重品ケースに入れ、常に持つバッグには盗られてもいい物だけ持ちましょう
必要なのは、現金5,000円分、在イエメン日本国大使館の連絡先のメモだけで大丈夫です。

狙われやすいのが、カメラやスマートフォン、そして現金です。
もし、多額の現金を持っていてスリや強盗の被害にあってしまった場合、海外旅行保険の携行品損害に加入していたとしても現金が返ってくることはないです。

注意するポイント⑤: 日本大使館の連絡先を書いたメモを携帯する

在イエメン日本国大使館は、2015年2月15日に閉館し、現在は在サウジアラビア日本国大使館に臨時事務所を設けています。
何か犯罪に巻き込まれた場合は、在サウジアラビア日本国大使館に連絡しましょう。

在サウジアラビア日本国大使館
住所: Ibn Wafid, Safarat, Riyadh 11693 サウジアラビア
電話番号: +966 11 488 1100
営業時間: 8:00-16:30
定休日: 金曜・土曜
URL: 在イエメン日本国大使館 連絡先

必ず、紙に書いて携帯しましょう。

注意するポイント⑥: 家族に滞在先を伝えておく

イエメン渡航は、日本にいる家族も心配になります。
渡航前には、必ずイエメン滞在の日程表を作成し家族に渡しておきましょう。

そして、現地で使用する携帯がある場合は必ず携帯番号、携帯を盗られても使用できるメールアドレス、ホテルの連絡先など、必要な情報は必ず伝えましょう。
イエメンで何かトラブルが起こった時に、今どこにいるか分かっていれば焦らず連絡をすることができます。

注意するポイント⑦: たびレジに登録する

外務省・海外安全ホームページで加入できる、たびレジというサービスに必ず登録しましょう。
たびレジに登録するとイエメン渡航前から何か大きな事件が起きた際、登録したメールアドレスに日本語で詳細が届きます。

渡航後も何か近くで大きな事件があった時など、すぐに詳細を届けてくれるので状況を把握することができます。
イエメンだと基本アラビア語なので、現地の状況を詳しく知ることができません。

渡航前には、必ず登録しましょう。

たびレジ 登録画面

注意するポイント⑧: ビザを取得する

イエメン訪問する際にはビザの取得が必要で、観光用ビザと商用ビザの2種類あります。
「ビザを発行してから3か月有効で、滞在可能日数は最大30日間」とう条件は一緒ですが、観光で行くか仕事で行くかの違いだけです。

観光ビザ申請に必要なもの
・ ビザ申込書
・ 英文日程表
・ パスポート(有効期限:3か月以上)
・ 写真1枚:パスポート写真と同じサイズ

商用ビザ申請に必要なもの
・ ビザ申込書
・ 会社からの英文推薦状
・ パスポート(有効期限:3か月以上)
・ 写真1枚:パスポート写真と同じサイズ

必要書類の変更の可能性もあるので、取得する前に必ず在日本イエメン共和国大使館に連絡をしましょう。

在日本イエメン共和国大使館

注意するポイント⑨: イスラエルの入国履歴がある場合、入国できない

イスラエルへの入国記録があると、イエメンに入国することができないので注意が必要です。
「すでに、入国履歴があるけどイエメン入国をしたい」という場合は、新たにパスポートを取得するか、一時旅券を取得するかのどちらかになります。

まずは、在日本イエメン共和国大使館に確認をしてください。
また、イスラエル以外にも下記の国に渡航履歴がある場合入国できません。

  1. シリア
  2. レバノン
  3. リビア
  4. オマーン
  5. スーダン

渡航履歴があるかどうか、必ず確認してください。
もし、該当する場合は在日本イエメン共和国大使館に確認をしましょう。

在日本イエメン共和国大使館

注意するポイント⑩: 海外旅行保険に加入する

犯罪やトラブルに巻き込まれた時に役に立つのが、海外旅行保険です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償内容が充実していないことが多いです。

特に、イエメンではトラブルや犯罪にあう確率が高い国です。
イエメン渡航前には、必ず充実した海外旅行保険に加入してください。

イエメン 海外旅行保険比較

<下に続く>

治安の悪いイエメン、戦争の危険性はある?

null

イエメン内戦以降、現在ではサウジアラビアとイランの代理戦争になっています。
なので、イエメンでは現在戦争が起こっている状況と考えられます。

空爆や爆撃などにより、多くの民間人が犠牲になりました。
そして、2015年以降多くの民間人が仕事を失い、家族を守るために必死になっています。

イエメン内戦以降、亡くなった民間人は1万人以上で餓死寸前の子供も多いです。
このイエメン内戦で、たくさんの民間人が、愛する家族を失ってきました。

2018年、アメリカがサウジアラビアに対し民間人被害を避けるようにという勧告し、和平交渉へ導きつつあります。
今後の流れによって、落ち着くことが考えられます。

そして民間人の為にも、早く落ち着くことを願います。

<下に続く>

治安の悪いイエメンでテロの危険性はある?

null

現在、イエメンでのテロの可能性は十分にあります
今まで、紛争による混乱により、イスラム過激派組織(ISIL)アル・カイーダ(AQAP)によるテロ活動が発生しています。

  • 2015年6月、イエメン首都サヌアにて3か所のモスク、自動車爆発が連続発生。少なくとも31名が死亡。
    イスラム過激派組織(ISIL)による犯行声明が発出。

  • 2015年12月、イエメン東部シバームにて軍の検問所などを襲撃。
    少なくとも兵士15名が死亡。
    イスラム過激派組織(ISIL)による犯行声明が発出。

  • 2015年12月、イエメン南部アデンにてアデン州知事や護衛らを狙った爆発が発生。7名死亡。
    イスラム過激派組織(ISIL)による犯行声明が発出。

このような犯行が、2015年から2019年までの間に約25件発生しています。
テロは、いつどこで起きるか分かりません。

常に、イエメンの最新情報を確認することが大事です。

<下に続く>

“イエメンの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介“のまとめ

null

日本とは、大きく違うイエメンの治安を紹介しました。
海外旅行や滞在先として、イエメンに渡航するのは非常に危険です。

何か起こった際に、日本大使館もイエメン国内にないのですぐに連絡も取れず、援助することも難しいです。
素晴らしい観光地があるイエメンですが、現在の状況を見ると、旅行に行く気にはなれません。

そして、イエメンに住んでいる人々の気持ちを思うと、非常に辛くなります。
誤爆で家族を亡くした人や、支援が届かずに飢えに苦しんでいる人がたくさんいます。

2018年の和平協議により、これからイエメンの治安が良くなり、平和な日が続くことを願います
そして、治安が良くなったら素晴らしいイエメンの観光へ行きましょう。

Thumb 45413339 296376170978438 8293943338793435136 n
written by

国内・海外旅行のおすすめ情報メディア「どこいく」の編集部です!
毎日参考になるおでかけ情報を発信しています!

関連記事
おすすめ記事
Dokoiku add line image
どこいくの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line
人気のおすすめ記事
Dokoiku add line image
どこいくの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line