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2018/12/06

スペインの通貨はユーロ。物価は高い?安い?【交通費|食費】

スペインはヨーロッパの旅行先のランキングで、常に上位に入る観光立国です。食事のおいしさ、豊富な観光スポット、数多くの美術館等、スペインの見所は尽きません。しかしスペインの物価ってどれくらいのものなのか?即答できる人はあまりいないのではないでしょうか? そこで今回はスペインと日本の物価の違いについて説明させて頂きます。

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スペインの通貨はユーロ

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スペインはEU加盟国のため、当然ながらスペインではユーロを通貨として支払うことになります。

ユーロの紙幣は以下7種類あります。

  • 5ユーロ
  • 10ユーロ
  • 20ユーロ
  • 50ユーロ
  • 100ユーロ
  • 200ユーロ
  • 500ユーロ

ユーロの硬貨は以下7種類あります。

  • 1サンチーム
  • 2サンチーム
  • 5サンチーム
  • 10サンチーム
  • 20サンチーム
  • 1ユーロ
  • 2ユーロ

硬貨においてはドルでいうユーロと、セントでいうサンチームと2種類あります。

日本ではまだまだ現金支払いが健在でキャッシュレス化が遅れているといわれていますが、スペインの場合、もともと治安が良くないということもあり、早くからクレジットカードを中心にキャッシュレス化が進んでいます。

よってスペインにおいては全てクレジットカードで精算してもいいのですが、田舎のバルあたりに行くと現金払いでしか受け付けない可能性もないとはいえないので、せめて小銭程度は持参したほうがいいでしょう。

<下に続く>

スペインの物価は日本より高い?安い?

スペインはEU統合前は物価の安い国として有名でしたが、EUに統合されてからは、多少物価は上がったものの、EU域内においては今でも物価が安いです。

ドイツや北欧といった物価が高い国からはオンシーズンになると大挙してスペインを訪れてショッピングを楽しんでいます。我々日本人もEUを旅行していると、スペインと他国との物価の差、特に食料品の安さに驚くでしょう。

スペインは消費税率が高い?

物価においてひとつ目安になるのは各国の消費税率ではないでしょうか?スペインを含めたEUでは消費税のことを付加価値税と呼んでいます。スペインの場合付加価値税は3つの種類があります。

  • 標準税率  21%
  • 軽減税率  10%
  • 超軽減税率  4%

スペインにおける標準税率の対象品目は、アルコール類、タバコ、洋服、イベントチケット代が該当しています。

次に軽減税率10%、日本でも近い将来導入する予定ですが、該当する品目は超軽減税率以外の食品や日用品、外食、交通費、サービス業、スポーツ関連があげられます。

そして超軽減税率4%の対象品目は、パン、野菜、果物、水といった基本的な食料品、新聞、本、医薬品等があげられます。

日本は消費税においては外税として計算されますが、スペインは逆に内税で、表示金額がそのまま請求額となるのです。旅行者は特に標準税率の商品をお土産とする際は、必ずタックスフリーのお店で購入するようにしましょう。そこでは付加価値税の払い戻しを受けられます。

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スペインの物価を日本の物価と比較【交通費|食費】

スペインに限らず、EUでは日本に比べて交通費、食費といった生活に欠かせないものについては物価は安いといわれています。それでは品目別において物価を紹介していきましょう。

スペインの物価を日本の物価と比較:交通費

地下鉄(ない国はパス)

日本の地下鉄の料金形態が一定の距離を越えたら順次加算するのに対し、スペインの地下鉄はゾーン毎に料金が決める形式をとっています。

マドリッドの場合、最も安いAゾーンの適用範囲が広く、観光客からみればマドリッドの観光スポットをほぼ網羅しているといえます。日本の大都市の場合、JR、私鉄、地下鉄と複数が混在しており、かつ料金もバラバラなだけにトータルのコストパフォーマンスとしては東京、大阪を上回っているといってでしょう。

タクシー

スペインのタクシーの初乗り運賃は2.05ユーロ。日本円で約260円です。マドリッドの場合、1kmを越すたびに日本円で150円アップします。そして空港タクシーはなんと705円。もちろん流しでタクシーを拾うこともできます。

ちなみに羽田空港から東京23区までは安くて7000円。とてもではありませんが日本ではまず出せない金額でしょう。東京の場合、ほんの数年前までは初乗り730円でした。現在は410円ですが、それでもまだ差はありますね。

バス

マドリッドの市内バスは地下鉄が走っていない地域をカバーしているので乗りこなせばとても便利な交通手段といえるでしょう。値段は市内一律約190円。日本の大都市のバスも市内中心部では料金面で大差はありませんが、鉄道同様、距離に応じて加算されるため、トータルでみればコスト面ではスペインに軍配があがるでしょう。

長距離バスにおいては、日本も頑張っており、東京と大阪、マドリッドとバルセロナとの長距離バスと比べたら共に4000~5000円台とほぼ互角です。ただ車内設備といったサービス面においてはスペインの長距離バスの方が上回るとの指摘もあります。

スペインの物価を日本の物価と比較:通信費

スペインでの通信費においてはおそらくWifiでの利用になると思われますが、スペインの場合、2年縛りとプリペイド方式と2つの契約形態があります。

この中で旅行者におすすめなのがプリペイド方式です。まずプリペイド方式の月額利用料金は10~20ユーロ。日本円で1300円~2500円あたりです。しかも4週間単位での契約ですので、旅行者や短期滞在者にはおすすめのプランといえるでしょう。

ただしネットの容量や速度制限といったデメリットはありますが、安いプランは日本でも同じこと。スペインへ旅行する際のネット利用はプリペイド方式をおすすめします。

スペインの物価を日本の物価と比較:コンビニ

まずスペインにコンビニはありません。24時間営業という概念がないからです。シエスタという、昼食後の昼寝の習慣が根付いているスペイン人からすれば当たり前といえば当たり前です。

ただしスーパーマーケットにおいては24時間営業をやっているところはたまに見かけます。それでもごく少数派です。

お水

スペインでのミネラルウォーターの値段は日本と大差ありません。500mlで1ユーロが相場です。しかしスーパーへ行けばその半額でミネラルウォーターを買うことができます。でもそこは日本と変わりはないですね。

お酒

スペインで飲むお酒は総じて安いです。日本の場合、ビール中ジョッキで350円台、ハウスワイン一杯で300円台からが相場となりますが、スペインの場合ですと、ビールの中ジョッキが180円台、そしてハウスワイン一杯が150円と日本の半額以下で飲めます。

そしてEU内を見渡してもスペインのアルコール類はかなり安いので他のEU諸国から羨ましくみられているのですね。

タバコ

昔からヨーロッパは喫煙率が高く、スペインも例外ではありませんでしたが、世界的な禁煙ブームには逆らえず、
スペインも以前よりは喫煙者は減ったともいわれています。ちなみにタバコの値段は日本とさほど変わりません。
国産で500円台から。マルボロあたりだと、630円あたりから相場となっていきます。

スペインの物価を日本の物価と比較:レストラン

スペインのレストランは他国と同様、高級レストランとカジュアル・レストランとに大別されます。高級レストランともなれば、フルコースとドリンク代を加えれば1万円はみておく必要があるでしょう。

カジュアルレストランの場合は、旅行者にとってうれしいランチメニューがあります。10ユーロもあれば簡単ではありますが、コースメニューが楽しめますので、バルでタパスを複数つまむより、コスト的にはお得かもしれません。

スペインの物価を日本の物価と比較:ローカルフード

スペインのローカルフードといえば何と言ってもバルのタパスメニューです。バルとはスペインの居酒屋のこと。早朝から深夜まで営業しているのと、どんな小さな町にもあるので、旅行者にとっては心強い味方といっていいでしょう。

その中でもタパスはスペインの地方を反映されたものが多く、名物料理の域に入っているのも少なくありません。料金の目安は小皿で3~7ユーロ。日本円で400~1000円といったところでしょうか。しかし手の込んだタパスとなれば当然料金もアップしますのでそこはご容赦下さい。

スペインの物価を日本の物価と比較:ショッピング

ファッションに限定していえば、スペインは以前に比べ、ブランド力も広まってきており、日本でもネットを通じて購入できるようになりました。しかしスペインしかないブランドがあるのも事実。やっぱりショッピングは欠かせないでしょう。

値段については人によって捉え方が違うのであえて触れません。しかしスペインのショッピングで忘れてはならないのは日曜・祝日がお休みであることです。ここを見逃す日本人観光客が多いので引っ掛からないよう注意して下さい。

スペインの物価を日本の物価と比較:観光・アクティビティ・テーマパーク

スペインはディズニーランドといったテーマパークこそありませんが、美術館や建築物の宝庫として世界的に有名です。バルセロナでいえばサグラダ・ファミリア、マドリッドならプラド美術館といった具合ですね。

共に入場料は15ユーロ、日本円で約2000円といったところでしょうか。しかしマドリッド、バルセロナとも美術館巡りに最適なフリーパスがあります。値段も35ユーロあたりからと良心的な値段です。

スペインの物価を日本の物価と比較:ホテル

EU統合前におけるスペインのホテル代は、他国より安いことで有名でしたが、現在3つ星ホテル以上において、マドリッドとバルセロナは他国と同様、宿泊代は上がり、ホテルによっては日本の宿泊代を上回ったともいわれています。

しかしながらゲストハウスや安宿は健在で、目立たないながらも市内あちこちに点在しています。一泊3000円代からあり、バストイレこそ共用が多いですが、室内も清潔でコストパフォーマンスは良いとバックパッカーに好評ですね。

スペインの物価を日本の物価と比較:スターバックス

スペインでもスターバックスは都市部においては当たり前のように点在しています。しかし値段を比較すれば、正直いって日本と殆ど変わらないといわれています。同じコーヒーを飲むなら、バルで飲んだほうが安くつくでしょう。

何せ1ユーロですから。スペインはバルが根付いているので、スタバといった外資系のカフェは厳しい競争に晒されているのです。

スペインの物価を日本の物価と比較:お土産

スペインに限らず、お土産を買うのに一番てっとり早いのはスーパーやデパートへ行くことです。特に食料品は超軽減税率が適用されるので、日本より安い食料品が多いです。

ちなみにスペインを代表するデパートとして『エル・コルテ・イングレス』があるのですが、初回の買い物における支払いの際、パスポートを提示すると10%の割引カードがもらえます。そして同デパートで買い物をする度に10%割引してくれます。そして付加価値税の払い戻しをすれば最大2割以上割引の恩恵を受けれますのでショッピングの際はぜひ活用してみることをおすすめします。

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スペインで特に物価が高いものと安いものとは?

スペインで特に物価が高いもの

スペインの場合、地域によって物価に若干差があります。マドリッド、バルセロナといった大都市なら高め(といいいましても他のEU諸国とほぼ同じ水準ですが・・)、地方都市なら少し安くなるレベルになります。

スペインで生活するならともかく、旅行するだけならば、日本と比べて、明らかに高いと感じるものはないでしょう。強いてあげるなら外食費は高く感じるかもしれません。なぜならスペインにはコンビニがなく、安くあげるとしたらせいぜいサンドウィッチかチュロスがいいところです。

バルでもタパスなら5ユーロはみなければならないし、ドリンクも含めれば20ユーロはみなければならないでしょう。そしてレストランなら50ユーロは見ておく必要はあるでしょう。

そして消費税ですね。日本人からしたら10%で物議を醸し出しているのに21%なんて・・と誰もが思うでしょう。そしてガソリン代。スペインをレンタカーで旅する人は注意しましょう。レギュラーも経由も日本より少し高めの設定となっています。

あと余談ですが、明らかに日本と比べて高いもの。それはスペインサッカーリーグの『エル・クラシコ』ことレアル・マドリードとFCバルセロナの一戦です。チケットは正規で10万以上はするそうです。

スペインで特に物価が安いもの

スペインで物価が安いと実感するのはやはり生活必需品です。特に基本的な食料品は日本より安いことが多いです。
特にパン。もちろんスペインの主食ですが、バケットパン一つで平均100円です。日本だと平均300円はするのでかなり安いです。

あと野菜、果物ですね。もちろん超軽減税率4%というのもありますが、スペインはフランスと並ぶ農業大国で輸出も活発です。特にトマトが安いです。よってコンドミニアムで自炊すればかなり安くあげられるでしょう。

そして見逃せないのが交通費の安さ。地下鉄、バスもそうですが、特筆すべきはタクシーの安さ。こればかりは日本のタクシーではマネできません。昔はぼったぐりもあったようですが、世界中に広まっているタクシーアプリが普及しだしてからは料金面でも心配いらなくなりました。

<下に続く>

物価の安いスペインまでの渡航費用は?

現在日本からスペインまで週3便にてイベリア航空の直行便が飛んでいますが、コスト面から踏まえると乗継便をおすすめします。直行便なら10万以上するのに対し、乗継便なら10万円を割る便も珍しくないからです。

そして日本からスペインまで14時間かかるのですが、機上での14時間はとにかく長いです。途中でトランジットできる乗継便の方が気分転換も図れて、健康的にもいいかと思います。

そしてパッケージツアーもスケジュールはタイトですが、ホテル付きで格安航空券なみの値段で販売されているのもあります。よって少しでも安くスペインを目指したい人は検討してみてはいかがでしょうか?

<下に続く>

物価の安いスペインを旅行する予算の目安は?

もちろん旅行の目的や滞在日数、いつ出発するかによって変わってきますが、1都市滞在型なら安いシーズンで10万前後、周遊型なら25万~30万円はみたほうがいいでしょう。

旅行で最も大きなウェイトを占めるのは飛行機代と宿泊代です。飛行機代は欧州系フライトよりも、最近は中近東系のフライトが人気です。料金が安い上に機内設備も充実しているからです。欧州系のフライトで安さを求めるなら今も昔もアエロフロート・ロシア航空です。

そして宿泊代についてはこまめにホテル予約サイトをチェックしましょう。マドリッド、バルセロナは市内中心部は人気が高く、安宿もすぐに売り切れる傾向があるので、あえて郊外に宿泊するのもありかもしれません。

郊外といっても交通の便は以前に比べ格段に向上していますので杞憂に終わるでしょう。そして観光及び移動の際はフリーパスを使えば何かと便利ですので頭に入れておきましょう。

<下に続く>

スペインの通貨はユーロ。物価は高い?安い?【交通費|食費】のまとめ

海外旅行で最も良し悪しを決めるのは旅先の食事だと思います。その点でスペインは値段、クオリティとも日本人旅行者の満足度を高めてくれるといえます。野菜、果物はもちろん、肉はイベリコ豚を代表するくらいおいしいし、何といっても海鮮料理の充実度は他のEU諸国を圧倒します。そしてバルの豊富さ。どんな田舎町にあってもバルは必ず存在し、住民の憩いの場となります。言葉は通じないけど、ぜひバルに行って、スペイン料理を堪能して下さい。
それでは良き旅を! Buen Viaje!

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