ドイツ観光の魅力とは?
ドイツといえば、「ソーセージ」「ビール」「ドイツ車」などが有名ですね。
しかしながら、ドイツには魅力あふれる観光スポットもたくさんあります。
たとえば、深い歴史を持つ「ベルリンの壁」やお城の数々。
そんな魅力満載のドイツですが、今回は日本に留学歴のあるドイツ出身のAnnさんに、ドイツ人だからこそわかる、ドイツの魅力をお聞きしました!
Q.ドイツ出身者だからわかる、ドイツの魅力とは?
A.1年中季節問わず、楽しめる国!
冬の有名なクリスマスマーケットや雪の素敵な景色、秋は紅葉やオクトーバーフェストなどのビール祭り、春は復活祭や色々な祝日の祝い、夏は他のヨーロッパの国と比べて過ごしやすい天気で夏祭りなどが楽しめます。
そして、ヨーロッパの中でも比較的安全な国なので、安心して旅行楽しむことができます。
ドイツで人気のおすすめ観光地20選
- ノイシュヴァンシュタイン城(バイエルン州)
- ローテンブルク(バイエルン州)
- レーマー広場・フランクフルト(ヘッセン州)
- ミュンヘン(バイエルン州)
- ケルン大聖堂(ノルトライン・ヴェストファーレン州)
- ベルリンの壁(ベルリン)
- ブランデンブルク門(ベルリン)
- ドレスデン(ザクセン州)
- ハイデルベルク城(バーデン・ヴュルテンベルク州)
- サンスーシ宮殿と庭園(ベルリン)
- レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ(バイエルン州)
- レジデンツ博物館(バイエルン州)
- 博物館島(ベルリン)
- ベルリン大聖堂(ベルリン)
- ローレライ・ライン川(ラインラント・プファルツ州)
- シュパイヤー大聖堂(ラインラント・プファルツ州)
- トリーアのローマ遺跡群(ラインラント・プファルツ州)
- アーヘン大聖堂(ノルトライン・ヴェストファーレン州)
- フラウエン聖母教会(ザクセン州)
- ヴィース教会(バイエルン州)
ドイツおすすめ観光地①:ノイシュヴァンシュタイン城(バイエルン州)
ノイシュヴァンシュタイン城のおすすめポイント!
チケットは予め、ネットで予約するとお得です。
お城に行った後は、時間あったらすぐ近くにあるアルプ湖(Alpsee)も綺麗なので、是非行ってみてください。
ドイツ南部のバイエルン州にある「ノイシュヴァンシュタイン城」は、ディズニーランドのシンデレラ城や「眠れる森の美女」のお城のモデルとも言われています。
おとぎの世界から抜け出したかのようなメルヘンな白亜の美しいたたずまいは、一度は行ってみたいドイツのお城No1の有名なお城です!
19世紀後半にバイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられた、比較的新しいお城で、巨万の富と17年もの歳月をかけて築城しました。
しかし、完成以前にルートヴィヒ2世はなくなり、建設が止まり未完成のお城となり、王座がない王室がその後完成しました。
ルートヴィヒ2世は音楽家ワーグナーの後援者 であり、そのオペラの世界観に憧れ、正真正銘の王子様が自身の芸術的満足のために造ったまさに夢とロマンのお城なんです。
ノイシュヴァンシュタイン城への旅行の際は、ドイツの絵葉書やネットの画像などでよく見るマリエン橋からの絶景、黄色の外壁が魅力的なホーエンシュヴァンガウ城は絶対外せない人気スポットです。
ドイツ以外の国から年間100万人以上もの観光客が訪れる観光地となり、バイエルン州の重要な収益源になっています。
ドイツ・ロマンティック街道の終点で、ミュンヘンから電車で約2時間(日帰りツアーの利用も可)でも行けますが、ロマンティック街道とアルペン街道の観光拠点となるフュッセンに1泊してゆっくり周辺の観光を含めて楽しむこともできます。
ノイシュヴァンシュタイン城
住所:Neuschwansteinstraße 20, 87645 Schwangau, ドイツ
電話番号:+49 8362 930830
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:無休
入場料:13ユーロ、25ユーロ(ノイシュヴァンシュタイン城、ホーエンシュバンガウ城のセット)、22ユーロ(ノイシュヴァンシュタイン城、バイエルン王博物館)、31.5ユーロ(ノイシュヴァンシュタイン城、ホーエンシュバンガウ城、バイエルン王博物館)
URL:ノイシュヴァンシュタイン城
ドイツおすすめ観光地②:ローテンブルク(バイエルン州)
ローテンブルクのおすすめポイント!
街中はどこに行っても景色がドイツらしくて絵にるので、つい写真を撮りたくなります。特に、Gerlachschmiedeは上から撮ると綺麗です。
メイン通りからちょっと離れているのであまり有名ではないのですが、とっても素敵です。
クリスマスシーズンには来れないけど、ドイツのクリスマスの雰囲気味わいたいという人は、Kaethe Wohlfahrtのクリスマスミュージアムがおすすめです!一年中、ドイツのクリスマス気分になれます♪
おとぎの国「ローテンブルク」は、「ローテンブルク城」の城壁に囲まれ、石畳を敷き詰めた絵本の世界のようなかわいらしい中世の街並みを残しています。
どこを切り取っても絵になるので、街全体がとっても可愛いいので、街並みを写真に収めようと、ドイツ近辺の国だけでなく世界中から観光客が訪れます。
徒歩でも気軽に観光できる旧市街のおすすめは、街が見渡せる市庁舎の展望台から、オレンジ色の屋根が並び、中世にタイムスリップさせられるような光景が楽しめます。
「中世の宝石箱」ともよばれるローテンブルクは、夕暮れ時からも、幻想的にライトアップされる街並みも必見です。
中世の面影を残す木造建築の素朴なホテルも数多くあり、日帰り観光だけでなく、宿泊してローテンブルクを腰を据えて観光するのもおすすめです。
中世の建物を利用したレストランのあるローテンブルクでは、ソーセージや豚のすね肉などを使用したバイエルンの郷土料理が味わえ、ドイツビールや地元のフランケンワインとの相性も素晴らしいです。
スイーツのおすすめは、雪の玉という意味の銘菓「シュネーバル」で、長く伸ばしたキジをドーナツ形にして揚げており、サクッとした食感が楽しめます。
また、クリスマスの時期に、一年で一番街が活気づくマルクト広場では、一面にびっしりと小屋が連なり、鑑賞したり、買物・グルメが堪能できます。
ローテンブルク
住所:〒06420 ローテンブルク、ドイツ
ドイツおすすめ観光地③:レーマー広場・フランクフルト(ヘッセン州)
レーマー広場のおすすめポイント!
フランクフルトを上から見たい方には、近くの聖バルトロメウス大聖堂(別名・カイザードーム/Kaiserdom)という教会の展望台がおすすめです。展望台までは階段で登らな畔はいけないので大変ですが、景色がとても良くて、頑張る甲斐があります。
フランクフルトはドイツの金融と商業の中心であり、証券取引所や大銀行の本社が群をなして立ち、欧州統一通貨・ユーロを発行する欧州中央銀行の本拠地でもあります。
ドイツのほかの地域では高層建築はあまり見られませんが、近代的なビルが高くそびえる一方で、ドイツらしい木組みの建物が並ぶ新旧が混在して、過去と未来が同居している面白い街で、観光する値打ちは十分にあります。
今なお昔の姿をとどめているのが「レーマー広場」で、その前の3軒並んだ切妻屋根の美しい建物のうち、中央の建物が「レーマー」と呼ばれる旧市庁舎で、EU、ドイツ、そしてフランクフルトの3つの旗が掲げられています。
2階には神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式の後に祝宴が開催された「カイザーザール(皇帝の広間)」が設置され、見学することができます。
市庁舎の階段を上がると見学スペースがありレーマー広場を少し高いところから見たいという方におすすめです。
また、かのドイツを代表する文豪ゲーテの生誕地で、ゲーテの生家「ゲーテハウス」は第二次世界大戦により破壊されましたが、戦後に復元されました。
ゲーテと同時代を生きた画家たちの作品が並ぶゲーテ博物館も隣接しており、ゲーテの家族が暮らしていた住居が再現されており、一家の暮らしぶりがわかります。
レーゲンスブルク
住所:Römerberg 26, 60311 Frankfurt am Main, ドイツ
ドイツおすすめ観光地④:ミュンヘン(バイエルン州)
ミュンヘンのおすすめポイント!
ビールを飲みながらドイツの音楽も楽しめて、観覧車やおばけ屋敷などもいっぱいあるとっても賑やかな祭りです。
違う時期でも、オクトーバーフェストの雰囲気を楽しみたい方には、ホーフブロイハウス(Hofbräuhaus)がおすすめです。
ミュンヘンにある、有名なビアホールで観光客にも大人気です。
ミュンヘンは、ドイツ南部のバイエルン州にあるドイツでは三番目に大きな都市ですが、親しさを感じる街で「人口130万人の村」とも呼ばれています。
ミュンヘンは、かつてバイエルン王国の首都として栄え、850年以上もの歴史を語る観光地など、魅力も多く、今も、王家の歴史や文化遺産が街中に保存されており、旧バイエルン王国ヴィッテルスバッハ王家の王宮ミュンヘン・レジデンツは必見のところです。
観光の中心は、旧市街地のアルトシュタットで、クリスマスマーケットでも有名なマリエン広場やからくり時計と、オシャレな建築様式に圧倒される名所・ドイツ最大の新市庁舎があります。
広場の南側には聖ペーター協会があり、塔の上からは旧市街地が一望でき、やや北部のケーニッヒスプラッツ周辺は美術館や博物館があり、バイエルンの芸術を堪能できます。
ビールの街・ミュンヘンの世界一有名なビアホール「ホーフブロイハウス」を訪れて、ビールを堪能することもできます。
ドイツいえば、白いソーセージ「ヴァイスブルスト」と「プレッツェル」が有名で、本場ドイツのプレッツェルは、外はカリカリ、中はモッチモチで、塩味が効いています。
ドイツの菓子パン「シュトーレン」は、本場では一味違います。
ドイツ土産の王道といえばダルマイヤ珈琲の缶入りコーヒーは日本でも人気で、喜ばれるのは間違いなしです。
ミュンヘン
住所:München ドイツ
ドイツおすすめ観光地⑤:ケルン大聖堂(ノルトライン・ヴェストファーレン州)
ケルン大聖堂のおすすめポイント!
最寄り駅から近いのでアクセスも良く、ヨーロッパ屈指の日本人街・デュッセルドルフ(Duesseldorf)からも日帰りで行けます。
また、近くにあるリンツのチョコレート博物館では自分のカスタマイズチョコレートが作れるので是非行ってみてください。
ドイツには数多くの大聖堂が建てられていますが、ケルン市にある「ケルン大聖堂」は、世界最大規模のゴシック建築の大聖堂です。
多くの人を魅了する荘厳な作りの2つの塔や美しいステンドグラス、価値ある品々が納められた宝物館など建物内外に見どころが多いのが特徴です。
ケルン大聖堂は1248年より建設を開始し、約200年の作業中断時期を含み、完成までに600年以上の時間を掛けた大聖堂(塔を含めた高さ約157m、横幅約145m)です。
身廊(祈りのスペース、高さ43.5m)は聖堂の入口から祭壇までの通路ですが、アーチ状の天井が注目を集める身廊で、その内部の荘厳さを 際立たせています。
精霊降臨などキリスト教にまつわる美しい絵を描いた「バイエルンの窓」とよばれステンドグラスは柔らかな光を聖堂内にもたらしています。
また、格子柄のステンドグラスもあり人気を集めています。
黄金の聖櫃には、キリスト生誕直後にキリストを祝いに来たヨーロッパ、アジア、アフリカの大陸からの3人の博士の聖遺物が納められ、黄金でできた聖棺は見事な美しさです。
宝物館では、ヨーロッパ最古の有名な彫像「ゲロの十字架」やシュテファン・ロッホナーの祭壇画「大聖堂の絵」などの14~15世紀の絵画、そのほかに剣や杯などが納められて注目されます。
高くそびえる南側の塔には、100m近い高さ(533段の階段)のところに展望台があり、そこから一望するケルンの市街地と、悠然と流れるライン川の姿も必見です。
ケルン大聖堂
住所:Domkloster 4, 50667 Köln, ドイツ
電話番号:+49 221 17940555
営業時間:6時00分~21時00分(5月〜10月)、6時00分~19時30分(11月〜4月)、塔の営業時間 9時00分~16時00分(1,2,11,12月)、9時00分~17時00分(3,4,10月)、9時00分~18時00分(5~9月)
定休日:無休
入場料:無料(塔の入場料金 大人4ユーロ、ファミリー8ユーロ、生徒・学生等2ユーロ)
URL:ケルン大聖堂
ドイツおすすめ観光地⑥:ベルリンの壁(ベルリン)
「ベルリンの壁」は、ドイツの歴史を知る上で重要な役割を持ち、第二次世界大戦の後、東西冷戦の影響を受けてきました。
共産主義国の東ドイツから自由な資本主義社会の西ベルリンへ、市民たちの逃亡が増えたことから、それを防ぐために西ベルリンを囲んでベルリンは東西に壁で分断されました。
1961年~1989年までの28年間、国境としてベルリンに立ちはだかっていた壁は、壁崩壊後も文化財として一部が保存されています。
ドイツの首都でベルリンある「ベルリンの壁」は、その歴史に触れようと、多くのドイツ内外の観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。
現在シュプレー川沿いに東西に分断していた「ベルリンの壁」は、21か国116人のアーティストが参加し、現在は屋外ギャラリー(イーストサイドギャラリー)になっています。
壁崩壊後すぐの1990年に描かれ、2009年に参加アーティストたち自身の手によっても修復されました。
約1.3kmにわたってオープンギャラリーになっているなかでも、「兄弟のキス」が定番になっています。もうひとつのおすすめ観光スポットは「壁博物館」で、分裂時代のベルリンの写真などの展示があります。
ベルリンの壁
住所:Mühlenstraße 3-100, 10243 Berlin, ドイツ
電話番号:+49 30 2517159
定休日:無休
入場料:無料
URL:ベルリンの壁
ドイツおすすめ観光地⑦:ブランデンブルク門(ベルリン)
ブランデンブルク門のおすすめポイント!
近くにはドイツの国会議事堂やホロコースト記念碑という有名な観光スポットもありますので、そちらにも寄ってみてください。
ドイツの様々な歴史の証人となってきたベルリンにある「ブランデンブルグ門」は、何よりも第二次世界大戦後のベルリンの分断、そしてドイツの平和と統一の象徴になっています。
新年の大パーティーを始め、多くのイベントが、ここでは開かれています。
分断時代は、誰もアクセスできない場所に取り残されていた広場は、現在では100万人以上の人々が集うことができ、自由に行き交う姿が平和の喜びを感じさせます。
「ブランデンブルグ門」は、アテネの神殿の門をモデルにして18世紀後半にプロイセン王国の凱旋門として作られた古代ギリシャ形式の大きな門(高さ26m、幅 65.5m、奥行き11m)で、12本の柱で支えています。
「4頭馬車と勝利の女神ヴィクトリアの像」は門の上にあり、とりわけ目を引きます。
ブランデンブルク門の細部には彫刻が刻まれ、様々な表情を楽しむことができます。
昼間には、観光客や地元の人々の憩いの広場としても、多くの人々が集うスポットで、夕暮れからは、夕闇に包まれたブランデンブルク門はドイツやヨーロッパで好まれる黄金色にライトアップされて、誰もがインスタ映えを意識する幻想的な光景になります。
ブランデンブルク門
住所:Pariser Platz, 10117 Berlin, ドイツ
電話番号:+49 6232 1020
定休日:無休
入場料:無料
URL:ブランデンブルク門
ドイツおすすめ観光地⑧:ドレスデン(ザクセン州)
ドレスデンのおすすめポイント!
街中どこに行っても本当に絵になりますし、買い物にもいいと思います。特におすすめなのは夜の川での散歩です。
都心からちょっと離れているところに、世界で最も美しい牛乳屋さんとしてギネスに認定されているDresdner Molkerei Gebrüder Pfundという店があります。二階のカフェでいただけるミルクがとても美味しいのでおすすめです。
ドイツの東端、チェコとの国境に近い古都「ドレスデン」は、ザクセン王国の宮廷都市として繁栄して、かつては「百塔の街」とも称されたように、バロック様式の宮殿や貴族の館、教会などの建物が軒を並べ、栄華を誇りました。
しかし、第二次大戦時の空襲で破壊され、東西統一後に再建作業が進み、現在は「エルベ川のフィレンツェ」とも呼ばれる、芸術と文化の都として美しい姿に戻っています。
旧東ドイツエリアでも人気の観光都市です。
ドレスデン城には、ザクセン王家の財宝が展示された宝物館や博物館があり、さらに、貨幣展示室やオスマントルコ展示室なども揃っています。
ドレスデン城の中庭は、ツヴィンガー宮殿の東隣にあり、ヨーロッパ最古の武芸競技場「シュタールホーフ」もあり、外壁には、歴代君主たちが描かれた、マイセン磁器のタイルに描かれた壁画「君主たちの行列」(長さ約100m)が、ほぼ昔のままの状態で保存しています。
戦争で破壊されたドイツ最大のプロテスタントの教会「フラウエン(聖母)教会」は、魅惑的なバロックの町並みの中に、直径25mもある「石のつり鐘」といわれた堂々たる姿の大きなドームを持っていました。
1994年から再建が始まり、瓦礫の中から、1個ずつかけらを拾い上げて、復元しました。
そして、1434年にスタートしたドイツ最古のクリスマス・マーケットとして有名な「シュトリーツェル・マルクト」、最新のフォルクスワーゲン工場などあり、見どころ満載のところです。
ドレスデン
住所:Dresden ドイツ
ドイツおすすめ観光地⑨:ハイデルベルク城(バーデン・ヴュルテンベルク州)
ハイデルベルク城のおすすめポイント!
しかし、ハイデルベルクはお城だけではなく街中もとても素敵です。ハイデルベルク大学もとても歴史が長くて、街には1778年から1914年まで学生刑務所という、いたずらや軽い罪を起こした大学生の刑務所として使われた場所もあります。その刑務所が、現在では博物館になっているので興味のある方は、ホームページをチェックしてください。
ドイツ三大名城の1つ「ハイデルベルク城」は、ドイツ南西部の都市、ハイデルベルクにあり、プファルツ選帝侯の要塞として、旧市街を見下ろすケーニヒシュツール山に、1214年に建てられました。
その後、プファルツ継承戦争と三十年戦争で崩壊し、その後一部が修復されていますが、15世紀から17世紀の遺構(ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネサンス様式)が混在した様子はベルクの街の景色にロマンチックに彩りをそえています。
その圧倒的な存在感と歴史的な重厚感から、ハイデルベルクの象徴的な建造物になっています。
城内には城の内部にある、という、古城の目玉、豪華な建物のフリードリヒ館、世界で一番大きなワイン樽(直径7m、長さ8.5m、容量22万2千ℓ)、「騎士の足跡」と呼ばれる足跡、その前で写真を撮ったカップルは幸せになるという「エリザベス門」があったりと、見どころも満載です。
城からはネッカー川やネッカー渓谷、、絵本のような一面の赤茶色の屋根と石畳の町並みが続く旧市街の絶景を見渡すことができます。
ドイツのいいところを全て詰め込んだ街が古都ハイデルベルクといえます。
古城と共に訪れておきたいのが、カールテオドール橋(アルテ橋)で、ここからは、古城やハイデルベルクの町並み、ネッカー川を合わせて鑑賞でき、古城からとは異なった景色を堪能できます。
ハイデルベルク城
住所:Schlosshof 1, 69117 Heidelberg, ドイツ
電話番号:+49 6221 658880
営業時間:8時00分~18時00分(最終入場は17時30分まで)
定休日:無休
入場料:大人 7ユーロ(城までの往復運賃と城の入場料込み)
URL:ハイデルベルク城
ドイツおすすめ観光地⑩:サンスーシ宮殿と庭園(ベルリン)
サンスーシ宮殿と庭園のおすすめポイント!
しかし、夜の遅い時間だと電車の本数が少なくなるので気をつけてください。
第二次世界大戦終焉の地であるドイツの「ポツダム」には18~20世紀の代表作である世界遺産「サンスーシ宮殿」があり、18世紀に小国のプロイセンを列強国に導いたフリードリヒ2世がわずか2年で完成させたものです。
また、産業や学問を奨励した偉大なる王として知られていました。
ドイツロココ調建築のサンスーシ宮殿の美しさが目を引きますが、「庭園中の宮殿」の傑作と称されるシャルロッテンホーフ宮殿や庭園と併せて、世界遺産になっています。
宮殿は、全長が100m、部屋数12、平家建ての小規模なもので(因みに、ヴェルサイユ宮殿は部屋数は700)、中心となる王の執務室は寝室兼用で質素なものです。
外装も装飾は少なく、屋根は青、壁はクリーム色、その他の部分は白の塗装で極めて簡素な外観となっています。
この宮殿で目を引くのは、宮殿を取り囲む庭園(東京ドーム約62個分の広さ・約290万㎡)で、園内には、ロココ様式の新宮殿があります。
宮殿前に6段に連なるテラスがあり、庭から宮殿をつなぐ階段の両側には統一性のあるブドウとイジジクが植えられ、噴水のある池越しに、宮殿を美しく引き立てて、インスタ映えポイントになっています。
サンスーシ宮殿
住所:Maulbeerallee, 14469 Potsdam, ドイツ
電話番号:+49 331 9694200
営業時間:火~日曜日 10時00分~17時30分
定休日:月曜日
入場料:12ユーロ、19ユーロ(サンスーシ宮殿以外の他の宮殿の入場料も含む「Sanssouci+」というチケット)
URL:サンスーシ宮殿
ドイツおすすめ観光地⑪:レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ(バイエルン州)
ドイツ南部バイエルン州の東部の中心都市・レーゲンスブルクにある「レーゲンスブルクの旧市街」と対岸の「シュタットアムホーフ」にある旧聖カタリナ慈善病院などの宗教的建造物群が世界遺産になっています。
レーゲンスブルクは、ドイツ南東部にあるドナウ川とレーゲン川の合流点に位置して、古代ローマ時代から「レーゲン川の要塞」と呼ばれて交通の要衝として栄え、中世には一大交易地として繁栄した街です。
旧市街には17世紀半ば~19世紀初頭にかけて神聖ローマ帝国議会が置かれていました。
ドイツに現存する最古の石橋「シュタイナーネ橋」(長さ310m)は、旧市街地とドナウ川の対岸にあるシュタットアムホーフをつなぎ、16のアーチによって支えられています。
また、ゴシック調ステンドグラスの美しい中世の面影を色濃く残す「レーゲンスブルク大聖堂」などの古代ローマからロマネスクやゴシック様式までの多くの様式の建造物が建造されました。
旧市街地の対岸にある「シュタットアムホーフ」の建造物は2度にわたる世界大戦の戦火をくぐり抜け、ローマの遺跡と中世の街並みが融合した優雅な景観を残しています。
市街地には文化財保護指定を受けている建造物が1500もあり、ドイツへいったら必ず訪れてほしいおすすめ観光スポットです。
レーゲンスブルクの旧市街
住所:Regensburg ドイツ
ドイツおすすめ観光地⑫:レジデンツ博物館(バイエルン州)
「レジデンツ博物館」がある「ミュンヘン・レジデンツ」は、バイエルン地方を治めたヴィッテルスバッハ家の当時の王宮で、現在は、博物館や劇場として公開されています。
外見はシンプルで、かなり質素な感じですが、内部は装飾が豪華でまさにドイツのバロック様式で、王・王妃の住居、礼拝堂、大ホールを始めとする、多様なスタイルで作られた部屋の数々を見学することができます。
丸天井に描かれたフレスコ画は、宗教画アートを代表するような重厚感、王の部屋はとても豪勢で、財宝や食器など、ドイツがとても華やかな時代だったということがわかります。
彼らが、芸術と建築物を、力の象徴としてどのように利用したかを知ることができる、貴重な機会を持てる博物館です。
ヴィッテルスバッハ家は、数世紀の間、ドイツ内外から膨大な数の、絵画、彫刻、銀製品、陶器タペストリーなど多種多様の芸術品を収集しました。
博物館では、16~19世紀の、これら芸術品が展示されています。
また、長さ68mの壮麗な大ホール「アンティークヴァリウム」や「石の部屋」、各部屋の類を見ない装飾や家具、シャンデリアや時計などの調度品も驚嘆するものがあります。
博物館の鑑賞とともに、庭と噴水の見学も楽しめ、1613年に造園が始まり、数世紀に渡ってデザインを繰り返してきた美しい庭で、16世紀作の噴水も見ものです。
レジデンツ博物館
住所:Residenzstraße 1, 80539 München, ドイツ
電話番号:+49 89 17908311
営業時間: 9時00分~18時00分(4/1~10/15)、 10時00分~17時00分(10/16~3/31)、最終入場は閉館1時間前まで
定休日:無休
入場料:大人7ユーロ、 子供(18歳未満)無料、13ユーロ(レジデンツ博物館+宝物館+クヴィリエ劇場共通券)
URL:レジデンツ博物館
ドイツおすすめ観光地⑬:博物館島(ベルリン)
シュプレー川に浮かぶ中洲の北半分には5つの博物館の「旧博物館」、「新博物館」、「ペルガモン博物館」、「旧国立美術館」、「ボーデ博物館」が集中して建てられています。
この中洲に初めて博物館ができたのは、プロイセン王室のコレクションを収めるために、1830年に建てられた「旧博物館」でした。
その後100年の間に5つの博物館が建設され、ドイツはもとよりヨーロッパ最大規模の歴史的・文化的にも重要な文化複合施設として、1990年にユネスコ世界遺産に登録されました。
どの博物館もおすすめ観光スポットですが、すべてを周ると1日ではとても時間が足りません。
一番人気のある「ペルガモン博物館」は、ドイツの人気のアート作品や古代のヘレニズム文化を楽しめるスポットで、パリやローマとはひと味違って、重厚感が溢れています。
日本語のオーディオのレンタルもあるので、展示内容をしっかりと聞くことができ、1~2時間ぐらいで回れるこじんまりした博物館です。
博物館島で1日に2か所以上の見学をするなら、5つの博物館すべてに1日入り放題のチケット「Bereichskarte」(18ユーロ)がおすすめです。
「ペルガモン博物館」と「新博物館」の2館を巡るだけでも元が取れますよ。
博物館島
住所:Bodestraße 1-3, 10178 Berlin, ドイツ
電話番号:+49 30 20269136
営業時間:10時00分~18時00分(月~日曜日)、10時00分~20時00分(木曜日)
定休日:無休(ペルガモン博物館、新博物館)、月曜日(旧ナショナルギャラリー、旧博物館、ボーデ博物館)
入場料:ペルガモン博物館12ユーロ、新博物館12ユーロ、旧ナショナルギャラリー10ユーロ、旧博物館10ユーロ、ボーデ博物館12ユーロ、博物館島1日共通券18ユーロ
URL:博物館島
ドイツおすすめ観光地⑭:ベルリン大聖堂(ベルリン)
「ベルリン大聖堂」は、アレクサンダー広場から徒歩圏内にあり、博物館島に隣接しており、「ベルリン大聖堂」からボーデ博物館までの地区を散策すると、豪華絢爛な美しい建物に囲まれて、中世の世界に浸ることができます。
ホーエンツォエルン王家の記念教会であるため、王家ゆかりの人々の100柱近くの墓碑があり、プロイセン史で重要な役割を演じた王とその王妃の棺は大聖堂内部の地上部分にあり、その他の王や家族の棺は地下に安置されています。
1465年に建造されたルネサンスとバロックを融合した様式の教会で、1608年以来、ルター派の礼拝を行っています。
第二次大戦で建物の大部分が崩壊し、1975年から本格的に修復が始まり、長い年月をかけて2002年に修復が完了して、昔の姿がよみがえりました。
高さ114mのドームには、天井には、ステンドグラスが飾られ、聖書の「山上の説教」の祝福の絵が描かれています。
270段の階段を上ると、このモザイク画を間近で鑑賞でき、またドームから外に出ると、ベルリンの景色を一望できます。
多彩な彫刻や金の装飾、大理石の柱などがあり、とても凝った内装で、また内部には巨大なパイプオルガンが設置されています。
折々に、コンサートやオルガン祭が開催されており、教会音楽を壮大なムードを味わうこともできます。
ベルリン大聖堂
住所:Am Lustgarten, 10178 Berlin, ドイツ
電話番号:+49 30 20269136
営業時間:9時00分~20時00分(4月~9月、月~土曜日)、12時00分~20時00分(4月~9月、日曜日・祝日)、9時00分~19時00分(10~3月、月~土曜日) 12:00~19:00 (10~3月、日曜日、祝日)
定休日:無休
入場料:大人7ユーロ、学生 5ユーロ
URL:ベルリン大聖堂
ドイツおすすめ観光地⑮:ローレライ・ライン川(ラインラント・プファルツ州)
スイスからドイツを経てオランダで北海へ流れるライン川は、全長1300キロを超える大河で、ヨーロッパを南北につなぐ重要な交易路であり、岸辺に拠点を置いたドイツの統治者が大きな城塞と街を築きました。
ライン渓谷中流上部として世界遺産に登録されているリューデスハイムからコブレンツまでの約65キロが、中心の観光地になります。
最も有名なのが、乙女の美しい歌声とその容姿で船乗りの舵取りを誤らせ、水の底へ導いたとされる妖精伝説のある急峻な岩壁ローレライ(水面から約130m)は、切り立ったその姿は美しく、しかしながら、航行の難所として昔から多くの船が座礁したところです。
ドイツのライン川の流域は、ドイツ観光の中でも名所中の名所エリアであり、特にローレライの付近には美しい古城や街、特に岸辺にそびえる山にあるぶどう畑など魅力的な見どころが数多く、一見の価値があります。
また、それらのぶどう畑に沿った岸壁の上部には、ドイツのラインシュタイン城や通称ネコ城のノイカッツェンエルンボーゲン城、ライヒェンシュタイン城などの古城がそびえ立ち、中世の面影を色濃く反映した町並みがあり、その風景を蒸気船クルーズで楽しむのが一番人気になっています。
ローレライ
住所:56348 Bornich, ドイツ
ドイツおすすめ観光地⑯:シュパイヤー大聖堂(ラインラント・プファルツ州)
ドイツの南西、ハイデルベルクから電車で約50分の距離のシュパイヤーにある「シュパイヤー大聖堂」は、世界最大のロマネスク様式建築と、歴史上の重要人物が眠る地下聖堂を持ち、他に類を見ないスケールの大きさと歴史的な雰囲気を感じることができます。
正面からみるとそれ程大きく見えませんが、側面から見ると実感できますよ。
1030年着工の大聖堂(全長134m)で、身廊の幅が37.6mあり、4本の塔と3列の側廊を持っています。
大聖堂の建物の上から眺めるとラテン十字の形をしており、重量感にあふれ左右対称の4本の塔が美しく配置されています。
ドイツで2番目の世界文化遺産として1981年に登録され、ハイデルベルクの街のランドマークになっています。
神聖ローマ皇帝コンラード2世によって、この大聖堂は、皇帝自身の墓所として1030年~1061年にかけて建てられものです。
ドイツで最も美しいと言われる地下聖堂に、4人の皇帝と4人のドイツ王が埋葬されています。
コンラード2世の没後にも、神聖ローマ皇帝やドイツの王やその妻たちの墓所となり、「皇帝の大聖堂」とも称されています。
大聖堂内部は、非常にシンプルで、ゴシック調やロココ調の華やかさはありませんが、窓から差し込む光とその影が、大聖堂の荘厳な雰囲気を作り出しています。
アーヘン大聖堂やケルン大聖堂など他の世界遺産とはまた違った風情を感じることができます。
シュパイヤー大聖堂
住所:Domplatz, 67346 Speyer, ドイツ
電話番号:+49 6232 1020
営業時間:9時00分~19時00分(4月~10月、月~土曜日)、9時00分~17時00分(11月~3月)
定休日:日曜日・祝日(ミサ中7:30、10:00、18:00は見学不可)
入場料:無料
URL:シュパイヤー大聖堂
ドイツおすすめ観光地⑰:トリーアのローマ遺跡群(ラインラント・プファルツ州)
ドイツ西部を流れるモーゼル川中流に、ローマ帝国のアウグストゥス帝により紀元前1世紀に植民市として建設されたトリーアは、第二のローマと呼ばれるほど急速に発展した植民地を起源とするドイツ最古の都市で、ドイツでありながら、この街にも、ローマの香りが漂っています。
ルクセンブルク国境に近いトリーアは、時代を経るに伴いローマ遺構と新たに芽吹いたキリスト教が融合して、今でも両方の遺跡を鑑賞することができます。
旧市街周辺には古代ローマ時代からの遺跡や聖堂が多数残り、その中の8件が「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂と聖母マリア教会」として、世界遺産になりました。
世界遺産の登録対象となったのは、「円形劇場」「ポルタ・二グラ」「モーゼル川の橋」「イゲルの円柱」「バルバラ浴場」「皇帝浴場」「聖ぺテロ大聖堂(トリーア大聖堂)」「聖母マリア教会」です。
歴史的に、それぞれが重要な価値をもっていますが、中でもドイツ三大聖堂に数えられる聖ぺテロ大聖堂や、大聖堂と回廊で繋がれている聖母アリア教会などは、多くのドイツ内外の観光客が訪れています。
ローマ時代の遺跡のおすすめは、「ポルタ・ニグラ」で、街の北に設置された門は保存状態が非常に良く、今でも塔の上のテラスから市内を一望でき、他にも円形劇場や皇帝浴場やローマ橋などがあり、ローマ時代を堪能できます。
トリーアのローマ遺跡群
住所:[Liebfrauenstraße 12, 54290 Trier, ドイツ]https://goo.gl/maps/sQjMyKRa2Pb935sdA)
電話番号:+49 651 9790790
営業時間: 9時00分~18時00分(4/1~10/15)、 10時00分~17時00分(10/16~3/31)、最終入場は閉館1時間前まで
定休日:無休
入場料:大人7ユーロ、 子供(18歳未満)無料、13ユーロ(レジデンツ博物館+宝物館+クヴィリエ劇場共通券)
URL:トリーアのローマ遺跡群
ドイツおすすめ観光地⑱:アーヘン大聖堂(ノルトライン・ヴェストファーレン州)
現在、世界遺産は世界中に1030件以上あり、その第1号の世界遺産は1978年に12件が登録され、その12件のうちの1件がドイツの「アーヘン大聖堂」で、もちろんドイツで最初に登録された世界遺産です。
アーヘンの街は、ドイツの西部、オランダとベルギーに国境を接している約2000年の歴史のある古都です。
「アーヘン大聖堂」は、かってドイツやフランスが一緒の国でフランク王国と呼ばれていた時代に、国王カール大帝が宮殿教会として、786年に建て始めました。
「皇帝の大聖堂」とも呼ばれて、当時はアルプス山脈以北で最大の大聖堂で、現在も北ヨーロッパで最古の大聖堂になります。
屋根は八角形になっており、キリスト教で復活を意味する8の数字にあやかったものです。
大聖堂はその古さ、建築様式、金をふんだんに使ったモザイクが天井や柱を覆った内装の豪華さなど、他のドイツの教会とは異なる神秘的な大聖堂です。
聖堂の西側には「宝物館」があり、カール大帝の金の胸像などの展示があります。
814年にカール大帝が没し、この「アーヘン大聖堂」内に、彼の廟所が造られました。
「ガラスの礼拝堂」の名前の象徴は壁面に広がるステンドグラスで高さ約25.6m、約1000㎡以上のステンドグラスを通して差し込む柔らかな光が「ガラスの礼拝堂」をさらに 荘厳に見せています。
約600年間、神聖ローマ帝国の皇帝たちの戴冠式が執行されて、建築や芸術の歴史において非常に価値のある宗教建築物になっています。
アーヘン大聖堂
住所:Domhof 1, 52062 Aachen, ドイツ
電話番号:+49 241 477090
営業時間:11時00分~18時00分(1月~3月、月~金曜日)、13時00分~18時00分(1月~3月、土曜日)、12時30分~18時00分(1月~3月、日曜日), 11時00分~19時00分(4月~12月、月~金)、11時00分~19時00分(4月~12月、土曜日)、12時30分~19時00分(4月~12月、日曜日)
定休日:不定(ミサ及びコンサート中は見学不可)
入場料:無料
URL:アーヘン大聖堂
ドイツおすすめ観光地⑲:フラウエン聖母教会(ザクセン州)
ミュンヘンにある「フラウエン聖母教会」は、2つの玉ねぎ型のドーム(約99m、約100m)が特徴で、建物はレンガ製の後期ゴシック建築で、三身廊(礼拝スペース)を持つ大聖堂(長さ109m、幅131m)は、22,000人を収容することができる大規模な教会です。
教会内部は、中央礼拝スペースにある22本の八角形の白い柱が鮮明な印象として残り、ステンドグラスや祭壇画などは14~18世紀の優れた芸術作品で装飾されています。
マリエン広場から近い市の中央部にある大聖堂は、ミュンヘンのランドマークの一つになっています。
この場所にあった13世紀建築の教会の老朽化に伴い、フラウエン教会として建て替えられて、1488年に原形が完成しました。
しかし、資金不足により、1525年にドームがようやく完成し、独特な玉ねぎ型のドームは、教会建物のスタイルとは時代のずれで合っていませんが、バイエルン地方の多くの教会に、それ以降、この玉ねぎ型のドームが採用されました。
22本の白い柱が並ぶ教会中央の身廊(礼拝スペース)は、「入り口」から見ると、これらの柱が壁のように見えて、中央にステンドグラスがあり、窓は見ることができません。
これは、教会を建設した建築家Jrg von Halsbachが、「教会の中から窓が見えないように建築することを制約下に、教会の建物の完成に協力する」という約束を悪魔と取り交わしました。
教会が完成して、窓がないように見えるにも関わらず、教会内は明るい光が注ぎ、悪魔は怒りのため足を踏みならし、その足音を残したという伝説が伝わり、「悪魔の足跡」が残されています。
ドイツの観光で訪れたら、ぜひ、教会にある「悪魔の足跡」の場所から、教会内を眺めてみましょう!
フラウエン聖母教会
住所:Frauenplatz 12, 80331 München, ドイツ
電話番号:+49 89 2900820
営業時間:10時00分~12時00分、13時00分~18時00分(土日、祝祭日は時間変更、入場制限等の場合有)
定休日:無休(宗教行事、その他イベント開催時は休館)
入場料:無料(寄付金任意)
URL:フラウエン聖母教会
ドイツおすすめ観光地⑳:ヴィース教会
ドイツのバイエルン州南部ロマンティック街道の途中にある、ヴィースの草原の中に建つ世界遺産「ヴィース教会」の装飾はロココ様式の最高峰と呼ばれています。
“草原の教会”という意味のヴィース教会は、その名の通りのどかな草原の風景に溶け込むクリーム色の壁で、シンプルな外観をしています。
しかし、教会の内部は、ヨーロッパの最高傑作と言われている、ルイ14世~15世の時代である18世紀頃の代表する豪華な建築に使用されていたロココ様式が使われ、煌びやかな室内となっています。
また、1738年にある農家の婦人が「鞭打たれるキリスト像」に毎日熱心に祈りをささげて、このキリスト像は涙を流したというもので、「ヴィースの涙の奇跡」と呼ばれており、これにより巡礼者が増加して、1754年に現在の教会が完成しました。
ロココ様式で有名なドミニクス・ツィンマーマンが「ヴィース教会」の設計を手掛け、そして「天から降ってきた宝石」とも呼ばれる華麗な天井画は、彼の兄ヨハン・バプティスが担当しました。
フランスが発祥のロココ様式ですが、ドイツのロココ様式は後期バロック様式の要素が加わり、フランスとは少し異なった様式だと言われています。
ヴィース教会
住所:Wies 12, 86989 Steingaden, ドイツ
電話番号:+49 8862 932930
営業時間:8時00分~20時00分(夏期)、8時00分~17時00分(冬期)
定休日:不定(ミサ及びコンサート中は見学不可)
入場料:無料(寄付)
URL:ヴィース教会
ドイツ観光のときの注意点!
レストランだと日曜日もやってる店が割と多いですが、スーパーや服屋さんだと都会でも開いていないことが多いです。買いたいお土産がありましたら、前持ってスケジュールを組んで買うことをおすすめします。
中世の雰囲気の残る街並みとドイツの歴史と文化に触れる!
ドイツは、大聖堂、博物館、中世の雰囲気の残る街並みに富んだ、歴史と文化に触れることができるおすすめの観光の国です。
日本人にとってドイツの観光は、ドイツ・ロマンティック街道の中世のおとぎの国の街並みと絢爛豪華な大聖堂、ビールの本場ドイツというイメージを浮かべます。
最近では、東西ドイツの歴史と文化が残るベルリンも注目の観光スポットになっています。
日本とは全く違った景色と文化に感動するドイツへの旅に出かけましょう!
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出身はドイツなので、19歳までずっとドイツのWuerzburgという街に住んでいました。その後は3年間日本で留学して、今はドイツに戻ってStuttgartの近くに住んでいます。
月一回は国内旅行やヨーロッパ旅行に行っていますので、ヨーロッパ内に10カ国以上行ったことあります。ドイツ以外のおすすめはイタリアとデンマークです。