ギリシャ観光の基本情報
ギリシャは地中海性気候で、太陽の国という異名を持つています。
そのせいか一年中暖かい印象が強いですが、日本と同じギリシャにも四季があります。
地名 | ギリシア共和国 |
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ギリシア共和国の基本情報 | |
時差 | アテネ-7時間 サマータイム-6時間 |
フライト時間 | 約約15~19時間 |
言語 | ギリシャ語 |
通貨 | ユーロ(€、EURO) |
ベストシーズン | アテネでは5月6月9月10月がベストシーズン。エーゲ海の島々のベストシーズンは島によって異なります。 |
気候 | 夏は晴天が続き、日中は気温が30°を超え、日差しもきつく、湿度は低いので日本のような蒸し暑さはありません。冬は一年で一番雨が多くなります。 |
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット20選
では、ギリシャのおすすめ観光地をみていきましょう。
ギリシャには、以下のおすすめの観光地があります。
- アテネ
- パルテノン神殿
- メテオラ
- ナヴァイオビーチ
- ミコノス島
- サントリーニ島
- クレタ島クノッソス
- ミケーネ遺跡
- ロードス島
- オリンピア古代遺跡
- アクロポリス遺跡
- デロス島
- アトス山
- デルフィ遺跡
- スコペロス島
- イタキ島
- ケファロニア島 メリッサ二洞窟 ミルトス・ビーチ
- スパルタ遺跡
- コルフ島
- イオアニナ
続いて、ギリシャのおすすめの観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット①:アテネ
アテネはギリシャの首都で、世界で最も古い都市のひとつで、約3400年の歴史があります。
ギリシャの首都アテネは、古代遺跡の宝庫で、遺跡好きには1日だけではとても巡りきれないくらい観光地があります。
アテネはギリシャの首都であり政治、経済、文化の中心地で、オリンピックの発祥の地としても有名です。
紀元前8世紀にできた都市国家の中でも、著しい発展を遂げ、民主政治の基礎を築きました。
芸術や文化、学問も発展し、後に偉大な人物が次々とアテネから輩出されています。
ギリシャの首都アテネでの過ごし方ですが、遺跡巡りか博物館鑑賞が主になります。
ギリシャでの一番の人気の観光地は、アクロポリスとアクロポリス美術館です。
ギリシャの首都アテネは、西洋文明の基礎ともいえる元になった思想や哲学、建築術、彫刻などの芸術にたいへん優れたいた都市です。
アテネという地域は、有名な教育者や哲学者、優れた芸術家などの人材を多く出しましたが、ほとんどが紀元前からのアテネの文化や民主政治によるもので、ギリシャ神話の影響も多いかったと思われます。
アテネはギリシャ神話の都であり、現在でも魅力の尽きない都市です。
ギリシャの首都アテネの治安ですが、あまり良いとは言い難いです。
実際アテネに行けば、思っていたよりか治安が悪くないと感じるかもしれないですが、置き引きやスリが多いので、貴重品などは注意することをおすすめします。
西ヨーロッパに比べると物価はあまり高くなく、リーズナブルな旅ができるのが、ギリシャ旅行のおすすめするポイントです。
アテネ旅行日数ですが、5日間は日数が必要です。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット②:パルテノン神殿
ギリシャ観光の一番の観光スポットは、アクロポリスの丘に建つパルテノン神殿で、古代アテナを守る女神、アテーナーをお祀りする神殿です。
ギリシャのアテネのパルテノン神殿は、現在残っているギリシャ古代建築では最高の技術を誇って建設された神殿です。
ドーリア式の神殿は46本の円柱が支えていて、表面には装飾彫刻が完成まで15年はかかったといいます。
46本の柱は、微妙な曲線を描いていて、下から見上げると均等に見えるように計算され、柱の一本一本の太さも間隔も変えて建てられています。
古代の人の建築技術には驚くばかりです。
ギリシャのアテネのパルテノン神殿は、キリスト教の教会になったり、イスラム教のモスクとして使われていたこともあり、戦争の被害にあって建物が破壊や損傷され、現在は破壊された箇所は修復や保全を行っています。
紀元前8世紀ごろのギリシャには、ポリスと呼ばれる都市国家がつくられました。
作られた都市国家で有名なのが、ギリシャのアテネの他にスパルタ、テーベなどがあります。
ギリシャのアテネのパルテノン神殿が建つ丘のアクロポリスとは、アテネのポリスの中心作られた外敵を見張ることのできる丘のことで、「高い丘の上の都市」という意味になります。
アクロポリスは民と都市を守る役割と守護神を祀る神殿も建て、信仰の対象の役割もはたしています。
パルテノン神殿
住所:Acropolis | Top of Dionyssiou Areopagitou, Athens 105 58, Greece
電話番号:+30 21 0321 4172
営業時間:08:00-18:30
入場料や利用料:20€
URL:http://odysseus.culture.gr/h/3/eh355.jsp?obj_id=2384
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット③:メテオラ
ギリシャのメテオラ修道院は現地の言葉で「中空」を表す言葉メテオラで、空中に吊り下げられて浮かんでるように見えるように、岩の上にメテオラ修道院が建てられています。
ギリシャのテッサリア地方のピンドス山脈の麓の、高さ30m~400mの岩の塔が60以上点在している地域をメテオラと呼んでいます。
ギリシャのメテオラ修道院の始まりは11世紀初め頃と言われていますが、奇石群にある洞窟には、9世紀に修道士達が祈りと瞑想をしていました。
元は24の修道院がありましたが現在6つの修道院があり、すべて拝観することができ、修道院内部のフレスコ画や貴重な美術品を見ることができます。
ギリシャのメテオラ修道院を麓から見上げるのも絶景ですが、修道院から広がる眼下の風景も絶景が見れるおすすめの観光地です。
メテオラの最大の修道院が、メガロ・メテオロン修道院です。
修道士アサナシオスによって開かれ、後継者イオアサフが1388年に主聖堂を建てました。
修道院までは146段の階段を登っていきますが、修道院からの眺めは最高に素晴らしいおすすめの観光地です。
聖堂内のフレスコ画は、とても素晴らしいので、時間をかけてゆっくりとご覧になることをおすすめします。
椅子がたくさんあるので、座って眺めることができますが、聖堂内の美しいフレスコ画を写真に残したい気持ちは分かりますが、写真撮影禁止なのでご注意ください。
建物は薄い黄色の壁が可愛らしい印象ですが、ところどころですが花の形をした煉瓦が埋められているので、探してみてください。
メテオラ修道院の拝観は、露出した服装での入場は禁止となっているので、女性は長ズボンも禁止です。
入口で巻きスカートも用意されているので借りれますが、相応しい服装でお越しになることをおすすめします。
メテオラ
住所:Meteora, Kalambaka Thessaly Trikala
営業時間:9:00~17:00(11/1~3/31は9:00~16;00)
定休日:火曜日(11/1~3/31は火曜・水曜)
入場料や利用料:3€
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット➃:ナヴァイオビーチ
ギリシャのイオニア諸島にあるザキントス島の北西、イレーション村の入り江にあるのがナヴァイオビーチで、船でしか辿り着けないビーチです。
切り立った石灰岩の崖と青い海、白い砂浜の美しいビーチは、何千人もの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
ナヴァイオビーチはギリシャで最も美しいといわれるビーチで、真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海がとても魅力的な観光地です。
このビーチは、ジブリ映画の「紅の豚」に出てくるポルコの隠れ家のモデルになったといわれています。
映画に出てくる海がパーッと広がる風景が、ここにあります。
ビーチの真ん中に、古びた難破船が座礁しています。
この船は密輸業者の船パナギオティス号で1980年にギリシャ海軍に追われ、ナヴァイオビーチの入り江に乗り上げになった船を置き去りにして逃げ去りました。
入り江の美しさとは対照的ですが、年々古びた姿がもの悲しげにも見えますが、この入り江に溶け込んでひとつになっているような感じにも見えます。
崖の上に展望台が作られ、ビーチを一面に眺められる絶景のおすすめ観光スポットで、秘境の楽園を感じされます。
入り江は波によって色が入り乱れて変わっていく、天然のパレットといわれ、ずっと見ていても飽きない光景です。
午前中に訪れるとビーチに影がかからないのですが、正午過ぎ辺りからは徐々に影がかかってしまいますので、ビーチ全体の海の色の変化をご覧になりたい方は午前中にビーチのお越しになることをおすすめします。
ナヴァイオビーチ
住所:ギリシャ 〒290 91, Elation
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑤:ミコノス島
太陽の日差しを浴びて白い壁や青いドアや屋根、ギリシャらしい風車がシンボルなのが、ミコノス島です。
真っ白な街並みの中を歩いていると、映画の中のシーンに入り込んだような気分になります。
太陽の日差しを浴びて輝いて見える街並みも、夕焼けの海と街の灯りや船から漏れる灯りがとてもロマンチックな雰囲気を出しています。
高台にはミコノス島のシンボルの風車と白い家と石畳の街並みは、絵本の中にいるみたいで、歩くだけでも充分楽しめる観光地です。
ギリシャのミコノス島での過ごし方ですが、ミコノスタウンは迷路のようになっているので、街中を散策したり、エーゲ海を見渡す白い美しいビーチでのんびりと過ごしたりと、その時の気分で自由に過ごしことができます。
ギリシャのミコノス島の最大の魅力は、白で統一された街並みと高台からの素晴らしい景色です。
お隣のサントリーニ島の次に人気があるのがミコノス島で、日本人の姿はほとんど見かけることはなく、海外にいることを実感させてくれます。
地元の人も観光客には慣れているので、外国人観光客にはとても親切で温かいです。
ミコノス島に住む人々も暮らしを見ることができるのも、ミコノス島の魅力といえます。
世界でも人気の高いリゾートで、年間を通じて世界中から観光客が訪れる島です。
ミコノス島に訪れた際、ぜひ探して欲しいのが、、ミコノス島のマスコットのペリカンです。
いつも街のどこかを散歩しているので、運が良ければ遭遇することもあります。
ペリカンの周りには常に観光客で賑わっているので、すぐに発見しやすいかと思います。
お洒落で可愛いペリカンは、自分に人気があるのを理解しているかのように、自らサービスショットをしてくれます。
ミコノス島のおすすめ、アイドル的存在のペリカンに会いに、ギリシャのミコノス島を訪ねてみてはいかがでしょうか。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑥:サントリーニ島
一度は行ってみたい夢の島と称されるのが、ギリシャのエーゲ海に囲まれた、サントリーニ島で、夕陽は世界一美しいと言われています。
青い海と白い建物のコントラストが美しいサントリーニ島は、世界中から観光客がとずれる有名な観光スポットです。
サントリーニ島はエーゲ海のキクラデス諸島の南にあるギリシャの島で、カルデラ湾を望む断崖の上に白壁の家が密集しています。
アトランティスの伝説が残る島としても有名で、かつで大爆発を起こした火山が作ったカルデラ地形の一部で、今でも活発な火山活動があります。
サントリーニ島に残る遺跡のひとつ、アクロティリ遺跡では、古代の町が保存状態も良く残っています。
エーゲ海に浮かぶ島の中で一番魅力的で人気のある島で、断崖前壁の上に広がる白い街並みは、ここでしか見ることのできない景色はおすすめの観光スポットです。
島の中心のフィラには、お洒落なカフェやたくさんあり、散策するだけでも楽しい時間を過ごすことができます。
サントリーニ島はツアーによっては日帰りなのがありますが、滞在することをおすすめします。
サントリーニ島では、港から崖の上にある街への交通手段は、ロバタクシーという可愛い且つ面白いタクシーがあります。
歩いて行くことができますが、階段が思ってる以上に長いので、このロバタクシーはとても便利です。
サントリーニ島にお越しの際は、ぜひロバタクシーに乗ってみてください。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑦:クレタ島
クレタ島はギリシャの数ある島の中でも、最大の島で、ヨーロッパの人にとても人気のある観光地です。
ギリシャのクレタ島は古代ミノア文明が栄えたところで、古代より独自の文化を育んできました。
歴史も古く、ヴェネチア風の街並みが多く見られるのも特徴で、美しい海にはビーチもあり、クレタ島の山々には本格的にハイキングを楽しむ人にも人気の観光地です。
ギリシャのクレタ島への日数は、6日~10日間が主な日数となります。
一度は乗ってみたいエーゲ海クルーズで、ギリシャ、イタリア、クロアチアの都市を周遊するコースなら、海岸沿いの有名な世界遺産がある都市を日数も短期間で巡ることができます。
ギリシャ国内周遊クルーズはサントリーニ島とクレタ島に立ち寄るツアーは非常に多いです。
ギリシャの見どころの世界遺産や島、ギリシャの内陸にバラバラにあるので、ギリシャに訪れるときは、ツアーを利用した方が効率よく回ることができます。
夏にはビーチもおすすめなので、クレタ島でゆっくりと過ごしたいのであれば、何日間か日数が必要となります。
ギリシャのクレタ島ハニアの近くにあるサマリア渓谷の絶景は、トレキングコースとして人気のある観光地です。
ギリシャのクレタ島は、夏は天気が良く冬でも気候も温暖ですが、10月~3月は特に雨が多いです。
冬に山間部に出かける人は、街と違って冷えるので、暖かい服装をすることをおすすめします。
クレタ島
住所:クレタ島 ギリシャ
URL:http://www.heraklion-crete.org/
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑧:ミケーネ遺跡
ミケーネ遺跡はペロポネソス半島の北にある遺跡で、古代ギリシャの遺跡のある雰囲気に浸ることができる遺跡です。
アテネ初のツアーがあり、日数は日帰りが多いです。
小高い丘の上にミケーネ文明の遺跡があり、紀元前4000年頃から都市が築かれていて、紀元前14世紀~紀元前13世紀の最盛期には、エーゲ海一帯を支配していました。
ここはギリシャ神話の英雄でもあるトロイア遠征軍の総帥、ミュケーナイの王であるアガメムノンの父、アトレウスのゆかりの地といわれています。
1876年ドイツの考古学者シュリーマンによって発掘され、黄金のマスクが発見さえ、他に円形墓地や宮殿、博物館などがあります。
ミケーネの遺跡の特徴は、巨石建築で、王宮や王族の墓とされる巨大な構築物には、驚かされます。
円形墳墓と蜂の巣形のお墓からは、黄金細工や副葬品がたくさん発掘され、ミケーネ文明が黄金に彩られた輝かしい文明だったことが伺えます。
ギリシャにいくつかる古代文明の中で、ミケーネは重厚な建築が特徴です。
ホメロスの叙事詩に書き残した黄金に富む国という国が、ミケーネ遺跡で見つかったアガメムノンの墓の発見で実在したことが証明されました。
発掘された物は、アテネ国立考古学博物館に収蔵されています。
ギリシャの中でも、古い歴史を持っていのがミケーネ文明になります。
ミケーネ遺跡
住所:Mykines 212 00 ギリシャ
電話番号:+30 2751 076585
営業時間:8:00~20:00
URL:http://heraklionmuseum.gr/
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑨: ロードス島
エーゲ海の美しすぎると中世都市が、ギリシャの世界遺産のドデカニソス諸島に属する島、ロードス島です。
ロードス島はロドス島とも呼ばれ、ギリシャよりもトルコがあるアナトリア半島に非常に近いです。
紀元前16世紀頃から古代文明を持つ人たちがやって来て、アレクサンダー大王の勢力下にもなり、エーゲ海の文化の中心として栄えました。
ローマ時代のロードス島は、ローマ時代には同盟国として大変、重視されるようになり
、ローマ貴族たちの学校が置かれたりするなどの特権を持っていました。
中世になるとイスラム勢力によってエルサレムを失った十字軍に参加していた、聖ヨハネ騎士団がロードス島にやってきました。
聖ヨハネ騎士団は、聖地エルサレムを防衛するために十字軍に参加しキリスト教徒を保護した騎士団のことです。
聖地エルサレム陥落後にロードスを支配下とし、城塞を作りました。
城を中心に、街全体を壁で囲んだ城塞都市になり、4世紀頃にあった城が拡張されました。
その後性ヨハネ騎士団は、オスマン帝国と協定を結びロードス島を去ります。
ロードス島に残された中世の街並みは、旧市街地に多く残っています。
紀元前3世紀にロードス島の港の入口に、太陽神ヘリオスの大きな像が建っていたといわれています。
戦勝を祝って建てられたもので、全長34m自由の女神位の大きさになります。
大理石の台座の上に立ち、港の入り口をまたぐ様に造られ、巨像が持っている器から熱い油か溶けた鉛などを不法侵入者にかけたそうです。
巨像は地震で崩壊してしまったので、跡形もなくなっています。
ロードス島に残る中世の街並みは、保存状態が非常に良いので、中世にタイムスリップした気分になります。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑩:オリンピア古代遺跡
ギリシャのオリンポスはアテネから西へ190kmほどの処にあるペロポネソス半島の西にあり、オリンピックの聖地と呼ばれ、古代遺跡や古代やオリンピックが行われた競技場が残ってます。
ギリシャのオリンピアは、現在その偉大なる歴史を伝えることが多く、たくさん古代遺跡が残る場所です。
歴史面や文化的価値から1989年文化遺産として世界遺産に登録されました。
オリンピックの聖火はオリンピア遺跡で採火されているという由緒ある場所となっています。
オリンピックの第1回目が行われたのが紀元前776年で、192mのスタディオン走のみ1種目の1日だけの開催でした。
次第に参加国が増えていき、紀元前5世紀には、5日間かけて行われるようになりました。
スタディオン走にレスリング、円盤投げ槍投など実施されていました。
一時キリスト教がローマ帝国の国教になったことで、オリンピックは途絶えます。
1896年にオリンピック復興に向けて、国際オリンピック委員会ができオリンピックは復活しました。
現在もオリンピックは世界中の人を楽しませてくれています。
オリンピアには遺跡がたくさん残っているので、オリンピックの聖地をぜひご覧になってください。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑪:アクロポリス遺跡
ギリシャのたくさんある遺跡の中でもっとも有名なのは、アテネのアクロポリスで、紀元前6000年まで遡ることのできる遺跡群になります。
高い丘の上の都市を意味するアクロポリスは、神殿が建つ聖域だけではなくて、都市国家ポリスの防衛の要塞としての2つの役割をしてきました。
特に貴重な文化財が建てられたのは紀元前5世紀頃で、アクロポリスを哲学や芸術の聖地にへと変わっていった時代です。
紀元前8世紀、アテナ信仰が盛んになっていったのをきっかけに、聖域になり始めます。
山頂には守護神をお祀りする多くの神殿が築かれ、この頃パルテノン神殿の前身の古パルテノンが建てられています。
ギリシャが勝ったペルシア戦争で、アクロポリスは壊されてしまいますが、その後紀元前5~4世紀にパルテノン神殿と数々の神殿が建てられました。
時の流れとともに、支配者の王宮や教会やモスクとして使われてきました。
混乱の中国外へ持ち出された彫刻など、美術品も数も多く、1687年にヴェネチア軍の砲撃を受けて大破しました。
その後、紀元前5世紀頃の状態に戻すちう修復再建作業が現在も続いています。
岩の上にあるアクロポリスは、昔も今もアテネの中心にあり、街を見下ろすランドマークになっています。
ギリシャ旅行に来られた方は必ずといっていいほど、アクロポリスを訪れる観光客が多いです。
ギリシャのアテネのアクロポリスは人類文明最大の遺産と言えます。
アクロポリス遺跡
住所:Dionissiou Areopagitou St.Athens
電話番号:+30 21 0321 4172
営業時間:8:00~20:00
入場料や利用料:アテネ遺跡共通チケットは30€
URL:http://odysseus.culture.gr/h/3/gh310.jsp
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑫:デロス島
デロス島はギリシャ神話時代に女神のレトがゼウスの妻の女神ヘラに隠れて、全脳神ゼウスとにできた太陽神アポロンと月の女神アルテミスの双子を生んだといわれる聖地で今は遺跡しかない島です。
神話では、海中を漂う浮島だったデロス島が、お産のために現在の位置に固定されたといわれ、レトのお産場所はシュロの木でデロス島の聖なる湖の跡の真ん中にあります。
ギリシャのデロス島は、紀元前478年に都市国家ポリスの間で結成された、デロス同盟の中心地として3000~2100年前まで栄えていたそうです。
ギリシャ神話力も弱まりデロス同盟の金庫もデロス島からアテネに移され、略奪などにもあい、気全然1世紀には、島全体が都市遺跡となりました。
今は管理人が住むだけの無人島になっています。
住民もいなくなり、都市機能が止まってから2000年経っており、ポンペイとは違って2000年間、野ざらしの雨ざらしだったので、遺跡の保存状態は良いとはいえないです。
大きな貯水槽や下水溝システム、街並み、大劇場跡、大邸宅跡、アポロン神殿などたくさんの神殿跡が今もなお残っております。
デロス島は貿易港としても知られ、自由貿易港だったので、ギリシャ人、イタリア人、エジプト人などの神殿跡があります。
デロス島の観光は、都市そのもの全部の遺跡なので広くあり、中心だけでも2時間はかかるといいます。
島内にあるデロス考古学博物館には、貴重なライオン像などの彫刻、出土品、床タイルなどの美術品が納められています。
遺跡好きなら必見ですので、時間があるようなら、デロス島にお越しになってください。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑬:アトス山
アトス山はギリシャの北東部アトス半島の切端部分の標高2033m山で、600年間女人禁制のギリシャ正教会の聖地になっています。
アトス山はギリシャ半島は3つの半島が伸びていますが、その中の北東の半島の一番端っこには標高2000年を超える岩山があって、断崖絶壁で海に面しています。
アトス山にはギリシャ正教の聖地とされる修道院があり、地上で最も立ち入ることが難しいといわれています。
ギリシャ本土と陸路はありますが、山は中世からの事前がそのままの姿で残り、森は深く海岸線は断崖絶壁や岩場になっているので、険しい海岸は、兵士たちも遭難したこともあるほどです。
現代は、アトス山の修道院への交通は、船に頼っています。
女人禁制のアトス山ですが、聖神女マリヤの伝説が残されています。
エルサレムからキプロス島に住む聖ラザニアロスに会いに行く途中、嵐に合ったマリヤがアトスの海岸で遭難し、アトスの美しい自然に惹かれ、自分の土地にしました。
アトスは古くから神々が宿る山と信仰されていましたが、マリヤはこれらを壊しアトスに祝福を与えたということです。
このことからアトス山は、聖地となりました。
宗教が大きな力と影響力を持っていた時は、広い荘園を持つ裕福な修道院が立ち並んでいたとうことで、ローマ帝国、十字軍、トルコなどから寄付を受けるときもありますが、また弾圧を受ける時もあり壊滅状態になったこともあり、政治大きく影響を受けた宗教地域でした。
現在は、修道院としての役割だけで質素な宗教活動だけが行われ、その活動を保証するために自治が認められてギリシャ・アトス自治修道士共和国となっています。
アトス山
住所:Mount Athos, Halkidiki
URL:http://odysseus.culture.gr/h/3/eh351.jsp?obj_id=2367
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑭:デルフィ遺跡
デルフィは古代ではデルボイと呼ばれ、古代ギリシャではアポロンの神託がされた場所で、古代ギリシャの人々にとって、どこよりも神聖な地であったといわれています。
ギリシャは海岸線がとても入り組んだ複雑な地形をしています。
デルフィはギリシャ本土とペロポネソス半島のコリントス辺りまで、大きな湾が入り組んでペロポネソス半島が島のように分けられた湾の北側にあるイテアに近い、パルナッソス山麓にあります。
アポロンはゼウスとレトとの間に生まれた双子の神で、双子の姉はアルテミスになります。
アポロン神は芸術の神様でもあり、予言を司るとされ、アポロン神殿の巫女によって、デフォルテの神託はギリシャ全土に広がりました。
個人の人生を占うだけではなくて、ポリスさえも国家存亡の危機についてもデルフィの神託を仰ぐほどで、国の命運を神託に頼っていました。
デルフィの神託には、ギリシャの英雄ヘラクレスの12の有名な冒険も神託を受けて行われました。
アテネはペルシャとの戦いの前にご神託を受け、「木の壁」だけで守るという、船に頼ることと考え、サラミスの海戦でペルシャに勝利しました。
デルフィ遺跡は神託がされたアポロン神殿があるアポロンの神域だけではなく、他にもアテナ・プロナイア神域、アポロン神域に入る前に実を清めたカスタリアの泉、ピュッティア競技祭のための競技場や練習のための運動場まであります。
ピュティア競技祭というのは、オリンピアで行われたオリンピックと同じような競技祭で、元はアポロンが音楽の神様だったことから音楽を競っていたのですが、運動競技も行われるようになったということです。
デルフィ遺跡
住所:Delphi 330 54 ギリシャ
電話番号:(22650)82313
営業時間:8:00~20:00(10月~18:00、11/1~3/31は~15:00)
休業日:1/1、3/25、イースター日曜、5/1、8/15、12/25、26
入場料や利用料:大人:12€、 子供:18才以下無料
URL:http://odysseus.culture.gr/h/3/eh351.jsp?obj_id=2507
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑮:スコペロス島
ギリシャのスコベロス島は、映画「マンマ・ミーア」のロケ地として有名な島で、スコぺロス島ではオリーブやアーモンドの栽培が盛んです。
ロケ地となったのは、ギリシャ本土の東側の海岸線沿いに浮かぶエーゲ海の島々で、主人公のドナが営むカロカイリ島として登場するのが、このギリシャのスコベロス島です。
幅6kmの小さなギリシャの中でも緑豊かな島で、オリーブやプラム、アーモンドの木々が島全体を覆っています。
鮮やかな緑と青い海のコントラストが美しいと、ロケ地として選ばれる決めてになったそうです。
紀元前4から5世紀頃の遺跡が多く残され、ギリシャローマ時代の浴場の跡やギリシャ神話の女神アテーナーの神殿などのおすすめの観光地があります。
この島に教会が建てられたのは、いつの頃か分からないのですが、岩に面した場所に聖イオアニスのイコン(宗教画が)埋もれていたを他の教会に移したら、いつのまにか元の場所に戻っていたために、ここに岩場を切り開いて教会を建て、その中にイコンを安置したと伝えられています。
ギリシャのスコベロス島は小さいながらもおすすめの観光地、見どころがたくさんあります。
修道院や教会もいくつかあり、島の中心地のスコベロス・タウンは、迷路のような石畳みの路地が入り組む港町です。
港を見下ろす斜面に建ってる家の屋根はオレンジ色で、陽だまりで、猫が昼寝をしていたり、街中を散策するだけでも楽しい気分になります。
映画で登場する、「愛の女神アフロディテの泉が残るカロカイリ島」、映画ではありませんが、エーゲ海に浮かぶすべての人を幸福で満たしてくれる伝説の島はギリシャのどこにあるのでしょうか。
映画マンマ・ミーヤの舞台となったギリシャは、スコベロス島に幸せを探しに行きませんか!
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑯:イタキ島
ギリシャのイタキ島は、ホメロスの古代ギリシアの長編叙事詩「オデュッセイア」に出てくる、英雄オデュッセウスの故郷だと言われている島で、オデュッセウスのブロンズ像がイタキ島の海岸からじっと海を見つめています。
ギリシャにはたくさんの島々がありますが、その中からギリシャのイタキ島をオデュッセウスの故郷の島だとしています。
古代からイタキ島はオデュッセウスの故郷とされていますが、はっきりしたことはわかってはいませんが、一般的にはホメロスがいうイタカ島は、最も西のはずれにある島だと考えられています。
1世紀にギリシアの地理学者のストラボンが、ホメロスのいうイタカ島は、ギリシャのイタキ島だと考えました。
ストラボンの解釈は一般には支持されなかったのですが、古代ギリシャ・ローマ時代では、当時イタキと呼ばれていた島が、オデュッセウスの故郷だと広く考えられていました。
ギリシャのイタキ島がホメロスがいう、オデュッセウスの故郷のイタキ島だったのは、発見されたコインによって、刻まれている文字が明らかになっていることと、そのコインにオデュッセウスの肖像画が刻まれていることが多いです。
紀元前3世紀には、オデュッセウスの英雄の聖地とOdysseiaと呼ばれる競技会のことが残されています。
ギリシャのイタキ島にはオデュッセウスの宮殿遺跡、古代都市アルカコメネス、アレトゥサの泉、ニンフの洞窟などの観光地があります。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑰:ケファロニア島 メリッサ二洞窟
ギリシャのケファロニア島にあるメリッサ二洞窟は、ギリシャ版青の洞窟と呼ばれるくらい美しい洞窟で、妖精が清むといわれる位美しく神秘的です。
ギリシャのケファロニア島のもっとも神秘的でとても魅惑的な場所として知られるのが、メリッサニ洞窟です。
ギリシャのメリッサニ洞窟には地底湖があり、透明度と独特の青さには、思わず溜息出るほど、言葉を失うくらい美しいです。
地底湖は約数千年前から存在し、島を襲った大地震によって、地上部分にぽっかりと穴が開いたことで、この洞窟が発見されました。
この穴からギリシャの強い日差しが差し込み、その光が洞窟内に光の柱を作り出しています。
洞窟が美しい姿を見せるのは、一日のうち、ほんの2~3時間だけになります。
朝の10時頃にメリッサニ洞窟に到着すると、まだ洞窟内は薄暗く、天井を見ると穴がぽっかりと開いています。
この穴を太陽が通る間だけが、太陽の光を浴びた湖が輝くのです。
11時半くらいになると湖面は、とても綺麗な青のグラデーションになります。
ターコイズブルーやコバルトブルー、ネイビー、紫に見えるところもあり、石灰岩でできた湖底洞窟の壁が複雑に反射して、綺麗な青を作りだしています。
ケファロニア島は車で3時間あれば廻れる自然に恵まれた島で、海の色も他のどことも違う独得の青色をしています。
この島はあまり日本人には知られていませんが、とくにヨーロッパの人達には、とても人気があります。
自然が織りなす光の芸術を楽しめるおすすめの観光地です。
旅行日数ですが、日帰りでも十分ですが、青の洞窟をご覧になるのなら、前日にケファロニア島の宿泊されることをおすすめします。
ケファロニア島 メリッサ二洞窟
住所:Unnamed Rd, Karavomilos 280 80 ギリシャ
電話番号:+30 2674 022997
営業時間:9:00~19:00
URL:https://kefaloniaisland.org/sights/melissani-cave/
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑱:スパルタ遺跡
ギリシャのスパルタの遺跡は、ペロポネソス半島のスパルタ市内のオリーブ畑の中にあります。
スパルタと聞くとスパルタ教育という言葉が浮かびますが、古代スパルタでは子供の頃から厳しく武勇者をとして鍛えられていました。
男の子は7歳になると、戦士になるための特別な学校に行き鍛えられ、その方法が厳しいもので、ギリシャの他の都市国家の人たちは、このような教育をするスパルタ人を軽蔑していました。
古代スパルタといえば、レオニダス王(紀元前5世紀)で有名で、古代スパルタへの遺跡に行くときに、入口辺りでレオニダス王の銅像を見ることできます。
歴史上に残る古代スパルタの繁栄は紀元前9世紀~紀元前4世紀の間になります。
この古代スパルタの遺跡の多くは、ヘレニズム時代とローマ時代のものがほとんどです。
古代ギリシャから古代ローマにかけてスパルタは栄えますが、395年に西ゴート族のアラリックによって破壊されましたが、その後何度か都市の破壊と再建が繰り返されました。
スパルタ軍はなぜ強かったのでしょか。
スパルタでは男の子生まれてると、健康な子かどうか入念に検査をします。
健康ではないと認められなかったときは、崖から投げ飛ばされて捨てられてしまいます。
7歳になると男の子は、家族と引き離され、30歳になるまで、男だけの集団生活になります。
スパルタ軍が強かった理由はこれだったのでしょうか。
現在残されている遺跡は、ひっそりと佇んでいます。
スパルタ遺跡
住所:ギリシャ 〒231 00 スパルティ
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑲:コルフ島
ギリシャのルフ島はケルキア島とも呼ばれるイオニア海に浮かぶ、透明度が抜群に良い海の魅力を持つ島です。
中世ではヴェネツィア共和国の領土になりましたが、その後フランスやイギリスの支配されていたので、旧市街地は西欧風の雰囲気があります。
歴史もたくさん市街地には残っており、また、お隣のアルバニアまで、旅行日数をかけずに日帰りで行けるという利点もあります。
ギリシャのコルフ島の中心となるコルフ・タウンは、ギリシャの島なのですが、14世紀終わりから約400年間ヴェネツィア共和国の支配下にあったので、旧市街地にはイタリア風の雰囲気も感じられます。
ギリシャのコルフ島はあまり日本人には知られていない観光地ですが、ヨーロッパに住む人たちには、とても人気のあるリゾート地です。
今後、さらに人気が出るおすすめの観光地です。
海に面したところにヴェネツィア共和国時代の要塞があり新旧と2つの要塞があり、観光スポットにおすすめするのが、旧要塞のパレオ・フルリオです。
半島の突き出した部分に要塞が築かれており、堀をめぐらせ陸地からは孤立した状態になっています。
要塞へは橋を渡って行くのですが旧要塞は、15世紀のヴェネツィア共和国の支配の前にビザンチン時代の要塞もあったので、要塞内の建物にはビザンチン時代の美術品が展示されたコーナーもあります。
要塞の敷地内には、ギリシャ神殿風の教会も残され、19世紀前半イギリス統治時代の頃に建てられたといわれています。
要塞の頂上まで登ると旧市街地や港、綺麗な海を見渡せる絶景が広がっているので、遊歩道を散歩してみてはいかがでしょうか。
ギリシャ観光で人気のおすすめスポット⑳:イオアニナ
イオアニナはギリシャ北西部のイビロス地方でもっとも大きな都市で、パンヴォティサ湖の綺麗な湖の畔にあります。
ギリシャというと青い海に青い空、海はエーゲ海と地中海という青と白のイメージが強いですが、イオアニナはパンヴォティサ湖に浮かぶ島は観光地になっています。
綺麗な湖の風景や美味しいワインなどが有名な観光地で、ギリシャの街のように古い歴史も多く、博物館などの観光スポットがたくさんあります。
パンヴォティダ湖北部に浮かぶ小さな島は、最も美しい観光地といわれています。
島と街を行き来するのは小型のモーターボートで、片道約10分で、島には5つの修道院が残っています。
中でもパンデレイモン修道院はオスマン帝国提督のアリ・パシャが1822年に殺害された場所としても有名で、現在は博物館になっています。
またイオアニナには、528年にビザンティン帝国の要塞計画の一環としてユスティニアヌス帝によって建てられたイオアニナ城があります。
現在アルビザンティン朝の最も古いお城です。
アリ・パシャの時代にはギリシャで一番大きな統治指令本部としての役割と、アリ・パシャの宮殿でもあったといわれ、場内にはビザンティン博物館やイオアニナ市立歴史博物館、アリ・パシャの2階建て軍用建物、浴場跡、シナゴーグなどが残されています。
またイオアニナには3つのイスラム教モスクがあり、オスマントルコ時代の影響が残されています。
ギリシャで人気のおすすめ観光地のまとめ
ヨーロッパの文明はギリシャから始まりました。
ギリシャは日本の面積の3分の1の大きさなのですが、比較的晴れの日が多いとされ、歴史のある遺跡やエーゲ海の真珠といわれている島々など、ギリシャ国内にはたくさんの古代の遺跡があります。
数え切れないくらい観光地があるので、あらかじめ、行きたい場所をピックアップしておくことをおすすめします。
ギリシャ旅行が最高の思い出になりますように、いってらっしゃい。