オマーン観光の基本情報
オマーンの観光スポットをみていく前に、オマーンの基本情報を確認しましょう。
観光するにあたってはその国がどういう国かを把握しておくことも大事です。
オマーン観光に適したシーズンなども確認してみてください。
地名 | オマーン(首都:マスカット) |
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オマーン(首都:マスカット)の基本情報 | |
時差 | -5時間 日本より5時間遅れ。 |
フライト時間 | 12時間(ドバイ経由)直行便なし |
言語 | 公用語はアラビア語。バローち語・シャラフ語など。外国語は、英語。 |
通貨 | オマーンリアル(OMR)(1オマーンリアル=約282円) |
ベストシーズン | 12月から2月頃の冬季 |
気候 | 4月〜10月は夏季で、湿度は平均で80%以上、5月〜8月にかけては気温が40度を超える日も出てくる。50度近くまで上昇する日も出てくる。夏季は高温多湿で旅行には適さない。12月〜2月は冬季に入る。気温は10度〜30度の間で変化し、湿度も低く爽やかな日が続くためオマーン観光を満喫できるベストシーズンとなる。 |
オマーンの人気おすすめ観光スポット12選
では、オマーンの人気おすすめ観光スポットをみていきましょう。
オマーンの人気おすすめ観光スポットには、以下のスポットがあります。
- スルタン・カブース・グランド・モスク
- マトラ・スーク
- ミスファ村
- ワディ・シャーブ
- バハラ・フォート
- ビマ・シンクホール
- アイン・アル・カスファ
- ワディ・ダラバット
- ニズワ・スーク
- ニズワ・フォート
- 乳香の土地
- ジャブリーン城
- ラス・アル・ジンツ ウミガメ保護地区
- ジュベル・シャムス
続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。
スルタン・カブース・グランド・モスク
オマーンで最も大きく最も美しいモスクがスルタン・カブース・グランド・モスクです。
オマーンの首都マスカットは白を基調とした建物が多く、こちらのグランドモスクも白の大理石で作られた非常に美しい外観です。
こちらのモスクはアラブ首長国連邦のアブダビにあるグランドモスクができるまではアラビア半島でも一番大きなモスクとして有名でした。
オマーンではイスラム教以外の観光客などはモスクに入れませんが、こちらのグランドモスクは唯一、イスラム教以外の観光客にも解放されています。
2001年の5月に建設されたモスクの中でも比較的新しいモスクでモダンな雰囲気を感じられるモスクです。
夜はライトアップもされており幻想的なモスクの外観を見ることができるでしょう。
イスラム建築の壮大さに圧倒されること間違いなしで、オマーンでもおすすめの観光スポットです。
スルタン・カブース・グランド・モスク
住所:Sultan Qaboos St, ولاية بوشر، オマーン
電話番号:+968 24 505170
URL:スルタン・カブース・グランド・モスク
マトラ・スーク
マトラ・スークはオマーンでも地元の人で賑わう市場で日用品からオマーンのお土産まで幅広く取り扱っています。
地元の人や観光客でいつも賑わっており、オマーンの日常生活の温度感に触れることのできる観光スポットです。
スパイスも数多く扱っているため独特なアラブの香りを楽しむ事ができます。
散策するだけでも十分楽しめる観光スポットですが、途中で客引きもいるのであまり着いて行かない方が無難でしょう。
マトラ・スークは市場としては珍しくアーケードがついていますので、強い日差しを避けながら自由にみて回れるのも魅力の一つです。
オマーンらしさを感じられる観光スポットとして観光客からも非常に人気の市場となっています。
最も活気のある時間帯は朝と夜の時間帯です。
昼間は閉まっているお店もたくさんあるため、市場の活気を感じるためにも朝か夜に訪れることをおすすめします。
マトラ・スーク
住所:Southwest Asia، Muscat, オマーン
ミスファ村
ミスファ村は昔ながらの伝統的な暮らしが今でも残るオマーンの秘境として人気の観光スポットです。
オマーンの観光スポットとしても有名な中東のグランドキャニオンとも呼ばれているジュベル・アフダルの中腹付近にミスファ村はあります。
村の中にはひとり旅の方でも泊まりやすいゲストハウスも用意されており、村のシステムやオマーンのグランドキャニオンのツアーなども手配してくれます。
1000年前から人が住んでいたといわれているミスファ村は岩山の中腹に岩で作られた家や石を積み上げて作った家などが立ち並んでおり、ミスファ村を歩いているだけでもワクワクします。
ミスファ村の迷路のような路地を抜けるとそこにはオアシスが広がっており、岩山の中腹とは思えない南国の緑を見ることができます。
ミスファ村では地下水を利用した用水路が張り巡らされており、畑ではナツメヤシなどが栽培されています。
オマーンの昔の暮らしに触れることができる観光スポットとして多くの観光客から人気のスポットとなっています。
ミスファ村
住所:ミスファ
ワディ・シャーブ
ワディ・シャーブはオマーンの三大オアシスの一つで巨大な岩山の間をエメラルドグリーンの川が流れ込んでいる神秘的な観光スポットとなっています。
ワディ・シャーブは自由に歩き回る事ができるトレッキングスポットとなっており、冒険心をくすぐられる観光スポットです。
オマーンは非常に暑い国ですので、トレッキングにいく際は水を持っていくようにしましょう。
トレッキングでの水分補給は必須です。
周辺をヤシの木が茂る岩山を歩き回りトレッキングを楽しみながら、川で泳ぐこともできる癒しの観光スポットです。
一通り見て回ろうとすると3時間程度かかる観光スポットとなっていますので、ゆっくりと見て回りながらオマーンの大自然を満喫してみてください。
ワディ・シャーブ
住所:オマーン
バハラ・フォート
フォートとはオマーンにある城塞を差しており、オマーンにはいくつかのフォートが存在しています。
その中でもバハラ・フォートは、唯一世界遺産に登録されている観光スポットで、オマーンでも人気の観光スポットとなっています。
世界遺産に登録された観光スポットでありながらバハラ・フォートの歴史はあまり解明されておらず、ガイドブックなどでも詳細な説明がありません。
城塞の中はまるで映画のセットのような雰囲気で、まるで当時の時代にタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれます。
入り組んだ通路や階段などがまるで迷路のように張り巡らされており、映画の中の主人公のような気分で冒険心を掻き立てられます。
オマーンの穴場の観光スポットとなっていますので、訪れるなら今のうちかもしれません。
オマーンの謎に包まれた観光スポットで想像しながら観光するとイマジネーションを掻き立てられるでしょう。
バハラ・フォート
住所:21, Bahlat, オマーン
電話番号:+968 25 419770
営業時間:金曜日以外 9時00分~16時00分 金曜日 8時00分~11時00分
定休日:なし
URL:バハラ・フォート
ビマ・シンクホール
オマーンの三大オアシスの2つ目がビマ・シンクホールです。
岩で囲まれた空間に透明度の高い水が湧き出ており、まるで天然のプールのように美しい空間となっています。
水の中には野生のドクターフィッシュが泳いでいるため、水に足をつけておくと無料でドクターフィッシュを体験することができます。
ビマ・シンクホールはハウィヤット・ナジム公園の中にあり、乾燥地帯に突如現れる天然のプールは見る人の心を癒してくれるでしょう。
突如として現れる空間が神秘的な雰囲気を出しており、地元の人の間ではここに隕石が落ちたことでできた空間だと信じられています。
オマーン観光の際の絶景スポットとして非常におすすめの観光スポットとなっているので是非、訪れてみてください。
ビマ・シンクホール
住所:ビマ・シンクホール
営業時間:8時00分~20時00分
定休日:なし
アイン・アル・カスファ
アイン・アル・カスファは、モスクの前に湧き出た温泉で地元の人から観光客までオマーンの癒しスポットとなっています。
モスクの正面に温泉が湧いている不思議な光景はオマーンの中でも面白い観光スポットとして印象深い場所でしょう。
温泉の水は非常に透明度が高く、源泉地の底から温泉が湧き出ているのが見えるほどです。
源泉地から周囲の側溝に温泉が流れ出しており、側溝を囲うように入浴スペースがあります。
観光客でも入浴する事ができますので、オマーンの地で温泉を堪能するのも面白いのではないでしょうか。
ただし、入浴スペースには扉が付いていないため入浴しているところを周りから見られてしまう点には注意が必要です。
地元の人でも男性しか入浴している姿は見かけませんので足湯程度がおすすめかもしれません。
アイン・アル・カスファ
住所:オマーン ルスタク
ワディ・ダラバット
ワディ・ダラバットはオマーンの東部にある第二の都市サラーラにある観光スポットで、水と緑が溢れる絶景スポットです。
オマーンの中でもこのサラーラの地には季節風が吹く影響で、7月〜8月は非常に雨量が多く、気温も30度前後と過ごしやすくなります。
オマーンだけでなく近隣諸国からも避暑地として訪れる場所でモンスーンの季節は多くの観光客で賑わいます。
モンスーンがもたらす水の恵がサラーラにあるワディ・ダラバットに多くの水をもたらし、あたり一帯を緑で囲みます。
砂漠のイメージが強いアラビア半島にあってこれほど多くの水と緑を目の当たりにできる観光スポットはあまりないでしょう。
モンスーンが吹く季節にたくさんの雨が振る事で見られる絶景スポットです。
モンスーンの季節はオマーンの季節で最も暑い夏季です。
夏季のの暑さ対策を十分に行って訪れると良いかもしれません。
ワディ・ダラバット
住所:オマーン
ニズワ・スーク
マトラ・スークと並んで訪れてほしいオマーンの市場がニズワ・スークです。
こちらのスーク(市場)でも伝統的な工芸品やスパイスなどが多く取り扱われており、オマーンの地元の雰囲気を存分に堪能できます。
ニズワ・スークの最大の見所は毎週木曜日と金曜日に開かれているヤギ・スークで、伝統的な方法でヤギの売買が行われています。
また、オマーン観光のお土産としてぜひチェックしてみてほしいのがデーツです。
デーツはナツメヤシの実を乾燥させたもので、オマーンの名物となっておりニズワ・スークではニズワ産のデーツがたくさん販売されています。
デーツの販売店ではたくさんの観光客で賑わっており、オマーン観光のお土産として購入される方がたくさんいらっしゃいます。
デーツと並んでニズワ産の蜂蜜なども販売されていますので、オマーン観光のお土産にぜひ購入してみてください。
ニズワ・スーク
住所:ニズワ
ニズワ・フォート
ニズワ・フォートはオマーンにある城塞の中でももっとも多くの観光客が訪れる城塞で、17世紀に建てられた歴史ある観光スポットです。
城塞内部は敵の侵入を防ぐための仕掛けがなされており、迷宮のように入り組んだ作りになっていて歩き回るだけでワクワクするでしょう。
ニズワ・フォートのメインタワーからはニズワの街を一望する事ができる絶景スポットにもなっており、カメラを構えた観光客を多く見かけます。
フォート内部では地元の人が民族衣装を着て楽器の演奏やダンスなども行われているため、多くの観光客からも人気のスポットとなっています。
ニズワ・フォートはバハラ・フォートと違い、城塞の歴史が色々とわかっていることから城塞内部には案内版を使った説明が記載されています。
罠として使用されていた数々の仕掛けに付いての説明も記載されているので、ガイドをつけたツアーで訪れるとより楽しめるでしょう。
ニズワ・フォート
住所:オマーン ニズワ
電話番号:+968 9093 9090
営業時間:金曜日以外 8時00分~18時00分 金曜日 8時00分~11時30分 13時30分~20時00分
定休日:なし
入場料や利用料:5.0 OMR
URL:ニズワ・フォート
乳香の土地
乳香の土地はかつて奢侈品として取引されていた乳香の交易地で現在は世界遺産に登録されているオマーンの観光スポットです。
乳香とは香水などの原料となる樹脂の塊のことで、東方の三賢者がイエス・キリストに捧げた3つの贈り物の中の一つとされています。
乳香の土地として当時の交易で使われた遺跡群が立ち並んでおり、シスルの考古遺跡、ホール・リールの考古遺跡、アル・バリード考古遺跡、ワジ・ダウカの乳香公園が世界遺産の対象となっています。
アル・バリード考古遺跡の中には乳香博物館もあり、乳香から作る香水の作り方などについて説明してくれます。
乳香博物館内にはお土産品を売っているショップもあるため、オマーン観光のお土産として乳香のグッズを購入することもできます。
神秘的な匂いをもたらす乳香のお土産をオマーン観光の思い出にしてみてはいかがでしょうか。
乳香の土地
住所:サララ オマーン
電話番号:+968 23 202566
営業時間:日〜木 9時00分~21時00分 金〜土 15時00分~21時00分
定休日:なし
ジャブリーン城
中世のオマーンを体感できるジャブリーン城はオマーンの観光スポットでもおすすめの観光スポットです。
他の城塞とは異なり、ジャブリーン城は宮殿としての機能も持っていたため場内の装飾は一見の価値があります。
オマーンの歴史的な建造物の中でも傑作とされており、多くの観光客が訪れている観光スポットです。
場内にある「太陽と月の間」はジャブリーン城の中でも有名な部屋で、天井の装飾がすばらしいことでも有名です。
ジャブリーン城は砂漠の中に立つお城のため、屋上に出ると周囲の景色を一望でき、絶景ポイントになっています。
屋上には当時、最先端の教育が施された学校としての機能を持った部屋もあり、当時の歴史を感じることができるでしょう。
ジャブリーン城は中世オマーンの歴史を感じられる観光スポットとして是非とも訪れて欲しいおすすめの観光スポットです。
ジャブリーン城
住所:Bahla, オマーン
電話番号:+968 25 363141
営業時間:金曜日以外 9時00分~16時00分 金曜日 8時00分~11時00分
定休日:なし
ラス・アル・ジンツ ウミガメ保護地区
オマーンの首都マスカットから150kmほど離れたスールの街にはウミガメの保護地区がありウミガメの産卵を観光客でも見ることができます。
オマーンでは1年を通してウミガメが産卵にやってくることでも有名です。
ウミガメの産卵は朝と夜に見ることができるため、近くに宿をとって宿泊すれば、朝と夜の2回見ることもできます。
ウミガメの産卵をテレビで見たことがある方も多いと思いますが、生で間近で見る産卵はテレビでは絶対に味わえない感動を体験できます。
夜にいく際は周囲が非常に暗いので灯りを忘れずに持っていきましょう。
ただし、あまり明るすぎる懐中電灯などを持っていくとウミガメへのストレスにもなってしまうのであまり明るすぎないものを用意しましょう。
日本からツアーなども申し込めますので事前に情報収集して行かれると良いでしょう。
ラス・アル・ジンツ ウミガメ保護地区
住所:スール
ジュベル・シャムス
ジュベル・シャムスはオマーン最高峰の山でアメリカのグランドキャニオンにも匹敵することからオマーンのグランドキャニオンと呼ばれています。
標高は約3,000mからの景色は圧巻の一言。
オマーンはジュベル・シャムスを始めとして大自然を満喫できる観光スポットがたくさんあります。
ジュベル・シャムス観光には丸一日かかりますので、ある程度時間に余裕をもって訪れると良いでしょう。
トレッキングで絶壁を下りながら観光することもできますので、歩きやすい靴を用意して参加するようにしましょう。
ミスファ村からツアーも出ていますので、ミスファ村で宿泊して1日かけてジュベル・シャムス観光に出かけるとゆっくりと見て回ることができます。
ジュベル・シャムス
住所:Jabal Shams, オマーン
オマーンの人気おすすめ観光スポットについてまとめ
オマーンという国についてはあまり情報がなく、旅行先の候補としてあがりにくいのではないでしょうか。
今回は、そんなオマーンの魅力溢れる観光スポットをご紹介してきました。
少し違った国を旅行したいと考えている方やこれから海外旅行を検討されている方は、オマーンを候補地にあげてみてはいかがでしょうか。
きっとオマーンで素敵な体験をすることができるでしょう。