カリブ海の島国バルバドスってどんな国?
東カリブ海に位置しているバルバドスは、島全体が珊瑚礁で構成されている島国です。
バルバドスの西はカリブ海、東には大西洋の大海原が広がっている観光スポットも多い国になります。
バルバドスはブリッジタウンが首都で英連邦に属する独立国家です。
面積は約430平方㎞で日本の種子島とほぼ同じ大きさで、人口は約28万人の人が暮らしています。
バルバドスの国民一人あたりのGDPでも分かるように、カリブ海地域でトップクラスに裕福です。
昔はサトウキビなど農業が主な経済を動かす手段でしたが、現在では観光業が経済を支えています。
バルバドスは日本からの所要時間は22時間を超えるほど遠く、日本ではそれほど知名度は高くない国です。
しかし、美しいビーチや歴史的な建造物など観光スポットも多く、公用語は英語のため日本人にも魅力的な国になります。
バルバドスの名前の由来は?
バルバドスは、1511年に島を見たポルトガル人によって付けられた名前になります。
バルバドスという国の名前は、バルバドスの特徴的な島の土地が由来です。
国名の由来には諸説ありますが、島の自然がヒゲのように見えたことが由来です。
バルバドスに上陸したポルトガル人によって名づけられ、ヒゲに覆われている様子から名前が付いています。
バルバドスはポルトガル語で「ヒゲのはえた」という意味があり、島にヒゲが生えているように見えるということが由来です。
由来の通り島には木々が茂っており、木々から垂れさがった長い苔や草などがアゴヒゲのように見えたことでバルバドスと言われるようになったのです。
バルバドスの国旗のデザインや意味は?
世界中の国々にも国旗があるように、カリブ海の島国バルバドスにも意味のある国旗があるのです。
国旗はブルーとイエローを基調としている特徴的であまり馴染みのないデザインになっています。
1966年にデザインが公募され、1,000を超える応募作品から選ばれたデザインです。
国旗は両サイドにウルトラマリン(ブルー)と中央のイエローがベースで中心には三又の矛が描かれています。
左右のブルーの帯は海と空、中央のイエロー部分は黄金色の砂浜と富を意味しているデザインです。
中心の三又の矛は古代ギリシャの海の守護神ポセイドンのシンボルになります。
このシンボルは植民地支配からの解放、国の守りを象徴している意味があるのです。
バルバドスの治安は?旅行は安全?
海外旅行で日本人が気になるポイントの1つが治安です。
バルバドスの位置するカリブ海近郊はあまり治安の良くないイメージを持つ人も多いですが、周辺地域と比べると安全な国になります。
バルバドスは外務省発表の安全対策データでもカリブ諸国では比較的治安が良好な国です。
欧米からの定期直行便もあり観光客も多く、観光資源が国の収入源となっているため、政府も治安対策を意欲的に取り組んでいます。
周辺と比べると比較的治安の良い国ですが、旅行の際は安全面の注意が必要です。
バルバドスでは窃盗や強盗、性犯罪などが多く発生しており、強盗や銃を使用した対人重犯罪も増加傾向にあります。
観光客が被害に遭うケースも多いため、夜間の外出を控えるなど自分を守る行動が安全には必須です。
バルバドスには世界遺産も!おすすめ観光スポット5選!
では、バルバドスの観光地をみていきましょう。
バルバドスには、以下の観光地があります。
- ブリッジタウン歴史地区とその要塞
- カーライル湾
- ハリソンズ・ケイブ
- ハンツガーデンズ
- セント・ニコラス・アビー
ブリッジタウン歴史地区とその要塞
ブリッジタウン歴史地区とその要塞は、2011に世界遺産にも登録されているバルバドス観光でも人気の場所です。
17世紀~19世紀にかけて建てられた保存状態の良い古い街が対象となります。
首都ブリッジタウンのイギリス植民地時代に造られた、英国植民地建築の代表例です。
この遺跡は数多くの歴史的建造物から構成される、隣接の要塞も含まれています。
こちらは曲がりくねった街路が特徴的な都市です。
碁盤目や格子状に建設されたスペインやオランダの植民地都市とは異なる都市計画になっており、他では見られない特徴的な街並みが広がっています。
特に人気なのが国会議事堂とチェンバレン橋です。
国会議事堂は19世紀に建設された建築様式の美しさが感じられ、橋はブリッジタウンのシンボルとなっています。
- 住所
- 公式サイト
カーライル湾
カーライル湾は、バルバドスの南西部に位置している天然港です。
それほど規模は大きくはありませんが、カリブ海に浮かぶ島らしい美しい光景が広がっています。
首都はこの湾に位置しており、海洋公園になっている場所は観光客にも人気のスポットです。
真っ白でサラサラとした砂が美しいビーチは、透明度の高いスカイブルーの美しい海が遠くまで広がっています。
こちらはビーチで美しい海を眺めるのはもちろん、豊富な楽しみ方ができるのも魅力です。
中でも特に美しい海を活かしたマリンアクティビティが人気があります。
スキューバダイビングやシュノーケリングの人気スポットとしても知られており、熱帯の魚やタコ、カメなどの間近を泳ぐ貴重な体験ができます。
ハリソンズ・ケイブ
ハリソンズ・ケイブは、バルバドスの観光スポットの中でも注目度の高い場所です。
ケイブには洞窟という意味があり、島の中心エリアに位置しています。
ハリソンズ・ケイブは、1800年頃に発見された地下洞窟です。
発見後約200年ほど忘れ去られていましたが、1970年頃に再度発見されて以来、観光アクティビティとしてサービスをスタートさせています。
洞窟内は狭いですが、自然が作りだす神秘的な洞窟の光景は圧巻です。
内部には高さ15m以上の吹き抜け空間など、非日常の光景が楽しめます。
いくつかのツアーが用意されており、トラムに乗って解説を聞きながら楽しむツアーは楽に楽しむことが可能です。
もう1つはしっかりと自分の足で歩くアドベンチャー要素の強いツアーになります。
- 住所
- 電話番号
- 公式サイト
ハンツガーデンズ
ハンツガーデンズは、バルバドスの中央にあるセント・ジョセフエリアにある植物園です。
バルバドスで有名な園芸家によって作られた植物園は、カリブの自然が再現されています。
植物園は熱帯雨林の特徴的な空気感が魅力です。
園内は複数のブロックにエリア分けされており、日本では見ることができないバルバドスの貴重な植物や落ち着いた自然の空間が楽しめます。
日差しが差し込む独特な空気感が漂うガーデンは、魅力が多く時間を忘れるほど楽しめる場所です。
施設内は舗装された道もあり、緑が生い茂る自然は快適でリフレッシュすることができます。
- 住所
セント・ニコラス・アビー
セント・ニコラス・アビーは、島の北東部にある邸宅です。
白い壁が目を惹く美しいサトウキビプランテーションのオーナーの邸宅になります。
植民地時代サトウキビ栽培でプランテーションが作られ、イギリス人が経営していた場所です。
1つはベンジャミンバーリンガーの豪邸で1658年に建設され、近代まで経営されていました。
前のオーナーから歴史アミューズメント施設にするため、2006年現オーナーに引き継がれているのです。
こちらはジャコビアン様式で大邸宅では数少ない珍しい建築様式になります。
装飾品などは1800年代の物が使われている、歴史的にも貴重な観光地です。
ラムのテイスティングをすることもできます。
- 住所
- 電話番号
- 公式サイト
バルバドスのホテル事情は?
バルバドスは、ビーチエリアを中心にリゾートホテルが充実しています。
多くの観光客が利用するリゾートホテルは設備面も充実しており、快適に滞在することができます。
バルバドスのホテルは、シーズンやタイミングでも異なりますが、1泊1万円前後~10万円を超えるホテルなど価格帯は豊富です。
基本的にリゾートホテルが主流で、快適に優雅な滞在期間を過ごすことができます。
特に中心部から5㎞ほどの距離にあるブーゲンビリアビーチリゾートは人気です。
リゾートタイプだけでなく、ファミリーホテル、プール付き、キッチン付き、バリアフリーに対応しているホテルなど、ユニークなホテルが揃っており、快適な滞在ができます。
バルバドスのイベントは観光客にも大人気!
バルバドスには観光客にも大人気のイベントがあり賑わっています。
異国のイベントは外国人の参加が難しいイメージがありますが、観光客でも参加可能です。
様々なイベントがありますが、特にオイスティンズ・フライデー・ナイトは大人気です。
オイスティンズ・フライデー・ナイトは、毎週金曜日の夜にバルバドスの南部にあるオイスティンズで開催されているイベントになります。
オイスティンズは大きな魚市場があり、沢山の屋台が並んでいるエリアです。
イベントは食事の屋台、地元の工芸品、土産物などの販売やダンスや音楽を楽しむことができます。
開放的なカリブのノリで夜遅くまで楽しむことができるイベント、オイスティンズ・フライデー・ナイトは、カリブ版の華金です。
バルバドスでしか味わえない体験を堪能!
バルバドスは東カリブ海に位置しており、島全体が珊瑚礁で構成されている島国です。
バルバドスの西はカリブ海、東は果てしない大西洋の大海原が広がり、世界屈指の美しさを誇るビーチは魅力的な観光ポイントになります。
バルバドスはビーチ以外にも自然や世界遺産の建築など観光スポットも多い国です。
外国人観光客も多い英語も通じるリゾートバルバドスでしか味わえない体験を楽しみましょう。