世界一深い洞窟のクルベラ洞窟の入口はどこにあるの?ツアーなどで行ける?
クルベラ洞窟もしくは、Voronya(ボロンヤ)洞窟とよばれる世界一の長さがある洞窟は、現在ロシア下にあるかつてグルジアと呼ばれた国にあります。
現在グルジアは、平成27年4月22日以降ジョージアと呼ばれています。ジョージアは中東近く、トルコそばの国になります。
ジョージアの位置がわかったところで、クルベラ洞窟の入り口について、もう少し詳しく説明します。
洞窟は、ジョージア国境、西コーカサス地帯のアラビカ山岳にあります。
一般の人が気軽に行くことができる場所でなく、探検家でも大変な、人がやっとこ通り抜けることができるような隙間を歩くとても難しい洞窟になります。
日本からはツアーらしきものはみあたりませんが、海外のサイトだと個人ガイドのようなひとがいて、パーティを組み連れていってくれるようです。
しかしながら、ジョージアはレベル1~3の地域です。
首都そばはレベル1で「十分注意してください」レベルですが、クルベラ洞窟があるあたりは、レベル3になっています。
渡航される際は、外務省のページで安全確認などをしてから行くようにしましょう。
クルベラ洞窟の最深部までの深さはどれくらい?中には地底湖も!
クルベラ洞窟はまだまだ未知の部分が多い洞窟ですが、現在8つの地底湖があるといわれています。
場所によっては、地底湖に潜って先に進まないといけない部分もあるほどです。
クルベラ洞窟の中は寒いの?暑いの?
通常、洞窟や鍾乳洞というのは、ひんやりとして、常に一定の気温というイメージがあります。
クルベラ洞窟はどのような気温なのでしょうか。
クルベラ洞窟がある場所は、洞窟がとても深い部分にあり地球の中心の核にむかっているため、洞窟の奥に行けば行くほど、暑さを感じる場所です。
先に進めば進むほど気圧が高く、温度も高くという場所で、夏でも熱く感じる場所といえます。
クルベラ洞窟には知られざる生物が!
クルベラ洞窟は世界一の深さを誇る洞窟です。
そして、そのもっとも深い部分はまだ解明されていない謎の多い洞窟とも言えます。
そんなクルベラ洞窟で、今まで見たことがない生物が発見されました。
アルカラ大学によって、Duvalius Abyssimusと呼ばれる新種の甲虫類が発見されと雑誌ズータクサで発表しています。
この新種の虫が発見された場所は、クルベラ洞窟の最深部という場所ではないために、まだまだ未知の生物がいるのかもしれないと研究者は思っているようです。
この新種を発見するまでに、すでにアルカラ大学は10年近く研究をしてきています。
この新種は、他の多くの地下性生物と違い、徐々に暗闇になれていったのが、特徴で、それは目があることから判断できます。
クルベラ洞窟はいつ見つかったの?調査方法は?
まだ未知に包まれているクルベラ洞窟ですが、どのように発見されたのかきになります。
ここでは、どうやって発見されたのかを詳しくご説明いたします。
クルベラ洞窟というのは、発見者の名前からとられたいわれています。
この洞窟を発見したのは、ロシア人の地理学者アレクサンダークルベラだといわれています。
もう一方の名前のVoronyaという呼び方も、ロシア語の洞窟の意味CROWSが転じたものだと言われています。
アレクサンダークルベラがこの洞窟を発見したのは、1909-1910にかけてだといわれています。
彼は、このころ、アラビカ山岳に関しての研究を始めたからです。
その後1910~1960年代、地理学者の間では、このクルベラ洞窟に関しては全く関心をもたれないまま時が過ぎます。
クルベラに少し脚光が当たり始めたのが、60年代で、310mほどの深さの洞窟まで調査がすすみました。
80年代に入り、アラビカ山岳地帯の研究が盛んとなり、340mほどの深さ部分まで調査はいり、2010年にはやっと1710メートルの場所まで調査がいきます。
現在クルベラ洞窟は、およそ2,256mまで調査がされています。
【番外編】クルベラ洞窟があるジョージアってどんな国?行き方や主要観光地
ここからはジョージアについてどんな国か、アクセス方法、観光名所をご紹介します。
ジョージアへの行き方
ジョージアへの行き方ですが、飛行機、バス、鉄道、深夜バス、レンタカーの方法がとることができます。
日本から行く場合は、東京から首都トビリシ行きのチケットを購入しましょう。
現在乗り換えをしないといけませんので、中東のどこかで一度トランジットするなどの方法をとりましょう。
所要時間は15時間ほどですので、欧州に行くのとあまり時間差がないといえます。
ジョージアの主要観光地
では、ジョージアの観光地をみていきましょう。
ジョージアには、以下の観光地があります。
- ムツヘタ
- ボルジョミ
- トビリシ
- ヴァルジア
- トゥシェティ国立公園
続いて、ジョージアの観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
ジョージアの観光地①:ムツヘタ
ムツヘタはジョージアの小さな町のひとつです。
みどころは、スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂です。
この大聖堂は、ジョージアで最も古い教会なうえに、世界遺産に登録されています。
ムツヘタは首都からそう遠く離れていなく、歴史のある町です。
ムツヘタ
住所:Zahesi-Mtskhata-Kavtiskhevi-Gori, Mtskheta,
ジョージアの観光地②:ボルジョミ
保養地として知られる水のきれいな場所がボルジョミです。
リゾートタウンとして知られていて、街にはミネラルウォーターの工場があり、この町の主要産業となっています。
見どころは、景勝地として知られるボルジョミ渓谷です。
ボルジョミ
住所:ボルジョミ ジョージア
ジョージアの観光地③:トビリシ
トビリシはジョージアの首都ということで、外せない観光地でしょう。
歴史もある街で、教会などが多くあります。
交通も地下鉄、鉄道と発展しており、移動はしやすい場所です。
町の見どころは多くある教会、博物館やバレエ劇場などです。
2004年にできたばかりのツミンダ・サメバ大聖堂もおすすめです。
トビリシ
住所:ティビリシ ジョージア
ジョージアの観光地④:ヴァルジア
風光明媚な場所として知られるのがヴァルジアです。
壁面にたくさんの穴があり、かつては住居としてもつかわれていました。
このヴァルジア洞窟は、12世紀ごろにつくられたものだといわれていて、その後地震があったりして、崩壊している部分もあります。
一部内部を見学することができ、どのようにその当時の修道士などが生活したのかをしることができます。
洞窟にあるマリア永眠教会も見学ができます。
中にはフレスコ画などがあり、かなり立派な教会ですので、ぜひとも立ち寄ってみましょう。
ヴァルジア
住所:Vardzia ジョージア
ジョージアの観光地⑤:トゥシェティ国立公園
羊飼いという意味がある国立公園は、ヨーロッパ最大の保護区域がある公園です。
ビジターセンターもあるので、情報を得ることができ、観光に訪れても困ることはないです。
広大な敷地を利用し、自然を楽しむアクティビティがいろいろとそろっています。
一般的な登山などのほかには、ハングライダーや、シルクロードでの乗馬が人気です。
トゥシェティ国立公園
住所:トゥシェティ国立公園 ジョージア
世界一深いクルベラ洞窟。入り口はどこ?最深部までのツアーはある?のまとめ
2000mを超えた深さのある洞窟は、現在このクルベラ洞窟だけだといわれています。
そのクルベラ洞窟に関して今回はわかる範囲で基本的な情報をご紹介しました。
ジョージアは政治的に安定した場所にないので、ぜひとも観光をしに行く場合は、事前に外務省などの情報をよく集めてから行かれることをおすすめします。