【治安の前に】チリってどんな国?
南米諸国の1つであるチリは、モアイ像で有名なイースター島やスポーツで有名ですよね。
日本からも遠く位置することから気軽に旅行にいける場所ではありませんが、それでも南米観光の中でも人気の場所としても挙げられます。
チリは共和国国家で正式名称はチリ共和国です。
地図で見ると分かる様に縦長の特徴的な国土で知られており、世界で見ても最も長細い領土で知られています。
なかなか知らない方も多いかもしれませんが、チリの首都はサンティアゴ・デ・チレというなんとも長い名前です。
国の言語はスペイン語で1818年まではスペインの植民地でした。
チリは上記でも供述しましたが縦に長い国であることから、国内で場所によってかなり気候が変わるおもしろい国でもあります。
砂漠気候の場所から年中を通して温かい気候の地中海性気候、そしてツンドラ気候という最も温かい時期でも10度程度しかない気候など、同じ国とは思えない気候の差に驚かされることでしょう。
チリを全体的に観光にとお考えの方は、地域によって着れる服がだいぶ異なるので、服装には注意が必要になってきますよ。
バックパックで訪れる予定の人は出来るだけ荷物をコンパクトにしたいところですが、事前準備は徹底していくことをおすすめします。
また、チリはごはんの美味しさも評判で、南米諸国はがっつりとした肉料理がメインなところが多い中、チリでは海鮮料理を堪能できるという日本人にとってはうれしいポイントですよね。
チリの街をあるいていると、ファーストフード店も多く、カジュアルに食事を済ます方も多いようですが、せっかく遥々地球の反対側からきたのであれば、チリ料理をいただいて帰りたいところです。
中でも特におすすめの海鮮料理は「パイラマリーナ」というスープ料理で、貝などをはじめとしたシーフードの出汁が効いたスープは、日本人の口にも合うチリの伝統料理の1つで訪れた方には必ず味わっていただきたいといっても過言ではありません。
チリではスープ料理が多くどれも具沢山で満足感のある料理ばかりあり、肉をメインにしたパントゥルカもシチューの様な味わいで野菜もたくさん採れるのでおすすめです。
もちろんチリへいくならチリのワインを嗜むのも忘れてはいけないポイントですよね。
フランスやイタリアなどのヨーロッパに並ぶチリのワインは、安価ながら味わいの深い飲みやすいワインが多く、ワインビギナーの方にもおすすめの逸品です。
チリの治安を知る前に務省が発表する危険レベルをおさらい
レベル1/黄色
危険度レベル1の地域は黄色で示されています。
「十分注意してください」、という勧告がされているエリアでは、その地域へ赴く際は十分な注意や渡航に際しては危険を避けるようにしてください、というレベルです。
レベル2/山吹色
危険度レベル2の山吹色の地域は、「不要不急の渡航はやめてください」との勧告のエリアです。
そのエリアに踏み入れる場合は特別な注意や安全対策が必要とされます。
レベル3/オレンジ色
危険度レベル3はオレンジ色で示されており、「渡航はやめてください(渡航中止勧告)」と警告されています。
そのエリアへの渡航はいかなる理由であれ中止を促しており、場合によっては現地に既に滞在している方も退避の可能性や準備も促すこともあるとの事です。
レベル4/赤色
最も危険度の高いレベル4は赤い色で警告され、「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」とされています。
どの様な目的であれ渡航は避ける様に促されており、そのエリアにいる日本人は安全な地域へ退避する必要があります。
各国の危険度レベルは外務省海外安全ホームページでご確認ください。危険度レベル
チリの治安状況は?
首都サンティアゴ・デ・チレの治安状況は?
2019年3月現在ではチリは危険度レベルの警告はされておらず、南米諸国のなかでも比較的安全な国とも言われています。
そんなチリの首都であるサンティアゴは、スリや置き引きなどの盗難トラブルが多く、日本人というだけでも狙われやすい傾向にあるため細心の注意が必要です。
街中を歩く際は、日本では考えられませんが、バッグは抱えて守る様に持つことが基本のスタイルと思っていてください。
また、旅行の際にはカメラやスマートフォンなどを首からぶら下げて歩く方も多いでしょうが、バッグにしまい見えないようにすることをおすすめします。
日中でもあまり一人で歩かないようにしたいところですが、夜はまず一人では歩いてはいけないと思うようにしてください。
恐喝やスリなどトラブルに巻き込まれる可能性は夜はぐんと高くなるので、可能な限りは人気の少ないところは歩かないようにしましょう。
サンティアゴの中でも特に旧市街のサンタ・ルシアの丘や近くに開かれている民芸品市場、アルマス広場は特に危険なエリアとされており、スリなどの被害に合う方が多いそうです。
新市街にも危険なエリアがあり、ラス・コンデス地区も地下鉄などでは要注意が必要になり、若者のグループなどには注意しましょう。
スリの方法はさまざまな手段が用いられており、親切なふりをして話しかけて油断させ、知らない間に財布が捕られているというケースもあります。
観光スポット界隈では特にこういったケースが多く、「ケチャップ強盗」とも呼ばれ、背中が汚れているよという風に声をかけられた場合は注意してください。
汚れを拭いている間にいつの間にか財布やスマートフォン、かばんごとなくなっていた、という事が良く発生しているそうです。
特に荷物を多く持っている際に狙われる場合が多いので、荷物はなるべく手から離さず話しかけられても油断せずに対応するかうまく流すことをおすすめします。
他にも盗難シーンはこれだけに留まらず、大胆な車上荒らしも多くいるそうです。
旅行の際はあまり車で移動する事はないかもしれませんが、駐車していた車のガラスを割って中の物を盗んだり、無理やり車ごと奪っていくなど日本では考えらない事件が発生しています。
サンティアゴでこういった事件を起こす人たちは犯罪になれた計画犯が多く、さまざまな手段で物を捕ろうと近寄ってくる人が多いです。
親切そうに話しかけてくる人たちも、実は何かを狙っていたというケースも多いのであまり外では気軽に地元の人と交流しない方が良いかもしれません。
イースター島の治安状況は?
チリに観光へいくなら、モアイ像はかならず見たいという方も多い事でしょう。
そのモアイ像が安置されておりイースター島は、チリでも屈指の観光スポットのためチリの中では比較的安全な地域と言われています。
チリのイースター島は全周およそ60kmで面積は180k㎡程度の小さな島で、北海道の利尻島とほとんど同じ大きさです。
イースター島に安置されているモアイは約400体ともされており、過去には約900体ものモアイ像がいたとされています。
またモアイは肩から上の顔のみの石像というイメージが多いですが、物によっては地中まで身体が伸びておりかなり巨大のものもあるのだそうです。
もともとは村を護るために作られたモアイ像は、目が描かれている物が残っていたりとさまざまな個性が伺えます。
そんなモアイで有名なチリのイースター島は、本土から離れているので首都とはちがいどこかのんびりとした雰囲気で、住人達も窓を開けたまま出かけてしまうなど、盗難などの心配は少なそうですね。
治安を保つためにイースター島はさまざまな工夫がなされています。
観光業が盛んになったイースター島では、良い事ばかりではないそうで観光客が増えたことからもトラブルが年々多くなってきてしまったそうです。
現在では観光規制も取り入れるなど、環境を保つためにさまざまなルールが敷かれるようになりました。
数日観光する分にはなんの問題もない規制ですが、イースター島に魅了されてしばらく滞在しよう、ということが難しくなったという規制です。
とはいえ最大30日間は滞在できるので、ほとんどの人にとって特に支障はないといえます。
観光によって自然への悪影響も懸念されており、観光に行くにはそういった心遣いも持ち合わせて訪れるようにしましょう。
治安のいいチリでも気をつけるべき犯罪5選
治安の良いチリで気をつけるべき犯罪①:スリなどの窃盗
南米の中でも比較的治安の良いチリとはいえ、スリをはじめとした窃盗はかなり多い傾向にあります。
親切そうに話しかけてきてくれたと思い世間話に花を咲かせていると、後で財布がないということに気づくことも少なくはないそうです。
とはいえ話しかけてくる人が全員悪い人という訳ではないので、あまり警戒しすぎるとせっかくの旅も肩身が狭いものになってしまいます。
話しかけられた時などは、用心してカバンを抱きかかえながら話すなど、窃盗に合う可能性を少なくする対策をしましょう。
万が一財布がすられてしまった際に困らないように、ポケットや靴などにお金を忍ばせておくと安心です。
財布などをチェーンやゴムでバッグと繋げて簡単に捕れないようにするなどの対策をしておきましょう。
治安の良いチリで気をつけるべき犯罪②:強盗
次に比較的治安の良いチリで気をつけたい犯罪は、窃盗とよく似てはいますが、危険度の高い強盗です。
窃盗と違って強盗の場合は相手がナイフなどを持っているケースがあり、大変注意が必要です。
万が一そういった犯罪に巻き込まれてしまった際は、ご自身の命が一番大事ですので、歯向かわずに渡してしまうか、近くに人がいそうなら大きい声を出すなどして身を守りましょう。
窃盗と同様、こういったケースの対策としてお金は分けて持ち歩くことと、パスポートを持ち歩く必要がある場合は首からぶら下げるタイプのポシェットなどに入れ、目に見えないところに隠しておくなど対策をすることをおすすめします。
治安の良いチリで気をつけるべき犯罪③:暴行
治安の良いチリでも暴行などの犯罪は多発しています。
チリをはじめとする南米の人たちは陽気なイメージが多く、フレンドリー印象が強いかと思いますが、その反面怒りっぽい一面も持ち合わせている場合が多いです。
カッとなりやすい人も多く、思ったことはハッキリと言い怒りたいときは怒る、っといった日本人とは少し違った感覚と思っていた方がよいでしょう。
よく若者集団や酔っ払いなどが街中で喧嘩をしているシーンもしばしばみられるチリでは、できるだけ巻き込まれないように過ごすよう気をつけなければなりません。
バーなどでも飲んで喧嘩して殴り始める、ということも無くはありませんので、夜などに出歩く際は注意しましょう。
治安の良いチリで気をつけるべき犯罪④:性的暴行
治安の良いチリでも特に女性に注意してほしい犯罪の1つ性的暴行は、チリでは日本に比べ多く起こる事件の1つです。
女性というだけで狙われてしまい、怯えながら観光しなくてはいけないのはとても悲しいことですよね。
女性の一人旅はなるべく避けてほしいところですが、もし一人での旅行を考えの方は、現地ガイドをつけるなどして一人で行動するのは避けましょう。
また、夜の一人歩きは絶対に避ける様にしてください。
チリは南米の中でもHIV感染率がもっとも高くエイズなどをはじめとする感染症の心配もあります。
犯罪に巻き込まれないように、十分な注意を払って行動するようにしましょう。
治安の良いチリで気をつけるべき犯罪⑤:殺人
チリでは治安がまだ良いとは言われているものの、日本に比べ殺人事件も多く発生しています。
あまり考えたくはないですが、旅行中に巻き込まれないという100%の確証はありません。
過去には日本人が事件に巻き込まれたこともあり、注意が必要とされています。
貧富無さが激しい地域ではとくにこういった凶悪犯罪が発生しやすい傾向があります。
可能な限り治安が悪いとされている地域には足を運ばず、夜間の一人歩きはしないようにしましょう。犯罪発生の少なかった観光地や地方都市にまで及んでいます。
治安の良いチリで注意するポイント10選
治安の良いチリで注意するポイント①:一人旅なら現地ガイドを
チリへの旅行を一人でお考えの方は、安全のためにも現地ガイド
をつけて行動するようにしましょう。
特に女性はアジア人というだけで興味をもって近寄ってくる人も多くいるため、犯罪に巻き込まれないようにも必ずガイドをつけたいところです。
もちろん男性の方も注意は必要で、やはりアジア人というだけで目立ってしまいますし、お金をもってると思われて狙われてしまうことも多いので、できるだけ一人での行動は避けるようにしてください。
治安の良いチリで注意するポイント②:親しげに話しかけてくる人に注意
チリは南米の国らしくフレンドリーで陽気な人も多く、親しげに話しかけられることも多く経験することになるはずです。
旅行の際に現地の人に声をかけられるとうれしくてついつい話も弾んでしまいます。
ですが皆が皆、親切心で話しかけてくるひとではありません。
上述したように、話している隙に窃盗にあっていたという場合もありますので、妙に親しげに話しかけてくる人には十分に注意し、できるだけ距離をとるようにしましょう。
治安の良いチリで注意するポイント③:夜歩きに注意
治安が比較的に良いチリでも、やはり夜には危険がつきものです。
複数人であったとしても、アジア人が歩いているというだけで悪目立ちしますし、酔っ払いに絡まれることもあり、暴力事件などに巻き込まれないとも言い切れません。
また、夜には強盗を目論む人間も潜んでいる場合もあり、夜には可能な限り出かけないようにしましょう。
治安の良いチリで注意するポイント④:路地裏などに注意
チリをはじめとする南米諸国では、貧富の差も大きくあり、路地裏など人気の少ないところには浮浪者が居座っているところやマフィアなどの犯罪集団が潜んでいるところが多く、危険に巻き込まれる可能性もあります。
日本人の感覚では浮浪者がなにかしてくる、という事は想像できませんが、治安が比較的によいとはいえチリの路地裏はどんよりと暗く、一歩踏み入るだけで不穏な雰囲気を感じることでしょう。
人気があまり感じられない通りに入ってしまった際は、即座に人通りの多いところまで戻り、踏み入らないようにしてください。
治安の良いチリで注意するポイント⑤:貴重品には十分な注意を
チリを街歩きする際や、ホテルでも貴重品には十分な注意を払ってください。
お金は念のためにも小分けにして持ち歩き、パスポートなどの無くなってはいけないものは、服の中にしまって見えないようにしておくなどの対策が必要です。
また、カメラなどは首からぶら下げて持ち歩く人も多いですが、使わない時はバッグに入れるなど目に見えないように持ち歩きましょう。
治安の良いチリで注意するポイント⑥:スマホ歩きは厳禁
基本的に日本でも歩きスマホは危険を伴うので控えるべき行為ですが、治安がマシなチリでも要注意です。
日本人はiPhoneをはじめとする高価なスマートフォンを持っている人も多いですが、チリなどの南米諸国の人からすると、スマートフォンはかなり高価なもので、盗難にはもってこいの品ともいえます。
何気なく手にもって歩いているとひったくられるというケースも少なくありません。
可能な限りはスマートフォンは外では使わないようにし、使う際にも十分な注意をはらって使用するようにしましょう。
治安の良いチリで注意するポイント⑦:スキミングに注意
治安が比較的良いチリでは、スキミングによる被害が多いとされています。
スキミングとはカード情報などを盗み、気づかぬ間にお金が使われてしまうという悪徳犯罪です。
レストランなどもローカルなお店にいってみたいところですが、できるだけガイドブックに載っているようなところで食事をとる方が安心して食事を楽しめますよ。
治安の良いチリで注意するポイント⑧:公共の乗り物でも万全の注意を
日本では公共の乗り物でウトウトと眠ってしまうことも多いですよね。
治安がまだ良いと言われているチリでは、同じような気持ちで公共交通機関を利用すると、犯罪に巻き込まれてしまう場合もあります。
チリの交通機関では眠っているとスリにあう可能性がぐんと上がります。
現地の人たちですら窃盗犯罪に警戒し公共交通機関では居眠りすることなく利用している人ばかりです。
常に手荷物に注意をはらって利用するようにしましょう。
治安の良いチリで注意するポイント⑨:服装や持ち物に気を付ける
日本ではブランドものを持っておでかけしたりと高価なものをファッションに取り入れて持ち歩いているかたも多いかと思いますが、チリ観光ではそういった概念は一度捨てることをおすすめします。
まずは動きやすい服装で出歩くことが大事なポイントです。
日本人はおしゃれが好きな人も多く、服装にこだわっている方も多いですが、チリではカジュアルにデニムとTシャツといったラフなスタイルの方がほとんどといえます。
普段の感覚のファッションで行くと目立ってしまうので、できるだけ高価なものは身に着けずにいきましょう。
治安の良いチリで注意するポイント⑩:強盗などには反抗しない
治安がまだ良いチリでも、上述したように日本に比べると強盗に合う可能性がかなり高いです。
アジア人というだけで狙われやすい傾向にもあるため、観光の際は十分な必要があります。
もし金銭を要求された場合は、抵抗せずに相手に渡してしまう方が自分の身を守るのにも安全の対策です。
出歩く際は必要最低限の金額だけ持ち歩くようにし、万が一なことが起こっても後に困らないように事前対策をしておきましょう。
治安の良いチリでで、戦争の危険性はある?
チリでは現在、内戦や戦争などの心配はほとんどないとも言えますが、過去には近隣諸国、ペルーとボリビアとは領土を争い戦争をしたことがありました。
19世紀ごろ、チリは南米諸国の中でも群を抜いて栄えていた国で、南米のなかでも先進国として長けている国として数えられており、その繁栄にはタマヤ銅山をはじめとする山々での硝石による利益から発展が早かったとされています。
その硝石が採れる地帯の所有権を、ペルーとボリビアで争っていたこともあり、良好な関係ではない状態が続いていたこともありましたが、現在では100年以上争いのない状態を保っていることからも、今のところ心配はないといえるでしょう。
どこの国でも考えられる問題ですが、領土に関することはとてもセンシティブなトピックともいえます。
太平洋戦争が原因で、チリとペルーの間には長い間太平洋の海域所有権をめぐる争いが繰り広げられてきました。
戦争が終わってからもしばらくお互いの主張が交差し、その戦いは2014年まで続いていたから驚きですよね。
2014年に国際司法裁判所の判決によって元々ペルー領土であった一部の海域がチリから返還され、ごく最近まで領土問題でひと悶着あったものの、それが今後戦争に発展する可能性はかなり低いと考えられます。
治安の良いチリでで、テロの危険性はある?
今や世界各国でテロの危険があり、ここなら安全だと言える国もほとんどないといえます。
基本的に最近勃発しているイスラム国が関係するテロ事件は、ヨーロッパや米国メインで、南米諸国ではあまり発生していない状態ではありますが、どこに危険が潜んでいるかは分からない状態です。
チリでは過去に、宗教関係とは別のテロ事件が発生していたこともあったなど、今後も十分な可能性が考えられます。
古い無政府主義組織を名乗るグループによって5年間の中で100発以上手製爆弾が大使館やレストラン、銀行などに設置されるテロが発生したこともあったりと、安全な状態とはいえません。
2019年に入ってからも「野生化する個人主義者たち(ITS)」と呼ばれる組織によっての爆発事件が発生しており、サンディエゴ市内のバス停で爆発が起こされたました。
このITSという組織は政治家や企業幹部、そして学生などの一般市民を襲撃の標的としており、今後もテロを続けていくといった内容の書簡を地元メディアに送り付けるなど、かなり過激派な組織であることが分かります。
また、「アルバイーン」というイスラム教シーア派の宗教行事に関する注意喚起もされており、この宗教行事は毎年10月30日から40日間、かつて世間を騒がせた、預言者ムハンマドの孫であるフサインの殉職を追悼する儀式です。
シーア派イスラム教徒達はこの期間ムスクなどに集まり追悼の儀式を行い、シーア派イスラム教にとっては大切な儀式の1つとされています。
現在はテロへの呼びかけなどの行為は見られていませんが、万が一に備えて注意が必要です。
この期間にチリへ旅行をお考えの際は、十分な危機管理意識をもって渡航へ挑んでくださいね。
“チリの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点”まとめ
チリはその他南米諸国と比較すると、治安は安定している方とされています。
日本と比較すると貧富の差はあるものの、経済的にも安定をみせるチリは、南米諸国を旅行するにとってはまだ危険の少ない国ともいえるでしょう。
南米にいってみたいけど治安が不安、と悩んでいる方はチリからスタートしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、危険は付きものなので、訪れる際は十分な注意をはらって油断することなく観光にはげんでくださいね。
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