【治安の前に】ボリビアってどんな国?
南米大陸の中でちょうどおへそのような位置にある内陸国で、鉱山資源に恵まれており、石油それに天然ガスが取れる資源の豊かな国です。
この国は日本から馴染みがある点と言えばウユニ塩湖で日本でも度々、死ぬまでに行きたいところベストTENのようなランキングではいつも上位にいる観光地でもあります。
またボリビアはアンデス山脈も含まれている国でアルゼンチンからのダカールラリーのルートの一つともなっていますが、国の半分は山脈から景色は異なるアマゾンのような亜熱帯地域もあります。
それで、この地区に行くとボリビアの印象が思っていたよりも違ったと感じられる方は多くいます。
ウユニ塩湖、チチカカ湖、アンデス山脈、またセルバと呼ばれるアマゾン地区も含まれている自然豊かな国土は日本の3倍もある国です。
ボリビアの治安を知る前に務省が発表する危険レベルをおさらい
海外に行く際にアメリカやハワイさらにはドイツといった国に行くときは気にはしないですが、ボリビアのようなあまり知られていない国に行くときは外務省が情報を提供している危険レベルは大きな参考にになります。
ここで、ボリビアの危険レベルはどれほどなのか?
現状を知り情報として載せられている危険レベルの色はどれほどの危険度を表すのか知っておく必要があります。
こちらが外務省が情報として提供している外務省のホームページです。
レベル1/黄色
レベル1は十分に注意するようにという意味です。
この色の場合は国全体としてそれなりの治安は守られているものの恐喝、スリ、あらゆる盗み、強盗などの問題が多くあることを意味しています。
あらに、日本との国交の融通性の問題で問題が起きた場合に日本政府として援助(在外公館の扶助)が困難な地域としての意味もあります。
レベル2/山吹色
レベル2は不要不急の渡航は止めるように注意されています。
バックパッカーのように意味もなくとりあえずこの国に行ってみよう、あるいは通過しようという感覚でこの色の地域を通っていくべきではありません。
もちろん観光程度の目的でこの危険レベルの国に行くことはすすめられていません。
仮に行かなければならい場合でも安全を確保する措置を取ってから渡航が可能といえます。
国の中でも色が山吹色と黄色のところ両方あるので、山吹色が少しでもあるなら十分に警戒しておく必要があります。
レベル3/オレンジ色
渡航中止勧告が出されています。
なので、この色のある国にはいかないようにすべきです。
国の中でもこの色がない地区もあるので、その国に行かなければならないとしても色のついている地域に行くのは鉄則禁じられていると考えるべきです。
この警告レベルはテロリスト、海賊、山賊、武装勢力等による危険が十分にあり得るレベルです。
このレベルの地域に既にいるならこの国からの退避を検討するように促されます。
レベル4/赤色
退避してくださいえを意味します。
そして同時に渡航は止めなければいけません。
退避勧告ですからもしその国にいて、その後この色に変わったならすぐに国を出るようにすべきです。
この外務省の安全ホームページの情報は日々最新情報が提供され色の変化も日々変わっている地域もありますから細心の注意を払って見守り、状況に応じた対応を人迅速にとるようにします。
このレベルの危険度は政府機能がマヒしている状態などにより治安を維持できない状況も表しています。
当然、このレベルの地域に既に滞在している人には退避を勧告が出る危険度です。
ボリビアの治安状況は?
では、外務省の具体的な危険度を知ったところでボリビアは何色になっているのか?
現在の危険度を上記でお伝えした外務省のホームページを見るなら一部の都市のみ黄色つまりレベル1の危険度です。
つまり国全体としては危険レベルの色がほとんどついていない治安が割と安定しているところです。
ただ、ボリビアの主要都市、ラパスそれにサンタクルスは危険レベル1ですからこれらの都市部に行く際には十分にヶ回しておく必要があります。
どちらの都市も人工が100マン以上の大きな街で特にラパスは標高3500メートルから4000メートル以上つまり富士山より高いところに大都市があるので人口密度が高いところです。
スリや強奪の恐れが十分にあるので警戒しておかなければいけません。
また、ラパスの隣りになるエルアルト市はラパス並みに人口が多くそれに標高が最も高いところにあり交通状況も混とんとしているのでさらに危険であるといえます。
首都ラパスの治安状況は?
首都ラパスの治安状況は上記にもお伝えした通り、人口密度が多いのが危険な要素ではありますが、それでも危険な時間帯や地区を避ければ安全に過ごせます。
ボリビアの良いところの一つは人々が温厚で優しいところです。
このような良い面を見るならラパスは想像以上に安全であるといえます。
ではどのような地区が危険なのか?
- バスターミナル周辺 FFCC
- 空港周辺El Alto
- 市場周辺
上記の場所は人混みもあってスリに遭いやすいという点で要注意です。
ただ、基本的には日中や警備員の多い所では犯罪は全くないとは言えないものの安全が確保されているようなところです。
どのような場所がそうなのか?
下記の場所や地区が比較的治安の良いところです。
- ショッピングモール
- Sopocachi地区
- Calacoto地区
- Cota Cota地区
それぞれの場所は以下のような位置になります。
治安のいいボリビアでも気をつけるべき犯罪5選
意外に危険な場所は少ないので神経質になるほど気をつける必要はないと言えます。
また、上記でご紹介した地区は整った道路と交通網が張り巡らせているのでおすすめされた地区を利用すれば安全を確保できます。
それでもボリビアには日本ではないような犯罪もあるので以下の点で列挙されている犯罪には十分に注意しましょう。
気をつけるべき犯罪①:タクシー
どのような犯罪かと言いますと、乗車したタクシーが別の客を乗せて、その途中で乗った人が犯罪の為の仲間でグループで犯行して金品を脅して強奪するという方法です。
日本人は目立つうえに金品を持っていると思われがちなのでこの手の犯罪に巻き込まれやすいものです。
ここで、タクシーを利用する時は電話で予約するタイプのタクシーにすべきでホテルからお願いするタクシーであったりUBERというアプリによる予約でタクシー利用が可能なものにすべきでしょう。
さらにラパスの場合、交通手段はタクシーよりも街中にロープウェイが張り巡らされているので、ラパスの大都市を眺めるという意味でもこちらをおすすめします。
気をつけるべき犯罪②:子供
この犯罪は子供が泣いているので近づいてみるとそのまま子供が案内するところまで行くと犯罪集団に金品などを強奪されるというものです。
もし、子供が泣いていて助けてと言われても注意しなければいけません。
このような時は警察に知らせることが国全体で喚起されています。
子供を誘拐するという犯罪もボリビアでは多いので子供と接する時はより慎重に行動し、警戒するようにすることを明記してください。
気をつけるべき犯罪③:コカイン
ボリビアはコカインの原料でもあるコカの葉を生産している国でもあります。
そこで街中にコカの葉が売られているので違和感を感じます。
危険なのはコカインもですがコカの葉自体はコカインではないものの日本では持ち帰ることも手に取ることも法律上禁じられているのでボリビアにいても接することがないようにすべきです。
大事になりかねない要素もありますから見たなら興味をしめさず、その場を去ることが賢明でしょう。
気をつけるべき犯罪④:バス車内のスリ
車内でも人が多いときにはより注意をすべきで人混みを利用してスリに遭うこともあります。
グループで行動していることが多く一人の人がモノを取ろうとしてしゃがんだで押されて体が後ろへと動いたときにズボンの後ろポケットに入ってある財布を盗むというようなこともあります。
かなり経験を積んでいるプロのような犯行をする犯罪者がいるのでバスに人が多いときはなるべく乗らないようにすべきです。
この手の犯罪は小さいサイズのバスにて起こる可能性があるので、市内を走る大きめのバスに乗車することをおすすめします。
気をつけるべき犯罪⑤:バス車内外での強奪
これもバスに関係する犯罪ですが、犯罪グループが突然車内に入って手にもっているスマフォを強奪するという犯罪があります。
さらにバスの窓からカメラやスマフォを強奪するという犯罪もあります。
別の犯罪としてはバスに降りた時にいきなり殴られてひるんだところをバッグやスマフォなどを強奪するという犯罪があります。
これだけ犯罪があると思うと恐ろしいことですが、バスに乗る時にカメラやスマフォを使わないようにするならこの手の犯罪に巻き込まれる確率はかなり下がります。
治安のいいボリビアでも注意するポイント10選
ボリビアの治安は思ったよりも良いとは言えるものの注意すべきポイントがいくつかあります。
日本からはちょうど地球の裏側に位置するために日本の常識がまったく通じないのが現状です。
そこで、交通機関、法律、食習慣などは全く違ってくるので知っておくべき情報を幾つかお伝えしておきます。
これらの基礎的で重要な情報を知っておくなら事前に対処することができますし、旅の準備にも役立つことでしょう。
今回は注意すべき点を10お伝えします。
注意するポイント①:ATM
どこのATMでも利用は可能で24時間どの時間でも使えるものの十分に保護されていないようなATMが多いのが現状です。
日本のようにコンビニの中にあるというものではなく割と大きめの道路の側にあったり銀行の外側に配置されています。
むき出しであるために十分に注意しなければいけません。
ATMを使用する場合は警備員が常に配置されている大きめの銀行のATMを使用するか、スーパーマーケットやモールに設置されているATMを使用することをおすすめします。
注意するポイント②:偽札
ボリビアには多くの偽札が出回っています。
それと知らずに偽札を持っているというようなこともあります。
ボリビアの紙幣自体がここ最近になって新札が改訂されて質が向上しましたが、現状では以前の札を引き続き使用しているような状況です。
それで容易にこの手の札が広がっています。
掴まされた時(お釣りの中に含まれているような)はあきらめるしかないですが、偽札をなるべく避けるためexchange両替は銀行にするように心がけたり、なるべく買い物はスーパーマーケットでするというふうに工夫することが必要です。
注意するポイント③:市場
ボリビアの市場で買い物する時は購入する際に値段をごまかすいことがあります。
特に日本人のように目立つ場合はカモにされます。
また買った者が不良品であったとか食べ物だと腐っているようなものを多く持たされたりする場合があるので注意が必要です。
もちろんすべての人がそうでなく非常に親切な人が多いのですが、気をつけるのに越したことはないです。
この点でもスーパーマーケットなどでしっかりと商品を自分の目で見れるようなところで買い物をすべきでしょう。
注意するポイント④:ターミナル
人が多いところには犯罪はどうしても多いのですが、ターミナルではここ最近になって警察がより多く配備されるようになって治安も良くねってきてはいますがターミナル周辺も注意が必要です。
ターミナル周辺は交通量も多く、バスチケットの販売が積極的過ぎたり物乞いが多くいたりと雰囲気に圧倒されそうになるので注意が必要です。
可能なら安心できるガイドが付いているなら助けになります。
注意するポイント⑤:長距離バス
長距離バスですと危険なのが親切そうにジュースを渡され、それを飲むと睡眠薬を飲まされて気絶させるという犯罪があります。
外国人だけでなくボリビア人の億もこの種の犯罪に巻き込まれている方が多くいるので、知らない人に何か飲食すすめられた時は断るのが最善です。
注意するポイント⑥:レストラン
レストランではカバンを常に自分の身の傍に置くように心がけておきましょう。
置き引きもありますしボリビアのレストランが割とオープンな形のものが多くどこからでも出入りできるようなので危険です。
それに犯罪だけでなく衛生状況も日本に比べると基準は低いので体を壊すようなモノを口にしてしまう恐れがあるのも注意すべきです。
注意するポイント⑦:偽警察
警察の振りをして何らかの理由を付けて罰金を支払わすような偽警察もいます。
軍服のような警察のような恰好なので割と見分けられやすいかもしれませんが、言語の問題や異国の地で不慣れなので緊張しているために適切な判断を下せないこともあるので冷静であるように心がけるべきです。
基本的にすぐにお金を請求するのは不自然ではあるので、じっくりと話し合えるようにお願いすることもできます。
いずれにしても命や安全が最優先なので、そこは心がけて平和にその場を乗り切れるようにもしておきましょう。
注意するポイント⑧:空港
ボリビアの空港ではカバンを親切に持ち運びをしてくれる空港職員がいます。
ただ運んだあとにお金を請求してくるので払いたくないのなら運ばせないようにすべきです。
もちろんチップのような感覚で渡すこともできます。
これは個人の判断に任されるでしょう。
あとボリビアの空港で注意すべきなのは税関を通るときにカバンの中身を綿密に調べられてモノを没収されるような問題もあります。
取り返すのに罰金を支払ったり、その為に書類上の手続きをしたりと大変なのでなるべく不必要なものはもって行かないようシンプルな準備や装いで行くことをおすすめします。
注意するポイント⑨:言葉
ボリビアで起こり得る別の問題は言語です。
想像以上に英語が通用しないでの英語なら大丈夫だろうという感覚であるならショックをうけます。
公用語としてスペイン語(アイマラ語にケチュア語も)なのでスペイン語ができるのなら問題はないでしょう。
行く前にある程度スペイン語を勉強することをおすすめします。
さらに安全を確保できるのなら翻訳機能のあるアプリなども利用できます。
注意するポイント⑩:食事
食事で気を付けるべきなのは食中毒にかかる可能性があるので、衛生上問題のない所をトラベル情報などでチャックしてレストランを選択することが求められます。
食中毒の問題としては腸チフス、サルモネラ菌、アメーバ赤痢などの問題があります。
もちろん完璧に衛生上問題のない所を探すと精神的にしんどいので、自分のもっている免疫力を落とさないよう常に十分な睡眠をとって余裕のある旅程ですすめていくべきです。
治安のいいボリビアで、戦争の危険性はある?
ボリビアは治安は良いものの戦争は起こりうるのか?となると現状では起こる可能性が低いと言えます。
政治的に安定しているのが大きな理由で国内で紛争が起こるような状況はこの数年の間では全く見られていない状況です。
では他国との関係はどうか?となりますが、チリとの海までの領土について日本の北方領土問題のような摩擦はチリとの間では見られています。
しかし戦争に発展するほどのヒートアップするようなところまで進展していないのが今の状況です。
国と国の間での行き来が許されているのも現状で南米諸国間でもメルコスールと呼ばれるグループに入っているので周辺諸国との関係が複雑ではないのも今の状況です。
このような実情から戦争が起こることに関しては可能性は低いと言えます。
ただ情勢はいつも劇的に変化するので未来は読めないということもお伝えしておきます。
治安のいいボリビアで、テロの危険性はある?
テロについてボリビアの状況を考えるならテロは起こりにくいのかもしれません。
では国内でのテロ組織による犯行は?となるとこれも答えるのは難しい状況です。
ただ国によって起こりうることですが、大統領が変わると国内が荒れるというような状況はボリビアでも見られます。
政治上の変化に応じて反対しているグループによるテロというようなことはあり得るかもしれません。
あと、テロとは別で気を付けるべき点があります。
それはBloqueoブロケオと呼ばれるもので、主要道路を封鎖してストライキを起こすような運動がボリビア全国で見られます。
なので国内を移動する際に道を封鎖されて目的地まで行けないというような状況は十分に起こりえます。
この手の情報はなかなか手に入りにくいのでターミナルにて確認するしか手がありません。
あとは地元のニュースを見ることです。
ボリビアでしかな大自然と歴史そして文化を十分に堪能する
ボリビアにはアンデス山脈での文明そしてスペインによる植民地によって中世ヨーロッパの歴史も深く残っています。
さらにウユニ塩湖のような大自然はこのボリビアでしか見れない光景であって忘れがたい思い出となります。
だからこそボリビアの治安を良く知り、どのポイントを気を付けるべきか把握しておくなら安全のうちに旅を楽しむことができます。