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2019/04/07

パナマの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

パナマといえばパナマ運河が有名ですが、ほかにもたくさんの観光スポットや歴史的な建物もたくさんある中米の国です。
そんなパナマの治安はいいのでしょうか?ここではパナマの治安や、観光する際に気をつける犯罪などをご紹介します。

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【治安の前に】パナマってどんな国?

パナマの運河

パナマは、正式名称「パナマ共和国」といい、コスタリカとコロンビアに接する中米の国です。
首都はパナマシティで、カリブ海と太平洋に面した土地は北海道よりも小さな面積しかありません。

スペイン植民地時代があったこともあり、スペイン語が公用語として離されています。
これまで、スペイン・コロンビアと2度の独立を経験しており、1903年にコロンビアから独立しましたが、1999年12月31日に一部アメリカに管理されていたエリアが返還されたことを第3の独立と呼ぶ人もいます。

通貨はバルボアという名称がありますが、パナマ独自の紙幣はなく、アメリカドルが流通しています。
レートは1ドル=1バルボアで固定されているため、両替の必要がないのも便利です。

硬貨は、アメリカドルと同じ大きさですがデザインのみ異なります。
アメリカドルの通貨はパナマで同じように利用できますが、パナマの硬貨はアメリカでは利用できないので注意が必要です。

パナマはサーフィンもとても盛んで、カリブ海側でも太平洋側でもサーフィンを楽しむことができるのが魅力です。
カリブ海側のメインシーズンは12月から4月、太平洋側は6月から11月と、場所を変えれば1年中サーフィンを楽しむことができます。

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パナマの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

パナマの大きな道路

パナマの治安を見て行く前に、外務省が発表している危険レベルを知っておきましょう。
外務省の海外安全ホームページは、まだ行ったことのない旅行先に行くときには特にチェックしておいたほうがいいホームページです。

現地の危険情報やテロ情報など、最新の治安がわかるので旅行の時には必ずチェックしておきましょう。

レベル1/黄色

危険レベルは5色の色で分けられています。
一番危険が少ないのは白で、レベルはついていません。

レベル1は黄色からはじまり、だんだん危険レベルが上がるごとに色は濃くなっていきます。
レベル1は十分注意して旅行する危険レベルです。

レベル2/山吹色

レベル2の山吹色は、レベル1の次に危険度があがるレベルで、不要不急の渡航は止めなければいけません。
どうしても渡航しなければいけない理由がある場合は、特別な注意をするとともに、安全対策も万全の状態で渡航する必要があります。

レベル3/オレンジ色

レベル3のオレンジ色になると、危険度はさらにあがります。
kのレベルになると、渡航中止勧告になるため、旅行を計画している場合はただちに中止してください。

レベル4/赤色

レベル4は一番危険なレベルで、赤色で示してあります。
退避勧告が出ているエリアで、内戦やテロが起きているなどとても危険な状態です。

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パナマの治安状況は?

パナマの海

ここからは、パナマの治安を見ていきます。
上で解説した、外務省の海外安全ホームページでは、レベルが4つに色分けされていることをご紹介しました。
パナマは、白いエリアもたくさんあり危険レベルが設定されていない場所もたくさんあります。

一部の中心地がレベル1に指定されているほか、コロンビアと国境を接する東部ではレベル2の危険度が指定されている場所もあるためパナマに旅行する際は、事前に治安情報をしっかり調べ、最新の情報を入手するようにしてください。

首都パナマシティの治安状況は?

パナマのバス

首都のパナマシティは、レベル1の危険レベルに指定されていて、油断はできない状況です。
パナマ東部のコロンビアに隣接しているエリアはレベル2に指定されており、麻薬の密売なども行われています。

さらに、若者が集まる凶悪犯罪集団「パンディージャス」が麻薬組織と関係を持っているともいわれており、麻薬の取引などが行われているため、レベル1の危険レベルエリアでも十分注意する必要があります。

過去には、8歳の子供が銃を利用し強盗事件を行った事件も報告されていて、小さい子供でも警戒が必要です。
チリキ県ダビ市では、多くのパンディージャスの活動が報告されていて、凶悪な犯罪も年々増加しています。

さらに西パナマ県では、殺人件数も多く、パンディージャス内での抗争も起きているようです。
多くの犯罪は、パナマ県で起きているともいわれており、人口の多いパナマ市内はかなり危険です。

過去には、コロン市のスラム街化した中心地で、道を歩いていた日本人がパンディージャスに取り囲まれて、強盗に合う事件も報告されています。
犯人は凶器を持っていたと言われているため、観光中の徒歩移動は大変危険です。

近年では、2018年の3月にコロン市内で暴動も発生しています。
近隣の店舗が略奪の被害にあっており、この時に35人もの人が逮捕されています。

まだ比較的最近起きたばかりの事件であることや、逮捕された人数もかなり多かったことから、旅行の際はコロン市周辺には近寄らないようにするほうが安全です。
さらに、パナマの新市街で比較的安全と言われているエリアでは、富裕層を狙った強盗も発生していることから、パナマ旅行中はたくさんの現金を持ち歩かないようにするようがよいでしょう。

パナマ市内では、観光客の集まるショッピングモールやレストランで置き引きやすりなどの犯罪事件も発生しています。
観光客の集まる場所に行くときは、目立たない恰好をすることも大切ですし、現金を分散させて持つこともとても重要になってきます。

観光の際に利用しやすいタクシーでも犯罪が起きています。
タクシー運転手や乗り合いの乗客を装った犯人が銃を利用して脅し、金品を奪っていくという危険な犯罪も報告されています。

パナマでは、タクシーの相乗りも一般的ですが、相乗りは避けるようにしましょう。
そして運転手を装っている犯人もいるため、タクシーを利用する際は流しのタクシーは利用せずに、無線タクシーを利用するなどの対策が必要です。

すでに説明していますが、徒歩での移動も危険です。
日本人が被害にあっている場所がパナマ市内にあるアルブルック・バスターミナルという場所です。

ここは、長距離バスなどが停まるターミナルになっていて、コスタリカから長距離バスで入国する際の立ち寄りポイントです。
さらに、日本人はそのバスターミナルから、流しのタクシーや待合タクシーを利用し、危険なエリアにある安宿に宿泊していることが原因のひとつになっています。

パナマ市内には特別注意エリアが4つあり、その4つが「エル・チョリージョ地区」「サンタ・アナ地区」「カリドニア地区」「クルンドゥ地区」です。
この特別注意エリアにある安宿には宿泊しないほうが安全です。

ホテルを選ぶときは、料金だけで選ぶのではなく、防犯対策のしっかりしているホテルを選ぶようにしましょう。

特にパナマ市内では十分注意するようにしてください。

東部地域は危険?

パナマの自然

東部は、コロンビアと接しているエリアで、レベル2の危険レベルが指定されているほど危険な地域です。
コロンビアとの国境地域では、麻薬の密売が行われており、犯罪組織と治安当局が銃撃戦を繰り広げる可能性もあるため、絶対に近寄らないようにしてください。

コロンビアとの国境付近やダリエン県、エンベラ自治区は密林地帯になっており、治安当局の監視が行き届いていないエリアとなっています。
麻薬組織はコロンビアから国境を越えてきたり、麻薬輸送の中継地点になっていることもあり、それが見つからないように対人地雷を設置している可能性も発表されているかなり危ない状況です。

隣国のコロンビアも危険レベルの高いエリアがたくさんあります。
パナマ旅行に行く際は、周辺国の最新の治安情報も入手しておくと安心です。

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治安のいいパナマでも気をつけるべき犯罪5選

パナマの街

パナマは、危険エリアの設定されていない地域もたくさんあります。
そんなパナマでも気をつけるべき犯罪をご紹介します。

気をつけるべき犯罪①:スリ

スリは、治安の悪いエリアや観光客の集まるでは比較的起きてしまいやすい犯罪です。
スリは、事前の防犯対策、安全対策で防ぐことのできる犯罪なので、事前にしっかりと対策をとっておきましょう。

まず、カバンはチャック付きであることはとても大切です。
日本ではチャックがないカバンでも安心して街を歩くことができますが、治安のよくないエリアでは、カバンの隙間から手を伸ばして物をとることは容易に起きてしまいます。

パナマに行く際は、チャックのついたカバンを利用するようにし、前に抱えて持つなどの対策がおすすめです。
リュックを後ろに持つのも、後ろからチャックを開けで中に入っている財布や貴重品を盗まれる被害もあります。

気をつけるべき犯罪②:強盗

パナマ市内の新市街では、周辺に住んでいる富裕層を狙った強盗も発生しています。
さらに、タクシーの運転手や乗客を装い、銃を出して脅し、金品を盗む強盗事件も報告されています。

強盗にあってしまった場合は、命の危険を一番に考え、犯人には絶対に抵抗しないようにすることが大切です。
そして金品などの貴重品を要求された場合は、抵抗せずに言われた通りにものを 渡してください。

ポケットに手を入れる行為は、武器を出すと勘違いされるケースもあるため、むやみにポケットに手を入れないようにすることも大切です。
とにかく、一番は犯人の言うことを聞くということを優先させてください。

特に、若者の凶悪犯罪集団「パンディージャス」によって銃の拡散を行っているため、強盗の犯人が銃を持っている可能性も高くなります。

気をつけるべき犯罪③:短時間誘拐

パナマ市内では、犯人が被害者を拘束し、ATMで現金を引き出させたうえで開放するという短時間誘拐も起きています。
ATMを利用する際は周囲に注意し、一度に大金を引き出さないようにすることが大切です。

さらにクレジットカードやキャッシュカードなど、何枚も財布に入れて持っていることも危険です。
たくさんカードを持っている場合、最悪すべてのカードから現金を引き出させようとする犯人もいるかもしれません。

滞在中に利用するカードは1枚など少ない枚数に限定しておき、ほかの利用しないカードはホテルの金庫に保管したり、日本において持ってこないなどの対策も必要になってきます。

さらに、支払いの時など現金の束や財布をむやみに人前に出さないようにすることも大切です。

気をつけるべき犯罪④:麻薬

パナマの東部、コロンビアと国境を接るエリアでは、麻薬の密売が行われています。
パナマ東部は、麻薬組織が自分たちの身や麻薬の密輸スポットを隠すために地雷を設置している場合もあるためとても危険です。

こういったコロンビアと接しているエリアや危険なエリアには絶対に近づかないようにしてください。
治安当局との銃撃戦も発生しており、巻き込まれてしまう可能性もあります。

そして、安宿や街中で麻薬に誘われる可能性もあります。
絶対に興味本位で麻薬に手を出さないようにしてください。

日本では犯罪である上に、新たな犯罪に巻き込まれるなどの危険性があります。
旅中であっても、危険なことは絶対にしないようにしましょう。

気をつけるべき犯罪⑤:殺人

パナマ市内では、パンディージャスの影響で銃が出回っている場合があります。
パンディージャス内の抗争などで銃撃戦になることがあったり、タクシー運転手や乗客を装い銃を使った強盗なども発生しています。

近くで銃声が聞こえた場合は絶対に近寄らないようにしてください。
流れ弾にあたったり最悪死亡してしまう可能性も出てきます。

麻薬組織の取引をめぐる抗争が昼間のパナマ市内にあるショッピングモールや日本人観光客も訪れる場所での発生も報告されています。
さらに、小さな子供が銃を使って強盗をする事件も報告されているため、大人だけでなく子供も危険であることを認識しておかねばなりません。

特に徒歩で移動するのは危険なので、無線タクシーを利用するように心がけてください。

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治安のいいパナマでも注意するポイント13選

パナマのビル

危険レベルの設定されていないエリアもあるパナマでも、注意するべきポイントをご紹介します。
パナマ旅行前には、しっかり安全対策を心がけるようにしてください。

注意するポイント①:パナマの最新治安情報を入手する

パナマは、危険レベル1と2のエリアがあり、危険な場所もあります。
現在危険レベルが設定されていない場所であっても、今後危険レベルが引き上げられることも考えられます。

さらに、危険レベルが設定されていないエリアでも、危険なエリアに近い場合、なんらかの犯罪が起こることも考えられます。
パナマに旅行に行く際は、必ず外務省の海外安全ホームページで最新の治安情報を確認し、テロや危険犯罪の可能性をチェックしておきましょう。

危険エリアを確認するだけで犯罪に巻き込まれる可能性を低くすることができます。

注意するポイント②:セキュリティポーチを利用する

パスポートや現金などの貴重品をセキュリティポーチに入れて持っておくのも有効な防犯対策です。
強盗にもしあってしまった場合、荷物ごとすべて盗まれてしまう可能性もあります。

その時に、貴重品をすべて荷物の中に入れておくと、本当に全部失ってしまいます。
その時にセキュリティポーチを洋服の下につけておけば強盗の被害を少なくすることができます。

現在は、スキミング防止機能のついたセキュリティポーチなど、機能が充実しているものもあるので、旅行前にひとつセキュリティポーチを持っておいてはいかがでしょうか。

注意するポイント③:大金を持ち歩かない

スリや強盗が多く発生している危険エリアで大金を持ち歩くのは大変危険です。
ホテルに金庫があれば、その日使う現金のみを持ち歩くようにし、必要のない現金は持っていかないようにしましょう。

注意するポイント④:現金は分散させて持っておく

そして、現金を持ち歩く場合は何ヶ所かに現金を分散させておくのが安心です。
スリや強盗の多いエリアでは、現金をひとまとめにしておくともし盗まれてしまったときにすべて持っていかれてしまいます。

現金を持つ場合、その日に必要な分だけ持つことはもちろん、その現金も分散させて管理しておきましょう。
何かあったときのために、ダミーの財布を用意しておくことも有効な防犯対策です。

注意するポイント⑤:財布は海外旅行用のものを用意する

日本では長財布を利用している人も多いです。
しかし、スリや強盗の多い場所で、一目見て財布だとわかるものを持ち歩くのは危険です。

レストランで支払いをするときや買い物をするときなど、財布を毎回出していると、スリや強盗のターゲットにされてしまう可能性もあります。
パナマへ旅行に行くときは、海外旅行用に一目で財布だとわからないようなポーチや巾着などを利用するのがおすすめです。

注意するポイント⑥:目立つ服装をしない

目立つ服装をしていると、犯人に目をつけられたりする可能性があります。
さらに高価なアクセサリーやブランドバッグで行動するのもとても危険です。

スリや強盗の多い場所では、極力目立たない恰好をすることが大切で、まわりの人になじむような服装を選ぶようにしましょう。
目立つ服装をしているだけで、行動ルートを特定される可能性もあるので気を付けてください。

注意するポイント⑦:ATMの利用に注意する

パナマ市内では、ATMで現金を引き出した後に強盗にあう被害も報告されています。
犯人は銃を持っている可能性もあるため、大変危険です。

さらに、パナマ市内では、被害者をATMへ連れて行き現金を引き出した後に解放される短時間誘拐も発生しています。
ATMを利用するときは周囲にしっかり注意し、銀行に併設されているATMを利用するなど人通りの多い場所などで利用することも大切です。

さらに、海外でATMを利用すると、カードが吸い込まれてしまい現金が引き出せないうえにカードも戻ってこないという被害も起きています。
こういった場合も、銀行に併設されているATMを利用していれば、銀行でカードを取り出してくれる場合があります。

壁に設置されているATMは、カードが吸い込まれたときの対処も大変なうえ、防犯上も危険なので、できるだけ銀行に併設されているATMを利用するようにしてください。

注意するポイント⑧:危険エリアでは徒歩の移動をしない

パナマのコロン市で、スラム化した場所を歩いていた日本人が、パンディージャスの人々に囲まれ、凶器を使った強盗の被害にあっています。
危険な地域では、どんな犯罪に巻き込まれるかわからないため、徒歩での移動は危険です。

近距離であってもタクシーを利用するなどの対策をしておくほうが安全です。

注意するポイント⑨:危険エリアの安宿に宿泊しない

パナマには、安いドミトリーもたくさんあります。
ただし、安い料金だけで選ぶと危険エリアにある場合や防犯対策がちゃんとしていない場合も多いです。

料金だけで選ばずに、危険なエリアではないかやしっかりしたロッカーがあるかなどを事前に調べてから予約するようにしてください。
安宿の場合、外出中や就寝時に貴重品が盗まれるなどの事件も発生しています。

ホテル予約サイトでは、レビューを読むだけでもある程度どういった宿なのかがわかるので、しっかりチェックして予約しましょう。

注意するポイント⑩:流しのタクシーに乗らない

パナマでは、タクシーの運転手や乗客を装った犯人が、銃で被害者を脅して金品を盗む被害が発生しています。
パナマでは乗り合いのタクシーもありますが、こういった事例が発生しているため危険なので、乗り合いのタクシーは避けるようにしてください。

さらに、タクシー運転手を装っている場合もあるので流しのタクシーも危険です。
そして、長距離バス乗り場でも流しのタクシーや待合タクシーを利用するのはさけ、無線タクシーを利用するようにしたほうが安全です。

注意するポイント⑪:長距離バスの利用に注意する

パナマにはコスタリカから長距離バスを使って入国することができます。
しかし、コスタリカからの長距離バスが停まるアルブルック・バスターミナルから流しのタクシーを利用して、危険なエリアに宿泊した日本人の被害も多数報告されています。

世界一周をしているバックパッカーなどは、できるだけ安い料金で移動したいために長距離バスを選ぶ傾向にありますが、飛行機を利用できる場合は飛行機を利用するほうが安全な場合もあります。

注意するポイント⑫:高価なものは人の目に触れないようにする

スリや強盗の多い国でカメラやスマホなどの高価なものを人の目に触れる場所で頻繁に出すのは危険です。
スリや強盗のターゲットになる場合もあるので、できるだけ人前で高価なものは出さないようにしましょう。

注意するポイント⑬:パスポートの紛失に気をつける

海外旅行に行ったら、パスポートは現金と同じくらい慎重に保管するようにしましょう。
海外でパスポートを紛失すると、再発行の手続きはとても大変です。

旅行の日数が短い場合、帰りの飛行機に乗れなくなってしまうこともあり得るため、ホテルに金庫がある場合、持ち歩くのはパスポートのコピーにし、パスポートは金庫の中に保管しておくと安全です。

特に、カバンの中にそのまま入れておくと、もし強盗にあって荷物を全部持っていかれたときに対処できません。
すでに説明したセキュリティポーチなどがおすすめです。

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治安のいいパナマで、戦争の危険性はある?

大きな大砲

パナマでは、現在軍隊が存在せず国家保安隊がいるだけで、戦争の危険性はほとんどありません。
その国家保安隊ができるきっかけになったのが1989年から1990年に起きた「パナマ侵攻」です。

パナマ侵攻は、パナマが最高司令官マヌエル・ノリエガの独裁政権になっていた状態をやめさせ、民主主義を確保すること、そしてノリエガ将軍を麻薬密売容疑で逮捕するためにアメリカがパナマに侵攻したのが始まりです。
パナマは1万6千人ほどの軍隊だったのに対し、アメリカ軍からは6万人近い軍隊がパナマに侵攻し、パナマ国家防衛隊と戦いました。

アメリカ軍は人数はもちろん、最新鋭機を使うことで圧倒的にパナマを攻撃し、すぐにパナマシティを占領しました。
ノリエガ将軍は在パナマバチカン大使館に逃げ、政治亡命しましたが、アメリカがバチカンと交渉したうえでノリエガ将軍は1990年にアメリカ軍へ投降しています。

その後ノリエガ将軍はマイアミで麻薬密売容疑などで逮捕されています。
このパナマ侵攻をきっかけに、パナマ国防隊が解体され、国家保安隊が創設されたのです。

ノリエガは2017年に死去しています。

<下に続く>

治安のいいパナマで、テロの危険性はある?

パナマの夜

現在パナマでは、ISILなどイスラム過激派のテロ組織による活動は報告されていません。
しかし、チュニジアなどでは日本人が殺害されたテロ事件も起きています。

現在テロ組織による活動が報告されていなくても、今後パナマでテロが起こる可能性もゼロではありません。
常にいつでもテロは起きる可能性があるということを認識しておくことも大切です。

最近はテロ組織だけでなく、単独犯の事件も起きているうえ、フランスやドイツなど日本人観光客も良く訪れる国のショッピングモールや観光スポットなど、日本人が被害にあってもおかしくない場所でもテロが起きています。
そのため、テロを事前に予測することもだんだん難しくなっています。

パナマに旅行に行く際でも、世界中のテロの最新情報を入手することが大切で、テロの情報と同時にパナマの治安最新情報もしっかりと確認しておきましょう。

さらに、パナマでは、テロの情報とともに、強盗やスリ被害の最新情報を調べ、危険なエリアを事前に知っておくことで、危険なエリアには立ち寄らないように気をつけておきましょう。
最低限でも安全情報を知っておくことで防げる犯罪もあります。

一番危険なのは何も知らないまま危険なエリアに足を踏み入れてしまうことです。
自分は大丈夫などと考えずに、しっかりとした対策をしておきましょう。

<下に続く>

パナマの治安・危険エリアをしっかり把握して旅行しよう

パナマのサーファー

パナマの治安や危険なエリア、観光時に気をつけるべき犯罪などをご紹介しました。
パナマは、外務省の海外安全ホームページでは危険なエリアに指定されていないエリアも多くあります。

しかし、危険エリアは麻薬組織が絡む大変危険な地域があります。
パナマに旅行する際は、危険エリアをしっかり把握し、危険エリアにいは立ち寄らないなどの対策をしっかりして旅行に出かけてください。

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