【観光の前に】ペルーってどんな国?
República del Perú(ペルー共和国)は、南アメリカに位置し紀元前から多くの古代文明が栄えた国の一つです。
16世紀まで世界最大級の帝国として名高い「Imperio Inca(インカ帝国)」の中心地としても知られ、多くの遺跡や世界遺産が残っている場所。
ペルーは気候の違いから大きく3つのエリアに分かれ、太平洋沿いの「海岸地帯」、アンデス山脈が連なる「山岳地帯」、そしてアマゾンの「ジャングル地帯」があります。
気候豊かなペルー原産の作物も多くあり、じゃがいも、トマト、かぼちゃ、ピーナッツ、トウガラシ等、これら全てペルーが原産地となっています。
観光スポットには、インカ帝国で栄えた多くの遺跡をはじめ手つかずの大自然を堪能できる国立公園、さらに数多くの歴史が刻まれた町など見どころはたくさん。
知っているようで実はあまり知られていない、ペルーの魅力に迫りながら観光スポットをのぞいてみましょう。
ペルーのおすすめ観光地25選【マチュピチュ/クスコ/リマ/ナスカ】
では、ペルーの観光地をみていきましょう。
ペルーには、以下の観光地があります。
- Machu Picchu(マチュ・ピチュ)
- Salkantay(サルカンタイ)
- Nasca Lines(ナスカの地上絵)
- Plaza de Armas(アルマス広場)
- Lago Titicaca(チチカカ湖)
- Isla Uros (ウロス島)
- Acceso Caral(カラル遺跡)
- Mercado de Belén(ベレン市場)
- Parque Nacional Huascarán(ワスカラン国立公園)
- Laguna de Llanganuco(ヤンガヌコ湖)
- Salineras de Maras(マラス塩田)
- Moray(モライ)
- Sacsayhuaman(サクサイマワン)
- Palacio de Gobierno del Peru(大統領宮殿)
- La Piedra de Los Doce Augulos(12角の石)
- Rainbow mountain(レインボーマウンテン)
- Huacachina(ワカチナ)
- Huaca Pucllana(ワカプクヤーナ遺跡)
- Islas Ballestas(バジェスタス島)
- CHAN CHAN Archaeological Zone(チャンチャン遺跡)
- Manu National Park(マヌー国立公園)
- Colca Canyon(コルカキャニオン)
- Valle de Urubamba(ウルバンバの谷)
- Parque Nacional Del Río Abiseo(リオ・アビセオ国立公園)
- Museo Larco(ラファエル・ラルコ・エレラ博物館)
続いて、ペルーの観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
ペルーの観光地①:Machu Picchu(マチュ・ピチュ)
「Machu Picchu(マチュ・ピチュ)」は、ペルーだけでなく世界全体でも人気の観光スポットとして知られています。
アンデス山脈にあるインカ帝国の遺跡マチュピチュは、1911年に映画「インディ・ジョーンズ」のモデルにもなったアメリカの探検家Hairam Bingham(ハイラム・ビンガム)氏によって発見された空中都市で、今現在も多くの謎が解明されないまま。
マチュピチュの見どころは、高さ5mの石壁に囲まれた「The Temple of the Sun(太陽の神殿)」と呼ばれる場所。
インカ帝国では太陽を崇拝していたため、東の窓からは冬至の朝日が、南の窓からは夏至の朝日がそれぞれ射し込む設計となっています。
またIntihuatana(インティワタナ)と呼ばれる石柱は、「太陽をつなぎとめる」という意味のとおり、東西南北を驚くほど正確に示し、カミソリの刃すら通さない精巧な石積み技術はまさに圧巻の一言です。
Machu Picchu(マチュ・ピチュ)
住所:Carretera a Kuelap, Chachapoyas, Peru
電話番号:+51-84-227492(AATC:Asociación de Agencias de Turismo Cusco )
営業時間:9:00~13:00、16:00~19:00(土日は9:00~13:00)
定休日:ー
入場料や利用料:128ソル~(大人)
URL:https://www.peru.travel/jp/what-to-do/ancient/machu-picchu-historic-sanctuary.aspx
ペルーの観光地②:Salkantay(サルカンタイ)
ペルーの観光スポット「マチュピチュ」へ入る道はいくつかあり、先にご紹介したのは「インカ・トレイル」で向かう人気の登山道。
インカ・トレイルはさまざまな見どころを一気に堪能できるため大変人気ですが、その分規制が厳しくなっています。
そこで最近では注目を浴びているもう一つのルート「Salkantay(サルカンタイ)」では、万年雪と氷河のある聖なる山を横目に進み、途中の村では満天の星空や氷河を照らす月夜のキャンプなどを堪能できます。
インカ・トレイルはアップダウンが激しいですが、こちらのサルカンタイは女性でも比較的歩きやすく、ペルー観光の際には考慮したいルートとなっています。
Salkantay(サルカンタイ)
住所:Salkantay,Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ー
URL:https://www.peru.travel/jp/what-to-do/adventure/land-adventure/trekking/salkantay.aspx
ペルーの観光地③:Nasca Lines(ナスカの地上絵)
「Nasca Lines(ナスカの地上絵)」はペルーの首都リマから南へ400kmに位置し、砂漠地帯に刻まれた巨大地上絵は、ペルーでも人気の観光スポットとして知られています。
ナスカの地上絵は紀元前200年から紀元後800年の間に描かれたと考えれ、幾何学模様をはじめ動植物などあり、大きさもさまざまで現在までに700以上もの地上絵が確認されているのだとか。
「誰が何のために」、「どのように描いたのか」等、謎が多く未だ解明されていないところがより一層観光地としての魅力を引き出しています。
近年では車による侵入等で地上絵の保存が難しくなっている昨今ですが、立ち入る際には許可が必要で専用の靴に履き替える必要があるようです。
Nasca Lines(ナスカの地上絵)
住所:Nasca, Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ー
URL:ー
ペルーの観光地④:Plaza de Armas(アルマス広場)
「Plaza de Armas(アルマス広場)」は、ペルーの首都リマにある中心的な観光スポットです。
16世紀に建てられたこの広場は、ペルーのインカ帝国を征服したことでも知られるFrancisco Pizarro(フランシスコ・ピサロ)がラテンアメリカに領土を拡大するための中心地となった場所。
南国スペインを思わせるようなヤシの木、精巧に作られた街灯、そしてキレイに手入れされた花壇に包まれた広場は、地元リマの人々はもちろん多くの観光客でにぎわいを見せています。
広場の中心部には1651年に作られたブロンズの噴水が配置され、周辺にはコロニア建築の建物が並び、歴史地区として区画整備もされています。
Plaza de Armas(アルマス広場)
住所:Plaza central Lima, Cercado de Lima 15001 Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ー
URL:http://limacitykings.com/plaza-de-armas/
ペルーの観光地⑤:Lago Titicaca(チチカカ湖)
「Lago Titicaca(チチカカ湖)」は、ペルー南部からボリビアの国境にまたがる標高3810mに位置する湖で、その面積は琵琶湖の約12倍に当る8500平方kmと言われています。
広大な湖の約60%がペルー領、・40%がボリビア領とされ、汽船が航行する世界最高所の湖としても有名。
チチカカ湖の魅力は青々とした湖面と壮大な景色、サンライズやサンセットはまた格別の美しさで多くの観光客が魅了される瞬間でもあります。
チチカカ湖には大小合わせて41もの島があり、中でもペルー側はIsla Uros (ウロス島)、Isla Amantani(アマンタニ島)、Isla Taquile(タキーレ島)が、ボリビア側はIsla del Sol(太陽の島)がそれぞれ有名となっています。
特に世界中から多くの観光客が訪れるペルー側のウロス島は、Scirpus totora(トトラ)と呼ばれる水草を積み重ねた人工の浮島で、島全体はもちろん、家・舟全てがこのトトラでできています。
Lago Titicaca(チチカカ湖)
住所:Puno, Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ー
URL:https://laketiticaca.com/
ペルーの観光地⑥:Isla Uros (ウロス島)
その昔スペイン人の侵略によりインカ帝国が滅び、多くの人々が家を失い露頭に迷う状況に陥りました。
チチカカ湖畔に住んでいた先住民・ウル族も例外ではなく追放され、新しい場所として選んだのがトトラで作った人工の島、「Isla Uros(ウロス島)」という訳です。
「島を水草で造る」という発想が奇妙ですが、トトラ葦(ヨシ)と呼ばれる植物を刈り、束にし、ブロック状にして何層も重ねて土台は作られ、島に一歩踏み入れるとコンクリートとは違う足が少し沈むような不思議な感覚を覚えるのがペルー・ウロス島の最大の特徴。
島ではチチカカ湖に生息する魚を獲ったり、島の女性たちはカラフルな生地の織物を営みながら生計を立てています。
ウロス島は45以上もの小さな島が集まってできた場所で、世界中からペルーに訪れる観光客も島の大きな収入源となっています。
島ではそこで暮らす人々の人数や都合に合わせて、島どうしを切ったりくっつけたりする、他では考えられない不思議な光景も見られるのだとか。
Isla Uros (ウロス島)
住所:Lake Titicaca, Puno, Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:8ソル
URL:https://www.howtoperu.com/uros-floating-islands-lake-titicaca/
ペルーの観光地⑦:Acceso Caral(カラル遺跡)
「Acceso Caral(カラル遺跡)」はペルーで11番目の世界遺産で、首都リマから車で4時間ほど北上したスーペ谷にあります。
メソポタミア、エジプト文明に続き、カラル遺跡はおよそ5000年前の文化とされ「Norte Chico civilización(ノルテ・チコ文明)」とも呼ばれているのだとか。
スーペ谷には20以上もの古代遺跡がありますが、観光客は遺跡内は自由に見学することができず、現地ガイドと一緒に数十名のグループで廻るシステムとなっています。
一番の見どころはPirámide Mayor (大ピラミッド)で、遺跡内で最も大きな建造物。
遺跡観光には、現地ペルーの発着のツアーに参加するのが一般的となっています。
Acceso Caral(カラル遺跡)
住所:Acceso Caral, Caral 15161 Peru
電話番号:+51 1 2052500
営業時間:9:00~16:00
定休日:なし
入場料や利用料:11ソル
URL:https://www.zonacaral.gob.pe/conoce-caral/horarios-y-tarifas/
ペルーの観光地⑧:Mercado de Belén(ベレン市場)
ペルーアマゾン地域の中心都市Iquitos(イキトス)には、ペルー国内で最大とも言われる「Mercado de Belén(ベレン市場)」があります。
観光客に人気のイキトスは「陸の孤島」としても知られ、Belen(ベレン地区)はalta(アルタ/高い)とbaja(バハ/低い)の2つのエリアに分かれ、市場はアルタ側。
市場にはたくさんの物が並べられ、中でもアマゾン川流域で獲れる鮮魚は見ているだけで驚きです。
「生きた化石」として知られる世界最大の淡水魚paiche(パイチェ)や、なまずの仲間doncella(ドンセージャ)、さらに狂暴なpirana(ピラニア)など、通常は目にすることができない珍魚ばかり。
ただしこの辺りは治安があまり良くないので、ペルー観光で驚きの連続となるこの市場へは早朝が特におすすめです。
Mercado de Belén(ベレン市場)
住所:Belén Alta Iquitos, Peru
電話番号:ー
営業時間:6:00~18:00
定休日:日曜日
入場料や利用料:ー
URL:ー
ペルーの観光地⑨:Parque Nacional Huascarán(ワスカラン国立公園)
「Parque Nacional Huascarán(ワスカラン国立公園)」は、標高3000から6000m級の世界一標高が高い国立公園として知られ、世界遺産への登録と共に生物保護区としても指定されています。
ペルー国内でも稀な遊牧民が生活を営む地域で、公園内には600を超える氷河や300近くもの湖、そして大河へと続く支流が40近くもある自然豊かなエリア。
公園内の最大の見どころは、標高約5000mの位置にある「Glaciar Pastoruri (パストルリ氷河)」で、空気が薄いため体力が必要となりますがそこに広がる絶景はまさに世界遺産の名にふさわしい美しさ。
また標高4000から4500m付近でしか群生しない「Puya raimondii(プヤ・ライモンディ)」と呼ばれる植物は、世界一の高さを誇る花としても有名です。
ペルーの大自然を満喫できる観光スポットなので、ぜひ観光プランに入れてみてはいかがでしょう。
Parque Nacional Huascarán(ワスカラン国立公園)
住所:Áncash, Peru
電話番号:+51 43 422086
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:5ソル
URL:https://www.peru.travel/es-es/que-hacer/naturaleza/areas-naturales-protegidas/parque-nacional-huascaran.aspx
ペルーの観光地⑩:Laguna de Llanganuco(ヤンガヌコ湖)
ペルーの首都リマから北へ約400km、ペルー中西部に位置するHuaraz(ワラス)は「トレッカーの聖地」とも呼ばれています。
日本人にはあまりその名が知られていませんが、外国人観光客には大人気のスポットで有名です。
人気の秘密は標高4580m級の高山にも関わらずワラスの町からは日帰りで行け、多くのトレッカーが目指すのは公園内にある青の湖「Laguna 69(ラグーナ69)」。
そしてトレッキングまではいかずとも、大自然を堪能したい方におすすめなのがワラスの町から車で2時間程度の場所にある「Laguna de Llanganuco(ヤンガヌコ湖)」です。
車から降りて10分程度歩くだけで、エメラルドグリーンの湖にたどり着くことができ、多くの観光客に人気となっています。
Laguna de Llanganuco(ヤンガヌコ湖)
住所:Lagunas de Llanganuco, Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:5ソル(日帰りの場合)
URL:https://www.peru.travel/jp/what-to-do/nature/lakes-lagunes-waterfalls-and-rivers/llaganuco-lagoon.aspx
ペルーの観光地⑪:Salineras de Maras(マラス塩田)
Maras(マラス村)はペルーの南東、アンデス山脈中の町Cusco(クスコ)から車で約1時間半の標高3000mの高地にあります。
マラス村にはプレインカ時代から絶えず沸き続けている天然塩水の温泉があり、谷に広がる塩の棚田は「Salineras de Maras(マラス塩田)」と呼ばれ、今もなお手作りで塩が作られているのだとか。
マラス村では4月から9月の間のみ塩が作られ、山間の一角が真っ白に染まる光景は見ごたえバツグンで、多くの観光客を魅了するスポットとして知られています。
その昔、マラスの塩は代々インカ皇帝へ献上され「インカの白金」と称されてきたほどで、甘みとまろやかな味わいは非常に人気が高くなっています。
マラスの塩は塩田近くの売店で購入できるので、ペルー観光のお土産品にもぴったりです。
Salineras de Maras(マラス塩田)
住所:Maras,Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:10ソル
URL:https://www.boletomachupicchu.com/salineras-de-maras/
ペルーの観光地⑫:Moray(モライ)
先にご紹介したマラス塩田の近くには「Moray(モライ遺跡)」があり、マラス塩田と共にペルーでは人気の観光スポットとなっています。
モライ遺跡はその昔、農業研究の場所として使用されたと考えられ、階段状になった円形の石垣は種類の異なる植物を実験的に育てていたという説が今のところ有力。
肥沃な土壌を作るためテラスは石垣の壁で形成され、複雑な灌漑システムを導入し水が供給されていた、というから驚きですね。
同心円は中心にいくほど高度が下がり、段差が下がるごとに微細ではありますが気温が変化するため、少しずつ違う条件で作物を栽培することで適した品種を生み出していたのかもしれません。
ペルー観光の魅力はマチュピチュだけではないこと、これでよくわかりますね。
Moray(モライ)
住所:Maras 08655, Peru
電話番号:ー
営業時間:7:00~17:00
定休日:ー
入場料や利用料:70ソル
URL:https://www.peru.travel/jp/what-to-do/ancient/moray-archaeological-complex.aspx
ペルーの観光地⑬:Sacsayhuaman(サクサイマワン)
インカ遺跡と知られる「Sacsayhuaman(サクサイマワン)」はクスコの町に最も近い遺跡で、その広さは3093ヘクタールと広大です。
建築された目的そのものは未だ謎のままで、大きな花崗岩の石垣が互いに完全に組み合わさり高い壁を構成していますが、セメント類などの接着剤は一切使用されていないところが見どころのポイント。
サクサイマワンはインカ時代の最大の遺跡とされ、3層になった段々畑状の石垣はその長さ200mにも及んでいます。
日本人にはそれほど知名度は高くないようですが、ペルー国内はもとより海外からの観光客も多く、ペルー観光の重要スポットでもあります。
Sacsayhuaman(サクサイマワン)
住所:Cusco,Peru
電話番号:ー
営業時間:7:00~17:30
定休日:ー
入場料や利用料:70ソル
URL:http://www.andeantravelweb.com/peru/destinations/cusco/sacsayhuaman.html
ペルーの観光地⑭:Palacio de Gobierno del Peru(大統領宮殿)
先にご紹介したアルマス広場に面した「Palacio de Gobierno del Peru(大統領宮殿)」は「ピサロの家」とも呼ばれ、征服者を意味するConquistador(コンキスタドール)として知られるスペイン人Francisco Pizarro(フランシスコ・ピサロ)がかつて居住していた場所です。
ペルー独立以後は大統領府として使用され、ネオ・コロニアル建築様式や正面のファザードは特に見どころ。
建物内部は限定的に一般公開され、見学を希望する場合には事前に電話予約か広報オフィスへ直接行き予約が必要となります。
毎日正午には衛兵隊の交代式が行われるので、音楽に合わせたイベントもペルー観光の一つに取り入れてみてはいかがでしょう。
Palacio de Gobierno del Peru(大統領宮殿)
住所:Jirón de la Unión s/n, Cercado de Lima 15001 Peru
電話番号:+51 1 3113900
営業時間:8:30~17:15
定休日:土日祝
入場料や利用料:ー
URL:https://www.presidencia.gob.pe/historia-palacio-gobierno-peru
ペルーの観光地⑮:La Piedra de Los Doce Augulos(12角の石)
ペルー観光で有名なアルマス広場の東側に位置するHatun Rumiyoc(アトゥン・ルミヨック通り)には、石壁の一角に「La Piedra de Los Doce Augulos(12角の石)」と呼ばれる石があります。
スペイン人が侵略する以前に作られた石壁で、大地震が幾たびもクスコの町を襲った際、スペイン人によって建設された建物の多くが崩壊した中、この石組みの基礎だけはビクともせず、インカ文明のすごさが映し出されています。
幅1メートルにも及ぶ12角の石は、隣接する石との隙間にはカミソリの刃も通らないほどの密着性で、13角や14角の石もありますが、12角の石が一番有名。
日本人にはあまり馴染みのない観光スポットですが、地元ペルーでは有名な場所の一つとなっています。
La Piedra de Los Doce Augulos(12角の石)
住所:Hatun Rumiyoc, Cusco, Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ー
URL:https://www.boletomachupicchu.com/piedra-doce-angulos/
ペルーの観光地⑯:Rainbow mountain(レインボーマウンテン)
ペルーの古都クスコから日帰りでも回れる観光スポット「Rainbow mountain(レインボーマウンテン)」が、最近では注目され続けています。
正式にはMontaña Vinicunca(ヴィニクンカ山)と呼ばれ、トレッカーのSNSを通じて広まった新しいペルーの観光スポット。
クスコの南東部に位置するこの山は、土の中にさまざまな鉱物が含まれていることから地層がカラフルに見え、その名も「レインボーマウンテン」と呼ばれています。
標高5000m以上の高所となるため体力がなければ見ることができない絶景ですが、雨季や冬期では鮮やかな地層が見られないのだとか。
あまりの美しさにマチュピチュやナスカの地上絵と共に、「死ぬまでに一度は行きたい観光スポット」としてランクインしているそうですよ。
Rainbow mountain(レインボーマウンテン)
住所:Cusco, Peru
電話番号:+51 984 940 530
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:10ソル
URL:https://www.rainbowmountainperu.com/
ペルーの観光地⑰:Huacachina(ワカチナ)
「Huacachina(ワカチナ)」はペルー南西部にある小さな村で、砂漠の中のオアシスとして知られています。
砂漠の中に残された湖を中心にホテルやレストランが建ち並び、村人の楽しみの一つ、砂丘に上りそこから眺める光景はまさに絶景。
近年ワカチナで注目されているのが、サンドバギーで砂漠を爽快に駆け回るというアトラクションです。
砂漠の急斜面を駆け降りる高さは100mになる場合もあり、乗り心地はまさにジェットコースターそのもの。
サンドまみれで遊び疲れた後は、砂漠の夕日を一日の最後にいかがです?
ペルー観光でひそかに注目のスポット、ワカチナでリゾート気分もいいですね。
Huacachina(ワカチナ)
住所:Huacachina, Peru
電話番号:051-975-612-550
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ー
URL:http://www.huacachina.com/
ペルーの観光地⑱:Huaca Pucllana(ワカプクヤーナ遺跡)
「Huaca Pucllana(ワカプクヤーナ遺跡)」は、ペルーの首都リマのMiraflores(ミラフローレス)と呼ばれる近代化が進むエリアにあります。
遺跡そのものは日干しレンガで造られ、遺跡内には博物館、ワークショップエリア、お土産店、そして有名なレストランまで入っています。
リマからのアクセスもいいため、地元ペルー人はもとより海外からの観光客にも人気で、敷地内のレストランでは創作ペルー料理を味わうことができ、屋根付きのテラス席からは遺跡全体を見渡せる絶好のロケーション。
博物館や史跡では、多言語による観光ガイドツアーがあるので気軽に参加してみはいかがでしょう。
Huaca Pucllana(ワカプクヤーナ遺跡)
住所:cuadra S/n, Calle General Borgoño 8, Miraflores 15074 Peru
電話番号:617 7138 617 7148
営業時間:9:00~17:00、19:00~22:00(夜間は水曜~日曜まで)
定休日:火曜日
入場料や利用料:15ソル(夜間は17ソル)
URL:http://huacapucllanamiraflores.pe/
ペルーの観光地⑲:Islas Ballestas(バジェスタス島)
「Islas Ballestas(バジェスタス島)」は「ペルーのガラパゴス」と呼ばれるほど、多くの野生動物が生息する島です。
首都リマから南へ車で3時間、そこは墓地や遺跡の多いParacas(パラカス)の町で乾燥した砂漠気候のため数百体におよぶミイラが完全な状態で発見されることでも有名。
そしてEl Chaco(エル・チャコ港)からは毎日、パジェスタス島まで舟が就航し、舟に乗り込み少し経つとパラカス半島の北端に最初に見えるのはCandelabro(カンデラブロ)と呼ばれる長さ120mもある巨大彫刻。
なぜそこにあるのか等、未だ全てが謎に包まれたままのミステリースポットです。
バジェスタス島ではアシカの仲間Otaria Byronia(オタリア)の群れや、岩場を好むArctocephalus Australis(ミナミアメリカオットセイ)などでいっぱい。
また南極から冷たいフンボルト海流にのって絶滅危惧種のSpheniscus humboldti(フンボルトペンギン)なども見ることができ、まさにガラパゴスそのものです。
現在では観光客の島への上陸は禁止されているため、ボートからの観賞が中心となっています。
Islas Ballestas(バジェスタス島)
住所:Paracas National Reserve, Pisco, Peru
電話番号:+51 922 800 004
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ー
URL:https://www.peru.travel/jp/what-to-do/nature/protected-national-areas/paracas-national-reserve.aspx
ペルーの観光地⑳:CHAN CHAN Archaeological Zone(チャンチャン遺跡)
「CHAN CHAN Archaeological Zone(チャンチャン遺跡)」は、ペルー北西部の町Truhillo(トルヒーリョ)近郊にある遺跡です。
「CHAN CHAN」とは「輝ける太陽」を意味し、チムー文明の中心地で南米最大の古代都市としても知られています。
コロンブス以前に栄えたこの古代都市は建物のほとんどが日干し煉瓦で造られ、10の砦と数基のピラミッド、墓等で構成。
この遺跡の一番の特徴は壁に施された装飾で、幾何学模様をはじめ、魚、鳥等の浮彫が有名です。
ペルー観光でも最近では人気が出てきた遺跡の一つで、ペルー第三の都市トルヒーリョを訪れるなら欠かせない観光スポットとなっています。
CHAN CHAN Archaeological Zone(チャンチャン遺跡)
住所:Huanchaco, Truhillo, Peru
電話番号:ー
営業時間:9:00~16:00
定休日:ー
入場料や利用料:10ソル
URL:https://www.peru.travel/jp/what-to-do/ancient/chan-chan-zone.aspx
ペルーの観光地㉑:Manu National Park(マヌー国立公園)
「Manu National Park(マヌー国立公園)」は世界遺産に登録され、地球上で最も多様性生物が生息する地域として知られています。
公園敷地はマヌー川流域のほぼ全てが含まれ、ペルー南部のアンデス山脈からアマゾン川流域の東側に到達する広大な敷地と、海抜4000m級の熱帯雨林はラテンアメリカでもここだけしかないのだとか。
野生の動植物を鑑賞するには絶好のスポットで、観光をするならSalvador(サルバドール)、Otorongo(オトロンゴ)、Juárez(フアレス)、Pakitza(パキツァ)、Limonal(リモナル)の5か所は特におすすめ。
ワニの一種のクロカイマンや、オオカワウソなども見られます。
また感動的な絶景を見るなら展望台のあるTres Cruces(トレス・クルセス)まで行けば、サンライズやアンデス山脈を背景にした雄大な森の景色が堪能できます。
Manu National Park(マヌー国立公園)
住所:Madre de Dios,Peru
電話番号:+51 84 274509
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:ツアーによる(個人での入園は不可)
URL:https://www.peru.travel/jp/what-to-do/nature/protected-national-areas/manu-national-park.aspx
ペルーの観光地㉒:Colca Canyon(コルカキャニオン)
「Colca Canyon(コルカキャニオン)」は、コンドルを至近距離で見ることができる有名な観光スポットです。
アンデス山脈の至るところでコンドルは見ることができますが、この谷は他のどのスポットよりも間近で見られるため、世界中から多くの観光客が目指すポイント地点。
多くの観光客は、ペルー南部に位置する第二の都市Arequipa(アレキパ)を前日に出発し、山麓にある小さな村Chivay(チバイ)に宿泊し、早朝にこの谷を目指すのが一般的です。
コンドルは朝の早い時間のみ谷を舞い、朝日の光と段々畑がより一層美しく映える時間帯でもあります。
コルカキャニオンは北米のグランドキャニオンよりも深い渓谷と言われ、谷に風が吹き始めるとコンドルもその風に乗って現れるのだとか。
ペルー観光ならではの光景は、断崖の縁沿いにある展望台Mirador de Cruz del Cóndor(ミラドール・デ・クルス・デル・コンドル)で見ることができます。
Colca Canyon(コルカキャニオン)
住所:Chivay, Peru
電話番号:+51 54 203010
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:10ソル
URL:https://www.arequipa.com/colca-canyon/
ペルーの観光地㉓:Valle de Urubamba(ウルバンバの谷)
「Valle de Urubamba(ウルバンバの谷)」は、クスコの町を囲むように存在し、別名「Valle Sagrado de Los Incas(聖なる谷)」としても知られています。
先にご紹介したサクサイワマン、モライなどもこの谷の一部で、他にも多くの遺跡が点在しています。
ウルバンバの谷はその昔、インカ帝国時代には避寒地として利用され、標高がクスコの町よりも低く気候が落ち着いていることから皇帝は冬の寒い時期になるとこの谷で過ごしたと言われています。
また避寒地だけではなく、穀倉地帯としての役割をも成していたことからインカ帝国時代にはまさに「聖なる谷」そのもの。
観光客の多くがマチュピチュ遺跡を目指す途中でこの谷を散策し、マチュピチュを堪能した後はアマゾンへ抜けるコースが一般的なのだそうです。
多くの謎に包まれたインカ文明に触れることこそ、ペルー観光の醍醐味なのかもしれませんね。
Valle de Urubamba(ウルバンバの谷)
住所:Urubamba, Peru
電話番号:ー
営業時間:ー
定休日:ー
入場料や利用料:スポットによる
URL:ー
ペルーの観光地㉔:Parque Nacional Del Río Abiseo(リオ・アビセオ国立公園)
「Parque Nacional Del Río Abiseo(リオ・アビセオ国立公園)」は、1990年にユネスコ世界遺産に登録され、広大な園内には多数の動植物と30以上ものアメリカ先住民の遺跡が存在する貴重な国立公園です。
公園内の海抜は350mから4200mと高度差が激しく、園内は少なくとも7つの気候帯が存在するほど。
野生動物の中でも絶滅したと考えられていた「ヘンディウーリーモンキー」が生存していたことが確認され、世界遺産に登録された大きな理由の一つにもなっています。
また園内に残る遺跡のうち最も有名なのがChachapoyas(チャチャポヤス文化)の「Gran Pajaten(グラン・パハテン)」。
ペルー観光の中でも貴重なスポットの一つなので、効率よく回りたいですね。
Parque Nacional Del Río Abiseo(リオ・アビセオ国立公園)
住所:Jr. Eduardo Peña Meza #, Peru
電話番号:+51 948 976 610
営業時間:8:00~17:00
定休日:日曜日
入場料や利用料:ー
URL:https://whc.unesco.org/en/list/548
ペルーの観光地㉕:Museo Larco(ラファエル・ラルコ・エレラ博物館)
「Museo Larco(ラファエル・ラルコ・エレラ博物館)」は、ラルコ氏によるスペインの提督の家を博物館にしたもの。
館内は時系列ごとに歴史3000年分がまとめられ、コロンブス以前から現在に至るまでの歴史を垣間見ることができます。
かつてラルコ氏は元ペルーの副大統領でもあったことから、個人的に集めた土器は45,000点以上と言われているから驚きです。
博物館の見どころは、古代ペルーの最高級とも言うべき金・銀などのコレクションや考古学的な秘宝館は特に必見。
館内にはレストランも併設されていて、夜22:00まで営業しているためゆっくりと博物館内を観光できます。
Museo Larco(ラファエル・ラルコ・エレラ博物館)
住所:Av Simón Bolivar 1515, Pueblo Libre 15084, Peru
電話番号:+51 1 4611312
営業時間:9:00~22:00(ただし年末年始は9:00~18:00)
定休日:なし
入場料や利用料:30ソル
URL:https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=es&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.museolarco.org%2F&anno=2
ペルーの治安は?観光は危険?
治安上、ペルー観光で特に注意したい地域はコロンビアとの国境付近にあるPutumayo(プトゥマヨ郡)です。
この地域では麻薬組織による誘拐事件や治安当局への攻撃事件が多発しているので、観光は控えた方がいいでしょう。
また一部の山岳帯では已然としてテロなどへの警戒も必要なことから、危険地域には絶対に立ち入らないことで自分の命をも守ることができます。
ペルー国内では、首都リマや大勢の観光客が訪れる主要スポットはまだまだ犯罪が絶えないため、注意が必要。
ただし楽しい旅行も警戒心だけでは楽しめないので、危険区域には絶対に立ち入らない、そして以下の注意点を守り、トラブルに巻き込まれない工夫も必要ですね。
ペルー観光で注意することは?
ペルー観光で注意すること①:強盗
ペルーでは首都リマや、主要観光スポットとして知られるマチュピチュ・クスコ等での強盗が頻発しているので注意が必要です。
しかし高額な現金を持ち歩かない、人前で貴金属類を取り出さない、男女の区別なく夜一人での外出は避けるといった基本的な対策をすることで、大部分は回避できるといった状況です。
またコロンビア国境付近は、犯罪組織の麻薬密輸ルートやゲリラ組織による襲撃もあるので、強盗とは別にペルー観光では注意したいエリアとなっています。
ペルー観光で注意すること②:スリ置き引き
ペルー観光では首都リマでタクシーに乗車中、信号待ちをしていた際に、タクシーの窓ガラスを割られバックを盗まれた、レストランで食事をしていた際、背もたれの置いておいたバックを盗まれた等というスリ置き引きが後を絶ちません。
スリ置き引きに合わないようにするには、まず華美な服装や装飾品、持ち物を持たないというのが鉄則です。
また単独行動は絶対にしない、人通りの少ないエリアや外出はしない、等を守るだけでも全く違います。
さらにタクシーに乗る際はロックをかける、手荷物は窓から見える位置に置かない、観光地へ向かう長距離バスに乗る際には貴重品は肌に身につけ、バックには入れないというのも観光地ペルーでは必須と言えます。
ペルー観光で注意すること③:両替
ペルーの通貨単位は「ソル」で、1ソルは約32.74円(2019年5月現在)となっています。
またペルーではUSドルも同様に使用できますが、現地の銀行やホテルでは日本円からペルー通貨およびUSドルへの両替はほぼ出来ないので注意が必要。
また日本では円をソルに両替することが出来ないので、USドルに替えておく必要があります。
ペルー現地ではUSドルからソルへの両替はでき、リマの空港では円からソルへの両替も問題ないのだとか。
ただし、公式な両替所でも偽札ではないことを入念にチェックするようなので、その辺も心がけておいた方がよさそうです。
またマチュピチュなど地方へ観光する方は、現地通貨のソルは必需品となっています。
ペルー観光で注意すること④:服装
旅行で服装に注意することは当たり前のようですが、ペルー観光は特に地域によって標高がかなり高くなるため、特にペルーを初めて観光する方は注意が必要です。
標高の高いクスコやマチュピチュ、チチカカ湖は日中の日差しがとても強いため、サングラスや日焼け止めなど日焼け防止対策が必要。
また標高の高い地域は、天気の移り変わりも激しいのでカッパ等の雨具はもちろん、防寒対策も必要になります。
またペルーは南半球なので、日本とは四季が逆になっていることも要注意。
観光地チチカカ湖は、年平均の最高気温が15度前後、また首都リマは15度から30度前後と気温差が激しくなっています。
ペルー観光で注意すること⑤:マナー
ペルーを観光する際、最も気をつけなければならないことは「日本とは違う」ということ。
「郷に入っては郷に従え」ということはとても大切で、観光前にペルーの情報の収集をしてみるのもおすすめです。
まずペルーでのマナーで一番気をつけることは、日本では当たり前のジェスチャー「OKサイン」はペルーでは下品なこととされているので注意が必要です。
またレストランやお店へ入る際には、「hola(オーラ)」と挨拶するのが一般的。
さらにお店を後にする時にも、ありがとうを意味する「Gracias(グラシアス)」やさよならという意味の「Adios(アディオス)」も心地よい挨拶ですね。
これらは、お互いが気持ちよく仕事をしたり観光をする際の基本的なマナーと言えます。
ペルーを観光するのに必要な費用や日数は?
ペルーの通貨や物価は?
ペルーは中南米の中でも、日本と比べると物価はかなり安く観光してもリーズナブルに満喫することができるでしょう。
2019年5月現在、ペルー通貨の1ソルは日本円にして約32.74円となり、コーラは約1.5ソル、ハンバーガーは約10ソル程度なので、食費はかなり安く済むハズです。
ただし首都リマでは外国人観光客も大勢いることから、ホテルやショッピングモールなどでは観光客をターゲットとした価格設定となっているため、かなり高いのも現状です。
ホテルは治安の面から考慮しても、人通りの少ない地域だと危険を伴うためある程度の金額は張ってもアクセスの良さやセキュリティの十分なところを選ぶ必要があります。
ペルー観光にかかる費用
日本人にとってペルーに限らず中南米の観光は、バックパッカーか大手旅行代理店のツアーを利用しての観光がほとんどでしょう。
ペルーでは公用語がスペイン語なので、スペイン語に堪能な方であれば一人旅もいいでしょうが、そうでないのであれば治安やテロの危険性も考えるとツアーでの観光がおすすめ。
日本からペルーまでの飛行機代(往復)だけでも20万円前後となり、添乗員付きの観光になると8日間くらいで40万円前後とかなり高額です。
しかし地方の世界遺産の遺跡巡りをしたり、長距離を移動することを考慮すれば、全て用意してくれるツアーの方が断然お得です。
ペルー観光に必要な日数
日本からペルーまでは乗り継ぎ時間も合わせると30時間前後にも及ぶため、往復だけでも2日間半は移動で終わってしまいます。
また各観光地への移動も高原列車やバスなどがほとんどで、マチュピチュやナスカなどの主要観光スポットを2~3か所廻るだけでも全行程で最低1週間は必要と言えるでしょう。
ペルーの観光スポット全てを廻ると膨大な時間がかかるので、一番訪れたい場所を中心にチョイスし、さらに旅行代金をも考慮すると8日~10日間というのが妥当のようです。
日本から台湾を旅するのとは訳が違い、旅費も予想よりも多くかかってしまうかもしれませんが、ペルーと言えばほぼ日本の真裏にある国なので「一生に一度しかない」チャンスを生かしペルー観光を楽しんでみてはいかがでしょう。
ペルーの公用語は?観光地で英語は通じる?
ペルー国内はスペイン語、ケチュア語、アイマラ語の3つが公用語となっていますが、ペルー国民のほとんどはスペイン語を話します。
また肝心の英語は、ペルーの主要産業は観光のため、観光業に携わっている人の多くは多少英語が話すことはできますが、そのレベルはマチマチといったところ。
スペイン語と英語はルーツが一緒なので、単語などはほんの少し読み方を変えるだけで英語になったりもしますが、英語に精通していないペルー人が話すとスペイン語訛りで話すため日本人には通じないことも多々あります。
しかしせっかくペルーを旅行するのであれば、最低限のあいさつや基本表現はスペイン語で話したいものですね。
国土が広いペルー!観光の移動手段は?
ペルー国内で主要都市を移動する際には、飛行機が便利です。
ただしペルーの国内線は機体が小さいので利用する予定があれば葉早めの予約が必要で、また空港はやや都心部から離れているため空港には早めの到着を心がけた方がいいでしょう。
さらに主要都市から観光スポットまでは、ペルーでは長距離バスが発達しているのでそちらの利用がおすすめ。
公共の路線バスは大変安価に利用できますが、車両そのものが古く途中で故障することもあり、一方旅行会社が運営するツアーバスは乗り心地も良く、エアコンも適度に効いているので目的に合わせてチョイスするといいでしょう。
ペルーの標高は高い!観光に行く時におすすめの持ち物5選!
おすすめの持ち物①:日焼け防止グッズ
ペルーは標高の高い観光スポットが多く、その分紫外線量も多いため、日焼け防止アイテムは必需品と言えます。
日焼け止めクリームはもちろん、サングラス、帽子、スカーフなど高い紫外線量の直射日光から肌を守らなければなりません。
ペルーの観光スポットの大きな特徴は、日本の富士山よりもかなり標高が高いという点。
マチュピチュの玄関口として知られるクスコの町は標高3400m、人気観光スポットのマチュピチュは2400m、さらにチチカカ湖は3800mとなっているので日焼け対策は万全にする必要がありますね。
おすすめの持ち物②:トイレットペーパー
ペルーでのトイレ事情は日本のものとは異なり、どこでも公衆トイレがあるわけでもなく、探しても不衛生で流れない、トイレットペーパーがない、というのは日常茶飯事です。
そんなペルーでのトイレ事情を少しでも改善するためにも、トイレットペーパーは持ち歩いた方がベスト。
しかしトイレットペーパーは意外にも荷物として嵩張るものなので、友人と一緒の旅行であれば2~3ロール程度あれば十分でしょう。
ペルー観光で嫌な思い出を作らないためにも、ちょっとした用意で旅を満喫することができますね。
おすすめの持ち物③:アルコール消毒液
ペルー国内は、主要スポットはそれほど気にならないかもしれませんが、地方へ行けば行くほど水道が通っていなかったり、水道そのものが備えられていない場合があります。
そこで役に立つのが、「アルコール消毒液」。
日本人は他の民族に比べて衛生的なので、特に不衛生が気になる方は必ず持ち歩くことをおすすめします。
食事の前に手を洗ったり、おしぼりを携帯する習慣のある日本人には必須アイテムと言えそうです。
おすすめの持ち物④:医薬品
日頃から体調を崩しやすい方、また体調を整えるためのサプリメントなどは持ち物リストに常備薬を入れておきましょう。
さらにペルー観光では、標高の高い場所を廻ることが多いので「高山病」にも注意が必要です。
標高の高いクスコでは、空港に到着するなり高山病対策用の「コカの葉」を配っているのだとか。
コカの葉は高山病には効果テキメンと言われるほどで、乾燥させた葉っぱをただ食べるだけで予防ができるなんて嬉しいことですね。
ただしコカの葉はコカインの原料ともなる植物で、依存性などは少ないですが、日本へ持ち帰ると麻薬犬にほえられてしまうので取扱いには注意が必要です。
おすすめの持ち物⑤:トレッキングシューズ
ペルー観光では標高の高い山中を歩いたり、足元がぐらつくような場所を歩いたりすることも多々あるのでトレッキングシューズは持ち物リストに入れておいた方が無難です。
特に遺跡巡りやペルーの高所観光には必須アイテムとなり、歩きやすいだけでなく足をも守ってくれるので、トレッキングシューズで観光することがおすすめ。
何よりも履き慣れていない靴でなければケガもしてしまうので、その辺も考慮しながら持っていなければ購入することも考えた方がよさそうです。
ペルー観光にビザは必要?
ペルーでは観光目的で、最大183日以下の滞在であればビザは不要となっています。
またパスポートの残存有効期間が、入国時に6か月以上あることが条件です。
さらに入国手続きに関しては、リマ国際空港での入国に関しては入国カードが廃止なり、税関申告書も機内で配られるものの申告がなければ提出は不要。
ただし気を付ける点としては、アメリカ経由でペルーに入国する場合、ビザなしで渡米する際にはESTA(エスタ)の取得が義務付けられています。(2019年5月現在)
ペルーの行き方は?日本からの直行便はある?
日本からペルーへ渡航する際、ペルーまでの直行便はないのでアメリカ、カナダ、さらにはヨーロッパの各都市で乗り換えて首都リマへ入るのが一般的です。
成田発のJALもしくはアメリカン航空を利用の場合、テキサス州北部の町Dallas(ダラス)やMiami(マイアミ)、さらにはLos Angeles(ロサンゼルス)を経由してリマのAeropuerto Internacional Jorge Chávez(ホルヘ・チャベス国際空港)へ到着するのが最も利用しやすい経路で所要時間は24時間となっています。
またデルタ航空利用の場合にはAtlanta(アトランタ)経由で25時間、さらにカナダ経由では30時間以上かかり現地での1泊も余儀なくされているのが現状です。
ペルー観光は見どころたくさん
ペルー観光と言えば、「マチュピチュ」や「ナスカの地上絵」は必須の観光スポットとして知られていますが、ペルーの魅力はそれだけではなく、インカ帝国が築き上げた遺跡など見どころはたくさんあります。
また手つかずの自然や国立公園も多く、ペルー観光でしか味わえない動植物に出逢えるのも観光の醍醐味と言えるでしょう。
せっかく地球の裏まで旅するのであれば、一度にたくさんの観光スポットをまわりペルーの魅力を感じてみてはいかがです?
自分の目で確かめたペルーの魅力は、今後も色あせることなく輝き続けることでしょう。