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2019/07/17

アフリカの人気おすすめ観光地35選!人気観光国や見どころを紹介!

アフリカが観光で盛り上がっている、と聞くと、意外に思われる人が多いかもしれません。
アフリカでは、最近まで内紛やアラブの春などで荒れていたエリアもあり、危険という印象が強い場所。

けれど、内紛が終わった場所は、観光客誘致のために様々な国が動き出しています。
アフリカにある多くの観光地をご紹介します!

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【観光の前に】アフリカはどんなところ?

アフリカはどんなところ?

ピラミッド

アフリカ大陸は、ヨーロッパの南にある大陸。
日本人にとって、観光先としてのなじみが少ないのですが、長い歴史と文化、そして豊かな大地を抱える大陸です。

アフリカは全体的に、植民地支配を受けていた時代が長く、その影響で国境と民族が入り乱れ、内紛も多く起こっていました。
が、ここ数年は、ソマリアやスーダン以外の治安はアフリカ大陸全体的に落ち着いてきています

住んでいるのは、多くがアフリカ土着の黒人の人々。
その中に、植民地時代から住んでいる白人も大勢います。

アフリカの魅力

チュニジア
アフリカ観光の魅力は、なんといっても自然の力強さ。
赤道が通っているので、数多くの砂漠や熱帯雨林が存在しています。

広大な地面を穿つ滝、青々と広がる南国の海も、人気のある観光スポット。
また、アフリカの人々の奏でる打楽器は力強く、大地が吠えるようで観光ポイントの一つ。

また、アフリカは、はるか昔に人類が誕生した地
アフリカの文明としてはエジプト文明が有名ですが、それ以外にも、ヨーロッパよりも古い歴史を持つ文明の遺跡が数多く残されており、観光スポットとなっています。

さらに、北アフリカやアフリカ大陸海岸沿いは、アラブとヨーロッパを結ぶ交易の要所という歴史から、観光にピッタリ。
観光スポットには、西洋風の王宮があったり、アラブのモザイクの美しいムスクがあったりと、アフリカと言われて一般的にイメージする姿とは異なる姿を持っており、観光客を喜ばせています。

<下に続く>

アフリカのおすすめ観光スポット35選

ゾウ

では、アフリカのおすすめ観光スポットをみていきましょう。
おすすめのアフリカ観光地には、以下のスポットがあります。

  1. ストーンタウン/タンザニア
  2. キリマンジャロ/タンザニア 
  3. マラケシュ/モロッコ 
  4. シャウエン/モロッコ 
  5. アイット・ベン・ハドゥ/モロッコ 
  6. タンジール/モロッコ 
  7. ナクル湖国立公園/ケニア
  8. カーボニアレストラン/ケニア 
  9. トゥリアーラ/マダガスカル 
  10. バオバブ街道/マダガスカル 
  11. ツィンギ・ド・べマラハ/マダガスカル 
  12. ボルダーズビーチ/南アフリカ 
  13. ブライデリバーキャニオン/南アフリカ 
  14. FNBスタジアム/南アフリカ 
  15. ボ・カープ/南アフリカ 
  16. ギザの大ピラミッド/エジプト 
  17. アレキサンドリア/エジプト 
  18. キガリ/ルワンダ 
  19. ジェノサイド虐殺記念センター/ルワンダ
  20. コンベンションセンター/ルワンダ
  21. ケープコースト城/ガーナ 
  22. モーリシャス島
  23. アンダーウォーター・ウォーターフォール/モーリシャス島
  24. ナミブ砂漠/ナミビア 
  25. マレツニャーネの滝/レソト 
  26. セケナニ(マサイ族村)/ケニア
  27. ヌアクショット/モーリタニア 
  28. リシャット構造/モーリタニア 
  29. シディ・ブ・サイド/チュニジア 
  30. ヴィクトリアの滝/ジンバブエ 
  31. ティパザ/アルジェリア 
  32. アブジャナショナルモスク/ナイジェリア 
  33. ラックローズ/セネガル 
  34. フリータウン/シエラレオネ 
  35. ボボデュラッソのモスク/ブルキナファソ 

ストーンタウン/タンザニア

東アフリカの国タンザニアにある島、ザンジバル諸島は、アフリカ東海岸のリゾート地。
ヨーロッパとアジアをつなぐ、アフリカを一周する航路の中継地点でもあったので、さまざまな国の文化が残されています。

ザンジバルの観光スポット、ストーンタウンは、アフリカの中の西洋文化。
ヨーロッパから訪れた人々の影響で、石造りの家が多く作られ、アフリカというよりスペインの裏路地に迷い込んだかのよう。

ほかに、古い要塞や王宮もアフリカの歴史を伝える観光スポットとして残されています。
王宮は、現在はザンジバル歴史文化博物館になっており、観光客に開放されています。

いろんな国の支配を受けてきたザンジバルの歴史と文化を観光できるようになっています。
アフリカの文化と西欧諸国、アラブの文化が入り混じった観光地。

島全体が観光地として活動しているので、アフリカのほかのエリアに比べて比較的治安が落ち着いています。
アフリカの中では気軽に訪れやすい観光スポットの一つと言えます。

ストーンタウン/タンザニア

キリマンジャロ/タンザニア

キリマンジャロというと、コーヒーの名前で有名ですね。
タンザニアにそびえる、アフリカ大陸最高峰の名前でもあります。

毎年、日本からも大勢の登山家が訪れているアフリカの観光スポット。
標高5,895mで、富士山より2,000mほど高くなります。

登山をせずとも、麓や途中まで登る気軽な観光ツアーもあります。
赤道の近くにありながら、標高が高いために山頂には雪をいただく、不思議な光景に出会うことができます。

たとえ登らなくても、遠方から眺めていても、勇壮な容姿と迫力に息をのむことでしょう。
近くにはコーヒー農園も多く、アフリカの人たちのコーヒーの飲み方を体験させてもらえる観光スポットもあります。

キリマンジャロ/タンザニア

マラケシュ/モロッコ

マラケシュは、古い都があり、世界遺産にも登録されているアフリカの城塞都市。
観光スポットの多いアフリカ・モロッコの中でも特に観光客からの人気が高い街です。

城壁に囲まれ、今でも帝都の趣を保存している旧市街地は、特に見どころ満載の観光都市。
訪れた観光客を、おとぎ話の中に迷い込むような気持にさせます。

アフリカの一角ではありますが、ヨーロッパやアラブの影響が色濃く、街の中にはいたるところに教会や西洋風ムスクが建っています。
ジャマエルフナ広場のスーク(市場)は、世界最大規模の市場と言われており、アフリカ・アラブ圏のおみやげ物から庶民の食べ物、生活雑貨まで、あらゆるものがひしめき合います。

建物もアフリカン雑貨も、目を奪われるような鮮やかな色使い。
その魅力にはまってしまう観光客が続出する、美しい街並みをお楽しみください。

マラケシュ/モロッコ
  • 住所
  • アクセス
    カサブランカからタクシーで3時間半
  • 定休日
    年中無休

シャウエン/モロッコ

モロッコ北部にあるシャウエンの街は、アフリカ随一のインスタ映えする観光スポット
山の斜面に広がる町並みは、道も会談も、建物の壁まで青色に染められています。

イスラム教徒にとって青は神聖な色。
その青で染め上げられた街は、キリスト教の影響を受けやすい土地において、イスラム教徒の誇りとなってきました。

400年以上、イスラム教徒以外の立ち入りを禁じてきたという歴史が、異世界のような雰囲気を作り上げています。
入り組んだ路地と坂道が町のいたるところにあり、青い積み木を積み上げたかのよう。

シャウエンでは、リヤドやデイルといった、個人宅を開放した宿泊施設が観光客を迎えてくれます。
それぞれ、シャウエンの民俗を楽しめる宿ばかりなので、ぜひ利用してみてください。

シャウエン/モロッコ
  • 住所
  • アクセス
    カサブランカからタクシーで3時間半
  • 定休日
    年中無休

アイット・ベン・ハドゥ/モロッコ

モロッコのアトラス山脈の中を走ると、突如として現れるのが、世界遺産にも登録されている観光スポット・アイット・ベン・ハドゥ。
茶色一色で作られた要塞都市です。

周りは荒涼としたアフリカの大地。
助け合える街がなかったアイット・ベン・ハドゥは、盗賊たちから街を守るために、街そのものを砦として作り上げました

街はぐるりと大きな壁で取り囲まれ、入り口は窓もない建物からしか入れません。
山肌を街の基礎とし、その上に、カスバと呼ばれる日干し煉瓦で作られたごつごつとした街並み。

街が作られたのは七世紀ごろ。
古代の建築様式がそのまま残されており、世界遺産として評価されました。

『アラビアのロレンス』や『グラディエーター』の撮影に利用され、今でも近郊にハリウッドの映画撮影所が残されています。

アイット・ベン・ハドゥ/モロッコ

タンジール/モロッコ

モロッコ北部にあるタンジール(タンジェ)は、地中海に面したアフリカの港町。
すぐ近くにジブラルタル海峡があり、アフリカを背景にヨーロッパとアラブの交易の要所として古くから栄えていました。

街を作り上げたのは、フェニキア人。
フェニキアの文明が栄えたのは紀元前1000年~紀元前2500年ごろですから、タンジールの歴史も相当長いと言われています

現在の観光スポットは、ほとんどが16世紀や17世紀以降のもの
白い外壁のモスクや宮殿が観光客に愛されています。

街から15キロ離れたところにあるのが、スパルテル岬。
目の前にはジブラルタル海峡が広がっており、水面の向こうには対岸のイベリア半島を望むことができます。

19世紀に造られた灯台がそびえていますが、現在は立ち入り禁止となっています。
タンジールを訪れるなら、欠かせない観光スポットです。

タンジール/モロッコ

ナクル湖国立公園/ケニア

ケニアにあるナクル湖国立公園のナクル湖は、多いときにはフラミンゴが数百万羽も集まるという、目を奪われる観光スポットです。
淡いピンク色の鳥たちが集い、一斉に飛び立つさまは、まさに壮観。

世界一美しい鳥たちの風景ともたたえられています。
ナクル湖国立公園には、フラミンゴの他にも、ダチョウやバッファローなど、数多くの種類の動物たちが生息しており、観光客に愛されています。

ナクル湖国立公園/ケニア

カーボニアレストラン/ケニア

アフリカのイメージをのものの観光スポットが多い国、そこがケニア。
サファリパークも観光ツアーとして人気がありますが、都心部にも様々な観光スポットが存在しています。

首都ナイロビにあるカーボニアレストランは、観光客に大人気のバーベキューレストラン。
ダチョウやウサギ、ワニなど、日本では普段口にすることのできないお肉が提供されている、アフリカならではのレストラン。

お肉以外にも、魚メニューもそろっています。
スープやサラダもセットになったコース料理がメインとなっています。

うれしいことに、肉料理は食べ放題。
お腹ペコペコにしておいて、カーボニアレストランで珍しいお肉をたらふくいただきましょう。

店内は、演奏があったり、記念日サービスがあったりと、観光客や地元の人々でいつもにぎわっているお店です。

カーボニアレストラン/ケニア

トゥリアーラ/マダガスカル]

アフリカ大陸から東に少し離れたところにある、マダガスカル島。
数千万年前にほかの大陸から分離したため、独自の生態系を持つ島として有名な観光スポットです。

野生動物の九割が固有種となっていて、愛らしい姿のワオキツネザルなどが観光客に愛されています。
そのマダガスカル南部にあるのが、トゥリアーラ(トゥリアラ)。

有名なバオバブ街道の近くにある都市です。
そこからアンタナナリボまで続く、サザンクロス街道が、マダガスカルで今人気の高い観光コース。

熱帯雨林から砂漠地帯、そしてトゥリアーラにある美しい海岸線と、アフリカの大地の魅力をぎゅっと濃縮したような観光を楽しめます。

トゥリアーラ/マダガスカル

バオバブ街道/マダガスカル

バオバブの木というものを知っていますか。
星の王子さまに登場する、根のように枝を広げる木です。

アフリカにある島、マダガスカルの荒野にはバオバブの木が多く育っています。
街道沿いに並木のように並んでいる場所は、バオバブ街道と言われ、観光スポットとして観光客を集めています。

バオバブの木が並んでいる風景を見上げると、上下が不安になり、時空の迷子になったような気分。
星の王子さまの絵本の中に紛れ込んでしまったような錯覚すら覚えます。

サン=テグジュペリが描いた大人のための童話、その不思議な世界との出会いを求めて、世界中から、星の王子さまファンが観光に訪れます。

バオバブ街道/マダガスカル

ツィンギ・ド・べマラ/マダガスカル

アフリカの島国、マダガスカル島の西部に、奇観が広がっています。
石灰岩によって築かれた、天然の尖塔群、ツィンギ・ド・べマラ。

尖塔の正体は、カルスト台地が長年の雨によって浸食されたもの。
珍しいものを多く見ることができるマダガスカルですが、ツィンギ・ド・べマラも多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。

いくつあるともつかない尖塔群は、尽きぬ祈りを空にささげているかのよう。
その風景を保護していくため、ユネスコによって、世界自然遺産として登録されています。

ツィンギ・ド・べマラには、ベローシファカという、マダガスカル固有種のサルが住んでいます。
前足が短く、後ろ脚が長いため、四本足で歩くことができません。

そのため、移動するときは、体を起こしぴょんぴょんと飛び跳ねるのですが、その姿はとてもキュート。
ツィンギ・ド・べマラを刊行した時に、出会えたらとてもラッキーだと言われています。

ツィンギ・ド・べマラ/マダガスカル

ボルダーズビーチ/南アフリカ

アフリカ大陸では、ペンギンをそばで見ることができます。
そういうと驚かれるのではないでしょうか。

その場所は、南アフリカ共和国のボルダーズビーチ。
もちろん、動物園や水族館ではありません。

1900年代にペンギンが海を渡ってきて、このビーチに住み着いたのが始まり。
一時は繁殖しましたが、近くの街に人が増えるにしたがって、数を減らしてしまいました。

そのために、ボルダーズビーチ公園では、人工的な巣箱を設置するなどしてペンギンたちの保護を始めました
現在では、整備された遊歩道から間近にペンギンを眺めることができます。

世界広しといえども、こんなに近くで自然に生きるペンギンを見られるのはボルダーズビーチだけ。
よちよち歩きのペンギンを見るために、南アフリカを訪れる観光客は引きも切りません。

ペンギンコロニーは有料ですが、遊歩道は無料なので、観光におすすめです。

ボルダーズビーチ/南アフリカ

ブライデリバーキャニオン/南アフリカ

キャニオン(渓谷)というと、アメリカのグランドキャニオンが有名ですが、南アフリカにも大きなキャニオンがあります。
グランドキャニオン、そしてナミビアのフィッシュリバーキャニオンに続いて、世界で三番目に大きいと言われるブライデリバーキャニオンです。

緑生い茂る谷は、何千年もの間、川に削り取られて深い峡谷となりました。
その高低差は、1300mにも及びます

アップダウンの激しいブライデリバーキャニオンの風景を心行くまで堪能してください。
観光スポットとして一番人気のあるのは、スリー・ロンダベルと呼ばれる、三つの奇岩が並ぶ場所。

美しい風景を写真に収めるために、世界中から環境客の訪れる、南アフリカの中でも屈指の観光地です。
南アフリカ ブライデリバーキャニオン

ブライデリバーキャニオン/南アフリカ

FNBスタジアム/南アフリカ

日本のラグビー代表が、前回ワールドカップで南アフリカ代表に対してジャイアントキリングを果たし、世界中で話題になりましたね。
今でも覚えている人は多いと思います。

南アフリカは、もともとラグビーが強くはあったのですが、以前は人種差別の影響を受けて、一部の白人のみが楽しむスポーツでした。
南アフリカ全体でラグビーの人気が高まったのは、最近のこと。

アパルトヘイトで有名なマンデラ大統領が、そのポストについて数年後、南アフリカではラグビーワールドカップが開催されました。
マンデラ大統領も、黒人と白人の融和のため、ラグビーの振興に力を注ぎます。

代表選手にも黒人が参加し、和解と団結のシンボルとなったのです。
人種の壁を越えて協力し合った代表チームは、ワールドカップで世界一に輝きました。

この出来事は、「インビクタスー負けざる者たち(監督クリントイーストウッド)」という映画になっています。
この代表チームがよく試合を行うのが、FNBスタジアム。

試合がない時は外からしか見られませんが、スポーツの好きな人におすすめの観光スポットです。

FNBスタジアム/南アフリカ

南アフリカ  ボ・カープ

南アフリカのケープタウンには、ボルダーズビーチや喜望峰など、数多くの自然の観光スポットがあります。
それだけではなく、美しい街並みが観光客の人気を集めているエリアもあります。

それは、ケープタウンの町中にあるボ・カープ地区。
目に優しいパステルカラーの家々が立ち並ぶ観光スポットです。

もともとこの地区には奴隷の人たちが住んでいました。
奴隷の家は白壁でなければならないと決まっていたのですが、奴隷かた解放されたとき、その喜びを表すために、家をカラフルに塗ったのが始まりだと言われています。

人々の家だけではなく、お医者さんもモスクもきれいなパステルカラー。
悲しい歴史がありますが、解放された人々の気持ちを感じ、心がうきうきしてくる観光地となっています。

ボ・カープ博物館/南アフリカ

ギザの大ピラミッド/エジプト

アフリカらしい場所と言えば、やはりピラミッド。
日本人は、古くは明治維新のころからピラミッド観光に訪れていました(当時は学習目的でしたが)

ピラミッド前で記念撮影をする侍の写真が残っています。
月の砂漠をはるばると、という歌も有名ですね。

悠久のアフリカの歴史を、何千年と見下ろしてきたピラミッド。
王族の墓としてだけではなく、古代アフリカの技術のすばらしさなどを現代に伝える人類のモニュメントと言えるでしょう。

日本とは全く違う風景ながら、どことなくノスタルジックを感じることができます。
アフリカに行くなら外すことのできない観光地です。

ギザの大ピラミッド/エジプト

アレキサンドリア/エジプト

地中海に面するエジプトの都市、アレキサンドリアは、アフリカの歴史と文化の足跡に触れることのできる観光スポットです。
古代の空気をぎゅっとカプセルに閉じ込めたまま守ってきたような街並みは、どこをとっても美しく、「地中海の真珠」とも称されています

ヘレニズム時代にはすでに、大きな灯台や図書館が建てられていたという記録があり、アフリカのみならず人類の歴史を感じとりたいならぴったりの観光名所です。
多くの観光客が訪れるアレキサンドリア図書館は、アフリカのみならず世界に現存する中で最古の図書館と言われており、現代書籍からパピルスまで、ありとあらゆる時代の書物が保存されています。

アレキサンドリア図書館/エジプト

キガリ/ルワンダ

「ルワンダの涙」や「ホテルルワンダ」といった映画で描かれた、ルワンダのジェノサイド。
国連でも大きな問題として取り上げられ、人類の悲しみと言われました。

惨劇の舞台になったルワンダですが、現在、すさまじい勢いで発展をしています。
「ルワンダの奇跡」「アフリカの奇跡」と言われるほど。

四半世紀前は遺体が積み重なっていた首都キガリは、現在、夜歩きができるほど治安が回復しました。
目を覆いたくなるほどの経験をしたうえで作り上げた平和な都を、ぜひ歩いてみてください。

キガリ/ルワンダ

ジェノサイド虐殺記念センター/ルワンダー

復興が進んでいるアフリカのルワンダですが、四半世紀昔の出来事を隠蔽してはいません。
ルワンダの各地にジェノサイドミュージアムが建設され、数多くの観光客を集めています。

首都キガリにも、キガリジェノサイドメモリアルが建てられています。
一言で、ジェノサイドと言っても、なかなかその残虐性がわかりません。

助けると言って集めて殺された人々。
家族の一人を殺せばほかの家族を守ると言われて親に殺された子供たち

キガリのジェノサイドメモリアルに展示されているのは、そんな痛み。
負の観光場所として、悲しい歴史を繰り返さないように訴えています。

ジェノサイド虐殺記念センター/ルワンダ

コンベンションセンター/ルワンダ

ルワンダのコンベンションセンターは、大虐殺が起こったより後に作らた真新しい建物。
大虐殺の行われた場所とは思えない、デザイン性のある現代的なビルです。

夜になると、何層もの窓がきれいにライトをともす姿が印象的
ライトアップされているかのようで、観光客の話題となっています。

ただのきれいな建物ではなく、アフリカのサミットなど、重要な行事が多数行われているコンベンションセンター。
中に入ることはできませんが、アフリカの人々からも注目を集める、ルワンダの復興のシンボルとなっている建物です。

コンベンションセンター/ルワンダ

ケープコースト城/ガーナ

ケープコーストは、アフリカ沿岸部にあるガーナの南部にある港湾都市。
ヨーロッパ向け奴隷貿易の拠点として、古くから栄えていました。

この町は、中世時代、スウェーデンがアフリカを回る航路の一つとして占領しました。
当時の城塞が、ケープコースト城として、世界遺産に登録されて今でも大切にされています。

見た目は秀麗な西洋建築ですが、観光ツアーで中に入ると、捕らえられた奴隷たちが押し込められていた部屋などを見て回ることができます。

その後イギリスに占領され、長い間イギリスの支配下にあったので、イギリス風の建物も多く残されています。
ケープコーストは、現在では陽気なガーナの人たちや観光客でにぎわうアフリカの観光地。

負の歴史を学びつつ、今の平等を感じ取れる観光スポットとなっています。

ケープコースト城/ガーナ

モーリシャス島

モーリシャス島は、インド洋にぽかりと浮かぶ緑多い小島。
エリア的には東アフリカに属しますが、アフリカ本土からは2000㎞程離れており、アフリカ大陸とはまったく異なった観光を楽しむことができます。

どこを見てもフォトジェニックな、緑の大地と鮮やかな海。
特に夕日と、海岸線を縁取る波が美しく、観光の目玉となっています。

アメリカの小説家マーク・トウェインは、「神は最初にこの島を想像し、ここをモデルに天国を作られたのではないか」と称賛し、愛しました。
優しい自然に触れるため、世界中から観光客が訪れてている観光大国。

また、紅茶ファームも人気の観光スポット。
土の特性か、モーリシャスでとれる紅茶はほんのりとバニラのような香りがついているのです。

その香りにひかれ、世界中から紅茶好きが集う観光スポットです。

モーリシャス島
  • 住所
  • アクセス
    ドバイから飛行機で6時間
  • 定休日
    年中無休

アンダーウォーター・ウォーターフォール/モーリシャス島

どこもかしこも美しいモーリシャスですが、その中でも島一番の観光スポットは、海の中の滝。
といっても、本物の滝ではありません。

非常に細かい堆積土が海水に溶け出しており、まるで滝のような模様を海面に浮かび上がらせているのです。
上空からの写真では、本当の滝にしか見えません

この滝を実際に見るなら、干潮時にヘリコプターに乗れる観光ツアーがおすすめ。
観光旅行の計画を立てる際に、干潮の時間を確認して日程を組みましょう。

アンダーウォーター・ウォーターフォール/モーリシャス島

ナミブ砂漠/ナミビア

アフリカ南西部にある、ナミビア。
その大西洋側にある観光スポットが、ナミブ砂漠です。

この砂漠が生まれたのは、今からおよそ8,000万年前。
アフリカだけではなく、世界で最古の砂漠と言われています。

ナミブ砂漠観光での見どころは、なんといってもその色。
鮮やかなオレンジ色をしているのです。

特に、朝早くや夕方は必見。
柔らかな稜線が真紅に染まり、訪れた観光客の目をくぎ付けにします。

ナミブ砂漠は国立公園となっているので、ゲートを越えなければなりませんが、そのゲートが開いてからだと朝日に間に合いません。
暁光に包まれるナミブ砂漠を観光したいなら、ゲート内の宿泊施設を利用することをお勧めします。

ナミブ砂漠メインゲート/ナミビア

マレツニャーネの滝/レソト 

アフリカ南部にある国、レソト。
日本人の観光ツアーでは、あまりなじみのない国の一つですね。

ここには、緑あふれる自然が広がり、優しい印象の観光スポットとなっています。
アフリカの中では小さな国であり、面積は九州ほど。

そのほとんどが山岳地帯となっています。
緑深い山々に包まれ、訪れた観光客からアフリカのスイスと称えられることも。

その山の中に突如現れるのが、マレツニャーネの滝。
優しい色合いの緑地がいきなり切り落ちて、200m近い滝と崖になっています。

その様に、アフリカの自然の荒々しさと力強さを感じられる観光スポットです。

マレツニャーネの滝/レソト
  • 住所
  • アクセス
    首都マセルから車で約2時間
  • 定休日
    年中無休

セケナニ(マサイ族村)/ケニア

アフリカ中央近くにあるケニアには、マサイ族と呼ばれる民族が住んでおり、観光客に注目されています。
彼らの姿は、「少年ケニヤ」(かなり古いアニメです)に登場するマサイ族、そのものです。

アフリカ人というと、彼らの装束をイメージする日本人観光客はまだまだ多いでしょう。
といっても、彼らがまだまだ未開の民族か、というわけではありません。

ケニアの首都ナイロビには、ホテルなどの警備員として働いているマサイ族の戦士がいます。
彼らは民族衣装の赤い布を体に巻き付け、大ぶりの装飾品を下げ、薄いサンダルをはき、そしてカバンにスマホを持っています(現代化に背を向けている人たちもいます)。

ケニアの観光ポイントの一つとしてのマサイ文化を大切にしつつ、近代化を受け入れているのです。
ケニアには、マサイ族の人々の暮らしを垣間見られる村がいくつもあります。

ナイロビや国立公園では、マサイの村への観光ツアーを申し込めます。
村を訪れた観光客は、マサイの伝統の踊りで歓迎されたり、工芸品の製作体験ができたり。

体験できることは村によって異なりますが、アフリカの文化を思う存分楽しむことができます。

セケナニ(マサイ族村)/ケニア
  • アクセス
    首都ナイロビからツアーバス
  • 定休日
    年中無休

ヌアクショット/モーリタニア

アフリカ北西部に位置するモーリタニアは、領土の大半がサハラ砂漠に覆われた国。
首都ヌアクショットもサハラ砂漠に囲まれていて、砂と都会が隣り合う、アラビアンナイトのような風景を観光することができます。

ヌアクショットにある大きなモスクは、高くそびえる塔が美しくて印象的な観光スポット。
サウジアラビアの支援を受けて作られたので、サウジ・モスクと言われています。

イスラム教徒なら、観光客でも中に入ることも可能。
また、国の西部は大西洋に面しています。

海岸線では漁業が盛んで、日本の一般的なスーパーでも、モーリタニア産のタコを販売しています。

ヌアクショット/モーリタニア

リシャット構造/モーリタニア

リシャット構造とは、モーリタニアにある奇妙な地形をした観光スポット。
地面の起伏によって描かれた何重もの輪は、直径50㎞にも及びます。

宇宙から見ると、大きな瞳のように見えるため、「地球の目」「アフリカの目」と呼ばれることもあります。
写真を見ると、物言わぬ瞳にじっと見つめられているような気分になりますね。

この場所まで、車で行くことができます。
残念ながら、瞳の形を見るのは宇宙からだけ。

地上からだと延々と連なる起伏しかわかりませんが、写真を片手にした観光客が訪れ、大地の神秘に思いをはせる観光スポットとなっています。

リシャット構造/モーリタニア

シディ・ブ・サイド/チュニジア

シディ・ブ・サイドは、チェニジアの首都チュニスからほど近いリゾート観光都市。
白と青で作られた家々がまぶしい街です。

地中海に面しているため、家の様式は、アフリカとは思えないほど基本的に西洋寄り。
ですが、育っている木が南国だったり、インテリアにアフリカっぽい芸術性があり、二つの文化の融合を感じることができます。

もともとこの地域には、白壁に青窓の建物が多く、ヨーロッパ貴族のアフリカでの別荘地帯となっていました。
その景観を愛した貴族が景観保護を推し進め、今では白壁に青窓の建物以外は建てられなくなりました。

地中海をのぞみながら、白壁と青窓のカフェに入り、お茶を一杯……
アフリカンリゾートを満喫する時間になるでしょう。

シディ・ブ・サイド/チュニジア

ヴィクトリアの滝/ジンバブエ

ヴィクトリアの滝は、ジンバブエとザンビアの国境にある、非常に大きな滝。
ブラジルとパラグアイの国境にあるイグ足の滝と並ぶ、世界最大級の滝で、大勢の観光客が訪れています。

もちろん、アフリカの中では一番大きな規模。
アフリカの観光スポットの中でも屈指の人気を誇っています。

ザンビア側が上流なのですが、ずっと続いている大地が突然切れ落ちているさまは、ここが世界の果てか……とつぶやいてしまうほどの奇観。
滝の付近は自然公園となっており、遊歩道が整備されています。

ヴィクトリアの滝で一番人気の観光スポットは、 Devil's CataractとMain Falls。
この二か所はジンバブエ側からしか見られません。

滝ぎりぎりで水遊びのできるDevil's Poolもジンバブエ側にあります。
世界最大の滝の淵での水遊びは、本当に世界でここでしか体験できないアクティビティで、大人気の観光ポイントになっています。

ヴィクトリアの滝/ジンバブエ
  • 住所
  • アクセス
    ビクトリアフォールズの空港からタクシーで30分
  • 営業時間
    6:00~18:00
  • 定休日
    年中無休

ティパザ/アルジェリア

ティパザは、アルジェリアの首都、アルジェの西にある都市。
ここには、古代フェニキア人とローマ人が作り上げた古代遺跡が眠っています。

歴史は非常に古く、紀元前6世紀には、地中海の東西を結ぶ貿易のアフリカ側の拠点として栄えていました。
ただし、5世紀になって他民族の侵略を受け、歴史上から姿を消してしまいます。

19世紀になって、考古学者に見いだされるまで大地の下にうずもれていました。
現在では、アフリカとヨーロッパの文化を受け継ぐ古代遺跡として、世界遺産としても登録され、多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。

ティパザ/アルジェリア

ナイジェリア アブジャナショナルモスク

ナイジェリアは、西アフリカに位置する国。
人口が大変多く、アフリカで一番多くの人が暮らし、経済面でもアフリカでトップとなっています。

そのナイジェリアの首都アブジャには、ナショナルモスクがそびえています。
ナイジェリアではイスラム教徒とキリスト教徒が暮らしているので、政府はイスラム教徒キリスト教を仲良くさせるため、アブジャの真ん中に美しいモスクと教会を建設しました。

アフリカや各国のモスクは、イスラム教徒しか入れない場所が多いのですが、アブジャナショナルモスクは異教徒でも女性でも観光客でも入場が可能
(教会は大抵のところが異教徒も歓迎してくれます)

建てられてからまだ40年も経ていないモスクの内側は、清廉な白を基調に作られています。
夜にはライトアップもされていて、なかなかフォトジェニックな観光スポットです。

美しいモスクを持つナイジェリアですが、今世紀に入ってから、過激派ボコ・ハラムの脅威にさらされています。
ナイジェリアへ観光へ行く際には、事前に治安や安全面をしっかり確認し、危険と言われているエリアには立ち入らないように心がけましょう。

ナイジェリア アブジャナショナルモスク

セネガル ラックローズ

セネガルは、西アフリカに位置し、大西洋に面しています。
その首都はダカール。

パリダカールラリーのゴールとして有名なアフリカの観光スポットです。
そのゴールのすぐそばにある湖が、観光地ラックローズ。

その名の通り、バラ色の湖として大変人気のあるアフリカの観光地となっています。
湖水の中に多く含まれた『藻』の色によるもので、角度や天候によってピンク~赤~赤茶色といった表情を見せてくれます。

ここは塩分が濃く、海水の約十倍の濃度。
水中に入り、体を浮かせて遊ぶことができます。

湖のすぐそばに、水道を借りられる場所があります。
また、アメリカでも人気の観光地なので、観光客向けリゾートホテルもありますので、水遊びの後はしっかりと塩水を流せるのでご安心を。

セネガル ラックローズ

シエラレオネ フリータウン

シェラレオネは、数年前まで激しい内戦が繰り広げられており、アフリカの国々の中においてでも、治安面で安定しているとはいいがたい国。
観光スポットもまだまだ復興していないところが多く存在します。

ですが、この国には、ハリウッドファンやディカプリオファンが大勢観光に訪れています。
ディカプリオがちんけな密売人として登場し、最後は仲間のために身を犠牲にするという、アフリカの映画「ブラッドダイアモンド」の舞台となった国だからです。

映画では荒れ果てて、無法者が大勢跋扈していますが、2019年現在は落ち着いてきています。
首都はまだ雑然としていますが、少し郊外へ出ると、のどかな村とアフリカの優しい人々が出迎えてくれます。

ディカプリオのファンとして聖地巡礼をしたい人には、一度観光に行ってみたいアフリカの国。
観光へ行く際はこまめに外務表の発表を確認するようにしましょう。

シエラレオネ フリータウン

ブルキナファソ ボボデュラッソのモスク

ブルキナファソは、西アフリカにある内陸国。
ブルキナファソという国名は、アフリカの言葉で「高潔な人々の国」という意味。

美しい名前と穏やかな人々の暮らす国ですが、国土的には貧しく、アフリカでも貧しい国の一つに挙げられています。
そんな国に観光スポットがあるのかと思われるかもしれませんが、それがあるのです。

西洋文化の影響を受けてこなかったため、建築物はアフリカの土っぽさ、力強さが息づいています。
ボボデュラッソのモスクの建築様式は、ほかのどこでも見られないもので、目の当たりにすると「これがモスク!?」と驚いてしまうことでしょう。

ほかにも、近代化の影響を受けていない建物が、まだかなり残っています。
首都でも、近代的なビルはほとんどありません。

西アフリカ一貧しく、西アフリカ一治安のいいブルキナファソ。
懐かしい原風景と出会える、隠れた観光スポットです。

ブルキナファソ ボボデュラッソのモスク
<下に続く>

アフリカの観光スポットはどんどん成長中

キツネザル
アフリカに数多くある観光名所から、いくつかをご紹介しました。
通常ツアー会社の店頭に並ばない国が多いのですが、半面、コアな旅行をしたいという人々には人気沸騰の観光地・アフリカ。

観光で経済を興そうと考えている国も少なくなく、古い文化が保護される半面、都会は観光客に使いやすくなっている国もあります。
観光ツアーやアクティビティも日進月歩で増えているアフリカ。

アフリカらしい楽しみも、アフリカとは思えない街並みもひっくるめて、楽しい観光旅行に出かけましょう!

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