【観光の前に】ドーハってどんなところ?
1949年より石油の輸出が始まり1971年には独立に伴いカタールの首都になった「ドーハ」は、中心部では緑や高層ビルが多く、「砂漠の中のモダンなオアシス」のような都市です。
カタールは人口271万人の小さな国ですが、2017年の一人当たりGDPは世界一の金持ち国家です。
「ドーハ」は、1916年にイギリスのカタール保護領の首都となり、20世紀初頭まで真珠と漁業が主な産業でしたが、1930年代に日本で真珠の養殖が盛んになり真珠産業は壊滅してしまいました。
石油や天然ガスなどの天然資源が豊富で「世界一お金持ちの国・カタール」の潤沢な国家予算が注がれ、ポスト・ドバイも視野に入っている首都「ドーハ」は、世界でも有数の発展スピードが早い都市の一つで、天然資源一辺倒に依存するのでなく観光にも力を入れています。
真珠をイメージした巨大なリゾート島「ザ・パール・カタール」や個性的な超高層ビルなどの建設が進行して、ドバイとは異なったスカイラインを形成しています。
中東有数の世界都市で人口は131万人(2013年)で、カタールの人口の60%がドーハ都市圏に住んでいます。カタール人は15%程度で85%は外国籍で、特にインド、パキスタン、バングラデシュ、フィリピンからの労働者が多いところです。
オイルマネーを背景として国民が受けられる恩恵も大きく、消費税や所得税はなく、光熱費や水道代、医療費、大学までの教育費などの全てが無料となっています。
ドーハの観光はビザが必要?
日本の国籍を有する人は、有効期限の残りが6ヶ月以上のパスポートの提示と出国時の航空券が確認できれば、空港到着時にビザなしで、複数回入国が可能なビザ免除が受けれます。
これは、カタールに30日間の滞在ができ、手続きをすれば、さらに30日間延長することもできます。
就労や,家族滞在で長期間滞在する場合は、通常、現地の保証人を通じて就労ビザや在留許可を申請します。
カタールに長期間滞在する場合は、原則としてカタール人やカタール企業等から身元保証が必要です。
就労許可を取得した人が家族を呼ぶためには、本人の身元保証と家族用在留許可を取得する必要があります。
砂漠が広がるドーハ。観光では気候に注意!
ドーハの暑い季節(最低気温が25℃以上)は、5月中旬~9月下旬まで4カ月以上続き、1日の平均最高気温は38°C を超えます。
6月~8月頃の時期が非常に暑く、その時期は平均最高気温は42°C、最低気温は31℃とすごい暑さです。
涼しい季節(最高気温が25℃未満)は、12月上旬~3月上旬までの3ヵ月で、1 日の平均最高気温は26℃ 未満です。
1年で最も気温の低いのは1月下旬で、平均最低気温は14°C、最高気温は22℃ で、日本人にとっては快適な気温です。
屋外にて観光活動の最適な時期は、11月中旬~4月上旬までです。
マリンアクティビティの最適な時期は、4月上旬~5月上旬までと10月中旬~11月下旬までとなります。
ドーハの治安は?観光は危なくない?
中近東の治安は、経済状況が悪く教育制度が整っていない国ほど治安が悪い傾向にあります。
カタールは金持ち国で教育制度も整っていて治安の悪くない国ですが、特に首都であるドーハはさらに治安が良く安心して観光を楽しめます。
観光慣れが進むトルコのような無理やりの売り込みもほとんどなく、ヨルダンのような物乞いもなく危険を感じることなく旅をすることができます。
ドーハは最近では海外からの大手企業もたくさん進出して、それに伴って治安もさらに良くなってきているようです。
ただし、どこでもそうですが万引きやスリには注意しましょう。
ドーハの観光をする時は宗教事情にも気を付けよう!
海外でも中近東の旅行先では日本とは全く違った慣習があります。
カタールのドーハに観光に行く際も、慣習や断食の期間などに注意が必要です。
一例ですが、イスラム教では左手は不浄のものとされており、右手だけを使って紅茶などを飲みます。
ラマダン
「ラマダン(Ramadan)」とは、イスラム暦(一年が354日の太陰暦による)の9月にイスラム教徒(ムスリム)が行う約1ヶ月間の断食です。
毎年この時期は少しづつずれていきます。
健康な人は日の出から日の入りまで飲食を絶ち、自身の信仰心を清める目的で、さまざまな欲を捨て主神であるアッラーへの献身と奉仕をおこない、感謝を捧げるもので信者にとっては神聖な行事です。
ラマダンにあたる時間には飲み物も飲めないので、日の出前にしっかり水分をとり、日没まで脱水症状にならないようにしています。
敬虔な信者が努めるラマダンですが、軍人や病人などはこの対象から外れます。
服装
宗教上の理由から、女性は外出時には必要以上に華美な服や体型がはっきりとわかるような肌の露出が高い服装、装飾品をつけることは避けましょう。
また男性も短いランニングパンツやシャツ等は避けるようにしてください。
時折、現地の新聞には外国人女性の服装の乱れについての記事が掲載されており、ショッピングモールなどで服装を注意されるケースもあるので注意が必要です。
写真撮影
首長府,軍事施設や警察署などの治安施設,空港,港湾施設等の運輸施設の撮影は許可がない限り禁止されています。
ただし、宗教施設のモスクの撮影は問題ありません。
また撮影禁止区域でカメラを持っているとカメラやフィルムを没収されたり、ひどい場合は警察に連行されることもあり注意が必要です。
またアバヤ(女性の着用する黒い全身を覆う衣装)やトーブ(男性の着用する白い民族衣装)や着たカタール人を見かけると、つい写真撮影したくなりますが、特に女性の場合は撮影を避けるか必ず許可を求めるようにしてください。
アルコールや喫煙
公共交通機関、政府関連施設、教育施設、医療関係施設、ショッピングセンター、映画館、レストランなどの公共の場所での喫煙は禁止となっており、罰金の対象になります。
飲酒は、外国人の利用が多いホテル内のレストランやバーにおいては問題あいりません。
飲酒運転、ケンカなどのトラブルには厳罰が科せられることがあり注意が必要です。
ドーハを観光!ドーハまでの行き方は?空港から市内までのアクセス
カタール航空とJALが、成田、羽田の両空港からドーハ行きの直行便をそれぞれ毎日就航しています。
大阪の関西国際空港からは、カタール航空が乗り継ぎ便で運航しています。
東京からドーハまでの所要時間は12時間40分、帰りのドーハ発は成田が10時間、羽田が9時間半です。
新ドーハ国際空港から市内へはタクシーかバスで行く方法があります。
タクシーは日本と比べて安く、市街地まで近いので、タクシーで市内にアクセスするのがおすすめです。
バスの場合は、空港でSmart cardというバスのICカードを購入します。このカードは24時間乗り放題なのでとても便利なカードです。
世界一退屈な街なんて言わせない!ドーハのおすすめ観光地10選!
以前は世界一退屈な街と言われていましたが、開発が進行して今はそうではありません。
では、ドーハの観光地をみていきましょう。
- 気品の漂う魅力的な「ステート・グランド・モスク」
- アラブ芸術・イスラム美術の殿堂「イスラム美術博物館」
- アラブの魅力がいっぱいの「カタラ文化村」
- 見所いっぱいの「シェイク ファイサル ビン カッシム アル タニ博物館」
- ドーハのシンボル「ザ・パール」
- 魅惑的な夜景「ファナー・カタール・イスラミック・カルチュラル・センター」
- 人気の写真スポット「コーニッシュ」
- 中東最大規模の屋外公園「アスパイア・パーク」
- カタール唯一の世界遺産「アル・ズバラ」
- イスラム美術博物館の見学と併せて楽しむ「ミア・パーク」
ドーハの観光地①:気品の漂う魅力的な「ステート・グランド・モスク」
「ステート・グランド・モスク」は、2009年に完成した王宮に隣接するモスクで、小高い丘の上にあり、ドーハの街並みを眺めることができます。
このモスクは、トルコのブルーモスクとほぼ同じ広さで特に外観のデザインも非常に美しくて夜のイルミネーションが荘厳でドーハ観光の人気になっています。
モスクの中は、内装のデザインもきらびやかというよりは気品の漂う魅力的な空間であり、一見の価値があります。
男性と女性が一緒に見学することはできず入口も別々で、男性が見学できるのは1階、女性は2階で、中ですれ違うことは一切ありません。
また、女性はアバヤを着用しなければなりませんが、入場前に貸してもらうことができ、着方も教えてもらえるので、シックなアラビア女性に変身できます。
ステート・グランド・モスク(State Grand Mosque)
住所:Al Qasr St Doha カタール
定休日:なし
入場料や利用料:無料
ドーハの観光地②:アラブ芸術・イスラム美術の殿堂「イスラム美術博物館」
2008年12月に開設したイスラム美術博物館は、カタールが世界に誇るアラブ芸術・イスラム美術の殿堂でその優雅な白い建物は青い海に浮かんでいるように見えます。
7世紀から19世紀頃までのアラブ文化やイスラム文化の影響を受けた様々な芸術品を中心に展示されており、日本の美術館ではなかなか見ることができないイスラムアート作品の見ごたえがあり、一度訪ねてみたい美術館です。
展示品は、貴金属や装飾品、豪華絢爛のジュータン、セラミック、ペルシャや中国の器や絵画、美しいコーランの写本、エジプトの象牙装飾品などがあり、どれも思わず目を向ける程の展示品が集められています。
館内への入場は無料なので、ギフトショップ、レストラン、カフェなどもあり、是非ゆったりと鑑賞することをおすすめします。
イスラム美術博物館(Museum of Islamic Art)
住所:カタール ドーハ
電話番号:+974 4422 4444
営業時間:9時00分~19時00分
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:イスラム美術博物館
ドーハの観光地③:アラブの魅力がいっぱいの「カタラ文化村」
「カタラ文化村」は、カタールの新しい異文化情報発信の場所として、昔のカタールを再現して造られたカタール版巨大テーマパークです。
円形劇場、アートセンター、映画館、ギャラリーなどがそろった施設で、多様な歴史がない国ですが、カタールの文化や芸術、中東の生活、昔の住居などを楽しめます。
村内には、美術館、モスク、レストラン、お店などたくさんのショップがスーク(市場)のように並んでおり、広い場内はカートに乗って移動することもできます。
モスクは、トルコの有名なブルーモスクとは違った色のブラウン系が含まれたタイルが素敵です。
入口は、ユニークな形をした「ダブ・コーツ」(塔)があり、このモニュメントは鳩小屋と呼ばれています。
中東では鳩を食べるので、こういう鳩小屋をよく見かけますが、日本と違って中東の鳩は食べられてしまうので人間には近寄りません。
カタラ文化村(Katara Cultural Village)
住所:カタール ドーハ
電話番号:+974 4408 0000
営業時間:24 時間営業
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:カタラ文化村
ドーハの観光地④:見所いっぱいの「シェイク ファイサル ビン カッシム アル タニ博物館」
「シェイク ファイサル ビン カッシム アル タニ博物館」は、市街地から車で40分くらいのところにある非営利の民間ミュージアムです。
要塞として使用されていた建物を石造りの塔を増設して平屋の城に改装したものです。
カタールのビジネスリーダー Sheikh Faisal Bin Qassim Al Thani が50年かけて世界から収集した15,000点の作品はプライスレスの宝物といえます。
- イスラム美術エリアでは絵画、書物、写真、織物を展示
- 車両エリアでは600台を超える自動車、バイク、事業用車両、自転車を展示
- 貨幣エリアではアラビア半島で古代より流通していた金貨や銀貨を展示
- その他のエリアではカタールの装飾品・工芸品・調度品・家庭用品を展示
カタールで一番見応えのあるミュージアムとも言われ、またミュージアムの周辺にはなかなか見れないラクダレース場もあり、そちらも見に行くのも一考です。
シェイク ファイサル ビン カッシム アル タニ博物館(Sheikh Faisal Bin Qassim Al Thani Museum)
住所:Al Samriya St, Doha, カタール
電話番号:+974 4486 1444
営業時間:月~木曜日 9時00分~16時30分、金曜日 14時00分~19時00分、日曜日 9時00分~16時00分
定休日:なし
入場料や利用料:
URL:シェイク ファイサル ビン カッシム アル タニ博物館
ドーハの観光地⑤:ドーハのシンボル「ザ・パール」
「ザ・パール」は、ドーハの北側のウェストベイに浮かぶ7つの人口島で、豪華なボートのマリーナを囲む超高級リゾート区域であり、約5,000戸の高級住宅があります。
カタールが石油で富を得る前に栄えていた重要な真珠産業を記念して、「ザ・パール」と称されています。
「ドーハのベニス」、「中東のリビエラ」と呼ばれるにふさわしいエリアとして開発が進んでいます。
島内には、3つ五つ星ホテルや高級住宅地、ショッピングモール、レストラン、カフェ、フェラーリショップなどが並び高級ヨットも停泊する4つのマリーナがあります。
人工的な感は否めませんが、ドーハの急成長を肌で感じられところで、セレブ気分で散策してみましょう。
ザ・パール(The Pearl-Qatar)
住所:ドーハ カタール
電話番号:+974 446 3444
URL:ザ・パール
ドーハの観光地⑥:魅惑的な夜景「ファナー・カタール・イスラミック・カルチュラル・センター」
「ファナー・カタール・イスラミック文化センター」では、海外からの観光・旅行客に向けてイスラム教についての説明(英語)をしてくれイスラム文化について学べる資料を展示しており、観光向けのパンフレットも無料で配布しています。
ここではカタール内で一番お手頃なアラビア語のクラス(週に2回、QR300で2ヵ月半の期間)があります。レベルも様々で会話だけのクラスもあり、外国人の生徒と交流も出来るので、それも魅力の一つです。
夜のライトアップもきれいで魅惑的な夜景として観光客にはとても人気です。
ファナー・カタール・イスラミック・カルチュラル・センター(Qatar Islamic Cultural Center)
住所:ドーハ カタール
電話番号:+974 4422 4444
営業時間:火曜日 9時00分~19時00分
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:ファナー・カタール・イスラミック・カルチュラル・センター
ドーハの観光地⑦:人気の写真スポット「コーニッシュ」
「コーニッシュ」は、ドーハ湾沿いに7キロに渡る円弧状の、ドーハ市内で最も魅力的で美しい海岸通りです。
青い海を隔てた対岸に高層ビル群が建ち並び、スカイラインを形成している人気の写真スポットにもなっています。
周りに飲食店はあまりなくカフェがあるだけです。
椰子の街路樹が風に揺れ、あちこちにモニュメントや噴水があり芝生の緑は美しく、12月~2月ごろが朝晩のジョギングや散策には最適な時期で、人々の憩いの場所にもなっています。
椰子の木陰で乾燥した風をうけて美しい景色を眺め、また、透き通った海にはドーハ伝統の船が浮かび異国情緒を感じることができ一見の価値があります。
日没には若者がのんびりと時間を過ごすデートスポットにもなります。
コーニッシュ (The Corniche)
住所:ドーハ カタール
ドーハの観光地⑧:中東最大規模の屋外公園「アスパイア・パーク」
「アスパイア・パーク」は、ヴィラジオ・ショッピングモールの隣にある中東で最大規模の屋外公園(88ha)で、広大な敷地に2つのスタジアムやジョギングコース、広い芝生、ホテル、レストラン、カフェなどがありドーハ市民の憩いの場所になっています。
素晴らしい夜景を見ながら涼しい時間帯のウオーキングが快適で、隣のモールのカフェにすぐ行けることができ、買い物ついでに訪れる大変便利な人気スポットです。
地元の女性も独り歩きでき、また家族連れでピクニックに来ています。
アスパイア・パーク (Aspire Park)
住所:Aspire Park Running Trail, Doha, カタール
電話番号:+974 4413 8188
営業時間:8時00分~0時00分
定休日:なし
入場料や利用料:
URL:アスパイア・パーク
ドーハの観光地⑨:カタール唯一の世界遺産「アル・ズバラ」
「アル・ズバラ」は、ドーハ北方約110kmにあり、クウェート商人が建設した城壁に囲まれた港町で、紀元前から天然真珠の採取が盛んで、18世紀後半以降、インド洋と西アジアとを結ぶ真珠産業とその交易拠点として栄えましたが、1811年に破壊され、20世紀には放棄されました。
当時は街を守るための同様の城砦がいくつも都市の周辺に築かれ、相互に補完し合っていましたが、国内唯一の世界遺産アル・ズバラ考古遺跡のなかで唯一の現存建造物です。
かつての宮殿やモスク、街路、中庭、漁師小屋などは、今も砂に埋もれた状態です。
そのため、広大な砂漠のなかにポツンと姿を現す要塞は、一部が掘り出されて史跡となり、現在は当時の姿を見ることができます。
アル・ズバラ(Zubarah Town Ruins)
住所:カタール
営業時間:24 時間営業
定休日:なし
ドーハの観光地⑩:イスラム美術博物館の見学と併せて楽しむ「ミア・パーク」
「ミア・パーク」は、イスラム美術博物館に隣接しており、地元の人たちはジョギングをしたり日中の暑さを避けて夜に家族でピクニックに来たりする憩いの場になっています。
夕方から夜に歩くと対岸のビル群の夜景が堪能でき、散策するには最高のスポットです。
この公園では、パーク・バザールが金曜日(午後3時~午後10時)と土曜日(午後0時~午後7時)に開かれています。
このバザールは、ラマダン月の毎週土曜日の午後5時から深夜まで開かれて多くの屋台が出店して、にぎわいます。
伝統的な古いスークの現代版ともいえ、手工芸品、絵画、衣類、アクセサリー、ジュエリーなどを購入することができ、この時期の訪ねる方はイスラム美術博物館の見学と併せて、ぜひ行ってみましょう。
ミア・パーク(MIA Park)
住所:Unnamed Rd,, Doha, カタール
営業時間:24 時間
ドーハに観光に行ったら買い物も楽しもう!ショッピングスポット4選!
続いて、ドーハのショッピングスポットを、それぞれ詳しくみていきます。
- 買物、お土産調達、食事何でもできる「ヴィラジオ・モール」
- 伝統的なスタイルの市場「スーク・ワーキフ」
- 中東最大級のショッピングモール「シティ・センター・ドーハ」
- 買物・家族レジャー&レクリエーション何でも揃った「ドーハ・フェスティバル・モール」
ドーハのショッピングスポット①:買物、お土産調達、食事何でもできる「ヴィラジオ・モール」
「ヴィラジオ」は、運河が流れるショッピングモールでイタリアのベネチアをモチーフにしており、ラスベガスにあるものと同じ造りで、灼熱の戸外に比べ快適な空間が拡がっています。
運河の両側には高級ブティックやカフェが並んでいて、流れる運河の上にゴンドラに乗って移動できる娯楽型モールで、また大きなスーパーのカルフールもあり、食料品や衣類、お土産調達までなんでもできるモールです。
ブランド物も充実していて、ウィンドーショッピングなどの散策も楽しめます。
セール時はたくさんの人が訪れ混雑しています。
またスケートリンクの周りのフードコートでは各国の料理があり、買い物がてらの食事も楽しめます。
ヴィラジオ・モール(Villaggio Mall)
住所:Al Waab St, Doha, カタール
電話番号:+974 4413 5222
営業時間:日~水曜日 9時00分~22時00分、木曜日 9時00分~23時00分、金曜日 9時00分~11時00分 12時30分~23時00分
定休日:なし
URL:ヴィラジオ・モール
ドーハのショッピングスポット②:伝統的なスタイルの市場「スーク・ワーキフ」
「スーク・ワーキフ」昔ながらの市場を観光用に再現して美しく生まれ変わりました。
伝統的なスタイルの市場の香りが漂い、地元のカタールの人たちにも人気の買い物スポットです。
なお、スーク(souq)はアラビア語で市場という意味です。
観光客のおみやげ探しにはうってつけのところで、エキゾチックな外装のレストラン、土産物屋、怪しげな骨董品屋、日本人に人気の中東の毛織り物「パシュミナ」や真珠、イランやスペイン産のサフランなどがあります。
そして、中央メイン通りにはベドウィンスタイルのカフェなどが並んでいます。
一本内側に入ると迷路のような通路があり、量り売りの香辛料、乾物、羊料理用の巨大な調理用具、香木、水タバコのパイプ、煙草の葉などの店が連なっており、散歩ついでに見て回るのも楽しいところです。
スーク・ワーキフ(Souk Wakifu)
住所:ドーハ カタール
電話番号:+974 4433 6444
営業時間:土~木曜日 7時30分~12時30分 15時30分~22時00分、金曜日 18時00分~22時00分
定休日:なし
URL:スーク・ワーキフ
ドーハのショッピングスポット③:中東最大級のショッピングモール「シティ・センター・ドーハ」
ドーハの中心ウェスト・ベイにある2001年にオープンした「シティ・センター・ドーハ」は、中東でも最大級のショッピングモール。
1階には天井まで吹き抜けのスケートリンクがあり、4階には14のスクリーン完備の映画館があり、夜10時まで営業しています。
3つのホテルにも直結しているので、ドーハの暑い夏でもショッピング、食事、宿泊まで外に出ることなく涼しい室内で完結でき、ドバイのドバイモールのようです。
370以上のブティックがあり、欧米のカジュアルショップ、アディダスなどのスポーツアイテムショップ、小物、アクセサリー、インテリアショップ、高級インテリアショップ、子供服・ベビー用品のお店などが多数あり、ビーク時期になると約7万人もの人たちが訪れる人気スポットです。
シティ・センター・ドーハ(City Center Doha)
住所:Doha City Center 4th Street، Doha, カタール
電話番号:+974 4493 3355
営業時間:日~水曜日 10時00分~22時00分、木、土曜日 10時00分~0時00分、金曜日 10時00分~11時00分 13時00分~0時00分
定休日:なし
URL:シティ・センター・ドーハ
ドーハのショッピングスポット④:買物・家族レジャー&レクリエーション何でも揃った「ドーハ・フェスティバル・モール」
「ドーハ・フェスティバル・モール」は、カタールが長年にわたって実現させている家族レジャー&レクリエーション・インフラ発展戦略の一端として2017年4月にオープンしたモールです。
買い物や食事、娯楽まで必要なものが広々とした通路と共に1つのモールにすべて揃っています。
他のモール同様に、様々なショップ、ファスト・フード店、レストランなどが入っていますが、それも世界最大のパリジェンヌ御用達の超有名なスーパーマーケット「Monoprix」やフランスの総合的な小売チェーン「fnac(フナック)」、スウェーデンの家庭用メガショップであるIKEA、「無印良品」、「ザ・ダイソー」(ドーハでは200円ショップ)も店舗を抱えています。
敷地面積が17,000㎡もある「アングリーバード・ワールド」は、鳥の飛ぶ高さに張られた100メートルのロープを伝いテーマパーク全体を俯瞰できるアトラクションや落下の醍醐味を味わう「ブラスト・ボンブ」、急カーブのスリルを楽しむ「レッド・アラート」、小さな子どもたちがゲーム形式でカタールの文化、音楽、芸術に親しむことができる「ビッグ・ツリー」などなど。
ここに入ってる映画館では、3Dならぬ4D(モーションシートが、映画のシーンに完全に合わせて前後・上下左右に動き・その衝撃を再現)映画が観れます。
ドーハ・フェスティバル・モール(Doha Festival City Mall)
住所:Doha, カタール
電話番号:+974 4035 4444
営業時間:日~水曜日 10時00分~22時00分、木、土曜日 10時00分~0時00分、金曜日 10時00分~11時30分 13時00分~0時00分
定休日:なし
URL:ドーハ・フェスティバル・モール
ドーハ空港の乗り継ぎは市内観光が無料から有料(格安)へ!
カタール観光局とカタール航空がタイアップして、カタール航空利用者の乗り継ぎ時間を利用して、ドーハ市内観光を格安料金で提供しています。
参加条件は?
ツアーに参加できるのは、条件と必要事項は次の通りです。
- 5時間以上の乗り継ぎ時間があり、有効なパスポートおよびこれ以降の旅に必要な搭乗券を所持するカタール航空利用者 -ツアー出発時刻のツアー開始90分前までにDiscover Qatar Transit ツアーデスクツアーで受け付け
- ツアーはハマド国際空港トランジットエリア内、Discover Qatar Transit ツアーデスクでも申し込み可能
- 48時間前までオンラインからの事前予約が可能
- ツアーは定員(最大催行人数は46名)になり次第締め切り
- お支払いはクレジットカード、国際デビットカードのみ
- ツアー時間は約2時間を予定 -市内観光料金は一人様75カタール・リヤル -砂漠ツアーの料金は250カタール・リヤル
ツアー出発時間と対象利用者
ツアー名 | ツアー開始時間 | お乗継ぎドーハ発時間は表記時間以降に限り対象 |
---|---|---|
Tour 1 | 8:00 | After 13:00 |
Tour 2 | 10:00 | After 15:00 |
Tour 3 | 15:00 | After 20:00 |
Tour 4 | 18:00 | After 23:00 |
Tour 5 | 20:00 | After 01:00 |
Tour 6 | 21:00 | After 02:00 |
どこへ行くの?
次に示す4大ランドマークを訪れます。
- ザ・パール・カタール(高級ショップやレストラン)
- カターラ・カルチュラル・ヴィレッジ(カタールの芸術と伝統を称える文化的ホットスポット)
- スーク・ワキーフ(伝統的な宝石、香辛料、手工芸品)
- イスラム美術館(素晴らしい建築作品と海に面した美しい公園)
ドーハ空港でトランジット。無料で観光?乗り継ぎやラウンジ、お土産正式名称はハマド国際空港。ドーハ空港はどんなところ?空港コードは? p-insta:(http...
ドーハの観光でおすすめのお土産5選!
ドーハでおすすめのお土産①:激甘のお菓子「バクラヴァ」
「バクラヴァ」は、小麦粉の薄皮にバターを塗って、ピスタチオやくるみなどのナッツをはさんで幾重にもして焼き、はちみつ(甘いシロップの場合も)をかけたお菓子です。
一番人気の「バクラヴァ」は、ピスタチオロール(サルマ)、バクラヴァピスタチオ、バクラヴァクルミの盛り合わせです。
もちろん空港でも買えますが、スーパーマーケットでも探してみてください。
スーク・ワーキフでは、「バクラヴァ」ではありませんが、スイーツが豊富でバラまき用として大量に買うことができますよ。
ドーハでおすすめのお土産②:アラビアンコーヒーグッズ」
近年、日本でも人気の高まってきて「アラビアンコーヒーグッズ」は、国内ではなかなか買うことができません。
ダッラーと呼ばれるポットは、ベドウィンたちが来訪者をもてなす時など伝統的に使用してきたもので、何より魅力的なものはエキゾチックな視覚的な姿で、鈍い艶やかさと弧を描くようなラインの美しさは惹きつけるものがあります。
様々な大きさやデザイン、アンティークから新品まであり、気に入ったものが見つかるまで探すのも楽しく、値段はお店によって異なり、相場を把握してから交渉すれば、うまく値引きで買えるかもしれません。
ドーハでおすすめのお土産③:パールのアクセサリー
ミキモト・パールが世界の真珠マーケットに勢力を伸ばして、カタールの天然真珠産業は衰退してしまいました。
今なおスークではパール屋さん出しています。
気軽に求めることのできる養殖真珠や、イミテーションの真珠アクセサリーも豊富にあります。
パールのアクセサリーは、ネックレス、ブレスレット、ピアスなど、年齢に関係なく、カジュアルからクラシックな服にも合わせることのできるので、女性なら誰にでも喜んでもらえるプレゼントです。
天然真珠のアクセサリーでいいものは2万円くらいからで少々値は張りますが、自分へのご褒美としましょう。
ドーハでおすすめのお土産④:各種ファブリック(生地、織物)
アラブの世界と言えば絨毯を連想しますが、スークにはローカルの人々の日常品として、絨毯やクッションをはじめ布物の商品が豊富に売っています。
モスレム女性のヒジャブ(髪を覆うスカーフ)やカシミアのショール、インテリア用に合う織物なども豊富に手に入りますよ。
スークで、少し時間をかければ意外な一品を見つけることができるかもしれません。
ドーハでおすすめのお土産⑤:デーツ(ナツメヤシの実)
お土産に迷ったら、デーツ(ナツメヤシの実)を買えば間違いないお土産になり、美や健康に敏感な人には特に喜ばれます。
自然の恵みがたっぷり詰まっているデーツは、ミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富で、栄養価が高く、アラブ諸国では普通に食べられているものです。
クォリティはピンからキリまでありますが、小箱入りでもお手頃価格で、バラまき用のお土産としておすすめで、スーク・ワーキフでは安く手に入ります。
買い忘れた場合は、空港にもデーツがたくさん売られています。
ドーハに観光に行ったら食事も楽しもう!
カタールはイスラム教国なので、豚肉はなく牛肉も規制が厳しく、主に食べられているのは羊や鶏の肉で、魚介類は魚やカニ、エビなどが中心となり貝類は見かけません。
カタールでは、大部分が砂漠の国土ため移動する生活をおくっていたので、近隣のアラビア料理が中心となり、カタールの伝統料理は少なく、地元でとれる魚や肉などを使った炊き込みご飯「マチブース」や、肉と小麦粉をお粥にした「ハリース」などが代表料理です。
市街地中心部にある「スーク・ワーキフ」は世界各国のレストランやベトウィンスタイルのカフェがあり、さまざまな食事ができます。
カタールの伝統料理に挑戦してみるのも面白いかもしれませんよ!
ドーハで人気のおすすめ観光スポット14選【買い物/空港】のまとめ
2020年のサッカーワールドカップ開催が決定して、現在急ピッチで関連施設が建設されており、これからドーハはさらに魅力ある都市に変遷していきます。
アラブ芸術・イスラム美術の殿堂「イスラム美術博物館」、気品の漂う魅力的な「ステート・グランド・モスク」、お土産に人気のスークワキーフなどの充実した観光スポットがあり、現時点でも、もはや「世界一退屈な街ドーハ」ではありません。
そして、サッカーワールドカップ開催後は、この言葉は死語になっていることでしょう。