【治安の前に】チュニジアってどんな国?
紀元前よりフェニキア人が到来し、ローマやビザンチン、イスラム、オスマン帝国により支配されてきたチュニジア。
それぞれの時代に建てられた建築群が、今も美しく残っているのがチュニジアの魅力です。
ローマ支配時に建てられた、世界遺産エル・ジェムの円形闘技場やドゥッガ遺跡が有名です。
そして、青と白い壁の町「シディ・ブ・サイド」はチュニジアに行ったら必ず訪れたい場所です。
それでは、まず基本情報を紹介します。
基本情報 | |||
---|---|---|---|
正式名称 | チュニジア共和国 | 首都 | チュニス |
面積 | 約16万平方キロメートル | 人口 | 約1,078万人 |
民族 | アラブ人95% 、ユダヤ人2%、その他3% | 通貨 | チュニジア・ディナール(TND) |
言語 | アラビア語、フランス語 | 宗教 | イスラム教、ユダヤ教、その他 |
チュニジアというと「アラブの春」が有名です。
2010年末から2011年にかけて、北アフリカ、中東諸国で起こった一連の民主化運動ですね。
発端は、チュニジアで起こったジャスミン革命です。
2010年12月17日、中部の都市シディブジドで始まりました。
青果商の青年(モハメド・ブアジジ)が、当局の度重なる取り締まりに憤り焼身自殺します。
これに怒った市民の抗議デモを、衛星放送アル・ジャジーラやネットニュースが報道すると、国民の不満が爆発します。
若者や知識層を中心とする民衆が、ソーシャル・ネットワーク・サービスを使って情報交換し、ベンアリ政権打倒の全国デモへと拡大しました。
2011年1月14日、ベンアリ大統領はサウジアラビアに亡命し、23年間続いた長期独裁政権は終わりを告げました。
チュニジア国民から始まったアラブの春。
チュニジア国民の強い思いを感じだ民主化運動です。
チュニジアの人気観光地15選!治安や物価、おすすめのお土産もチュニジアってどんなところ?観光前に基本情報を知っておこう 日本から遠く離れたチュニジア。
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チュニジアの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい
それでは、外務省が発表する危険レベルについて紹介します。
危険レベルとは、外務省が発行している世界各国の渡航危険レベルを表したものです。
ただ、ホームページに掲載する海外安全情報は法的な強制力をもって渡航を禁止したり、退避を命令したりするものではないです。
同様に旅行会社の主催する旅行を中止させる効力もありません。
外務省では、皆様の安全な海外渡航・滞在のために役立つ情報の提供としています。
危険レベルは、外務省の発行している海外安全ホームページにて確認できます。
それでは、詳しく紹介します。
レベル1/黄色
意味: 十分注意してください。
その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
レベル2/山吹色
意味: 不要不急の渡航は止めて下さい。
その国・地域への不要不急の渡航は、止めてください。
渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。
レベル3/オレンジ色
意味: 渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
その国・地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。
(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)
レベル4/赤色
意味: 退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国・地域へ退避してください。
この状況では当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
渡航前には、外務省 海外安全ホームページを確認!
この様に、危険レベル1-危険レベル4には意味があります。
危険レベルは、外務省の発行している海外安全ホームページにて確認できます。
渡航前には最新情報を確認しておきましょう。
何か不明点があれば、外務省 領事サービス課に問い合わせすることもできます。
外務省 領事サービス課
住所: 〒100-0013 東京都千代田区霞が関2丁目2?1
電話番号: 03-3580-3311
営業時間: 9:00-12:30 / 13:30-17:00
定休日: 土曜・日曜
URL: 外務省 海外安全ホームページ
チュニジアの治安状況は?
それでは、チュニジアの海外安全情報を確認しましょう。
チュニジアの地域によって危険レベルが違い、危険レベル1-危険レベル3の発表があります。
危険レベルが高い地域から紹介します。
- 危険レベル3= アルジェリア・リビア国境地帯を含む南部砂漠地帯及びカスリン県
- 危険レベル2= ジャンドゥーバ県,ケフ県,シディブ・ジッド県,ガフサ県,トズール県及び南部砂漠地帯
- 危険レベル1= 上記以外の地域
危険レベル2と危険レベル3の場所には、行かない様にしましょう。
チュニジアでの治安が悪い理由として、テロが頻繁におこっていることです。
特に2015年以降は、テロが多発しました。
2015年3月、日本人観光客も巻き込まれたバルドー博物館襲撃テロは、衝撃をうけました。
2015年3月のテロ以降、チュニジア全土の危険レベル1から危険レベル2まで引き上げ、旅行に行くことが厳しい状況になりました。
しかし、治安当局によるテロ対策が一定の効果を上げ、治安情勢が比較的安定します。
2018年4月、地域により危険レベル2・危険レベル3になった場所もありますが、それ以外の地域は危険レベル1に下がりました。
危険レベル1とは、十分に注意していれば観光を楽しめるレベルです。
たびレジに登録しよう
たびレジとは、外務省による在留届の提出義務のない短期渡航者を対象にした登録システムのことです。
たびレジに登録すると、チュニジアの緊急情報や安全情報を日本語のメールで受け取ることができます。
首都チュニスの治安状況は?
チュニジアの首都・チュニスは、北アフリカにおいてエジプトのカイロ、モロッコのカサブランカに次ぐ第3の都市です。
首都・チュニスの治安は、危険レベル1のエリアです。
十分に注意していれば、観光を楽しめます。
チュニスには、たくさんの観光スポットがあります。
アラブ世界で最も美しいと言われている「メディナ(旧市街)」や、青と白の2色の景色を楽しむことができる「シディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)」など、素晴らしい観光スポットばかりです。
ですが、アジア人がターゲットにされるスリやひったくりが多いです。
チュニスに観光する際は、常に警戒しましょう。
チュニスには、警察所・交番がたくさんあります。
何か犯罪に巻き込まれた場合は、すぐに警察に行きましょう。
アルジェリア国境周辺
アルジェリア国境周辺は、危険レベル3です。
アルジェリア国境付近を含む南部砂漠地帯の一部は、テロリストが頻繁に往来する地域とされ、軍事緩衝地帯に設定されています。
下記該当地域に立ち入る際は、管轄する県知事の許可が必要です。
- アル・マトローハ(Al-Matrouha)
- エル・ボルマ(El-Borma)
許可を得た場合、同地域においては当局の指示・命令に従う義務があります。
従わなかった場合、治安当局は警告射撃なしで発砲することが許されています。
2018年7月8日、アルジェリアと国境を接する北西部ジェンドゥーバ県でパトロール中に地雷の爆発に巻き込まれたテロが発生し、国境警備員6人が死亡しました。
不測の事態に巻き込まれる恐れもありますので,同地域への渡航は止めてください。
リビア国境周辺
リビア国境周辺は、危険レベル3です。
リビア国境付近を含む南部砂漠地帯の一部は、テロリストが頻繁に往来する地域とされ、軍事緩衝地帯に設定されています。
下記該当地域に立ち入る際は、管轄する県知事の許可が必要です。
- ラスジェディール(Ras Jedir)
- ロルゾット(Lorzot)
許可を得た場合、同地域においては当局の指示・命令に従う義務があります。
従わなかった場合、治安当局は警告射撃なしで発砲することが許されています。
2016年3月、リビア国境近くのベンガルデンという町で、テロが発生しました。
そして、治安部隊が撃退し過激派の戦闘員35人と治安部隊側の11人、民間人7人の計53人が死亡しました。
不測の事態に巻き込まれる恐れもありますので,同地域への渡航は止めてください。
治安の悪いチュニジアでも気をつけるべき犯罪5選
まずチュニジアで犯罪に巻き込まれてしまった場合に、在チュニジア日本大使館に連絡が必要になる場合があります。
在チュニジア日本大使館の連絡先を確認しておきましょう。
在チュニジア日本大使館
住所: Ambassade du Japon en Tunisie 9, rue Appolo XI, B.P 163 - 1082- Cité Mahrajène -Tunis -Tunisie
電話番号: +216 71 791 251
営業時間: 8:30-12:30 / 13:30-17:00
定休日: 土曜・日曜
URL: 在チュニジア日本大使館 ホームページ
気をつけるべき犯罪①: スリ/ ひったくり
チュニジアで1番多いのが、スリ/ ひったくりです。
特に、日本人は狙われやすいです。
特に、バザールなどの人混みではスリの被害が多発しています。
そしてスリ/ ひったくり犯は、あっという間に物を盗ってしまいます。
「気付かないうちに、盗られてた!」という被害者が多いです。
チュニジアに行く方は海外旅行に慣れていると思いますが、いつも以上に注意しましょう。
スリ/ ひったくりにあってしまった場合
①すぐに警察に行きましょう。
被害届を出し、盗難・紛失証明書を作成してもらいます。
②クレジットカードも盗られた場合は、すぐに停止しましょう。
三井住友VISAカード
JCBカード
アメリカン・エキスプイレス
③パスポートが盗られてしまった場合
すぐに、在チュニジア日本大使館に連絡をしましょう。
在チュニジア日本大使館
住所: Ambassade du Japon en Tunisie 9, rue Appolo XI, B.P 163 - 1082- Cité Mahrajène -Tunis -Tunisie
電話番号: +216 71 791 251
営業時間: 8:30-12:30 / 13:30-17:00
定休日: 土曜・日曜
URL: 在チュニジア日本大使館 ホームページ
④海外保険加入者
海外保険に加入している場合、帰国後でも大丈夫なので必ず連絡しましょう。
その際に、警察発行の盗難・紛失証明書が必要になります。
現金は、盗られてしまっても返ってきません。
気をつけるべき犯罪②: 詐欺
観光客をターゲットにした詐欺が発生しています。
最近、チュニジアで多くなってきているのが両替トラブルです。
日本円からチュニジアディナールに両替する時に、わざとお札の枚数を少なくします。
空港でも被害が増えているので、両替した時は必ずその場でレシートと金額が一致しているか確認しましょう。
また買い物時におつりを少なくする手口や、レストランで高額の請求をされる被害もあります。
値段が付いていない買い物の際は、口頭確認だけではなくメモに金額を書いて確認しましょう。
クレジットカードの支払いの際には、必ず金額を確認しましょう。
金額を確認せずに支払い、高額の請求をされた被害も発生しています。
気をつけるべき犯罪③: 強盗
強盗の被害も、最近増えてきています。
日本人が巻き込まれた強盗事件を紹介します。
旅行中の女性が買い物を終え滞在先アパートの部屋に入ろうとした際に、男性1名が同時に押し入ってきました。
そして女性の後方から首に腕を回し、ナイフを首元に突きつけ女性が肩に掛けていたバッグを渡すように脅してきました。
女性がバッグを渡すと、犯人は同アパート前に待機していた共犯者とともにバイクで逃走しました。
このように、強盗の場合は犯人が凶器を持っている場合が多いです。
強盗にあってしまった場合
強盗にあってしまった時場合、無理に抵抗せず自分の荷物を渡しましょう。
大事なのは、荷物より命です。
①すぐに警察に行きましょう。
被害届を出し、盗難・紛失証明書を作成してもらいます。
②クレジットカードも盗られた場合は、すぐに停止しましょう。
三井住友VISAカード
JCBカード
アメリカン・エキスプイレス
③パスポートが盗られてしまった場合
すぐに、在チュニジア日本大使館に連絡をしましょう。
在チュニジア日本大使館
住所: Ambassade du Japon en Tunisie 9, rue Appolo XI, B.P 163 - 1082- Cité Mahrajène -Tunis -Tunisie
電話番号: +216 71 791 251
営業時間: 8:30-12:30 / 13:30-17:00
定休日: 土曜・日曜
URL: 在チュニジア日本大使館 ホームページ
④海外保険加入者
海外保険に加入している場合、帰国後でも大丈夫なので必ず連絡しましょう。
その際に、警察発行の盗難・紛失証明書が必要になります。
現金は、盗られてしまっても返ってきません。
気をつけるべき犯罪④: 暴行/ 性犯罪
日本とは違い、暴行や性犯罪が多いチュニジア。
チュニジアでは、金銭と奪うと同時に暴行する犯罪が多いです。
また女性の場合は金銭を奪われ、性犯罪にあってしまうという悲しい事件もありました。
このような被害にあわない為にも、人通りが多い場所を歩くようにしましょう。
そして、常に周りを警戒して歩くようにしましょう。
また、ホテルの場所も大事です。
ホテル付近の様子や、実際に泊まった人の口コミを見ながらホテルを決めましょう。
暴行/ 性犯罪にあってしまった場合
①病院に行くか、先に警察に行くか状況判断になります。
被害の程度により、自分で判断しましょう。
性被害を受けた場合、辛いですが性被害も受けた旨を話します。
②海外保険加入者は保険会社に連絡を取りましょう。
保険加入プランにより、病院手当の金額が保証される場合があります。
気をつけるべき犯罪⑤: テロ
チュニジアは、比較的安全な国として人気がありました。
ですが、2015年3月18日日本人が巻き込まれたテロが起こりました。
日本のニュースでも放送されていたので、記憶に残っている方が多いと思います。
現場の近くにあるチュニジア議会を狙った犯行という見方があるが、外国人がたくさん巻き込まれたので外国人を狙った犯行と言われています。
テロは、どこで起きるか予測をすることが出来ません。
常に、現地の情報を得ることを忘れない様にしましょう。
テロが起きてしまった場合
①自分を守るため、最初の行動は伏せること大事です。
隠れる際には、レンガ造りのしっかりした壁や強化壁を選びましょう。
②その場で、じっとしましょう。
何か動くものがあれば、犯人は狙ってきます。
③現場の指示に、従いましょう。
テロ発生後、警察が駆け付けます。
落ち着いたら、現場の指示に従いましょう。
たびレジに登録している場合、メールにて詳細連絡が届きます。
メールなどの確認も、忘れない様にしましょう。
治安の悪いチュニジアでも注意するポイント10選
それでは、これからチュニジアに滞在する際に、注意するポイントを紹介します。
チュニジアは美しい建物ばかりで目を奪われてしまいますが、常に注意することを忘れないようにしましょう。
注意するポイント①: 多額の現金は持ち歩かない様にしましょう
「日本人=お金持ち」というイメージが付いている為、日本人は常に狙われやすいです。
実際に、日本人は多額の現金を持ち歩く習慣があります。
チュニジア滞在中は、多額の現金を持ち歩かない様にしましょう。
もし、持ち歩く必要がある場合はお金を分散してバッグの中に入れておきましょう。
おすすめは、ポーチを使用することです。
ブランドのお財布を持っていると、それだけで標的にされます。
注意するポイント②: 貴重品ケースを使用しましょう
チュニジア滞在中は、肌に離さず持てる貴重品ケースを利用しましょう。
色々なお店で販売していますが、日本の空港でも購入できます。
ホテルに到着したら、貴重品ケースを部屋に置いて外出してしまう人も多いと思います。
ですが、チュニジアのホテルの部屋で盗難の被害も出ています。
清掃スタッフなど、部屋に入ることが出来ます。
ホテルのスタッフも、すぐには信用しない方がいいです。
ホテルの部屋から出る時も身に着けるか、セーフティーボックスに入れておきましょう。
注意するポイント③: 露出の多い服は避けましょう
チュニジアは、イスラム教の国です。
イスラム教の女性の方は、ご存知の通り肌を見せる習慣がないです。
観光客は、スカーフなどを使う必要はないですが肌の露出が多いと目立ってしまいます。
その分、被害にあってしまう確率も上がってしまいます。
チュニジア滞在時には、露出の少ない服装にしましょう。
(例)Tシャツ・ズボンなど。
防犯用に、日本で購入できる防犯スプレーを持つことをおすすめします。
被害にあいそうになったら、防犯スプレーを使いましょう。
注意するポイント④: お酒は、ホテルの部屋で飲みましょう
チュニジアは非常に国際的な考え方を持っているので、イスラム教の国ですがアルコールの購入は可能です。
ですが、ムスリムの集団礼拝日である金曜日とムスリムの断食の月のラマダン中は、お酒を購入することはできません。
海外旅行の楽しみに、現地のお酒を飲むことも入っている人が多いと思います。
ですが、チュニジア滞在時には、バーでやレストランでのお酒は飲まない方がいいです。
お酒を飲むと、その分自分の判断が鈍くなります。
実際に、お酒を飲んで酔っ払っている時にスリの被害にあうケースが多いです。
お酒を飲むときは、ホテルの部屋で飲みましょう。
注意するポイント⑤: チップを忘れずに渡しましょう
チュニジアには、チップの習慣があります。
- ホテルのポーター: 0.5ディナール
- ルームサービス: 1ディナール
- レストラン: 請求額の10%程度
- ポーター:0.5ディナール程度
他に、何か特別なサービスをお願いした場合にはお礼としてチップを渡しましょう。
「もっとちょうだい!」と言ってくる人もいますが、無視しましょう。
注意するポイント⑥: 写真を撮る際には、必ず確認しましょう
チュニジアでの滞在中、写真を撮影する場所に注意が必要です。
政府関係施設、警察関係の施設、空港・鉄道駅、モスク内部は撮影禁止です。
もし、撮影しているのを警察に見られた場合はカメラを没収されることがあります。
思い出を写真に残すのも大事ですが、目に焼き付けておきましょう。
観光の際、入場料の他にカメラ使用料を支払って写真撮影ができる場所が多いです。
入場する際に、写真撮影は大丈夫か確認しましょう。
注意するポイント⑦: シートベルトは必ず着用しましょう
チュニジアの運転は、日本では考えられないほど荒いです。
また、道路も舗装されていない場所もあるので、ガタガタ道を通ることもあります。
実際、交通事故も多いです。
タクシーやバスに乗る際、シートベルトが備え付けである場合は必ず着用しましょう。
注意するポイント⑧: 海外旅行保険に加入しましょう
チュニジアへ出発前までに、必ず海外旅行保険に加入しましょう。
海外旅行保険に加入しないと、治療費がかかった場合など全額負担しなければいけません。
海外旅行保険はクレジットカードに自動付帯されているものもありますが、やはり充実した内容の保険をおすすめします。
インターネットでも、簡単に加入できますがインターネットが苦手な方は日本の空港で加入することもできます。
何かトラブルが起こってからでは、遅いですね。
注意するポイント⑨: すぐに信用しないようにしましょう
チュニジアの人は、優しい人が多く何か困ったときにはすぐに助けてくれます。
ですが、すべての人がそうではないのが現実ですね。
「観光客には、優しくすればなんでも聞いてくれる」と考える人も多いです。
過去に、チュニジア人に荷物を知り合いの日本人に渡してほしいと頼まれ中身が薬物だったという事件がありました。
中身を知らなかったとはいえ、チュニジアでは麻薬類の所有は懲役5年、組織的な密輸は無期懲役と罰則は厳しいです。
海外旅行なので現地の人との会話も楽しみですが、簡単には信用しないことが大切です。
注意するポイント⑩: 1人で歩かないようにしましょう
特に、早朝や深夜には1人で歩かない様にしましょう。
この時間帯は、人も少なく犯罪にあいやすくなってしまいます。
1人旅の場合は、人通りの多い場所を歩きましょう。
また、チュニジアで参加できるオプショナルツアーを利用することをおすすめします。
日本人ガイドではないこともありますが、現地を知り尽くしているガイドの案内で観光できます。
治安の悪いチュニジア、戦争の危険性はある?
チュニジアでは、戦争の可能性は低いです。
チュニジアが他の国に攻撃をしたり、他の国から攻撃をされるという危険はないです。
ですが、今度の世界の流れによっては戦争の可能性はないとは言い切れません。
治安の悪いチュニジア、テロの危険性はある?
チュニジアでは、戦争よりテロの危険性が高いです。
2015年以降に、テロが多発しています。
2015年3月18日、武装集団によるテロ攻撃が発生。
22人が犠牲になり、そのうち3人は日本人旅行者という痛ましいテロです。
2015年6月26日、武装者が高級リゾートホテルを襲撃したテロが発生。
27名が犠牲になりました。
2018年10月29日、首都チュニスのブルギバ通りでタクフィール主義に傾倒した女性が自爆。
治安関係者20人及び市民6人が負傷しました。
2018年11月29日、カスリン県でテロリストがパトロール中の治安部隊を銃撃。
付近にいた市民1人が負傷しました。
このように、チュニジアでは多くのテロが発生しています。
滞在中は気を抜かず現地の情報を常に確認しましょう。
テロが発生した場合、現地のニュースだけだと状況把握が難しいです。
必ず、渡航前にたびレジに登録しておきましょう。
“チュニジアの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介“まとめ
チュニジアの治安について紹介しました。
チュニジアに渡航される方は、危険レベル2と危険レベル3には、行かない様にしましょう。
チュニスなどの人気エリアは、2015年のころに比べて治安は良くなってきました。
それでも、スリ/ ひったくりが多いので滞在する際は注意しましょう。
チュニジアでは、「自分の身は自分で守る」という考えを持って行動しましょう。