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2019/04/19

タンザニアの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

アフリカ大陸の南部に位置する大国、タンザニア。
キリマンジャロやサファリパークがあり、近年観光に力を入れている国です。

観光スポットは整備されてきましたが、都市部にはまだ治安面に問題もあります。
周辺国には政治的・衛生的に危険な国も多く、そこから流れてくる人も大勢います。

タンザニアへ観光へ行く際、どのような点に気を付けていけばいいのか、紹介します。

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【治安の前に】タンザニアってどんな国?

サファリパークの夕暮れ

タンザニアは東アフリカに属する国で、日本人にも大変人気のある国として知られています。
アラブの影響を受けたザンジバルなどの島々、種類ゆたかな動物が生息しているンゴロンゴロ保全地域やセレンゲティ国立公園のサファリが有名です。

また、登山者にとって憧れの山であるアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロがそびえるのもこの国です。
また、ケニア、ルワンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国、モザンビーク、マラウィなど多数の国と国境を接しています。

そのため、バス旅行や長期でアフリカ旅行をする人たちが数多く訪れています。
ダルエスサラームにある国際空港には数多の国々のキャリアが乗り入れしていて、アフリカの玄関口の一つと言われています。

公用語が「スワヒリ語」の珍しい国

言語としては英語およびスワヒリ語が使われています。
どちらかというとスワヒリ語のほうが優位です。

街中のあちこちでスワヒリ語をきいたり、スワヒリ語の看板を目にすることができるでしょう。
なお現在、アフリカでも、アフリカ発祥の言語がメインとなっている国は数少なくなっています。

首都は「ドドマ」経済の中心は「ダルエスサラーム」

ダルエスサラームの街並み
首都はドドマ
こちらには立法府などが置かれている、政治の中心部です。

1996年に立法府がダルエスサラームからドドマに移動したのですが、経済の中心は未だにダルエスサラームです。
観光で立ち寄る場合も、ダルエスサラームを利用する人の方が多いです。

特産品は「キリマンジャロコーヒー」

有名なコーヒー、キリマンジャロはタンザニアの特産品
世界中で愛されています。

地元のコーヒー農家の飲み方は、日本人が知っているものとは違います。
そのため、味わいもまったく異なるものになっています。

観光客向けに、農家の飲み方を体験させてくれるお店も増えています。

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タンザニアの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

レベル1/黄色について

治安的に緊急的な問題はありませんが、危険な事態におちいる可能性が考えられる状況にある時にレベル1となります。
暴力的な犯罪や誘拐事件が多発していたり、警察機関がしっかり機能していない可能性があります。

油断はせず、常に国際情勢やテロなどの情報をチェックするようにしましょう。

レベル2/山吹色について

やや危険な状況におちいっています。
テロが頻発していたり近くで紛争が起こっている、飢饉状況にある、国の経済が破綻しかけていて失業者があふれている場合などにレベル2になります。

いつ、命を脅かされる状態になるかわからないので、物見遊山気分で立ち入るのは控えましょう。

レベル3/オレンジ色について

かなり危険な状況にあるので、民間人は立ち入ることは避けるべきレベルです。
実際に紛争が起こりかけている、難民キャンプが広がっている場合などに発令されます。

凶悪犯罪や小競り合いが日常的に起こっています。
たとえビジネスであっても、命の安全を優先することを考えて、渡航を控えましょう。

レベル4/赤色について

渡航はできず、すでに対象国内にいる場合は直ちに避難するべき地域に発令されます。

命の危険はもちろん、テロリストに誘拐されて日本に身代金が要求される可能性もあります。
このレベルになると、渡航チケットを入手することも困難になります。

外務省の治安情報について、詳細はこちらをチェックしてください。

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タンザニアの治安状況は?

全体的には渡航が可能だけれど部分的に危険

タンザニアの治安状況は、はっきり安全とは言えない状況にはありますが、全体的に渡航が禁じられているほどではありません。
観光地が多いので安全かと勘違いされることもありますが、周辺には、貧しい国や紛争から間もない国もあり、それらの国々から流れ込んだ人々が最下層の生活を送っています。

短期誘拐や強盗は日常茶飯事です。
ストリートチルドレンも珍しくはありません。

タンザニアを訪れる際は、常に群衆の中に犯罪者がいるものだという認識を持ち、周りから注意をそらさないようにする必要があります。
できるだけツアーなどで団体行動をしましょう。

個人旅行で訪れる場合は、きれいで人目を拭くような恰好は避け、できるだけ身軽に動けるようにしておきましょう。
在タンザニア日本大使館の場所は確認しておき、連絡先を持ち歩くようにしましょう。

外務省のタンザニア危険情報ページ
駐日タンザニア大使館

在タンザニア日本国大使館 - Embassy of Japan in Tanzania
たびレジ(外務省海外安全情報配信サービス)

夜間や単独行動は控えて

タンザニアの夜
夜間に行動するのは控えましょう。
観光客が多い観光スポットのほとんどが、危険情報レベル1が発表されています。

観光客を狙って、タンザニア国内外から人が集まっている状況です。
また、内陸部では危険情報が発表されていないとはいえ、裕福な観光客がスマホを片手に夜に一人でぶらぶらできるほど安全というわけではありません。

買い物や観光は日中に済ませましょう。
明るい時間帯であっても、一人で行動する場合は、周囲に気を配り、速足で行動しましょう。

歩きスマホは厳禁です。

荷物は常に狙われていると意識して

観光客の荷物は、ひったくり犯や強盗犯にいつでも狙われているものです。
すぐに奪われないように工夫をしましょう。

リュックは背中側ではなく、お腹側に持ちましょう。
肩掛けカバンなら、体に斜めにかけるように持ちます。

貴重品は、服の下に隠れるタイプのポーチや腹巻に入れておくとまだ安全です。
ハンドバッグなど、手に持つタイプのかばんは、絶好のカモになります。

常に周りの目を意識しましょう。

首都ダルエスサラームの治安状況は?

首都のダルエスサラームに関しては治安が悪く、軽犯罪の被害報告が数多く出ているため、注意が必要です。
以前はナイロビ、ラゴス、ヨハネスブルグなどがアフリカの中でも危ない街とされていましたが、昨今ではダルエスサラームも危ない街の1つに数えられています。

ダルエスサラームに限りませんが、アフリカは全体的に、日本と比較した場合において犯罪率が非常に高い状況にあります。
値段を騙したり、スリ、引ったくりなどの軽犯罪とされるもの、また、強盗や短期誘拐などといった事例も報告されています。

また、人が多い場所には裕福な国からの旅行客や周辺の貧困国の人が集まります。
人気の観光地や乗り物の乗り場などでは特に、周囲に気を配りましょう。

ダルエスサラームの中でも、特に危険だと外務省が発表しているエリアがあります。
用がなければ近寄らないようにしましょう。

危険なエリアは以下になります
・リアコー地区
・ザンジバル行きフェリー乗り場周辺
・シティーセンター
・ムササニ半島のトゥーレ・ドライブ及びココ・ビーチ
・セレンダー橋周辺
・オーシャン・ロード
・ウブンゴ・バスターミナル
・市内長距離バス停留所近辺

タンザニアの湖畔
南北に縦断するような旅行であれば、ダルエスサラームを避けて通ることも可能です。
しかし、ダルエスサラームには空港や銀行など、旅行者にとって便利な施設が数多く存在するため、訪れる人も多い場所。

ダルエスサラームではさまざまなアクティビティを楽しむこともできますし、アフリカを旅行するうえでダルエスサラームを経由地に使うこともできます。
タンザニア政府も、昨今観光業に力を入れているので、観光スポットしての人気も上昇中。

観光のためのキャンペーンも行われています。
日本からのツアーも多く組まれているので、訪れる際はそちらを利用するのがおススメです。

命を危険にさらすことなく、タンザニアを旅行することができます。

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【例外】ブルンジ国境周辺は治安が悪い

タンザニアでは、全体的には外務省からの危険情報が出ていませんが、部分的に発令されています。
特に、ブルンジと国境を接しているエリアでは、危険レベル3とかなり高い状況です。

ブルンジは近年まで紛争が続いており、タンザニアにも多くの難民がたどりついていました。
徐々に減ってきてはいますが、国境付近ではまだ治安当局の手が届かず、無法地帯に近くなっています。

ブルンジ側から不法入国や銃器持ち込みの事案が引きも切りません。
路上に落ちている手りゅう弾が突然爆発し、死者が出たという事件も毎年報告されています。

そういった事情を鑑み、ブルンジとの国境の近くへはどのような理由があっても近寄らないようにと、外務省が通達を出しています。

ブルンジは落ち着きを取り戻してきているがいまだ最貧国

ブルンジでは、2015年に大規模なテロが起こりました。
徐々に鎮圧してきており、当時中心だった団体はすでに事件を起こしていませんが、首謀者はまだ逃亡中です。

2018年には国民投票も行われ、大きな事件は起こっていません。
外務省の発表も、現在レベル3のエリアも徐々にレベル2に移行していく予定になっています。

ただ、まだ日常的に銃器を持ち歩いている人々の姿を見かけることができます。
また、ブルンジはもともと世界最貧国の1つと言われており、貧しい人々が多く暮らしています。

2015年のGDPは、調査対象188国中188番目
徐々に治安が落ち着いてきているとはいえ、高級バッグを持った観光客がのほほんと目の前を歩ける状況ではありません。

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治安の悪いタンザニアで気をつけるべき犯罪5つ

気をつけるべき犯罪①:短期誘拐

誘拐というと大掛かりなものを想像しがちです。
しかし、短期誘拐とは、ATMや銀行から出てきた人を狙い、言葉巧みに車の中に連れ込んだのち、金品を強奪する犯罪です。

「私はJICAの職員だ」とか、「日本人の〇〇と知り合いなんだ」と言いながら、ATMでお金を下ろした人に近づきます。
油断させた上で車などに連れ込み、おどして金品を強奪するという手段です。

金品を渡せば解放してくれるケースがほとんどです。
が、命の危険があることに変わりはなく、また、銃やナイフなどを突きつけてくるケースなども報告されています。

抵抗すると殺される可能性があるので、さらわれた後は抵抗をしないようにするしかありません。
対策としては、できるだけ安全なエリアのATMや銀行を選びます。

少人数ではいかないようにしましょう。
また、つけてくる人がいないか、自分のほうをちらちらしている人がいないかを確認しながら歩きましょう。

お金を引き出した後は、ホテルに戻るまでは、旅行の同行者以外誰とも接触しないようにしましょう。
引き出したお金は、服の下のポーチなど、他人の目の付かない所にしまっておくようにしましょう。

気をつけるべき犯罪②:引ったくり

スリと同様に気をつけるべき犯罪の一つです。
白昼堂々道の真ん中で襲われることもあれば、道の片隅でということもあります。

ひったくり犯は徒歩のこともあれば、バイクなどで襲ってくることもあります。
無理に荷物にすがりついて転倒すると、怪我に繋がりますので諦めましょう

多くの場合は店から出たところを狙われたり、油断している時に荷物を持ち去られています。
油断をしない事はもちろんのこと、路地裏に行かないこと、夜ひとりで出歩かないことが大切です。

気をつけるべき犯罪③:タクシー強盗

タクシー運転手が犯罪者とつながっているケースです。
犯罪の手口としては、流しのタクシーや白タクと呼ばれる違法なタクシーに乗ると、そのまま連れ去られ、金品を要求されたり、短期誘拐につながったりするケースとなる可能性があります。

こちらの犯罪を防ぐ方法としては、流しのタクシーに乗らない、違法なタクシーに乗らないことになります。
タクシー強盗が蔓延しているエリアもありますので、現地情報を欠かさずに手に入れることも大切です。

タクシーが必要な場面では正規のタクシーを手配しましょう。
実際に巻き込まれてしまった場合でも、たいていは金品を渡せば解放してもらえます。

命あってのものだね、さらわれた場合は逆らわずに荷物を差し出しましょう。

気をつけるべき犯罪④:首絞め強盗

治安がいい場所ではあまり起こらないのですが、タンザニアでは、まだ首絞め強盗が頻繁に起こっています。
路地裏などで発生するイメージですが、警察の手が及んでいない、治安の悪い地域では白昼堂々と行われることもあります。

首絞め強盗の場合、上記とは異なり命が危険に晒されますので、注意が必要です。
危ないと言われている場所に少人数で行かないこと、夜間の外出を避ける、路地裏に行かないことなどで自衛をしましょう。

気をつけるべき犯罪⑤:睡眠薬強盗

現在、タンザニアでも多く報告されている犯罪です。
にこにこと笑顔で話しかけてきたり、困っているところに声をかけてきたりして一度親しくなります。

そこから睡眠薬を含ませた飲料、食料などを渡してきます。
いつの間にか意識を失い、気づけば金目のものが一切なくなっています。

この強盗が使う睡眠薬は非常に強力で、飲んでしまうと一気に意識を失うほどです。
他人から与えられた飲食物に対しては警戒心を持ち、すぐに口に付けないようにしましょう。

薦められた場合、あまりお腹がすいていないなどと言って回避しましょう。

<下に続く>

治安の悪いタンザニアで特に注意するポイント10つ

注意するポイント①:日本語を話しかけてくる人に注意

街中で日本語を話しかけてくる人については注意しておくべきです。
もちろん、中には良い人がいるのは事実ですが、残念ながら十中八九悪いことを企んでいる、と考えてもいいでしょう。

基本的にタンザニアでは日本語が使われていません。
そんな場所で日本語を話せる人に出会えたらやはり心を許したくなってしまうものです。

ですが、短期誘拐や睡眠薬強盗などは、JICAや日本企業の職員だと自己紹介をして油断させ、犯罪に及ぶことが多く報告されています。
日本語を使う方には気を許さないようにしましょう。

注意するポイント②:お金を引き出す時は周りに注意

短期誘拐や首絞め強盗をたくらむ犯人は、観光客がお金を引き出すタイミングを狙っています。
旅行者がお金を持っていること、そして、多額の現金は持ち歩いておらず、お金を引き出しながら旅行しているということをよく知っています。

お金を引き出す際には人通りの少ない場所にあるATMは避けましょう。
また、引き出した後は服の下など、見えないところにお金をしまうようにしましょう。

そのほかにも、銀行であれば、ひったくりを避けるためにあまり混雑していない時に行くようにしましょう。
まとめったお金を持っている場合は単独行動を避ける、周囲を意識するなどが肝心です。

注意するポイント③:動物に不用意に近づかない

タンザニアには数多くの動物が生息しており、サファリも人気のアクティビティの一つとなっています。
ですが、その動物に噛まれることで病気にかかる危険があります。

後述する感染症とも共通する事柄ですが、野犬なども多く生息しています。
犬や猿、コウモリなどの野生動物には狂犬病を持っているものもいます。

狂犬病は現代でも稀なほど致死率の高い病気であり、対処が手遅れになると死に至ります。
また、野生動物にくっついているノミやダニなどからもペストなどの病気を貰う事もありますし、デング熱や赤痢などの病気にかかるリスクも拭えません。

噛まれた場合には旅行そのものを諦め、帰国せざるを得ない事態にもなることが考えられます。
野生動物に近寄らないことが重要です。

注意するポイント④:感染症について

アフリカには数多くの感染症が存在し、外務省の渡航情報にもその旨が記されています。
サファリなどを楽しむ際には特に気をつけるべきでしょう。

医療機関の注射針は、田舎であれば使い回しがされているケースも否めません。
注射針などはしっかりとしたものを使う、または多少高い医療機関にかかることが無難です。

注意すべき病気はマラリア、破傷風、B型肝炎、エイズ、寄生虫症、狂犬病など。
デング熱の集団発生も発表されています。

また、近隣国のコンゴではエボラ出血熱も発生しています。
事前に調べておいた上でワクチンを接種することが可能なものもあれば、そうでないものもありはしますが、基本的な対策を行い、リスクを最小限にとどめることが大切です。

注意するポイント⑤:少人数の場合は観光客と分かる格好はやめましょう

明らかに大きなスーツケースを引いていたり、高級そうな腕時計をしていたりしていると目立ちます。
犯罪者からは、明らかにお金を持っていて油断をしている人とみなされます。

大きな荷物を持ったままうろうろすることは避け、荷物はできるだけコンパクトにまとめましょう。
服装も、現地の人に溶け込むような普段着を心がけましょう。

注意するポイント⑥:女性の一人歩きは控えましょう

タンザニアの大部分は、危険情報が発表されていませんが、それでも女性の一人歩きは危険が伴います。
人通りの多いところではひったくりに狙われやすいのはもちろん、物陰で暴力事件に巻き込まれる可能性も非常に高いです。

どうしても一人で出歩かないといけない場合は、顔をあげて速足で歩きましょう。
うつむいて歩いていると、周囲に注意が向いていないとみなされます。

注意するポイント⑦:一箇所に滞在する場合は時間を決めない

日本人の大きな習慣として、時間を決めて行動するというものがあります。
このような習慣はなかなか変えることは困難ですが、犯罪をくわだてる人たちにとっては非常に都合のいい対象になる事も事実です。

短期の旅行で一箇所に滞在する事はあまりないことかもしれませんが、中期~長期の旅行などになると、このようなことにも注意しましょう。

行動のパターンをずらしたり、1日外に出ない日を作ったり。
パターンが同じになるとしても安全な方法で移動するなど、工夫を凝らす事で犯罪を防ぐことができます。

犯罪者にとって、都合の良い旅行者にならないようにしましょう。

注意するポイント⑧:迷彩柄の服は持ち込まない

タンザニアでは、一般人が迷彩柄の服を着ることが禁じられています。
迷彩柄の服装をしていた場合、軍人と思われるような紛らわしい行動を意図的におこなったとして、当局に拘束される可能性があります。

もしくは、軍人から盗んだものと見られ、窃盗犯扱いを受けます。
日本ではファッションアイテムとして、迷彩柄の服が販売されているのだと説明しても、聞き入られることはありません。

牢屋に入れられるか、多少の罰金を払うはめになります。
タンザニアには迷彩柄の服をもっていかないようにしましょう。

おもちゃの武器は、持ち込み禁止ではありませんが、迷彩服でおもちゃの武器を持っていると一気に警戒されますので気を付けてください。

注意するポイント⑨:空港や駅で記念撮影をしない

タンザニアでは、撮影が禁じられている場所があります。
軍事関係の建物はもちろんですが、意外なことに空港や駅の撮影も禁じられています。

これは、タンザニアに限ったことではなく、戦争や内紛、テロの可能性が高い国々ではよくある話。
旅行をしていると、空港などの交通スポットで撮影したくなるものですが、ぐっと我慢してください。

注意するポイント⑩:宗教的儀式の行われているところへ近寄らない

イスラム教、特にシーア派の宗教儀式のある日は、宗教関係の建物に近づくのはやめましょう。
大きな宗教儀式が行われる場所は、テロリストの標的になりされることが多いのです。

タンザニアでは最近は発生していませんが、周辺国ではモスクがしばしばテロリストに狙われています。
どの宗派でいつ行事が行われるかについて、在タンザニア日本大使館が発信しているので、そちらを参考に旅程を組むようにしましょう。

<下に続く>

治安のいいタンザニアで、戦争の危険性はある?

タンザニアの現状は、政治的に落ち着いています。
20世紀末はまだ発展しているとは言えませんでしたが、今世紀に入り、少しずつ暮らしが豊かになってきました。

政府が観光や金、石油の輸出に力を入れているので、外貨マネーで潤ってきています。
また、タンザニアの近くにあるルワンダでは、数年前に虐殺を含む戦争などが起きた過去がありますが、現在では国内は平和で、経済成長が著しい国の一つとして知られています。

扮装の絶えないアフリカ大陸ですが、このように戦争を行なっている国とそうでない国はかなり状況が異なります。
タンザニアは戦争が行われるリスクそのものは低いと言えます。

が、常に外務省の発する渡航情報などには気を配る事が大切なことです。

<下に続く>

治安のいいタンザニアで、テロの危険性はある?

タンザニアでは戦争や内紛の脅威よりも、テロなどの脅威が高くなっています。
昨今のイスラム国やイスラム過激派組織などがテロをどこで起こすかは不透明な状態となっています。

今年に入り、隣国ケニアでは、イスラム教過激派組織アルシャバブにより、21人が死亡するテロが起こりました。
その時には五つ星ホテルが襲撃されています。

その様な場所でも安全ではないのです。
何処にいてもテロが起こる可能性がある、とその覚悟を常に持ち歩くことが大切です。

<下に続く>

“タンザニアの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介”まとめ

アフリカで人気の観光先、タンザニアの治安について、まとめました。
ダルエスサラームこそ、アフリカの中でも特に危険な都市に数えられますが、内陸部は危険情報も出ていません。

単独行動や夜間行動を控え、周りに注意を払って行動すれば、大掛かりな犯罪に巻き込まれる可能性は低い国です。
安全面に十分気を配ることで、アフリカの大地を楽しめますので、情報を常にチェックして渡航してください。

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