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2024/01/05

デトロイトは全米一治安が悪い!理由は?2024年も悪化してる?

アメリカ・ミシガン州にあるデトロイトといえば、自動車産業が有名です。デトロイトには日系企業もあり、毎年、多くの日本人が訪れます。

しかしデトロイトはアメリカの中でも、治安が悪いといわれているのを知っていますか?平和な国に住んでいる日本人は、特に気を付ける必要があります。

今回は、治安が良くないと言われているデトロイトの危ない地域や、注意するべきことについてご紹介します。

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アメリカで一番治安が悪いと言われるデトロイト。犯罪率はどのくらい?

デトロイトでは、殺人、強盗、車上荒らし、性的暴行など多くの犯罪が発生しています。アメリカは日本と比べると犯罪が多いですが、この市はアメリカ国内でも特に犯罪が多いことで有名です。

67万人が住んでいる大都市ですが、約13,800件の犯罪が発生しています。10万人あたり、2,000以上の犯罪が起こっているという高犯罪率です。

多くの犯罪が毎日起こっているので、自分自身で身の安全を守らないと、何かしらの犯罪に巻き込まれてしまう可能性があります。安全な日本に住んでいると考えられませんが、これが今のデトロイトの現実です。

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自動車産業で栄えたデトロイト。なぜ治安が悪化した?日本との関係は?

デトロイトは、アメリカで一番の自動車産業の都市として栄えていましたが、1967年にアフリカ系アメリカ人による暴動が発生。多くの死傷者を出し、結果として白人の人々が、デトロイトから出て行きました。

そして1970年代後半から、フォードなどのアメリカブランドの車よりも値段が安く、燃費の良い日本車の人気が出はじめました。その結果、アメリカの自動車会社は大打撃を受け、多くの従業員が解雇され、自動車産業に携わっていた中小企業が倒産。

当時は反日感情が強く、日本車が壊されるなどの事件も多発していました。そして仕事を失った人々は、デトロイトを後にし人口が減少。

それと同時に、多くの人が路頭に迷い、市の治安が悪化という悪循環。その後、治安と経済の改善のために高層ビルなどを建設しましたが、状況はなかなか好転しませんでした。

2013年には財政破綻しましたが、今では少しづつ景気が回復しつつあります。しかしながら、アメリカの大都市の中では、治安がまだ良くないのが現状です。

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デトロイトの治安が悪いからこそ発展した文化もある!

自動車産業が盛んな時期に、多くの黒人が労働者としてデトロイトへ移り住みました。時代の流れとともに産業の衰退、人口流出、暴動、治安の悪化が進みましたが、人々は苦しみながらも、音楽を楽しみ続けました

そこで発展したのが、ソウルミュージックやヒップホップなど、様々な音楽です。モータウン・レコードが生まれたこの地では、元々、音楽が盛んでしたが、自動車産業が衰退した後で生活が苦しくても、音楽を忘れることはありませんでした。

モータウン・レコードに所属していたミュージシャンの中には、ダイアナ・ロスなどもおり、デトロイトだけでなく、アメリカ国内で活躍。2000年代には、デトロイト出身のエミネムが、日本でも有名になりました。

治安が悪く、多くの人々には近づきがたい市になっていましたが、音楽が独自に発展し、アメリカの人々に愛されています。

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デトロイトはどんな治安対策をしているの?復興はしている?

治安が全米の中でも悪いといわれいるデトロイトですが、実は景気が回復しつつあります。オフィスビルでは空室が目立っていましたが、家賃を安くして企業を誘致するなど、労働者が戻ってきているんです。

自動車産業では、法人税の減税により近郊の工場での雇用が増えました。そして新たに、産業用ロボットの研究拠点として、注目されています。

また日本企業は、自動車に関連した部品製造の会社を主に、200以上の会社が進出していて、多くの日本人が郊外に住んでいます。雇用を増やして、市民の生活水準を上げることにより、治安回復をめざしているデトロイト。

実際に2017年の犯罪数は、対前年でやや減少しました。まだアメリカの中でも治安が良い市ではありませんが、少しづつ改善され復興をめざしています。

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デトロイトで特に治安が悪いエリアはどこ?空港周辺は?

市内で治安が比較的良いのが、ダウンタウンとミッドタウンです。このエリアはオフィスがあるので、昼間であれば人通りも多く、比較的安全といえます。

しかしながら、これらの地域でも夜間は人通りが少なく、危険と言われているので暗くなる前に、ホテルへ戻りましょう。空港周辺を含め、それら以外の地域では、昼夜とわず、危険な場所が多いです。

日本では考えられませんが、昼間であっても、殺人などの凶悪事件が発生しています。まずは、危険な地域へ行かないことがおすすめですが、それでも行かないといけない場合は、タクシーで移動するべきでしょう。

日本人が多く住んでいる、郊外のノバイ市は比較的安全です。凶悪事件は少ないですが、そこはアメリカ。

昼間でも、車上荒らしや泥棒が多いのが現状です。高価なものを身に付けない、車に物を置かないなどの対策が、安全への第一歩といえます。

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観光地の治安は?デトロイトのおすすめ観光地7選!

観光地の治安

観光スポットは比較的賑わっており、危険で行けないような場所にはありません。しかしスリなどが観光客を狙っているので、十分注意しながら行く必要があります。

それでは、デトロイトの観光地をみていきましょう。

  1. デトロイト美術館
  2. モータウン歴史博物館
  3. ヘンリーフォード博物館
  4. アフリカ系アメリカ人歴史博物館
  5. ガーディアンビルディング
  6. フォードピケットアベニュープラント
  7. ハイデルバーグプロジェクト

続いて、デトロイトの観光地を詳しくみていきましょう。

デトロイトの観光地①:デトロイト美術館

デトロイトで一番人気のある観光地である、デトロイト美術館。展示している作品は、とても幅広く多くの人が楽しめます。

アメリカ出身の芸術家、古代ギリシャ、アフリカ、古代から現代までのアジアの作品など、コレクションが充実しており、アメリカの中でも上位に値する美術館です。明るいうちであれば、安心していくことができますよ。

デトロイト美術館
住所:5200 Woodward Ave, Detroit, MI 48202
電話番号:313-833-7900
営業時間:火曜~木曜 9:00~16:00、金曜 9:00~22:00、土曜・日曜 10:00~17:00
定休日:月曜
入場料や利用料:大人 $14、シニア $9、子供6~17歳 $6
URL:デトロイト美術館

デトロイトの観光地②:モータウン歴史博物館

音楽が好きな人は、行くべき博物館。実際の衣装やビデオを観ながら、館内をガイドと共にまわります。

小さい博物館ですが、モータウンの発祥の地ということもあり、多くのアメリカ人が毎日訪れるほど人気です。オンラインで事前にチケットを購入し、早めの時間へ行くことをおすすめします。

モータウン歴史博物館
住所:2648 W Grand Blvd, Detroit, MI 48208
電話番号:313-875-2264
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜・月曜(夏は日曜もオープン)、元旦、メモリアルデー、独立記念日、レイバーデ―、感謝祭、クリスマスイブ、クリスマス、大みそか
入場料や利用料:大人 $15、子供5~17歳 $10、シニア62歳以上 $10
URL:モータウン歴史博物館

デトロイトの観光地③:ヘンリーフォード博物館

アメリカの自動車産業で有名になった、ヘンリーフォードがこの博物館を建設しました。車はもちろんのこと、飛行機や機関車の展示もあるのが興味深いです。

この博物館は他の施設を含めて、複合施設となっているので1日中楽しめます。デトロイトの中でも、とても人気のある施設で、行く価値アリです。

ヘンリーフォード博物館
住所:20900 Oakwood Blvd, Dearborn, MI 48124
電話番号:313-982-6001
営業時間:9:30~17:00
定休日:サンクスギビング、クリスマス
入場料や利用料:大人 $23、シニア62歳以上 $21、子供5~11歳 $17.25
URL:ヘンリーフォード博物館

デトロイトの観光地④:アフリカ系アメリカ人歴史博物館

アフリカ系の人々の歴史を知ることができる、博物館です。日本では人種の問題はあまりなじみがありませんが、アメリカでは今でも大きなテーマです。

アフリカ系の人々が、どのような生活を送ってきたかを学べるので、デトロイトへ行ったら、アメリカの歴史を知るうえでも行くべき博物館です。

アフリカ系アメリカ人歴史博物館
住所:315 E Warren Ave, Detroit, MI 48201
電話番号:313-494-5800
営業時間:火曜~土曜 9:00~17:00、日曜 13:00~17:00
定休日:月曜(ただしマーティンルーサーキングデーと2月を除く)
入場料や利用料:大人 $8、シニア62歳以上 $5、子供3~12歳 $5
URL:アフリカ系アメリカ人歴史博物館

デトロイトの観光地⑤:ガーディアンビルディング

ダウンタウンに20世紀初頭に建てられた、とても美しいと有名なガーディアンビルディング。ビルの中は、モザイク壁画やステンドグラスがあり、見ごたえがあります。

平日はオフィスビルなので、自分でビルの中を見ることができます。週末は無料のツアーがあるので、それに参加するのも楽しいでしょう。

ガーディアンビルディング
住所:500 Griswold St, Detroit, MI 48226
電話番号:313-963-4567
営業時間:6:00~21:00(ツアーは土日のみ)
定休日:なし
入場料や利用料:無料
URL:ガーディアンビルディング・オフィシャルサイト
ガーディアンビルディング・ダウンタウンツアー

デトロイトの観光地⑥:フォードピケットアベニュープラント

1904年に作られたフォード自動車の工場で、歴史を感じられる建物でもあります。そしてこの場所で、T型フォードが生まれたました

日本ではなかなか見ることができない、多くの種類のフォード車を見学できます。車が好きな人に、おすすめです。

フォードピケットアベニュープラント
住所:461 Piquette St, Detroit, MI 48202
電話番号:313-872-8759
営業時間:10:00~16:00
定休日:月曜、火曜、元旦、独立記念日、サンクスギビング、クリスマスイブ、クリスマス
入場料や利用料:大人 $12、65歳以上 $10、子供12歳以下は無料
URL:フォードピケットアベニュープラント

デトロイトの観光地⑦:ハイデルバーグプロジェクト

このプロジェクトは、空き家を使ったアートをツアーで見学できます。アーティストのガイトンは、この地域の治安を改善したいという思いから、このプロジェクトを始めました。

とてもユニークなアートを多く見れますが、自身でこの地域へ行くのはおすすめできません。ツアーに参加して、楽しみましょう。

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治安の悪いデトロイトで気を付けること。

治安が悪いといわれているデトロイトですが、具体的に何に気を付けるべきなのでしょうか。ポイントを見ていきましょう。

ハイデルバーグプロジェクト
住所:3600 Heidelberg St, Detroit, MI 48207
電話番号:313-458-8414
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:屋外にあるアートを自分で見る場合は無料。10名までのツアーは$100
URL:ハイデルバーグプロジェクト

治安の悪いデトロイトで気を付けること①:路地裏には行かない

比較的安全と言われているダウンタウンとミッドタウンですが、一歩裏の道へ行くと昼間でも治安が悪くなります。つい安心して、日本と同じ感覚になってしまうことがあるかもしれませんが、それが事件に巻き込まれるきっかけになってしまいます。

徒歩で移動するときは、大きな通りや人がいるところを歩きましょう。もし間違えて、雰囲気が違う通りに入ってしまった場合は、すぐに元の場所に戻りましょう。

治安の悪いデトロイトで気を付けること②:高価な物は身に付けない

犯罪者は、観光客の服装や身に付けているものを物色しています。いつもはブランドのバッグを使っていたり、高価な時計を着けていたとしても、デトロイトへ行くときには使わないようにしましょう。

服装もカジュアルな服装の方が、おすすめです。これだけでも、犯罪に巻き込まれる確率が下がるでしょう。

治安の悪いデトロイトで気を付けること③:夜は歩かない

オフィス街であるダウンタウンやミッドタウンでも、夜は危険と言われています。用事がなければ、夜は外出しないようにしましょう。

もし夜に野球観戦などへ行く場合は、終わったらすぐにホテルへ帰りましょう。イベント前後は、警察や警備の人がいますが、ある程度時間が経ってしまうと、誰もいなくなってしまいます。

自分の身の安全は、自分で守るのが鉄則です。

治安の悪いデトロイトで気を付けること④:危険といわれている地域へは行かない

基本ではありますが、昼間であっても危険といわれている地域へ行くのはやめましょう。なかには、荒れた町を見てみたいと思い、危険といわれている地域へ行ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、このような場所は犯罪の温床となっている場合が多いです。もしこのような地域へ行ってみたい場合は、自分では行かず、ツアーがあるかを確認してみましょう。

治安の悪いデトロイトで気を付けること⑤:安いホテルに泊まらない

残念ながら、ホテルでも盗難が頻発しているデトロイト。現金やパスポートをホテルの金庫に入れておいても、盗まれてしまうことがあります。

大手のホテルであれば安全ということではありませんが、宿泊費が安いホテルのほうが、犯罪が起きやすいのが現状です。お金はかかってしまいますが、身の安全や万が一パスポートがなくなってしまった場合を考えると、宿泊先にお金はかけたほうが良いでしょう。

<下に続く>

治安が良くないデトロイトへ行くときには、治安に十分気を付けよう

人々が戻りつつある、デトロイト。景気が回復してきていても、まだ治安は良くありません。

デトロイトへ行く場合は昼間に行動して、ダウンタウンなど、さほど危険ではない地域へ行きましょう。そして行く前に、現地の最新の情報を入手しておくと安心ですね。

他の地域にはない、ユニークな博物館などがあるので、アメリカ旅行の時に立ち寄ってみてください。車が好きな人には、必見の市です。

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