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2019/04/02

キューバの治安はいい?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

カリブ海に浮かぶ島国のキューバは、中米でも人気の国です。
カラフルな街並みがまるで国民性を表しているかのように陽気な人がたくさん。

社会主義国でありながら、国民のほとんどは不満を持っていないという魅力的な国ですが、実際に観光するとなるとどんなことに注意したらいいのでしょう?
今回はキューバ旅行で注意するべき犯罪や安全点をご紹介します。

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【治安の前に】キューバってどんな国?

キューバの街とクラシックカー

1600ほどの島や岩礁と東西に長い島からなるキューバは社会主義国となります。
1492年、クリストファー・コロンブスによって発見されその後スペイン植民地となりました。

そのスペイン植民地時代に建てられた建物が並ぶ旧市街オールドハバナは世界遺産にも登録され見どころもたくさん。
コロニアル建築やカラフルなパステル調の住宅など、インスタ映えする所ばかりです。

そしてキューバで思いつくのがアンティーク車ではないでしょうか?
古い街並みの中をこの車が走る光景は、キューバならではです。

1960年より配給制度が始まり、国民一人一人に最低限生活できる食糧と国が低価格で提供している配給があり、貧富の格差も少ない国。
長い間、アメリカとの国交を断絶していたため、新しい物がキューバ国内に入ってきませんでした。

そんな中、キューバ人は自分たちで修理する技術を得ました。
アンティーク車が今も現役で走っているのは、彼らの修理技術の証です。

なんと100円ライターも修理して使うほど物を大切にする国。
壊れたら買うではなく、壊れたら修理するという文化が根付いています。

また医療や学校教育も無料で受けれるので、そこまでお金を使う必要がないのです。
キューバの医療水準も国際的にみて高水準。あのWHOのお墨付きともいうべきキューバは本当に素晴らしいとしか言いようがありません。

アメリカの小説家ヘミングウェイが愛したキューバには、ヘミングウェイゆかりのものも多く存在しています。
小さい国ながら見どころ満載のキューバは、観光客を魅了して止まない国なんです。

キューバへの渡航はあいにく直行便はありません。
アメリカ・カナダ・メキシコ経由で行くことがほとんどとなりますので、渡航時間はかなり長くなります。

そしてカクテルのモヒートはキューバ発祥
ぜひ本場のモヒートを味わってみてはいかがでしょう。

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キューバの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

危険印

キューバへ渡航する前に、必ず外務省の発表を確認してください。
この危険レベルはとても重要なもので、各国の危険レベルを外務省が発表しているものになります。

ちなみにキューバは2019年3月現在はレベル0となっています。
レベル0だからと言って安心せず、感染情報も報告されるので確認は必須です。

外務省 海外安全ホームページ

レベル1/黄色

「十分に注意してください」
その国・地域への渡航・滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。

渡航は出来ますが、最新の注意を払ってください。

レベル2/山吹色

「不要不急の渡航は止めてください」
その国・地域への渡航は止めてください。
渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。

よっぽどの急用でない限り、渡航は延期するようにしましょう。

レベル3/オレンジ色

「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」
その国・地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して、退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)

レベル3になると渡航は大変危険です。
命の危険にさらされる場合もあるので、渡航は中止しましょう。

レベル4/赤色

「退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)」
その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国・地域へ退避してください。この状況では当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。

渡航は絶対にしてはいけません。
大変危険な地域となっており、情勢は悪化することも考えられます。

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キューバの治安状況は?

キューバの街並み

キューバの治安はかなり良好と言えます。
近隣の中米と比べても群を抜いているほど、治安はいいです。

どうしてこのように治安が良いのか、首都ハバナの治安も含めてみていきましょう。

キューバの首都 ハバナの治安状況は?

キューバ国民の1/5が暮らしている首都ハバナですが、こちらも治安についての心配なく、とても治安がいいです。

決して豊かな国ではないにも関わらず、どうして治安がいいのでしょう。
それは社会主義国でありながら、キューバ独自の政策が治安の良さをキープしていると言えます。

キューバの国民の平均月収は約2,000円と決して多くはありません。
そんなキューバの大切な資源というと観光業。

観光客がキューバに訪れることで国が成り立っていると言っても過言ではありません。
なので、外国人に対しては大切に扱っていると言えます。

外国人への犯罪は重い罰則として取り扱っており、強盗や窃盗などで逮捕されると、配給が停止されてしまうんです。
配給は国民の命ともいうべき制度。

これが停止されるとキューバ国民は生命線を失うことになります。
なので、外国人に対しては商売対象として見る傾向がキューバにはあるんです。

さらに革命防衛委員会という組織があり、賭博・売春・反革命行動などに対しても厳しく取り締まっています。
これは外国人旅行者も対象で、観察されるようになっているので、軽はずみな行動は避けるようにしましょう。

キューバ政策の他に、国民性も関係しています。
キューバの人はとにかく陽気で明るいのが特徴

サルサなどの音楽があちらこちらで流れ、初めて会った人とも楽しそうに踊ったりしています。
とてもフレンドリーで、すぐ友達になれるのはキューバならではかもしれません。

国から最低限の生活できる保障が受けれ貧富の差も少ないという理由で、国民の欲もあまりなく穏やかに過ごしているのも、治安の良さを物語っているのでしょう。
ハバナでは安心して観光を楽しめそうですね。

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治安のいいキューバでも気をつけるべき犯罪5選

犯罪

こんなにも治安のいいキューバでも犯罪は起こるのでしょうか?
重犯罪の可能性はかなり低いものの、軽犯罪はキューバでも近年多発しているようです。

以下の5点にはくれぐれも気をつけてください。
誰でも被害に合う可能性があります。

気をつけるべき犯罪①:ぼったくり

キューバで一番起こりやすい犯罪です。
キューバの通貨は、外国人が使うCUC(クック)と、キューバ国民が使うCUP(モダネ)と2種類の通貨がありとても特殊。

2019年3月現在で1CUC(約110円)と1CUP(約5円)とでは大きな差で観光客を悩ましている通貨でもあるんです。
この通貨を知っていない人はお釣りなどで大きな損をすることもあります。

街のメニュー表などで数字のみ載っている場合はCUPの金額です。
例えば1CUPなのに5CUC札を出した場合、本来であれば4CUCお釣りをもらわないといけないのに、4CUPしかもらっていないなど。

CUCのお札には必ず「pesos convertibles」と記載があります。
支払いやお釣りの確認は必ずしておきましょう。

外国人であってもCUPを手にすること(両替)は可能です。
ローカルなお店は基本的にCUPの表記なので、少額両替してレストランなど楽しんでみるのもいいかもしれません。

ちなみにハバナなど街中の観光客がよく行く場所は、CUCとCUP表記がされています。
通貨の違いも見極める必要がありますので慎重にみましょう。

気をつけるべき犯罪②:両替詐欺

かつてアメリカと国交を断絶していた影響もあり、ドルからCUCへの両替をする場合は10%減額されてしまいます。
その他の通貨(ユーロや円など)は減額されず両替出来ますので安心してください。

このドルからの両替制度に漬け込んで「ドルを高値で両替出来る」と声をかけてきて、実際には詐欺に合っていたということも頻繁に起きています。
両替所は国が管理しており、必ずCAMBIOと表記してあります。

キューバに渡航する時はCAMBIOで両替ということを覚えておきましょう。
正規店という証です。

一般的には空港・ホテル・銀行で両替と思っておくといいでしょう。
ハバナなど街中にもCAMBIOと表示してある両替所もあります。

さらに日本人はお金を持っているというイメージはキューバでも強いのが現状。
両替詐欺のターゲットになりますので、むやみにお札を出すのも止めましょう。

ちなみにキューバではクレジットカードの使用がほとんど出来ませんが、海外キャッシングは可能となっています。
この時も、アメックスなどアメリカ系のクレジットカードは使えませんのでご注意を!

キューバでの現地通貨を手に入れるには、少額の両替もしくは海外キャッシングをすると被害を最小限に抑えることが出来ます。

気をつけるべき犯罪③:盗難・強盗

外国人への罰則が厳しいキューバであっても、盗難は観光施設などで頻繁に起こっています
自己管理が大切となりますので、荷物の管理は徹底してください。

また夜遅く、人通りの少ない通りは強盗事件も過去にはありました。
人ごみの少ない通りは避け、なるべく単独行動はしないようにしましょう。

気をつけるべき犯罪④:売春

キューバは厳しく取り締まっているにも関わらず、売春婦が多く存在します。
売春はキューバでは違法です。

さらに売春婦から荷物を盗まれるのは当たり前ということです。
違法である上に、荷物を取られるというのは何もメリットがありません。

一時の気の迷いで行くのは避けましょう。

気をつけるべき犯罪⑤:薬物

治安のいいキューバでも、治安が良くないエリアももちろんあります。
急に荷物を預かって欲しいと言われたり、安いタバコがあるけどと言って売ってきたり日本だと何も感じないようなことが、実は薬物犯罪に巻き込まれていることもあります。

過去にはこの薬物関係から殺人に発達した事件も起きているとのこと。
陽気な雰囲気と開放的な気分で、ついつい乗ってしまいそうな話もハッキリ断るようにしましょう。

<下に続く>

治安のいいキューバでも注意するポイント11選

犯罪

治安のいいキューバでも日本とは違うためいくつか注意する点はあります。
中には日本では考えられないようなことも注意しないといけません。

次の注意するポイントは頭に入れておきましょう。

注意するポイント①:物乞い

物乞いというと大げさかもしれませんが、おねだり・たかりと言ったことは日常茶飯事で起こります。
しかもしつこいのが特徴

例えば、クラブやライブハウス・バーなどで「一杯おごって欲しい」「タバコをくれないか」など仲良くなくても話しかけてきます。
もちろん断ればいいのですが、断ってもしつこく付きまとってきます。

日本人だと断り切れず言いなりになりそうですが、ハッキリ断る勇気を持っておきましょう。
ただ、貧困の国でよく見かける物乞いとはレベルが違うのでそこまで過敏になる必要はありません。
しつこいというのが厄介なだけです。

注意するポイント②:置き引き・スリ

国の厳重な監視があっても、外国人を対象とした軽犯罪は後を絶ちません。
その中でも置き引き・スリはトップの軽犯罪と言えます。

先ほども言いましたが、日本人はお金持ちをいうイメージをキューバ国民も持っています。
特に狙われやすいのは現金はもちろん、カメラやスマホなど高価な製品やブランドものです。

なるべき肌身離さず、あらかじめ高価な物は持ち歩かないよう心掛けてください。
中でも観光客向けの施設などで起こることが多くなっています。

空港の両替所でも被害に合った方もいますので、どの場所も常に警戒しておきましょう。

注意するポイント③:現地で仲良くなった人

もともとフレンドリーな国民性なので、誰でも気軽に話しかけてきます。
それは最初から下心がある訳ではなく、そういう国民性なのです。

ただ、ほんの少し仲良くなると「美味しいレストランがあるから」と連れて行ってくれますが結局はおごらされたという事象も頻繁に起こっています。
皆がそういう人ばかりではないため、この見極めが本当に難しいのが現実。

注意するポイント④:夜中の街歩き

キューバは街灯も少なく、夜遅くまで営業しているお店も少ないため夜は真っ暗な印象です。
少しゾクっとするような雰囲気もしますので、夜中は出歩かない方がいいです。

この薄暗さで強盗に合う被害も出てきます。
どうしても出歩かないといけない場合は、一人歩きは止め、複数人で行動しましょう。

さらに人通りの少ない通りも避け、遠回りになっても大通りなど人混みの多い通りを選びましょう。

注意するポイント⑤:レンタカーのガソリン給油

気持ちいい海岸線をアンティーク車で走ってみたいという方も多いと思います。
キューバでレンタカーを借りて自分で運転してみたいですね。

そんなレンタカーでの運転についての注意があります。
途中ガソリンを給油しないといけないことが出てきますが、このガソリンスタンドで驚く羽目に合うことが!

給油する時は「0」から始まるのが普通ですが、0になっていないことがよくあります。
つまり知らない間に余分な給油分を支払うことになるんです。

このようなトラブルを避けるために、給油前にはあらかじめメーターを写真で撮っておきましょう。

注意するポイント⑥:水道水

キューバの水道状況はよくありません。
まだ衛生面や汚染管理に関しては問題点が残っているのが現状です。

水道水は口にせず、ミネラルウォーターを購入するようにしましょう。
また、お店で出される氷も安全とは言えないので避けるようにしてください。

注意するポイント⑦:バスの乗車

観光向けに周遊するバスも出ているキューバ。
手っ取り早く観光するにはちょうどいいですが、人気があるのも確かです。

予約が出来るものは、前もって予約をしておきましょう。

さらにローカルバスも乗ってみたいという方も荷物の管理は厳重に!
ローカルバスは1CUPで乗れるので、色々な層の人が利用するキューバ人の足ともいうべき乗り物です。

満員になる可能性も高く、押し詰め状態になりますので、スリに合わないためにも気をつけましょう。

注意するポイント⓼:葉巻売り

キューバと言えば葉巻ということで、1度は試してみたいと思う方もおられるかもしれません。
正規の場所で購入するのであれば問題ありませんが、闇で売られている葉巻もあります。

この闇で売られている葉巻が、法外な値段であったり思わぬ形で薬物に手を出していたということも考えられるのです。
甘い言葉に誘われて購入することがないようにしましょう。

注意するポイント⑨:親切な?道案内人テネヒロ

観光客をターゲットに道案内をする人が、観光スポットに多くいます。
この人たちはテネヒロと呼ばれています

こちらが頼んでもいないのにいつの間にか道案内されていたり、チップを高額請求されたりと観光客泣かせ。
さらに本当に行きたい場所と違う場所に連れていかれることもあります。

何故わざわざ違う場所に連れていくかというと、その着いた場所でマージンをもらっているからです。
他には行く予定のないお店に何故か連れていかれ、買いたくもない物を買わされたり。

もちろん、親切な人もたくさんいますのでむやみやたら利用するのではなく、本当に道が分からない時だけ聞くようにしましょう。

注意するポイント⑩:治安が良くても危険な雰囲気な場所には入らない

治安のいいキューバに限らず、どの土地にも危険な場所は存在します。
危険な場所、危険な雰囲気がする場所には行かないようにして下さい。

中にはキューバ地元の人でも立ち入らない場所もあります
このような場所に観光客が行くのはもっての外。

もしツアー参加をされるのであれば、必ずガイドに確認をしておきましょう。
現地ガイドの人なら、より詳しく現地の危険情報は持っている可能性が高いです。

個人旅行の方は、人通りの多い街の中心部を歩くようにしてください。
ハバナなど街中であれば問題ない範囲と言えます。

注意するポイント⑪:海外旅行保険の加入は必須

キューバでは渡航者に向けて海外旅行保険の加入が必須条件となっています。
海外旅行保険証明書の提示の義務化がされているんです。

義務付けの理由としては医療費が大きな理由です。
キューバ国民は医療費が無料ですが、外国人は対象外。

この医療費をカバーする意味で義務付けされているんです。
加入する保険会社にも注意が必要なのがキューバ。

アメリカ資本の保険会社の加入はキューバでは認められていません。
その前にアメリカ資本の保険会社はキューバを補償対象外としているんです。

現在はアメリカとの国交が回復しましたが、近年までアメリカとの国交が断絶していたのが理由。
キューバに渡航する時は、日本の保険会社で加入しましょう。

海外旅行保険証明書は、日本語ではなく英語かスペイン語で発行してもらうようにしてください。

<下に続く>

治安のいいキューバで、戦争の危険性はある?

戦争の兵士

キューバでの戦争の危険性・可能性はかなり低いとされます。
徴兵制度あるキューバですが、その軍事力は世界の中でも30位以内には入っていません。

現状は戦争の心配をする必要はなさそうです。

<下に続く>

治安のいいキューバで、テロの危険性はある?

テロ

2003年、キューバ人がマイアミへ亡命しようとハイジャックやシージャックを起こしました。
さらに2014年にはキューバでテロ実行を計画していたマイアミに住むキューバ系市民が逮捕された事件も起こっています。

またアメリカとの国交断絶の影響で、以前はテロ支援国家としても指定されていました
このテロ支援国家とは、アメリカにテロ行為をしている、またはテロリストに関連していると判断された国を指します。

国交が回復したおかげで、このテロ支援国家も無事解除されました。
過去にはこのようなこともありましたが、それ以降はテロ事件として確認されているものはありません。

もともとキューバには反政府運動を行う人も少数ということもあり、テロへの影響も出ていないです。
現段階では、テロの危険性はないと言えますが、テロはどの国でも起こりうる可能性はあります。

またアメリカ・フロリダからの距離も約150㎞とアメリカにとても近い国なので、影響を受けないとも言えません。
最新の注意を払うとともに、常に外務省のHPも合わせて確認しておきましょう。

<下に続く>

キューバの治安はいい?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介のまとめ

キューバはとても治安がいい国と言えます。
過ごしやすい気候、そして陽気な人々で溢れ魅惑のキューバは、女性一人旅にも安心して過ごせます。

通貨が2種類あるのは、慣れるまで大変ですが、紙幣の文字pesos convertiblesの確認を忘れずにしましょう。
キューバでは注意するべきことに気をつければ十分に楽しめる国ですよ。

治安のいい国・悪い国ランキング20選!日本の治安ランキングも紹介世界のランキング。治安のいい国・悪い国の基準は? p-insta:(https://www.i...

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