【治安の前に】イランってどんな国?
イランに対してどんなイメージを持っていますか。
日本ではイランのニュースはそれほど伝わってきません。
なので、あまりイランのイメージがなく、知られていないのが現状です。
中東だからと危険なイメージが先走ってしまいますが、実はとっても治安が整備されている国なのです。
2000年以上も昔から、イランは独自の文化を育んできました。
古代遺跡の素晴らしさや、ペルシャ歴代の王が贅を尽くした宮殿や、モスクの美しさなど、語りきれないほどの魅力が詰まった場所です。
薔薇色やブルーを基調とした、繊細で色鮮やかなモスクは観光客にも大人気で、特に大小様々なガラス等組み合わせた「ステンドグラス」は圧巻の美しさがあります。
こうした細かく計算された「美」が隅々にまで配慮され、創り上げられた圧倒的な空間は、イランの最大の魅力です。
また、原油の埋蔵量が世界4位と資源大国としても有名なのです。
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イランには親日家が多い
あまり知られていないイランには親日家の方が非常に多いです。
日本人がイランに訪れると歓迎され、助けてくれることが多いです。
理由としてはいくつかありますが、1つは「日章丸」がイランの救世主となったことがあげられます。
イランはイギリスの植民地状態にあったのですが、自国の資源である石油を国有化したことによりイギリスが激怒し、国際市場からイランの石油が追い出されどの国も買わなくなってしまいました。
しかし、そんな状況の中日本の「出光興産」だけはイランから石油を買い続けました。
イギリスのやり方に反発したのが日本の「出光興産」だったのです。
イギリスの目を盗み、タンカー船「日章丸」がイランの石油を運んでいました。
まさにイランにとって「日章丸」は「救いの船」だったわけです。
これにより、親日国としての土台が築かれました。
他にも、政治的しがらみがなく、国交に関して問題がない点などが今でも親日家が多い理由とされています。
実際に、イランを訪れた際は困っていたら助けてくれる方が非常に多いです。
意外に知られていないこのイメージを知っていただけるとますますイランとの関係がよくなっていくのではと思います。
イランには美しいモスクや街並みが、広がっている
イランには圧倒的な美しさの豪華なモスクがたくさんあります。
中でも人気なのが「イスファハン」です。
歴史的な建造物を始め、有名なモスクや建築が集まった場所です。
日本の京都のようなイメージで、かつては「世界の半分がここにある」とも言われ、それだけの富や人が集まった場所でした。
「イスファハン」の中にある「イマーム広場」はもっとも有名な場所です。
美しい噴水の先に見える「イマーム・モスク」は細かく計算された「アラベスク」が印象的でため息が出てしまうほど美しい佇まいに感動します。
他にも「スィー・オ・セ橋」や「沈黙の塔」と呼ばれる砂の宮殿、青く輝いた「ジャメモスク」、とにかく豪華な「イマーム・レザー廟」など見所が満載なのです。
以外にも知られていないイランの観光地には驚くほど魅力的なスポットが無数にあるのです。
イランの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい
ここまで見てイランに行きたくなった方もいると思います。
そんなイラン旅行の際、どうしても治安は気になってしまいますよね。
中東の国ですし、隣国の情勢なんかも気にしてしまいます。
そんな時、外務省が発表する「海外安全ホームページ」を確認してください。
今の国々の情勢や内情、危険レベルといったものが記載してあります。
危険レベルは、日本人旅行客の「生命・身体」に危害を及ぼす危険がある時やそれらが継続的に起こっている時、そして情勢が変化し治安が悪化した際に日本人に危害が加わるレベルを表しています。
レベルは1〜4まであり、色によって意味が異なります。
なので、しっかりと把握しておけば安全で楽しい旅行になりますよ。
レベル1/黄色
この国・地域への渡航・滞在は、危険を避けるために十分な注意が必要です。
「十分注意してください」
レベル2/山吹色
この国・地域への不要不急な渡航・滞在はやめてください・
もし渡航・滞在する場合には十分注意を払って安全対策を取る必要があります。
「不要不急の渡航はやめてください」
レベル3/オレンジ色
この国・地域への渡航は、どんな目的であれ止めてください。
「渡航禁止勧告」
レベル4/赤色
この国・地域に滞在している日本人は、その滞在地からすぐに退避し、安全な国・地域へ逃げてください。
また、これから渡航・滞在を計画している方は、どんな目的であれ渡航・滞在は止めてください。
「退避勧告」
イランの治安状況は?
外務省の発表する「海外安全HP」ではイランは現在ほとんどの地域が危険レベル1となっています。
十分に注意すれば問題なく観光を楽しめるレベルです。
実はイランは比較的安全な国なのです。
中東に位置してることや、隣国の国々にある紛争地帯のイメージが強く「危険」
と思われがちなのですが、とても治安が安定しているので身の危険を感じるようなことはほとんどないと思います。
また、アルカイダやISといった過激派武装集団の侵入も少なく、「イラク」、「パキスタン」、「アフガニスタン」といった隣国国境地域を除けば、ほぼ安全な場所と言えます。
街全体の雰囲気も明るく、犯罪が起こりそうな雰囲気はありません。
むしろ困っていたら助けてくれるくらいに安心して観光を楽しめます。
しかし、偽警官による強盗や、ひったくりなどの犯罪は起こっているので注意は必要です。
やはり観光客を狙った犯罪は起こっていますので異国の地であることは忘れずに行動してください。
首都テヘランの治安状況は?
イランの首都「テヘラン」はイラン文化の中心地で様々な施設や観光地があり見所がたくさんある場所です。
「テヘラン」の人々はとても親切な方が多く優しい街といった印象があります。
人口密度が高く、電車などの公共施設は混雑しています。
なので、すりやひったくりなどの軽犯罪には十分に注意してください。
また、痴漢等の犯罪もあるのですが、女性専用の車両が用意されていたりと対策が取られています。
また、観光客だとわかるとテヘランの方々は、「料金なんていいよ」と無料で乗車させてくれるタクシーがいたり、「イランへようこそ」と街中で気さくに話掛けてくれる人がたくさんいます。
ですので、比較的安心して旅が出来る街です。
様々な観光地があり十分楽しめますし、フォトジェニックなスポットもかなりあります。
中でも、「ゴレスターン宮殿」には圧倒されます。
圧倒的な美しさの宮殿や色彩豊かな庭園はぜひ観て欲しい場所の1つです。
宮殿はかなり広く、各エリアに「入場料」が異なりますので、観光時間や料金などと、相談しながら観光してください。
この「ゴレスターン宮殿」は、18世紀頃に「ガージャール朝王宮」として建設されました。
その後、劣化などにより改修されました。
「ゴレスターン宮殿」は別名を「鏡の宮殿」といい、宮殿内部のガラスがとても美しいです。
このようにおとぎ話の建物みたいな光り輝く素敵な建造物がたくさんありますのでぜひ訪れて欲しいスポットが無数にあります。
やはり中心地で人が多く、観光客も多いです。
人が集まるところには悪い人も集まります。
軽犯罪は実際に起こっているので美しい観光地に見とれて隙を見せないようにしてください。
隙を見せると狙われますので気を抜かないように楽しく観光してください。
国境付近が危険?
中心地や観光地は比較的安全に観光できますが、隣国との国境付近では危険な場所もあります。
日本の「成田」から、イランの首都「テヘラン」まではイラン航空の直行便が運航していたのですが、現在運休中となっています。
なので直行便は出ていないのが現状です。
主な乗り継ぎの都市は「ドーハ」や「イスタンブール」、「ドバイ」になります。
また、ヨーロッパ各都市で乗り継ぎ入国する方法も比較的ポピュラーとなっています。
現在、イランでは「イラク」との国境付近と「パキスタン」との国境付近が危険レベル4となっています。
どちらの国も日本人は基本観光目的では入国できなくなっていますが、入国できないから近くで見てみようと安易な考えで近く観光客もいます。
興味本位でとった行動がとても危険なので絶対に近寄らないようにしてください。
「イラン・イラク」は2003年まで戦争をしていました。
近代史においても多くの犠牲者を出した悲惨な戦争が実際に行われていた場所です。
第一次世界大戦の際に「サイクス・ピコ密約」で「イギリス・フランス・ロシア」の3国が、強引にイランとイラクの間に勝手に線引きを行い国境を作りました。
ですが、「イラン・イラク」はこの国境というものに納得しているわけではありません。
もしかしたら近々、異議を申し立てがされる可能性もあり「イラン・イラク」の国境付近では未だに緊迫した状況が続いています。
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また、「パキスタン」との国境付近では長さなんと900km以上の国境線があり、もっとも安全な地域の国境のひとつとなっています。
なのになぜ危険レベルが4なのでしょうか。
それは近年、この地域でのテロ活動が激化しているからです。
「パキスタン」の軍と政府は、「国境の安全」に注目していませんでした。
なので、テロリストはパキスタンから流れ、イランで犯罪を行った後に、パキスタンに逃げるというルートを持っていました。
今後も改善がなされず、パキスタンからのテロ攻撃がイランに向けられる場合は、イランの国境警備隊はパキスタン領内まで、追跡するとパキスタンに圧力をかけました。
これが、「イラン」と「パキスタン」の国境における大きな問題となりました。
現在では対策が取られ以前よりは安全になりましたがそれでも、このパキスタンとの国境エリアはテロの可能性が十分にあります。
危険レベル4が納得のいく場所なのでくれぐれも軽い気持ちで近づかないでください。
また、テロリストと勘違いされ高速されることもありますので注意してください。
この国境エリアには、観光地はありません。
観光客が観光で行くような場所ではないので近づかないでください。
治安のいいイランでも気をつけるべき犯罪5選
イランは決して治安の悪い国ではありません。
むしろ、親日家が多いので親切な方が多いです。
また、イスラム教徒が多く、イスラム教に基づいた「道徳」がしっかりと根付いています。
なので、観光客が犯罪に巻き込まれるといった事件はほとんど起こりません。
しかし、全てが安全というわけではありません。
夜は人通りが少なかったりと気をつけなくてはいけないこともあります。
もちろん観光を十分に楽しめますが危険もあるということを忘れずに気を抜かないようにしましょう。
では、イランで気をつける犯罪をみていきます。
気をつけるべき犯罪①:すり
人が多く集まっている観光地や電車、バスと行った場所では「すり」に気をつけてください。
すりを働く人たちに「日本人だからしない」という感覚はありません。
相手がどこの誰でも「すり」を働きます。
人混みではカバンは目に見える場所においたり、必要以上にものを持たないといった対策をきちんと取りましょう。
気をつけるべき犯罪②:強盗
「強盗」も過去に起きた事案で、現金を狙った強盗が多く非常に危険です。
頻繁ではないものの、慢性的に起こっていますので注意してください。
財布をいくつかに分け、何かあった時に渡すようで財布を持っておくのも対策の1つになります。
こう行った犯罪があると知っていれば事前に準備できると思いますので安全対策はきちんとしてください。
また、近年ではスマートフォンを狙った強盗も報告されています。
個人情報が詰まったスマートフォンは悪いことに利用されますので注意してください。
気をつけるべき犯罪③:窃盗
ちょっと目を離しただけで持って行かれます。
「窃盗」はいつ、どんな瞬間でも起こりますので注意してください。
タクシー乗車中に故障したから降りてくれと言われ降りたらそのままタクシーが走り去って行くと言った手法や、わざとお金を落とし、親切心で拾ってあげている間に、財布などを盗むといった犯罪も報告されていますので注意してください。
中には睡眠薬を使用した窃盗も報告され、眠らされてる間に全てを持っていくと言った犯罪なので注意してください。
気をつけるべき犯罪④:ひったくり
歩行中に、オートバイや車で接近してきて、バッグ等をひったくられると言った時間が起きています。
主なターゲットが観光客なので注意してください。
車道側で荷物を持たないことや、大きな荷物を持ち運ばないと言った安全対策をしてください。
またこう言ったポケットがたくさん付いているタイプのカバンだと「すり」防止にもなるので活用してください。
気をつけるべき犯罪⑤:偽警察
イランで、特に注意してもらいたい犯罪は「偽警官」によるものです。
突然、警察官と名乗る人物や警察官の格好をした「偽警察官」に「所持品検査」を求められ、現金等を奪われるといった被害が出ています。
現地の警察に突然、話しかけられたら驚いて言われるがままに行動してしまいます。
とても卑怯で卑劣な犯罪です。
「偽警察官」かどうかの判断が難しく、言葉巧みに正当な所持品検査だと見せかけてきますので、怪しいと思ったら第三者の一般人などに立ち会ってもらいましょう。
いい人が多いので、助けてくれます。
治安のいいイランでも注意するポイント10選
治安は比較的安全で十分観光を楽しめますが、気をつけなきてはいけないポイントがいくつかあります。
日本とは全く異なる文化があり、信仰している宗教も全く違います。
なので、相手のことを理解する必要があるのです。
また、世界情勢の流れから制限されていることや危険な行動など、しっかりと理解して観光を楽しみましょう。
ではどんな点を注意したら良いのでしょうか。
注意するポイント①:宗教的な習慣の違いに注意
イランは全く日本とは異なった異国の地です。
そこでもっとも注意していただきたい点が「宗教的な習慣の違い」があることです。
イラン人のほとんどが、イスラム教徒です。
日本ではあまり宗教意識は低いですが、イランでは非常に宗教意識が高いです。
まず、宗教上の理由で酒は絶対に飲みませんし、そもそもイスラム教でお酒は違法になります。
なので、イランに入国際にお酒は持ち込むことはできませんので知っておいてください。
また、男女の区別がとても強く、「女性専用車両」や「女性用トイレ」など男女が別れているものはしっかりと自分の性別の場所に入りましょう。
間違ってでも、入ってしまうと必ずトラブルになります。
観光客からしたら何気ない行為でも、大きな問題に発展していくので注意してください。
宗教上の習慣の違いだけは、どんなことがあっても埋めることはできません。
宗教上の習慣の違いを甘く見ていると、本当にトラブルになってしまいます。
彼らが大切にしていることなので、大切なことをバカにしていることになります。
「宗教上の習慣の違い」があることは絶対に知っておいて下さい。
いくらイランに親日家が多いとは言え、これは別の話です。
注意するポイント②:インターネット規制があります
イランでは、基本的にアメリカ系のインターネットサイトが使えません。
これには、イランとアメリカの国交問題が深く関わってきますが、現在アメリカとイランの仲はよくありません。
そういった情勢変化で今後変わっていきますが現在はアメリカ系のインターネットサイトは使えないのですが、なぜか「google」は使えます。
「google」が使えれば何かと困らないですが、「Facebook」や「 Twitter」、「Skyscanner」などが使えないので多少不便に感じます。
しかし、ネット規制を回避する方法はいくつかあります。
規制対象のサイトも「VPNアプリ」を使えば見られます。
中でも、お勧めなのが「Turbo VPN」というVPNアプリです。
セキュリティのブロックを、タップ1つで解除してくれるので操作も簡単ですしあるとかなり便利なのでぜひダウンロードしておいてください。
注意するポイント③:クレジットカードが使えない
イランでは基本的にクレジットカードを使用できません。
イラン国内で発行されたクレジットカードは使用できますが、基本的にそれ以外のクレジットカードは使用できません。
イラン国内でネットから帰りの航空券をクレジットカードで購入しようとした際に、クレジットカード会社から「不正利用の疑いあり」と通知がきて、購入がキャンセルになるといったこともあります。
なので必ず帰りの航空券は事前に日本国内で購入しましょう。
基本的にイラン旅行の際は、日本の空港で「帰りの航空券をもっていますか」と聞かれます。
持っていなければ搭乗できないので注意してください。
ですので、イランに行く場合は必ず現金を用意してください。
危険回避のために海外旅行では、現金は持ち歩かずにカード決済で生活していくことがメインとしている人は多いと思います。
ですが、イランはクレジットカードが使用できないので現金の準備とその安全対策をきちんとしてください。
注意するポイント④:隣国との情勢変化には注意
イランでは特に隣国の「イラク」と「パキスタン」との関係に注意してください。
国境周辺が危険レベル4になっていますし、今度どうなっていくのかが不明です。
渡航の際はイランの治安情報はもちろん隣国の情報も確認してください。
また、イランでは「アメリカ」や「中国」と言った国との関係も現在よくありません。
なので「アメリカ人」や「中国人」はイラン国内に少ないです。
こう言った大国の行動が、情勢や治安に大きく関わってくるのでこちらの情報も合わせて外務省が発表する「海外安全HP」で確認してください。
注意するポイント⑤:外国人旅行者には慣れていない
イランは多くの国からのイメージが良くないので、外国人観光客が訪れることが少ないです。
「隣国との関係」や「大国との関係」、中東にあるといったイメージが先行しているのです。
なので観光客が少なく、観光客に対するサービスはなにもありません。
なのでしつこい客引き等はいませんが、外国人向けのサービスがないです。
イランを訪れる際にはこう言ったことは理解しておいてください。
外国人観光客もイラン人と同じようにルールを守ることが求められます。
イランを訪れる前には、イランについての知識をしっかりつけておくことや、事前にSNSなどでイラン人と繋がっておくこといいと思います。
特に、宗教的なルールは厳格なです。
なので治安が良いとも言えますが、慣れていない外国人観光客は、間違えることもあります。
特に女性は注意が必要です。
スカーフを着け忘れたら街なかでも知らない人に怒られます。
外国人旅行客だからと言って許してはもらえないケースもあります。
厳格にルールを守ることが要求されますので、イランの宗教上のルールは把握してください。
注意するポイント⑥:日本人と思われた方が安全
「日本人=お金持ち」といったイメージが根付いている国は非常に多いです。
なので、治安の悪い国や地域では「強盗」や「ぼったくり」のターゲットとなってしまうケースがあります。
ですので、そう言った被害を避ける手段の1つとして、日本人観光客とは思われないようにするといった安全対策もあります。
ですが、イランでは日本人と思われた方が安全です。
そもそもイランは、治安が良いので、「強盗」や「ひったくり」などはそれほど頻繁に起こりません。
ですが、「アフガニスタン人」への差別意識がとても強くあります。
「麻薬」を密輸したり、「泥棒」をしたりするのはアフガニスタン人といった誤解があるようです。
アフガニスタン人と日本人の顔はとても似ています。
なので、「日本人」として認識された方がイランでは安全に過ごせます。
他にも中国人とも間違えられやすく、中国人に対してもあまり良い印象を持っていないのでこちらの対策のためにも、日本人であることはアピールしましょう。
注意するポイント⑦:闇両替屋を利用しないこと
他の国からの経済制裁を受けているイランでは、外貨を得ることがなかなか簡単ではありません。
なので、イランでは「外貨の価値」が非常に高くなっています。
正式な両替所とは違って「闇両替」が横行しています。
決められたレートではなく独自のレートで両替をする人がたくさんいます。
正規の両替所で交換するより得なように見せかけてきますが、実際は損をするケースが非常に多いです。
「闇両替」は、「お金をわざと間違って数えたり」、「レートをごまかしたり」と様々な手法でぼったくってきます。
中にはお金を持ってそのまま逃げ出すケースもあります。
イラン国内で両替をするならば、銀行を利用してください。
銀行であれば、多少レートが悪くても、闇両替のようなことは絶対におきません。
また、そもそも「闇両替」は犯罪行為なので使用しないでください。
注意するポイント⑧:夜の女性一人歩きは危険
近年では女性の「1人旅」や「バックパッカー」も増えています。
様々な国で1人旅を楽しんでいる女性の姿を見かけます。
イラン国内でも1人旅を楽しんでいる女性を見かけます。
イランは親日家の多い国ということもあり、女性1人旅でも安全に過ごせます。
夜にはライトアップされ昼間とは違った美しさがあるイランの街並みはとっても美しいです。
ですが、やはりあまりのも夜遅くに女性が1人で歩いているのは危険ですので、注意してください。
ある程度でホテルなどに戻るように心がけてください。
暗い道は避け、明かりのある大通りを帰るようにしてください。
何かあってからでは遅いので安全対策のためにも気を付けてください。
注意するポイント⑨:女性はチカンに注意
イランでは痴漢がおきています。
現地の方や、外国人観光客を相手に痴漢行為を働く人がいます。
バスや地下鉄、繁華街などの「人が多い場所」は要注意です。
人と人の距離が近いの空間なので痴漢が発生しています。
軽度な痴漢が非常に多く、見過ごされてしまうケースがあります。
非常に悔しい思いをしている女性も多いはずです。
そう言った被害に遭わないためにもきちんと対策しましょう。
必ずしも旅行者が同じ格好をする必要はありませんが、現地の方と同じような服装をすることは対策になります。
また、外国人観光客は目立ってしまいます。
現地の女性達と、同じような格好をするのが無難だと思います。
キャミソール等だけの肌の露出が多い服装は避けてください。
注意するポイント⑩:女性は服装に注意
宗教上の違いでもっとも大きい点は女性の服装です。
イラン人女性は、宗教上の理由で「体のライン」や「髪の毛」が露出するような服装はしてはいけません。
マントのようなものを羽織っているイメージがありますよね。
それは、ヒジャブと呼ばれる大きな布を被っているのです。
宗教上の理由で肌を出してはいけないというルールは外国人旅行者の女性も当てはまり、肌を露出していると街の男性や知らない人に注意されることもあります。
「郷に入っては郷に従う」なのでイランを旅行する際は、イランの文化をリスペクトする気持ちで、ヒジャブで髪や体を必ず隠す格好をしましょう。
そうすれば、痴漢などの犯罪に巻き込まれることも少なくなります。
治安のいいイランで、戦争の危険性はある?
2018年9月にイランの最高指導者である「ハメネイ師」はイランが戦争に突入する可能性はないと公式のウェブサイトで表明しました。
それに伴い、イラン革命防衛隊に対して防衛力を強化するよう呼び掛けました。
イランでは戦争が起こる可能性は非常に低いと思います。
争いではなく話し合いで解決する意志が政治に垣間見えます。
人々の「イラン・イラク戦争」の生々しい爪痕が残っていることも考えると戦争を始めにくいと思います。
治安のいいイランで、テロの危険性はある?
パキスタンとの国境付近ではテロの確率が非常に高いです。
また、軍を狙ったテロは今尚起こっているのが現状です。
最近では、イラン革命防衛隊の隊員をのせたバスが爆発し、隊員ら少なくとも27人が死亡、17人が負傷したという非常に悪質な事件がおき、これに対してイラン外務省報道官は「自爆攻撃によるテロ」であると指摘しました。
これに対して「ジャイシュ・アルアドル」と名乗るテロ組織が犯行声明を出しました。
大量の爆発物を積んだ車両をバスに衝突させたそうです。
1979年のイスラム革命から40年という記念日を迎えたイランでは非常に残念な事態となりました。
イラン革命防衛隊の幹部はこれに対し声明で「テロに対する報復行動は国内とは限らない」と指摘しました。
事件に諸外国の勢力が関与した可能性があるとの見方を示唆したことにより今後もテロ行為が行われるのではないかと予測します。
なので、国境付近では今後もまだ、テロの危険はあります。
また、世界情勢は、テロと非常に多くの結び付きがあります。
そんな中、アメリカのトランプ政権は「イラン革命防衛隊」を「テロ組織」に指定することを検討しているそうです。
これが実行すれば、外国政府の軍事部門での指定は初となります。
中東地域での、イランの影響力拡大を食い止める狙いがあるように見えるが、これに対してイラン政府は反発していく意向を示しました。
今後どう発展していくか非常に重要な決断が求められてきます。
情勢変化とテロは密接な関係がありますので、イラン観光の際には情勢も確認が必要です。
親日家や綺麗なモスク。イランは素敵な国なのです。
中東にあり「危険」と言ったイメージが先行してしまいます。
実際に、国境付近は今でも危険なエリアです。
しかし、観光地である主要都市では、治安も安定して観光にもってこいの場所なのです。
観光客も少なく、思いっきり楽しめる場所がイランなのです。
美しいモスクや豪華な宮殿、色鮮やかな庭園とどこを見ても綺麗です。
また、イラン人は綺麗好きな国民性で街も東南アジアと比べると格段に綺麗です。
なかなか、安定せず危険な中東ですが、その中にあるイランは安全な国と言ってもいいです。
今後の情勢などが気にはなりますが、それでも直接観光地に関わるようなことはないと思いまし。
ただ、テロの危険はどこにでも存在していますのでそこは注意してください。
きっと素敵な旅行ができますし、素敵な人たちが出迎えてくれます。
それがきっと最高の思い出になりますよ。
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