インド観光の魅力とは?
インドは、日本の約9倍の国土に13億人の人口が住んでいる大きな国です。
比較的観光名所が近くにあるエリアもありますが、複数都市を周るのであれば予想以上に移動時間がかかりますのでポイントを押さえて観光するのがおすすめです。
世界遺産が合計で38個(2019年7月現在)もあるインドは見どころが多く、観光するには魅力的な国です。
日本からも直行便が多くでていますので、長期休暇先として観光客に人気の国です。
Q.インド在住歴4年のfumi.aktさんだからこそわかるインドの観光の魅力は?
A. 混沌の中に不思議な魅力があります!
スパイスたっぷり、だけどクセになるインド独特の料理、カラフルでキラキラ、華やかな民族衣装、道路を堂々と闊歩する牛たち、おおらかで人懐っこいインド人たち。
日本とは似ても似つかない、非日常の世界が広がり、知れば知るほどその魅力にどんどんハマっていきます。
タージマハルやガンジス河だけではない、地域ごとのさまざまなインドの一面に触れて、ぜひお気に入りのインドを見つけてください!
Q.インドを実際に旅したSaraさんが感じたインドの観光の魅力は?
A.未だ見たことがない非日常の世界が見られます!
実際に行ってみたインドには、想像以上に非日常の世界が広がっていました。
道路を牛が歩き人々がひしめき合う混沌とした街、ガンジス川での火葬場の光景、陽気なインド音楽と踊り、ヒンドゥー教の宗教儀式など、数えるときりがないほどインドでは外に出るたびに驚きの連続です。
インドで見たその刺激的な景色は今でも心に強烈に残っています。
また、インド観光の魅力としてもう一つ外せないのが遺跡の素晴らしさ!
タージマハルを初めとするはムガル王朝時代のイスラーム建築の遺跡や、ヒンドゥー教の寺院、ジャイプールのピンク色の街並みなど、インドには美しい遺跡がたくさんあります。
遺跡好き、建築好きなら一度は行っておきたい国であることは間違いないです!
\インドの基本情報/
地名 | インド(インド共和国) |
---|---|
時差 | -3時間30分 |
フライト時間 | 9~10時間(成田から直行便あり) |
言語 | ヒンドゥー語 英語 その他複数の各州公用語 |
通貨 | インドルピー(INR) (66.77=100円) |
ベストシーズン | 11月から2月 |
気候 | 4~5月は暑季、6~10月は雨季、11~3月は乾季 |
国土が日本の約9倍もあるインドでは地域によって気候が異なります。たとえば、北部のデリー周辺では、冬の乾季でも20度くらいになり、暑季では40度を超える日もあります。一方で、ムンバイでは、年間通して気温差は少ないですが、高温多湿です。モンスーンのある雨季では、雨具が使えない程の豪雨になります。ヒマラヤ地方では、夏は涼しく避暑地ですが、冬場は観光できません。
メジャーな観光地であっても、トイレはあまり綺麗じゃないことが多いです。
特にローカルのレストランなどでは、トイレットペーパーが無いことが殆どなのでポケットティッシュを持ち歩くのがおすすめです。
地域によって治安状況も変わってきますが、特にインド北部の国境付近は危険度が高いのでご注意を。
地域によって食文化も異なります。
北ではナンなどの小麦、南では米がそれぞれ主流です。ぜひインドに来られた時にはターリーと呼ばれるインドの定食(南ではミールスと呼びます)を食べてみて欲しいです。
あと、南インドで食されるドーサもとても美味しいのでおすすめです。
在住者が教える!インドのおすすめ観光スポット10選
ここではインド在住歴4年とのfumi.aktさんとインドひとり旅を経験したSaraさんがおすすめするインドの観光スポットをご紹介します。
ここでご紹介するインドの観光スポットは以下の10つです。
- タージマハル(アグラ)
- アグラ城(アグラ)
- フマユーン廟(デリー)
- ラール・キラー(デリー)
- アンベール城(ジャプール)
- ハワー・マハール(ジャイプール)
- ガンジス河(バラナシ)
- ゴア
- ケララ
- ハンピ
続いてそれぞれの観光スポットを詳しくみていきます。
タージマハル(アグラ)
タージマハルのおすすめポイント!
よく見ると宝石でできた細かな象嵌細工の装飾が施されており、とても美しいです。
左右対称の均整のとれた姿は、ずっと眺めていたいほど荘厳でした。
近くのサリーショップでサリーやクルタをレンタルして記念撮影するのも良い思い出になると思います。
タージマハルが作り出すその完璧な左右対称が作り出す美しさには誰もが心を奪われます。
タージマハルは、よく正面から撮った左右対称の写真が紹介されていますが、実は四方向どこから見ても左右対称になっているんです!
私が訪れた時は、正面だけでなく横からもタージマハルをみてその美しさに浸っていました。
また、タージマハルを見るのにおすすめの時間帯は夕暮れ時。
西日に照らされたタージマハルはロマンチックな雰囲気になり、さらに美しさが増します!
愛する妻のために、国家予算を傾けるほど莫大な予算をかけて、ここまで壮麗な霊廟を造ったというエピソードを知ってから見学すると、より感動は大きいと思います。
また、タージマハルは川の対岸のマターブバーグ公園から見るのもおすすめです。
川と一緒にタージマハルを裏から眺めると、また違ったタージマハルの姿が見られて感動します。
デリーから200キロほど離れたアグラにあるのが、インドが誇るムガル建築の最高峰と言われるタージマハルです。
タージマハルはお城と思われている方も多いと思いますが、実は霊廟です。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妻の死に捧げた白大理石の霊廟は1632年から22年かけて建てられました。
当時の最高峰の建築家と工芸家を呼び寄せ、造営にはおよそ3万人もの職人がアラブやペルシャ、ヨーロッパから集められました。
国家が傾く程の莫大な費用をかけて、愛する妻のために立派な霊廟を建築したのは、ロマンチックストーリーとして今なお語り継がれています。
タージマハルの完成後、シャー・ジャハーンはさらに自分の霊廟を黒大理石で、タージマハルと同じ形で作る計画を建てますが、その計画に反対した実の息子によって、幽閉されてしまい、そのまま一生を終えました。
タージマハルはタージマハルの周囲に広がる美しいペルシア式庭園やモスクに描かれたイスラム建築を象徴とする幾何学模様や花や唐草模様などみどころ満載です。
サリーやインドの民族衣装を着て出かけて、タージマハルの前で記念撮影なんてインド観光の記念にぴったりですね。
タージマハルは、1983年にユネスコの世界遺産に登録されています。
金曜日は、休みなので注意して観光予定を組んでくださいね。
また、タージマハルのモデルになっているのが、デリーのフマユーン廟です。
\タージマハルについてもっと詳しく知りたい方はこちら!/
タージマハル観光の見どころは?歴史やアクセス、ツアー情報も紹介!タージマハルが建てられた歴史とは 「タージマハル」の歴史を知る上で欠かせないのが、「ムガル帝...
アグラ城(アグラ)
アグラ城のおすすめポイント!
広大な敷地内に様々な建築物がありますが、それぞれに異なった魅力があるので飽きません。
少し遠目ですが、アグラ城からタージマハルを眺めることができます。
タージマハルを建てたシャージャハーンが、アグラ城に幽閉された後、どんな気持ちでここからタージマハルを眺めていたのか、思いを馳せながら眺めるのも良いかと思います。
タージマハルからの移動もそれ程遠くないので、一緒に回るのがおすすめです。
園内は想像以上に広く、私は全部見て回るのに3時間ほどかかりました。
建物の迫力や装飾の美しさにももちろん感動しましたが、私が特に良かったと思ったのは、庭園です。
緑と調和したお城は、当時の宮廷生活も想像できて楽しいです。
アグラ城は、1565年から8年の歳月をかけてムガル帝国第3工程のアクバルによって建てられた城塞です。
赤砂岩の城塞の高さは約20mで周囲は2.5kmもの広さがあります。
歴代皇帝の居城として増改築や補強を重ねられ、現代のアグラ城が完成しました。
アグラ城建を着工したアクバル帝は、イスラム王朝でありながらヒンドゥー教徒の妃と結婚し、他宗教との融和をはかりました。
その影響からイスラムとインドゥー建築の両方の特徴がアグラ城には見受けられます。
現在は軍事施設として利用されているため、敷地内の一部のみ観光客へ公開されています。
豪華な内装の宮殿や白大理石をふんだんに使用した玉座、貴族専用のモスクなど美しい装飾や個性豊かな建築物が素敵です。
アグラ城とタージマハル間は、3kmくらいの距離なのでオート力車やタクシーなどで手軽に移動できます。
アグラ観光は、アグラ城とタージマハルを一緒に周るのがオススメです。
フマユーン廟(デリー)
フマユーン廟のおすすめポイント!
赤大理石と白大理石を組み合わせた幾何学的な模様が美しくて感動します。
フマユーン廟は、上部に登ることもでき、上から周りに広大な庭園広がる景色を眺めるのもおすすめ。
敷地内にはフマユーン廟以外にもいくつか霊廟やモスクがあり、そちらもフマユーン廟ほど保存状態はよくないものの、退廃的な魅力がありました。
特に夕陽に照らされる姿が美しいそうです。
着いたのが日が傾いた後になってしまったのですが、それでも十分素敵でした。
敷地内にある他の建築物も、見応えがあります。
フマユーン廟は、あのタージマハルのモデルにもなったといわれている建物で、ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの霊廟です。
イスラム様式とペルシア様式が融合したムガル建築の特徴が随所に表れています。
ペルシア様式の典型的な構造である線対称、知恵と秩序を表現しているといわれる正方形の庭園、総大理石造りの二重構造のドームが見どころのひとつです。
1565年から9年の歳月をかけてフマユーン帝のペルシア出身の妃ハージー・ベーガムが建築の指示を出して造られたといいます。
日の出と日没の時間帯が特に美しいと言われていますので、是非、時間を合わせて訪れてみてくださいね。
ラール・キラー(デリー)
ラール・キラーのおすすめポイント!
入り口から入ってすぐのラホール門がとても大きく、迫力があります。
門をくぐると小さなお土産屋さんが並んだバザールがあり、買い物もできます。
広大な庭園のような敷地内にいくつもの建築物が点在しており、お散歩気分で見て回れるのが気持ち良いです。
特に大理石でできた、貴賓謁見の間であるディワーニカースの細かな装飾が綺麗でした。
特に王様の謁見の間として使われていた建物が迫力抜群でした。
ラール・キラーは入場門を入ってすぐのところに、当時のバザールのようにお土産屋が並んでいて、ショッピングをすることもできます。
ラール・キラーは別名レッド・フォートと言われる赤砂岩が印象的な要塞です。
タージマハルを築いた5代皇帝のシャー・ジャヤーンは新しい都の中心としてラール・キラーを建設しました。
イギリス統治時代は軍事施設となり、インド大反乱以降はインド軍が使用しているため、こちらも一部のみ観光客へ公開されています。
1655年に建てられたラホール門は、ムガル帝国の主要都市であった現在はパキスタンにある地域ラホールのある西側を向いています。
イスラム教経典のコーランに書かれた楽園を具現化したといわれる優美な城で、地上の天国といわれていました。
当時は、金や銀、ルビー、サファイアやエメラルドなどの宝石で装飾されていました。
デリー観光で人気のスポットの旧市街オールドデリーにあるので、オールドデリー観光と一緒に行きましょう。
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アンベール城(ジャイプール)
アンベール城のおすすめポイント!
中の建物もそれぞれに細工が施されており、壁や天井一面に鏡細工が施された「鏡の間」が特に美しいです。
象タクシーに乗りたかったのですが、行列していて私達は乗れませんでした。
乗りたい方は朝一で行くのがおすすめです。
また、アンベール城の近くにある階段井戸も、チャンドバオリほど大きくはないですが、なかなか見応えがあります。
チャンドバオリまで足を伸ばす時間が無い方にはおすすめです。
象に乗ってお城まで行くので、王様やお姫様になった気分を味わえます。
そしてアンベール城の魅力はそのカラフルな装飾の美しさです。
特に「ガネーシャ門」は誰もが写真を撮りたくなるはず。
敷地はかなり広く、見どころも多いので、私はゆっくり見て回って4時間ほど滞在しました。
アンベール城の後ろには、ジャイプールの街を一望できるジャイガル要塞があり、そちらも合わせて観光するのがおすすめ。
30分ほど階段を上りますが、ジャイプールの、城壁が続く城塞都市らしい風景が見られます!
アンベール城はデリーの南西に約260km離れたラージャスターン州の州都ジャイプールにあります。
アンベール城は、16世紀初頭よりマハラジャ、マン・スィンにより増改築を繰り返し、17世紀に現在の形になりました。
ムガル帝国のイスラム様式とラージャスターンの伝統様式が融合した建築はとても美しく豪華です。
星型や草花の図案化などのアラベスク模様やフレスコ画、イスラム様式の幾何学的なデザインとヒンドゥーのカラフルな色彩が融合したラージプート様式。
見どころがたくさんあるので、事前に調べていくと更に楽しめてインド観光にオススメです。
また、小高い山の上にあるアンベール城まで象の背中に乗っていくことができる象タクシーも有名です。
カラフルにペイントされた象さんに乗って、マハラジャ気分に浸るのもいいですね。
ハワー・マハール(ジャイプール)
ハワー・マハールのおすすめポイント!
少し分かりづらいですが、ぐるっと回った裏側に入り口があります。
内側からジャイプールの街並みを見下ろすのも楽しいです。
小窓の周りにはカラフルなステンドグラスが施され、外からの光でキラキラ反射する姿も幻想的で綺麗です。
内側に登った後は是非、道を挟んだ向かいのカフェに入ってみてください。
また違った印象のハワーマハルを眺められるはず!
経年劣化で薄汚れてはいるものの、ピンク色に塗られた宮殿はやはり美しいです。
内側には、裏側から回って入ることができ、内側から見たハワー・マハールも、色合いが可愛らしく写真映えします。
宮殿の上に登ることもでき、ピンク色の宮殿から、当時の宮廷女性のように外の景色を眺めることも。
夕暮れ時は西日に照らされて特に美しいのでおすすめです!
ピンクシティの名前で有名なジャイプールのシンボルといえば、ハワー・マハールですね。
旧市街にある大通りに面したピンク色の鮮やかな宮殿、ハワー・マハールは別名風の宮殿と言われています。
なんと953個もの小さい窓があり、これは当時の宮廷にいる女性たちは顔を見られることが禁じられていた為、誰からも見られることなく街の様子を観察できるよう建設されました。
正面から見る美しいハワー・マハールもいいですが、小窓から街の様子を眺めるのも素敵です。
また、広々とした中庭や小窓のステンドグラスも美しく、ピンクシティを堪能できますよ。
ハワー・マハールの周辺には様々なお店が並んでいるので、雑貨やインド土産などを探してみるのもいいかもしれませんね。
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ジャイプール(ピンクシティ)観光のおすすめスポット15選!象のタクシーも【観光の前に】ジャイプールがピンクシティと呼ばれるようになった由来は? ジャイプールの歴史
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ガンジス河(バラナシ)
ガンジス河のおすすめポイント!
是非ガンジス河でボートに乗ってみてください。
沐浴する人、お祈りする人、洗濯する人など、インドの暮らしが垣間見れます。
プジャーでは、本当にたくさんのインド人の方たちが熱心にお祈りしていて、信仰心の深さを改めて感じました。
火葬場も見学しましたが、人の生死が特別なものではなく、日常のものとなっている場所で、いろいろなことを考えさせられました。
ちょっと早起きして、ガンジス河から朝日を見るのもおすすめです。
とても清々しく、心が洗われます。
私が訪れたインドの街のなかでもバラナシが特に一番汚かったですが、不思議と一番気に入った街でもありました。
ガンジス川観光で欠かせないのは、やはり沐浴。
実際、ガンジス川に行くと多くのヒンドゥー教徒の方たちが沐浴している様子が見られます。
また、火葬場もバラナシを訪れる人はほぼ必ず訪れる場所。
死とは人生とは何なのか、深く考えさせられます。
ヒマラヤ山脈中部からベンガル湾にかけてガンジス河は全長2525kmもあるインド最大の川です。
もっとも、南から北へ向かって流れる唯一の地として、バラナシのガンジス河はヒンドゥー教徒にとって巡礼の地とされています。
ガンジス河は聖なる川とされており、ヒンドゥー教徒は死後、バラナシという町で火葬されたあと、遺骨がガンジス河に流されます。
また、インド全土より年間100万人以上のヒンドゥー教徒が訪れ、沐浴と祈りを捧げます。
毎晩日没後に41番ダシャーシュワメード・ガートにてプージャというお祈りを捧げる儀式が行われます。
とても幻想的で神秘的な雰囲気の儀式なので、是非、見てみてくださいね。
インド観光をするなら、一度は訪れておきたい観光名所のひとつです。
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ゴア
ゴアのおすすめポイント!
バックパッカー向けホテルから高級リゾートホテルまで、幅広く宿泊施設が点在しています。
インドはお酒が禁止されている州もあったり、禁止ではなくてもなかなか手に入りづらい州もあったりするようですが、ゴアの地ビールはとても安く手に入ります。
ビール片手にホテルで海を眺めながらのんびり過ごすのも心地が良いです。
海沿いの州なので、シーフードも美味しいです。
また、ゴアはインドで3つの州または直轄領のみ合法化されているうちの最大のカジノ市場となっているので、ハメを外しすぎない程度に楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
ゴアは16~20世紀半ばまでポルトガル領だったため、現在も多くの西洋的な建物が見られ、1960年代以降はヒッピーの聖地として有名でした。
現在はインド屈指のリゾート地として高級ホテルも多く、スパやマリンスポーツやイルカウォッチングなどのアクティビティも豊富です。
アゴンダビーチやパロレムビーチなどリラックスできるビーチで夕日や読書など自由気ままな時間を過ごすのはいかがでしょうか。
他には、豪華で美しい聖アレックス教会や地元の人からは水の神様と崇められているダドハサガー滝、フランシスコ・ザビエルの遺体が安置されているボム・ジェズ・バシリカなど観光スポットが」満載ですよ。
ケララ
ケララのおすすめポイント!
自然に囲まれたのどかな雰囲気の中、心地良い風に吹かれながらおしゃべりしたりご飯を食べたり、とても癒されます。
川沿いに暮らす方々の生活を垣間見れたり、時には手を振ってくれる子供たちもいました。
ボートに宿泊できるプランもあるそうですが、水辺なので蚊などの虫除け対策は必須です。
街中の観光名所を自転車で見て回ったり、「カタカリ」と呼ばれるケララの伝統舞踊を見に行くのもおすすめです。
ケララはアーユルヴェーダ発祥の地として、アーユルヴェーダ体験をメインに観光される方が多いです。
アーユルヴェーダは、5000年の歴史を持つと言われる病気を予防し、心と身体の健康を保つことを目的としたものです。
数多くのアーユウヴェーダ施設があり、長期滞在して体調を整えることもできます。
自然豊かで水郷地帯もあることから、ハウスボートクルーズやスパイス農園見学など自然と一体化できる体験ができますよ。
またケララにはスパイスの産地としても有名で、スパイスをふんだんに使った南インド料理もオススメですよ。
魚介やココナッツも多く使われ、お米を食べるので日本人の口にも合うと評判です。
ハンピ
ハンピのおすすめポイント!
そんな岩山だらけのところにさまざまな遺跡が点在しています。
山車のようなユニークな建築のあるヴィッタラ寺院やハンピ最古の寺院、ヴィルーパークシャー寺院など、どの遺跡も見応えがありますが、マータンガ丘から眺める、岩山や椰子の木に囲まれてひっそり佇むアチュタラーヤ寺院がとても神秘的で印象に残りました。
アクセスはあまり良くないですが、一見の価値ありです。
インドで定番の人気観光スポット11選
ここでは先ほど紹介しきれなかったインドで定番の人気観光スポットを11個ご紹介します。
- チャンド・バオリ
- エローラ石窟群
- カジュラホ
- リシケシュ
- ブッダガヤ
- メヘランガール城塞(ジョードプル)
- コルカタ
- チェンナイ
- ラダック
- ダージリン
- ムンバイ
それではそれぞれの観光スポットを詳しく見ていきましょう。
チャンド・バオリ(ジャイプール郊外)
チャンド・バオリか深さ30m、1辺35m方形もあるインド最大の階段井戸のひとつです。
2006年に製作された映画「落下の王国」のロケ地としても有名となり、SNSでも話題の観光スポットです。
美しく配置された13階にもわたる層に3500段の階段が幾何学模様を描き、絶景が待っています。
場所はジャイプールとアグラの中間程にあるため、車移動の途中にスケージュルを組み込むのがベターです。
エローラ石窟群
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世界でとてもめずらしい3つの宗教が一同に会するエローラ石窟群は、1983年に世界遺産に登録されています。
エローラ石窟群は、南北に約2.5kmという広大な大きさに、長い年月をかけて人力で掘られた34もの石窟です。
仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの異なる宗教の石窟寺院や修道院などがあり、繊細な彫刻や人力とは思えない壮大な石窟群に驚かれることでしょう。
特にオススメは、ヒンドゥー教石窟群の第16窟カイラーサ寺院で、約150年の歳月をかけ、約5000人の職人の手に作られた寺院は圧巻。
仏教石窟群とヒンドゥー石窟群は比較的近いのですが、ジャイナ教石窟群へは、800m程離れているので、リキシャーを利用して移動するのがオススメです。
カジュラホ
1986年に世界遺産に登録された、10~13世紀に栄えたチャンデラ王朝によって建設されたものです。
およそ200年間でヒンドゥー教とジャイナ教の寺院が85造られたといわれていますが、現在は25寺院が残っています。
愛の彫刻として知られる官能的なミトゥナ像やアプサワ像で外壁は覆われています。
その中でもシヴァ神を祀ったカンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院は最も高い部分で30mあり細部まで細かい彫刻がされていて素晴らしいです。
カジュラホは、デリーから飛行機で4時間30分、鉄道で5~6時間ほど南東に離れた場所にあります。
リシケシュ
リシケシュはヨガの聖地とよばれ、町を歩けば多くのヨガ修行者やサドゥーに出会います。
街の中心にガンジス河があり、お寺、お土産屋さんやアシュラムというヨガ道場が数多くあります。
日没後にはガンガー・アルティーと呼ばれる祈りの儀式がありますので、見学するのもオススメです。
また、リシュケシュでは街全体がベジタリアンでお酒も禁止されています。
ベジタリアンしか食べられないと不安になるかもしれませんが、本場インドのベジタリアンカレーはとても美味しくてクセになりますよ。
ブッダガヤ
まずブッダが長い瞑想の末に悟りを開いたといわれる聖地マハーボーディ寺院は、世界中から多くの仏教徒が訪れています。
苦行をやめて下界へ降りてきたブッダにミルク粥を提供し、悟りを開くきっかけとなったスジャータ。
スジャータ村には、スジャータの家の跡地にストゥーパとブッダがミルク粥を受け取ったとされる場所にスジャータ寺があり、こちらも観光スポットです。
ブッダガヤから車で1時間くらい離れた所に、ブッダが修行をしたといわれている前正覚山があり、ブッダが断食と瞑想をした洞窟もあります。
ヒンドゥー教の色が濃いインドですが、たとえ宗教に興味がなくても何かテーマを決めて旅をする日を設けるのも旅を印象深くするコツかもしれません。
メヘランガール城塞(ジョードプル)
インドでピンクシティといえばジャイプールですが、ブルーシティと呼ばれているのが、ジョードプルです。
ジョードプルにあるメヘランガール城塞は、1459年にジョードプルを開いたラオ・ジョーダ王によって高さ120mの切り立った岩山に建てられました。
マハラジャが贅を凝らした豪華なステンドガラスや鏡や絵画、細かい装飾が施された部屋を見学できます。
さて、メヘランガール城から街を眺めるとブルーにペイントされた家がありブルーシティと呼ばれている所以です。
これは諸説ありますが、外遊駆除説やバラモンカーストの家を青く塗るように王から命じられた等あります。
今では、カーストに関係なくブルーにペイントされて、とても可愛らしく観光客にも人気の街です。
ちなみにアニメのワンピースに登場するモデルにもなっているそうですよ。
コルカタ
コルカタはインドの西側に位置し、人口密度がデリーやムンバイ以上でインドの熱気と喧騒をダイレクトに感じられる街の一つです。
コルカタといえば、ノーベル平和賞受賞したマザー・テレサが活動の拠点としていたマザーハウスがあり、生前に暮らしていた部屋や博物館などがあります。
また、事前登録すればボランティアに参加することもできますので、興味のある方はコルカタ観光と一緒にいかがでしょうか。
他にも、インド博物館、ビクトリア記念堂やアジア人初ノーベル文学賞受賞した詩人のタゴールの生家などあります。
イギリス植民地時代前半に首都的機能を持っていたので、歴史好きの方にもオススメの観光地です。
チェンナイ
チェンナイは、イギリス植民地時代にはマドラスと呼ばれ1996年にチェンナイに改名し、インド4大都市のひとつです。
南インドの玄関口といわれ、世界で2番目の長さを誇るマリナビーチやヒンドゥー教徒のカーパーレーシュワラ寺院など見所も多く人気の観光地です。
他にも、東インド社の本拠地として建てられたセント・ジョージ砦の要塞博物館、イギリス植民地時代のコロニアル風住居、数多くのヒンドゥー教寺院がありオートリキシャでシティ探索もオススメです。
チェンナイの人達は、公用語のヒンドゥー語でなくタミル語を話し文字も特徴的で北インドと異なり興味深いですね。
ラダック
標高3650mの場所にあるインドの秘境と呼ばれる町、ラダック。
もともとはチベットの一部でチベット民族が多く、自給自足に近いような暮らしをしています。
インドの中でも特に人気の観光地で絶景を眺めることができ、人々はシャングリラと呼びます。
世界一標高の高い場所にある塩湖パンゴン湖は、ターコイズブルーに輝き人々を癒します。
大人気インド映画「きっと、うまくいく」のロケ地となり、注目を集めていますよ。
他にもヌブラ渓谷ではキャンプやラクダに乗ったり、チベット寺院巡り、チベット料理を堪能したり楽しみが多いです。
標高が高い為、冬期間はホテルやレストランが休業していますので、12月から2月頃までは観光は避けるのがオススメです。
ダージリン
ネパール、ブータン、バングラディシュに囲まれた標高2000m以上の高原地帯にあり、イギリス植民地時代はイギリス人の避暑地として人気でした。
1852年にスコットランド出身のトバート・フォーチュンが2万株の茶樹や種を植樹したことがはじまりとなり、ダージリンは世界最高の紅茶の産地となりました。
インド観光ではミルクの入ったチャイを飲む機会が多いと思いますが、ダージリンでは本場のダージリンティーを飲んでみませんか。
もちろんお茶以外にも、アジア最古の登山鉄道ダージリン・ヒマラヤ鉄道、タイガーヒルと呼ばれる展望台で標高8586mの世界3位のカンチェンジュンガ山の日の出鑑賞など旅の一生の思い出になるような経験が待っていますよ。
ムンバイ
インドといえば忘れてはならいのが、ボリウッド映画ですね。
ボリウッド映画の製作中心地であるムンバイは商業や娯楽の中心地で経済の中心地となっています。
ムンバイでは、観光だけでなくボリウッド映画鑑賞にも挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
2004年に世界遺産に登録されたチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅は息を飲む美しさです。
他にも1911年に建てられたインド門、世界遺産の石窟群エレファンタ島、マハーラシュトラ警察本部、ハジ・アリ霊廟など観光スポットが数多くあります。
インド観光にビザは必要?
インド観光にはビザ(査証)が必要になります。
一般的な観光ビザ取得方法は、申請者居住地管轄の大使館や総領事館で申請します。
遠方の方は郵送でも可能ですが、2~3週間かかりますので、時間に余裕をもって申請しましょう。
次に、インドe-VISA申請というオンライン上で手続きをし、ビザ発給承認を得てからインドへ入国する方法です。
これは、大使館などを通さずにオンライン上で申請できるので手軽でおすすめですが、年間2回までの申請となっています。
最後に、インド到着時に申請するアライバルビザで入国する方法です。
インド国内6空港(デリーやムンバイ他)で取得可能で、申請用紙はインド行きの飛行機内でも入手可能です。
ビザを取得しない限り入国できませんので、余裕をもって大使館のサイトなどで必要書類や手続き方法をしっかり調べてくのが安心ですね。
オンラインの手続きのみでビザが取得できるのでおすすめです。
ただ、入力するときに情報を間違ったまま入金まで終えてしまうと、変更ができないのでご注意ください!
人生に一度はインド観光へ行ってみませんか
インドは旅好きにとって人気の観光地ですが、好き嫌いが分かれるとも言われていますね。
今回紹介した観光地を見てわかるように、地域によって景色や食事、言葉など全く異なりますので、お好みの街を選んで観光するのがおすすめです。
人生に一度は行ってみたいインド。
今回のインド観光の記事を参考にして、インド旅行の計画立ててみてはいかがでしょうか。
以下の記事もインド観光に役立ちます!ぜひご活用ください。
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旅が好きな女子大生。
19歳の時に「まだ知らない世界を自分の目で見てみたい!」と思い立ち、大学一年生の春休み、初めての一人海外旅行でインドへ2週間滞在!
インドの混沌と街の汚さには驚きましたが、その一方でまた行きたいと思えるようなインドの魅力も存分に感じました。
渡航歴:イタリア/オーストラリア/カナダ/ベトナム/インド/カンボジア/イラン/アゼルバイジャン/ジョージア
instagram:
現在インド駐在4年目。
行く先々でインドの新たな一面に触れ、その魅力にどんどんハマってきています。
旅行が好きで、これまでに15カ国を訪れました。
(韓国/フィリピン/モルディブ/マルタ/イタリア/インド/シンガポール/タイ/ギリシャ/インドネシア/スリランカ/エジプト/オマーン/マレーシア/ベトナム)
絶景スポットや世界遺産巡り、綺麗な海が好きです。